JPH09108467A - シャツ胴体への袖の縫い付けワークステーション並びにその方法並びにそのためのミシン - Google Patents

シャツ胴体への袖の縫い付けワークステーション並びにその方法並びにそのためのミシン

Info

Publication number
JPH09108467A
JPH09108467A JP8237773A JP23777396A JPH09108467A JP H09108467 A JPH09108467 A JP H09108467A JP 8237773 A JP8237773 A JP 8237773A JP 23777396 A JP23777396 A JP 23777396A JP H09108467 A JPH09108467 A JP H09108467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
sewing machine
sewing
shirt body
operator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8237773A
Other languages
English (en)
Inventor
Jr Maximilian Adamski
マクシミリアン・アダムスキー,ジュニア
Steve J Pagett
スティーヴ・ジェイ・パジェット
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Union Special Corp
Original Assignee
Union Special Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Union Special Corp filed Critical Union Special Corp
Publication of JPH09108467A publication Critical patent/JPH09108467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/12Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by control of operation of machine
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B33/00Devices incorporated in sewing machines for supplying or removing the work
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B35/00Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for
    • D05B35/10Edge guides
    • D05B35/102Edge guide control systems with edge sensors
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B33/00Devices incorporated in sewing machines for supplying or removing the work
    • D05B33/006Feeding workpieces separated from piles, e.g. unstacking
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B41/00Work-collecting devices
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2205/00Interface between the operator and the machine
    • D05D2205/32Safety devices; Security devices
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2207/00Use of special elements
    • D05D2207/02Pneumatic or hydraulic devices
    • D05D2207/04Suction or blowing devices
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2305/00Operations on the work before or after sewing
    • D05D2305/32Measuring
    • D05D2305/34Counting
    • D05D2305/345Stitch counting

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャツ胴体に袖付けするための自動縫製サイ
クル及び加工物制御−前進機構を有する二つのミシンを
使用したオペレータ用のワークステーションを提供す
る。 【解決手段】 袖200及びシャツ胴体300を容易に
且つ迅速に掴むことができるようにワークステーション
でオペレータに提供する。これによって、オペレータ
は、加工物構成要素を、他方のミシンが自動縫製サイク
ルを実施しているときに一方のミシンに装入できる。縫
製済みの製品は、中間段階及び最終段階の両方の段階で
ミシンから自動的に取り外され、完成製品トレーに送出
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャツ胴体に袖を
縫い付けるための自動縫製サイクルを持つ2つのミシン
をオペレータが同時に作動させるための機械及び方法に
関する。本発明は、米国特許出願第08/311,33
0号に開示された方法及び装置とともに使用するために
開発されたけれども、同じ結果を得るようになった他の
ミシンとともに使用することもできる。
【0002】
【従来の技術】米国特許出願第08/311,330号
に開示されたミシンが実施する作業は、前記出願の発明
の前には、非常に熟練したミシンオペレータが手作業で
行っていた。前記出願のミシン及び加工物取扱い機構
は、自動縫製サイクルを含み、このサイクルは、開始し
た後、暫くの期間に亘ってオペレータによる補助を必要
としない。しかしながら、米国特許出願第08/31
1,330号のミシン用の自動縫製サイクルは比較的短
く、熟練した効率的なオペレータが、第1のミシンの自
動縫製サイクル中に第2のミシンに材料を取扱い且つ装
入できるには持続時間が十分でない。かくして、オペレ
ータは、前記出願に開示された種類の二つのミシンを同
時に作動させることができるが、ミシンをその最大の速
度で作動させることはできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の理由のため、オ
ペレータがミシンの自動縫製サイクル時間に近い時間で
これらの半自動ミシンに装入できるようにするミシン及
び方法が必要とされている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、こうした必要
を満たすミシン及び方法に関する。米国特許出願第08
/311,330号に開示された基本的なミシンを、オ
ペレータが作動をより効率的に且つ容易に行うことがで
きるように改善した。二つの袖付けミシンを作動するオ
ペレータのワークステーションに材料取扱い装置を有す
る装置が開発された。この材料取扱い装置により、オペ
レータは、他方のミシンの自動縫製サイクル中に一方の
ミシンの装入サイクルを行うことができる。
【0005】本発明の装置及びミシンは、入力を受け取
り、ミシン及び装置の作動が最適になるようにミシン及
び装置に出力を送出する、オペレーティングシステムを
使用する。
【0006】本発明のミシンは、袖付けミシンのシャツ
テーブルに載った材料取扱い機構を有する。
【0007】本発明のミシンは、装入方向が実質的に逆
であるように配向された第1及び第2の袖付けミシン間
にオペレータのワークステーションを有する。
【0008】本発明のミシンは、信号を受け取り、信号
を材料取扱い装置及び袖付けミシンに送るオペレーティ
ングシステムを有する。
【0009】本発明のミシンは、袖の積み重ねを支持す
るための袖トレーを有し、積み重ねから最も上の袖を取
り出してこれをオペレータが容易に掴むことができるよ
うに提供する袖ピッカーを有する。
【0010】本発明のミシンは、オペレータが袖を掴ん
だときに賦勢され、別の袖を掴んで開くサイクルを開始
しなければならないという信号をオペレーティングシス
テムに送る袖解放センサを有する。
【0011】本発明のミシンは、センサの賦勢時に保持
されている袖を解放するようにされ、次の袖を袖の積み
重ねから取り出すサイクルを開始するようにされる袖ピ
ッカーを有する。
【0012】本発明のミシンは、袖付けミシンに向かっ
て、又はこれから遠ざかるように移動するように取り付
けられた、シャツ胴体の積み重ねを支持するためのロー
ダートレーを有する。
【0013】本発明のミシンは、オペレータが袖をミシ
ンの材料取扱い機構に装入したときに賦勢される、袖付
けミシンに取り付けれたセンサを使用するオペレーティ
ングシステムを有する。
【0014】本発明のミシンは、ミシンの自動縫製サイ
クルを開始したとき、ローダートレーをオペレータステ
ーションに向かって移動させ、次いでここから引っ込め
るオペレーティングシステムを有する。
【0015】本発明のミシンは、オペレータがシャツ胴
体を袖付けミシンに装入したときに賦勢されるセンサに
応答し、シャツ胴体装入機能を開始することによって応
答し、遅延期間の満了後に袖付けミシンの自動縫製サイ
クルを開始するオペレーティングシステムを有する。
【0016】本発明のミシンは、袖付けミシンがそれら
のミシンの自動縫製サイクルの終わりに近づいたとき、
ローダートレーを袖付けミシンに向かって移動させるオ
ペレーティングシステムを有する。
【0017】本発明のミシンは、ローダートレーによっ
て支持されており、シャツ胴体上に落下し、シャツ胴体
をシャツテーブルとの間に固定する取り出しアームを有
する。
【0018】本発明のミシンは、第1袖を所定位置に取
り付けた後、第2袖を取り付けるためにシャツ胴体を自
動的に180°回転させる機構を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1には、裏返しになったシャツ
胴体300及び裏返しになっていない袖200が示して
ある。シャツ胴体300及び袖200は、オペレータに
提供され、図1に示す状態で縫い合わされる。シャツ胴
体300は、各側にアームホール302を有する。アー
ムホール302は、本明細書中、胴体アームホール整合
点304及び肩シーム点306として引用する基準点を
各々有する。胴体アームホール整合点304は、側シー
ム308とアームホール302とが交差する点であり、
肩シーム点306は、肩シーム310とアームホール3
02とが交差する点である。
【0020】袖200は、縁縫い端206及びシャツ胴
体300のアームホール302に連結されるようになっ
たアームホール端204を有する。衣料の袖は、多くの
場合、下方にテーパしており、即ち、袖の長手方向軸線
X−Xに沿ってアームホール端204から縁縫い端20
6まで小さくなっている。更に、袖については、アーム
ホール端204は全体に楕円形形状であり、この楕円が
袖の長手方向軸線に対して傾いているのが通常のパター
ンである。袖がテーパしていること及び楕円形形状のア
ームホール端204が傾斜していることの両方により、
袖付けを行うための縫製サイクルの自動化は非常に面倒
なものとなる。しかしながら、本発明には、こうした面
倒をなくす特徴がある。ローラー80及び72の装入端
は、これらのローラー80及び72が通常は先細である
ように配向されている。ローラー72は、その配向を縫
製線に対して垂直な配向から図示のようにローラー80
とほぼ同じ角度までの所定の範囲内で調節できるように
取り付けられている。
【0021】好ましい実施例では、袖の辺縁部を検出す
る粗案内センサ272が設けられている。袖が左方にゆ
っくりと移動する即ちクリープすると、粗案内センサ2
72が露呈され、前テンションローラー72を右に移動
させる。粗案内センサ272が遮られている場合には、
前テンションローラー72は左に移動させてある。前テ
ンションローラー72は円錐形形状であり、その装入端
に向かって下方にテーパしている。前テンションローラ
ー72の円錐面には螺旋溝273が形成されており、こ
