JP2643124B2 - ジエツトルームにおける織成条件設定方法 - Google Patents

ジエツトルームにおける織成条件設定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、糸種類、織幅、織り密度、組織等の仕掛け
織物条件に基づいて緯入れ装置、経糸開口装置、経糸送
り出し装置、織布巻取り装置、機台回転装置等における
織成条件を設定する方法に関するものである。
(従来の技術) ジェットルームにおいては、緯入れ装置における噴射
流体の圧力、噴射タイミング等、経糸開口装置における
開口量、閉口タイミング等、経糸送り出し装置における
経糸張力、経糸送り出し速度等、織布巻取り装置におけ
る巻取り速度、織前高さ等、機台回転装置における回転
速度という織成条件を前記仕掛け織物条件毎に調整変更
する必要があり、この調整変更は織物品質及び生産効率
向上に大きな影響を与えるものではあるが、通常この作
業は人の経験及び熟練に任されている。
人手に代わる織成条件設定手段としては特開昭59−12
5941号公報にその一例があり、この従来手段では機台回
転数、織幅及び緯糸種類という仕掛け織物条件から緯入
れ用メインノズルにおける噴射流量を自動設定するよう
になっている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前記織成条件の個々の項目間には相関性が
あり、それ故に前記織成条件の個々の項目の条件設定に
はこれら全体の相関性を考慮しつつ設定しなければなら
ない。そのため、特開昭59−125941号公報に開示される
ように緯入れ用メインノズルにおける噴射流量という単
一の織成条件のみを自動設定する織成条件設定手段では
前記相関性を反映した織性条件設定が不可能であり、結
果的に仕掛け織物条件に最適の織成条件を設定するには
長い経験及び高度の熟練を有する作業者に頼らざるを得
ないが、それでもなお長時間の試行錯誤が避けられな
い。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) そこで本発明では、1台の織機の制御装置に、糸種
類、織幅、織り密度、組織等の仕掛け織物条件毎に、緯
入れ装置、経糸開口装置、経糸送り出し装置、織布巻取
り装置、機台回転装置等における適正な織成条件を予め
入力しておき、入力設定手段により所望の仕掛け織物条
件を前記制御装置に入力し、この入力された仕掛け織物
条件に基づいて前記入力設定された織成条件から前記入
力された仕掛け織物条件に見合う織成条件を選出あるい
は算出し、この選出あるいは算出した織成条件を前記織
機の表示部に表示し、表示された織成条件のうち電気制
御手段により制御可能な織成条件の少なくとも2項目に
ついて前記電気制御手段に自動設定するようにした。
(作用) すなわち、1台の織機の制御装置には、糸種類、織
幅、織り密度、組織等の仕掛け織物条件毎に、緯入れ装
置、経糸開口装置、経糸送り出し装置、織布巻取り装
置、機台回転装置等における織成条件が予め入力されて
いる。そして、所望の仕掛け織物条件が前記制御装置に
入力されると、この仕掛け織物条件に見合う織成条件が
制御装置において、予め入力された前記織成条件のなか
から選出あるいは算出される。この選出あるいは算出さ
れた織物条件は織機の表示部に表示され、表示された織
成条件のうち電気制御手段により制御可能な織成条件の
少なくとも2項目が該電気制御手段に自動設定される。
そして、前記所望の仕掛け織物条件に最適の織成条件で
もって織機の運転が行われることになる。従って、作業
者の熟練及び経験を要することなく極めて短時間で最適
の織成条件を設定することができ、織成条件の設定ミス
による織物品質低下及び機台稼動効率低下が回避され
る。
(実施例) 以下、本発明を具体化した一実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図は織機全体の側面を略体的に示し、サーボモー
タM1により駆動されるワープビーム1から送り出される
経糸Tはバックローラ2及びテンションローラ3を経由
