JPH0910474A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH0910474A
JPH0910474A JP7165732A JP16573295A JPH0910474A JP H0910474 A JPH0910474 A JP H0910474A JP 7165732 A JP7165732 A JP 7165732A JP 16573295 A JP16573295 A JP 16573295A JP H0910474 A JPH0910474 A JP H0910474A
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motor
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inverter main
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雅宏 今井
Hiroshi Nishimura
博司 西村
Masaru Koshimizu
勝 小清水
Koichi Hosomi
光一 細見
Kazunobu Nagai
一信 永井
Isamu Nitta
勇 新田
Yutaka Inagaki
豊 稲垣
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    • D06F2105/46Drum speed; Actuation of motors, e.g. starting or interrupting
    • D06F2105/48Drum speed

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、軽重量化および小形化並びに騒音
減少を図りると共に、回転力伝達切替え構成も簡単にす
る。 【構成】 撹拌軸14の下端部にはモータ17のロータ
25が取り付けられ、槽軸12の下端部にはクラッチ3
0のホルダ31が設けられている。クラッチ30はレバ
ー34が第1の係合部39、第2の係合部40のいずれ
かに係合することにより、モータ17の回転を撹拌軸1
4のみに伝達する場合と、撹拌軸14および槽軸12の
双方に伝達する場合とを切替えるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転槽および撹拌体の
駆動構造を改良した洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯機においては、周知のよ
うに、洗い槽兼脱水槽ある回転槽の内部に撹拌体を備
え、この撹拌体および回転槽をモータにより駆動するよ
うにしている。詳細には、洗い時には、モータの回転を
減速して、撹拌体のみに伝達してこれを回転駆動し、脱
水時にはモータの回転を減速せずに撹拌体および回転槽
の両者に伝達して高速で回転駆動するようにしている。
このような洗濯機においては、モータから回転槽および
撹拌体までの回転伝達経路中にベルト伝達機構やギア減
速機構等を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、モータから回転槽および撹拌体までの回転
伝達経路中に、ベルト伝達機構やギア減速機構等が設け
られているため、全体重量が重くなると共に、高さ方向
に大形化し、また、ギア減速機構の動作時にかなり大き
な音が発生する。
【0004】これに対処するものとして、回転槽および
撹拌体をモータによりダイレクトに駆動することが考え
られている。このダイレクトドライブ方式の場合、モー
タの回転力の伝達切替え(撹拌体のみの場合と、撹拌体
および回転槽の双方の場合との切替え)をいかに構造簡
単にして信頼性良くするかが問題である。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、軽重量化および小形化並びに騒音減
少を図り得ると共に、回転力伝達切替え構成も構造簡単
で信頼性を向上できる洗濯機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、静止部位
に回転自在に設けられた中空状の槽軸と、この槽軸の上
端部に取り付けられた回転槽と、前記槽軸の内部に同心
状態に回転自在に挿通され上端部および下端部が該槽軸
から突出する撹拌軸と、この撹拌軸の上端部に取り付け
られて前記回転槽内底部に位置する撹拌体と、静止部位
に固定され前記撹拌軸と同心状態に取り付けられたステ
ータと、前記撹拌軸の下端部に取り付けられ前記ステー
タとでモータを構成するロータと、前記槽軸にこれと一
体回転し得るように設けられたホルダを有すると共に、
静止部位に形成された第1の係合部および前記ロータに
形成された第2の係合部を有し、且つ、前記ホルダに前
記第1の係合部および第2の係合部に選択的に係合し得
るように設けられ第1の係合部との係合により前記ロー
タと前記撹拌軸とを連継し第2の係合部との係合により
前記ロータと前記撹拌軸および槽軸の双方とを連継する
レバーを有し、さらにこのレバーを各係合位置に保持す
るトグルばねを有してなるクラッチとを備え、このクラ
ッチによりモータのロータと撹拌軸とを連継して該撹拌
軸をモータにて回転駆動することにより洗い運転を行な
い、前記クラッチによりロータと撹拌軸および槽軸との
双方を連継して該両軸をモータにて回転駆動することに
より脱水運転を行なうようにしたところに特徴を有する
(請求項1の発明)。
【0007】第2の手段は、第1の手段において、ロー
タが、ロータハウジングに円環状のロータヨークおよび
ロータマグネットを取り付けて構成され、そのロータヨ
ークが規格品から構成されているところに特徴を有する
(請求項2の発明)。
【0008】第3の手段は、第1の手段において、ロー
タが、ロータハウジングにロータヨークおよびロータマ
グネットを取り付けて構成され、そのロータハウジング
が、アルミダイキャストにて形成され、ロータヨークを
このロータハウジングにインサート成形したところに特
徴を有する(請求項3の発明)。
【0009】第4の手段は、第1の手段において、ロー
タが、ロータマグネットを有し、このロータマグネット
が、1極1個とであり、且つその形状を厚みが端部で薄
肉となるように形成したところに特徴を有する(請求項
4の発明)。
【0010】第5の手段は、第1の手段において、ロー
タが、ロータマグネットを有し、このロータマグネット
の磁極両端部分に不飽和磁化部分が形成されているとこ
ろに特徴を有する(請求項5の発明)。
【0011】第6の手段は、第1の手段において、ステ
ータが、スロットを形成した鉄心を有し、このスロット
ピッチが不均一ピッチとされているところに特徴を有す
る(請求項6の発明)。
【0012】第7の手段は、第1の手段において、ステ
ータがスロットを形成した鉄心を有し、ロータがロータ
マグネットを有し、ステータのティース先端とロータマ
グネットの先端との空隙が不均一となるように構成され
ているところに特徴を有する(請求項7の発明)。
【0013】第8の手段は、第1の手段において、モー
タが、ブラシレスモータから構成され、転流周波数が1
kHzを超えないようにステータ極数およびロータ極数
並びにモータ回転数の最大値を決定したところに特徴を
有するものである(請求項8の発明)。
【0014】第9の手段は、第1の手段において、モー
タが、ブラシレスモータから構成され、コギング周波数
が1kHzを超えないようにステータ極数およびロータ
極数並びにモータ回転数の最大値を決定したところに特
徴を有する(請求項9の発明)。
【0015】第10の手段は、第1の手段において、ス
テータが、巻線を装着した鉄心を有し、この鉄心が、ス
テータ極数の約数で分割された形状の単位鉄心を結合し
て構成されているところに特徴を有する(請求項10の
発明)。
【0016】第11の手段は、第1の手段において、ス
テータが、段付きねじにより静止部位にねじ止めされた
構成であり、且つ、この段付きねじのストレート部分が
ステータのねじ挿通孔に挿通されることにより該ステー
タが位置決めされているところに特徴を有する(請求項
11の発明)。
【0017】第12の手段は、第1の手段において、ス
テータが、嵌合孔を形成した積層鉄心を有し、且つ、こ
の積層鉄心を上下から挟み込んで真円状態に規制する円
環状の段部を形成したステータ押え板を有し、さらに、
このステータ押え板には、前記嵌合孔と嵌合する凸部が
形成されているところに特徴を有する(請求項12の発
明)。
【0018】第13の手段は、第1の手段において、ロ
ータが、ロータハウジングにロータヨークを取付けると