の溝は、袖と係合するための乾燥粘着性表面を提供す
る。螺旋溝273は、袖を右方に移動しようとする力を
及ぼす。袖200のアームホール端204には、シャツ
胴体300の胴体アームホール整合点304と整合させ
なければならないアームホール整合点202又はシーム
端点と呼ばれる基準点がある。
【0022】「辺縁部」という用語は、本願で使用する
場合には、材料の送り方向に沿って延びる材料の縁部を
意味する。
【0023】図2を参照し、ミシン32及び加工物制御
−前進機構60を説明する。ミシン32は、ユニオンス
ペシャルSP161型ミシンのような従来の筒形ベッド
オーバーエッジ型ミシン(cylinder bed overedge type
machine)であり、針16及び抑金164を有する。ミ
シン32は、足踏みスイッチ74で賦勢できる縫製用モ
ータ76によって駆動される。ミシン32が作動してい
るとき、シャフトエンコーダ106がパルス即ち信号を
マイクロプロセッサ制御装置50に送る。シャフトエン
コーダ106は、ミシンによって一つの縫い目が作りだ
されるのに等しいミシンのモータの回転毎に一連のパル
スを送る。この際、マイクロプロセッサ制御装置50
は、縁部案内体の送り即ち速度が縫製速度即ち送り速度
と同期した状態を保持する上で適正なパルスを縁部案内
体に供給する。かくして、縫製用モータの加速又は減速
によって生じる縫製速度の変化に関わらず、送り案内体
は加工物に沿って適正に移動する。本発明のこの重要な
特徴により、張力を加え過ぎたり張力が足りなかったり
することがなくなる。張力を加え過ぎたり張力が足りな
かったりした場合には、適切な案内がなされなかったり
開いたシームを形成したり、縮み皺ができたり、シーム
が歪んだり、完成した衣料の大きさが不適切になってし
まう。
【0024】ミシン32及び加工物制御−前進機構60
は、フレーム40に取り付けられている。加工物制御−
前進機構60は、上縁部案内体66及び下縁部案内体6
8を含み、これらの案内体は、両側プライセパレータプ
レート143の両側と係合する。セパレータプレート1
43は、ステッチ形成器具の前方に配置されている。上
縁部案内体66、下縁部案内体68、及びプライセパレ
ータプレート143(図9参照)は、全て、縁部案内ス
ライド69に取り付けられている。スライド69によ
り、このアッセンブリを摺動させてステッチ形成ライン
に入れたりこれから外したりすることができる。
【0025】加工物制御−前進機構60は、前テンショ
ンローラー72を更に有し、このローラーは自由に回転
し、フレーム40に縁部案内体66及び68の前方に取
り付けられている。前テンションローラー72は、前テ
ンションローラーシリンダ73の賦勢に応じて前後方向
に直線的に移動させることができる。定置の後ローラー
80がステッチ形成器具の後方に取り付けられている。
図2及び図11で最もよくわかるように、後ローラー8
0は二つの区分を有し、これらの区分の間が取り付けア
ーム275によって支承されている。取り付けアーム2
75は、フレーム40に固定されている。後ローラーの
区分の、支承取り付け部から遠い端部81及び83は、
自由端である。後ローラー80は、その端部81がその
端部83よりも前ローラー72に近くなるように傾いて
いる。ローラー80及び72の端部が互いに近づいてい
るため、加工物の装入が容易になるばかりでなく、袖の
アームホール端からの下方への袖のテーパを補完するよ
うになっている。前テンションローラーがその装入位置
まで引っ込められると、後ローラー80の近くにまで移
動し、袖200の装入が容易になる。ローラー80及び
72の先端が互いに近付くように配置されているため、
加工物は、これらのローラーの周りに送られるとき、ロ
ーラー72及び80の装入端に向かってクリープする傾
向がある。衣料の縁部を検出する粗案内センサ272が
設けられている。衣料が左に向かってクリープすると、
粗案内センサ272が露呈され、前テンションローラー
72を右に移動させる。粗案内センサ272が遮られて
いる場合には、前テンションローラー72は左に移動さ
れる。クリープの傾向を補償することに加え、ローラー
を右に移動させることによって、袖のテーパ及び楕円形
形状のアームホール端の傾斜に適合させる。前テンショ
ンローラー72の表面に形成された螺旋溝は、袖を制御
するための乾燥粘着性表面を提供し、右に移動する力を
袖に及ぼす。
【0026】シームの始端が前テンションローラー72
と遭遇したとき、衣料は、ローラー72の周りに来る際
に、図12に示すようにめくれる傾向がある。この受け
入れ難いめくれを阻止するため、めくれ防止バー274
が設けられている(図11A参照)。めくれ防止バー2
74は、前ローラー72を支持する取り付けブラケット
75に垂直方向に移動するように取り付けられている。
取り付けブラケット75には、めくれ防止バー274を
ローラー72に対して上下に移動するための空気シリン
ダー77が設けられている。縫製作業中、めくれ防止バ
ー274は、シームの始端が前テンションローラー72
と最初に遭遇した領域に配置されている。めくれ防止バ
ー274は、最初の遭遇中に、衣料の外側と係合し(図
13参照)シームの始端を前テンションローラー72の
表面に対して平らに保持する。めくれ防止バー274
は、シームの始端が前テンションローラー72と接触し
た全期間中に亘って縁部がめくれないようにする。袖2
00及びシャツ胴体300のローラー72及び80上へ
の装入中、めくれ防止バー274を下方に移動させ、前
テンションローラー72から離すことができる。この特
徴には、装入作業中にめくれ防止バー274を外し、袖
及びシャツ胴体の装入を容易にするという利点がある。
図13は、縫製作業中の前テンションローラー72上の
衣料及び所定位置にあるめくれ防止バー274を示す。
図13は、めくれ防止バー274によって得られる、図
12に示すめくれた縁部に対する改善を示す。
【0027】完成した加工物を縫製作業に取り付けるチ
ェーンを切断するため、チェーンカッター78が設けら
れている。
【0028】一対の軌道型プラーを持つ側送りプラー8
2は、ステッチ形成器具から最も遠方の端部が、フレー
ム40に枢着されている。側送りプラー82の自由端は
後ローラー80と重なっており、これを下げて、後ロー
ラー80に巻き付けられた加工物と接触させたとき、ミ
シンを通して加工物を引っ張るように機能する。
【0029】図2で最もよくわかるように、平らな上面
を持ち且つこの平らな上面がその半円筒形の延長部と合
一したテーブル150が、縫製されるシャツのバルキー
端の下の所定位置でフレーム40上に支持されている。
【0030】テーブル150は、縫製領域から遠方のそ
の端部が、枢動シャフト152でフレーム140に取り
付けられている。テーブル150をこのように枢動取り
付けすることによって、ローラー72、80の装入作業
中、縫製領域と隣接したテーブル150の端部を下げる
ことができる。かくして、自動縫製サイクル中、袖20
0又はシャツ胴体300のローラー72、80への装入
前に、テーブル150を枢動シャフト152を中心とし
て下げ、オペレータがローラー72、80の周囲の領域
に近付き易くする。
【0031】テーブル150の上面上には一連の空気ブ
ロワー152が設けられている。空気ブロワー152
は、テーブル150の上面に連結されたチューブとして
開示してあり、開放した送出端154を有し、これを通
して加圧空気を送出できる。空気ブロワー152は、カ
ール防止ブロワー105と同時に賦勢される。空気流は
支持プレートの上面に沿って流れ、円筒面を上方に流れ
る。空気流は、シャツ胴体300の最も下の場所が縫製
作業中に移動する方向に流れる。空気流は、シャツ胴体
300を支持プレートの表面上にとどめ、シャツの底部
の嵩高な質量を縫製作業中に送るのを助ける。この空気
流は、シャツの底部がそれ自体を中心として捩じれ、開
放した又は不規則なシームをもたらす縁部案内体の作動
に対する抵抗をつくりださないようにするのを助ける。
機械式ロータリークランプや上下の向き合った駆動ベル
トといった機械的な装置によっても同じ結果を得ること
ができる。
【0032】シャツ胴体300及び袖200は、図1に
示す状態でオペレータに提供される。オペレータは、マ
イクロプロセッサ50制御パネルから「自動モード」を
選択することによってサイクルを開始する。これによっ
て、ミシンは、側送りプラー82を持ち上げ、前テンシ
ョンローラー72を引っ込めることによって装入の準備
を行う。抑金164は上昇位置即ち上位置にある。シャ
ツ胴体300及び袖200を装入するための好ましい実
施例によれば、オペレータは、袖200を取り上げてこ
れを正しい側が外になるように引っ繰り返し、前テンシ
ョンローラー72及び後ローラー80に装入する。袖2
00の装入にあたり、オペレータはアームホール整合点
202を針に差し向ける。オペレータは、持ち上げてあ
る抑金の下に袖200を装入する。オペレータがアーム
ホール整合点202を抑金の下に配置すると、袖センサ
100が遮られ、信号がマイクロプロセッサ50に送ら
れる。マイクロプロセッサ50は、抑金を下ろし、ロー
ラーシリンダ73を部分的に延ばし、これによって前テ
ンションローラー72で袖200を延ばす。袖センサ1
00が遮られているとき、更に、縁部案内体66及び6
8を縫製領域内に移動させる。
【0033】一連の図10のA乃至Cで最もよくわかる
ように、上縁部案内体66、下縁部案内体68、及びプ
ライセパレータプレート143の各々は、枢軸114、
113、及び111を中心として夫々取り付けられてい
る。縁部案内機構には、枢動機構が更に含まれ、この枢
動機構を賦勢することによって、上縁部案内体66、下
縁部案内体68、及びプライセパレータプレート143
をこれらの枢軸114、113、及び111を中心とし
て枢動させることができる。図10のAでは、針の中心
線に参照符号NCLが附してあり、縁部案内アッセンブ
リは縫製領域から引っ込めた位置で示してある。縁部案
内体66及び68は、垂直支柱125に取り付けられて
いる。取り付け部材127は、垂直支柱125の上端に
枢動シャフト111を中心として枢動自在に取り付けら
れている。垂直支柱125には空気シリンダ129が固
定されており、そのロッド端が取り付け部材127に連
結されている。シリンダ129の伸縮により、枢動シャ
フト111を中心として取り付け部材127を枢動させ
る。プライセパレータプレート143は取り付け部材1
27に固定されており、及びかくして取り付け部材12
7とともに枢動する。上縁部案内体66は、取り付け部
材の枢動シャフト114に枢着されており、下縁部案内
体68は、取り付け部材127に枢動シャフト113を
中心として枢着されている。縁部案内体66及び68
は、取り付け部材127に対し、シャフト114及び1
13を中心として別々に枢動させることができる。縁部
案内アッセンブリは、図10のAの位置では、上縁部案
内体66、下縁部案内体68、及びプライセパレータプ
レート143の各々が水平方向に対して傾斜している。
図10のBでは、縁部案内アッセンブリは、袖が袖装入
センサ100を遮るのに応じて縫製領域内に移動してい
る。上縁部案内体66、下縁部案内体68、及びプライ
セパレータプレート143の姿勢は、図10のAに示す
のと同じままである。プライセパレータプレートが上方
に枢動させてあるため、袖200の縁部がプライセパレ
ータプレート143をクリヤーする。次いで、縁部案内
アッセンブリを下方に枢動させ(図10のC参照)、プ
ライセパレータプレート143を袖200と接触させ
る。次いで、下縁部案内体68が閉じ、即ち図10のD
に示すように上方に枢動し、かくして袖をプライセパレ
ータプレート143の底面と下縁部案内体68との間に
クランプする。この一連の図に示すように、アームホー
ル端204の縁部は、両側プライセパレータプレート1
43の下に配置され、ここで下縁部案内体68と係合す
る。
【0034】袖装入機能を行った後、所定の遅延があ
り、その後、抑金164を持ち上げてシャツ胴体300
を装入できるようにする。次いで、シャツ胴体300を
裏返しの状態で袖200の上に装入し、そのアームホー
ル整合点304を袖のアームホール整合点202と整合
させる。整合させた整合点202及び304を抑金16
4の下に保持し、アームホール302の縁部を両側プラ
イセパレータプレート143の上面上に置く。シャツ胴
体装入センサ101はシャツ胴体300の装入時に遮ら
れ、これによって、抑金164、上縁部案内体66、及
び側送りプラー82を下げる。このとき、前ローラー7
2がその縫製位置まで更に右方に移動する。次いで、縫
製の準備のためにテーブル150を持ち上げる。テーブ
ル150が持ち上げられると、めくれ防止バー274も
また、シャツ胴体300のローラー72と隣接した最も