して織成装置4側へ案内され、織成装置4において織布
Wに形成された後、エキスパンションバー5、サーボモ
ータM1により駆動されるサーフェスローラ6、プレスロ
ーラ7及びしわ取りガイド部材8を経由して巻取り軸9
に巻取られる。テンションローラ3は検出レバー10の一
端部に取り付けられており、同レバー10の他端部に取り
付けられた引張りばね11により所定の張力が経糸Tに付
与されるようになっている。検出レバー10の他端部には
磁石12が止着されているとともに、同磁石12と対向して
磁気変位検出器13が配設されており、磁気変位検出器13
は経糸張力に応じた同検出器13と磁石12との間隔距離を
電気信号に変換する。
経糸切断検出用のドロッパ14を挿通支持する経糸Tは
複数枚の綜絖枠15に通され、綜絖枠15の上下動により開
口を形成する。第3図に示すように綜絖枠15は引張ばね
16により吊下支持されており、第1図に示す機台駆動モ
ータMに同期して回転するカム17により揺動されるカム
レバー18に作動連結されている。カム17の支持軸39と機
台駆動モータMに作動連結された駆動軸40とはベベルギ
ヤ41,42の噛合を介して作動連結されており、駆動軸40
上には電磁クラッチ43が介在されている。さらに支持軸
39はサーボモータM3に作動連結されており、サーボモー
タM3の出力軸上には電気クラッチ44が介在されている。
そして、第2図に示すように経糸Tはクランク軸72に作
動連結されたスレイ19上に立設された筬20を通され、同
じくスレイ19上に装着された緯入れ用メインノズル21か
ら射出される緯糸Yが筬20前側の経糸開口内へ緯入れさ
れる。
緯糸Yは機台駆動モータMに作動連結された回転支持
管22内及び糸巻付管23内を経由してドラム状の糸巻付面
形成体24上へ巻付供給され、回転支持管22に遊星歯車機
構を介して静止状態に支持される糸巻付面形成体24と、
電磁ソレノイド25,26により駆動される1対の緯糸係止
体27,28との係脱作用により緯糸の測長貯留及び糸巻付
面からの引き出しが制御される。
緯入れ用メインノズル21から射出された緯糸Yは緯糸
ガイド部材29の列により形成される緯糸案内通路内へ緯
入れされ、緯糸ガイド部材29と対向して配列された複数
の補助ノズル30により牽引される。緯入れ用メインノズ
ル21は電磁バルブ33を介して圧縮空気供給タンク34に接
続されており、補助ノズル30は対単位で電磁バルブ31を
介して圧縮空気供給タンク32に接続されている。両圧縮
空気供給タンク32,34内の圧力は電磁レギュレータ35,36
により調整可能である。緯入れされた緯糸Yは筬20によ
り織布Wの織前W1に打ちこまれ、第1,2図に示す電磁ソ
レノイド37により開閉駆動されるカッター38により切断
分離される。
前記した機台駆動モータM、サーボモータM1,M2,M3、
電磁ソレノイド25,26,37、電磁バルブ31,33、電磁レギ
ュレータ35,36及び電磁クラッチ43,44は制御装置Cから
の作動指令に基づいて制御されるようになっており、制
御装置Cは機台回転角度検出用のロータリエンコーダ45
及び磁気変位検出器13からの検出信号に基づいて前記各
電気制御手段M,M1,M2,M3,25,26,31,33,35,36,37,43,44
に制御指令を発する。制御装置Cは、マイクロコンピュ
ータC1と、同コンピュータC1における演算結果に基づい
て作動制御を行なう複数の作動制御部46,47,48,49,50,5
1,52,53とからなる。作動制御部46はサーボモータM1の
作動を制御し、制御部47は電磁ソレノイド25,26、制御
部48は電磁レギュレータ35,36、制御部49は電磁バルブ3
1,33、制御部50はサーボモータM3及び電磁クラッチ43,4
4の作動を制御する。又、制御部51はインバータ54を介
して機台駆動モータM、制御部52は電磁ソレノイド37、
制御部53はサーボモータM2の作動を制御する。
マイクロコンピュータC1は、入出力インターフェース
と、中央演算処理部CPUと、糸種類、織幅、織り密度、
経糸組織等からなる多数の仕掛け織物条件毎に、緯入れ
