JP3229197B2 - 既設配管系の漏洩検査用水封装置 - Google Patents

既設配管系の漏洩検査用水封装置

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JP3229197B2 JP10043896A JP10043896A JP3229197B2 JP 3229197 B2 JP3229197 B2 JP 3229197B2 JP 10043896 A JP10043896 A JP 10043896A JP 10043896 A JP10043896 A JP 10043896A JP 3229197 B2 JP3229197 B2 JP 3229197B2
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幸一 涌井
泰裕 小澤
政雄 木村
啓次郎 堀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス管,水道管等の既
設配管系に漏洩が発生しているか否かを気密方式により
検査する際に、管路の一端開口部に設けられる漏洩検査
用水封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】既設配管系に漏洩が発生しているか否か
を検査する手法として、気密方式の検査手段が知られて
いる。この気密方式の検査手段の先行技術としては、例
えば、特開昭63−120237号公報に記載されてい
るように、管路の一端開口部より配管内に膨張,収縮可
能な密封栓を挿入し、これを適宜の位置に移動させた
後、膨張させて管内を閉塞することにより密封栓と管路
の他端開口部との間に密封空間を形成し、この密封空間
内の圧力変化の有無を検知することによって管路に漏洩
が発生しているか否かを検査するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述の先行技
術の場合、密封栓を管路の一端開口部から配管内に挿入
することで密封栓の挿入ワイヤ等が邪魔になり、気密区
間を、密封栓より奥側,すなわち該密封栓と管路の他端
側開口部との間に設けることしかできない。そのため、
挿通ワイヤの挿通性に限界があることから、配管の検査
区間を長くすることができなくなるという問題点が生じ
る。さらに、片側方向のみの気密検査しか行えないた
め、検査時間が長くなってしまう問題点が生じる。
【0004】本発明は上述の問題に対処するために提案
されたものであって、密封栓挿入側開口部を気密に密封
できる漏洩検査用水封装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による既設配管系の漏洩検査用水封装置は、
配管系の所定区間を密封状態にして、該区間を加圧した
後の圧力変化を検知することによって管路の漏洩を検査
する既設配管系の漏洩検査に用いられる水封装置であっ
て、上記水封装置は、筒状部材をループ状に形成した装
置本体と、前記ループ部分に貯留されるシール材とで構
成され、上記装置本体の一端を前記既設配管の開口部に
連結し、前記装置本体の他端側より挿通ワイヤに連結さ
れた密封栓を装置本体内を通過させて配管内に搬送し、
前記密封栓を膨張させた位置と前記ループ部分に貯留さ
れたシール面との区間を気密区間にするようにしてなる
ことを特徴とするものである。
【0006】また、上記装置本体は、透明のプラスッチ
ックチューブにコイルスプリングを内装したものである
ことを特徴とするものである。
【0007】さらに、上記シール材は、防錆効果を有す
る液体であることを特徴とするものである。
【0008】さらにまた、上記装置本体には、該本体を
水平に設置させるスタンド材が設けられていることを特
徴とするものである。
【0009】
【作用】上記構成により、水封装置本体の一端を検査対
象の管路の一端開口部に気密に連結する。そして前記装
置本体の他端側より、挿通ワイヤに連結された密封栓を
ループ状に形成された装置本体内部を通過させて該密封
栓を管路内に導入する。そして前記密封栓を配管内の所
要位置で膨張させた後に、該密封栓と前記管路の一端開
口部との区間を気密テストのために加圧する。この際、
前記装置本体のループ部分には、液体等のシール材が貯
留されていることから、該シール材の液面がシール面と
なる。そのため、挿通ワイヤ等が介在しているにも拘わ
らず、適正に気密が保持できるようになる。
【0010】また、請求項2記載の漏洩検査用水封装置
では、装置本体を、透明のプラスッチックチューブにコ