下の場所と係合する所定位置まで持ち上げられる。所定
の時間的遅延の後、縫製を開始する。
【0035】シャツ胴体300及び袖200の装入後所
定の時間的遅延の後、自動縫製サイクル及びチェーン切
断作業を開始する。自動縫製サイクル及びチェーン切断
作業は、ハンドオフ作業であり、オペレータの補助や注
意を必要としない。自動縫製サイクル及びチェーン切断
作業を完了したとき、取り出し機構によって縫製済みの
製品を取り出し、他のアームホール302及び別の袖2
00についてプロセスを繰り返す。
【0036】図6に示す上縁部案内体66の機能は、下
縁部案内体68と同じであり、及びかくして、上縁部案
内体66だけを詳細に論じる。本願で使用する縁部案内
装置は、上掲の米国特許第5,251,557号、米国
特許第4,512,268号、米国特許第4,479,
447号、及び米国特許出願第08/123,000号
に開示されている装置と実質的に同じであるということ
に着目されたい。これらの装置の構造的構成要素を更に
完全に開示するため、これらの特許について触れたこと
により、これらの特許に開示されている内容は本明細書
中に組み入れたものとする。
【0037】次に、図6を参照すると、上縁部案内体6
6は、材料のプライを材料送り方向に前進させる機能を
持つ送りホイール13を駆動するための第1ステッパモ
ータ110、及び材料のプライを材料送り方向に対して
垂直方向に移動させる機能を持つグリッパホイール4を
駆動するための第2ステッパモータ112を有する。ス
テッパモータ110及び112は、特定の回転数だけ回
転するように、又は一回転の数分の一だけ回転するよう
に制御できる。かくして、賦勢指令をステッパモータに
伝達し、特定のステップ数だけ作動させたとき、材料の
プライを駆動要素の直径及び駆動比に応じて、特定距離
だけ前進させることができる。
【0038】上縁部案内体66の全体は、水平枢動シャ
フト114によって一端が支持されている。装置の材料
係合ヘッドである他端は、プライセパレータプレート1
43上に載止している。水平枢動シャフト114を中心
として装置全体を枢動させることによって、材料係合ヘ
ッドをプライセパレータプレート143から持ち上げる
ことができる。上縁部案内体66は、材料係合ヘッドを
プライセパレータプレート143と強制的に接触させる
のに重力を使用でき、又はばねや空気シリンダのような
機械的装置を使用できる。下縁部案内体68には、その
材料係合ヘッドをそのプライセパレータプレート143
と接触させるため、ばねや空気シリンダのような機械的
装置が設けられていなければならない。上縁部案内体6
6、下縁部案内体68、及びプライセパレータプレート
143は、作動位置と不作動位置との間で移動させるた
めにこれらを自動的に水平方向に移動させることができ
るように、縁部案内スライド69に取り付けられてい
る。
【0039】図7は、図6に示す上縁部案内体66の断
面図である。ハウジング118の外面には、第1ステッ
パモータ110が取り付けられている。第1ステッパモ
ータ110の出力シャフトにはピニオン117が固定さ
れている。中空シャフト119がハウジング118のベ
アリング120に回転自在に取り付けられており、この
シャフトにはピニオン122が固定されている。ピニオ
ン122は、歯付きベルト124でピニオン117に機
械的に連結されている。回転駆動は、ステッパモータ1
10から歯付きベルト124を通して中空シャフト11
9に伝達される。送りホイール13は中空シャフト11
9の自由端に固定されており、及びかくして中空シャフ
トとともに回転する。送りホイール13には複数の開口
部130が形成されており、これらの開口部では、グリ
ッパホイール4がシャフト132に回転自在に取り付け
られている。グリッパホイール4の周縁部は、ウォーム
歯車128と駆動係合しており、このウォーム歯車によ
って回転される。ウォーム歯車128は、中空シャフト
119内に回転自在に取り付けられたシャフト126の
自由端に固定されている。
【0040】ハウジング118は、第2ステッパモータ
112の一端にボルト134で固定されている。第2ス
テッパモータ112の他端は、ミシン32のベース10
4に枢動シャフト114を中心として枢動自在に取り付
けられている。第2ステッパモータ112の出力シャフ
ト138は、継手140によってシャフト126に固定
されている。上縁部案内体66の送りホイール13は、
シャフト114を中心として縁部案内体62を枢動させ
ることによってプライセパレータプレート143から持
ち上げることができる。
【0041】送りホイール13の端面図である図8に
は、袖200のアームホール端である参照番号302を
附した材料プライが示してある。アームホール端302
は、送りホイール13とプライセパレータプレート14
3との間に配置されている。プライセパレータプレート
143には、グリッパホイール4の周縁部と協働して材
料142を把持し、この材料を所期の正確な量で送る円
筒形形状の凹状表面144が設けられている。表面14
4の形状が凹状であるため、複数のグリッパホイール4
が袖材料302と同時に係合でき、これにより、送りの
制御及び正確さを高める。
【0042】本発明の縁部案内体とともに使用されるセ
ンサは、放射された光線が反射されてセンサに戻る逆反
射型のセンサである。放射された光線は、反射能が高い
表面又は反射テープを貼付した表面に差し向けられる。
光線が差し向けられた領域内に材料プライが移動すると
き、反射されてセンサに戻る光線に変化が起こる。セン
サは、この変化を検出し、制御システムに伝達する。
【0043】拡散型センサを使用してもよい。拡散型セ
ンサは、これらのセンサが検出しようとする表面の特定
の種類の性質を認識し、反射能が高い表面の存在を必要
としない。
【0044】全ての縁部案内体のセンサの方向を、これ
らのセンサの全てが材料の縁部を案内しようとし、これ
らのセンサがステッチ線から同じ距離を監視するよう
に、調節しなければならないということが本発明の作動
にとって重要である。一つのセンサの狙いが、材料の辺
縁部をステッチ線から他の布層よりも大きく離間させる
方向にずれている場合には、過剰の廃材料でできた広幅
のリボンが一つの層から切断される。これは、材料が無
駄になるため、受入れることができない。しかしなが
ら、一つのセンサの狙いが、このセンサによって監視さ
れた材料の縁部がステッチ線と整合していないないよう
に他の方向にずれている場合には、シームに欠陥をもた
らし、完成したものを廃棄しなければならない。
【0045】図2に示すミシンの材料装入−ステッチ形
成領域の概略端面図である図9には、送りホイール13
及び上縁部グリッパ66及び下縁部グリッパ68の両方
のグリッパホイールがシャツ胴体300及び袖200の
夫々の材料と係合した状態で示してある。この図には、
両側プライセパレータプレート143、上縁部センサ1
0及び下縁部センサ9が更に示してある。材料302及
び204は、持ち上げられた抑金164と針板160と
の間に示してある。この図には、針16及び送り歯16
2の上部分もまた示してある。上縁部センサ10及び下
縁部センサ9が材料204及び302で遮られていない
場合には、グリッパホイール4は、材料と対応するセン
サが差し向けられた点に向かって材料を送る方向に独自
で回転する。材料を、これらの材料と対応するセンサが
差し向けられた領域を覆うのに十分に前記方向に移動し
たとき、ホイール4の回転を逆転させ、材料を逆方向に
送る。これによりセンサが露呈され、その結果、グリッ
パホイール4の送り方向を逆転させる。かくして、グリ
ッパホイール4によりセンサ9及び10は連続的に遮ら
れたり露呈されたりし、これによりグリッパホイール4
の回転方向が連続的に逆転し、材料204及び302の
辺縁部を針16と適正に整合した状態に維持する。
【0046】マイクロプロセッサ制御装置50は、加工
物の縁部の案内の他に、縁部案内センサ9及び10の監
視を行い、アームホール204の縁部及びアームホール
302の縁部が制御されているかどうかの判断を行う。
縫製サイクル中、所定数のステッチ数内で信号レベルの
変化がない場合には、マイクロプロセッサ制御装置50
は作業を停止し、オペレータに信号を送り、問題点を明
らかにし、解決する。マイクロプロセッサ制御装置50
は、縁部センサが適正レベルの信号を再び伝達した後、
作業を再開する。これは、衣料に開放シームが形成され
ないようにする手段を提供するため、本発明の適正な作
業にとって非常に重要である。衣料製造産業において、
開放シームは、製品の最も深刻な欠陥であると考えられ
ている。
【0047】図3は、本発明のミシン及び材料取扱い機
構の斜視図であり、シャツ胴体及び袖が挿入してあり且
つ縫製の準備ができた状態で示してある。作業のこの時
点で、グリッパホイール4は袖のアームホール204の
縁部及び胴体のアームホール302の縁部と整合してお
り、縁部案内体66及び68が所定位置にある。更に側
送りプラー82がシャツ胴体300の上面上に下ろして
あり、これと係合している。シャツ胴体300及び袖2
00は、両方とも、側送りプラー82と後ローラー80
との間にある。シャツ胴体300の装入後、所定の時間
的遅延が始まる。この時間的遅延の満了後、ミシンの自
動縫製サイクルが開始する。しかしながら、オペレータ
は、シャツ胴体300の装入後、他のミシンについて次
の装入作業の準備を自由に行うことができる。この図に
は、テーブル150、その一連の空気ブロワー152、
半円筒形の延長部が示してある。空気ブロワー152
は、シャツのバルキー端の下に移動する空気流をつく
り、この空気流は、シャツの底端の回転を補助する。
【0048】空気流は、シャツ胴体300の最も下の場
所が縫製作業中に移動する方向に流れる。
【0049】図4は、シーム検出機構170の、縫製済
みのシームと係合しようとするところの拡大斜視図であ
る。図4でわかるように、自動縫製サイクルが行われて
おり、シームの始端が縁部案内機構66及び68に近づ
いている。プライ302及び204は、互いに縫い合わ
せられているため、プライセパレータプレート143の
両面に送ることができない。かくして、シーム検出機構
170を縁部案内体66及び68及びプライセパレータ
プレート143の前方に配置しなければならない。シー
ム検出機構170は、近接センサ175に設けられたセ
ンサ枢軸174を中心として枢着されたシーム検出レバ
ー172を含む。シーム検出レバー172は、ステンレ
ス鋼のようなシート材料でできており、水平に配置さ
れ、シャツ胴体300がその上面上を通過し、袖200
がその下面の下を通過するように配置されている。図4
に示すように、縫製済みのシートの始端は、シーム検出
レバー172の前縁部に到達したとき、シーム検出レバ
ー172をそのセンサ枢軸174を中心として後方に枢
動させる。シーム検出レバー172のこの後方への枢動
により近接センサ175が賦勢され、このセンサは信号
をマイクロプロセッサ制御装置50に送り、この制御装
置は、縁部案内スライド69を賦勢する信号を送出す
る。縁部案内スライド69は、賦勢されると、上下の縁
部案内体66及び68をプライセパレータプレート14
3とともにステッチ形成ラインから後方に引っ込め、更
に、縫製機能を停止する。更に、近接センサ175の賦
勢により、時間的遅延が開始され、この遅延の後、縁部
案内体66及び68が縫製領域に戻り、所定のステッチ
数に亘って縫製作業を再開する。所定のステッチ数の終
わりに、上縁部案内体66が、特定数のステッチの完成
後にステッチ形成を停止する。
【0050】図4には、上縁部案内体66の中空シャフ
ト119に取り付けられたノックダウンワイヤ276も
示してある。ノックダウンワイヤ276は、衣料と係合
する自由端部分277を持つように形成されたばねワイ
ヤでできている。衣料係合自由端部分277は、衣料が
グリッパホイールと係合する前に衣料の上面と係合す
る。上縁部案内体66を制御する縫製センサ11の端部
を図4に示し、これを本明細書中下文において詳細に論
じる。
【0051】図5は、本発明のミシン32及び材料取扱
い機構60の斜視図であり、シャツ胴体300及び袖2
00が装入してあり且つ縫製サイクルの終わりに近づい
ている。図5は、シーム検出器170が賦勢された直後
の状態で機構を示す。上縁部案内体66及び下縁部案内
体68、及びプライセパレータプレート143がステッ
チ線から引っ込められている。縁部案内体66及び68
の送り機能及び案内機能は、縫製作業と同様に停止され
ている。短い遅延の後、縁部案内体66及び68が縫製
領域に戻り、縫製を再開し、所定数のステッチに亘って
これを連続的に行う。上縁部案内体66を戻し、衣料上
に置いたとき、ノックダウンワイヤ276の自由端は、
衣料の上面と係合し、衣料の縁部を安定した状態に保持
するように機能し、この点から縫製作業の終わりまで縫
