JPH05321137A - 自動生地柄合わせ装置 - Google Patents
自動生地柄合わせ装置Info
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- JPH05321137A JPH05321137A JP4132204A JP13220492A JPH05321137A JP H05321137 A JPH05321137 A JP H05321137A JP 4132204 A JP4132204 A JP 4132204A JP 13220492 A JP13220492 A JP 13220492A JP H05321137 A JPH05321137 A JP H05321137A
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 20
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 27
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 37
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 服地などの布状の生地のうち少なくとも横方
向に模様が連続する生地に対して、該生地の柄合わせ作
業の自動化を図り、作業性および生産性の向上を達成
し、しかも、柄合わせされて裁断された生地の受け渡し
を順調に、確実に行なえるようにする。 【構成】 拡げられた生地MAが生地送り出し機構4で
垂下状に送り出された部分の表面側に光学的読取手段5
を設ける一方、生地MAの垂下部の裏面側に前後方向お
よび縦方向に移動可能で、読み取り信号に従った位置で
生地MAを突き刺す複数の柄合わせ針6をもった複数の
柄合わせユニット7を対向配置し、さらに、柄合わせさ
れてカッタ10で裁断された生地MAを受け台13側の
生地受取り針11で突き刺した際に受け台用駆動機構1
4により該受け台13を後方へ所定角度θだけ傾かせて
待機させるように構成する。
向に模様が連続する生地に対して、該生地の柄合わせ作
業の自動化を図り、作業性および生産性の向上を達成
し、しかも、柄合わせされて裁断された生地の受け渡し
を順調に、確実に行なえるようにする。 【構成】 拡げられた生地MAが生地送り出し機構4で
垂下状に送り出された部分の表面側に光学的読取手段5
を設ける一方、生地MAの垂下部の裏面側に前後方向お
よび縦方向に移動可能で、読み取り信号に従った位置で
生地MAを突き刺す複数の柄合わせ針6をもった複数の
柄合わせユニット7を対向配置し、さらに、柄合わせさ
れてカッタ10で裁断された生地MAを受け台13側の
生地受取り針11で突き刺した際に受け台用駆動機構1
4により該受け台13を後方へ所定角度θだけ傾かせて
待機させるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動生地柄合わせ装置
に関し、詳しくは、生地に付されている模様が少なくと
も横方向に連続する場合、たとえば横縞模様や格子模様
等である場合に有用な機能を発揮する自動生地柄合わせ
装置に関するものである。
に関し、詳しくは、生地に付されている模様が少なくと
も横方向に連続する場合、たとえば横縞模様や格子模様
等である場合に有用な機能を発揮する自動生地柄合わせ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、洋服地や和服地等の布
状の生地として種々の素材からなるものが市販されるに
至っており、たとえば、縦編みのニット生地は、チュー
ブ状に編み立てられたものに染色および整理を施し、こ
れを切り開いた後に棒状の芯に丸く巻回させて仕上げる
のが通例である。このようにして巻回状態とされた原反
を解反させて裁断加工する場合には、まず、原反より生
地を引張り出して所定寸法に切断し、この切断した生地
を多層に重ね合わせた後に、裁断機等を用いて所望形状
に切り抜くことが行なわれる。この場合において、生地
を多層に重ね合わせる際には、各層毎に生地の柄合わせ
を行なう必要があり、とくに生地の柄が縞模様や格子模
様である場合に、柄合わせが正確に行なわれていない
と、裁断後の製品に柄の斜行や曲がり等が生じ、あるい
は、各製品毎にばらつきが生じる。したがって、作業者
は、生地の模様が曲がらぬように、かつ生地の模様が各
層全て一致するように、慎重に手作業で柄合わせを行な
っているのが通例である。
状の生地として種々の素材からなるものが市販されるに
至っており、たとえば、縦編みのニット生地は、チュー
ブ状に編み立てられたものに染色および整理を施し、こ
れを切り開いた後に棒状の芯に丸く巻回させて仕上げる
のが通例である。このようにして巻回状態とされた原反
を解反させて裁断加工する場合には、まず、原反より生
地を引張り出して所定寸法に切断し、この切断した生地
を多層に重ね合わせた後に、裁断機等を用いて所望形状
に切り抜くことが行なわれる。この場合において、生地
を多層に重ね合わせる際には、各層毎に生地の柄合わせ
を行なう必要があり、とくに生地の柄が縞模様や格子模
様である場合に、柄合わせが正確に行なわれていない
と、裁断後の製品に柄の斜行や曲がり等が生じ、あるい
は、各製品毎にばらつきが生じる。したがって、作業者
は、生地の模様が曲がらぬように、かつ生地の模様が各
層全て一致するように、慎重に手作業で柄合わせを行な
っているのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように縞模様や格子模様が付された生地は原反より引張
り出された時点で既に多少の斜行や曲がり等が発生して
おり、これが生地の癖となって現れるものであるため、
生地を多層に重ね合わせて柄合わせを行なう際には、多
数の作業者によって生地を一枚々重ね合わせると同時
に、一人ずつが柄位置を確認しながら作業を行なう必要
があり、このため、無駄な人手や手間を要することとな
って当該作業が煩雑、かつ面倒なものとなり、作業能率
および生産性が余儀なく悪化されていた。また、上記生
地の柄合わせは、作業台の上面、つまり水平面の上にお
いて行なわれているのが現状であって、水平に拡げた生
地を重ね合わせる場合には、生地に収縮あるいは伸張が
必ず発生するものであるため、上記柄合わせ作業の困難
性は一層顕著なものとなる。
ように縞模様や格子模様が付された生地は原反より引張
り出された時点で既に多少の斜行や曲がり等が発生して
おり、これが生地の癖となって現れるものであるため、
