JPH09111606A - 織機における表示装置 - Google Patents

織機における表示装置

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JPH09111606A
JPH09111606A JP26451395A JP26451395A JPH09111606A JP H09111606 A JPH09111606 A JP H09111606A JP 26451395 A JP26451395 A JP 26451395A JP 26451395 A JP26451395 A JP 26451395A JP H09111606 A JPH09111606 A JP H09111606A
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warp
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Yoichi Makino
洋一 牧野
Akifumi Akahori
章史 赤堀
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製織準備作業をタッチパネル方式の操作スイッ
チ群の操作によって遂行する場合の作業性を向上する。 【解決手段】織機制御コンピューターCには表示装置5
6が接続されている。表示装置56における表示画面と
しては表示画面Sがある。表示画面S上にはタッチパネ
ル方式の操作スイッチ59〜66が表示される。新たな
製織の為の準備作業である機仕掛け作業を遂行するため
の送り出しモータ11、開口駆動モータ50、織機駆動
モータM、巻付モータ292、緯糸測長貯留装置29、
電磁三方弁421,432といった製織準備関連手段が
1つの表示画面S上の操作スイッチ群59〜66のON
操作によって一括制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織機における製織
準備作業に関連した複数の製織準備関連手段を備えた織
機における表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワープビームを織機に装着し、その経糸
を筬側へ通す機仕掛け作業では、織機の稼働率向上につ
ながる前記作業の時間短縮を考慮して新しいワープビー
ムの装着前にその経糸を予め複数枚の綜絖枠及び筬に挿
通しておく作業手順が一般的に採用されている。このよ
うな機仕掛け作業を行う場合には、織機上の複数枚の綜
絖枠を同一高さ位置に揃えるレベリング作業、経糸張力
をゼロにする作業、筬とクロスローラとの間の織布を切
断した後にサーフェスローラを逆転して切断織布片をサ
ーフェスローラから引き抜くといった種々の作業を行う
必要がある。
【0003】一般的には、経糸を巻いたワープビームを
経糸送り出しモータによって積極的に回転させて経糸を
送り出す方式が採用されており、経糸張力をゼロにする
にはこの送り出しモータを所定量正転させればよい。経
糸に連なる切断織布片をサーフェスローラから引き抜く
には織機を逆転させてサーフェスローラを逆転させれば
よい。このような装置の動作を行わせるには表示装置の
画面上にタッチパネル方式の操作スイッチを表示してお
き、画面上の操作スイッチの操作によって前記装置動作
を遂行させる方式が利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】機仕掛け作業の様な製
織準備作業を遂行するためのタッチパネル方式の操作ス
イッチ群は複数の表示画面上に分散配置されており、一
連の機仕掛け作業を行う場合には幾つかの表示画面を切
換表示して操作スイッチの操作を行わなければならな
い。しかし、複数の表示画面を切換表示して操作スイッ
チの操作を行う方式では作業性が悪い。
【0005】本発明は、機仕掛け作業の様な一連の製織
準備作業をタッチパネル方式の操作スイッチ群の操作に
よって遂行する場合の作業性を向上することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、織
機における製織準備作業に関連した複数の製織準備関連
手段を備えた織機を対象とし、請求項1の発明では前記
製織準備関連手段を制御する為の制御手段に信号接続さ
れ、前記製織準備作業を遂行する為のタッチパネル方式
の操作スイッチ群を一括表示する表示画面を備えた表示
装置を構成した。
【0007】請求項2の発明では、前記操作スイッチ群
のうちの少なくとも1つには、少なくとも2つの製織準
