JPH07140035A - 耐圧試験用治具 - Google Patents
耐圧試験用治具Info
- Publication number
- JPH07140035A JPH07140035A JP30751593A JP30751593A JPH07140035A JP H07140035 A JPH07140035 A JP H07140035A JP 30751593 A JP30751593 A JP 30751593A JP 30751593 A JP30751593 A JP 30751593A JP H07140035 A JPH07140035 A JP H07140035A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種プラントの機器、配管などの耐圧性や気
密性の試験に使用する耐圧試験用治具において、取り扱
い並びに装着が簡単で、任意の所要区間を密閉して同部
内を加圧可能であり、高圧力であっても漏洩が発生せ
ず、パッキンの損傷もなく、長期間にわたって安定した
試験が可能な耐圧試験用治具の提供。 【構成】 所要の被試験空間を形成するために、フラン
ジ部材10と連結軸12で固定する押さえ板13に対向
配置し、連結軸12に外装する円筒材14にOリング1
6を介在させて摺動可能に外嵌挿したパッキン17を周
設したピストン部材15とで構成され、一体型の治具と
して取り扱いが容易であり、被試験機器、配管の任意の
箇所に設置でき、被試験空間内の内圧で押圧されたピス
トン部材15のパッキン17を押さえ板13の外周端面
に周設したカラー19に当接させて該パッキンに締め付
け力を与えて内壁に押圧させ、高いシール性を発揮させ
る。
密性の試験に使用する耐圧試験用治具において、取り扱
い並びに装着が簡単で、任意の所要区間を密閉して同部
内を加圧可能であり、高圧力であっても漏洩が発生せ
ず、パッキンの損傷もなく、長期間にわたって安定した
試験が可能な耐圧試験用治具の提供。 【構成】 所要の被試験空間を形成するために、フラン
ジ部材10と連結軸12で固定する押さえ板13に対向
配置し、連結軸12に外装する円筒材14にOリング1
6を介在させて摺動可能に外嵌挿したパッキン17を周
設したピストン部材15とで構成され、一体型の治具と
して取り扱いが容易であり、被試験機器、配管の任意の
箇所に設置でき、被試験空間内の内圧で押圧されたピス
トン部材15のパッキン17を押さえ板13の外周端面
に周設したカラー19に当接させて該パッキンに締め付
け力を与えて内壁に押圧させ、高いシール性を発揮させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種プラントの機
器、配管などの耐圧性や気密性の試験に使用する耐圧試
験用治具の改良に係り、パッキンを周設したピストン部
材を被試験空間内の内圧で可動にして押さえ板の外周端
面に周設したカラーに当接させて該パッキンに締め付け
力を与えて内壁に押圧させ、高いシール性を発揮させた
ことにより、被試験機器、配管の所要部のみを加圧、減
圧可能にした耐圧試験用治具に関する。
器、配管などの耐圧性や気密性の試験に使用する耐圧試
験用治具の改良に係り、パッキンを周設したピストン部
材を被試験空間内の内圧で可動にして押さえ板の外周端
面に周設したカラーに当接させて該パッキンに締め付け
力を与えて内壁に押圧させ、高いシール性を発揮させた
ことにより、被試験機器、配管の所要部のみを加圧、減
圧可能にした耐圧試験用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】各種プラントの機器、配管などに流体を
加圧して導入し、所定の耐圧性や気密性が得られること
を確認する試験において、プラントの機器や配管の全て
を加圧する必要がない場合、例えば、配管入口や出口部
の所要長さ部分を試験する場合、管内に支持用リングを
溶接して、これに遮へい用の円板をパッキンを介してボ
ルト止めし、さらに管端をフランジ板で閉塞し、予め配
置された昇圧口より所要圧力に加圧して試験する方法が
行われていた。
加圧して導入し、所定の耐圧性や気密性が得られること
