JPH0679792U - 柄合せ延反装置 - Google Patents

柄合せ延反装置

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JPH0679792U
JPH0679792U JP2723293U JP2723293U JPH0679792U JP H0679792 U JPH0679792 U JP H0679792U JP 2723293 U JP2723293 U JP 2723293U JP 2723293 U JP2723293 U JP 2723293U JP H0679792 U JPH0679792 U JP H0679792U
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fabric
ear
cloth
pattern
cutting
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JP2723293U
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駿 橋本
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株式会社ケーエム裁断機
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】柄生地原反を配するだけでこれを同一ライン上
で連続して耳切り−延反−引き裂きし、引きつりも起さ
せることなく正確に柄が合った状態に延反することがで
きる装置を提供することにある。 【構成】テーブル1に走行自在でかつ前側に生地引き裂
き機構9を搭載した延反機本体2を配する一方、延反機
本体2の作動域後方には、柄生地の原反Aを支持しつつ
回転させる解反機構3と、この解反機構3から放反され
た柄生地aの耳a”a”を連続的に切断する耳カット機
構4と、該耳カット機構4で得られた耳カット済柄生地
a’を所定量ストックしつつ繰り出す生地送り機構5
と、延反機本体2と組み合わされ生地送り機構5からの
耳カット済柄生地a’を延反機本体2の移動に応じて展
開する可変長式のベルトコンベア機構6とを順次配設し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は布地類の柄合せ延反装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】
布地は裁断、縫製に先立って所定長さに切断して多数枚重ねる延反作業が不可 欠である。この場合、布地は縁部に添って耳があり、この耳は生地部分よりも厚 いため、重ねたときに生地両側が高くなって裁断作業に支障を来させる。また、 耳があると生地が引きつれを起し、生地の目が歪んで正確な裁断を行えなくなる 。 この対策として特開昭58−4776号公報には、延反機の前部に生地カッ タを設け、該生地カッタと繰出しロールの間に耳切断用のカッタを設けることが 提案されている。しかし、この先行技術では耳切断用のカッタで耳をカットしな がら延反機を走行させ、またカットした耳の排出機構を必要とするため本体キャ リッジが大型化し、限られた面積の延反テーブルを有効に使用できないという問 題があった。また、この先行技術では生地をナイフで切断してしまうため、横糸 に正確に添って生地が切られず、生地が地の目と関係なく切断されてしまう。こ のため、特に対象生地が柄物の場合に柄合せが不揃いとなるという問題があった 。
【0003】 本考案は前記のような問題点を解消するために考案されたもので、その目的と するところは、柄生地原反を配するだけでこれを同一ライン上で連続して耳切り −延反−引き裂きし、引きつりも起させることなく正確に柄が合った状態に延反 することができる装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本考案は、テーブルに走行自在でかつ前側に生地引き 裂き機構を搭載した延反機本体を配する一方、延反機本体の作動域後方には、柄 生地の原反を支持しつつ回転させる解反機構と、この解反機構から放反された柄 生地の耳を連続的に切断する耳カット機構と、該耳カット機構で得られた耳カッ ト済柄生地を所定量ストックしつつ繰り出す生地送り機構と、延反機本体と組み 合わされ生地送り機構からの耳カット済柄生地を延反機本体の移動に応じて展開 する可変長式のベルトコンベア機構とを順次配設したものである。 