生地を多層に重ね合わせて柄合わせを行なう際には、多
数の作業者によって生地を一枚々重ね合わせると同時
に、一人ずつが柄位置を確認しながら作業を行なう必要
があり、このため、無駄な人手や手間を要することとな
って当該作業が煩雑、かつ面倒なものとなり、作業能率
および生産性が余儀なく悪化されていた。また、上記生
地の柄合わせは、作業台の上面、つまり水平面の上にお
いて行なわれているのが現状であって、水平に拡げた生
地を重ね合わせる場合には、生地に収縮あるいは伸張が
必ず発生するものであるため、上記柄合わせ作業の困難
性は一層顕著なものとなる。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、ニット生地等の有する諸特質に起因して従来にお
いては困難とされていた生地の柄合わせ作業の自動化を
可能にして生産性の向上を図り、しかも、柄合わせ後の
生地の生地取り出し側への移行を、脱落などのない状態
で確実、スムースに行なわせることができる自動生地柄
合わせ装置を提供することを目的としている。
あり、ニット生地等の有する諸特質に起因して従来にお
いては困難とされていた生地の柄合わせ作業の自動化を
可能にして生産性の向上を図り、しかも、柄合わせ後の
生地の生地取り出し側への移行を、脱落などのない状態
で確実、スムースに行なわせることができる自動生地柄
合わせ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る自動生地柄合わせ装置は、
原反から解反されて拡げられた生地を縦方向へ垂下状に
送り出す生地送り出し機構と、垂下状に送り出された生
地の垂下部表面に対向して配置されて、生地模様を認識
する光学的読取手段と、上記生地の垂下部裏面側に対向
して前後方向および縦方向に移動可能に構成されて、上
記光学的読取手段からの信号に基づいて柄合わせ針を生
地に突き刺して生地の縦方向の位置を制御する複数の柄
合わせユニットと、上記柄合わせユニットで柄合わせさ
れた生地を幅方向へ沿って裁断するカッタと、裁断され
た生地の表面側に対向して配置されて上記裁断された生
地に生地受取り針を突き刺して受け取る受け台と、上記
受け台に所定枚の生地が積層状に受け渡された際に、上
記受け台を生地取り出し位置へ移動させる受け台用の駆
動機構とを備え、上記受け台に所定枚の生地が積層状に
受け渡される際に、上記生地受取り針を生地に突き刺す
度毎に上記生地受取り位置で垂直姿勢となる受け台を上
記駆動機構により一旦、後方へ所定角度だけ傾かせて待
機させるように構成したものである。
め、本発明の請求項1に係る自動生地柄合わせ装置は、
原反から解反されて拡げられた生地を縦方向へ垂下状に
送り出す生地送り出し機構と、垂下状に送り出された生
地の垂下部表面に対向して配置されて、生地模様を認識
する光学的読取手段と、上記生地の垂下部裏面側に対向
して前後方向および縦方向に移動可能に構成されて、上
記光学的読取手段からの信号に基づいて柄合わせ針を生
地に突き刺して生地の縦方向の位置を制御する複数の柄
合わせユニットと、上記柄合わせユニットで柄合わせさ
れた生地を幅方向へ沿って裁断するカッタと、裁断され
た生地の表面側に対向して配置されて上記裁断された生
地に生地受取り針を突き刺して受け取る受け台と、上記
受け台に所定枚の生地が積層状に受け渡された際に、上
記受け台を生地取り出し位置へ移動させる受け台用の駆
動機構とを備え、上記受け台に所定枚の生地が積層状に
受け渡される際に、上記生地受取り針を生地に突き刺す
度毎に上記生地受取り位置で垂直姿勢となる受け台を上
記駆動機構により一旦、後方へ所定角度だけ傾かせて待
機させるように構成したものである。
【0006】また、上記受け台用の駆動機構としては、
上記受け台に所定枚の生地が積層される毎に該受け台を
後退させる受け台前後移動シリンダと、この受け台が後
退するのに連動して該受け台を後方へ回動させる受け台
回転用シリンダとを備えて構成することが望ましい。
上記受け台に所定枚の生地が積層される毎に該受け台を
後退させる受け台前後移動シリンダと、この受け台が後
退するのに連動して該受け台を後方へ回動させる受け台
回転用シリンダとを備えて構成することが望ましい。
【0007】
【作用】本発明によれば、原反より引張り出されて拡げ
られた生地が送り出し機構により送り出され、該生地の
端部は垂下した状態となるので、この垂下している部分
においては生地の自重により斜行や曲がり等の癖が取り
除かれた状態となる。この生地の垂下部分を指向してい
る光学的読取手段が生地の模様における色の別異や濃淡
を読み取り、この読み取り結果に基づいて、柄合わせユ
ニットが駆動制御される。この時、生地幅に応じて柄合
わせユニットの選択されたものが横移動される。生地に
おける横方向に連続する模様の特定部分が縦方向(垂直
方向)の一箇所に合致するように、光学的読取手段から
の信号に基づいて柄合わせ針を順次生地に刺し込んで該
生地を垂直方向に移動させて位置決めを行ない、最終的
に、生地における横方向に連続する模様が横一直線状と
なるような生地の位置決めを行なう。このような状態で
生地を所定寸法に切断すれば、生地の斜行や曲がり等に
よる悪影響を回避した上で、以後の重ね合わせ作業や裁
断作業を良好に行なうことが可能となる。
られた生地が送り出し機構により送り出され、該生地の
端部は垂下した状態となるので、この垂下している部分
においては生地の自重により斜行や曲がり等の癖が取り
除かれた状態となる。この生地の垂下部分を指向してい
る光学的読取手段が生地の模様における色の別異や濃淡
を読み取り、この読み取り結果に基づいて、柄合わせユ
ニットが駆動制御される。この時、生地幅に応じて柄合
わせユニットの選択されたものが横移動される。生地に
おける横方向に連続する模様の特定部分が縦方向(垂直
方向)の一箇所に合致するように、光学的読取手段から
の信号に基づいて柄合わせ針を順次生地に刺し込んで該
生地を垂直方向に移動させて位置決めを行ない、最終的
に、生地における横方向に連続する模様が横一直線状と
なるような生地の位置決めを行なう。このような状態で
生地を所定寸法に切断すれば、生地の斜行や曲がり等に
よる悪影響を回避した上で、以後の重ね合わせ作業や裁
断作業を良好に行なうことが可能となる。
【0008】とくに、上記柄合わせされて裁断された生
地を受け台に受け渡す際に、受け台側の生地受取り針が
生地を突き刺す度毎に該受け台を一旦、所定角度だけ後
方へ傾斜させるので、生地の脱落をまねくことなく、確
実に、かつ円滑に受け台へ移行させることができるとと
