JP5667515B2 - 背面板の取付構造及び取付治具 - Google Patents

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Description

本発明は、高架道路、高架鉄道等の桁下裏面の小梁に取り付けられる背面板の取付構造及び取付治具に関する。
例えば、高架道路や高架鉄道等(以下、単に、高架道路等ともいう。)の桁下裏面に設けられた小梁には、交通騒音レベルの低減のため、地上の一般道路等の交通騒音等を吸音する吸音システムが設置されている。この吸音システムは、小梁間に設けられ、騒音等を吸音する吸音材と、吸音材に対して地上側に位置するように小梁の下側フランジ部に取り付けられ、化粧部材となるルーバーと、吸音材に対して桁側に位置するように小梁の上側フランジ部に取り付けられ、吸音システムの背面部となるとともに、桁及び吸音システムの施工、点検及び補修等の作業時に作業用の足場となる背面板とを備えている。
このような吸音システムの背面板を小梁の上側フランジ部に取り付ける取付治具としては、例えば特許文献1のようなものがある。特許文献1の背面板の取付治具は、小梁の上側フランジ部の縁部に係止される略コ字形のクリップ部の上面中央部に垂直上向きにボルトが一体に設けられ、小梁の上側フランジ部の両縁部に取り付けられる一対のクリップボルトと、両端部にクリップボルトのボルトが挿通される長孔状の貫通孔が形成され、一対のクリップボルトの水平方向の動きを拘束する拘束板とを有する。
このような特許文献1の背面板の取付治具は、背面板を小梁の上側フランジ部に敷設する敷設作業の前に、上側フランジ部の縁部にクリップ部を係止し、上側フランジ部の両縁部に一対のクリップボルトを取り付ける。次いで、上側フランジ部に取り付けられた一対のクリップボルトをそれぞれ貫通孔に挿通させて、拘束板をクリップボルト上に配置する。次いで、背面板の敷設作業を行う。このとき、背面板に形成された挿通孔に、上側フランジ部に配置されたクリップボルトを挿通させて、背面板を、クリップボルト上に敷設する。次いで、挿通されたクリップボルトのボルトにナットを締め付けて、クリップボルトに背面板を固定する。以上のようにして、特許文献1の背面板の取付治具は、背面板を小梁に取り付ける。
しかしながら、特許文献1の背面板の取付治具は、クリップボルトのボルトにナットを締め付けることで、クリップボルトに背面板を直接固定しているが、小梁に対しては、クリップ部が係止されているだけである。特許文献1の背面板の取付治具は、拘束板を備えているが、この拘束板は、一対のクリップボルトの抜け止め(脱落防止)を図っているに過ぎない。したがって、特許文献1の背面板の取付治具は、小梁に対して、直接固定しているものではなく、固定力が弱く、背面板の取付強度が弱い。
更に、特許文献1の背面板の取付治具は、小梁の上を歩いて、足場の無い状態で小梁の上にクリップボルトを配置しなくてはならず、作業性が悪い。更に、背面板を配置するときには、背面板の挿通孔を、小梁の上に配置されているクリップボルトのボルトに位置合わせを行いつつ配置しなければならず、作業性が悪い。
更に、特許文献1の背面板の取付治具のクリップボルトは、ボルトをクリップ部に例えば溶接等で一体に設けた特殊なボルトであるので、コストが高く、施工コストが高くなってしまう。
特許第3196138号公報
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、背面板の取付強度を一層高めることができ、更に、作業性が良く、安価に施工することができる背面板の取付構造及び取付治具を提供することを目的とする。
本発明の背面板の取付構造は、橋梁の桁下裏面側に設けられた支持部材の、ルーバーが取り付けられた側と反対側に取り付けられる背面板の取付構造である。具体的に、本発明の背面板の取付構造は、フランジ部を有する支持部材と、支持部材のフランジ部上に端部が相対して位置するように、長手方向に複数個敷設された背面板と、フランジ部上に端部が相対して位置する長手方向に隣り合う一対の背面板をフランジ部に取り付ける取付治具とを備える。
そして、背面板の取付構造の取付治具は、一対の背面板の一方の背面板をフランジ部に取り付ける第一のクリップ部材と、他方の背面板をフランジ部に取り付ける第二のクリップ部材と、第一のクリップ部材と第二のクリップ部材とを締結する締結部材とを有する。なお、締結部材としては、従来公知の締結部材等を使用することが可能であり、例えば、締結ボルト及び締結ナットのセットを採用することができる他、リベット等も採用することが可能である。そして、第一及び第二のクリップ部材は、本体部と、本体部の一端に設けられ、フランジ部に係止される略コ字状のクリップ部と、本体部の他端に本体部に対して略垂直に設けられ、締結部材が背面板と略平行に挿通される貫通孔が形成された取付部とを有する。そして、背面板の長手方向の端部には、フランジ部に対応する位置に、クリップ部が挿通される挿通孔が形成されている。