備関連手段を順次動作させる指令機能を付与した。請求
項3の発明では前記操作スイッチ群には作業者の作業内
容を前記表示画面上に表示させる指令機能を付与した。
【0008】請求項4の発明では、前記製織準備作業と
して機仕掛け作業を対象とした。請求項1の発明によれ
ば、一連の製織準備作業を遂行する為の操作スイッチ群
は一つの表示画面上に一括表示される。従って、一連の
製織準備作業を遂行する為の複数の製織準備関連手段が
1つの表示画面上の操作スイッチ群の操作によって動作
され、タッチパネル方式の操作スイッチ群の操作による
製織準備作業の作業性が向上する。
【0009】請求項2の発明によれば、操作スイッチ群
のうちの少なくとも1つはその操作によって少なくとも
2つの製織準備関連手段を順次動作させる。このような
指令機能は製織準備作業の作業性向上に寄与する。
【0010】請求項3の発明によれば、操作スイッチを
操作すれば、作業者が次に行うべき作業内容が表示画面
上に表示される。従って、作業者の手作業に関する作業
忘れが防止される。
【0011】請求項4の発明によれば、織機からワープ
ビームを取り外して新たなワープビームを織機に装着す
るという機仕掛け作業が一つの表示画面上の操作スイッ
チ群の操作によって遂行される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図10に基づいて説明する。
【0013】図2に示すMは織機駆動モータであり、織
機駆動モータMは織機制御コンピューターCの作動制御
を受ける。11は織機駆動モータMから独立した正逆転
可能な送り出しモータであり、送り出しモータ11はワ
ープビーム12を駆動する。ワープビーム12から送り
出される経糸Tはバックローラ13及びテンションロー
ラ14を経由して綜絖枠15及び変形筬16を通され
る。織布Wはエキスパンションバー17、サーフェスロ
ーラ18、プレスローラ19及びしわ取りガイド部材2
0を経由してクロスローラ21に巻き取られる。サーフ
ェスローラ18は織機駆動モータMによって駆動され
る。
【0014】テンションローラ14はテンションレバー
22の一端部に取り付けられており、テンションレバー
22の他端部に取り付けられた引っ張りバネ23によっ
て所定の張力が経糸Tに付与されるようになっている。
テンションレバー22は検出レバー24の一端に回動可
能に支持されており、検出レバー24の他端にはロード
セル25が連結されている。経糸張力はテンションロー
ラ14、テンションレバー22及び検出レバー24を介
してロードセル25に伝えられ、ロードセル25は経糸
張力に応じた電気信号を織機制御コンピューターCに出
力する。織機制御コンピューターCは、予め設定された
張力と前記電記信号によって把握される検出張力との比
較及び織機回転角度検出用のロータリーエンコーダー2
6からの検出信号で把握されるワープビーム径に基づい
て送り出しモータ11の回転速度を制御する。この回転
速度制御により通常運転時の経糸張力が制御され、製織
中の織段発生防止が行われる。
【0015】織機制御コンピューターCは起動スイッチ
27からのON信号に基づいて送り出しモータ11の正
転作動を指令する。そして、織機制御コンピューターC
は、送り出しモータ11に組み込まれたロータリーエン
コーダー111からの回転速度検出信号に基づいて送り
出しモータ11の回転速度をフィードバック制御する。
【0016】テンションローラ14と綜絖枠15との間
の経糸経路上にはドロッパ落下検知式の経糸切断検出装
置28が設置されている。経糸Tが切断した場合には経
糸切断検出装置28が経糸切断検出信号を織機制御コン
ピューターCに出力する。織機制御コンピューターCは
この検出信号の入力に基づいて織機駆動モータMの作動
停止する。
【0017】図3の29は巻付け方式の緯糸測長貯留装
置を示す。糸巻付管291は巻付けモータ292によっ
て回転駆動される。緯糸チーズ37から供給される緯糸
Yは糸巻付管291の回転により糸巻付面293に巻付
けられる。緯糸測長貯留装置29で測長貯留された緯糸
Yは緯入れ用メインノズル30から射出緯入れされ、複
数の緯入れ用補助ノズル31のリレー噴射へと受け継が
れる。緯入れ末端には緯糸検出器32が設置されてお
り、緯糸Yの先端到達の有無を判断するための情報が緯
糸検出器32によって得られる。
【0018】緯糸測長貯留装置29の糸巻付け面293
は複数のドラム片294によって形成されている。各ド
ラム片294は半径方向へ取付け位置調製可能であり、
糸巻付面293の半径を変更することができる。糸巻付
面293からの緯糸引き出し解舒及び引き出し解舒阻止