装置、経糸開口装置、経糸送り出し装置、織布巻取り装
置、機台回転装置等における織成条件を記憶するメモリ
とからなる。仕掛け織物条件と織成条件との反応関係は
過去のデータから得られたものである。緯入れ装置にお
ける織成条件としては、緯入れ用メインノズル21及び補
助ノズル30における噴射圧及び噴射タイミング、緯糸係
止体27,28と糸巻付面との交差タイミング及び離間タイ
ミング、カッター38の開閉切断タインミング等という項
目、開口装置における織成条件としては、経糸開口量、
経糸閉口タイミング、開口高さ位置等という項目、送り
出し装置における織成条件としては、経糸送り出し速
度、経糸張力等という項目、巻取り装置における織成条
件としては巻取り速度、織前W1の高さ位置等という項
目、機台回転装置における織成条件としては回転速度が
ある。そして、制御装置Cは織成条件設定表示装置55か
ら入力される糸種類、織幅、織り密度、組織等の所望の
仕掛け織物条件に基づいて前記多数の織成条件から所望
の仕掛け織物条件に見合った織成条件を選択する。
織成条件を設定するための織成条件設定表示装置55を
構成する入力設定装置56及び表示装置57について説明す
ると、第1〜3図に示すように操作盤59上の表示部60に
表示される数字は操作つまみ61により変更表示されるも
のであり、この表示操作により例えば第3図に示すよう
に数字1が表示されると緯糸種類という仕掛け織物条件
の入力設定が可能となり、第2図に示すように数字2が
表示されると織幅という仕掛け物条件の入力設定が可能
となる。又、数字3が表示されると経糸種類の入力設定
が可能となり、第1図に示すように数字4が表示される
と織り密度という仕掛け織物条件の入力設定が可能とな
り、数字5が表示されると経糸組織という仕掛け織物条
件の入力設定が可能となる。
表示部62に表示される数字は操作つまみ63により変更
表示されるものであり、この表示部62は緯糸関係の仕掛
け織物条件が表示される。すなわち、緯糸種類という仕
掛け織物条件を入力設定するには、表示部60に数字1を
表示するとともに、表示部62に緯糸種類を示す数字(例
えば59)を表示し、押しボタン64をONすればよい。織幅
という仕掛け織物条件を入力設定するには、表示部60に
数字2を表示するとともに、表示部62に織幅を示す数字
(例えば150)を表示し、押しボタン64をONすればよ
い。又、単位長さ当たりの緯糸本数を示す織り密度とい
う仕掛け織物条件を入力設定するには、表示部60に数字
3を表示するとともに、表示部62に織り密度を示す数字
(例えば17)を表示し、押しボタン64をONすればよい。
表示部65に表示される数字は操作つまみ66により変更
表示されるものであり、この表示部65は経糸関係の仕掛
け織物条件が表示される。すなわち、経糸種類という仕
掛け織物条件を入力設定するには、表示部60に数字4を
表示するとともに、表示部65に経糸種類を示す数字を表
示し、押しボタン67をONすればよい。又、経糸組織とい
う仕掛け織物条件を入力設定するには、表示部60に数字
5を表示するとともに、表示部65に経糸組織を示す数字
を表示し、押しボタン67をONすればよい。
マイクロコンピュータC1は所望の仕掛け織物条件の入
力設定に基づいて多数の織成条件からこの入力設定され
た仕掛け織物条件に見合う織成条件を選出し、この選択
された織成条件は操作盤59上の押しボタン68のON操作毎
に表示装置57の表示部69,70,71に前記各項目別に表示さ
れる。表示部69に表示される数字は前記各項目のうちの
1つを示すものであり、表示部70,71に表示される数字
は表示部69に表示される数字に対応する項目の選択され
た条件を示す。例えば押しボタン68をONすることによ
り、緯入れ用メインノズル21の噴射タイミングという項
目に対応する数字(例えば1)が表示部69に表示され、
表示部70には噴射開始時期及び表示部71には噴射終了時
期が機台回転角度として表示される。次いで、押しボタ
ン68をONすることにより、対単位の補助ノズル群のうち
最先の補助ノズル群の噴射タイミングという項目に対応