製が滑らかに行われるようにする。このとき、縫製済み
の両プライ302及び204は、プライセパレータプレ
ート143の上面上及び上縁部案内体66の下にある。
縁部案内体66及び68は、シーム検出器の賦勢前に
は、上縁部案内センサ10及び下縁部案内センサ9の制
御下にあり、シーム検出器の賦勢後には、縫製センサ1
1(図4参照)の端部の制御下にある。縁部案内センサ
9及び10を使用するとき、袖200及びシャツ胴体3
00の辺縁部のトリミングが行われる。しかしながら、
シームの始端の検出後、縁部のトリミングを停止し、縫
製センサ11の端部によって上縁部案内体66を制御す
る。縫製センサの端部は、上縁部案内センサ10が差し
向けられた点の後方にあり且つ僅かに左にある点に差し
向けられている。所定の縫製期間の後、上縁部案内体6
6が材料の縁部を針16の左に放出する。この際、ミシ
ンは作動し続け、縫製済みの衣料に連結されたステッチ
チェーンをつくりだす。空気シリンダ108は、針16
の右側前方に取り付けられており、加工面に沿って衣料
の送り方向に対して垂直方向に移動するフック即ちフィ
ンガを有する。上縁部案内体66と別に賦勢される空気
シリンダ108は、衣料が縫製領域に戻らないようにす
る。フック即ちフィンガは衣料の辺縁部と係合し、これ
が縫製領域に戻らないようにする。衣料に取り付けられ
たステッチチェーンを切断し、縫製済みの衣料をミシン
32から取り外さなければならない。所定の遅延の後、
チェーンをチェーンカッター78の入口に吸い込み、チ
ェーンを切断する。別の遅延の後、縫製を停止し、抑金
164を持ち上げ、衣料を自由に取り外すことができ
る。次いで、オペレータは、別のアームホールについて
同じ手順を繰り返す。
【0052】次に、袖付けプロセスの作業を論じる。オ
ペレータは、袖200を抑金164の下に装入すること
によってこのプロセスを開始する。このプロセスで袖セ
ンサ100を遮る。センサ100は、信号をマイクロプ
ロセッサ50に送り、これによってローラーシリンダ7
3を部分的に延ばし、これによって、前テンションロー
ラー72を延ばし、袖200を伸長する。袖200は、
持ち上げられた抑金の下に配置される。抑金を下ろして
材料のプライを装入位置に保持する。
【0053】次の段階でシャツ胴体300を装入する。
この段階の開始時にシャツ胴体装入センサ101が賦勢
される。抑金及び送りプラーが自動的に下ろされ、テン
ションローラー72を延ばし、適切な時期にテーブル1
50を持ち上げる。
【0054】適当な長さの所定の時間的遅延の後、自動
縫製サイクルを開始する。時間的遅延により、ローラー
シリンダ73は伸長を開始し、これによって前テンショ
ンローラー72をその装入位置からその縫製位置まで水
平に移動し、ローラー72及び80に取り付けられた加
工物を伸長する。
【0055】カール除去ブロワー105及び空気ブロワ
ー152を賦勢する。上縁部案内体66をその下降位置
まで移動し、案内体66は、この位置で、プライセパレ
ータプレート143の両面上の材料プライと係合する。
下縁部案内体68の作動端部は、実際には、下方に移動
してその下降位置に至るのでなく、上方に、材料プライ
が下縁部案内体とプライセパレータプレート143の下
面との間で押圧される本明細書中でその下降位置と呼ば
れる位置まで移動する。
【0056】側送りプラー82はその下降位置まで移動
し、この位置で二プライの材料を後ローラー80との間
で押圧する。更に、チェーンカッター78及び廃材料除
去機構を賦勢する。
【0057】縁部案内体66及び68は、必ずしも、そ
れらの下降位置まで移動された直後にそれらの案内機能
を開始するのではない。上縁部案内体66及び下縁部案
内体68が送り機能を開始する前に時間的遅延がある。
【0058】縫製を開始したとき、前テンションローラ
ー72はその縫製位置にある。加工物は、ローラー72
及び80に装入された位置から左方にドリフトする即ち
移動する傾向がある。これに対抗するため、テンション
ローラー72を粗案内センサ272(図2参照)に応じ
て右方/左方に移動する。
【0059】完成したシームが縁部案内体66及び68
に向かって戻るとき、完成したシームによってシーム検
出器170が賦勢される。シーム検出器170が賦勢さ
れると、信号がマイクロプロセッサ50に送られ、これ
により、マイクロプロセッサは、縁部案内体66及び6
8を持ち上げてプライセパレータプレート143から遠
ざける。更に、シーム検出器170の賦勢により、縁部
案内スライド69が賦勢される。スライドは、縁部案内
体66及び68を両側プライセパレータプレート143
とともに縫製領域の外に移動する。プログラムされた時
間的期間の後、縁部案内体66及び68、及び両側プラ
イセパレータプレート143を縫製領域に戻す。更に、
この作業中、カール除去ブロワー105は消勢されてい
る。
【0060】縁部案内体66及び68が縫製領域に戻っ
たとき、両材料プライ、即ちシャツ胴体300及び袖2
00は、両側プライセパレータプレート143の上面上
にあり、これらのプライの縫製済みの縁部は、上縁部案
内体66の制御下にある。この時点では、下縁部案内体
68も閉じており材料プライの底をクリヤーしている
が、その下には材料がない。シーム検出器170の賦勢
前には、縁部案内体66及び68は、上縁部案内センサ
10及び下縁部案内センサ9の制御下にあり、シーム検
出器170の賦勢後には、縁部案内体66及び68は、
縫製センサ11の端部の制御下にある。縁部案内センサ
9及び10の使用中、袖200及びシャツ胴体300の
辺縁部のトリミングが行われる。しかしながら、シーム
の始端を検出した後、縁部のトリミングは停止され、上
縁部案内体66を縫製センサ11の端部によって制御す
る。縫製センサ11の端部は、上縁部センサ10が差し
向けられた点の後方及び僅かに左方にある点に差し向け
られている。
【0061】縁部案内アッセンブリを縫製領域に戻し、
縫製サイクルの終わりを開始した後、ステッチ数で計測
した期間があり、その後、上縁部案内体66がその制御
下にある衣料を左方に放出する。衣料が抑金164の下
から出るとき、縫製ヘッドは作動し続け、チェーンを形
成する。上縁部案内体66が衣料を抑金164の下から
放出すると同時に、空気シリンダ108が賦勢され、こ
れによって、フック即ちフィンガ109を材料の送り方
向の横方向に移動し、衣料の辺縁部と係合させ、縫製領
域からのその放出を助け且つ確実にする。
【0062】シーム検出器170の賦勢時に縫製ヘッド
を短期間に亘って直ちに停止する。更に、このとき、自
動縫製サイクルを停止するための期間がつくりだされ
る。
【0063】調時ダイアグラムに入れた速度、遅延期
間、ステッチ数、及びエンコーダパルス数といったパラ
メータは全て、変更可能であり、これらは、マイクロプ
ロセッサの制御パネルを介してプログラム可能である。
これは、本発明のミシンの非常に重要な特徴である。こ
れは、本発明のミシンを全ての大きさの多くのスタイル
の衣服に対して使用できるようにするためである。
【0064】図14乃至図18には、二つの袖付けミシ
ンを含むワークステーションが示してある。このワーク
ステーションは、上述の材料装入機構並びに袖ピックア
ップ装置、及びオペレータが両方のミシンを効率的に作
動させることができるようにするローダートレーを含
む。
【0065】図14には、上文中に開示した種類の二つ
の袖付けミシンを一人のオペレータが同時に作動できる
ようにする、材料取扱い器具を含むオペレータのワーク
ステーションが示してある。オペレータは、二つの袖付
けミシン間のO.P.と表示された位置に配置される。
オペレータの右側に配置されたミシンに参照番号401
が附してある。作動中、両ミシン400及び401は自
動モードにある。以下の議論において、ミシン401に
最初に装入する。このミシンはミシン1とも呼ばれる。
二番目に装入が行われるミシン400は、ミシン2とも
呼ばれる。
【0066】袖ピックアップ装置402(図15参照)
がミシン400と401との間に配置されている。袖ピ
ックアップ装置402は、シャツの袖200の積み重ね
が置かれる袖ピックアップトレー404を含む。袖ピッ
クアップトレー404は、ミシン400のテーブル板に
固定された垂直支持体406に取り付けられている。袖
ピックアップトレー404は、空気シリンダ408の賦
勢に応じて、垂直支持体406に対して垂直方向に移動
する。マイクロプロセッサ制御装置50は、袖トレー上
げ信号及び袖トレー下げ信号を出力し、袖ピックアップ
トレー404を適切な時期に適当な方向に移動する。水
平アーム410は、袖ピックアップトレー404の上方
に垂直支持体406によって片持ち梁をなして支持され
ている。袖解放センサ412は、水平アーム410によ
って支持されている。袖を掴んでいるオペレータの手が
袖解放センサ412を遮ると、袖解放センサ入力信号が
マイクロプロセッサ制御装置50に送られ、別の袖を把
持し開放するサイクルが開始される。
【0067】袖グリッパ414もまた水平アーム410
上に支持されている。次に、袖グリッパ414の拡大図
である図16を参照する。ピックアップフィンガ416
が所定限度内で垂直方向に移動するように取り付けられ
ており、このフィンガは、ばね418によって下方に押
し付けられている。グリッパセンサ420が、ピックア
ップフィンガ416と隣接して支持されている。ピック
アップフィンガ416は、袖トレー404に置かれた持
ち上げられる袖200と係合したとき、グリッパセンサ
420がトリップするまで上方に押圧される。グリッパ
センサ420がトリップしたとき、グリッパセンサ入力
信号がマイクロプロセッサ制御装置50に送られ、これ
によって、グリッパ出力信号をマイクロプロセッサ制御
装置50から送出する。グリッパ出力信号により、加圧
空気が袖グリッパ414に送られ、これによって、ピッ
クアップフィンガ416を賦勢して開放する。次いで、
加圧空気を逃がし、ピックアップフィンガを閉鎖し、積
み重ねから最も上にある袖の上プライを把持する。次い
で、袖トレー404を下げ、積み重ねから取り出した最
も上の袖200をピックアップフィンガ416によって
保持する。これにより、オペレータは、単一の袖200
に難なく近づいてこれを把持することができる。袖が管
状形状であり、ピックアップフィンガ416が最も上の
袖200だけを把持しているため、袖トレーが下がると
きに袖が開く。かくして、袖グリッパ414は一つの袖
を袖の積み重ねから分離し、オペレータが袖を素早く把
持するのを非常に容易にする。袖グリッパは、更に、袖
を開き、そのため、オペレータは、時間を無駄にするこ
とがなく、袖のプライを分離しようとする努力を払うこ
とがない。袖グリッパ414の作動を更に完全に開示す
るためには、米国特許第5,190,275号を参照さ
れたい。同特許について触れたことにより、その特許に
開示されている内容は本明細書中に組み入れたものとす
る。
【0068】次いで、オペレータは、袖を一方のミシン
のローラー72、80に置く。この議論について、ミシ
ン401をミシン1と呼ぶ。上述のように、ローラー7
2及び80の装入作業中、テーブル150を下げて装入
作業を容易にする。オペレータが袖をローラー72及び
80に置くと、袖センサ100が遮られ、これにより、
ミシンの幾つかの作動及びローダートレー430の移動
が開始される。
【0069】ローダートレー430は、ミシン400及
び401に向かって、及びこれらのミシンから遠ざかる
ように移動するようにフレーム40に取り付けられてい
る。各ローダートレー430は、上トレー432及び下
トレー434を有する。上トレー432は、シャツ胴体
の積み重ねを支持し、完成したシャツは下トレー434
上に置かれる。図17に最もよく示してあるように、ミ
シン400の上トレー432は、その全体が縫製領域と
隣接した位置で示してあり、その一部が縫製領域から遠
ざかった位置で示してある。ローダートレー430は、
マイクロプロセッサ制御装置50からの信号によって制
御される。
【0070】袖センサ100がオペレータによって賦勢
されるのに応じて、上トレー432が縫製領域に向かっ
て移動し、オペレータは、シャツ胴体300を上トレー
432から掴みだす。上トレー432がシャツ胴体30
0を縫製領域に向かって運ぶため、オペレータは、シャ
ツ胴体に近付く必要はない。オペレータは、シャツ胴体
300の一方のアームホールを、袖200が既に装入し
てあるローラー72、80に装入する。次いで、上トレ
ー432を引っ込める。シャツ胴体を装入したとき、シ
ャツ胴体センサ101が遮られ、これにより、幾つかの
胴体装入移動を開始し、遅延期間に亘ってカウントダウ
ンを始める。この遅延期間が満了したとき、ミシン1
(ミシン401)についての縫製サイクルを開始する。
【0071】次いで、オペレータは、袖グリッパ414