は係止ピン331を駆動する電磁ソレノイド33の励消
磁によって行われる。電磁ソレノイド33の励消磁制御
は織機制御コンピューターCからの指令により行われ、
織機制御コンピューターCはロータリーエンコーダー2
6から得られる織機回転角度検出情報に基づいて電磁ソ
レノイド33の励消磁を制御する。また、織機制御コン
ピューターCは巻付けモーター292の作動を制御す
る。
【0019】糸巻付面293から引き出し解舒される緯
糸Yは緯糸解舒検出器34によって検出される。織機制
御コンピューターCは、緯糸解舒検出器34からの検出
解舒数が設定数に達すると電磁ソレノイド33の消磁を
指令する。この消磁指令により係止ピン331が糸巻付
面293に係合して緯糸引き出し解舒を阻止する。
【0020】緯入れ用メインノズル30からのエア噴射
は電磁開閉弁35の励消磁によって制御され、緯入れ用
補助ノズル31からのエア噴射は電磁開閉弁36の励消
磁により制御される。各電磁開閉弁35,36の励消磁
制御は織機制御コンピューターCからの指令により行わ
れる。織機制御コンピューターCはロータリーエンコー
ダー26から得られる織機回転角度検出情報に基づいて
各電磁開閉弁35,36を励消磁制御する。
【0021】緯入れ用補助ノズル31は変形筬16を立
設するスレイ38に取り付けられている。緯入れ用補助
ノズル31はスレイ38の長手方向に取り付け位置調製
可能である。
【0022】図7は経糸切断検出装置28及びもじり耳
形成装置39を示す。経糸切断検出装置28及びもじり
耳形成装置39は左右の基板40に取り付けられてお
り、基板は左右のサイドフレーム41上に載置されてい
る。サイドフレーム41上にはエアシリンダー43が設
置されている。エアシリンダー43の駆動ロッドの先端
には押接体431が取り付けられている。押接体431
はエアシリンダー43の突出動作により基板40をサイ
ドフレーム41上に押さえつけ固定する。なお、基板4
0は位置決めピン44によってサイドフレーム41上に
位置決めされている。
【0023】図6は開口装置を示す。綜絖枠15は押し
上げロッド45に連結されており、押し上げロッド45
は方向変換レバー46を介してコネクティングロッド4
7に連結されている。一方の方向変換レバー46はリン
ク80、揺動レバー81及びクランクロッド48を介し
てクランク円板49に連結されている。クランク円板4
9は開口駆動モータ50により駆動され、開口駆動モー
タ50の一方方向の回転がクランク機構を介してコネク
ティングロッド47の往復動に変換される。コネクティ
ングロッド47の往復動により押し上げロッド45が上
下動し、綜絖枠15が開口運動を行う。
【0024】綜絖枠15と押し上げロッド45とは凸体
51と凹体52との嵌合によって連結している。凸体5
1と凹体52とは離脱可能であり、この離脱は阻止レバ
ー53によって阻止されている。阻止レバー53は引っ
張りバネ54により常には実線で示す離脱阻止位置に配
置されている。阻止レバー53は解除レバー55の解除
動作によって離脱阻止位置から鎖線で示す離脱許容位置
へ回動配置される。解除レバー55はエアシリンダ42
の作動により阻止レバー53を離脱許容位置へ配置する
方向に配置される。
【0025】図1に示すように織機制御コンピューター
Cには表示装置56及び入出力インターフェイス57が
接続されている。入出力インターフェイス57にはメモ
リカード58が接続される。表示装置56における表示
画面では図1の表示画面Sがある。表示画面S上には操
作スイッチ59,60,61,62,63,64,6
5,66,82が表示される。各操作スイッチ59〜6
6,82はいずれもタッチパネル方式の操作スイッチ群
である。操作スイッチ82は画面選択用のスイッチであ
る。
【0026】織機制御コンピューターCは、各操作スイ
ッチ59〜66のタッチ操作に応答して図8〜図10の
フローチャートに示す製織準備作業プログラム(この実
施の形態では機仕掛け作業)を遂行する。
【0027】前記した製織準備作業プログラムで表す機
仕掛け作業には図4に示す機仕掛け装置67が用いられ
る。機仕掛け装置67は特開平2−2640445号公
報に開示される機仕掛け装置と同様の移載機能を有す
る。
【0028】移載レバー68は消費されたワープビーム
12を織機から取り出す。直進平行六節リンク機構69
上の掛け止め機構70には変形筬16及び綜絖枠15が
一括して掛け止められる。また、直進平行節リンク機構
69上の掛け止め機構71には経糸切断検出装置28が
掛け止められる。
【0029】機仕掛け装置67は図5に示す織機72の
