JPH09105700A - 管継手の密閉性検査装置 - Google Patents

管継手の密閉性検査装置

Info

Publication number
JPH09105700A
JPH09105700A JP26192195A JP26192195A JPH09105700A JP H09105700 A JPH09105700 A JP H09105700A JP 26192195 A JP26192195 A JP 26192195A JP 26192195 A JP26192195 A JP 26192195A JP H09105700 A JPH09105700 A JP H09105700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
inner peripheral
peripheral surface
fluid
tubular body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26192195A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Arakawa
範行 荒川
Hiroyasu Ohama
博保 大濱
Satoshi Kawahara
聡 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP26192195A priority Critical patent/JPH09105700A/ja
Publication of JPH09105700A publication Critical patent/JPH09105700A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でありながら、検査流体圧を高め
ることができて、試験性能が高い密閉性検査を行うこと
ができる管継手の密閉性検査装置を提供する。 【解決手段】 筒状体33の第1,第2の環状凹部3
1,32において第1,第2の弾性チューブ15,16
を第1,第2のシール部材34,35により外周側より
覆うように収容する。これにより、第1,第2の弾性チ
ューブ15,16は、膨張時においても、筒状体33に
おける第1,第2の環状凹部31,32を形成する壁面
部と第1,第2のシール部材34,35とにより囲まれ
て保持され、弾性チューブ15,16が破裂することが
防止されるので、管2,4の内周面には第1,第2のシ
ール部材34,34が高圧で圧接され、検査流体圧を高
めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば下水圧送用
管路に用いられる鋳鉄管や鉄管などの管継手を接合した
後に、この管継手の箇所が良好にシールされて密閉され
た状態で接合されているかどうかを確認するために使用
される管継手の密閉性検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、上水の供給に用いられるダクタ
イル鋳鉄管においては、管路の竣工検査時に、管路に実
際に上水を供給して水圧を負荷させることにより管継手
の密閉性検査が行われる。しかし、下水圧送用管路にお
いては、上水の供給源が無いことや竣工時に管路全体を
満水状態にできる下水量の確保が困難なこと、あるいは
下水圧送用ポンプのみでは密閉性検査に十分な水圧確保
が困難なこと、などにより、継手部の密閉性検査の実施
に多くの難点を伴ってしまう。
【0003】これらの難点を解消する管継手の密閉性検
査装置としては、図3,図4に示すものが提案されてい
る。まず、密閉性検査装置10を説明する前に、この密
閉性検査装置10を使用する管継手1について図3を参
照しながら説明すると、一方の管2の端部に形成された
受口3の内周にはシール材収納溝3aが形成されてい
る。また、他方の管4の端部に形成された挿口5は受口
3の内部に挿入され、受口3のシール材収納溝3aと挿
口5の外周面との間に環状のシール材6が配置されてい
る。そして、このシール材6により所定のシール機能が
発揮されるようになっている。
【0004】図3,図4に示すように、密閉性検査装置
10は、管継手1の内部で一方の管2の内周面から他方
の管4の内周面にかけて対向するように配置され、第
1,第2の環状溝部11,12が形成された筒状体13
と、この筒状体13の第1の環状溝部11に配置され、
圧縮空気などの膨張用流体14(図4参照)が注入され
ることにより膨張して一方の管2の内周面に圧接する環
状でゴム製の第1の弾性チューブ15と、筒状体13の
第2の環状溝部12に収容され、膨張用流体14が注入
されることにより膨張して他方の管4の内周面に圧接す
る環状でゴム製の第2の弾性チューブ16と、第1およ
び第2の弾性チューブ15,16に膨張用流体14を供
給する膨張用流体供給経路17と、第1および第2の弾
性チューブ15,16を管2,4の内周面に圧接させる
ことにより形成させた空間18に圧縮空気などの検査用
流体19(図4参照)を供給する検査用流体供給経路2