そして、背面板の取付構造の取付治具は、第一のクリップ部材のクリップ部が、一方の背面板の挿通孔に挿通され、フランジ部の一端に係止され、フランジ部の一端と一方の背面板とを挟み込むように取り付けられ、第二のクリップ部材のクリップ部が、他方の背面板の挿通孔に挿通され、フランジ部の他端に係止され、フランジ部の他端と他方の背面板とを挟み込むように取り付けられて、第一及び第二のクリップ部材がフランジ部の両側に対向するように取り付けられ、第一及び第二のクリップ部材の取付部が突き合わされた状態で、第一及び第二のクリップ部材の貫通孔に、締結部材が挿通されて締結されることで固定される。
更に、本発明の背面板の取付治具は、フランジ部上に端部が相対して位置する長手方向に隣り合う一対の背面板の一方の背面板をフランジ部に取り付ける第一のクリップ部材と、他方の背面板をフランジ部に取り付ける第二のクリップ部材と、第一のクリップ部材と第二のクリップ部材とを締結する締結部材とを有する。そして、第一及び第二のクリップ部材は、本体部と、本体部の一端に設けられ、フランジ部に係止される略コ字状のクリップ部と、本体部の他端に本体部に対して略垂直に設けられ、締結部材が背面板と略平行に挿通される貫通孔が形成された取付部とを有する。
そして、背面板の取付治具は、第一のクリップ部材のクリップ部が、一方の背面板の長手方向の端部のフランジ部に対応する位置に形成された挿通孔に挿通され、フランジ部の一端に係止され、フランジ部の一端と一方の背面板とを挟み込むように取り付けられ、第二のクリップ部材のクリップ部が、他方の背面板の長手方向の端部のフランジ部に対応する位置に形成された挿通孔に挿通され、フランジ部の他端に係止され、フランジ部の他端と他方の背面板とを挟み込むように取り付けられ、第一及び第二のクリップ部材がフランジ部の両側に対向するように取り付けられて、第一及び第二のクリップ部材の取付部が突き合わされた状態で、第一及び第二のクリップ部材の貫通孔に、締結部材が挿通されて締結されることで固定される。
更に、背面板は、山部と谷部とが連続した波形状の断面を有する波形プレートであってもよい。
更に、背面板は、長手方向に直交する幅方向に、一つの背面板と、一つの背面板を裏返した他の背面板とが順次連続するように、複数個敷設されており、一つの背面板の幅方向の最も端部側の山部の上には、他の背面板の最も端部側の山部が重ね合わされているようにしてもよい。
本発明によれば、第一のクリップ部材のクリップ部がフランジ部の一端に係止され、第二のクリップ部材のクリップ部がフランジ部の他端に係止されて、第一及び第二のクリップ部材が、フランジ部の両側に対向するように設けられ、第一及び第二のクリップ部材が対向する向きに背面板と略平行に設けられた締結部材によって、取付部同士が締結されている。したがって、本発明によれば、第一及び第二のクリップ部材には、締結部材による締結力により、一対の背面板とフランジ部とを、フランジ部の両端側から挟み込むような力が働き、取付治具をフランジ部に強固に取り付けることができる。よって、本発明によれば、背面板の取付強度を一層高めることができる。
更に、本発明によれば、背面板の敷設作業完了後に、第一及び第二のクリップ部材のクリップ部を、背面板に形成された挿通孔を挿通させて、フランジ部に係止することで、第一及び第二のクリップ部材をフランジ部に取り付ける取付治具の配置作業を行うことができる。更に、その後、締結部材によって取付部同士を締結することで、取付治具による背面板の固定作業を行うことができる。したがって、本発明によれば、背面板を足場として背面板の上を歩きながら、取付治具の配置作業及び取付治具による背面板の固定作業を行うことができる。よって、本発明によれば、作業性の向上を図ることができる。
更に、本発明によれば、取付治具が、例えば鋼板等を折り曲げ成形して形成可能なクリップ部材と、汎用品の締結部材とで構成されているので、従来の取付治具のような特殊なボルトで構成されておらず、従来の取付治具よりも、加工が簡単で、安価に製造可能であり、安価に施工することができる。
本発明に係る高架道路等の桁下裏面側の吸音システムが実施される部分の縦断面図である。 本発明を適用した取付構造の斜視図である。 本発明を適用した取付構造の縦断面図である。 本発明を適用した取付構造の分解斜視図である。 本発明を適用した取付構造の平面図である。 本発明を適用した取付構造の背面板にカバー部材を設けた変形例の斜視図である。 本発明を適用した取付構造の背面板にカバー部材を設けた変形例の縦断面図である。 本発明を適用した取付構造の背面板にカバー部材を設けた変形例の分解斜視図である。 本発明を適用した取付構造の背面板の敷設方法の変形例の縦断面図である。
以下、本発明を適用した背面板の取付構造及び取付治具について、図面を参照して説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.概説