もに、生地受取り針に対して生地の自重による集中荷重
が作用することを避けて該生地受け針の折損や変形が防
止される。
地を受け台に受け渡す際に、受け台側の生地受取り針が
生地を突き刺す度毎に該受け台を一旦、所定角度だけ後
方へ傾斜させるので、生地の脱落をまねくことなく、確
実に、かつ円滑に受け台へ移行させることができるとと
もに、生地受取り針に対して生地の自重による集中荷重
が作用することを避けて該生地受け針の折損や変形が防
止される。
【0009】また、所定枚の生地が積層された受け台を
後退させながら後方へ回動させるようにすれば、受け台
の動作占有スペースを小さくすることが可能となる。
後退させながら後方へ回動させるようにすれば、受け台
の動作占有スペースを小さくすることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1および図2はそれぞれ本発明の一実施例に
よる自動生地柄合わせ装置が適用される設備全体を示す
斜視図および側面図である。
明する。図1および図2はそれぞれ本発明の一実施例に
よる自動生地柄合わせ装置が適用される設備全体を示す
斜視図および側面図である。
【0011】図1および図2において、この設備は、前
方より順に、生地MAが巻回されてなる原反Mを載置し
てセットする原反台1と、該原反台1に載置されている
原反Mを上昇移動させて解反位置まで搬送する原反昇降
機2と、原反Mを解反位置において解反させて所定寸法
に亘って拡げる自動生地解反装置3と、拡げられた生地
MAを垂下状に送り出す生地送り出し機構4と、上記生
地MAの垂下部前面に対向して配設された光学的読取手
段、たとえばCCDカメラ5と、上記生地MAの垂下部
の裏面側に対向して、生地裏面に配置されるとともに、
前後方向および縦方向に移動可能に構成された柄位置合
わせ用の柄合わせ針6を有する複数の柄合わせユニット
7と、この柄合わせユニット7を横方向(生地MAの幅
方向)へ移動させる機能を有し、上記柄合わせユニット
7とで柄位置合わせ機構8を構成する柄合わせユニット
横移動装置9と、柄位置合わせされた生地MAを裁断す
るロータリカッタ10と、裁断された生地MAを受け取
る生地受取り針11および生地受取り針11の駆動用エ
アシリンダ12等をもった受け台13と、受け台用駆動
機構14とを備えている。
方より順に、生地MAが巻回されてなる原反Mを載置し
てセットする原反台1と、該原反台1に載置されている
原反Mを上昇移動させて解反位置まで搬送する原反昇降
機2と、原反Mを解反位置において解反させて所定寸法
に亘って拡げる自動生地解反装置3と、拡げられた生地
MAを垂下状に送り出す生地送り出し機構4と、上記生
地MAの垂下部前面に対向して配設された光学的読取手
段、たとえばCCDカメラ5と、上記生地MAの垂下部
の裏面側に対向して、生地裏面に配置されるとともに、
前後方向および縦方向に移動可能に構成された柄位置合
わせ用の柄合わせ針6を有する複数の柄合わせユニット
7と、この柄合わせユニット7を横方向(生地MAの幅
方向)へ移動させる機能を有し、上記柄合わせユニット
7とで柄位置合わせ機構8を構成する柄合わせユニット
横移動装置9と、柄位置合わせされた生地MAを裁断す
るロータリカッタ10と、裁断された生地MAを受け取
る生地受取り針11および生地受取り針11の駆動用エ
アシリンダ12等をもった受け台13と、受け台用駆動
機構14とを備えている。
【0012】上記原反昇降機2は、図3に示すように、
左右の立設枠21,21の上下端部に回動可能に取り付
けられたスプロケット22…(左方については図示せ
ず)に無端状チェーン23,23を巻回し、この両チェ
ーン23,23に複数の連結棒24…の両端を固着し、
これら連結棒24…の所定箇所に舌片状の受止体25,
25を取り付けたものである。そして、左右1対のスプ
ロケット22,22は支軸26を介して固設された状態
にあり、右方の立設枠21の下方に存するモータ27の
動作により無端状チェーン23,23が駆動され、これ
にともなって連結棒24,24および受止体25,25
が上動および下動を繰り返すようになっている。したが
って、図2に示すように、原反台1に載置されている原
反Mは、原反昇降機2により自動的に一個ずつ持ち上げ
られ、その上端部に達した時点で載置台部斜面2aを転
動して解反位置Sに至る。
左右の立設枠21,21の上下端部に回動可能に取り付
けられたスプロケット22…(左方については図示せ
ず)に無端状チェーン23,23を巻回し、この両チェ
ーン23,23に複数の連結棒24…の両端を固着し、
これら連結棒24…の所定箇所に舌片状の受止体25,
25を取り付けたものである。そして、左右1対のスプ
ロケット22,22は支軸26を介して固設された状態
にあり、右方の立設枠21の下方に存するモータ27の
動作により無端状チェーン23,23が駆動され、これ
にともなって連結棒24,24および受止体25,25
が上動および下動を繰り返すようになっている。したが
って、図2に示すように、原反台1に載置されている原
反Mは、原反昇降機2により自動的に一個ずつ持ち上げ
られ、その上端部に達した時点で載置台部斜面2aを転
動して解反位置Sに至る。
【0013】上記自動生地解反装置3は、第1,第2お
よび第3の解反用ローラ31,32,33ならびに生地
送り出し機構4の一部を構成する補助ローラ34を有
し、第1,第2および第3の解反用ローラ31,32は
モータ35により、また第3の解反用ローラ33はモー
タ36により、それぞれ正逆転可能に構成されており、
解反された生地MAに弛みをもたせて送給するようにな
っている。37,38は生地MAの弛み検出センサであ
る。上記第1の解反用ローラ31の直前方には、エア吹
付け口39が配設されており、このエア吹付け口39は
エアホース40を介してコンプレッサ41に接続されて
いる。さらに、図4に示すように、エア吹付け口39の
上方には、ワイヤー42からなる引掛部材が張り渡され
ており、このワイヤー42の両端は、所定の回転半径で
旋回可能な一対のアーム部材43…の前端部に固定され
ている。このアーム部材43は、モータ44により支軸
45を中心として強制的に旋回されるものである
よび第3の解反用ローラ31,32,33ならびに生地
送り出し機構4の一部を構成する補助ローラ34を有
し、第1,第2および第3の解反用ローラ31,32は
モータ35により、また第3の解反用ローラ33はモー
タ36により、それぞれ正逆転可能に構成されており、
解反された生地MAに弛みをもたせて送給するようにな
っている。37,38は生地MAの弛み検出センサであ