0とを備えている。
【0005】ここで、膨張用流体供給経路17は基部で
図示しない膨張用流体供給手段に接続され、先端部で第
1,第2の弾性チューブ15,16内に並列に接続され
ている。また、検査用流体供給経路20は基部で図示し
ない検査用流体供給手段に接続され、先端部で筒状体1
3の外周に開口され、この筒状体13と膨張した第1お
よび第2の弾性チューブ15,16とにより形成された
空間18に臨むようになっている。
【0006】密閉性検査を行う場合には、図3に示す姿
勢で密閉性検査装置10を管内に挿入して、検査を行う
管継手1の箇所まで移動させる。次に、図3に示す状態
で、膨張用流体供給経路17から第1,第2の弾性チュ
ーブ15,16内に圧縮空気などの膨張用流体14を供
給して流体圧を負荷させ、第1,第2の弾性チューブ1
5,16を膨張させる。これにより、第1,第2の弾性
チューブ15,16は拡径して管2,4の内周面に圧接
する。この後、管継手1と第1,第2の弾性チューブ1
5,16と筒状体13とにより形成されてなる空間18
に、検査用流体供給管20から検査用流体19を供給
し、検査流体圧を負荷させて管継手1の外側から洩れの
有無を確認する(例えば、管継手1の外側に石けん水な
どを予め塗っておき、気泡の発生の有無を確認する)こ
とで、密閉性検査を行う。
【0007】この密閉性検査装置10によれば構造が簡
素化されており、軽量であるため、密閉性検査装置10
の検査箇所までの移動作業も従来に比べて容易に行うこ
とができて、取扱も容易で作業能率も良好となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成の管継手の密閉性検査装置10では、第1,第2
の弾性チューブ15,16が筒状体13よりむきだしと
なっており、膨張させた第1,第2の弾性チューブ1
5,16により管2の内周面に直接圧接させる構造であ
るため、第1,第2の弾性チューブ15,16に膨張用
流体14として高圧の圧縮空気を注入すると、筒状体1
3と管2,4の内周面との間の隙間から側方に大きく膨
らんでしまって、管2,4の内周面に高い面圧で接触す
る前に破裂してしまっていた。したがって、検査流体圧
を高めることもできず、密閉性検査における試験性能が
低いものにとどまっていた。
【0009】本発明は上記問題を解決するもので、簡単
な構造でありながら、検査流体圧を高めることができ
て、試験性能が高い密閉性検査を行うことができる管継
手の密閉性検査装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明は、一方の管と他方の管とを接合する管継手に
おける内部から外部への流体の洩れを検査する管継手の
密閉性検査装置であって、管継手の内部で一方の管の内
周面から他方の管の内周面にかけて対向するように配置
され、第1,第2の環状凹部が形成された筒状体と、こ
の筒状体の第1の環状凹部に収容され、膨張用流体が注
入されることにより膨張する第1の弾性チューブと、筒
状体の第1の環状凹部において第1の弾性チューブを覆
うように収容されて一方の管の内周面に対向させた姿勢
で配置される環状の第1のシール部材と、筒状体の第2
の環状凹部に収容され、膨張用流体が注入されることに
より膨張する第2の弾性チューブと、筒状体の第2の環
状凹部において第2の弾性チューブを覆うように収容さ
れて他方の管の内周面に対向させた姿勢で配置される環
状の第2のシール部材と、第1および第2の弾性チュー
ブに膨張用流体を供給して膨張させることにより、第1
のシール部材を拡径させて一方の管の内周面に圧接させ
るとともに第2のシール部材を拡径させて他方の管の内
周面に圧接させる膨張用流体供給経路と、第1および第
2のシール部材を管の内周面に圧接させることにより形
成させた空間に検査用流体を供給する検査用流体供給経
路とを備えたものである。
【0011】上記構成によれば、第1,第2の弾性チュ
ーブは、膨張時においても、筒状体における第1,第2
の環状凹部を形成する壁面部と第1,第2のシール部材
とにより囲まれて保持されており、管の内周面には第
1,第2のシール部材が圧接されるため、高圧の膨張用
流体を第1,第2の弾性チューブに供給しても破裂する
ことが防止され、検査流体圧を高めることができて、試
験性能が高い密閉性検査を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、従来のものと同機能のもの
には同符号を付してその説明は一部省略する。
【0013】図1に示すように、密閉性検査装置30
は、管継手1の内部で一方の管2の内周面から他方の管
4の内周面にかけて対向するように配置され、第1,第
2の環状凹部31,32が形成された金属製の筒状体3
3と、この筒状体33の第1の環状凹部31に収容さ
れ、圧縮空気などの膨張用流体14が注入されることに
より膨張するゴム製で環状の第1の弾性チューブ15
と、筒状体33の第1の環状凹部31において第1の弾
性チューブ15を外周側から覆うように収容されて一方