2.背面板
3.取付治具
4.取付方法
5.背面板にカバー部材を設けた変形例
6.背面板の敷設方法の変形例
7.その他の変形例
[1.概説]
図1に示すように、例えば高架道路や高架鉄道等2(以下、単に、高架道路等ともいう。)の桁下裏面には、交通騒音レベルの低減のため、地上の一般道路3等の交通騒音等を吸音する吸音システム1が設置されている。具体的に、吸音システム1は、高架道路等2の桁下裏面側に吊り材4によって吊り下げられた支持部材となる横梁5に、水平方向に取り付けられている。
ここで、図2に示すように、高架道路等2の裏面側に主桁から吊り材4で吊り下げられた横梁5は、例えばH形鋼であって、図示例では高架道路等2の長手方向に間隔をあけて、道路幅方向に略水平に設置されている。このとき、横梁5は、一対のフランジ部6,7が高さ方向に並ぶように設けられている。
このような横梁5に取り付けられた吸音システム1は、図1乃至図3に示すように、高架道路等2の長手方向に隣り合う横梁5間にそれぞれ設けられ、騒音等を吸音する吸音材8と、吸音材8に対して地上側に設けられ、化粧部材となるルーバー9と、吸音材8に対して桁側に設けられ、吸音システム1の背面部となるとともに、桁及び吸音システム1の施工、点検及び補修等の作業時に作業用の足場となる背面板10とを備えている。ルーバー9は、横梁5の下側フランジ部7に水平方向に敷設され、下側フランジ部7に、取付治具によって取り付けられている。背面板10は、横梁5の上側フランジ部6に水平方向に敷設され、上側フランジ部6に、本発明を適用した取付治具20によって取り付けられている。
このような吸音システム1は、高架道路等2の桁下裏面側に付設されることで、所謂裏面吸音効果を発現する。すなわち、地上の一般道路3等を走行する車両の騒音は、ルーバー9の間から吸音材8に入射され、吸音材8に吸音される。このとき、背面板10は、吸音材8の背面側に設けられることで、地上側から吸音材8に入射されて吸音材8を透過した騒音が桁側に漏れないように、吸音材8を透過した騒音を吸音材8に反射させる。
[2.背面板]
図2及び図4に示すように、横梁5の上側フランジ部6に取り付けられた背面板10は、例えば鋼板を折り曲げ成形して形成されており、山部11と谷部12とが順次連続した波形状の断面を有する長尺な波形プレートである。山部11は、第一の平坦面13と、第一の平坦面13と連続し、第一の平坦面13に対して傾斜した側面14とからなり、谷部12は、山部11の側面14と連続する第二の平坦面15からなる。なお、平坦面は、必ずしも平坦でなくてもよく、例えば湾曲していても凹凸状であってもよい。また、側面14は、第一の平坦面13及び第二の平坦面15に対して、略垂直に設けられるものであってもよい。
このような背面板10は、横梁5の上側フランジ部6の上面6aに、谷部12(第二の平坦面15)を当接させて、波形の筋方向の両端部16a,16bが上側フランジ部6の上面6aに位置するように、波形の筋方向を高架道路等2の長手方向に向けて、高架道路等2の長手方向に複数個敷設されている。すなわち、一つの横梁5の上側フランジ部6の上面6aには、高架道路等2の長手方向に隣り合う一方の背面板10aの一端部16aと他方の背面板10bの他端部16bとが、間に、施工又は加工誤差や熱的な伸縮を吸収する若干の隙間17をあけて、相対するように敷設されている。そして、このような一対の背面板10a,10bは、本発明を適用した取付治具20によって、一つの横梁5の上側フランジ部6に取り付けられる。なお、一対の背面板10a,10bを、隙間17をあけずに敷設するようにしてもよい。
更に、背面板10の谷部12の波形の筋方向の両端部16a,16bの近傍には、背面板10が横梁5の上側フランジ部6に敷設されたときに、上側フランジ部6の縁部6b,6cと対応する位置に、円形状の挿通孔18,18が形成されている。この挿通孔18には、後述する取付治具20のクリップ部23が挿通される。具体的に、図5に示すように、挿通孔18は、背面板10が横梁5の上側フランジ部6に敷設されたときに、上側フランジ部6の露出幅w1が、クリップ部23の幅w2よりも大きくなるように形成されている。これにより、クリップ部23は、挿通孔18の内周と接触することなく、上側フランジ部6に突き当てることができる。なお、挿通孔18は、円形状に限定されるものではなく、取付治具20のクリップ部23が挿通可能で、上側フランジ部6に突き当て可能なものであれば、如何なる形状でもよく、例えば、矩形状、楕円形状、多角形状等であってもよい。
[3.取付治具]
図3及び図4に示すように、一対の背面板10a,10bを一つの横梁5の上側フランジ部6に取り付ける取付治具20は、一方の背面板10aを上側フランジ部6に取り付ける第一のクリップ部材21aと、他方の背面板10bを上側フランジ部6に取り付ける第二のクリップ部材21bと、第一のクリップ部材21aと第二のクリップ部材21bとを締結する締結ボルト31及び締結ナット32とを備えている。