から別の袖200を掴み、これをミシン2(ミシン40
0)のローラー72、80に装入する。ミシン2へのこ
の袖200の装入は、ミシン1への袖の上述の装入と同
じ結果をもたらす。袖センサ100が遮られると、ミシ
ンの幾つかの動き及びローダートレー430の移動が開
始される。オペレータは、次いで、上トレー432から
シャツ胴体300を掴み、これをミシン2(ミシン40
0)のローラー72、80によって支持された袖200
の上に装入する。
【0072】ミシン1(ミシン401)がその縫製サイ
クルの終わりに近づいたとき、上トレー432は縫製領
域に向かって所定位置まで移動し、この位置でテーブル
150に載る。ミシン1(ミシン401)の縫製サイク
ルが完了したとき、シャツは側送りプラー82によって
180°に亘って連続的に回転される。空気ブロワー1
52もまた、シャツのこの回転に寄与する。この180
°回転により、シャツ胴体はカラーを上にして配向さ
れ、第2の袖についてのアームホール開口部を探すため
のオペレータの時間及び努力を節約する。
【0073】180°に亘る開口部の完了後、上トレー
432の底面に枢着されたアーム436をシャツ胴体上
に下げ、シャツ胴体をアーム436とテーブル150と
の間に捕捉する。次いで、上トレー432を引っ込め、
シャツ胴体300をこれに取り付けられた一つの袖20
0とともに引っ張る。一方の袖200が取り付けられた
シャツ胴体300を所定位置まで引っ張り、この位置で
これをローラー72、80から取り出す。一方の袖20
0が取り付けられたシャツ胴体300のこの自動取り出
しにより、オペレータをこの作業から解放し、作業全体
の速度を上げる。一方の袖200が取り付けられたシャ
ツ胴体300は、第2の袖を取り付ける準備ができる。
【0074】オペレータは、袖グリッパ414から袖2
00を掴み、これをミシン1(ミシン401)のローラ
ー72、80に装入する。オペレータが袖200を掴ん
だとき、袖解放センサ412が賦勢され、これにより別
の袖を掴んで開くサイクルを開始する。オペレータが袖
をローラーに装入すると、袖センサ100が遮られ、袖
装入入力信号がマイクロプロセッサ制御装置50に送ら
れる。しかしながら、ミシン1について第1袖を掴んだ
場合とは異なり、シャツ胴体300を上トレー432か
ら掴みだす必要はない。これは、この袖が、一方の袖2
00が取り付けてあるシャツ胴体300に縫い付けられ
るためである。一方の袖200が取り付けてあるシャツ
胴体300は縫製領域にあり、オペレータはここでこれ
を便利に掴むことができる。かくして、上トレー432
を縫製領域に向かって移動させる上トレー出力信号は送
出されない。オペレータは、一方の袖200が取り付け
られたシャツ胴体300をテーブル150から掴み、第
2アームホールをローラー72、80上で袖上に配置し
且つ装入する。
【0075】そのうち、ミシン2(ミシン400)は、
第1袖200をシャツ胴体300に取り付けるための縫
製サイクルを完了し、上トレー432の下面によって支
持されたアーム436によって加工物をローラー72、
80から引っ張って外す。次いで、オペレータは、袖グ
リッパ414によって保持された袖200を掴み、これ
をミシン2(ミシン400)のローラー72、80に装
入する。オペレータが袖200を掴んだとき、袖解放セ
ンサ412が賦勢され、これにより、別の袖を掴んで開
くサイクルを開始する。オペレータが袖をローラーに装
入するとき、袖センサ100が遮られ、袖装入入力信号
がマイクロプロセッサ制御装置50に送られる。しかし
ながら、ミシン2用の第1袖が掴まれた場合とは異な
り、シャツ胴体300を上トレー432から掴みだす必
要がない。これは、一方の袖200が取り付けられたシ
ャツ胴体300が使用されるためである。一方の袖20
0が取り付けられたシャツ胴体300は、縫製領域にあ
り、オペレータはここでこれを便利に掴むことができ
る。かくして、上トレー432を縫製領域に向かって移
動させる上トレー出力信号は送出されない。オペレータ
は、一方の袖200が取り付けられたシャツ胴体300
をテーブル150から掴み、第2アームホールをローラ
ー72、80上の袖上に配置し且つ装入する。
【0076】そのうち、ミシン1(ミシン401)は、
第2袖200についての縫製サイクルを完了し、上トレ
ー432を移動し、アーム436を下げ、完成したシャ
ツをローラー72、80から離れた所定位置に戻す。連
結150は、ローラー72、80の装入を容易にするた
め、下ろしてある。
【0077】オペレータは、袖グリッパ414から別の
袖200を掴み、これをミシン1(ミシン401)のロ
ーラー72、80に装入する。この袖が、この議論にお
いて製造されるべき第3のシャツについての第1袖であ
る。オペレータが袖200を掴んだとき、袖解放センサ
412が賦勢され、これにより、別の袖を掴んで開くサ
イクルを開始する。オペレータが、ミシン1(ミシン4
01)のローラー72、80に袖を装入することによ
り、袖センサ100が遮られる。袖装入入力信号がマイ
クロプロセッサ制御装置50に送られ、これによって上
トレー432を縫製領域内に移動する。オペレータは、
上トレー432からシャツ胴体300を掴み、これをミ
シン1(ミシン401)のローラー72、80に装入す
る。図18で最もよくわかるように、上トレー432が
引っ込もうとするとき、アーム436が下方に落ち、完
成したシャツをアーム436とテーブル150との間に
捕捉し、上トレー432が引っ込むとき、完成したシャ
ツをテーブル150から引出し、これを下トレー434
上に置く。かくして、完成した衣料は、オペレータに負
担をかけることなく、縫製領域から取り出される。
【0078】この時点で、ミシン2(ミシン400)の
最初に完成した衣料が完成し、ローラー72、80から
引き出される。テーブル150は下ろしてある。オペレ
ータは、袖グリッパ414から別の袖200を掴み、一
連のサイクルを開始し、第2の完成した製品をミシン2
(ミシン400)上で製造する。ミシン2(ミシン40
0)からの最初に完成した製品は、アーム436によっ
てテーブルから自動的に取り外され、下トレー438に
置かれる。シャツ胴体の袖付けサイクルは、効率的に且
つオペレータの労力を必要としない方法で続けられる。
【0079】袖付け作業の段階を図19のブロックダイ
ヤグラムに示す。オペレータは、自動縫製サイクルの開
始前に、マイクロプロセッサの制御パネルから「自動モ
ード」を選択する。図19でわかるように、段階のうち
の上側の手順は、ミシンの初期化で始まる。ミシンの初
期化には、送りローラー72、縁部案内アッセンブリ、
上トレー432及び下トレー434、及び取り出しアー
ム436をこれらが加工物を受け入れる準備ができるよ
うに配置する工程が含まれる。側送りプラー82を持ち
上げ、前テンションローラー72をその装入位置まで引
っ込める。
【0080】袖取り上げサイクルは、図19の上部分に
示すサイクルの手順とは別である。袖を掴んでホルダか
ら取り出すとき、袖ピックアップ機構は、別の袖をオペ
レータに自動的にリサイクルし、提供する。これは、オ
ペレータが掴み易い方法で行われる。
【0081】初期化後、袖装入段階を行い、この段階の
完了時に胴体装入段階を開始する。袖及び胴体の装入
後、縫製サイクルを開始し、これをシーム検出サイクル
の開始まで続ける。シーム検出サイクルは、縫製サイク
ルを中断する。次いで、端部縫製サイクルによって縫製
サイクルを完了し、端部縫製サイクルの後、積み重ねサ
イクルを行う。積み重ねサイクルを完了したとき、手順
を初期化段階から再び始める。
【0082】各段階内の工程のタイミングは、製造され
る衣料の特定の種類、オペレータの技術並びにミシン全
体で具体化された種々のセンサに応じて変化する。
【0083】図20は、マイクロプロセッサ制御装置5
0を含むブロックダイヤグラムであり、制御を行う構成
要素には、ステッパモータ及び制御装置50が信号を受
け取ったり送出したりする構成要素が含まれる。
【0084】本発明を特に図示の装置を参照して詳細に
説明したけれども、変形及び変更、及び等価の機構の使
用を本発明の範疇から逸脱することなく行うことができ
るということは理解されよう。従って、特許請求の範囲
はこのような変形及び変更をカバーしようとするもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】縫製前のシャツ胴体及び袖の平面図である。
【図2】本発明のミシン及び材料装入機構の斜視図であ
る。
【図3】シャツ胴体及び袖が装入してあり、縫製の準備
ができた状態の本発明のミシン及び材料装入機構の斜視
図である。
【図4】本発明のシーム検出機構及びその周囲のミシン
及び材料装入機構の拡大斜視図である。
【図5】シャツ胴体及び袖が装入してあり、縫製サイク
ルの終わりに近づいたときの本発明のミシン及び材料装
入機構の斜視図である。
【図6】本発明の自動プライ整合−位置決め機構で使用
される種類の縁部案内装置の側面図である。
【図7】図6に示す縁部案内装置の断面図である。
【図8】図6に示す縁部案内装置の送り−グリッパホイ
ールヘッドの端面図である。
【図9】図2に示すミシンの材料装入−ステッチ形成領
域の概略端面図である。
【図10】Aは、袖の装入前で、縫製領域の外側にある
場合の、本発明の上縁部案内体及び下縁部案内体だけを
取り出して示す図であり、Bは、袖装入センサが賦勢さ
れた後で、縫製領域内に配置された、本発明の上縁部案
内体及び下縁部案内体だけを取り出して示す図であり、
Cは、縁部案内体を下方に枢動させた後の、縫製領域内
に配置された、本発明の上縁部案内体及び下縁部案内体
だけを取り出して示す図であり、Dは、下縁部案内体を
閉じて袖をクランプした後の、縫製領域内に配置され
た、本発明の上縁部案内体及び下縁部案内体だけを取り
出して示す図である。
【図11】Aは、前テンションローラー及び後テンショ
ンローラーの取り付け機構の概略図であり、Bは、螺旋
溝を示す前テンションローラーの縁部の拡大図である。
【図12】衣料が装入してあり、折り返し縁部を含む、
めくれ防止バーを持たない前テンションローラーの概略
図である。
【図13】衣料が装入してあり、縁部が折り返されてい
ない、めくれ防止バーを持つ前テンションローラーの概
略図である。
【図14】二つの袖付けミシン、袖ピックアップ装置、
及びローダートレーを含むワークステーションの平面図
である。
【図15】二つの袖付けミシン及び袖ピックアップ装置
を含むワークステーションの正面図である。
【図16】袖グリッパ及びセンサ装置の拡大図である。
【図17】一方のローダートレーが縫製領域に配置さ
れ、このトレーの一部を縫製領域から遠ざかったその位
置で示してある、二つの袖付けミシン、袖ピックアップ
装置、及びローダートレーを含むワークステーションの
平面図である。
【図18】一方の袖付けミシン並びに上トレー及び下ト
レーを示す、ワークステーションの側面図である。
【図19】袖付けタイミング構造のブロックダイヤグラ
ムである。
【図20】システムのマイクロプロセッサ制御装置の、
入出力を含むブロックダイヤグラムである。
【符号の説明】
16 針 32 ミシン 40 フレーム 50 マイクロプ
ロセッサ制御装置 60 加工物制御−前進機構 66 上縁部案内
体 68 下縁部案内体 69 縁部案内ス
ライド 72 前テンションローラー 73 前テンショ
ンローラーシリンダ 74 足踏みスイッチ 76 縫製用モー
タ 80 ローラー 106 シャフト
エンコーダ 143 プライセパレータプレート 164 抑金 200 袖 202 アームホ
ール整合点 204 アームホール端 272 粗案内セ
ンサ 273 螺旋溝 275 取り付け
アーム 300 シャツ胴体 304 胴体アー
ムホール
フロントページの続き (72)発明者 スティーヴ・ジェイ・パジェット アメリカ合衆国サウス・カロライナ州 29715,テガ・ケイ,ウィンドジャマー・ ドライヴ 26038

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動縫製サイクルを持つ二つのミシンを
    使用して袖をシャツ胴体に縫い付けるオペレータ用のワ
    ークステーションにおいて、 自動縫製サイクルを持つ第1及び第2のミシンであっ
    て、各ミシンは材料取扱い機構を有し、前記ミシンは、
    互いに対し、それらの装入方向が実質的に逆になるよう
    に配置されており、前記ミシン間にはオペレータステー
    ションがある、ミシンと、 信号を受け取り、前記自動縫製サイクルに合わせて信号
    を送出するオペレーティングシステムと、 袖の積み重ねを支持するための袖トレー、積み重ねの最
    も上の袖を取り上げてこれをオペレータが掴み易いよう