する数字(例えば2)が表示部69に表示され、表示部70
には噴射開始時期及び表示部71には噴射終了時期が機台
回転角度として表示される。以後、押しボタン68のON操
作を繰り返すことにより残りの補助ノズル群の噴射タイ
ミングが順次表示される。
さらに、押しボタン68のON操作を繰り返すことによ
り、緯入れ用メインノズル21及び補助ノズル30における
噴射圧、緯糸係止体27,28と糸巻付面との交差タイミン
グ及び離間タイミング、カッター38の開閉切断タイミン
グ、経糸開口量、経糸開口タイミング、開口高さ位置、
経糸送り出し速度、経糸張力、バックローラ2の高さ位
置、巻取り速度、織前W1の高さ位置、機台回転速度が順
次表示される。
このように表示された織成条件のうち経糸開口量、バ
ックローラ2の高さ位置、織前W1の高さ位置という項目
は機台起動前に前記表示に基づいて手動で設定される
が、経糸閉口タイミング設定については押しボタン68の
ON操作とともに行われる。すなわち、押しボタン68のON
操作により制御装置Cから機台駆動モータMに作動指令
が送られ、機台が表示された経糸開口タイミングとなる
機台回転角度位置まで回転して停止する。この状態で電
磁クラッチ43に連結解除指令が送られ、電磁クラッチ43
の連結が解除される。続いて、サーボモータM3が作動
し、カム17が回動する。これにより複数枚の綜絖枠15が
上下動し、すべての綜絖枠15が同一高さ位置に一致する
とこの一致状態が光電センサからなる綜絖枠高さ位置検
出器により検出される。制御装置Cはこの検出信号に基
づいてサーボモータM3の作動を停止するとともに、電磁
クラッチ43の連結及び電磁クラッチ44の連結解除を指令
する。この一連の操作により経糸閉口タイミングが選出
された織成条件に設定される。
その他の表示項目については機台起動とともにマイク
ロコンピュータC1から各作動制御部46〜53へ指令が発せ
られ、緯入れ装置、経糸開口装置、経糸送り出し装置、
織布巻取り装置、機台回転装置が制御装置Cから制御指
令により前記表示された織成条件に従って作動する。す
なわち、機台駆動モータMは選出設定された回転速度で
回転する。この通常運転のもとに、緯糸係止体27,28と
糸巻付面との交差タイミング及び離間タイミングが所望
の仕掛け織物条件に適するように電磁ソレノイド25,26
の励消磁が行われ、糸巻付面形成体24上における緯糸Y
の測長貯留及び糸巻付面からの緯糸引き出しが適正に制
御される。そして、緯入れ用メインノズル21及び補助ノ
ズル30における噴射圧が所望の仕掛け織物条件に最適と
なるように電磁レギュレータ35,36が調整維持されると
ともに、緯入れ用メインノズル21及び補助ノズル30にお
ける噴射タイミングが最適となるように電磁バルブ31,3
3の開閉タイミングが制御され、緯糸Yは適切な噴射圧
及び噴射タイミングでもって経糸開口内へ緯入れされ
る。そして、緯入れされた緯糸Yが選出設定された経糸
閉口タイミングより若干遅れた時期に織前W1に筬打ちさ
れるとともに、選出設定されたタイミングでカッター38
により切断分離され、織布Wが形成されていく。織布W
は選出設定されたサーボモータM2の回転速度に応じた巻
取り速度で巻取り軸9に巻取られてゆく。経糸張力は磁
気変位検出器13からの検出信号として取り出され、この
検出信号に基づいて制御装置Cは選出設定された経糸張
力となるようにサーボモータM1の回転速度を制御する。
本実施例のような構成によれば、糸種類、織幅、織り
密度、組織等の仕掛け織物条件を入力設定置56により入
力された制御装置Cが緯入れ装置、経糸開口装置、経糸
送り出し装置、織布巻取り装置、機台回転装置における
予め入力設定された多数の織成条件から前記所望の仕掛
け織物条件に見合う織成条件を選出し、電気制御可能な
織成条件については自動設定するため、作業者の経験及
び熟練に頼ることなく最適の織成条件決定が短時間かつ
正確に行われることになり、織物品質低下及び生産効率
低下が確実に回避される。
本発明はもちろん前記実施例にのみ限定されるもので
はなく、例えば機台回転速度、バックローラ2の高さ位