後方の機仕掛け作業位置で移載作業を行う。機仕掛け装
置67が移載作業を開始する前に、まず作業者が操作ス
イッチ59をONする。このON操作により織機制御コ
ンピューターCが製織を停止する。ついで、織機制御コ
ンピューターCは、開口駆動モータ50を作動して全て
の綜絖枠15を図2に示すように同一高さ位置に揃え
る。このレベリング動作後、織機制御コンピューターC
は送り出しモータ11をスロー正転する。このスロー正
転により経糸張力が低下する。織機制御コンピューター
Cは経糸張力がゼロとなるまで送り出しモータ11をス
ロー正転する。経糸張力がゼロになった後、織機制御コ
ンピューターCは電磁三方弁421,432を励磁す
る。この励磁によりエアシリンダ42,43が没入作動
し、経糸切断検出装置28がサイドフレーム41から引
き上げ可能となるとともに、綜絖枠15が押し上げロッ
ド45から離脱可能となる。
【0030】開口駆動モーター50のレベリング動作、
送り出しモーター11の張力低下動作、エアシリンダ4
2,43の解除動作後、サーフェスローラ18とクロス
ローラ21との間で織布Wが切断される。この織布切断
後、操作スイッチ60をON操作すると、織機駆動モー
ターMが逆転し、サーフェスローラ18が逆転する。サ
ーフェスローラ18の逆転により経糸Tに連なる切断織
布片がサーフェスローラ18とプレスローラ19との間
から引き抜かれる。操作スイッチ60を再度ON操作す
れば、織機駆動モーターMの逆転が停止する。織布Wの
織前付近には織り縮み防止用のテンプル装置73が配置
されている。テンプル装置73に対する織布Wの巻掛け
状態を解除することにより、経糸Tに連なる切断織布片
が織機から離脱可能となる。
【0031】その後、織機上の変形筬16、綜絖枠1
5、経糸切断検出装置28及びワープビーム12が機仕
掛け装置67の移載動作によって機仕掛け装置67側ヘ
移載される。機仕掛け装置67は、移載されたワープビ
ーム、経糸切断検出装置、綜絖枠及び筬を搭載して準備
室へ搬送していく。そして、別の機仕掛け装置が新たな
ワープビーム、その経糸を通された経糸切断検出装置、
綜絖枠及び筬を搭載して織機後方の機仕掛け作業位置へ
搬送してくる。
【0032】新たなワープビーム、経糸切断検出装置、
綜絖枠及び変形筬は機仕掛け装置側から織機側へ移載さ
れる。織幅変更、柄変更といった織物の品種変えが行わ
れる場合には、緯入れ用補助ノズル31、緯糸検出器3
2の取付け位置の変更が行われる。そして、新たな織物
の製織のための製織データを記憶したメモリカード58
が入出力インターフェイス57に差し込まれる。
【0033】基板40をサイドフレーム41上に載置す
るとともに、凸体51を凹体52にはめ込んだ後、操作
スイッチ61をON操作すれば、電磁三方弁421,4
32が消磁する。この消磁によりエアシリンダー42,
43が突出作動し、経糸切断検出装置28がサイドフレ
ーム41上に固定されるとともに、綜絖枠15が押し上
げロット45に固定される。経糸切断検出装置28の固
定及び綜絖枠15の固定というエアシリンダー42,4
3の拘束動作とともにメモリカード58内の製織データ
が織機制御コンピューターCのメモリ側へ転送される。
【0034】操作スイッチ61のON操作後、作業者は
ワープビームホルダーの閉鎖固定、緯糸チーズの交換、
緯入れ末端側のテンプル装置73の取付け位置変更等が
行われる。織機に新たに装着された変形筬16には新た
なワープビームの経糸が通されており、その経糸の先端
側には布片が張りつけられている。この布片は織機側に
残された織布の切断端部に繋ぐためのものである。この
繋ぎ作業も操作スイッチ61のON操作後に行われる。
【0035】続いて操作スイッチ62をON操作すれ
ば、織機駆動モーターMが所定量正転し、サーフェスロ
ーラ18が所定量正転する。この正転により前記布片が
サーフェスローラ側へ移動し、筬打ちが可能となる。
【0036】操作スイッチ63をON操作すると、開口
駆動モーター50が所定量作動し、綜絖枠15が製織開
始に適した位置に配置される。続いて、操作スイッチ6
4をON操作すれば、送り出しモータ11がスロー逆転
し、経糸張力が付与される。織機制御コンピューターC
は経糸張力が所定の値に復帰するまで送り出しモータ1
1をスロー逆転する。
【0037】送り出しモータ11の張力復帰動作後、操
作スイッチ65をON操作すると、電磁ソレノイド33
が励磁し、係止ピン331が糸巻付け面293から離間
する。この状態のもとに作業者が糸巻付け面293の半
径変更を行う。更に、緯糸測長貯留装置29に通されて