    に提供する、前記袖トレーと関連した袖ピッカーと、 前記袖ピッカーによって保持された袖をオペレータが掴
    んだときに賦勢されるように配置されており、賦勢され
    たとき、掴み易いように提供された袖を解放させ及び積
    み重ねの次の袖を取り上げるサイクルを前記ピッカーに
    開始させる信号を前記オペレーティングシステムが前記
    袖ピッカーに送るようにさせる信号を前記オペレーティ
    ングシステムに送る、袖解放センサと、 前記オペレータステーションに向かって及びこれから遠
    ざかるように移動するように取り付けられた、前記第1
    ミシンによって縫製されるべきシャツ胴体の積み重ねを
    支持するための第1ローダートレーと、 オペレータが前記第1ミシンの材料取扱い機構に袖を配
    置したときに賦勢され、賦勢されたとき、前記第1ロー
    ダートレーをオペレータステーションに向かって移動
    し、次いでオペレータステーションから引っ込める信号
    を前記オペレーティングシステムに送るように配置され
    た第1袖センサと、 オペレータが前記第1ミシンの材料取扱い機構にシャツ
    胴体を配置したときに賦勢され、賦勢されたとき、前記
    オペレーティングシステムに信号を送るように配置され
    ており、前記オペレーティングシステムは、この信号に
    応じて遅延期間を開始し、この遅延期間の満了後に前記
    第1ミシンについての自動縫製サイクルを開始する、第
    1シャツ胴体センサと、 前記オペレータステーションに向かって及びこれから遠
    ざかるように移動するように取り付けられた、前記第2
    ミシンによって縫製されるべきシャツ胴体の積み重ねを
    支持するための第2ローダートレーと、 オペレータが前記第2ミシンの材料取扱い機構に袖を配
    置したときに賦勢され、賦勢されたとき、前記第2ロー
    ダートレーをオペレータステーションに向かって移動
    し、次いでオペレータステーションから引っ込める信号
    を前記オペレーティングシステムに送るように配置され
    た第2袖センサと、 オペレータが前記第2ミシンの材料取扱い機構にシャツ
    胴体を配置したときに賦勢され、賦勢されたとき、前記
    オペレーティングシステムに信号を送るように配置され
    ており、前記オペレーティングシステムは、この信号に
    応じて遅延期間を開始し、この遅延期間の満了後に前記
    第2ミシンについての自動縫製サイクルを開始する、第
    2シャツ胴体センサと、を有するワークステーション。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のミシンは、前記材料
    取扱い機構の下にシャツテーブルを各々有し、 前記第1ミシンがその縫製サイクルの終わりに近づいた
    とき、前記第1ミシンについての前記自動縫製サイクル
    により、前記第1ローダートレーを前記ワークステーシ
    ョンに向かって移動させ、 前記第1ローダートレーによって支持された第1取り出
    しアームであって、第1シャツ胴体上に落下して第1シ
    ャツ胴体を前記第1取り出しアームと前記第1ミシンの
    シャツテーブルとの間に固定する第1取り出しアーム
    と、 前記第1ローダートレーを前記ワークステーションから
    遠ざかるように移動し、前記第1シャツ胴体を一つの取
    り付けられた袖とともに材料取扱い機構から取り外すた
    めの機構とを有し、 前記第2ミシンがその縫製サイクルの終わりに近づいた
    とき、前記第2ミシンについての前記自動縫製サイクル
    により、前記第2ローダートレーを前記ワークステーシ
    ョンに向かって移動させ、 前記第2ローダートレーによって支持された第2取り出
    しアームであって、第2シャツ胴体上に落下して第2シ
    ャツ胴体を前記第2取り出しアームと前記第2ミシンの
    シャツテーブルとの間に固定する第2取り出しアーム
    と、 前記第2ローダートレーを前記ワークステーションから
    遠ざかるように移動し、前記第2シャツ胴体を一つの取
    り付けられた袖とともに材料取扱い機構から取り外すた
    めの機構とを有する、請求項1に記載のワークステーシ
    ョン。
  3. 【請求項3】 各ミシンの材料取扱い機構には、 袖及びシャツ胴体を新たなサイクル中に送り方向に沿っ
    て引っ張るように機能する側送りプラーが含まれ、前記
    側送りプラーは、更に、シャツ胴体を一つの取り付けら
    れた袖とともに材料取扱い機構から取り外した後、シャ
    ツ胴体を一つの取り付けられた袖とともに第2袖を取り
    付けるための位置まで回転させるように機能する、請求
    項2に記載のワークステーション。
  4. 【請求項4】 自動縫製サイクルを持つ二つのミシンを
    使用して袖をシャツ胴体に縫い付けるための方法におい
    て、 (1)材料取扱い機構を持つ第1及び第2のミシンを、
    これらのミシンの装入方向が実質的に逆であり且つ前記
    二つのミシンの間にオペレータステーションがあるよう
    に配置する工程と、 (2)第1袖をオペレータが掴み易いようにオペレータ
    ステーションに提供する工程と、 (3)オペレータが袖を掴んだことを検出する工程と、 (4)オペレータが袖を掴んだことを検出したのに応じ
    て袖を解放し、オペレータに提供する工程と、 (5)オペレータが掴み易いようにオペレータステーシ
    ョンに提供されるべき別の袖を捕捉するサイクルを開始
    する工程と、 (6)オペレータが第1袖を第1ミシンの材料取扱い機
    構に装入したとき、これを検出する工程と、 (7)シャツ胴体を支持する第1ローダートレーを、オ
    ペレータがシャツ胴体を容易に掴むことができるワーク
    ステーションまで移動する工程と、 (8)シャツ胴体を掴み、これを前記第1ミシンの材料
    取扱い機構に装入する工程と、 (9)第1ミシンについての自動縫製サイクルを開始す
    る工程と、 (10)第2袖をオペレータが掴み易いようにオペレー
    タステーションに提供する工程と、 (11)オペレータが第2袖を掴んだことを検出する工
    程と、 (12)オペレータが第2袖を掴んだことを検出したの
    に応じて第2袖を解放し、オペレータに提供する工程
    と、 (13)オペレータが掴み易いようにオペレータステー
    ションに提供されるべき別の袖を捕捉するサイクルを開
    始する工程と、 (14)オペレータが第2袖を第2ミシンの材料取扱い
    機構に装入したとき、これを検出する工程と、 (15)シャツ胴体を支持する第2ローダートレーを、
    オペレータがシャツ胴体を容易に掴むことができるワー
    クステーションまで移動する工程と、 (16)第2シャツ胴体を掴み、これを前記第2ミシン
    の材料取扱い機構に装入する工程と、 (17)第2シャツ胴体が第2ミシンに装入されたこと
    を検出する工程と、 (18)第2ミシンについての自動縫製サイクルを開始
    する工程と、 (19)前記第1ミシンについての自動縫製サイクルを
    完了する工程と、 (20)第1ローダートレーをワークステーションに向
    かって前記第1シャツ胴体と重なる所定位置まで移動す
    る工程と、 (21)第1シャツ胴体及び取り付けられた第1袖を前
    記第1ローダートレーに取り付ける工程と、 (22)前記第1ローダートレーを前記ワークステーシ
    ョンから遠ざかる所定方向に移動し、取り付けられた第
    1シャツ胴体及び袖を前記材料取扱い機構の外に摺動さ
    せる工程と、 (23)第3袖をオペレータが掴み易いようにオペレー
    タステーションに提供する工程と、 (24)オペレータが第3袖を掴んだことを検出する工
    程と、 (25)オペレータが第3袖を掴んだことを検出したの
    に応じて第3袖を解放し、オペレータに提供する工程
    と、 (26)オペレータが掴み易いようにオペレータステー
    ションに提供されるべき別の袖を捕捉するサイクルを開
    始する工程と、 (27)オペレータが第3袖を第1ミシンの材料取扱い
    機構に装入したとき、これを検出する工程と、 (28)第1シャツ胴体及び取り付けられた袖を掴む工
    程と、 (29)第1シャツ胴体及び取り付けられた袖を、他の
    袖を取り付けるため、前記第1ミシンの材料取扱い機構
    に装入する工程と、 (30)第1ミシンについての自動縫製サイクルを開始
    する工程と、 (31)前記第2ミシンについての自動縫製サイクルを
    完了する工程と、 (32)第2ローダートレーをワークステーションに向
    かって前記第2シャツ胴体と重なる所定位置まで移動す
    る工程と、 (33)第2シャツ胴体及び取り付けられた第1袖を前
    記第2ローダートレーに取り付ける工程と、 (34)前記第2ローダートレーを前記ワークステーシ
    ョンから遠ざかる所定方向に移動し、取り付けられた第
    2シャツ胴体及び袖を前記材料取扱い機構の外に摺動さ
    せる工程と、 (35)第4袖をオペレータが掴み易いようにオペレー
    タステーションに提供する工程と、 (36)オペレータが第4袖を掴んだことを検出する工
    程と、 (37)オペレータが第4袖を掴んだことを検出したの
    に応じて第4袖を解放し、オペレータに提供する工程
    と、 (38)オペレータが掴み易いようにオペレータステー
    ションに提供されるべき別の袖を捕捉するサイクルを開
    始する工程と、 (39)第4袖を第2ミシンの材料取扱い機構に装入す
    る工程と、 (40)オペレータが第4袖を第1ミシンの材料取扱い
    機構に装入したとき、これを検出する工程と、 (41)第2シャツ胴体及び取り付けられた袖を掴む工
    程と、 (42)第2シャツ胴体及び取り付けられた袖を、他の
    袖に取り付けるため、前記第2ミシンの材料取扱い機構
    に装入する工程と、 (43)第2ミシンについての自動縫製サイクルを開始
    する工程と、からなる方法。
  5. 【請求項5】 工程(19)及び(31)の後に、 (44)他の袖に取り付けるためにシャツ胴体及び取り
    付けられた袖を材料取扱い機構に装入するのを容易にす
    る所定位置まで、シャツ胴体及び取り付けられた袖を1
    80°回転させる工程を行う、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 加工物制御−前進機構及びマイクロプロ
    セッサと組み合わせた、シャツ胴体に袖を取り付けるた
    めの、袖付けサイクルを自動的に行うミシンにおいて、 前記ミシンは、シャツ胴体のアームホール及び袖のアー
    ムホールの整合させた円形の縁部から所定距離にステッ
    チ線を持つシームを形成するためのステッチ形成器具を
    含み、 前記ミシン、及び前記加工物制御−前進機構が取り付け
    られたフレームを有し、 前記加工物制御−前進機構は、加工物の円形の縁部が前
    記ステッチ形成器具に向かって前進するとき、シャツ胴
    体のアームホールの辺縁部及び袖のアームホールの辺縁
    部を整合状態に前記ステッチ線から所定距離のところに
    維持するように、シャツ胴体のアームホール及び袖のア
    ームホールを個々に制御するように機能する縁部案内機
    構を含み、 前記加工物制御−前進機構は、シームが前記縁部案内機
    構に戻るときにシームの始端を検出し、シーム検出信号
    を前記マイクロプロセッサに送出するシーム検出機構を
    有し、 前記マイクロプロセッサは、前記シーム検出信号に応じ
    て、前記縁部案内機構を縫製領域から引っ込め、 前記マイクロプロセッサは、前記シーム検出信号に応じ
    て、ミシン及び加工物制御−前進機構の構成要素をシー
    ム検出信号から計測して所定の時期に賦勢し、縫製サイ
    クルを自動的に完了し、縫製済みの衣料をステッチ形成
    器具から放出し、 前記加工物制御−前進機構は、装入中及び縫製サイクル
    中に加工物を支持するための一組のローラーを有し、前
    記組の一方のローラーは、前記ステッチ形成器具の前方
    に配置されており、他方のローラーは、前記ステッチ形
    成器具の後方に配置されており、 前記ステッチ器具の前方に配置された前記ローラーは、
    円錐形形体であり、自由端の方が他方の端部よりも小径
    であるように配向されている、ミシン。
  7. 【請求項7】 前記円錐形形状のローラーには、その表
    面に沿って螺旋溝が形成されており、ローラーの回転時