共に、このロータヨークから若干突出するようにロータ
マグネットを取付けて構成され、このロータの回転位置
を検出する位置検出手段を磁気検出素子から構成し、こ
の磁気検出素子を前記ロータマグネットの突出部分に対
向させたところに特徴を有する(請求項13の発明)。
【0019】第14の手段は、第1の手段において、交
流電源を直流化する直流電源回路と3相インバータ主回
路とを有して構成されたモータ駆動回路を設けると共
に、前記インバータ主回路のスイッチング素子をPWM
制御してモータ起電力によりブレーキ電流を発生させる
電磁ブレーキ制御手段を設け、この電磁ブレーキ制御手
段が、PWM制御形態を変更することにより緊急停止ブ
レーキ制御モードと通常停止ブレーキ制御モードとを実
行し得るようになっているところに特徴を有する(請求
項14の発明)。
【0020】第15の手段は、第14の手段において、
電磁ブレーキ制御手段が緊急停止ブレーキ制御モードで
ブレーキ制御した後は、所定時間、回転槽の回転を上昇
させないようにしたところに特徴を有する(請求項15
の発明)。
【0021】第16の手段は、第1の手段において、交
流電源を直流化する直流電源回路と3相インバータ主回
路とを有して構成されたモータ駆動回路と、前記インバ
ータ主回路のスイッチング素子をPWM制御してモータ
起電力によりブレーキ電流を発生させる電磁ブレーキ制
御手段と、ブレーキ電流を消費する電気部品の温度を検
出する温度検出手段とを備え、この温度検出手段による
温度検出結果に応じて回転槽の回転数を制御するように
したところに特徴を有する(請求項16の発明)。
【0022】第17の手段は、第1の手段において、交
流電源を直流化する直流電源回路と3相インバータ主回
路とを有して構成されたモータ駆動回路と、前記インバ
ータ主回路のスイッチング素子をPWM制御してモータ
起電力によりブレーキ電流を発生させる電磁ブレーキ制
御手段とを備え、電磁ブレーキ制御手段が、通常運転時
に直流電源回路とインバータ主回路とを接続する場合
と、ブレーキ制御時および電源オフ時に直流電源回路と
インバータ主回路とを切り離し且つ該インバータ主回路
の入力側両端を放電素子を介して短絡する場合と切り替
える切替手段を備えたところに特徴を有する(請求項1
7の発明)。
【0023】第18の手段は、第1の手段において、交
流電源を直流化する直流電源回路と3相インバータ主回
路とを有して構成されたモータ駆動回路を備えると共
に、前記インバータ主回路のスイッチング素子をPWM
制御してモータ起電力によりブレーキ電流を発生させる
電磁ブレーキ制御手段を備え、電磁ブレーキ制御手段
が、直流電源回路とインバータ主回路とを接続する場合
と、直流電源回路とインバータ主回路とを切り離し且つ
該インバータ主回路の入力側両端を放電素子を介して短
絡する場合と切り替える切替手段を備え、且つ、前記放
電素子の両端電位差に応じてインバータ主回路のスイッ
チイング素子をPWM制御するようになっているところ
に特徴を有する(請求項18の発明)。
【0024】第19の手段は、第1の手段において、交
流電源を直流化する直流電源回路と3相インバータ主回
路とを有して構成されたモータ駆動回路を備えると共
に、前記インバータ主回路のスイッチング素子をPWM
制御してモータ起電力によりブレーキ電流を発生させる
電磁ブレーキ制御手段を備え、電磁ブレーキ制御手段
が、直流電源回路とインバータ主回路とを接続する場合
と、直流電源回路とインバータ主回路とを切り離し且つ
該インバータ主回路の入力側両端を放電素子を介して短
絡する場合と切り替える切替手段を備え、且つ、モータ
回転数に応じてインバータ主回路のスイッチイング素子
をPWM制御するようになっているところに特徴を有す
る(請求項19の発明)。
【0025】第20の手段は、第1の手段において、交
流電源を直流化する直流電源回路と3相インバータ主回
路とを有して構成されたモータ駆動回路を備えると共
に、前記インバータ主回路のスイッチング素子をPWM
制御してモータ起電力によりブレーキ電流を発生させる
電磁ブレーキ制御手段を備え、回転槽が回転される脱水
運転中に停電が発生したときに前記電磁ブレーキ制御手
段によりブレーキ動作し、且つ、モータの起電力により
直流電源回路に充電すると共に、制御回路の電源をこの
直流電源回路からとるようにしたところに特徴を有する
(請求項20の発明)。
【0026】第21の手段は、第20の手段において、
レバーを動作させるレバー駆動手段の電源を直流電源回
路からとり、脱水運転中に停電が発生したときに該レバ
ーを回転槽連継状態を保持するようにしたところに特徴
を有する(請求項20の発明)。
【0027】第22の手段は、第1の手段において、交
流電源を直流化する直流電源回路と3相インバータ主回
路とを有して構成されたモータ駆動回路を備え、モータ
の位置検出素子に対応するモータへの通電パターンを複
数有し、運転モードおよび回転数に応じて通電パターン
を選択するようになっているところに特徴を有する(請
求項22の発明)。
【0028】第23の手段は、第22の手段において、
通電パターンの切替時にPWM制御のデューティー比も
変更するようになっているところに特徴を有する(請求
項23の発明)。
【0029】第24の手段は、第22の手段において、
各通電パターンでの駆動時に回転数制御ゲインを調整す
るようになっているところに特徴を有する(請求項23
の発明)。
【0030】第25の手段は、第1の手段において、槽
軸の外周面に平坦面が形成され、ホルダにはこの平坦面
部分でこの槽軸と回止め状態に嵌合する嵌合孔が形成さ
れているところに特徴を有する(請求項25の発明)。
【0031】第26の手段は、第1の手段において、槽
軸はベアリングにより静止部位に回転可能に支承され、
このベアリングにはこれを軸方向に予圧する予圧手段が
設けられているところに特徴を有する(請求項26の発
明)。
【0032】
【作用】第1の手段においては、洗い運転時には、モー
タのロータにより撹拌軸従って撹拌体を直接的に回転駆
動し、脱水運転時には、モータのロータにより撹拌軸お
よび槽軸従って撹拌体および回転槽の双方を直接的に回
転駆動するから、いわゆるダイレクトドライブ構造とな
り、軽重量化および小形化並びに騒音減少を図り得るよ
うになる。この場合、クラッチが、第1および第2の係
合部、ホルダレバーおよびトグルばねを有する程度の簡
単な構成ですみ、しかもクラッチ動作状態をトグルばね
により保持するから、動作信頼性も高く、総じて、ダイ
レクトドライブ構造を容易かつ簡単に実現できる。
【0033】第2の手段においては、円環状のロータヨ
ークが規格品から構成されているから、製作が容易でコ
ールドスラグとの低廉化に寄与できるようになる。第3
の手段においては、ロータハウジングが、アルミダイキ
ャストにて形成され、ロータヨークがこのロータハウジ
ングにインサート成形されているから、ロータヨークを
ロータハウジングに確実に固定できると共に組立て工数
も削減できるようになる。
【0034】第4の手段においては、ロータが、ロータ
マグネットを有し、このロータマグネットが、1極1個
であり、且つその形状を厚みが端部で薄肉となるように
形成しているから、コギングトルクが減少し、静音化が
図れるようになる。第5の手段においては、ロータが、
ロータマグネットを有し、このロータマグネットの磁極
両端部分に不飽和磁化部分が形成されているから、コギ
ングトルクが減少し、静音化が図れるようになる。第6
の手段においては、ステータが、スロットを形成した鉄
心を有し、このスロットピッチが不均一ピッチとされて
いるから、コギングトルクが減少し、静音化が図れるよ
うになる。
【0035】第7の手段においては、ステータがスロッ
トを形成した鉄心を有し、ロータがロータマグネットを
有し、ステータのティース先端とロータマグネットの先
端との空隙が不均一となるように構成されているから、
コギングトルクが減少し、静音化が図れるようになる。
【0036】第8の手段においては、モータが、ブラシ
レスモータから構成され、転流周波数が1kHzを超え
ないようにステータ極数およびロータ極数並びにモータ
回転数の最大値を決定しているから、静音化が図れるよ
うになる。第9の手段においては、モータが、ブラシレ
スモータから構成され、コギング周波数が1kHzを超
えないようにステータ極数およびロータ極数並びにモー
タ回転数の最大値を決定しているから、静音化が図れる
ようになる。
【0037】第10の手段においては、ステータが、巻
線を装着した鉄心を有し、この鉄心が、ステータ極数の
約数で分割された形状の単位鉄心を結合して構成されて