好ましくは、耳カット機構は、上下の送りロールと、それら送りロールの間に 設けられた傾斜板と、傾斜板の幅方向片側部位に位置固定に配された第1耳切カ ッタと、傾斜板の幅方向他側部位に移動可能に配された第2耳切カッタと、解反 機構から放反された柄生地を両端の耳が第1耳切カッタと第2耳切カッタに整合 するように解反機構をテーブル幅方向に移動制御する手段を備えている。 また生地送り機構は、耳カット済柄生地をテーブルの下に垂ませて複数の生地 ストック部を形成される複数本の生地送りロールと、延反機の走行に伴う生地ス トック量の減少を検出して各生地送りロールの駆動を制御するためのセンサとを 有している。 ベルトコンベア機構は、延反機本体後方に横架されクラッチにより回転が固定 可能な第1ベルト用ロールと、延反機本体に搭載されクラッチにより回転が固定 可能な第2ベルト用ロールと、それら第1ベルト用ロールと第2ベルト用ロール に張り側を有し、緩み側がテーブルの下方に導かれフロートバーに巻回された長 尺の無端ベルトとを備えている。 本考案は柄生地の延反に効果的であるが、無地の生地の延反にも適用できるこ とは勿論である。
【0005】
【実施例】
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。 図1と図2において、1は基床から所要高さレベルに設置されたテーブルであ り、該テーブル上には車輪20を有する延反機本体2が搭載されており、該延反 機本体2は図示しない本体又はテーブル側に設けた駆動源により前後往復動自在 となっており、その作動域内には、柄合せを容易化するため生地上にレーザー光 を投射して線引きを行うマーキング手段11が配されている。 テーブル1は前記延反機本体2の作動域よりも後方に延出する前処理用テーブ ル10を有しており、この前処理用テーブル10の端部域に柄生地の原反Aを支 持しつつ回転させる解反機構3が配され、また、この解反機構3の下流にはこれ から放反された柄生地aの耳a”a”を切断する耳カット機構4が設置され、耳 カット機構4の前方には耳カット済柄生地a’を所定量ストックしつつ延反機本 体2の移動に応じて繰り出す生地送り機構5と、該生地送り機構5からの耳カッ ト済柄生地a’を展開するベルトコンベア機構6とが設けられている。
【0006】 解反機構3は、前処理用テーブル10の幅方向に移動可能な台車30の上に、 原反支持手段31とこれを回転駆動する解反用アクチュエータ32を設けている 。台車30はこの実施例では台車上に駆動用アクチュエータ33を設けて車輪を 駆動するようにしているが、これに限らず前処理用テーブル10に移動用アクチ ュエータを設置してチエーン、ベルトなどの伝動要素を台車30に連結する方式 としてもよい。原反支持手段31はこの実施例では原反中心を貫く軸と軸受であ るが、原反Aを直接支える平行ロールであってもよい。 耳カット機構4はテーブル延長部10の幅方向両側から立ち上がる一対の支台 40,40を有するフレームと、該支台40,40の上部に横架され回転用アク チュエータ43によって駆動される送りロール41と、支台40,40の下流側 下部に横架された送りロール(バーを含む)42と、送りロール41,42間に張 設された傾斜板44と、柄生地aの耳a”a”を切断する第1,第2の耳切用カ ッタ45a,45bを備えている。 前記傾斜板44は耳切用カッタ45a,45bの取付け手段と生地ガイド手段 と検反手段を兼ねており、直接又は桁部材46を介して支台40,40に固定さ れている。第1耳切用カッタ45aと第2耳切用カッタ45bは、それぞれ回転 刃452とこれを駆動するモータ451とベッド450とを備えており、第1耳 切用カッタ45aは、図3に示されるように、傾斜板44の幅方向一側に偏した 部位にベッド450をもって位置固定に取付けられ、第2耳切用カッタ45bは 傾斜板44の幅方向他側に偏した位置に所要長さ移動可能に取付けられている。 第2耳切用カッタ45bの移動手段は任意であるが、この実施例では、図4の ように、傾斜板44にガイド穴441を設け、第2耳切用カッタ45bのベッド 450にガイド穴441を通過する脚片453を設け、その脚片453に固定し た支持ブロック454に桁部材46に圧接するプランジャ455を取付けており 、プランジャ455のスプリング力によりベッド前端部が傾斜板44に密接する ため、上方から流れて来た柄生地aはスムーズに回転刃452の方向へ誘導する 。