イルスプリングを内装したものにしたため、ループ部分
に貯留されている液体等のシール材の状況を外部より簡
単に確認でき、また、軽量なことから持ち運びが簡易に
なり、さらには、密封栓挿通時に該密封栓が本体内周面
に接触して損傷することを防止できる。
【0011】さらに、請求項3記載の漏洩検査用水封装
置では、シール材を、防錆効果を有する液体にしている
ため、密封栓及び挿通ワイヤが前記液体に浸っていても
錆びることがなくなる。
【0012】さらにまた、請求項4記載の漏洩検査用水
封装置では、装置本体に、該本体を水平に設置させるス
タンド材を設けているため、水封装置を施工場所に安定
して設置できるようになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の漏洩検査用水封装置の説明図であ
る。図において符号1は水封装置本体であり、該水封装
置本体1は、所要の内径を有する透明の軟質プラスチッ
クチューブをループ状に形成したもので、この軟質プラ
スチックチューブには拡大図に示すように、コイルスプ
リング11が内装されている。そのため、該水封装置本
体1は、比較的軽量で取り扱いが安易であり、且つコイ
ルスプリング11が内装されていることにより,ある程
度の弾性力及び強度を有している。
【0014】また、前記装置本体1のループ部分(円
弧)の下側半分にはシール材として防錆効果を有する液
体12が貯留されている。この液体としては、防錆顔料
として鉛丹,クロム酸亜鉛,クロム酸バリウム等が含有
される液体であったり、またはオイルのような液体であ
ったりする。そしてループ部分に液体12が貯留されて
いることから、ループ部分内には、液面12a,液面1
2bが形成されるようになる。
【0015】さらに、前記装置本体の一端側には、検査
対象の管路の一端開口部と気密に連結するためのカムロ
ック等の連結部材13が設けられている。また、該装置
本体1には、該本体1を水平に設置させるスタンド材1
4が設けられており、該スタンド材14の一端がループ
の交差部分に連結され装置本体1を安定的に設置させて
いる。
【0016】次に、上述のように構成される漏洩検査用
水封装置の作用を図2を用いて説明する。図2におい
て、符号2は検査対象の既設配管である。該既設配管2
には途中エルボ23等の管継手が介在しており、該管路
の一端には第1開口部21,他端には第2開口部22が
それぞれ開口している。
【0017】また、前記第1開口部21の近傍には、加
圧ポンプ24及び圧力計25が前記配管2に連通状態に
なるように設けられている。さらに前記第2開口部22
近傍にも、前述同様加圧ポンプ24及び圧力計25が前
記配管2に連通状態になるように設けられている。
【0018】上述のように構成設備される既設配管2を
検査対象として、該既設配管2の漏洩検査する。まず、
前記第2開口部22を栓等で閉塞し、前記第1開口部2
1にカムロック13を気密に連結して、水封装置本体1
を前記既設配管2に連通させる。次に挿通ワイヤ31に
連結された密封栓3を、窄ませた状態で装置本体の開口
端部より装置本体1内に導入し、ループ状に形成された
装置本体1内部を通過させて該密封栓3を管路内に導入
する。この際、装置本体1は軟質のプラスチックチュー
ブで形成されていることから、密封栓3挿通時に該密封
栓3が本体1内周面に接触して損傷することを防止でき
る。また、液体12が防錆効果を有していることから、
密封栓3または挿通ワイヤ31に浸っていても錆びるこ
とはない。
【0019】そして前記密封栓3を既設配管2の略中間
位置まで搬送させ、搬送後に密封栓3を流体圧等で膨張
させ前記既設配管2を2分割に縁切りする。そして第1
開口部21側及び第2開口部22側のそれぞれの加圧ポ
ンプ24を駆動させて配管内に圧力を付加する。この
際、第1開口部21側では、挿通ワイヤ31が介在して
いるにも拘わらず液体12と挿通ワイヤ31が密着して
いるため、密封栓3と水封装置1,すなわち液面12a
との区間が気密区間となる。また第2開口部22側で
は、密封栓3と第2開口部22との区間が気密区間とな
る。そして第1開口部21側及び第2開口部22側に設
けられている圧力計25で双方の気密区間の圧力変動を
確認する。
【0020】そして仮に第1開口部21側サイドの配管
内に圧力変化が確認できた時は、該第1開口部21側サ
イドの配管内に漏洩箇所があると判断できる。そのた
め、前記密封栓3を一旦収縮させて第1開口部21側に
所要量毎引き戻し、再び膨張させて気密試験を行う。そ