置、開口高さ位置、織前W1の高さ位置により決定される
経糸ライン高さ、経糸開口角度、経糸閉口タイミング、
緯入れ開始角度及び緯入れ終了時期、経糸張力という基
本条件を多数の仕掛け織物条件毎に制御装置に予め入力
しておき、所望の仕掛け織物条件の入力に基づいて同織
物条件に見合う基本条件を選出する。そして、この選出
された基本条件に基づいて経糸開口量、噴射圧、噴射タ
イミング、緯糸係止体27,28と糸巻付面との交差タイミ
ング及び離間タイミング、カッター38の開閉タイミン
グ、経糸送り出し速度、織布巻取り速度等を算出するよ
うにしてもよい。この場合、経糸開口量は経糸開口角度
から算出され、噴射圧及び噴射タイミングは緯入れ開始
角度、緯入れ終了角度、緯糸種類、機台回転速度、織幅
から算出される。緯糸係止体27,28の動作タイミングは
緯入れ開始角度、緯入れ終了角度、緯糸種類から算出さ
れ、カッター38の開閉タイミングは経糸閉口タイミン
グ、経糸種類から算出される。経糸送り出し速度及び織
布巻取り速度は織り密度から算出される。
さらに、本発明では仕掛け織物条件から例えば緯入れ
装置関係の織成条件のみを選出あるいは算出して自動設
定するようにしたり、その他の電気制御手段、例えば電
子ビドー装置等を備えたジェットルームに本発明を適用
してもよい。
発明の効果 以上詳述したように本発明では、入力設定手段により
所望の仕掛け織物条件を制御装置に入力し、この入力さ
れた仕掛け織物条件に基づいて前記入力設定された織成
条件から前記入力された仕掛け織物条件に見合う織成条
件を選出あるいは算出し、この選出あるいは算出した織
成条件を織機の表示部に表示し、表示された織成条件の
うち電気制御手段により制御可能な織成条件の少なくと
も2項目を該電気制御手段に自動設定するようにしたの
で、次の効果がある。すなわち、作業者の経験及び熟練
に頼ることなく短時間かつ正確に所望の仕掛け織物条件
に最適の織成条件を決定することができ、織物品質低下
及び生産効率低下を確実に回避できる。又、個々の織機
において設定すべき各織成条件を表示部において確認し
ながら設定できるため、緯入れ装置等の各装置の織成条
件を間違いなく正確に設定できるとともに、設定値に不
都合があれば、その場にて即座に調整することができ
る。さらに、一部の織成条件を自動設定できるので、作
業者による織成条件設定作業を極めて容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を具体化した一実施例を示し、第1図は織
機全体の側面及び制御装置を示す略体図、第2図は緯入
れ装置付近の平面及び制御装置を示す略体図、第3図は
同じく正面及び制御装置を示す略体図、第4図はブロッ
ク図である。 電磁ソレノイド25,26,37、電磁バルブ31,33、電磁レギ
ュレータ35,56、電磁クラッチ43,44、機台駆動用モータ
M、サーボモータM1,M2,M3、織成条件設定表示装置55、
入力設定装置56、制御装置C。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】噴射流体により経糸開口内の緯糸の飛走を
    案内するジェットルームにおいて、1台の織機の制御装
    置に、糸種類、織幅、織り密度、組織等の仕掛け織物条
    件毎に、緯入れ装置、経糸開口装置、経糸送り出し装
    置、織布巻取り装置、機台回転装置等における織成条件
    を予め入力しておき、入力設定手段により所望の仕掛け
    織物条件を前記制御装置に入力し、この入力された仕掛
    け織物条件に基づいて前記入力設定された織成条件から
    前記入力された仕掛け織物条件に見合う織成条件を選出
    あるいは算出し、この選出あるいは算出した織成条件を
    前記織機の表示部に表示し、表示された織成条件のうち
    電気制御手段により制御可能な織成条件の少なくとも2
    項目について前記電気制御手段に自動設定するジェット
    ルームにおける織成条件設定方法。
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