取付治具20を構成する第一及び第二のクリップ部材21a,21bは、例えば鋼板を折り曲げ成形して形成されており、それぞれ、平面視略矩形をなす本体部22と、本体部22の一端に設けられたクリップ部23と、本体部22の他端に設けられた取付部24とを有する。
クリップ部23は、図3及び図4に示すように、本体部22の一端側が本体部22の一主面22a側に2度略直交に折り曲げられて、断面略コ字状に設けられている。このとき、クリップ部23の先端部23aは、本体部22の一主面22aに対して、略平行で、上側フランジ部6の厚さと背面板10の厚さとを足した距離と略同じ又はやや長い距離離間するように設けられている。
このような第一のクリップ部材21aのクリップ部23は、図4に示すように、上側フランジ部6の上面6aに背面板10が敷設された後に、上方(桁側)から一方の背面板10aの挿通孔18に挿通される。そして、第一のクリップ部材21aのクリップ部23は、上側フランジ部6の一方の縁部6bに係止されて、本体部22とで、上側フランジ部6の一方の縁部6bと一方の背面板10aの谷部12とを挟み込むように取り付けられる。
また、第二のクリップ部材21bのクリップ部23は、第一のクリップ部材21aのクリップ部23と同様に、上側フランジ部6の上面6aに背面板10が敷設された後に、上方から他方の背面板10bの挿通孔18に挿通される。そして、第二のクリップ部材21bのクリップ部23は、上側フランジ部6の他方の縁部6cに係止されて、本体部22とで、上側フランジ部6の他方の縁部6cと他方の背面板10bの谷部12とを挟み込むように取り付けられる。
取付部24は、図3及び図4に示すように、本体部22の他端側を、クリップ部23が折り曲げられた方向とは反対側の本体部22の他主面22b側に他主面22bに対して略垂直に折り曲げて設けられている。第一及び第二のクリップ部材21a,21bの取付部24,24は、図3に示すように、第一のクリップ部材21aのクリップ部23が上側フランジ部6の一方の縁部6bに取り付けられ、第二のクリップ部材21bのクリップ部23が上側フランジ部6の他方の縁部6cに取り付けられたときに、突き合うように設けられている。換言すると、第一及び第二のクリップ部材21a,21bの本体部22は、クリップ部23が縁部6b,6cに取り付けられたときに、取付部24,24同士が突き合うような長さを有している。なお、取付部24は、他主面22bに対して、垂直よりもやや大きく又は小さく傾けて設けるようにしてもよい。
更に、取付部24の略中央部には、貫通孔25が形成されている。第一及び第二のクリップ部材21a,21bの取付部24,24は、図3に示すように、互いに突き合わされた状態で、一方のクリップ部材、例えば第一のクリップ部材21a側から両貫通孔25,25に、締結ボルト31が、第一及び第二のクリップ部材21a,21bが対向する向きに向けて背面板10と略平行な水平方向に挿通され、挿通された締結ボルト31に他方のクリップ部材、例えば第二のクリップ部材21b側で締結ナット32が締め付けられることで、締結される。なお、締結ボルト31及び締結ナット32は、一般的なボルト部材及びナット部材である。更に、取付部24,24同士をリベット等で締結するようにしてもよい。
[4.取付方法]
背面板10を取付治具20によって横梁5の上側フランジ部6に取り付けるにあたっては、図4に示すように、先ず、背面板10を、横梁5の上側フランジ部6の上面6aに敷設し、背面板10の敷設作業を行う。具体的には、背面板10を、横梁5の上側フランジ部6の上面6aに谷部12(第二の平坦面15)を当接させて、波形の筋方向を高架道路等2の長手方向に向けて、高架道路等2の長手方向に複数個敷設する。このとき、背面板10の波形の筋方向の両端部16a,16bが、横梁5の上側フランジ部6の上面6aに位置するように敷設する。すなわち、一つの横梁5の上側フランジ部6の上面6aには、高架道路等2の長手方向に隣り合う一方の背面板10aの一端部16aと他方の背面板10bの他端部16bとが敷設される。以上のようにして、先ず、背面板10の敷設作業を行う。
次いで、取付治具20を上側フランジ部6に配置する配置作業を行う。具体的に、一つの横梁5の上側フランジ部6の上面6aに敷設された一方の背面板10aの挿通孔18と上側フランジ部6の一方の縁部6bとの位置合わせを行う。更に、他方の背面板10bの挿通孔18と上側フランジ部6の他方の縁部6bとの位置合わせを行う。そして、第一のクリップ部材21aのクリップ部23を、一方の背面板10aの挿通孔18を挿通して、上側フランジ部6の一方の縁部6bに係止し、第一のクリップ部材21aの本体部22とクリップ部23とで、上側フランジ部6の一方の縁部6bと一方の背面板10aの谷部12とを、互いに近接する方向に挟み込むように取り付ける。更に、第二のクリップ部材21bのクリップ部23を、第一のクリップ部材21aのクリップ部23と同様に、他方の背面板10bの挿通孔18を挿通して、上側フランジ部6の他方の縁部6cに係止し、第二のクリップ部材21bの本体部22とクリップ部23とで、上側フランジ部6の他方の縁部6cと他方の背面板10bの谷部12とを、互いに近接する方向に挟み込むように取り付ける。