いる古い緯糸チーズ37の緯糸Yに新しい緯糸チーズの
緯糸を繋ぎ、この繋ぎ目を緯入れ用メインノズル30ま
で通すという作業が行われる。緯入れ用メインノズル3
0に通された繋ぎ目は切り捨てられる。
【0038】新たな緯糸チーズの緯糸を緯入れ用メイン
ノズル30まで通す作業を行った後、操作スイッチ66
をON操作すれば、電磁ソレノイド33が消磁し、係止
ピン331が糸巻付け面293に係合する。そして、巻
付けモータ292が所定量回転し、緯糸が糸巻付面29
3に所定量予備巻される。
【0039】以上で新たな製織のための準備作業が終わ
る。機仕掛け作業という製織準備作業を遂行するための
タッチパネル方式の操作スイッチ群59〜66は表示装
置56の1つの表示画面S上に一括して表示される。そ
のため、新たな製織の為の準備作業である機仕掛け作業
を遂行するための送り出しモータ11、開口駆動モータ
50、織機駆動モータM、巻付モータ292、緯糸測長
貯留装置29、電磁三方弁421,432といった製織
準備関連手段を1つの表示画面S上で一括制御すること
ができる。その結果、機仕掛け作業の作業性が向上す
る。
【0040】又、この実施の形態では、操作スイッチ5
9のON操作によって開口駆動モータ50、送り出しモ
ータ11及び電磁三方弁421,432が順次作動す
る。操作スイッチ61のON操作によって電磁三方弁4
21,432の動作及びメモリカード58内の情報の転
送が順次行われる。操作スイッチ66のON操作によっ
て電磁ソレノイド33及び巻付モータ292が順次動作
する。即ち、操作スイッチ群59〜66のうちの少なく
とも1つはその操作によって少なくとも2つの製織準備
関連手段を順次動作させる。このような指令機能は製織
準備作業の作業性向上に寄与する。
【0041】次に、図11及び図12の第2の実施の形
態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ
符号が符してある。この実施の形態では、表示画面S1
上に作業内容表示欄74が表示されるようになってい
る。例えば図11に示すように、操作スイッチ59をO
N操作すると作業者が遂行すべき作業内容「布を切断す
る」という文章が作業内容表示欄74に表示される。
又、図12に示す様に、操作スイッチ65をON操作す
ると、「糸巻付面半径の変更」及び「新しい緯糸の糸通
し」という作業内容が作業内容表示欄74に表示され
る。このような表示機能は製織準備作業の作業性を向上
することに寄与する。
【0042】次に、図13〜図15の第3の実施の形態
を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符
号が付してある。通常、製織には製織作業者(WEAV
ER)、保全者(FIXER)、管理者(MANAGE
R)の三者が作業分担して携わる。製織作業者はワープ
ビームを織機にセットしたり、織り上げられたクロスロ
ールを織機から切り下ろしたりする。保全者は製織上の
発生トラブルに対処したり、製織のための初期設定を行
う。管理者は製織稼働状態を管理する。
【0043】図13の画面は製織作業者用の表示画面S
2を表し、図14は保全者用の表示画面S3を表す。図
15は管理者用の表示画面S4を表す。製織作業者用の
表示画面S2は第1の実施の形態の表示画面Sと同じ操
作スイッチ群59〜66を表示する。保全者用の表示画
面S3は、緯入れ用メインノズル30及び緯入れ用補助
ノズル31における噴射タイミングの設定という製織準
備作業のための操作スイッチ群75を表示する。管理者
用の表示画面S3は、織り上げ状況、織機稼動率、一日
を複数に時間分割した作業状況等に関して管理者に必要
なデーターを分類表示するための操作スイッチ群76を
表示する。
【0044】表示画面S2〜S4のうちの一つを選択表
示するには、各表示画面S2〜S4に表示された操作ス
イッチ77,78,79をON操作すればよい。操作ス
イッチ77をON操作すれば表示画面S2が選択表示さ
れる。操作スイッチ78をON操作すれば表示画面S3
が選択表示される。操作スイッチ79をON操作すれば
表示画面S4が選択表示される。
【0045】製織準備作業には機仕掛け作業以外にも、
製織のための初期設定作業がある。この初期設定作業と
しては例えば緯入れ用メインノズル30及び緯入れ用補
助ノズル31の噴射タイミングの設定がある。この作業
は保全者の作業である。製織関係者毎に異なる製織準備
作業の為の操作スイッチ群を各製織関係者専用の表示画
面S2〜S4上に振り分け表示する構成は製織準備作業
の作業性を向上する上で有効である。