いるから、ステータの磁気特性を低下させずに材料取り
が良くなる。第11の手段においては、ステータが、段
付きねじにより静止部位にねじ止めされた構成であり、
且つ、この段付きねじのストレート部分がステータのね
じ挿通孔に挿通されることにより該ステータが位置決め
されているから、ステータの取付位置が正確となり、モ
ータ性能が低下するようなことがない。
【0038】第12の手段においては、ステータが、嵌
合孔を形成した積層鉄心を有し、且つ、この積層鉄心を
上下から挟み込んで真円状態に規制する円環状の段部を
形成したステータ押え板を有し、さらに、このステータ
押え板には、前記嵌合孔と嵌合する凸部が形成されてい
るから、ステータにおける積層鉄心をすべて同心状態と
することができ、しかも回転方向への位置決めもできる
ようになる。
【0039】第13の手段においては、ロータヨークか
ら若干突出するようにロータマグネットを取付け、ロー
タの回転位置を検出する位置検出手段としての磁気検出
素子をロータマグネットの突出部分に対向させているか
ら、ロータマグネットを利用して位置検出ができるよう
になる。
【0040】第14の手段においては、槽軸を、電磁ブ
レーキにより制動するから、機械的制動手段を設ける場
合と違って、構成が簡単化および軽量化を一層図り得る
ようになり、また、電磁ブレーキ制御手段が、PWM制
御形態を変更することにより緊急停止ブレーキ制御モー
ドと通常停止ブレーキ制御モードとを実行し得るように
なっているから、ブレーキ力を比較的簡単に変えること
ができるようになる。例えば脱水運転終了時は通常停止
ブレーキ制御モードによりモータひいては回転槽に制動
を簡単にかけることができ、また、脱水運転時において
洗濯機の蓋を開放したような場合には、緊急停止ブレー
キ制御モードによりただちにしかも簡単に回転槽に制動
をかけることができるようになる。
【0041】第15の手段においては、電磁ブレーキ制
御手段が緊急停止ブレーキ制御モードでブレーキ制御し
た後は、所定時間、回転槽の回転を上昇させないように
したから、モータの異常発熱を抑えることができる。
【0042】第16の手段においては、ブレーキ電流を
消費する電気部品の温度を検出する温度検出手段とを備
え、この温度検出手段による温度検出結果に応じて回転
槽の回転数を制御するようにしたから、モータの過熱を
防止できるようになる。
【0043】第17の手段においては、電磁ブレーキ制
御手段が、通常運転時に直流電源回路とインバータ主回
路とを接続する場合と、ブレーキ制御時および電源オフ
時に直流電源回路とインバータ主回路とを切り離し且つ
該インバータ主回路の入力側両端を放電素子を介して短
絡する場合と切り替える切替手段を備えているから、放
電素子が停電時およびブレーキ動作時の双方においてブ
レーキ電流消費抵抗として兼用できるものとなる。
【0044】第18の手段においては、放電素子の両端
電位差に応じてインバータ主回路のスイッチイング素子
をPWM制御するようになっているから、ブレーキ電流
が低い場合には高くすることが可能となり、すなわち、
常にブレーキ電流を適度に保持でき、停止時間を短くす
ることが可能となる。
【0045】第19の手段においては、電磁ブレーキ制
御手段が、モータ回転数に応じてインバータ主回路のス
イッチイング素子をPWM制御するようになっているか
ら、ブレーキ電流と相関関係にあるモータ回転数に応じ
たPWM制御により、ブレーキ電流が低い場合には高く
することが可能となり、すなわち、常にブレーキ電流を
適度に保持でき、停止時間を短くすることが可能とな
る。
【0046】第20の手段において、制御回路の電源を
直流電源回路からとる構成とし、脱水運転中に停電が発
生したときに電磁ブレーキ制御手段によりブレーキ動作
すると共に、且つ、モータの起電力により直流電源回路
に充電するようにしたから、回転槽が停止するまで制御
回路が正常に継続的に動作するようになり、もって、回
転槽ブレーキ時にクラッチが切り替わったりすることが
ない。
【0047】第21の手段においては、レバーを動作さ
せるレバー駆動手段の電源を直流電源回路からとり、脱
水運転中に停電が発生したときに該レバーを回転槽連継
状態を保持するようにしたから、脱水運転中に停電が発
生しても、クラッチが切り替わることがない。
【0048】第22の手段においては、モータの位置検
出素子に対応するモータへの通電パターンを複数有し、
運転モードおよび回転数に応じて通電パターンを選択す
るようになっているから、回転数特性の低いモータでも
使用することが可能となり、インバータ主回路の電流容
量を小さくすることが可能となる。
【0049】第23の手段においては、通電パターンの
切替時にPWM制御のデューティー比も変更するように
なっているから、通電角の切替時に速度の急激な変化に
よって発生し勝ちな騒音を、有効に防止できるようにな
る。
【0050】第24の手段は、各通電パターンでの駆動
時に回転数制御ゲインを調整するようになっているか
ら、これによっても、通電角の切替時に速度の急激な変
化によって発生し勝ちな騒音を、有効に防止できるよう
になる。
【0051】第25の手段においては、槽軸の外周面に
平坦面が形成され、ホルダにはこの平坦面部分でこの槽
軸と回止め状態に嵌合する嵌合孔が形成されているか
ら、クラッチのホルダと槽軸との回止め構成が簡単とな
り、全体構成の簡単化に寄与できる。
【0052】第26の手段においては、槽軸を支承する
ベアリングを軸方向に予圧する予圧手段が設けられてい
るから、該ベアリング部分での騒音発生を防止できるよ
うになる。
【0053】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図1な
いし図19を参照しながら説明する。まず、図2におい
て、外箱1内には、脱水される水を受ける水受槽2が複
数の弾性吊持機構3にを介して弾性支持されている。こ
の水受槽2の内部には洗い槽および脱水槽を兼用する回
転槽4が後述するように配設されていると共に、この回
転槽4の内部に撹拌体5が後述するように配設されてい
る。
【0054】上記回転槽4は、上方へ順次拡開するテー
パー円筒状をなす槽本体4aと、この槽本体4aの内側
に揚水用空隙を形成すべく設けられた内筒4bと、槽本
体4a上端部に設けられたバランスリング4cとを有し
て構成されている。そして、この回転槽4は回転される
と、内部の水を回転遠心力により揚水して図示しない槽
上部の脱水孔部から水受槽2へ放出するものである。
【0055】上記水受槽2の底部には槽軸貫通孔部6が
形成されていると共に、排水口7が形成され、前記排水
口7には排水弁8を備えた排水路9が接続されている。
また、水受槽2の底部には、補助排水口7aが形成され
ており、この補助排水口7aは図示しない連結ホースを
介し前記排水弁8をバイパスして前記排水路9に接続さ
れていて、もっぱら、回転槽4の回転により脱水されて
水受槽2内へ放出された水を排水するものである。
【0056】図1に示すように、上記水受槽2の外底部
には、機構部ベース10が取付けられており、この機構
部ベース10には、軸支持筒部11が上下方向に延びる
ように形成されている。この軸支持筒部11には、中空
状の槽軸12が上下のベアリング13a,13bを介し
て回転自在に挿通支承されている。この槽軸12の外周
面と軸支持筒部11の上端部との間にはシール11aが
装着されている。さらに、この槽軸12の内部には、撹
拌軸14が回転自在に挿通支承されており、その上下端
部は槽軸12から突出している。
【0057】しかして、前記槽軸12の上端部にはフラ
ンジ部12aが形成されていて、このフランジ部12a
に前記回転槽4が一体回転するように取付けられてお
り、また、撹拌軸14の上端部には前記撹拌体5が一体
回転するように取付けられている。
【0058】なお、水受槽2の底部には、図2にも示す
ように、排水カバー15が装着されており、もって、回
転槽4底部から前記排水口7部分の排水弁8まで通じる
排水通路16が形成されている。従って、排水弁8を閉
鎖した状態で回転槽4内へ給水することにより、回転槽
4に水が溜められ、この排水弁8を開放すると回転槽4
内の水を排水できるようになっている。
【0059】さて、水受槽2の外底部の機構部ベース1
0部分には、ブラシレスモータからなるモータ17が設
けられている。すなわち、機構部ベース10には、ステ
ータ18が段付きねじ19により取付けられている。こ
のステータ18は、図3に示すように、積層鉄心20
と、上ボビン21および下ボビン22と、巻線23とを
有して構成されている。
【0060】積層鉄心20は、図4に示すように、3分
割形の単位鉄心24を連結して構成されており、各単位