る。上記第1の解反用ローラ31の直前方には、エア吹
付け口39が配設されており、このエア吹付け口39は
エアホース40を介してコンプレッサ41に接続されて
いる。さらに、図4に示すように、エア吹付け口39の
上方には、ワイヤー42からなる引掛部材が張り渡され
ており、このワイヤー42の両端は、所定の回転半径で
旋回可能な一対のアーム部材43…の前端部に固定され
ている。このアーム部材43は、モータ44により支軸
45を中心として強制的に旋回されるものである
【0014】そして、原反Mの解反作業を行なう場合に
は、まず、第1および第2の解反用ローラ31,32を
時計方向へ回動させて、解反位置Sに搬入された原反M
を反時計方向へ転動させる一方、エア吹付け口39によ
って、エアを原反Mの外周面に噴射させる。これによ
り、原反Mの生地終端部(巻き終わり部)Maがエアの
噴射に伴って浮き上がることになるが、このような状態
の下でエアの噴射を停止させるか、あるいはアーム部材
43を僅かに時計方向に手動で旋回させることにより生
地終端部Maをワイヤー42に当接させる。この当接し
た事実を圧力センサ等により検知させ、この検知に伴っ
てモータ44を起動させれば、ワイヤ42に生地終端部
Maが引掛った状態でアーム部材43が同図に鎖線で示
すように、略180°旋回し、これによって生地終端部
Maが補助ローラ34上まで所定長拡げられる。この
時、第2の解反用ローラ32と第3の解反用ローラ33
との間ならびに第3の解反用ローラ33と補助ローラ3
4との間でそれぞれ生地MAの弛みが生じるように上記
各ローラ31,32,33が時計方向へ回転して生地終
端部Maを送る。
は、まず、第1および第2の解反用ローラ31,32を
時計方向へ回動させて、解反位置Sに搬入された原反M
を反時計方向へ転動させる一方、エア吹付け口39によ
って、エアを原反Mの外周面に噴射させる。これによ
り、原反Mの生地終端部(巻き終わり部)Maがエアの
噴射に伴って浮き上がることになるが、このような状態
の下でエアの噴射を停止させるか、あるいはアーム部材
43を僅かに時計方向に手動で旋回させることにより生
地終端部Maをワイヤー42に当接させる。この当接し
た事実を圧力センサ等により検知させ、この検知に伴っ
てモータ44を起動させれば、ワイヤ42に生地終端部
Maが引掛った状態でアーム部材43が同図に鎖線で示
すように、略180°旋回し、これによって生地終端部
Maが補助ローラ34上まで所定長拡げられる。この
時、第2の解反用ローラ32と第3の解反用ローラ33
との間ならびに第3の解反用ローラ33と補助ローラ3
4との間でそれぞれ生地MAの弛みが生じるように上記
各ローラ31,32,33が時計方向へ回転して生地終
端部Maを送る。
【0015】上記生地MAの弛み量が弛み検出センサ3
7,38で検出されて一定以上になると、上記ローラ3
1,32の回転が停止される。この後、生地MAは補助
ローラ34によって送り出されて垂下状に降下する。
7,38で検出されて一定以上になると、上記ローラ3
1,32の回転が停止される。この後、生地MAは補助
ローラ34によって送り出されて垂下状に降下する。
【0016】46は補助ローラ34で垂下状に降下され
る生地MAの幅方向の位置ずれ等を検出する生地幅セン
サであり、ずれ量に応じて上記補助ローラ34を軸方向
へ変位させるものである。47は生地MAの下端位置を
検出する生地寸法制御センサであり、これら両センサ4
6は上記補助ローラ34等と共に上記生地送り出し機構
4を構成している。
る生地MAの幅方向の位置ずれ等を検出する生地幅セン
サであり、ずれ量に応じて上記補助ローラ34を軸方向
へ変位させるものである。47は生地MAの下端位置を
検出する生地寸法制御センサであり、これら両センサ4
6は上記補助ローラ34等と共に上記生地送り出し機構
4を構成している。
【0017】すなわち、生地MAが上記補助ローラ34
によって垂下状に降下する際、この生地MAの幅方向の
ずれがあると、そのずれが生地幅センサ46で検知さ
れ、補助ローラ34を軸変位させることにより、上記生
地MAのずれが是正される。さらに、生地MAの下端が
生地寸法制御センサ47で検出されると、生地MAの送
りが停止される。
によって垂下状に降下する際、この生地MAの幅方向の
ずれがあると、そのずれが生地幅センサ46で検知さ
れ、補助ローラ34を軸変位させることにより、上記生
地MAのずれが是正される。さらに、生地MAの下端が
生地寸法制御センサ47で検出されると、生地MAの送
りが停止される。
【0018】上記CCDカメラ5は、図1に示す固定フ
レーム51のレール52に沿って横方向(X,Y)へ移
動可能に構成されている。つまり、CCDカメラ5の載
置台53は図5および図6に示すように、モータ54で
駆動されるベルト55に連結されている。56はCCD
カメラ5の前端に取り付けられた接写照明用のリングラ
イトである。このCCDカメラ5は、色の別異や濃淡を
読み取るものであって、その読取り結果を電気信号とし
て図示しない制御装置(マイコン)に送出するようにな
っている。
レーム51のレール52に沿って横方向(X,Y)へ移
動可能に構成されている。つまり、CCDカメラ5の載
置台53は図5および図6に示すように、モータ54で
駆動されるベルト55に連結されている。56はCCD
カメラ5の前端に取り付けられた接写照明用のリングラ
イトである。このCCDカメラ5は、色の別異や濃淡を
読み取るものであって、その読取り結果を電気信号とし
て図示しない制御装置(マイコン)に送出するようにな
っている。
【0019】上記載置台53には、上記生地MAの垂下
部の表面に向けてエアを噴射するためのエア吹付け装置
57が取付部材58を介して取り付けられている。さら
に、上記載置台53には、ロータリカッタ10の支持用
のカッタアーム59を図6の鎖線で示す格納位置と実線
で示す裁断位置との間で回動させる回動用のモータ60
が取り付けられている。61はモータ60の回転軸を構
成するカッタアーム回動軸、62はロータリカッタ10
の駆動用モータである。
部の表面に向けてエアを噴射するためのエア吹付け装置
57が取付部材58を介して取り付けられている。さら
に、上記載置台53には、ロータリカッタ10の支持用
のカッタアーム59を図6の鎖線で示す格納位置と実線
で示す裁断位置との間で回動させる回動用のモータ60
が取り付けられている。61はモータ60の回転軸を構
成するカッタアーム回動軸、62はロータリカッタ10
の駆動用モータである。
【0020】上記柄合わせユニット7は図7に示すよう