を確認する試験において、プラントの機器や配管の全て
を加圧する必要がない場合、例えば、配管入口や出口部
の所要長さ部分を試験する場合、管内に支持用リングを
溶接して、これに遮へい用の円板をパッキンを介してボ
ルト止めし、さらに管端をフランジ板で閉塞し、予め配
置された昇圧口より所要圧力に加圧して試験する方法が
行われていた。
【0003】また、出願人は図5に示す如く、配管1の
管端フランジ部2にボルト止めする密閉用のフランジ部
材3と支持板5を連結軸4に試験予定の所定の間隔で固
定し、さらに連結軸4を外装するように円筒材7を支持
板の直前に設けたシール板6とフランジ部材3とに溶接
し、パッキン8はシール板6の外周部に設けられて支持
板5外周部との間に保持される構成からなる耐圧試験用
治具を開発し、配管1のプラグ9よりフランジ部材とシ
ール板間の試験空間に所定圧力の窒素ガスを充填し、耐
圧性や気密性の試験を行っていた。
管端フランジ部2にボルト止めする密閉用のフランジ部
材3と支持板5を連結軸4に試験予定の所定の間隔で固
定し、さらに連結軸4を外装するように円筒材7を支持
板の直前に設けたシール板6とフランジ部材3とに溶接
し、パッキン8はシール板6の外周部に設けられて支持
板5外周部との間に保持される構成からなる耐圧試験用
治具を開発し、配管1のプラグ9よりフランジ部材とシ
ール板間の試験空間に所定圧力の窒素ガスを充填し、耐
圧性や気密性の試験を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の試験方法では、
管内に支持用リングを溶接する必要があり、溶接までの
間、他のシール機構で仮封止する必要があるほか、かか
る簡単なシール機構では漏洩が発生しやすく、高圧力に
耐えられずにパッキンなどが破損する問題があった。ま
た、図5の治具では試験区間だけ加圧することが可能で
あるが、シール板だけで支持されるシール機構では漏洩
が発生しやすく、高圧力に耐えられずにパッキンなどが
破損する問題があった。
管内に支持用リングを溶接する必要があり、溶接までの
間、他のシール機構で仮封止する必要があるほか、かか
る簡単なシール機構では漏洩が発生しやすく、高圧力に
耐えられずにパッキンなどが破損する問題があった。ま
た、図5の治具では試験区間だけ加圧することが可能で
あるが、シール板だけで支持されるシール機構では漏洩
が発生しやすく、高圧力に耐えられずにパッキンなどが
破損する問題があった。
【0005】この発明は、各種プラントの機器、配管な
どの耐圧性や気密性の試験に使用する耐圧試験用治具に
おいて、取り扱い並びに装着が簡単で、任意の所要区間
を密閉して同部内を加圧可能であり、高圧力であっても
漏洩が発生せず、パッキンの損傷もなく、長期間にわた
って安定した試験が可能な耐圧試験用治具の提供を目的
としている。
どの耐圧性や気密性の試験に使用する耐圧試験用治具に
おいて、取り扱い並びに装着が簡単で、任意の所要区間
を密閉して同部内を加圧可能であり、高圧力であっても
漏洩が発生せず、パッキンの損傷もなく、長期間にわた
って安定した試験が可能な耐圧試験用治具の提供を目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、一対の押さ
え板が連結軸で所定間隔に固着保持され、連結軸外周あ
るいはこれに遊嵌した円筒材にOリングを介在させて一
対のピストン部材を摺動可能に外嵌挿し、被試験空間内
に嵌挿入される該ピストン部材の外周部に配置したパッ
キンの端面に、押さえ板の外周端面に周設したカラー端
面が当接可能にピストン部材と押さえ板が位置決めされ
たことを特徴とする耐圧試験用治具である。また、この
発明は、上記の構成において、一方の押さえ板が被試験
空間外で密閉用フランジ部材として被試験機材に固着さ
れ、他方の被試験空間内に挿入される押さえ板に対向し
て1個のピストン部材が配置されることを特徴とする耐
圧試験用治具である。
え板が連結軸で所定間隔に固着保持され、連結軸外周あ
るいはこれに遊嵌した円筒材にOリングを介在させて一
対のピストン部材を摺動可能に外嵌挿し、被試験空間内
に嵌挿入される該ピストン部材の外周部に配置したパッ