    に、袖を円錐形形状のローラーの小径の端部からその他
    端まで移動させる力を袖に及ぼす、請求項6に記載のミ
    シン。
  8. 【請求項8】 加工物制御−前進機構及びマイクロプロ
    セッサと組み合わせた、シャツ胴体に袖を取り付けるた
    めの、袖付けサイクルを自動的に行うミシンにおいて、 前記ミシンは、シャツ胴体のアームホール及び袖のアー
    ムホールの整合させた円形の縁部から所定距離にステッ
    チ線を持つシームを形成するためのステッチ形成器具を
    含み、 前記ミシン、及び前記加工物制御−前進機構が取り付け
    られたフレームを有し、 前記加工物制御−前進機構は、加工物の円形の縁部が前
    記ステッチ形成器具に向かって前進するとき、シャツ胴
    体のアームホールの辺縁部及び袖のアームホールの辺縁
    部を整合状態に前記ステッチ線から所定距離のところに
    維持するように、シャツ胴体のアームホール及び袖のア
    ームホールを個々に制御するように機能する縁部案内機
    構を含み、 前記加工物制御−前進機構は、シームが前記縁部案内機
    構に戻るときにシームの始端を検出し、シーム検出信号
    を前記マイクロプロセッサに送出するシーム検出機構を
    有し、 前記マイクロプロセッサは、前記シーム検出信号に応じ
    て、前記縁部案内機構を縫製領域から引っ込め、 前記マイクロプロセッサは、前記シーム検出信号に応じ
    て、ミシン及び加工物制御−前進機構の構成要素をシー
    ム検出信号から計測して所定の時期に賦勢し、縫製サイ
    クルを自動的に完了し、縫製済みの衣料をステッチ形成
    器具から放出し、 前記加工物制御−前進機構は、装入中及び縫製サイクル
    中に加工物を支持するための一組のローラーを有し、前
    記組の一方のローラー、即ち前テンションローラーは、
    前記ステッチ形成器具の前方に配置されており、他方の
    ローラーは、前記ステッチ形成器具の後方に配置されて
    おり、 前記加工物制御−前進機構は、加工物が捲れないように
    するため、加工物と係合してこれを前テンションローラ
    ーに押し付けるように前記前テンションローラーと隣接
    して配置されためくれ防止バーを有する、ミシン。
  9. 【請求項9】 前記めくれ防止バーは、前記袖及びシャ
    ツ胴体を前記組をなしたローラーに装入する前に前記前
    テンションローラーから引っ込めることができるよう
    に、前記加工物制御−前進機構に移動自在に取り付けら
    れている、請求項8に記載のミシン。
  10. 【請求項10】 加工物制御−前進機構及びマイクロプ
    ロセッサと組み合わせた、シャツ胴体に袖を取り付ける
    ための、袖付けサイクルを自動的に行うミシンにおい
    て、 前記ミシンは、シャツ胴体のアームホール及び袖のアー
    ムホールの整合させた円形の縁部から所定距離にステッ
    チ線を持つシームを形成するためのステッチ形成器具を
    含み、 前記ミシン、及び前記加工物制御−前進機構が取り付け
    られたフレームを有し、 前記加工物制御−前進機構に対し、前記加工物制御−前
    進機構への加工物の装入を容易にする所定位置まで移動
    自在であるように前記フレームに取り付けられた加工物
    支持テーブルと、 前記加工物制御−前進機構は、加工物の円形の縁部が前
    記ステッチ形成器具に向かって前進するとき、シャツ胴
    体のアームホールの辺縁部及び袖のアームホールの辺縁
    部を整合状態に前記ステッチ線から所定距離のところに
    維持するように、シャツ胴体のアームホール及び袖のア
    ームホールを個々に制御するように機能する縁部案内機
    構を含み、 前記加工物制御−前進機構は、シームが前記縁部案内機
    構に戻るときにシームの始端を検出し、シーム検出信号
    を前記マイクロプロセッサに送出するシーム検出機構を
    有し、 前記マイクロプロセッサは、前記シーム検出信号に応じ
    て、前記縁部案内機構を縫製領域から引っ込め、 前記マイクロプロセッサは、前記シーム検出信号に応じ
    て、ミシン及び加工物制御−前進機構の構成要素をシー
    ム検出信号から計測して所定の時期に賦勢し、縫製サイ
    クルを自動的に完了し、縫製済みの衣料をステッチ形成
    器具から放出しする、ミシン。
  11. 【請求項11】 加工物制御−前進機構及びマイクロプ
    ロセッサと組み合わせた、シャツ胴体に袖を取り付ける
    ための、袖付けサイクルを自動的に行うミシンにおい
    て、 前記ミシンは、シャツ胴体のアームホール及び袖のアー
    ムホールの整合させた円形の縁部から所定距離にステッ
    チ線を持つシームを形成するためのステッチ形成器具を
    含み、 前記ミシン、及び前記加工物制御−前進機構が取り付け
    られたフレームを有し、 前記加工物制御−前進機構は、加工物の円形の縁部が前
    記ステッチ形成器具に向かって前進するとき、シャツ胴
    体のアームホールの辺縁部及び袖のアームホールの辺縁
    部を整合状態に前記ステッチ線から所定距離のところに
    維持するように、シャツ胴体のアームホール及び袖のア
    ームホールを個々に制御するように機能する縁部案内機
    構を含み、 前記加工物制御−前進機構は、シームが前記縁部案内機
    構に戻るときにシームの始端を検出し、シーム検出信号
    を前記マイクロプロセッサに送出するシーム検出機構を
    有し、 前記マイクロプロセッサは、前記シーム検出信号に応じ
    て、前記縁部案内機構を縫製領域から引っ込め、 前記マイクロプロセッサは、前記シーム検出信号に応じ
    て、ミシン及び加工物制御−前進機構の構成要素をシー
    ム検出信号から計測して所定の時期に賦勢し、縫製サイ
    クルを自動的に完了し、縫製済みの衣料をステッチ形成
    器具から放出し、 前記縁部案内機構は、シームの始端の検出後、縫製済み
    の縁部を監視するセンサを含み、前記縁部案内機構は、
    シームの始端の検出後、縫製済みの縁部を監視する前記
    センサによって制御され、縫製サイクルを完了する、ミ
    シン。
  12. 【請求項12】 加工物制御−前進機構及びマイクロプ
    ロセッサと組み合わせた、シャツ胴体に袖を取り付ける
    ための、袖付けサイクルを自動的に行うミシンにおい
    て、 前記ミシンは、シャツ胴体のアームホール及び袖のアー
    ムホールの整合させた円形の縁部から所定距離にステッ
    チ線を持つシームを形成するためのステッチ形成器具を
    含み、 前記ミシン、及び前記加工物制御−前進機構が取り付け
    られたフレームを有し、 前記加工物制御−前進機構は、加工物の円形の縁部が前
    記ステッチ形成器具に向かって前進するとき、シャツ胴
    体のアームホールの辺縁部及び袖のアームホールの辺縁
    部を整合状態に前記ステッチ線から所定距離のところに
    維持するように、シャツ胴体のアームホール及び袖のア
    ームホールを個々に制御するように機能する縁部案内機
    構を含み、前記縁部案内機構は、加工物と係合するグリ
    ッパホイールを有し、 前記加工物制御−前進機構は、シームが前記縁部案内機
    構に戻るときにシームの始端を検出し、シーム検出信号
    を前記マイクロプロセッサに送出するシーム検出機構を
    有し、 前記マイクロプロセッサは、前記シーム検出信号に応じ
    て、前記縁部案内機構を縫製領域から引っ込め、 前記マイクロプロセッサは、前記シーム検出信号に応じ
    て、ミシン及び加工物制御−前進機構の構成要素をシー
    ム検出信号から計測して所定の時期に賦勢し、縫製サイ
    クルを自動的に完了し、縫製済みの衣料をステッチ形成
    器具から放出し、 ノックダウンワイヤが縁部案内機構に取り付けられてお
    り、前記ノックダウンワイヤは、前記グリッパホイール
    が係合する前に加工物の上面と係合する自由端部を持つ
    ように形成されたばねワイヤから形成されている、ミシ
    ン。
JP8237773A 1995-09-08 1996-09-09 シャツ胴体への袖の縫い付けワークステーション並びにその方法並びにそのためのミシン Pending JPH09108467A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/525,490 US5642681A (en) 1994-09-23 1995-09-08 Sewing sleeves on shirt bodies
US525490 1995-09-08

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09108467A true JPH09108467A (ja) 1997-04-28

Family

ID=24093481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8237773A Pending JPH09108467A (ja) 1995-09-08 1996-09-09 シャツ胴体への袖の縫い付けワークステーション並びにその方法並びにそのためのミシン

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5642681A (ja)
JP (1) JPH09108467A (ja)
CA (1) CA2184440C (ja)
DE (1) DE19635844A1 (ja)
IT (1) IT1284783B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107641911A (zh) * 2016-07-22 2018-01-30 大和缝纫机制造株式会社 缝纫机
CN111304840A (zh) * 2019-12-28 2020-06-19 复旦大学 制衣生产线用衣袖缝制工装

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3038577B2 (ja) * 1997-11-17 2000-05-08 ハムス株式会社 ズボンの裾を三つ巻縫いするミシンの布送りローラ機構
US6435116B2 (en) 2000-06-07 2002-08-20 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Process for manufacturing shirts with raglan sleeves
US6497188B2 (en) 2000-06-07 2002-12-24 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Alternate process for manufacturing shirts with inset sleeves
US6557479B2 (en) 2000-06-07 2003-05-06 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Process for manufacturing shirts with inset sleeves
US6578504B2 (en) 2000-06-07 2003-06-17 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Process for manufacturing unibody shirts with sleeves
US6830543B2 (en) * 2000-06-07 2004-12-14 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Process for manufacturing unibody shirts with sleeves
DE102013208409A1 (de) * 2013-05-07 2014-11-13 Dürkopp Adler AG Erzeugungsverfahren zur Erzeugung von Näh-Steuerungsdaten
CN104652049B (zh) * 2015-02-11 2019-10-22 上海富山精密机械科技有限公司 缝纫机自动布料单层分离拿取方法和机构
CN104963121B (zh) * 2015-06-12 2017-07-28 上海富山精密机械科技有限公司 一种自动布料分层取料装置及方法
CN107874343B (zh) * 2016-09-29 2020-05-15 苏州美山子制衣有限公司 一种可固定面料的点烫工作台