の管2の内周面に対向させた姿勢で配置される環状の第
1のシール部材34と、筒状体33の第2の環状凹部3
2に収容され、膨張用流体14が注入されることにより
膨張する第2の弾性チューブ16と、筒状体33の第2
の環状凹部32において第2の弾性チューブ16を外周
側から覆うように収容されて他方の管4の内周面に対向
させた姿勢で配置される環状の第2のシール部材35
と、第1および第2の弾性チューブ15,16に膨張用
流体14を供給して膨張させることにより、第1のシー
ル部材34を拡径させて一方の管2の内周面に圧接させ
るとともに第2のシール部材35を拡径させて他方の管
4の内周面に圧接させる膨張用流体供給経路17と、第
1および第2のシール部材34,35を管2,4の内周
面に圧接させることにより形成させた空間18に検査用
流体19を供給する検査用流体供給経路20とを備えて
いる。
【0014】すなわち、第1,第2の弾性チューブ1
5,16は、膨張時においても、筒状体33における第
1,第2の環状凹部31,32を形成する壁面部と第
1,第2のシール部材34,35とにより囲まれて保持
されている。
【0015】したがって、密閉性検査を行うに際して、
第1,第2の弾性チューブ15,16に膨張用流体14
として高圧の圧縮空気を注入した場合でも、図2に示す
ように、第1,第2の弾性チューブ15,16は、筒状
体33における第1,第2の環状凹部31,32を形成
する壁面部と第1,第2のシール部材34,35とによ
り囲まれて保持され、破裂することはなく、第1,第2
のシール部材34,35が管2,4の内周面に高い面圧
で接触する。
【0016】その結果、管継手1と第1,第2のシール
部材34,35と筒状体13とにより形成されてなる空
間18に、検査用流体供給管20から検査用流体19を
供給し、高圧の検査流体圧を負荷させて管継手1の外側
から洩れの有無を確認することができ、試験性能が高い
密閉性検査を行うことができる。
【0017】なお、膨張用流体34や検査用流体23と
しては、上述したように、空気などの一種類の流体を共
用すればよく、この場合には流体供給手段を1つで済ま
すことも可能となり、設備規模を小さなもので済ますこ
とができるという利点がある。しかし、本発明はこれに
限るものではなく、それぞれ別の流体を用いてもよいこ
とは申すまでもない。また、膨張用流体34や検査用流
体23の加圧力はそれぞれの場合に適するように設定す
ればよく、さらに、膨張用流体34や検査用流体23も
水や窒素ガスなど圧縮空気に限るものではない。また、
上述した管継手1以外の管継手にも適用できることはも
ちろんである。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明の管継手の密閉性検
査装置によれば、筒状体の第1,第2の環状凹部におい
て第1,第2の弾性チューブを第1,第2のシール部材
により覆うように収容することにより、第1,第2の弾
性チューブは、膨張時においても、筒状体における第
1,第2の環状凹部を形成する壁面部と第1,第2のシ
ール部材とにより囲まれて保持され、管の内周面には第
1,第2のシール部材が圧接されるため、高圧の膨張用
流体を第1,第2の弾性チューブに供給しても破裂する
ことが防止され、検査流体圧を高めることができて、試
験性能が高い密閉性検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる管継手の密閉性検
査装置の断面図である。
【図2】同密閉性検査装置の検査時の断面図である。
【図3】従来の管継手の密閉性検査装置の断面図であ
る。
【図4】同従来の管継手の密閉性検査装置における検査
時の断面図である。
【符号の説明】
1 管継手 2,4 管 3 受口 5 挿口 6 シール材 14 膨張用流体 15 第1の弾性チューブ 16 第2の弾性チューブ 17 膨張用流体供給経路 18 空間 19 検査用流体 20 検査用流体供給経路 30 密閉性検査装置 31 第1の環状凹部 32 第2の環状凹部 33 筒状体 34 第1のシール部材 35 第2のシール部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の管と他方の管とを接合する管継手
    における内部から外部への流体の洩れを検査する管継手
    の密閉性検査装置であって、管継手の内部で一方の管の
    内周面から他方の管の内周面にかけて対向するように配
    置され、第1,第2の環状凹部が形成された筒状体と、
    この筒状体の第1の環状凹部に収容され、膨張用流体が
    注入されることにより膨張する第1の弾性チューブと、
    筒状体の第1の環状凹部において第1の弾性チューブを
    覆うように収容されて一方の管の内周面に対向させた姿
    勢で配置される環状の第1のシール部材と、筒状体の第
    2の環状凹部に収容され、膨張用流体が注入されること
    により膨張する第2の弾性チューブと、筒状体の第2の
    環状凹部において第2の弾性チューブを覆うように収容