次いで、取付治具20による背面板10の固定作業を行う。具体的に、第一及び第二のクリップ部23,23が縁部6b,6cに取り付けられた状態で、第一のクリップ部材21aの取付部24と第二のクリップ部材21bの取付部24とを突き合わせる。そして、締結ボルト31を、第一のクリップ部材21a側から第一及び第二のクリップ部材21a,21bの貫通孔25,25に、第一及び第二のクリップ部材21a,21bが対向する向きに向けて背面板10と略平行な水平方向に挿通させる。そして、挿通された締結ボルト31に第二のクリップ部材21b側で締結ナット32を締め付け、取付部24,24同士を締結する。以上のようにして、図2及び図3に示すように、一対の取付治具20は、一つの背面板10を、横梁5の上側フランジ部6に取り付ける。
このように、横梁5と背面板10と取付治具20とからなる取付構造では、上側フランジ部6に対向するように設けられた取付治具20の第一及び第二のクリップ部材21a,21bのクリップ部23,23に、第一及び第二のクリップ部材21a,21bが対向する向きと同じ向きに向けて背面板10と略平行な水平方向に設けられた締結ボルト31と締結ナット32による締結力により、一対の背面板10と一つの横梁5の上側フランジ部6とを、上側フランジ部6の両縁部6b,6c側から挟み込むような力が働く。したがって、この取付構造では、取付治具20の締結ボルト31と締結ナット32による締結力を有効に利用して、取付治具20を一つの横梁5の上側フランジ部6に確実で強固に取り付けることができる。よって、この取付構造では、背面板10の取付強度を一層高めることができる。
更に、この取付構造では、取付治具20の第一及び第二のクリップ部材21a,21bが、本体部22とクリップ部23とで、上側フランジ部6と背面板10とを挟み込むように取り付けられている。したがって、この取付構造では、取付治具20の本体部22で、背面板10を上側フランジ部6に押さえ付けることができる。よって、この取付構造では、背面板10を上側フランジ部6に強固に取り付けることができる。
更に、この取付構造では、取付治具20の本体部22は鋼板を折り曲げ成形して形成されたものであり、締結ボルト31及び締結ナット32は一般的に用いられているものである。したがって、この取付構造では、従来の取付治具のような特殊なボルトを必要とせず、従来の取付治具よりも、安価に製造することができ、安価に施工することができる。
更に、この取付構造では、背面板10の敷設作業完了後に、取付治具20の配置作業及び取付治具20による背面板10の固定作業を行うことができる。したがって、この取付構造では、足場のある状態、すなわち、背面板10が敷設された状態で、取付治具20の配置作業及び取付治具20による背面板10の固定作業を行うことができ、作業性の向上を図ることができる。更に、この取付構造では、従来の取付構造のように、上側フランジ部に配置された取付治具に位置を合わせて、背面板の敷設作業を行う必要がなく、作業性の向上を図ることができる。
[5.背面板にカバー部材を設けた変形例(第2の実施の形態)]
図6乃至図8に示すように、この取付構造では、一方の背面板10aの一端部16aと他方の背面板10bの他端部16bとの上に跨ってこれらの端部16a,16b間の隙間17を覆うカバー部材40を設け、このカバー部材40を背面板10とともに取付治具20で上側フランジ部6に取り付けている。
端部16a,16bと端部16a,16b間の隙間17とを覆うカバー部材40は、背面板10と同様に、鋼板を折り曲げ成形して形成されており、背面板10の山部11と谷部12との上面にぴったり重なり合うように、背面板10の山部11と谷部12とに相似な山部41と谷部42とが順次連続した波形状の断面を有する波形パネルである。更に、カバー部材40の谷部42の波形の筋方向の両端部40a,40aには、カバー部材40が一対の背面板10a,10bの端部16a,16b上に敷設された際に、一対の背面板10a,10bの挿通孔18,18に対応する位置に、内側に、切り欠き状の挿通部43a,43bが形成されている。この挿通部43a,43bは、例えば、背面板10の挿通孔18と同じ形状及び同じ大きさに形成されており、挿通孔18と同様に、第一及び第二のクリップ部材21a,21bのクリップ部23,23が挿通される。
なお、挿通部43a,43bは、第一及び第二のクリップ部材21a,21bのクリップ部23,23を一対の背面板10a,10bの挿通孔18,18に挿通することができればよく、波形の筋方向の長さに応じて、孔状であってもよく、更に、背面板10の挿通孔18と異なる形状や大きさであってもよい。例えば、挿通部43a,43bは、カバー部材40が挿通孔18を全て覆うような長さの場合、孔状であってもよく、カバー部材40が挿通孔18を全く覆うことがないような長さの場合、設けなくてもよい。