して圧力変動がなくなる位置まで密封栓3を引き戻し、
漏洩発生位置を特定していく。また、前記第2開口部2
2側サイドに漏洩箇所があると判断された場合で、特に
検査区間の配管が長い場合に、水封装置1を第2開口部
22側に連結し、密封栓3を既設配管2の第2開口部2
2より配管2内に挿通し、該密封栓3を、上述した既設
配管2の略中央位置まで搬送し、次に第2開口部22側
に所要量毎引き戻し、膨張させて気密試験を行い、漏洩
発生位置を特定していく。
【0021】上述のように既設配管2を2分割にし、両
側サイドを同時に気密試験することができるため、検査
時間を大幅に短縮することができ、さらに検査対象の配
管を長くすることができることから、検査のための作業
用立坑の数を減らすことができ、立坑作成の労力,配管
の切断・復旧の労力を大幅に低減することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので、
次に記載する効果を奏する。 (1)装置本体のループ部分には、液体等のシール材が
貯留されていることから、該シール材の液面がシール面
とり、挿通ワイヤ等が介在しているにも拘わらず、適正
に気密が保持できるようになる。そのため、密封栓を境
に両側サイドの配管を同時に気密試験を行うことができ
る。
【0023】(2)装置本体を、透明のプラスッチック
チューブにコイルスプリングを内装したものにしたた
め、ループ部分に貯留されている液体等のシール材の状
況を外部より簡単に確認でき、また、軽量なことから持
ち運びが簡易になり、さらには、密封栓挿通時に該密封
栓が本体内周面に接触して損傷することを防止できる。
【0024】(3)シール材を、防錆効果を有する液体
にしているため、密封栓及び挿通ワイヤが前記液体に浸
っていても錆びることがなくなる。
【0025】(4)装置本体に、該本体を水平に設置さ
せるスタンド材を設けているため、水封装置を施工場所
に安定して設置できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る漏洩検査用水封装置の外
観図である。
【図2】実施例の漏洩検査用水封装置における作用説明
図である。
【符号の説明】
1 水封装置本体 11 コイルスプリング 12 液体 12a 液面 12b 液面 13 カムロック 14 スタンド材 2 既設配管 21 第1開口部 22 第2開口部 23 エルボ 24 加圧ポンプ 25 圧力計 3 密封栓 31 挿通ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 泰裕 愛知県春日井市大泉寺町204−9 (72)発明者 木村 政雄 愛知県犬山市字横町26番地 (72)発明者 堀 啓次郎 東京都江戸川区南葛西7−2−5−704 (56)参考文献 実開 昭63−107838(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 3/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管系の所定区間を密封状態にして、該
    区間を加圧した後の圧力変化を検知することによって管
    路の漏洩を検査する既設配管系の漏洩検査に用いられる
    水封装置であって、 上記水封装置は、筒状部材をループ状に形成した装置本
    体と、前記ループ部分に貯留されるシール材とで構成さ
    れ、 上記装置本体の一端を前記既設配管の開口部に連結し、
    前記装置本体の他端側より挿通ワイヤに連結された密封
    栓を装置本体内を通過させて配管内に搬送し、 前記密封栓を膨張させた位置と前記ループ部分に貯留さ
    れたシール面との区間を気密区間にするようにしてなる
    ことを特徴とする既設配管系の漏洩検査用水封装置。
  2. 【請求項2】 上記装置本体は、透明のプラスッチック
    チューブにコイルスプリングを内装したものであること
    を特徴とする請求項1記載の既設配管系の漏洩検査用水
    封装置。
  3. 【請求項3】 上記シール材は、防錆効果を有する液体
    であることを特徴とする請求項1記載の既設配管系の漏
    洩検査用水封装置。
  4. 【請求項4】 上記装置本体には、該本体を水平に設置
    させるスタンド材が設けられていることを特徴とする請
    求項1,2記載の既設配管系の漏洩検査用水封装置。
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