キンの端面に、押さえ板の外周端面に周設したカラー端
面が当接可能にピストン部材と押さえ板が位置決めされ
たことを特徴とする耐圧試験用治具である。また、この
発明は、上記の構成において、一方の押さえ板が被試験
空間外で密閉用フランジ部材として被試験機材に固着さ
れ、他方の被試験空間内に挿入される押さえ板に対向し
て1個のピストン部材が配置されることを特徴とする耐
圧試験用治具である。
【0007】
【作用】この発明による耐圧試験用治具は、所要の被試
験空間を形成するために、連結軸で固定する押さえ板に
対向配置するパッキンを周設したピストン部材を被試験
空間内の内圧で可動にして押さえ板の外周端面に周設し
たカラーに当接させて該パッキンに締め付け力を与えて
内壁に押圧させ、高いシール性を発揮させることがで
き、高圧力であっても漏洩が発生せず、パッキンの損傷
もなく、長期間にわたって安定した試験が可能となり、
被試験機器、配管の所要部のみを加圧あるいは減圧で
き、必要箇所のみ試験を行うことができる。
験空間を形成するために、連結軸で固定する押さえ板に
対向配置するパッキンを周設したピストン部材を被試験
空間内の内圧で可動にして押さえ板の外周端面に周設し
たカラーに当接させて該パッキンに締め付け力を与えて
内壁に押圧させ、高いシール性を発揮させることがで
き、高圧力であっても漏洩が発生せず、パッキンの損傷
もなく、長期間にわたって安定した試験が可能となり、
被試験機器、配管の所要部のみを加圧あるいは減圧で
き、必要箇所のみ試験を行うことができる。
【0008】
実施例1 図2に示すこの発明の耐圧試験用治具は、配管1の管端
入口から所要長さの配管内を試験するためのもので、配
管1の管端フランジ部2に密閉用フランジ部材10をガ
スケット11を介してボルト止めするが、フランジ部材
10中心部に貫通しナットで止着された連結軸12は管
内に挿入され、その軸先端には押さえ板13が螺着され
る。連結軸12にはこれを外装するよう円筒材14が配
置されフランジ部材10内面に溶接にて立設してあり、
円筒材14の押さえ板13側にはピストン部材15がO
リング16を介在させて摺動可能に外嵌挿され、また、
円筒材14に溶接されたストッパー18でフランジ部材
10側への移動を規制してあり、ピストン部材15の外
周面にはパッキン17が外嵌挿してあり、かかるピスト
ン部材15は円筒材14外周面と配管1内面との間に形
成されるシリンダ内に嵌入される。押さえ板13には外
周端面にカラー19が周設してあり、カラー19端面は
前記パッキン17端面に当接するよう位置決めしてあ
る。
入口から所要長さの配管内を試験するためのもので、配
管1の管端フランジ部2に密閉用フランジ部材10をガ
スケット11を介してボルト止めするが、フランジ部材
10中心部に貫通しナットで止着された連結軸12は管
内に挿入され、その軸先端には押さえ板13が螺着され
る。連結軸12にはこれを外装するよう円筒材14が配
置されフランジ部材10内面に溶接にて立設してあり、
円筒材14の押さえ板13側にはピストン部材15がO
リング16を介在させて摺動可能に外嵌挿され、また、
円筒材14に溶接されたストッパー18でフランジ部材
10側への移動を規制してあり、ピストン部材15の外
周面にはパッキン17が外嵌挿してあり、かかるピスト
ン部材15は円筒材14外周面と配管1内面との間に形
成されるシリンダ内に嵌入される。押さえ板13には外
周端面にカラー19が周設してあり、カラー19端面は
前記パッキン17端面に当接するよう位置決めしてあ
る。
【0009】上記の構成において、フランジ部材10に
設けたプラグ20に図1に示す如く、耐圧試験用の高圧
窒素ガスボンベ21からの配管を接続して、耐圧試験用
治具内、すなわち、フランジ部材10とピストン部材1
5と間の被試験空間内に所定の高圧窒素ガスを導入し
て、所定の耐圧性や気密性の試験を行う。被試験空間内
の圧力が高まった際に、ピストン部材15は押さえ板1
3側へ僅かに移動してパッキン17端面がカラー19端
面に押圧され、パッキン17外周面が配管1の内周面に
強く当接し、極めて気密性の高いシール機構を形成す
る。