【0007】 前記耳カット機構4と解反機構3の間には、原反支持手段31から放反され送 りロール41に到る柄生地aに常時所定の生地ストックb1を確保するための第 1垂み量センサ8aが設けられている。 また、第1耳切用カッタ45aと第2耳切用カッタ45bに柄生地aの耳部位 を正確に送るため、送りロール41よりも上流位置には前記解反機構3の幅方向 移動を制御する手段として耳揃えセンサ7が取り付けられている。 該耳揃えセンサ7は、図5のように柄生地端部の自由な通過を許すギャップを 有するコ字状のホルダ70と、ホルダ70に所定間隔で取り付けられた透過型ま たは反射型の光センサとを有している。この例では透過型のものを2組用いてお り、片側に第1投光体71aと第2投光体71bを、他側にはそれらと対をなす 第1,第2の受光体72a,72bを取付け、それら受光体72a,72bは図 示しないコントローラを介して前記駆動用アクチュエータ33の駆動部と電気的 に接続されている。 前記耳揃えセンサ7は、図5のように第1投光体71aと第1受光体72aと が透過状態、第2投光体71bと第2受光体72bとが遮光状態のときが正常な 状態であり、この状態では駆動用アクチュエータ33の駆動部には駆動信号が送 られない。柄生地aが図5の状態から右方にずれて第2投光体71bと第2受光 体72b間が透光状態になったとき、および柄生地aが左方にずれ第1投光体7 1aと第1受光体72aとが遮光状態になったときに、それぞれ受光体72a, 72bから検知信号が送られ、駆動用アクチュエータ33が駆動されて解反機構 3が前処理用テーブル10上を幅方向に移動する。この動作の繰返しにより生地 端部は一定の範囲に収まりつつ送りロール41で送られるため、耳a”,a”は 予め設定した位置にある耳切用カッタ45a,45bの回転刃線上に正確に送ら れる。
【0008】 生地送り機構5は、耳カット機構4と所定の間隔をおいた前処理用テーブル部 10の幅方向両側に固定された架台50,50と、それら架台50,50間に互 いに間隔をおいて横架された数本(実施例では3本)の送りロール51,52,5 3と、少なくとも上流側の第1,第2の送りロール51,52をそれぞれ回転駆 動する第1,第2の生地送りアクチュエータ510,520とを有しており、前 処理用テーブル10は耳カット機構4の前端から最下流の送りロール53の領域 まで開口部100が形成されている。 耳カット済柄生地a’は耳カット機構4の下流側の送りロール42から開口部 100を介して前処理用テーブル10の下に入り、Uターンして第1の送りロー ル51の北半球を経由して下降し、反転して第2の送りロール52の北半球を経 由して下降し、第3の送りロール53に到るルートで導かれる。これにより数個 (実施例では3つ)の生地ストック部b2,b3,b4が形成される。そして、各 生地ストック部b2,b3,b4に対応するレベルには、それぞれ第2垂みセン サ8b,第3垂みセンサ8c及び第4垂みセンサ8dがステーなどを介して配置 されている。 また、前記耳カット機構4と解反機構3の間にも、原反支持手段31から放反 され送りロール41に到る柄生地aに常時所定の生地ストックb1を確保するた めの第1垂み量センサ8aが設けられている。 前記第1垂み量センサ8a、第2垂みセンサ8b、第3垂みセンサ8cおよび 第4垂みセンサ8dは、断続的に変化する延反機本体2の走行速度と一定速度で 駆動する解反機構3との速度差を吸収する生地ストックを常時自動的に適量創成 するためのものである。