鉄心24の両端部には、上記連結のための係合凸部24
aおよび係合凹部24bが形成されている。また、各単
位鉄心24には、前記段付きねじ19のストレート部1
9aとほぼ同径のねじ挿通孔24cが形成されている。
この積層鉄心20は、全体としてスロット数が36であ
り、各スロット24dの開口間ピッチが符号Psa,P
sbで示すように一つおきに異なるように設定されてい
る。すなわち、各ティース24eの先端幅寸法が一つお
きに異なっている。
【0061】そして、各ティース24eのうち先端幅寸
法が小さいものの径寸法Daに対して、先端幅寸法が大
きいものの径寸法Dbが小さく設定されている。例えば
Daは226.8[mm]、Dbは226.0[mm]
に設定されており、もって、後述するロータ25のロー
タマグネット28の先端との空隙が不均一となる。これ
により、コギングトルクの減少を図る。
【0062】上下のボビン21,22は、プラスチック
により形成されており、積層鉄心20の各ティース24
e部分に上下から嵌合されるようになっている。そし
て、嵌合されたボビン21,22の外側に前記巻線23
が装着されている。
【0063】このように構成されたステータ18は、前
記ねじ挿通孔24cを通した段付きねじ19を前記機構
部ベース10にねじ締めすることにより該機構部ベース
10に取付けられており、この場合、段付きねじ19の
ストレート部19aがねじ挿通孔24cに嵌合している
ことにより、良好に位置決めされている。すなわち、通
常のボルトを用いると、該ボルトのねじ部とねじ挿通孔
24cとが嵌合することになって位置決め精度が悪い
が、本実施例では位置決め精度が高くなる。
【0064】一方、上記ステータ18とでモータ17を
構成するロータ25は、図1に示すように、前記撹拌軸
14の下端部にこれと一体回転するように取付けられて
いる。ロータ25は、ロータハウジング26と、ロータ
ヨーク27と、ロータマグネット28とを有して構成さ
れている。ロータハウジング26は、アルミダイキャス
トにて形成されており、中心部にはボス部26aを有す
ると共に、外周端部に水平部および垂直部からなるマグ
ネット配置部26bを有する。このマグネット配置部2
6bの垂直部内面には、上述のロータヨーク27(図9
にも図示)が接着により取着されている。このロータヨ
ーク27は、JIS規格品例えばJISG 3452の
配管用炭素鋼管(例えば呼び A225)を用いてい
る。
【0065】このロータヨーク27内面に、1極1個の
上記ロータマグネット28(図9にも図示)が12個接
着により取着されている。この場合接着剤としては、洗
濯機に用いるモータであることから、耐湿性があること
が好ましく、例えば、エポキシ系接着剤や熱硬化性接着
剤が適している。またロータマグネット28は、前記ロ
ータヨーク27の上端よりも上方へ突出している。
【0066】機構部ベース10には、モータ17のロー
タマグネット28の回転位置を検出するための位置検出
手段たる例えば3個のうちの1つ(図1では1個のみ図
示)のホール素子(磁気検出素子)29uが取付具30
を介して取付けられており、この場合ホール素子29u
は、前記ロータマグネット28において前記ロータヨー
ク27からの突出部分28aに対向する位置にある。
【0067】前記機構ベース10の下方部にはクラッチ
30が設けられている。このクラッチ30において、ホ
ルダ31は、槽軸12の下端部外周にこれと一体回転し
得るように設けられている。すなわち、槽軸12の外面
には平坦面12a,12a(図10にも図示)が形成さ
れ、ホルダ31にはこの槽軸12における平坦面12
a,12a部分と嵌合する嵌合孔31aが形成されてい
る。また、ホルダ31の外面には枢支凹部32が形成さ
れている。さらに、このホルダ31と前記下部のベアリ
ング13bとの間には予圧手段としての波ワッシャ33
が配設されており、この波ワッシャ33により下部のベ
アリング13bが軸方向この場合上方へ予圧されてい
る。
【0068】レバー34は、図5に示すように、平面形
状がほぼロ字形をなすように形成されており、前記ホル
ダ31の外周に軸回り方向に一体回転し得るように嵌合
されている。レバー34における基端部34a(図中左
端部)内側には、前記枢支凹部32と嵌合する枢支凸部
35が形成されており、この嵌合部分を支点として、該
レバー34が軸方向(上下方向)に回動し得るようにな
っている。
【0069】このレバー34にはホルダ31との間にコ
イルばねからなるトグルばね36が設けられており、レ
バー34を上方の回動位置および下方の回動位置に保持
するようになっている。さらに、このレバー34の先端
部には上下の係合突起37a,37bが形成されている
と共に、被操作部38が形成されている。
【0070】さらに、静止部位である機構部ベース10
の下面には、上部の係合突起37aと対応するように凹
部からなる第1の係合部39が形成されており、また、
ロータハウンジング26の上面には、下部の係合突起3
7bの回転軌跡に対応するようにして凸部からなる複数
の第2の係合部40が形成されている。
【0071】しかして、洗い時には、図1に示すよう
に、上部の係合突起37aと第1の係合部39との係合
により、槽軸12が回転しないようにロックし、もっ
て、前記ロータ25と前記撹拌軸14とを連継し(もと
もと一体回転の関係にある)、また、脱水時には、図6
に示すように、下部の係合突起37bと第2の係合部4
0との係合により、槽軸12とロータ25とを連継し、
もって、前記ロータ25と前記撹拌軸14および槽軸1
2の双方とを連継するするようになっている。
【0072】図1に示す制御レバー41は、機構部ベー
ス10に中間支軸により回動可能に設けられており、こ
れは、図7に示すレバー駆動手段としてのギアドモータ
からなるクラッチ制御モータ42の動作に基づいて矢印
A方向およびその反対の矢印B方向へ回動されるように
なっており、図7の状態から制御レバー41が矢印A方
向へ回動されると、ガイド部41aにより前記レバー3
4の被操作部38が下方へ押圧されて、図6および図8
に示す状態となる。また、この図6および図8の状態か
ら制御レバー41が矢印B方向へ回動されると、ガイド
部41bにより前記レバー34の被操作部38が上方へ
押圧されて、図1および図7に示す状態となる。なお、
制御レバー41が図6および図8の位置にあるとき(脱
水時)には排水弁8が開放されている。
【0073】上述から分かるように、洗い運転時には、
モータ17のロータ25により撹拌軸14従って撹拌体
5を直接的に回転駆動し、脱水運転時には、モータ17
のロータ25により撹拌軸14および槽軸12従って撹
拌体5および回転槽4の双方を直接的に回転駆動するか
ら、いわゆるダイレクトドライブ構造となり、軽重量化
および小形化並びに騒音減少を図り得るようになる。こ
の場合、クラッチ30が簡単な構成ですみ、しかもクラ
ッチ動作状態をトグルばね36により保持するから、動
作信頼性も高い。
【0074】図11には、電気的構成を示している。商
用交流電源51には、全波整流回路52aおよび平滑コ
ンデンサ52bを有してなる直流電源回路52が接続さ
れ、これの出力側には定電圧回路53が接続されている
と共に、切替手段たるリレースイッチ54および図示極
性のダイオード55を介して、3相インバータ主回路5
6が接続されている。上記インバータ主回路56は、例
えばIGBTからなるスイッチング素子56Ua,56
Ub,56Va,56Vb,56Wa,56Wbを図示
のようにブリッジ接続してなる。
【0075】また、上記リレースイッチ54は、リレー
コイル54aの断電状態では、接点c−nc間を閉成す
ると共に接点c−no間を開放し、リレーコイル54a
が通電されると、接点c−nc間を開放すると共に接点
c−no間を閉成するものであり、接点cがインバータ
主回路56のプラス入力端子に接続され、接点noが直
流電源回路52のプラス出力端子に接続されている。接
点ncは、ブレーキ電流を消費する部品である放電抵抗
57を介してインバータ主回路56のマイナス入力端子
に接続されている。ダイオード55は上記リレースイッ
チ54の接点c−no間と並列に接続されている。前記
放電抵抗57にはこれの温度を検出する温度検出手段と
してのサーミスタ58が設けられている。この電気回路
構成において、クラッチ制御モータ42の電源は直流電
源回路52から与えられ、マイクロコンピュータ59等
の制御回路の電源は、直流電源回路52の出力側に設け
られた定電圧回路53から与えられるようになってい
る。
【0076】一方、運転制御手段としてのマイクロコン
ピュータ59には、図示しない操作パネル部に設けた各