に構成されている。図7において、ユニット本体71内
には、プーリ72に掛設されてモータ73で縦方向へ駆
動されるベルト74が配設されている。このベルト74
に取り付けられて縦設されたレール75にガイドされる
昇降用スライダ76には、上記柄合わせ針6を前後進さ
せるエアシリンダ77が取付板78を介して固定されて
いる。この柄合わせユニット7は上記CCD5からの信
号に応じて縦方向へ移動してから柄合わせ針6を刺して
生地MAの水平方向の柄合わせを行うものである。79
は柄合わせ針6の針ホルダである。
に構成されている。図7において、ユニット本体71内
には、プーリ72に掛設されてモータ73で縦方向へ駆
動されるベルト74が配設されている。このベルト74
に取り付けられて縦設されたレール75にガイドされる
昇降用スライダ76には、上記柄合わせ針6を前後進さ
せるエアシリンダ77が取付板78を介して固定されて
いる。この柄合わせユニット7は上記CCD5からの信
号に応じて縦方向へ移動してから柄合わせ針6を刺して
生地MAの水平方向の柄合わせを行うものである。79
は柄合わせ針6の針ホルダである。
【0021】上記各柄合わせユニット7は生地MAの幅
方向へ沿って横設された上下1対の軸80にスライドホ
ルダ81を介して横移動可能に構成されており、生地M
Aの幅寸法lに応じて上記柄合わせ針6による付き刺し
間隔Dが選ばれるようになっている。(図8参照)。
方向へ沿って横設された上下1対の軸80にスライドホ
ルダ81を介して横移動可能に構成されており、生地M
Aの幅寸法lに応じて上記柄合わせ針6による付き刺し
間隔Dが選ばれるようになっている。(図8参照)。
【0022】上記柄合わせユニット7を横移動させる装
置9は、図5および図9に示すように、生地幅方向へ横
設されたレール91上に移動可能に装着されたエアチャ
ック92と、このエアチャック92のホルダ93をベル
ト94およびプーリ95を介して横移動させるモータ9
6とを備えており、上記エアチャック92が生地幅lに
応じて選択された柄合わせユニット7を、その背面に突
設されている被挟着ピン97を挟着して移動させるよう
になっている。
置9は、図5および図9に示すように、生地幅方向へ横
設されたレール91上に移動可能に装着されたエアチャ
ック92と、このエアチャック92のホルダ93をベル
ト94およびプーリ95を介して横移動させるモータ9
6とを備えており、上記エアチャック92が生地幅lに
応じて選択された柄合わせユニット7を、その背面に突
設されている被挟着ピン97を挟着して移動させるよう
になっている。
【0023】上記受け台13はその下部が支軸111を
介して可動支持板112に回動可能に枢支されており、
可動支持板112は受け側基部フレーム113上で前後
方向へ沿って設けられたレール114にスライダ115
を介して前後方向へ移動可能に支持されている。
介して可動支持板112に回動可能に枢支されており、
可動支持板112は受け側基部フレーム113上で前後
方向へ沿って設けられたレール114にスライダ115
を介して前後方向へ移動可能に支持されている。
【0024】上記受け台13の上端側には、図12に示
すように生地受取り針ユニット116を前後移動させる
シリンダ117と、生地MAの幅方向へ並列された多数
の生地受取り針11を前後移動させるシリンダ12が配
置されている。118は上記生地受取り針11に生地M
Aを受け取らせる際に前記針ホルダ79に対して図13
のように押し込み作動する突押ピンであり、上記シリン
ダ12で駆動されるようになっている。
すように生地受取り針ユニット116を前後移動させる
シリンダ117と、生地MAの幅方向へ並列された多数
の生地受取り針11を前後移動させるシリンダ12が配
置されている。118は上記生地受取り針11に生地M
Aを受け取らせる際に前記針ホルダ79に対して図13
のように押し込み作動する突押ピンであり、上記シリン
ダ12で駆動されるようになっている。
【0025】141は受け台回転用シリンダであり、上
記可動支持板112に支軸142を介して枢支され、ピ
ストンロッド141aの先端が上記受け板13の背面側
にロッド143を介して連結されている。このシリンダ
141は生地受取り針11に生地MAが受け取られる毎
に、受け台13を図14のように後方へ所定角度θ、た
とえば20°程度、回動させるようになっている。
記可動支持板112に支軸142を介して枢支され、ピ
ストンロッド141aの先端が上記受け板13の背面側
にロッド143を介して連結されている。このシリンダ
141は生地受取り針11に生地MAが受け取られる毎
に、受け台13を図14のように後方へ所定角度θ、た
とえば20°程度、回動させるようになっている。
【0026】144は上記受け台回転用シリンダ141
等と共に受け台用の駆動機構14を構成して上記可動支
持板112を介して上記受け台13を前後移動させるシ
リンダであり、受け台13を上記シリンダ141を協動
して裁断台145(図16)に隣接した生地取り位置に
上向きにして設定させるものである。
等と共に受け台用の駆動機構14を構成して上記可動支
持板112を介して上記受け台13を前後移動させるシ
リンダであり、受け台13を上記シリンダ141を協動
して裁断台145(図16)に隣接した生地取り位置に
上向きにして設定させるものである。
【0027】上記生地送り出し機構4によって生地MA
の終端部が垂下状に送り出された後、CCDカメラ5と
柄合わせ針6との連係動作により生地MAの柄合わせ処
理が行われる。
の終端部が垂下状に送り出された後、CCDカメラ5と
柄合わせ針6との連係動作により生地MAの柄合わせ処
理が行われる。
【0028】つまり、モータ54の駆動によりCCDカ
メラ5がレール52に沿って横移動して生地MAの柄を
読み取る(図17の処理ステップN1)。CCDカメラ
5により柄の読み取りが行われると(判断ステップN
2)、その読み取り結果に基づいて各柄合わせユニット
7の柄合わせ針6を移動させる(処理ステップN3)。
つまり、生地MAの幅lを検出した信号からマイコンが
生地幅に応じた柄合わせ針6の突き刺し間隔Dを求め、
その間隔Dに応じて必要な柄合わせユニット7の数を決
める。そして、柄合わせユニット横移動装置9における
モータ96を駆動し、エアチャック92により所要数の
柄合わせユニット7を選んで被挟着ピン97を挟着して
順次、横移動させながら所定間隔で位置決めする。
メラ5がレール52に沿って横移動して生地MAの柄を
読み取る(図17の処理ステップN1)。CCDカメラ