【0009】 各垂みセンサは透過型又は反射型の光電センサなどが用いられ、第1垂み量セ ンサ8aは、生地を検知している間は解反用アクチュエータ32に駆動信号を送 らず、生地を検知しなくなったときに解反用アクチュエータ32に駆動信号を送 って原反Aを回転させるもので、これにより原反Aを放反して垂みを持たせてか ら送り出すときに生地垂み量は一定範囲に保たれる。 また、第2垂みセンサ8bは、第1垂み量センサ8aと協働して回転用アクチ ュエータ43を駆動制御するもので、第2垂みセンサ8bが生地を検知せず、第 1垂み量センサ8aのみが生地を検知している場合に限って回転用アクチュエー タ43が動作するようなシーケンスが組まれている。したがって、送りロール4 1を回転して生地を送り出し、第2垂みセンサ8bが生地を検知するが第1垂み 量センサ8aが生地を検知しない場合、および第2垂みセンサ8bと第1垂み量 センサ8a両方が生地を検知しない場合には回転用アクチュエータ43は動作し ない。 第3垂みセンサ8cは、第2垂みセンサ8bと協働して第1生地送りアクチュ エータ510の駆動を制御し、生地に一定の垂みを持たせるためのものである。 第1生地送りアクチュエータ510は、第3垂みセンサ8cが生地を検知せず、 第2垂みセンサ8bのみが生地を検知している場合に限って動作して生地を送る シーケンスが組まれている。したがって、第3垂みセンサ8cが生地を検知し第 2垂み量センサ8bが検知しない場合、第3垂みセンサ8cと第2垂み量センサ 8bの両方が生地を検知しない場合、両方共検知した場合には、第1生地送りア クチュエータ510は動作しない。 また、第4垂みセンサ8dは、第3垂みセンサ8cと協働して第2生地送りア クチュエータ520の駆動を制御し、生地に一定の垂みを持たせるためのもので あり、第2生地送りアクチュエータ520は、第4垂みセンサ8dが生地を検知 せず、第3垂みセンサ8cのみが生地を検知している場合に限って動作して生地 を送るシーケンスが組まれている。したがって、第4垂みセンサ8dが生地を検 知し第3垂み量センサ8cが検知しない場合、第4垂みセンサ8dと第3垂み量 センサ8cの両方が生地を検知しない場合、両方共検知した場合には、第2生地 送りアクチュエータ520は動作しない。
【0010】 ベルトコンベア機構6は、延反機本体2の後退限よりも後方の前処理用テーブ ル10の幅方向両側上方に固定された一対の上架台60,60と、延反機本体2 の後退限付近まで達する範囲の前処理用テーブル部10の幅方向両側下方に固定 された一対の下架台61,61と、該下架台61,61の下方に配されるフロー ト架台62を有し、上架台60,60は上部が後方に水平状に延び、この領域の 下方に相当する前処理用テーブル10には開口101が形成されている。 前記上架台60,60には軸受を介して回転可能に第1ベルト用ロール63が 横架され、また延反機本体2には軸受を介して回転可能に第2ベルト用ロール2 1が横架され、それら第1ベルト用ロール63と第2ベルト用ロール21は上架 台60,60に設けた第1クラッチ630と延反機本体2に設けた第2クラッチ 210によってそれぞれ回転を固定し得るようになっている。 そして、第1ベルト用ロール63と第2ベルト用ロール21には長尺の無端ベ ルト64の張り側が巻回され、第2ベルト用ロール21を経由した無端ベルト6 4の弛み側は延反機2に設けたピンチロール22を経て後方に導かれ、第1ベル ト用ロール63と変位した位置の上架台60,60に横架されたガイドバー65 を経て開口101から前処理用テーブル下に導かれ、下架台61,61に横架し た数個のガイドバー66,67によって延反機方向に導かれ、ガイドバー67を 経て下降し、フロート架台62と下架台61,61に千鳥状に配設されている複 数組のガイドバー68,69を順次経由された後、開口101を上昇し前記ベル ト用第1ロール63に到らしめられている。
【0011】 延反機本体2はベルト用第2ロール21よりも下位の前側部位に耳カット済柄 生地a’を幅方向で引き裂く引き裂き機構9を有している。該引き裂き機構9は 、図6ないし図8に示されており、延反機本体2の幅方向に架設された溝形レー ル状のフレーム90内に、一対の柱からなる引き裂きドラム93,93を樹立し た移動駒92を往復動可能に配している。 往復動手段は移動駒92にアクチュエータを設けて車輪を駆動する自走式とし てもよいが、この例では、フレーム90の両端部に可逆モータ910で回転され るプーリ(またはスプロケット)91と従動プーリ(またはスプロケット)91’を 取付け、それらプーリ91,91’にベルト(またはチャーン)94を巻回し端部 を移動駒92に連結している。 そして、フレーム90の一端部には、第2ベルト用ロール21を過ぎた耳カッ ト済柄生地a’の端部をフレーム90の上面に圧接する開閉自在なクランパ95 と、引き裂きドラム93,93の中心線上で耳カット済柄生地a’の端に切込み を入れる開閉自在な端切り刃96とが設けられている。