種スイッチ60からのスイッチ信号、水位センサ61か
らの検出信号、リセット回路62からのリセット信号、
さらには前記サーミスタ58からの検出信号が与えられ
ると共に、ホール素子29u,29v,29wからモー
タ駆動回路63を介して与えられる回転数検出信号が与
えられるようになっている。さらに、このマイクロコン
ピュータ59には、図示しない洗濯機蓋の開閉を検出す
る蓋スイッチ64からの信号が与えられるようになって
いる。そして、マイクロコンピュータ59は、予め保有
する運転プログラムに従い、上記各入力に基づいてモー
タ駆動回路63、クラッチ制御モータ42、給水弁65
等を制御するようになっている。上記モータ駆動回路6
3は、マイクロコンピュータ59からの制御信号に基づ
いてインバータ主回路56の各スイッチング素子56U
a,56Ub,56Va,56Vb,56Wa,56W
bの通断電制御すなわちPWM制御を行なうようになっ
ている。なお、前記商用交流電源51には停電検出回路
66が設けられており、停電検出信号がマイクロコンピ
ュータ59に与えられるようになっている。
【0077】上記マイクロコンピュータ59は、洗い運
転時においては、クラッチ制御モータ42を断電させる
ことにより、クラッチ30を、図1の状態となる(撹拌
軸14連継状態)となるように動作させる。脱水運転時
においては、クラッチ制御モータ42を通電して動作さ
せることにより、クラッチ30を、図6の状態となる
(撹拌軸14および槽軸12連継状態)となるように動
作させる。さらに、モータ17へ通電すべきときには、
リレーコイル54aに通電して、リレースイッチ55の
接点c−no間閉成とさせる。
【0078】またマイクロコンピュータ59は、モータ
17の駆動制御等について次の制御を行なう。マイクロ
コンピュータ59は、モータ17への通電パターンとし
て、通電パターン1、通電パターン2および通電パター
ン3を備えており、各通電パターン1,2,3は図12
に示す通りである。すなわち、ロータ25の回転により
各相に誘起電圧が発生するとき、各相のホール素子29
u,29v,29wは図示のように位置検出信号Hu,
Hv,Hwを出力する。各ホール素子29u,29v,
29wの位置検出信号Hu,Hv,Hwの出力タイミン
グに応じ、モータ17の各相U,V,Wの通電タイミン
グが各通電パターン1,2,3で示すように異なる。こ
の場合、各通電パターン1,2,3が得られるようにス
イッチング素子56Ua,56Ub,56Va,56V
b,56Wa,56Wbがオンオフ(PWM制御)され
るものであり、その各相への通電期間は目標とする回転
数等に応じて設定され、またこの通電期間においては、
スイッチング素子は所定のデューティー比でデューティ
ー制御されるものであるが、この場合各通電パターンに
おいて、デューティー比は順次高くされるようになって
いる。
【0079】この場合、各通電パターン1,2,3は運
転モードに応じて、選択される。すなわち、通電パター
ン1は、撹拌体5を低速にて正逆回転させる洗い運転
時、および脱水運転時に選択される。通電パターン2
は、脱水運転時において通電パターン1でデューティー
比が100%となっても目標脱水回転数に達しないとき
に、切替えられる。通電パターン3は、脱水運転時にお
いて通電パターン2でデューティー比が100%となっ
ても目標脱水回転数に達しないときに、切替えられる。
【0080】上述の趣旨は次にある。洗い運転において
は、モータ17にかかる負荷トルクが大きく、しかも運
転時間が長いため、効率の良い(電流の少ない)ところ
の通電パターン1を使用する。また、脱水運転の特に始
動時においては、衣類が水を含んでいてトルクが必要で
あるため、通電パターン1を使用する。そして、脱水運
転時において、この通電パターン1で脱水回転数が低い
ときには通電パターン3を用いることにより回転数アッ
プを図り、同様に、通電パターン2で脱水回転数が低い
ときには通電パターン3を用いることにより回転数アッ
プを図る。図13には、回転数とトルクとの関係を示し
ている。
【0081】このように、脱水運転時において負荷トル
クが小さい場合に、順次通電パターンを切替えることに
より、回転数特性の低いモータでも、脱水運転を行なう
ことが可能となる。すなわち、図30には通電パターン
が一義的な場合を参考例として示しているが、本実施例
では、図12の通電パターン1に示すモータ特性で良
い。これにより、モータ仕様の緩和を図ることができ、
洗い負荷点での効率を等しく設計すれば、そのときの電
流を小さくすることができるものである。
【0082】従来では、洗い負荷点においてPWM制御
のデューティー比を小さくして低電圧で駆動していた
が、本実施例では、モータ特性を上述のように変更する
ことが可能であることから、PWM制御のデューティー
比を高くすることができた。この結果、インバータ主回
路56の電流容量を小さくでき、低コスト化が図れる。
なお、上述の通電パターン2,3の場合、モータ効率が
低下するが、負荷トルクが小さい場合に使用するから、
インバータ主回路56の電流容量の範囲で駆動可能とな
る。
【0083】また、マイクロコンピュータ59は、上述
の通電パターン1,2,3の切り替え時にPWM制御の
デューティー比を変更するようにしている。すなわち、
今、図13において、脱水負荷が負荷点aから負荷点b
に移行した状況について述べると、負荷点bでは通電パ
ターン1で駆動され、デューティー比が100%に達し
ても回転数が上昇しない状況であり、この後通電パター
ン2に切替えられる。このときにデューティー比100
%のままで切替えると、負荷点cまで急激に変化する。
この急激な回転数増加の場合、振動騒音の不具合が発生
する。
【0084】本実施例では、これに対処するために、デ
ューティー比を順次大きくするように制御する。すなわ
ち、モータ17の回転数Nと、トルクTと、デューティ
ー比Dとの関係は、無負荷回転数をN0とし、最大トル
クをT0としたとき、 N=D×N0−(N0/T0)T で示される。
【0085】マイクロコンピュータ59は、各通電パタ
ーンでの無負荷回転数と最大トルクとをそれぞれN1,
T1,N2,T2,N3,T3として記憶しており、通
電パターンの切替え時に次の演算を行なうようになって
いる。負荷点bでは通電パターン1から通電パターン2
に切替える。このとき通電パターン1ではデューティー
比Dは100%すなわち「1」である。このときのトル
クTdを計算する。
【0086】 上式を変形し、Td=(D×N1−Nd)/(N1/T1) =(N1−Nd)/(N1/T1) Ndは検出回転数である。次に変更すべきデューティー
比Dcを計算する。
【0087】 Dc=(Nd+(N2/T2)Td)/N2 そして、このデューティー比Dcをモータ駆動回路63
に出力する。これにより、負荷点bで通電パターンの切
替えを行なった直後において回転数の変動はなく負荷点
bを維持する。
【0088】さらに、マイクロコンピュータ59は、モ
ータ17の回転数制御においてそのゲインが調整される
ようにしている。今、ゲインをK、目標回転数をNcと
したとき、変更されるデューティー比Dは D=D−K(Nc−Nd) で示される。このゲインKは、洗い運転用および脱水運
転用にそれぞれ実験的に定められてマイクロコンピュー
タ59のメモリに予め記憶されている。
【0089】以上までの制御内容をフローチャートで示
すと図15のようになる。ステップS1では、デューテ
ィー比初期値を設定し、ステップS2では、これから実
行される運転がであるか洗い運転および脱水運転にであ
るかを判断し、そしてそれぞれに応じたゲインを設定す
る(ステップS3もしくはステップS4)。その後、通
電パターン1を選択し(ステップS5)、モータ駆動回
路63に制御信号を出力する(ステップS6)。
【0090】ステップS7では、回転数検出信号が変化
したか否かを判断し、変化すれば、回転数を検出する
(ステップS8)と共に、デューティー比を演算し(ス
テップS9)、このデューティー比に応じた制御信号を
モータ駆動回路63に出力する(ステップS10)。
【0091】そして、このときの運転が洗い運転である
場合(ステップS11で判断)にはステップS7に戻
る。一方、脱水運転である場合には、ステップS12に
移行し、通電パターン1でデューティー比が100%に
達したか否かを判断し、達すれば、デューティー比を演
算する(ステップS13)と共に、通電パターン2に切
替え且つゲインを変更し(ステップS14)、そして、
これらの制御信号をモータ駆動回路63に出力する(ス
テップS15)。
【0092】上記ステップS12において、通電パター
ン1でデューティー比が100%に達していないと判断