5により柄の読み取りが行われると(判断ステップN
2)、その読み取り結果に基づいて各柄合わせユニット
7の柄合わせ針6を移動させる(処理ステップN3)。
つまり、生地MAの幅lを検出した信号からマイコンが
生地幅に応じた柄合わせ針6の突き刺し間隔Dを求め、
その間隔Dに応じて必要な柄合わせユニット7の数を決
める。そして、柄合わせユニット横移動装置9における
モータ96を駆動し、エアチャック92により所要数の
柄合わせユニット7を選んで被挟着ピン97を挟着して
順次、横移動させながら所定間隔で位置決めする。
【0029】つづいて、CCDカメラ5からの信号をマ
イコン等で解析した後、柄合わせユニット7におけるモ
ータ73を駆動して柄合わせ針6を縦方向へ駆動させ、
生地MAの横縞模様のうちの縦方向における特定の一箇
所、たとえば色の変化している箇所あるいは濃淡の変化
箇所と同レベルまで移動させる。この後、エアシリンダ
77を駆動して柄合わせ針6を前方へ移動させること
で、図10に示すように生地MAに柄合わせ針6が突き
刺される(処理ステップN4)。
イコン等で解析した後、柄合わせユニット7におけるモ
ータ73を駆動して柄合わせ針6を縦方向へ駆動させ、
生地MAの横縞模様のうちの縦方向における特定の一箇
所、たとえば色の変化している箇所あるいは濃淡の変化
箇所と同レベルまで移動させる。この後、エアシリンダ
77を駆動して柄合わせ針6を前方へ移動させること
で、図10に示すように生地MAに柄合わせ針6が突き
刺される(処理ステップN4)。
【0030】この状態で、モータ54を駆動してエア吹
付装置57を横移動させ、上記生地MAの表面に向けて
図10に示すように柄合わせ針6の付近にエアQを吹き
付ける(処理ステップN5)。これによって、生地MA
が上記柄合わせ針6に完全に突き刺さった状態となる。
付装置57を横移動させ、上記生地MAの表面に向けて
図10に示すように柄合わせ針6の付近にエアQを吹き
付ける(処理ステップN5)。これによって、生地MA
が上記柄合わせ針6に完全に突き刺さった状態となる。
【0031】この時、上記生地幅lに応じた間隔で柄合
わせ針6を突き刺してあるので、生地MAに対して必要
以上の刺し傷が形成されることがなく、生地MAの質を
良好に維持することができる。上記柄合わせ針6を全部
使って間隔調整してもよいが、必要な本数だけを使用す
る方が、生地幅lに合った突き刺し間隔Dを選びやす
い。
わせ針6を突き刺してあるので、生地MAに対して必要
以上の刺し傷が形成されることがなく、生地MAの質を
良好に維持することができる。上記柄合わせ針6を全部
使って間隔調整してもよいが、必要な本数だけを使用す
る方が、生地幅lに合った突き刺し間隔Dを選びやす
い。
【0032】柄合わせ針6の刺し込みが完全になされる
と(判断ステップN6)、柄合わせ針6が任意に定めら
れている所定位置に至るように柄合わせユニット7を移
動させ、さらにCCDカメラ5を移動させてその画像デ
ータに基づいて、この工程を繰すことによって、生地M
Aの横縞が横一線上に正確に揃えられる。しかも、柄合
わせ針6を生地MAに突き刺して縦方向に変位させるの
で、スリップなどがなく、柄合わせ精度は著しく高いも
のとなる。
と(判断ステップN6)、柄合わせ針6が任意に定めら
れている所定位置に至るように柄合わせユニット7を移
動させ、さらにCCDカメラ5を移動させてその画像デ
ータに基づいて、この工程を繰すことによって、生地M
Aの横縞が横一線上に正確に揃えられる。しかも、柄合
わせ針6を生地MAに突き刺して縦方向に変位させるの
で、スリップなどがなく、柄合わせ精度は著しく高いも
のとなる。
【0033】この生地MAの柄合わせ動作が終ると、図
11に示すように所定の裁断位置へ各柄合わせ針6を移
動させる。そして、モータ60を駆動してロータリーカ
ッタ10を格納位置から90°回動させて図6の実線で
示す裁断位置に変更する。ついで、モータ62を駆動し
てロータリカッタ10を回転させてレール52に沿って
横移動せながら、柄合わせ針6の約10mm上の位置で
生地MAを裁断する。生地MAの裁断が終れば、ロータ
リカッタ10を格納し、柄合わせユニット7におけるモ
ータ73を駆動して柄合わせ針6を所定の受け渡し位置
まで降下させれば、柄合わせ針6に対して懸垂状態の生
地MAが受け台13の対向位置にセットされる(図1
2)。
11に示すように所定の裁断位置へ各柄合わせ針6を移
動させる。そして、モータ60を駆動してロータリーカ
ッタ10を格納位置から90°回動させて図6の実線で
示す裁断位置に変更する。ついで、モータ62を駆動し
てロータリカッタ10を回転させてレール52に沿って
横移動せながら、柄合わせ針6の約10mm上の位置で
生地MAを裁断する。生地MAの裁断が終れば、ロータ
リカッタ10を格納し、柄合わせユニット7におけるモ
ータ73を駆動して柄合わせ針6を所定の受け渡し位置
まで降下させれば、柄合わせ針6に対して懸垂状態の生
地MAが受け台13の対向位置にセットされる(図1
2)。
【0034】生地MAの受け渡し動作を図18のフロー
チャートを参照しつつ説明する。まず、生地受取り針ユ
ニット116をシリンダ117によって前進させて柄合
わせ針6に懸垂されている生地MAの上端部に生地受取
り針11を突き刺す。さらに、シリンダ12により生地
受取り針11および突押ピン118を前進させると、図
13に示すように、この突押ピン118が柄合わせ針6
側の針ホルダ79を押し込んで、柄合わせ針6を生地M
Aから抜き取られるように作用する(図18の処理ステ
ップN11)。この時、上記突押ピン118が針ホルダ
79を押し込むので、生地受取り針11が不用意に針ホ
ルダ79などに当って損傷したりすることが未然に防止
される。
チャートを参照しつつ説明する。まず、生地受取り針ユ
ニット116をシリンダ117によって前進させて柄合
わせ針6に懸垂されている生地MAの上端部に生地受取
り針11を突き刺す。さらに、シリンダ12により生地
受取り針11および突押ピン118を前進させると、図
13に示すように、この突押ピン118が柄合わせ針6
側の針ホルダ79を押し込んで、柄合わせ針6を生地M
Aから抜き取られるように作用する(図18の処理ステ
ップN11)。この時、上記突押ピン118が針ホルダ
79を押し込むので、生地受取り針11が不用意に針ホ
ルダ79などに当って損傷したりすることが未然に防止
される。
【0035】この後、柄合わせ針6側のシリンダ77を
後退させれば(処理ステップN12)、生地MAは生地
受取り針11側に受け渡される。つまり、この時、生地