【0012】 クランパ95は、それぞれ下面にゴムやウレタンなどからなる圧接パッド95 0を有する側面L状の一対のカム95a,95aを有し、カム95a,95aは それぞれ中間部がフレーム90に固定されたブラケット98,98に支点軸85 1,851により傾転可能に支持されるとともに、上端部間を結ぶ支軸852を 介してリンク99が枢着され、そのリンク99はフレーム90の端部に設けたア クチュエータ97によって動かされるようになっている。 端切り刃96は側面L状の上刃960とこれの中間部で枢着された下刃961 を有し、上刃960の上端部は前記リンク99に枢着され、リンク99の動きに より前記クランパ95の圧接より少し遅れて閉じられるようになっている。 前記引き裂きドラム93,93は常態において端切り刃96によるカット位置 よりも後方に待機している。 その他図面において、12はテーブル1上に設けられたます目の交点に抜き刺 しされる針であり、柄に応じて作業員が抜き差し位置を選択し、延反領域のテー ブル1に延反された柄生地を刺すことによって積層生地のズレを防止する。 なお、図示するものは本考案の一実施例であり、前処理用テーブル10はテー ブル1と一連のテーブル部となっているが、ベルトコンベア機構6から後方、あ るいは耳カット機構4から後方を別テーブルとしてもよい。 また、耳カット機構4の第2耳切用カッタ45bはこの実施例では手動で移動 させるようにしているが、必要に応じて自動式としてもよく、これは、たとえば 図4における横桁46にアクチュエータを設け、ボールねじやラックピニオンな どによりブロック454を動かすようにすることで実現できる。 解反機構3は場合によっては耳カット機構4の背部に搭載してもよい。
【0013】
【実施例の作用】
次に実施例の装置の作用を説明する。 延反作業の始業時には、解反機構3と耳カット機構4を作動し、所定長さの柄 生地aの耳をカットし、生地送り機構5を経由し無端ベルト64の上を経て延反 機2の前部に達するようにセットする。生地は図1のように生地ストック部b1 〜b4が持たせられる。 延反に際しては、マーキング手段11を作動してテーブル上にレーザー光を投 射し、第1,第2耳切用カッタ45a,45bのモータを駆動する。延反機本体 2は後退限に停止している。 この状態でまず第2クラッチ210を接続して第2ベルト用ロール21を回転 しないように固定する一方、第1クラッチ630を解放して第1ベルト用ロール 63を自由に回転できるようにする。そして、延反機本体2を図1の位置から右 方向のテーブル1の所定の位置まで走行させる。この延反機本体2の走行に伴い 、回転が固定されている第2ベルト用ロール21で無端ベルト64は牽引され、 テーブル1の下に蓄えられているベルト部分がフロート架台62を持ち上げるよ うに繰り出される。これにより第1ベルト用ロール63と第2ベルト用ロール2 1間の張り側ベルト部分が延反機2の移動に追従して延長されるため、耳カット 済み生地a’はその張り側ベルトに載って展開される。
【0014】 前記のように耳カット済み生地a’が繰り出されると、生地ストック部b4が 上方に移動し、第4垂みセンサ8dが生地を検知しなくなる。これにより第4垂 みセンサ8dからの信号で第2生地送りアクチュエータ520が動作して第2の 送りロール52が回転するため、生地ストックが上流側の生地ストック部b3か ら補充され、所定量の生地ストック部b4が再び形成される。 上流側の生地ストック部b3の生地ストックの減少は第3垂みセンサ8cによ り検知され、第1生地送りアクチュエータ510が作動して第1の送りロール5 1を回転させるため、耳カット機構4から繰り出されている生地ストック部b2 から補充される。 生地ストック部b2が減少して上昇すると、第2垂みセンサ8bからの信号で 耳カット機構4の回転用アクチュエータ43が駆動され、第1送りロール41の 回転により耳カット済み生地a”が繰り出されて補充を行う。