設けたプラグ20に図1に示す如く、耐圧試験用の高圧
窒素ガスボンベ21からの配管を接続して、耐圧試験用
治具内、すなわち、フランジ部材10とピストン部材1
5と間の被試験空間内に所定の高圧窒素ガスを導入し
て、所定の耐圧性や気密性の試験を行う。被試験空間内
の圧力が高まった際に、ピストン部材15は押さえ板1
3側へ僅かに移動してパッキン17端面がカラー19端
面に押圧され、パッキン17外周面が配管1の内周面に
強く当接し、極めて気密性の高いシール機構を形成す
る。
【0010】実施例2 図3に示すこの発明の耐圧試験用治具は、配管1の任意
位置に配置して治具内を昇圧させることができるもの
で、外周端面にカラー33を周設した一対の押さえ板3
1,32をこれらを貫通する連結軸30の両端部に螺着
配置し、さらに連結軸30には円筒材36が外装配置さ
れ、各押さえ板31,32に対向するようピストン部材
34,35をOリング37を介在させて摺動可能に外嵌
挿してあり、又、各ピストン部材33,34の外周面に
外嵌挿したパッキン38の端面に前記カラー33端面が
当接するよう円筒材36に設けたストッパー39,39
でピストン部材33,34を位置決めしている。配管1
に設けたプラグ9から高圧窒素ガスをピストン部材3
4,35間の被試験空間内に導入すると、各ピストン部
材34,35は対向する押さえ板31,32側へ僅かに
移動して各パッキン38,38端面がカラー33,33
端面に押圧され、パッキン38外周面が配管1の内周面
に強く当接し、極めて気密性の高いシール機構を形成す
る。
位置に配置して治具内を昇圧させることができるもの
で、外周端面にカラー33を周設した一対の押さえ板3
1,32をこれらを貫通する連結軸30の両端部に螺着
配置し、さらに連結軸30には円筒材36が外装配置さ
れ、各押さえ板31,32に対向するようピストン部材
34,35をOリング37を介在させて摺動可能に外嵌
挿してあり、又、各ピストン部材33,34の外周面に
外嵌挿したパッキン38の端面に前記カラー33端面が
当接するよう円筒材36に設けたストッパー39,39
でピストン部材33,34を位置決めしている。配管1
に設けたプラグ9から高圧窒素ガスをピストン部材3
4,35間の被試験空間内に導入すると、各ピストン部
材34,35は対向する押さえ板31,32側へ僅かに
移動して各パッキン38,38端面がカラー33,33
端面に押圧され、パッキン38外周面が配管1の内周面
に強く当接し、極めて気密性の高いシール機構を形成す
る。
【0011】実施例3 図4に示すこの発明の耐圧試験用治具は、配管1の任意
位置に配置して治具内を減圧することができる治具であ
り、外周端面にカラー43を周設した一対の押さえ板4
1,42をカラー43が相互に逆向きとなるようかつ所
定間隔を保持するようにこれらを貫通する連結軸40の
所要位置に溶接で固定し、連結軸40の両端部に螺着配
置したストッパー49,49と各押さえ板41,42と
の間には、ピストン部材44,45を対向する押さえ板
41,42側へ摺動移動可能に連結軸40の外周面にO
リング37を介在させて外嵌挿してあり、各ピストン部
材44,45の外周面に外嵌挿したパッキン48の端面
に前記カラー43端面が当接する構成からなる。
位置に配置して治具内を減圧することができる治具であ
り、外周端面にカラー43を周設した一対の押さえ板4
1,42をカラー43が相互に逆向きとなるようかつ所
定間隔を保持するようにこれらを貫通する連結軸40の
所要位置に溶接で固定し、連結軸40の両端部に螺着配
置したストッパー49,49と各押さえ板41,42と
の間には、ピストン部材44,45を対向する押さえ板
41,42側へ摺動移動可能に連結軸40の外周面にO
リング37を介在させて外嵌挿してあり、各ピストン部
材44,45の外周面に外嵌挿したパッキン48の端面
に前記カラー43端面が当接する構成からなる。
【0012】耐圧試験用治具外の配管1に設けたプラグ
91,92から高圧窒素ガスを管内に導入すると、各ピス
トン部材44,45は治具中心側へ押圧されて、パッキ
ン48端面が押さえ板41,42のカラー43端面に押
圧され、パッキン48外周面が配管1の内周面に強く当