されると、ステップS16に移行して、通電パターン2
でデューティー比が100%に達したか否かを判断し、
達すれば、デューティー比を演算する(ステップS1
7)と共に、通電パターン3に切替え且つゲインを変更
し(ステップS18)、そして、これらの制御信号をモ
ータ駆動回路63に出力する(ステップS19)。
【0093】次に、マイクロコンピュータ59は、電磁
ブレーキ制御手段として機能するものであり、以下これ
について述べる。マイクロコンピュータ59は、回転槽
4を制動すべきとき(脱水運転終了時や洗濯機蓋開放
時)に、図16に示すようにリレーコイル54aを断電
してリレースイッチ55を常態とする。このとき、各下
側のスイッチング素子の56Ub,56Vb,56Wb
のゲートには、図17の(a)または(b)に示すPW
M信号(ゲート信号)を出力する。
【0094】この場合、各スイッチング素子56Ub,
56Vb,56Wbのオン期間では、図16中、iaで
示す経路でブレーキ電流が発生し、オフ期間ではibで
示す経路でブレーキ電流が発生し、このときは放電抵抗
57をブレーキ電流が通る。このブレーキ電流や停止時
間はモータ回転数と放電抵抗値で決定される。しかし
て、PWM制御のデューティー比を低くすると、iaで
示したブレーキ電流が少なくなって、いわゆる通常停止
ブレーキ制御モードとされ、PWM制御のデューティー
比を高くすると、iaで示したブレーキ電流が多くなっ
て、いわゆる緊急停止ブレーキ制御モードとされる。こ
の各制御モードにおける回転数およびブレーキ電流の変
化の様子を図18に示している。
【0095】ところで、ブレーキ制御モードを変更する
については、放電抵抗の抵抗値を変更することが一般的
であるが、これでは複数の抵抗が必要で回路構成が複雑
となる。しかるに本実施例では、このようにPWM制御
のデューティー比を変更して、ブレーキ制御モードを変
更するから、回路構成が簡単でしかもブレーキ制御モー
ドの変更も容易である。
【0096】ここで、脱水運転終了時には、上述の通常
停止ブレーキ制御モードにより電磁ブレーキがかけら
れ、また、洗濯機蓋が開放された時には、上述の緊急停
止ブレーキ制御モードにて電磁ブレーキがかけられる。
このとき本実施例では、洗濯機蓋が開放された後に閉鎖
された場合には、所定時間をおいてからモータ17の回
転を上げるようにしている。すなわち、上述の緊急停止
ブレーキ制御モードの場合には、巻線23が発熱するか
ら、モータ17を直ちに再通電すると、さらに巻線23
が発熱してしまう。このようなことが繰り返されると、
巻線23が過熱状態となる。本実施例では、この不具合
を防止している。
【0097】また、マイクロコンピュータ59は、放電
抵抗57の温度を検出するサーミスタ58の検出温度に
基づいて、モータ17の脱水運転時の回転数を制御する
ようにしており、すなわち、検出温度が低いうちは回転
数を極力低くして許容されるブレーキ電流で効率のよい
ブレーキイングを行なうようにしている。例えば、60
℃以下で1000r.p.m 、60℃を超え80℃以下で7
00r.p.m 、80℃を超えると400r.p.m としてい
る。これによりモータ17の過熱を防止できるものであ
る。
【0098】ここで、マイクロコンピュータ59は、例
えば脱水運転中に停電があった場合、停電検出回路64
から停電検出信号が入力され、これに基づいて、スイッ
チリレー54aを断電してリレースイッチ54を図1の
状態とすると共に、緊急停止ブレーキ制御モードにて電
磁ブレーキをかける。このとき、モータ17の起電力が
ダイオード55を介して直流電源回路52側へ回生さ
れ、つまり、直流電源回路52が充電される。この結
果、クラッチ制御モータ42には電源が与えられている
と共に、マイクロコンピュータ59にも定電圧回路53
から制御電源が与えられており、若干の時間は動作可能
となる。しかして、マイクロコンピュータ59は、クラ
ッチ制御モータ42を動作状態のままに保持する。つま
り、クラッチ30の動作状態をそのまま維持する。この
後、上記電磁ブレーキによりモータ17従って回転槽4
が停止してから、直流電源回路52の電源がなくなる。
【0099】また、この実施例においては、ステータ1
8の極数を12とし、ステータ25の極数を18とし、
脱水運転の最高回転数1000r.p.m とすることで、モ
ータ駆動回路63による転流周波数およびコギング周波
数の最高値が1kHzを超えないように設定している。
この場合、 転流周波数=12×3×(1000r.p.m /60sec )=600Hz コギング周波数=36×(1000r.p.m /60sec )=600Hz となる。コギング周波数における上記「36」は、ステ
ータ極数とロータ極数との最小公倍数である。このよう
に設定することで、騒音が減少する。すなわち、図19
から分かるように1kHz以下で騒音が減衰し、人の耳
に聞こえ難くなる。
【0100】次に、図20ないし図22は、本発明の第
2の実施例を示している。すなわち、放電抵抗57の両
端電位差を検出する分圧回路71を設け、マイクロコン
ピュータ72は、この分圧回路71から与えられる電位
差相当の電圧信号をA/D変換して入力し、電磁ブレー
キ制御時において、インバータ主回路56の下側のスイ
ッチング素子56Ub,56Vb,56WbのPWM制
御のデューティー比を決定してブレーキ電流を一定に制
御するようになっている。
【0101】図21にはブレーキ制御のフローチャート
を示している。ステップG1においては、PWM制御の
デューティー比を初期設定し、ステップG2においてP
WM制御のオンタイミングであるか否かを判断し、オン
タイミングであれば、ステップG3にて、上記分圧回路
71からに電圧信号をA/D変換する。そして、ステッ
プG4にて、PWM制御のデューティー比を演算する。
この場合デューティー比をDとし、放電抵抗57の両端
電位差をVb1とし、分圧回路71において分圧抵抗7
1a,71bの各抵抗値Ra,Rbと上記Vb1とで定
まる出力電圧をVb2とすると、 D=D−K(Vb2−Vbr) で示される。ここで、Vbrは予め定められた目標値で
ある。
【0102】目標値Vbrとブレーキ電流ibrkとの
関係は、 ibrk=(Ra+Rb)×Vbr/(Rb×R) で示される。ここでRは放電抵抗57の抵抗値である。
【0103】ステップG5では、上記デューティー比D
を制御信号としてモータ駆動回路63に出力する。ステ
ップG6では、終了条件(回転数が所定値以下となるこ
と)となったかを判断し、終了条件が満足されるとブレ
ーキ制御を終了する。
【0104】なお、上記目標値Vbrは緊急停止ブレー
キ制御モードと通常停止ブレーキ制御モードとで異なる
値に設定する。また、デューティー比の初期値も、緊急
停止ブレーキ制御モードと通常停止ブレーキ制御モー
ド、あるいは脱水回転数に応じて変更設定するようにし
ている。
【0105】この実施例においては、インバータ主回路
56の電力線56a、あるいはインバータ主回路56と
モータ17との間に専用の電流検出手段を設けることな
く、ブレーキ電流を一定制御できて(図22参照)、停
止時間を短くできる。なお、電力線56aに電流検出抵
抗を設けて電流を検出する方法の場合、モータ17駆動
時の電流と方向が異なるため負の電源を必要とするが、
本実施例ではそのようなことはない。
【0106】また、図23および図24は本発明の第3
の実施例を示している。この実施例では、回転数検出信
号に基づいてブレーキ電流を一定にする制御を行なうよ
うにしている。すなわち、ホール素子29u,29v,
29wからモータ駆動回路63を介してマイクロコンピ
ュータ81に与えられる回転検出信号に基づいて、PW
M制御のデューティー比を制御する。マイクロコンピュ
ータ81はこの位置検出信号の入力周期をThとし、モ
ータ17の極数を12極とすると、モータ回転数Nとの
関係は、 N=2/(12×Th) となる。
【0107】マイクロコンピュータ81は、図23のフ
ローチャートのステップT2,T3に示すように、所定
時間例えば500μsec ごとにPWM制御のデューティ
ー比を決定する。この決定は、予め実験で得られたデー
タに基づいてなされるものである。すなわち、ブレーキ
電流が、目標値icを発生するところのデューティー比
を回転数に対応して求めた実験データが、テーブルデー
タとしてマイクロコンピュータ81のメモリに記憶され
ている。このデューティー比の決定は、検出回転数に対
応してテーブルを参照してなされる。なお、上記目標値
icは、通常停止ブレーキ制御モードと緊急停止ブレー
キ制御モードとで異なる目標値が用意されている。この
実施例においても前記第2の実施例と同様の効果を奏す