【0015】 第1送りロール41の回転により柄生地aが引き出されると、柄生地aは傾斜 板44にガイドされるが、これより上流では耳揃えセンサ7が生地端部を連続的 に検知しており、ずれている場合には解反機構3の台車30がテーブル幅方向に 移動し、原反Aの位置が自動調整される。このため、柄生地aの耳a”a”は絶 えず正確に第1耳切カッタ45a,45bの回転刃452,452位置に導かれ 、耳a”a”がカットされる。 前記柄生地aの引出しにより生地ストック部b1が減少すると第1垂みセンサ 8aから解反用アクチュエータ32に信号が送られ、これにより原反Aが回転さ れ放反が行われる。
【0016】 延反機本体2が所定位置に到って停止すると、第1クラッチ630は接続され て第1ベルト用ロール63は回転が固定され、第2クラッチ210が解放されて 第2ベルト用ロール21は回転フリーとなる。この状態で延反機本体2を第1図 の左方に走行すれば、無端ベルト64の張り側は静止しているが、延反機本体2 の移動に伴う第2ベルト用ロール21の左行により張り側長さが次第に短縮し、 それによって張り側に載っていた耳カット済み生地a’はテーブル1上に延べら れ、予め作業員によってテーブル上に刺されていた針12の上に載る。そこで耳 カット済み生地a’を押圧することによってテーブル上に固定される。 無端ベルト64の張り側長さを延反機本体2の走行に応じて変化させるため生 地にテンションがかけられず、したがって生地の伸びが生じず、積層された生地 の柄を正確に一致させることができる。 無端ベルト64の増長した弛み側は延反機本体2の走行に応じてフロート架台 62の重量でテーブル下に引き込まれるため、無端ベルト64の張り側は良好な テンション状態を保つ。図1はこの段階を示している。
【0017】 上記のように延反が行われたならば、引き裂き機構9が作動される。すなわち 、まずアクチュエータ97が作動され、それによりリンク99がストロークし、 クランパ95のカム95a,95aが支点軸851,851を支点とし回動する とともに、端切刃96の上刃960が閉じ動作を起す。これによりカム95a, 95aの各パッド950が耳カット済み生地a’の幅方向縁部をフレーム90に 押圧し、次に上刃960と下刃961が生地端に切込みを入れる。 これが終ると可逆モータ910が駆動する。これにより端切刃96の後に待機 していた移動駒92がプーリ91,91’の回転によるベルト94の移動でフレ ーム90に添って走行し、引き裂きドラム93,93が生地の切込みに入る形で 移動するため耳カット済み生地a’は幅方向に引き裂かれる。 移動駒92が一定位置まで移動して生地が完全に引き裂かれると、可逆モータ 910が逆転駆動し、移動駒92は元位置に戻る。これを確認するとアクチュエ ータ97が反転動作し、リンク99が引き戻されることによりクランパ95と上 刃960が傾転し、耳カット済み生地a’のクランプが解除される。以上で1回 の延反が終了し、あとは上記動作の反復により連続的に解反−耳カット−展開− 切り裂き延反が行われる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明した本考案によれば、柄生地の解反工程と耳部分のカット工程と延反 工程と生地引き裂き工程とが同一ライン上で一貫連続して行われるため、作業製 と能率向上を図ることができ、また、耳をカットしないまま生地を切り裂いたの では、耳部分の縦糸が引っ張られて生地が引きつりを起すが、本考案ではまず耳 部分を取り除いてから引き裂くため生地の引きつりが起らず、また、延反後カッ ターで生地を切断するするのでなく引き裂き機構9により引き裂くため地の目を 通すことができ、耳が除去されているため積層された生地のずれも起らないため 、正確に柄の合った裁断を行うことができる。また、耳カット機構4が延反機本 体2と分離配置されているため、延反機本体2を小型なものとすることができ、 延反テーブル面を効率よく使用することができるなどのすぐれた効果が得られる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による柄合せ延反装置の一実施例を示す
側面図である。
【図2】本考案による柄合せ延反装置の要部を示す斜視
図である。