接し、極めて気密性の高いシール機構を形成する。ま
た、治具内の一対の押さえ板41,42間の空間を配管
1に設けたプラグ93から減圧すると押さえ板41,4
2に設けた連通孔46,46から各ピストン部材44,
45と押さえ板41,42間の空間も減圧されて、各ピ
ストン部材44,45は治具中心側へ吸引されて、パッ
キン48端面が押さえ板41,42のカラー42端面に
押圧され、パッキン48外周面が配管1の内周面に強く
当接し、極めて気密性の高いシール機構を形成する。
91,92から高圧窒素ガスを管内に導入すると、各ピス
トン部材44,45は治具中心側へ押圧されて、パッキ
ン48端面が押さえ板41,42のカラー43端面に押
圧され、パッキン48外周面が配管1の内周面に強く当
接し、極めて気密性の高いシール機構を形成する。ま
た、治具内の一対の押さえ板41,42間の空間を配管
1に設けたプラグ93から減圧すると押さえ板41,4
2に設けた連通孔46,46から各ピストン部材44,
45と押さえ板41,42間の空間も減圧されて、各ピ
ストン部材44,45は治具中心側へ吸引されて、パッ
キン48端面が押さえ板41,42のカラー42端面に
押圧され、パッキン48外周面が配管1の内周面に強く
当接し、極めて気密性の高いシール機構を形成する。
【0013】
【発明の効果】この発明による耐圧試験用治具は、所要
の被試験空間を形成するために、連結軸で固定する押さ
え板に対向配置するパッキンを周設したピストン部材と
で構成され、一体型の治具として取り扱いが容易であ
り、被試験機器、配管の任意の箇所に設置できる。ま
た、押さえ板に対向配置するパッキンを周設したピスト
ン部材を被試験空間内の内圧で可動にして押さえ板の外
周端面に周設したカラーに当接させて該パッキンに締め
付け力を与えて内壁に押圧させ、高いシール性を発揮さ
せることができ、高圧力であっても漏洩が発生せず、パ
ッキンの損傷もなく、長期間にわたって安定した試験が
可能となる。さらに、被試験機器、配管の全体を加圧す
る必要がなく、その所要部のみを加圧あるいは減圧で
き、必要箇所のみ試験を行うことができる。また、この
治具を配置した配管内の流体流れを一時的に止めること
もできる。
の被試験空間を形成するために、連結軸で固定する押さ
え板に対向配置するパッキンを周設したピストン部材と
で構成され、一体型の治具として取り扱いが容易であ
り、被試験機器、配管の任意の箇所に設置できる。ま
た、押さえ板に対向配置するパッキンを周設したピスト
ン部材を被試験空間内の内圧で可動にして押さえ板の外
周端面に周設したカラーに当接させて該パッキンに締め
付け力を与えて内壁に押圧させ、高いシール性を発揮さ
せることができ、高圧力であっても漏洩が発生せず、パ
ッキンの損傷もなく、長期間にわたって安定した試験が
可能となる。さらに、被試験機器、配管の全体を加圧す
る必要がなく、その所要部のみを加圧あるいは減圧で
き、必要箇所のみ試験を行うことができる。また、この
治具を配置した配管内の流体流れを一時的に止めること
もできる。
【図1】耐圧試験用治具を用いた耐圧性試験を行うため
のガス流れを示す流路説明図である。
のガス流れを示す流路説明図である。
【図2】この発明による耐圧試験用治具の構成を示す縦
断説明図である。
断説明図である。
【図3】この発明による耐圧試験用治具の他の構成を示
す縦断説明図である。
す縦断説明図である。
【図4】この発明による耐圧試験用治具の他の構成を示
す縦断説明図である。
す縦断説明図である。
【図5】従来の耐圧試験用治具の構成を示す縦断説明図
である。
である。
1 配管 2 管端フランジ部 3 フランジ部材 4 連結軸 5 支持板 6 シール板 7 円筒材 8 パッキン 9,91,92,93 プラグ 10 フランジ部材 11 ガスケット 12,30,40 連結軸 13,31,32,41,42 押さえ板 14,36 円筒材 15,34,35,44,45 ピストン部材 16,37,47 Oリング 17,38,48 パッキン 18,39,49 ストッパー 19,33,43 カラー 20 プラグ 21 高圧窒素ガスボンベ 46 連通孔