【0046】又、本発明では次にON操作すべき操作ス
イッチを点灯あるいは点滅するようにしてもよい。この
ようにすれば、製織準備作業の作業手順を間違えるおそ
れはない。あるいは操作スイッチ群の操作順序をプログ
ラム制御し、決められた操作順序に従わなければ製織準
備関連手段が動作しないようにしてもよい。
【0047】前記した実施例から把握できる請求項記載
以外の発明について以下にその効果とともに記載する。 (1)異なる作業内容を担当する複数の製織関係者のた
めの専用画面を別々に備えている請求項1乃至請求項4
のいずれか1項に記載の織機における表示装置。
【0048】製織準備作業の作業性向上に寄与する。以
下に、実施の形態の効果を記載する。 (1)1つの操作スイッチのON操作によって少なくと
も2つの製織準備関連手段を順次動作させる実施の形態
では、製織準備関連手段を動作させるための作業性が向
上する。
【0049】(2)操作スイッチのON操作によって作
業者の作業内容を表示する実施の形態では、作業の遂行
忘れが防止できる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、製織準
備作業を遂行するためのタッチパネル方式の操作スイッ
チ群を1つの表示場面上に一括表示するようにしたの
で、製織準備作業の作業性を向上し得るというすぐれた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の表示画面と制御ブロックと
の組み合わせ図。
【図2】織機全体の側面図。
【図3】緯入れ装置を示す正面図。
【図4】機仕掛け装置の側面図。
【図5】織機の側面図。
【図6】開口装置の正面図。
【図7】経糸切断検出装置及びもじり耳形成装置を示す
正面図。
【図8】製織準備作業プログラムを表すフローチャー
ト。
【図9】製織準備作業プログラムを表すフローチャー
ト。
【図10】製織準備作業プログラムを表すフローチャー
ト。
【図11】第2の実施の形態の表示画面と制御ブロック
との組み合わせ図。
【図12】同じく表示画面と制御ブロックとの組み合わ
せ図。
【図13】第3の実施の形態の表示画面と制御ブロック
との組み合わせ図。
【図14】同じく表示画面と制御ブロックとの組み合わ
せ図。
【図15】同じく表示画面と制御ブロックとの組み合わ
せ図。
【符号の説明】
11…製織準備関連手段となる送り出しモータ、292
…製織準備関連手段となる巻付モータ、33…製織準備
関連手段となる電磁ソレノイド、421,432…製織
準備関連手段となる電磁三方弁、50…製織準備関連手
段となる開口駆動モータ、56…表示装置、59〜66
…操作スイッチ、M…製織準備関連手段となる織機駆動
モータ、C…制御手段となる織機制御コンピューター、
S,S1,S2,S3…表示画面。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機における製織準備作業に関連した複数
    の製織準備関連手段を備えた織機において、 前記製織準備関連手段を制御する為の制御手段に信号接
    続され、前記製織準備作業を遂行する為のタッチパネル
    方式の操作スイッチ群を一括表示する表示画面を備えた
    織機における表示装置。
  2. 【請求項2】前記操作スイッチ群の内の少なくとも1つ
    は、少なくとも2つの製織準備関連手段を順次動作させ
    る指令機能を有する請求項1に記載の織機における表示
    装置。
  3. 【請求項3】前記操作スイッチ群は作業者の作業内容を
    前記表示画面上に表示させる指令機能を有する請求項1
    及び請求項2のいずれか1項に記載の織機における表示
    装置。
  4. 【請求項4】前記製織準備作業は機仕掛け作業である請
    求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の織機におけ
    る機仕掛装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004035893A1 (ja) * 2002-10-15 2004-04-29 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha 織機の駆動方法及び装置
CN114859791A (zh) * 2022-05-20 2022-08-05 常州市赛嘉机械有限公司 一种超大织机宽格距控制系统及其控制方法

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