【図3】本考案における耳カット機構の正面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う拡大断面図である。
【図5】耳カット機構の耳揃えセンサの平面図である。
【図6】本考案における生地引き裂き機構の正面図であ
る。
【図7】同じく生地引き裂き機構の平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
1 テーブル 2 延反機本体 3 解反機構 4 耳カット機構 5 生地送り機構 6 ベルトコンベア機構 7 耳揃えセンサ 9 生地引き裂き機構 10 前処理用テーブル 41,42 送りロール 44 傾斜板 45a,45b 第1,第2耳切カッタ 90 フレーム 93,93 引き裂きドラム 95 クランパ 96 端切刃 A 原反 a 柄生地 a’ 耳カット済柄生地 a” 耳

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーブル1に走行自在でかつ前側に生地引
    き裂き機構9を搭載した延反機本体2を配する一方、延
    反機本体2の作動域後方には、柄生地の原反Aを支持し
    つつ回転させる解反機構3と、この解反機構3から放反
    された柄生地aの耳a”a”を連続的に切断する耳カッ
    ト機構4と、該耳カット機構4で得られた耳カット済柄
    生地a’を所定量ストックしつつ繰り出す生地送り機構
    5と、延反機本体2と組み合わされ生地送り機構5から
    の耳カット済柄生地a’を延反機本体2の移動に応じて
    展開する可変長式のベルトコンベア機構6とを順次配設
    したことを特徴とする柄合せ延反装置。
  2. 【請求項2】耳カット機構4が、上下の送りロール4
    1,42と、それら送りロール41,42の間に設けら
    れた傾斜板44と、傾斜板44の幅方向片側部位に位置
    固定に配された第1耳切カッタ45aと、傾斜板44の
    幅方向他側部位に移動可能に配された第2耳切カッタ4
    5bと、解反機構3から放反された柄生地aを両端の耳
    a”,a”が第1耳切カッタ45aと第2耳切カッタ4
    5bに整合するように解反機構3をテーブル幅方向に移
    動制御する手段を備えている請求項1に記載の柄合せ延
    反装置。
  3. 【請求項3】生地送り機構5が、耳カット済柄生地a’
    をテーブルの下に垂ませて複数の生地ストック部を形成
    される複数本の生地送りロール51,52,53と、延
    反機2の走行に伴う生地ストック量の減少を検出して各
    生地送りロール51,52の駆動を制御するためのセン
    サとを有している請求項1に記載の柄合せ延反装置。
  4. 【請求項4】ベルトコンベア機構6が、延反機本体後方
    に横架されクラッチ630により回転が固定可能な第1
    ベルト用ロール63と、延反機本体2に搭載されクラッ
    チ210により回転が固定可能な第2ベルト用ロール2
    1と、それら第1ベルト用ロール63と第2ベルト用ロ
    ール21に張り側を有し、緩み側がテーブルの下方に導
    かれフロートバーに巻回された長尺の無端ベルト64と
    を備えている請求項1に記載の柄合せ延反装置。
  5. 【請求項5】生地引き裂き機構9が、延反機本体2の前
    側幅方向に横設されたフレーム90の端部にあって耳カ
    ット済柄生地a’端部をクランプするクランパ95と、
    クランパ95と連動して生地端部に切込みを入れる端切
    り刃96と、常態においてクランプ位置より端側にあり
    端切り刃96の作動に続いてフレーム90に添って移動
    自在な一対の引き裂きドラム93,93とを備えている
    請求項1に記載の柄合せ延反装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015049954A1 (ja) * 2013-10-01 2015-04-09 イビデン株式会社 シート状部材の裁断方法、マット及び排ガス浄化装置
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