フロントページの続き (72)発明者 庄谷 仁延 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内 (72)発明者 佐原 一彌 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 一対の押さえ板が連結軸で所定間隔に固
着保持され、連結軸外周あるいはこれに遊嵌した円筒材
にOリングを介在させて一対のピストン部材を摺動可能
に外嵌挿し、被試験空間内に嵌挿入される該ピストン部
材の外周部に配置したパッキンの端面に、押さえ板の外
周端面に周設したカラー端面が当接可能にピストン部材
と押さえ板が位置決めされたことを特徴とする耐圧試験
用治具。 - 【請求項2】 一方の押さえ板が被試験空間外で密閉用
フランジ部材として被試験機材に固着され、他方の被試
験空間内に挿入される押さえ板に対向して1個のピスト
ン部材が配置されることを特徴とする請求項1に記載の
耐圧試験用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30751593A JP2796927B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 耐圧試験用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30751593A JP2796927B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 耐圧試験用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07140035A true JPH07140035A (ja) | 1995-06-02 |
JP2796927B2 JP2796927B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=17970013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30751593A Expired - Fee Related JP2796927B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 耐圧試験用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2796927B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2348965A (en) * | 1999-04-16 | 2000-10-18 | Honda Engineering Europ Limite | Method and apparatus for detecting leaks |
JP2009540303A (ja) * | 2006-06-12 | 2009-11-19 | カー−バー インヴェストメンツ インコーポレイテッド | ノズル検査装置および方法 |
CN101915646A (zh) * | 2010-08-06 | 2010-12-15 | 浙江球冠特种线缆有限公司 | 一种金属护套气密性试验装置 |
JP2010286320A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Naa Fueling Facilities Corp | 高圧用配管閉止治具 |
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CN103557399A (zh) * | 2013-11-14 | 2014-02-05 | 中石化第四建设有限公司 | 卡式快速管口试压器 |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP30751593A patent/JP2796927B2/ja not_active Expired - Fee Related
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