このようなカバー部材40は、一対の背面板10a,10bの端部16a,16b同士の上に跨って隙間17を覆うように設けられるので、一対の背面板10a,10bの端部16a,16bの機械的強度を補強する。したがって、カバー部材40は、作業員が足場として背面板10の上を歩く際に、背面板10の長手方向における中央付近等の上に乗っても、端部16a,16bが反ったり撓んだりすることを防止することができる。更に、カバー部材40は、隙間17を通じて騒音が桁側に漏れ出ることを防止することができる。
なお、このとき、第一及び第二のクリップ部材21a,21bのクリップ部23の先端部23aは、本体部22の一主面22aに対して、上側フランジ部6の厚さと背面板10の厚さとカバー部材40の厚さとを足した距離と略同じ又はやや長い距離離間するように設けられている。
次いで、カバー部材40を、背面板10とともに、横梁5の上側フランジ部6に取り付ける取付方法について説明する。
図8に示すように、カバー部材40は、上述したように背面板10の敷設作業が行われた後に、一方の背面板10aの一端部16aと他方の背面板10bの他端部16bとの上に跨って端部16a,16b間の隙間17を覆うように敷設される。
次いで、取付治具20の配置作業を行う。具体的に、一方の背面板10aの挿通孔18とカバー部材40の谷部42の一方の挿通部43aと上側フランジ部6の一方の縁部6bとの位置合わせを行う。更に、他方の背面板10bの挿通孔18とカバー部材40の谷部42の他方の挿通部43bと上側フランジ部6の他方の縁部6bとの位置合わせを行う。そして、第一のクリップ部材21aのクリップ部23を、カバー部材40の谷部42の一方の挿通部43a、一方の背面板10aの挿通孔18の順に挿通させ、上側フランジ部6の一方の縁部6bに係止する。そして、図7に示すように、第一のクリップ部材21aを、本体部22とクリップ部23とで、上側フランジ部6の一方の縁部6bと一方の背面板10aの谷部12とカバー部材40の谷部42とを挟み込むように取り付ける。更に、図8に示すように、第二のクリップ部材21bのクリップ部23を、第一のクリップ部材21aのクリップ部23と同様に、カバー部材40の谷部42の他方の挿通部43b、他方の背面板10bの挿通孔18の順に挿通させ、上側フランジ部6の他方の縁部6cに係止する。そして、図7に示すように、第二のクリップ部材21bを、本体部22とクリップ部23とで、上側フランジ部6の他方の縁部6cと他方の背面板10bの谷部12とカバー部材40の谷部42とを挟み込むように取り付ける。
次いで、取付治具20による背面板10の固定作業を行う。具体的に、図7に示すように、第一及び第二のクリップ部材21a,21bのクリップ部23,23が縁部6b,6cに取り付けられた状態で、取付部24、24同士を突き合わせる。そして、締結ボルト31を、第一のクリップ部材21a側から両クリップ部材21a,21bの貫通孔25,25に、第一及び第二のクリップ部材21a,21bが対向する向きに向けて背面板10と略平行な水平方向に挿通し、挿通された締結ボルト31に第二のクリップ部材21b側で締結ナット32を締め付け、取付部24、24同士を締結する。以上のようにして、図6及び図7に示すように、取付治具20は、カバー部材40を、背面板10とともに、横梁5の上側フランジ部6に取り付ける。
このような横梁5と背面板10とカバー部材40と取付治具20とからなる取付構造では、カバー部材40を有していても、取付治具20を、一つの横梁5の上側フランジ部6に確実で強固に固定することができる。したがって、この取付構成では、カバー部材40を有していても、背面板10の取付強度を一層高めることができる。更に、この取付構造では、カバー部材40を、背面板10の一連の配置作業及び固定作業の中で、同時に取り付けて固定することができる。
[6.背面板の敷設方法の変形例(第3の実施の形態)]
図9に示すように、この取付構造では、背面板10を高架道路等2の道路幅方向に複数個敷設する際に、一つの背面板10cと、一つの背面板10cを裏返した他の背面板10dとが順次連続するように敷設され、更に、波形の筋方向と直交する幅方向の端部16c,16dが一部重なるように敷設されている。
具体的に、一つの背面板10c及び他の背面板10dは、上述した第一及び第二の実施の形態の背面板10と同じ構成を有するものである。一つの背面板10cは、第一及び第二の実施の形態の背面板10と同様に、第一の平坦面13と側面14とを山部11とし、第二の平坦面15を谷部12とし、上側フランジ部6の上面6aに、第二の平坦面15を当接させて敷設されている。更に、一つの背面板10cの幅方向の端部16c,16dは、谷部12となっており、第二の平坦面15が設けられている。