JP2018130406A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 ヤマトミシン製造株式会社 端縁部自動補正装置及びそれを備えたミシン
CN106702610B (zh) * 2017-02-17 2022-04-12 广东溢达纺织有限公司 多层圆筒形裁片对边车缝系统
CN106757819B (zh) * 2017-02-17 2022-07-12 广东溢达纺织有限公司 圆筒形裁片自动纠偏机构
CN108301127B (zh) * 2018-03-23 2023-06-06 广东溢达纺织有限公司 衫身裁片自动旋转机构以及上领系统
CN108468160B (zh) * 2018-05-31 2024-06-25 浙江凌志智能科技有限公司 一种用于自动缝合压线机的翻边机构
CN108468161B (zh) * 2018-05-31 2024-06-25 浙江凌志智能科技有限公司 一种自动缝合压线机
US11268223B1 (en) * 2021-03-03 2022-03-08 Softwear Automation, Inc. Garment sleeve attachment systems and methods
CN112011906A (zh) * 2020-09-22 2020-12-01 慈龙兵 一种雨衣袖头松紧布高效等距加工装置
CN114250549B (zh) * 2021-12-21 2023-04-07 江苏乐雅池舞蹈服装有限公司 一种拉丁娃娃舞服的缝制工艺及装置
CN115110211B (zh) * 2022-06-22 2023-11-21 淮北职业技术学院 一种服装加工用绱袖设备及其绱袖方法

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2708338C2 (de) * 1976-02-27 1986-10-30 Tokyo Juki Kogyo K.K., Chofu, Tokio/Tokyo Vorrichtung zum automatischen Führen eines im Abstand zu einer seiner Seitenkanten mit einer Naht zu versehenden Werkstückes in einer Nähmaschine
DE3125125C2 (de) * 1981-06-26 1985-05-09 Union Special Gmbh, 7000 Stuttgart Spanneinrichtung für Nähmaschinen
DE3117198C2 (de) * 1981-04-30 1984-02-16 Union Special Gmbh, 7000 Stuttgart Spanneinrichtung für Nähmaschinen
DE3142836C2 (de) * 1981-10-29 1983-10-27 Union Special Gmbh, 7000 Stuttgart Nähmaschine zum Nähen schlauchförmiger Werkstücke
DE3206682A1 (de) * 1982-02-25 1983-09-01 Pfaff Industriemaschinen Gmbh, 6750 Kaiserslautern Naehmaschine zum herstellen von randparallelen formnaehten an mehrlagigen kleidungsstueckteilen, z. b. hemdkragen
US4682553A (en) * 1985-02-21 1987-07-28 Institut Textile De France Sewing machine workpiece edge alignment apparatus
DE8516184U1 (de) * 1985-06-03 1985-07-18 Pfaff Industriemaschinen Gmbh, 6750 Kaiserslautern Führungsvorrichtung für das Nähgut an Nähmaschinen
JPS6294195A (ja) * 1985-10-21 1987-04-30 グンゼ株式会社 生地の縫製装置
DE3621238A1 (de) * 1986-06-25 1988-02-04 Union Special Gmbh Naehgutausrichtvorrichtung fuer naehmaschinen
DE3628624A1 (de) * 1986-08-22 1988-02-25 Union Special Gmbh Ausrichteinrichtung zum kantengerechten, selbsttaetigen ausrichten zu benaehender schlauchfoermiger naehgutteile fuer naehmaschinen
JP2555574B2 (ja) * 1986-11-26 1996-11-20 ブラザー工業株式会社 布縁倣い縫ミシン
US4827858A (en) * 1987-04-28 1989-05-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Edge tracing sewing machine capable of automatically adjusting needle position
US4836119A (en) * 1988-03-21 1989-06-06 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Sperical ball positioning apparatus for seamed limp material article assembly system
DE3818450A1 (de) * 1988-05-31 1989-12-07 Union Special Gmbh Vorrichtung zum ausbilden und naehen eines saumes an eine endlose naehgutoeffnung
JPH04504962A (ja) * 1988-06-06 1992-09-03 ゲー エム パフ アクチエンゲゼルシャフト 模様に即して布を縫合するための方法及びミシン
DE3902333A1 (de) * 1989-01-27 1990-08-09 Union Special Gmbh Verfahren zum erkennen einer lageposition eines naehgutes an einer gesteuert angetriebenen naehmaschine und vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens
JPH0357483A (ja) * 1989-07-25 1991-03-12 Brother Ind Ltd 布縁倣い縫ミシン
DE4226161C1 (de) * 1992-08-07 1993-12-16 Union Special Gmbh Nähmaschine mit einer Kantenführungsvorrichtung zum Führen eines oder mehrerer Nähgutteile
US5406900A (en) * 1993-05-14 1995-04-18 Jet Sew Technologies, Inc. Method and apparatus for attaching sleeves to tubular shirt bodies
US5419268A (en) * 1993-10-19 1995-05-30 The Charles Stark Draper Laboratories, Inc. Method and apparatus for assembling garments
US5540166A (en) * 1994-03-16 1996-07-30 Diversified Systems, Inc. Edge steer finishing device and method
US5505149A (en) * 1995-04-18 1996-04-09 Jet Sew Technologies, Inc. Method and apparatus for attaching sleeves to shirt bodies

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107641911A (zh) * 2016-07-22 2018-01-30 大和缝纫机制造株式会社 缝纫机
CN107641911B (zh) * 2016-07-22 2021-05-11 大和缝纫机制造株式会社 缝纫机
CN111304840A (zh) * 2019-12-28 2020-06-19 复旦大学 制衣生产线用衣袖缝制工装

Also Published As

Publication number Publication date
CA2184440A1 (en) 1997-03-09
DE19635844A1 (de) 1997-03-13
IT1284783B1 (it) 1998-05-21
US5642681A (en) 1997-07-01
ITTO960736A1 (it) 1998-03-06
CA2184440C (en) 2001-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09108467A (ja) シャツ胴体への袖の縫い付けワークステーション並びにその方法並びにそのためのミシン
EP0508014B1 (en) Material handling system
US5709162A (en) Semi-automatic method to attach circular collars to T-shirts
US5765495A (en) Method for sleeve alignment prior to sewing
JPH09502638A (ja) 材料の自動的な整合及びステッチ形成箇所への位置決め
EP0621363A1 (en) Automatic apparatus for hemming a tubular work piece
JP2969489B2 (ja) 袖口自動縫製装置
JPH01270892A (ja) 縫製用の縫目チェーンを生地上に位置決めするための装置と、縫製ステーションに生地を搬送するための装置
US5676078A (en) Method and apparatus for sewing sleeves on shirt bodies
US5657710A (en) Automatic garment manufacture
US5628264A (en) Sleeve making method and apparatus
EP0457217B1 (en) A waist part cloth guiding device for a sewing machine
CA2083785A1 (en) Method and apparatus for automatically attaching a collarette, display and label to a garment body using a two step sewing operation
US4519331A (en) Apparatus for transfering and stacking short workpiece panels
US6035794A (en) Automatic collar loading system and method
JP2798887B2 (ja) 玉縁縫い機
JP4336420B2 (ja) ベルトループ供給装置
EP0537323B1 (en) Method and apparatus for forming and everting a work product
CN216514505U (zh) 一种自动切换缝纫的上领机
US5622128A (en) Fabric tensioning system and separator plate for automated sewing machine
JP2860267B2 (ja) 生地送り制御方法及び生地送り制御装置
JP3510046B2 (ja) 縫着装置
JPH08257273A (ja) ミシンの生地送りガイド装置
JPH05321137A (ja) 自動生地柄合わせ装置
JPH0424069A (ja) 自動縫製装置