る。
【0108】図25は本発明の第4の実施例を示してい
る。この実施例においては、ロータ25のアルミダイキ
ャスト製のロータハウジング91にロータヨーク92と
をインサート成形している。これによれば組立て工数の
削減およびロータヨーク92の確実な固着が図れる。
【0109】図26は本発明の第5の実施例を示してい
る。この実施例においては、ロータ25のロータマグネ
ット101の形状を、厚みが端部で薄肉となるように、
例えば内面101aが円弧凸状となるように形成してい
る。このようにしても、コギングトルクの減少を図るこ
とができる。なお、第6の実施例として示す図27のマ
グネット102のように、その両端部に不飽和磁化部分
102aが形成されるようにしても良い。
【0110】図28および図29は本発明の第7の実施
例を示している。すなわち、ステータ111は、嵌合孔
112aを形成した積層鉄心112を有し、且つ、この
積層鉄心112を上下から挟み込むステータ押え板11
3,114を有する。このステータ押え板113,11
4には、円環状の段部115が形成されていると共に、
前記嵌合孔112aと嵌合する凸部116が形成されて
いると共に、ねじ挿通孔117が形成されている。この
ねじ挿通孔117部分で機構部ベース10にねじ118
止めされている。
【0111】上記段部115の外面が積層鉄心112に
嵌合することにより積層鉄心112が真円状態とされ、
しかも嵌合孔112aと凸部116との嵌合により回転
方向の位置規制も図っている。
【0112】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、回転槽および撹拌体をダイレクトドライブする構
造となり、軽重量化および小形化並びに騒音減少を図り
得、しかも、クラッチの構成も簡単化でき、しかもクラ
ッチ動作信頼性も高く、総じて、ダイレクトドライブ構
造を容易かつ簡単に実現できる。
【0113】請求項2の発明によれば、円環状のロータ
ヨークが規格品から構成されているから、製作が容易で
コールドスラグとの低廉化に寄与できるようになる。請
求項3の発明によれば、ロータハウジングが、アルミダ
イキャストにて形成され、ロータヨークがこのロータハ
ウジングにインサート成形されているから、ロータヨー
クをロータハウジングに確実に固定できると共に組立て
工数も削減できる。
【0114】請求項4の発明によれば、ロータマグネッ
トが、1極1個とであり、且つその形状を厚みが端部で
薄肉となるように形成しているから、コギングトルクが
減少し、静音化が図れる。請求項5の発明によれば、ロ
ータマグネットの磁極両端部分に不飽和磁化部分が形成
されているから、コギングトルクが減少し、静音化が図
れる。請求項6の発明によれば、ステータのスロットピ
ッチが不均一ピッチとされているから、コギングトルク
が減少し、静音化が図れる。請求項7の発明によれば、
ステータのティース先端とロータマグネットの先端との
空隙が不均一となるように構成されているから、コギン
グトルクが減少し、静音化が図れる。
【0115】請求項8の発明によれば、モータの転流周
波数が1kHzを超えないようにステータ極数およびロ
ータ極数並びにモータ回転数の最大値を決定しているか
ら、静音化が図れる。請求項9の発明によれば、モータ
のコギング周波数が1kHzを超えないようにステータ
極数およびロータ極数並びにモータ回転数の最大値を決
定しているから、静音化が図れる。
【0116】請求項10の発明によれば、鉄心が、ステ
ータ極数の約数で分割された形状の単位鉄心を結合して
構成されているから、ステータの磁気特性を低下させず
に材料取りが良くなる。請求項11の発明によれば、段
付きねじのストレート部分がステータのねじ挿通孔に挿
通されることにより、該ステータを位置決めしているか
ら、ステータの取付位置が正確となり、モータ性能が低
下するようなことがない。
【0117】請求項12の発明によれば、積層鉄心を上
下から挟み込んで真円状態に規制する円環状の段部を形
成したステータ押え板を有し、さらに、このステータ押
え板には、前記嵌合孔と嵌合する凸部が形成されている
から、ステータにおける積層鉄心をすべて同心状態とす
ることができると共に、回転方向への位置決めもでき
る。
【0118】請求項13の発明によれば、ロータヨーク
から若干突出するようにロータマグネットを取付け、ロ
ータの回転位置を検出する位置検出手段としての磁気検
出素子をロータマグネットの突出部分に対向させている
から、ロータマグネットを利用して位置検出ができる。
【0119】請求項14の発明によれば、槽軸を、電磁
ブレーキにより制動するから、機械的制動手段を設ける
場合と違って、構成が簡単化および軽量化を一層図り得
るようになり、また、電磁ブレーキ制御手段が、PWM
制御形態を変更することにより緊急停止ブレーキ制御モ
ードと通常停止ブレーキ制御モードとを実行し得るよう
になっているから、ブレーキ力を構成簡単にして比較的
簡単に変えることができる。
【0120】請求項15の発明によれば、電磁ブレーキ
制御手段が緊急停止ブレーキ制御モードでブレーキ制御
した後は、所定時間、回転槽の回転を上昇させないよう
にしたから、モータの異常発熱を抑えることができる。
【0121】請求項16の発明によれば、ブレーキ電流
を消費する電気部品の温度を検出する温度検出手段とを
備え、この温度検出手段による温度検出結果に応じて回
転槽の回転数を制御するようにしたから、モータの過熱
を防止できるようになる。
【0122】請求項17の発明によれば、電磁ブレーキ
制御手段が、通常運転時に直流電源回路とインバータ主
回路とを接続する場合と、ブレーキ制御時および電源オ
フ時に直流電源回路とインバータ主回路とを切り離し且
つ該インバータ主回路の入力側両端を放電素子を介して
短絡する場合と切り替える切替手段を備えているから、
放電素子が停電時およびブレーキ動作時の双方において
ブレーキ電流消費抵抗として兼用できる。
【0123】請求項18の発明によれば、前記放電素子
の両端電位差に応じてインバータ主回路のスイッチイン
グ素子をPWM制御するようになっているから、ブレー
キ電流が低い場合には高くすることが可能となり、すな
わち、常にブレーキ電流を適度に保持でき、停止時間を
短くすることが可能となる。
【0124】請求項19の発明によれば、電磁ブレーキ
制御手段が、モータ回転数に応じてインバータ主回路の
スイッチイング素子をPWM制御するようになっている
から、ブレーキ電流と相関関係にあるモータ回転数に応
じたPWM制御により、ブレーキ電流が低い場合には高
くすることが可能となり、すなわち、常にブレーキ電流
を適度に保持でき、停止時間を短くすることが可能とな
る。
【0125】請求項20の手段において、制御回路の電
源を直流電源回路からとる構成とし、脱水運転中に停電
が発生したときに電磁ブレーキ制御手段によりブレーキ
動作すると共に、且つ、モータの起電力により直流電源
回路に充電するようにしたから、回転槽が停止するまで
制御回路が正常に継続的に動作するようになり、もっ
て、回転槽ブレーキ時にクラッチが切り替わったりする
ことがない。
【0126】請求項21の発明によれば、レバーを動作
させるレバー駆動手段の電源を直流電源回路からとり、
脱水運転中に停電が発生したときに該レバーを回転槽連
継状態を保持するようにしたから、脱水運転中に停電が
発生しても、クラッチが切り替わることがない。
【0127】請求項22の発明によれば、モータの位置
検出素子に対応するモータへの通電パターンを複数有
し、運転モードおよび回転数に応じて通電パターンを選
択するようになっているから、回転数特性の低いモータ
でも使用することが可能となり、インバータ主回路の電
流容量を小さくすることが可能となる。
【0128】請求項23の発明によれば、通電パターン
の切替時にPWM制御のデューティー比も変更するよう
になっているから、通電角の切替時に速度の急激な変化
によって発生し勝ちな振動騒音を、有効に防止できるよ
うになる。
【0129】請求項24の手段は、各通電パターンでの
駆動時に回転数制御ゲインを調整するようになっている
から、これによっても、通電角の切替時に速度の急激な
変化によって発生し勝ちな振動騒音を、有効に防止でき
るようになる。
【0130】請求項25の発明によれば、槽軸の外周面
に平坦面が形成され、ホルダにはこの平坦面部分でこの
槽軸と回止め状態に嵌合する嵌合孔が形成されているか
ら、クラッチのホルダと槽軸との回止め構成が簡単とな
り、全体構成の簡単化に寄与できる。請求項26の発明
によれば、槽軸を支承するベアリングを軸方向に予圧す
る予圧手段が設けられているから、該ベアリング部分で