これに対して、他の背面板10dは、一つの背面板10cを裏返したものである。すなわち、他の背面板10dは、一の背面板10cを裏返し、第二の平坦面15と側面14とを山部11とし、第一の平坦面13を谷部12とし、上側フランジ部6の上面6aに、第一の平坦面13を当接させて敷設されている。更に、他の背面板10dの幅方向の端部16c,16dは、一つの背面板10cと同じ第二の平坦面15が設けられているが、一つの背面板10cとは異なり、山部11となっている。そして、一つの背面板10cの最も端部16c側の山部11aの上には、他の背面板10dの最も端部16d側の山部11bが重ね合わされている。
更に、他の背面板10dは、一つの背面板10cでは挿通孔18が第二の平坦面15に形成されていたのに対して、第一の平坦面13に形成されている。したがって、他の背面板10dは、一つの背面板10cと同様に、上述した本発明を適用した取付治具20によって、横梁5の上側フランジ部6に取り付けることができる。
このような第三の実施の形態の取付構造では、例えば、図9中の矢印Aに示すように、一つの背面板10cの端部16cから複数個目の一つの背面板10cの山部11cの上に、作業者等が乗る等して荷重が加わったときに、幅方向に隣り合う山部11a,11dと協働して、加わった荷重を支持することができる。したがって、一つの背面板10cの端部16cから複数個目の山部11cが撓むのを防止することができる。
更に、図9中の矢印Bに示すように、一つの背面板10cの山部11aと他の背面板10dの山部11bとの重複部の上に、作業者等が乗る等して荷重が加わったときには、一つの背面板10cの山部11aと他の背面板10dの山部11bとが重なっているので、一つの背面板10cの山部11aと隣り合う一つの背面板10cの山部11cと、他の背面板10dの山部11bと隣り合う他の背面板10dの山部11eとが協働して、加わった荷重を支持することができる。したがって、重複部、すなわち山部11a,11bが撓むのを防止することができる。更に、山部11bを介して山部11bと隣接する他の背面板10dの谷部12が一つの背面板10cの端部16cを上側フランジ部6に押し付けることで、一つの背面板10cの端部16cが上方に反って上側フランジ部6から離間することを防止することができる。
更に、図9中の矢印Cに示すように、他の背面板10dの端部16dから二個目の他の背面板10dの山部11eの上に、作業者等が乗る等して荷重が加わったときには、山部11eに隣り合う他の背面板10dの山部11fと、他の背面板10dの山部11bを介して、一つの背面板10cの山部11aとで協働して、加わった荷重を支持することができる。したがって、山部11eが撓むのを防止することができる。
更に、例えば、図9中の矢印Dに示すように、他の背面板10dの端部16dから三個目以降の他の背面板10dの山部11fの上に、作業者等が乗る等して荷重が加わったときには、山部11fに隣り合う他の背面板10dの山部11e,11gと協働して、加わった荷重を支持することができる。したがって、他の背面板10dの端部16dから三個目以降の山部11fが撓むのを防止することができる。
したがって、第三の実施の形態の取付構造では、作業者等が背面板10の何れの箇所の山部11の上に乗っても、山部11が撓むことを防止することができる。
なお、第三の実施の形態の取付構造の背面板10c,10dの高架道路等2の長手方向の端部16a,16bに、第二の実施の形態の取付構造のように、カバー部材40を設けるようにしてもよい。
[7.その他の変形例]
背面板10は、波形プレートに限定されるものではなく、平坦プレートであってもよい。更に、背面板10は、横梁5の上側フランジ部6に取り付けられるものに限定されるものではなく、高架道路等2の裏面側に、高架道路等2の道路幅方向に間隔をあけて、長手方向に略水平に設置された縦梁の上側フランジ部に取り付けられるようなものでもよい。このとき、背面板10は、波形の筋方向の両端部16a,16bが縦梁の上側フランジ部の上面に位置するように、波形の筋方向を高架道路等2の道路幅方向に向けて、高架道路等2の道路幅方向に複数個敷設され、取付治具20によって、縦梁の上側フランジ部に取り付けられる。
1 吸音システム、2 高架道路等、3 一般道路、4 吊り材、5 横梁、6 上側フランジ部、6a 上面、6b 縁部、6c 縁部、7 下側フランジ部、8 吸音材、9 ルーバー、10 背面板、11 山部、12 谷部、13 第一の平坦面、14 側面、15 第二の平坦面、16 端部、17 隙間、18 挿通孔、20 取付治具、21a 第一のクリップ部材、21b 第二のクリップ部材、22 本体部、22a 一主面、22b 他主面、23 クリップ部、23a 先端部、24 取付部、25 貫通孔、31 締結ボルト、32 締結ナット、40 カバー部材、40a 端部、41 山部、42 谷部、43 挿通部

Claims (6)