    されて他方の管の内周面に対向させた姿勢で配置される
    環状の第2のシール部材と、第1および第2の弾性チュ
    ーブに膨張用流体を供給して膨張させることにより、第
    1のシール部材を拡径させて一方の管の内周面に圧接さ
    せるとともに第2のシール部材を拡径させて他方の管の
    内周面に圧接させる膨張用流体供給経路と、第1および
    第2のシール部材を管の内周面に圧接させることにより
    形成させた空間に検査用流体を供給する検査用流体供給
    経路とを備えたことを特徴とする管継手の密閉性検査装
    置。
JP26192195A 1995-10-11 1995-10-11 管継手の密閉性検査装置 Pending JPH09105700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26192195A JPH09105700A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 管継手の密閉性検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26192195A JPH09105700A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 管継手の密閉性検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09105700A true JPH09105700A (ja) 1997-04-22

Family

ID=17368582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26192195A Pending JPH09105700A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 管継手の密閉性検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09105700A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026207A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Ryoei Engineering Kk 中空部内面検査方法およびその装置
JP2013541719A (ja) * 2010-11-01 2013-11-14 マリキャップ オーワイ 管継手を圧力試験する方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026207A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Ryoei Engineering Kk 中空部内面検査方法およびその装置
JP2013541719A (ja) * 2010-11-01 2013-11-14 マリキャップ オーワイ 管継手を圧力試験する方法及び装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3949596A (en) Leak test fixture and method for using same
JP4948081B2 (ja) 水圧試験装置
JP2010510501A (ja) 外付けのパイプ検査ツールおよびそれを用いた検査方法
JPS60256026A (ja) 管状部材の完全性を非破壊検査する装置
JPH09105700A (ja) 管継手の密閉性検査装置
JPH09105698A (ja) 管継手の密閉性検査装置
JP3633803B2 (ja) 気密試験方法
JP2000155069A (ja) 漏水検査用プラグ
JPH09105699A (ja) 管継手の密閉性検査装置
JP2829843B2 (ja) 管の、フランジ溶接部検査装置
JP2001059794A (ja) 管接合部の気密検査方法および装置
JP3148091B2 (ja) 管継手の密閉性検査装置
JP4948082B2 (ja) 水圧試験装置
JPH11223572A (ja) 接合確認方法およびその装置
JP4097516B2 (ja) バルブ機構付き管継手のシール検査方法
JPH07140035A (ja) 耐圧試験用治具
JP4054653B2 (ja) Oリングのシール検査方法
JP3758337B2 (ja) 円筒状被検査体の気密検査装置
JP3481127B2 (ja) 管継手の密閉性検査装置
JPS58151537A (ja) 接合部の漏れ試験方法
JP2001133354A (ja) 配管の漏れ試験用治具
KR200231433Y1 (ko) 테스트 플러그 장치
JP3229197B2 (ja) 既設配管系の漏洩検査用水封装置
KR20010028692A (ko) 파이프 테스터기
JPH01240833A (ja) 配管の耐圧試験方法及びその装置