MAは生地受取り針11のみに懸垂された状態となる。
後退させれば(処理ステップN12)、生地MAは生地
受取り針11側に受け渡される。つまり、この時、生地
MAは生地受取り針11のみに懸垂された状態となる。
【0036】生地MAが受け取られると、受け台回転用
シリンダ141により、受け台13を図14に示すよう
に生地受け取り位置の垂直姿勢から後方へ約20°回転
させて傾斜姿勢に変更され、さらに、図15に示すよう
にシリンダ117によって生地受け取りユニット116
を後退させ(処理ステップN13)、次の生地MAを受
け取る待機態勢に入る。上記生地MAを受け取った際に
受け台13を後方へ傾斜させることによって、生地MA
の受け渡し時に不用意に生地MAを落下させることを防
止することができ、しかも、生地MAの自重が受け台1
3に受け止められるので、生地受け取り針11の折損や
変形等のおそれもなくなる。
シリンダ141により、受け台13を図14に示すよう
に生地受け取り位置の垂直姿勢から後方へ約20°回転
させて傾斜姿勢に変更され、さらに、図15に示すよう
にシリンダ117によって生地受け取りユニット116
を後退させ(処理ステップN13)、次の生地MAを受
け取る待機態勢に入る。上記生地MAを受け取った際に
受け台13を後方へ傾斜させることによって、生地MA
の受け渡し時に不用意に生地MAを落下させることを防
止することができ、しかも、生地MAの自重が受け台1
3に受け止められるので、生地受け取り針11の折損や
変形等のおそれもなくなる。
【0037】ついで、受け台回転用シリンダ141によ
り、受け台13は生地受取り位置の垂直姿勢に戻される
(処理ステップN14)。そして、上記と同様の動作が
生地MAが所定の枚数になるまで繰り返され、(処理ス
テップN15)、所定の枚数に達すれば(判断ステップ
N16)、上記柄合わせされて所定寸法に裁断された生
地MAが受け台13に多層に重ね合せられ、生地MAの
取り出し工程に移る。
り、受け台13は生地受取り位置の垂直姿勢に戻される
(処理ステップN14)。そして、上記と同様の動作が
生地MAが所定の枚数になるまで繰り返され、(処理ス
テップN15)、所定の枚数に達すれば(判断ステップ
N16)、上記柄合わせされて所定寸法に裁断された生
地MAが受け台13に多層に重ね合せられ、生地MAの
取り出し工程に移る。
【0038】生地MAを取り出す時は、図16の示すよ
うに、受け台回転用シリンダ141および受け台前後移
動用シリンダ144が作動し、垂直姿勢の受け台13を
後方へ回動させながら後退させるので、受け台13は裁
断台145に隣接する生地取り出し位置に上向きにセッ
トされる。この時、受け台13の回転と後退とを独立し
た動作で行なうと、動作の占有スペースが大きくなる
が、上記のように受け台13の回動と後退を連動関係で
動作させることによって上記スペースを小さくすること
が可能となる。
うに、受け台回転用シリンダ141および受け台前後移
動用シリンダ144が作動し、垂直姿勢の受け台13を
後方へ回動させながら後退させるので、受け台13は裁
断台145に隣接する生地取り出し位置に上向きにセッ
トされる。この時、受け台13の回転と後退とを独立し
た動作で行なうと、動作の占有スペースが大きくなる
が、上記のように受け台13の回動と後退を連動関係で
動作させることによって上記スペースを小さくすること
が可能となる。
【0039】この後、シリンダ117により生地受取り
針ユニット116を後退させれば、生地受取り針11が
積層状の生地MAから引き抜かれる。この後、裁断台1
45上に多層の生地MAを移載し、図外の裁断機により
裁断が行なわれる。
針ユニット116を後退させれば、生地受取り針11が
積層状の生地MAから引き抜かれる。この後、裁断台1
45上に多層の生地MAを移載し、図外の裁断機により
裁断が行なわれる。
【0040】なお、上記実施例では、柄合わせ針6を生
地MAに突き刺した状態でロータリカッタ10で生地M
Aを裁断したが、図19に示すように柄合わせ針6と生
地受取り針11とを生地MAに突き刺した状態で、両針
6,11間の位置で生地MAをロータリカッタ10で裁
断するようにしてもよい。この場合、生地MAの裁断部
分が上記針6,11で両持ち状態となるので、ロータリ
カッタ10による裁断作用が切れ味よく発揮されるとと
もに、生地MAの受け渡しがより確実なものになる。
地MAに突き刺した状態でロータリカッタ10で生地M
Aを裁断したが、図19に示すように柄合わせ針6と生
地受取り針11とを生地MAに突き刺した状態で、両針
6,11間の位置で生地MAをロータリカッタ10で裁
断するようにしてもよい。この場合、生地MAの裁断部
分が上記針6,11で両持ち状態となるので、ロータリ
カッタ10による裁断作用が切れ味よく発揮されるとと
もに、生地MAの受け渡しがより確実なものになる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1によれ
ば、生地送り出し機構で垂下状に送り出された生地の垂
下部の裏面側に対向して、配置した複数の柄合わせユニ
ットの各柄合わせ針を生地の表面側に対向する光学的読
取手段からの信号に基づいて移動させるようにしたの
で、生地の柄合わせを正確、かつ自動的に行なえ、しか
も、柄合わせして裁断された生地を受け台側の生地受取
り針に突き刺した際に該受け台を後方へ傾斜させるの
で、受け渡し時に生地が脱落したり、生地の自重が受取
り針にもろに作用して、この受取り針を折ったり、変形
する恐れがなく、順調な生地の受け渡し機能を確実にス
ムースに発揮させることができる。
ば、生地送り出し機構で垂下状に送り出された生地の垂
下部の裏面側に対向して、配置した複数の柄合わせユニ
ットの各柄合わせ針を生地の表面側に対向する光学的読
取手段からの信号に基づいて移動させるようにしたの
で、生地の柄合わせを正確、かつ自動的に行なえ、しか
も、柄合わせして裁断された生地を受け台側の生地受取
り針に突き刺した際に該受け台を後方へ傾斜させるの
で、受け渡し時に生地が脱落したり、生地の自重が受取
り針にもろに作用して、この受取り針を折ったり、変形
する恐れがなく、順調な生地の受け渡し機能を確実にス
ムースに発揮させることができる。
【0042】また、本発明の請求項2によれば、受け台
を後退させながら回動させるので、受け台の動作スペー
スをできるだけ小さくして、装置全体の占有スペースの
低減を図ることができる。
を後退させながら回動させるので、受け台の動作スペー
スをできるだけ小さくして、装置全体の占有スペースの