  1. 橋梁の桁下裏面側に設けられた支持部材の、ルーバーが取り付けられた側と反対側に取り付けられる背面板の取付構造において、
    フランジ部を有する上記支持部材と、
    上記支持部材のフランジ部上に端部が相対して位置するように、長手方向に複数個敷設された上記背面板と、
    上記フランジ部上に端部が相対して位置する上記長手方向に隣り合う一対の背面板を該フランジ部に取り付ける取付治具とを備え、
    上記取付治具は、
    上記一対の背面板の一方の背面板を上記フランジ部に取り付ける第一のクリップ部材と、
    上記他方の背面板を上記フランジ部に取り付ける第二のクリップ部材と、
    上記第一のクリップ部材と上記第二のクリップ部材とを締結する締結部材とを有し、
    上記第一及び第二のクリップ部材は、
    本体部と、
    上記本体部の一端に設けられ、上記フランジ部に係止される略コ字状のクリップ部と、
    上記本体部の他端に上記本体部に対して略垂直に設けられ、上記締結部材が上記背面板と略平行に挿通される貫通孔が形成された取付部とを有し、
    上記背面板の長手方向の端部には、上記フランジ部に対応する位置に、上記クリップ部が挿通される挿通孔が形成され、
    上記取付治具は、
    上記第一のクリップ部材のクリップ部が、上記一方の背面板の挿通孔に挿通され、上記フランジ部の一端に係止され、該フランジ部の一端と該一方の背面板とを挟み込むように取り付けられ、上記第二のクリップ部材のクリップ部が、上記他方の背面板の挿通孔に挿通され、上記フランジ部の他端に係止され、該フランジ部の他端と該他方の背面板とを挟み込むように取り付けられて、上記第一及び第二のクリップ部材が該フランジ部の両側に対向するように取り付けられ、
    上記第一及び第二のクリップ部材の取付部が突き合わされた状態で、上記第一及び第二のクリップ部材の貫通孔に、上記締結部材が挿通されて締結されることで固定されることを特徴とする背面板の取付構造。
  2. 上記背面板は、山部と谷部とが連続した波形状の断面を有する波形プレートであることを特徴とする請求項1記載の背面板の取付構造。
  3. 更に、上記背面板は、上記長手方向に直交する幅方向に、一つの背面板と、該一つの背面板を裏返した他の背面板とが順次連続するように、複数個敷設されており、
    上記一つの背面板の幅方向の最も端部側の山部の上には、上記他の背面板の最も端部側の山部が重ね合わされていることを特徴とする請求項2記載の背面板の取付構造。
  4. 橋梁の桁下裏面側に設けられた支持部材の、ルーバーが取り付けられた側と反対側に、該支持部材のフランジ部上に端部が相対して位置するように、長手方向に複数個敷設された背面板を取り付ける取付治具において、
    上記フランジ部上に端部が相対して位置する上記長手方向に隣り合う一対の背面板の一方の背面板を上記フランジ部に取り付ける第一のクリップ部材と、
    上記他方の背面板を上記フランジ部に取り付ける第二のクリップ部材と、
    上記第一のクリップ部材と上記第二のクリップ部材とを締結する締結部材とを有し、
    上記第一及び第二のクリップ部材は、
    本体部と、
    上記本体部の一端に設けられ、上記フランジ部に係止される略コ字状のクリップ部と、
    上記本体部の他端に上記本体部に対して略垂直に設けられ、上記締結部材が上記背面板と略平行に挿通される貫通孔が形成された取付部とを有し、
    上記第一のクリップ部材のクリップ部が、上記一方の背面板の長手方向の端部の上記フランジ部に対応する位置に形成された挿通孔に挿通され、上記フランジ部の一端に係止され、該フランジ部の一端と該一方の背面板とを挟み込むように取り付けられ、上記第二のクリップ部材のクリップ部が、上記他方の背面板の長手方向の端部の上記フランジ部に対応する位置に形成された挿通孔に挿通され、上記フランジ部の他端に係止され、該フランジ部の他端と該他方の背面板とを挟み込むように取り付けられて、上記第一及び第二のクリップ部材が該フランジ部の両側に対向するように取り付けられ、
    上記第一及び第二のクリップ部材の取付部が突き合わされた状態で、上記第一及び第二のクリップ部材の貫通孔に、上記締結部材が挿通されて締結されることで固定されることを特徴とする背面板の取付治具。
  5. 上記背面板は、山部と谷部とが連続した波形状の断面を有する波形プレートであることを特徴とする請求項4記載の背面板の取付治具。
  6. 更に、上記背面板は、上記長手方向に直交する幅方向に、一つの背面板と、該一つの背面板を裏返した他の背面板とが順次連続するように、複数個敷設されており、
    上記一つの背面板の幅方向の最も端部側の山部の上には、上記他の背面板の最も端部側の山部が重ね合わされていることを特徴とする請求項5記載の背面板の取付治具。
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