低減を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例による自動生地柄合わせ装置
を適用した装置設備の全体構成のを示す斜視図である。
を適用した装置設備の全体構成のを示す斜視図である。
【図2】同装置設備の全体構成を示す側面図である。
【図3】同装置設備における原反昇降機を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】同装置設備における生地解反装置の働きの説明
図である。
図である。
【図5】同装置設備における自動生地柄合わせ装置の要
部の斜視図である。
部の斜視図である。
【図6】同装置設備におけるCCDカメラやロータリカ
ッタ等を示す斜視図である。
ッタ等を示す斜視図である。
【図7】同装置設備における柄合わせユニットを示す斜
視図である。
視図である。
【図8】CCDカメラの信号で柄合わせ針を縦方向へ移
動させた状態を示す図である。
動させた状態を示す図である。
【図9】柄合わせユニット横移動装置の構成を示す斜視
図である。
図である。
【図10】柄合わせ針を生地に突き刺してエアを吹き付
ける動作の説明図である。
ける動作の説明図である。
【図11】柄合わせ後の生地をロータリカッタで裁断し
た際の動作説明図である。
た際の動作説明図である。
【図12】同装置設備における受け台を生地受け渡し位
置で示す側面図である。
置で示す側面図である。
【図13】同受け台側の生地受取り針を生地に突き刺す
際の動作説明図である。
際の動作説明図である。
【図14】同生地受取り針を生地に突き刺して受け台を
傾けた際の動作説明図である。
傾けた際の動作説明図である。
【図15】同受け台の生地受け渡し待機状態の説明図で
ある。
ある。
【図16】同受け台を生地の取り出し位置へ回動させる
際の動作説明図である。
際の動作説明図である。
【図17】CCDによる生地柄の検出時から柄合わせ針
を裁断位置へ移動させるまでの動作説明用のフローチャ
ートである。
を裁断位置へ移動させるまでの動作説明用のフローチャ
ートである。
【図18】生地の受け渡し時の動作説明用のフローチャ
ートである。
ートである。
【図19】ロータリカッタで生地を裁断する別の方法を
示す図である。
示す図である。
4 生地送り出し機構 5 光学的読取手段 6 柄合わせ針 7 柄合わせユニット 9 柄合わせユニット横移動装置 D 突き刺し間隔 l 生地幅 M 原反 MA 生地
Claims (2)
- 【請求項1】 原反から解反されて拡げられた生地を縦
方向へ垂下状に送り出す生地送り出し機構と、垂下状に
送り出された生地の垂下部表面に対向して配設されて生
地模様を認識する光学的読取手段と、上記生地の垂下部
裏面側に対向して前後方向および縦方向に移動可能に構
成されて、上記光学的読取手段からの信号に基づいて柄
合わせ針を生地に突き刺して生地の縦方向の位置を制御
する複数の柄合わせユニットと、上記柄合わせユニット
で柄合わせされた生地を幅方向へ沿って裁断するカッタ
と、裁断された生地の表面側に対向して配置されて上記
裁断された生地に生地受取り針を突き刺して受け取る受
け台と、上記受け台に所定毎の生地が積層状に受け渡さ
れた際に、上記受け台を生地取り出し位置へ移動させる
受け台用の駆動機構とを備え、上記受け台に所定枚の生
地が積層状に受け渡される際に、上記生地受取り針を生
地に突き刺す度毎に上記生地受け取り位置で垂直姿勢と
なる受け台を上記駆動機構により一旦、後方へ所定角度
だけ傾かせて待機させるように構成したことを特徴とす
る自動生地柄合わせ装置。 - 【請求項2】 上記受け台用の駆動機構は、上記受け台
に所定枚の生地が積層される毎に該受け台を後退させる
受け台前後移動用シリンダと、この受け台が後退するの
に連動して該受け台を後方へ傾動させる受け台回転用シ
リンダとを備えてなる請求項1の自動生地柄合わせ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4132204A JPH0753946B2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 自動生地柄合わせ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4132204A JPH0753946B2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 自動生地柄合わせ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05321137A true JPH05321137A (ja) | 1993-12-07 |
JPH0753946B2 JPH0753946B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=15075831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4132204A Expired - Fee Related JPH0753946B2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 自動生地柄合わせ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPH0753946B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107313237A (zh) * | 2017-08-08 | 2017-11-03 | 广东溢达纺织有限公司 | 裁片对条格自动裁割机 |
-
1992
- 1992-05-25 JP JP4132204A patent/JPH0753946B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107313237A (zh) * | 2017-08-08 | 2017-11-03 | 广东溢达纺织有限公司 | 裁片对条格自动裁割机 |
CN107313237B (zh) * | 2017-08-08 | 2023-01-31 | 广东溢达纺织有限公司 | 裁片对条格自动裁割机 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0753946B2 (ja) | 1995-06-07 |
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