の騒音発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す機構部の縦断側面
【図2】洗濯機の破断側面図
【図3】ステータの分解斜視図
【図4】単位鉄心の平面図
【図5】クラッチ部分の斜視図
【図6】クラッチの連継状態が異なる機構部の縦断側面
【図7】クラッチ部分を下方から見た下面図
【図8】クラッチの動作状態が異なる下面図
【図9】ロータヨークおよびロータマグネットの斜視図
【図10】機構部部分の分解斜視図
【図11】電気回路図
【図12】通電パターンを説明するための波形図
【図13】回転数とトルクとの関係を示す図
【図14】回転数とトルクとデューティー比との関係を
示す図
【図15】制御内容を示すフローチャート
【図16】作用説明用の要部の回路図
【図17】各部の波形図
【図18】回転数およびブレーキ電流の変化の様子を示
す図
【図19】転流周波数と騒音との関係を示す図
【図20】本発明の第2の実施例を示す要部の回路図
【図21】制御内容を示すフローチャート
【図22】回転数とデューティー比とブレーキ電流との
関係を示す図
【図23】本発明の第3の実施例を示す要部の回路図
【図24】制御内容を示すフローチャート
【図25】本発明の第4の実施例を示す要部の縦断側面
【図26】本発明の第5の実施例を示すロータマグネッ
トの平面図
【図27】本発明の第6の実施例を示すロータマグネッ
トの平面図
【図28】本発明の第7の実施例を示す機構部部分の縦
断側面図
【図29】ステータの分解斜視図
【図30】参考例として示す回転数とトルクとの関係を
表した図
【符号の説明】
2は水受槽、4は回転槽、5は撹拌体、10は機構部ベ
ース、12は槽軸、14は撹拌軸、17はモータ、18
はステータ、19は段付きねじ、20は積層鉄心、23
は巻線、24は単位鉄心、25はロータ、26はロータ
ハウジング、27はロータヨーク、28はロータマグネ
ット、29uはホール素子(位置検出手段)、30はク
ラッチ、31はホルダ、33は波ワッシャ(予圧手
段)、34はレバー、36はトグルばね、37a,37
bは係合突起、38は被操作部、39は第1の係合部、
40は第の係合部、41は制御レバー、41a,41b
はガイド部、42はクラッチ制御モータ(クラッチ駆動
手段)、52は直流電源回路、53は定電圧回路、54
はリレースイッチ(切替手段)、55はダイオード、5
6はインバータ主回路、56Ua,56Ub,56V
a,56Vb,56Wa,56Wbはスイッチング素
子、57は放電抵抗、58はサーミスタ(温度検出手
段)、59はマイクロコンピュータ(電磁ブレーキ制御
手段)、63はモータ駆動回路、64は停電検出回路、
71は分圧回路、72はマイクロコンピュータ、81は
マイクロコンピュータ、91はロータハウジング、92
はロータマグネット、101,102はロータマグネッ
ト、102aは不飽和磁化部分、111はステータ、1
12は積層鉄心、112aは嵌合孔、113,114は
ステータ押え板、115は段部、116は凸部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小清水 勝 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 細見 光一 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 永井 一信 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 新田 勇 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 稲垣 豊 名古屋市西区名西二丁目33番10号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社名古屋事業所内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止部位に回転自在に設けられた中空状
    の槽軸と、 この槽軸の上端部に取り付けられた回転槽と、 前記槽軸の内部に同心状態に回転自在に挿通され上端部
    および下端部が該槽軸から突出する撹拌軸と、 この撹拌軸の上端部に取り付けられて前記回転槽内底部
    に位置する撹拌体と、 静止部位に固定され前記撹拌軸と同心状態に取り付けら
    れたステータと、 前記撹拌軸の下端部に取り付けられ前記ステータとでモ
    ータを構成するロータと、 前記槽軸にこれと一体回転し得るように設けられたホル
    ダを有すると共に、静止部位に形成された第1の係合部
    および前記ロータに形成された第2の係合部を有し、且
    つ、前記ホルダに前記第1の係合部および第2の係合部
    に選択的に係合し得るように設けられ第1の係合部との
    係合により前記ロータと前記撹拌軸とを連継し第2の係
    合部との係合により前記ロータと前記撹拌軸および槽軸
    の双方とを連継するレバーを有し、さらにこのレバーを
    各係合位置に保持するトグルばねを有してなるクラッチ
    とを備え、 このクラッチによりモータのロータと撹拌軸とを連継し
    て該撹拌軸をモータにて回転駆動することにより洗い運
    転を行ない、前記クラッチによりロータと撹拌軸および
    槽軸との双方を連継して該両軸をモータにて回転駆動す
    ることにより脱水運転を行なうようにしてなる洗濯機。
  2. 【請求項2】 ロータはロータハウジングに円環状のロ
    ータヨークおよびロータマグネットを取り付けて構成さ
    れ、そのロータヨークは規格品から構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 ロータはロータハウジングにロータヨー
    クおよびロータマグネットを取り付けて構成され、その
    ロータハウジングはアルミダイキャストにて形成され、
    ロータヨークをこのロータハウジングにインサート成形
    したことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 ロータは、ロータマグネットを有し、こ
    のロータマグネットは、1極1個とし、且つその形状を
    厚みが端部で薄肉となるように形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 ロータは、ロータマグネットを有し、こ
    のロータマグネットの磁極両端部分に不飽和磁化部分が
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の洗濯
    機。
  6. 【請求項6】 ステータは、スロットを形成した鉄心を
    有し、このスロットピッチは不均一ピッチとされている
    ことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  7. 【請求項7】 ステータはスロットを形成した鉄心を有
    し、ロータはロータマグネットを有し、ステータのティ
    ース先端とロータマグネットの先端との空隙が不均一と
    なるように構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の洗濯機。
  8. 【請求項8】 モータは、ブラシレスモータから構成さ
    れ、転流周波数が1kHzを超えないようにステータ極
    数およびロータ極数並びにモータ回転数の最大値を決定
    したことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  9. 【請求項9】 モータは、ブラシレスモータから構成さ
    れ、コギング周波数が1kHzを超えないようにステー
    タ極数およびロータ極数並びにモータ回転数の最大値を
    決定したことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  10. 【請求項10】 ステータは、巻線を装着した鉄心を有
    し、この鉄心は、ステータ極数の約数で分割された形状
    の単位鉄心を結合して構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の洗濯機。
  11. 【請求項11】 ステータは、段付きねじにより静止部
    位にねじ止めされた構成であり、且つ、この段付きねじ
    のストレート部分がステータのねじ挿通孔に挿通される
    ことにより該ステータが位置決めされていることを特徴
    とする請求項1記載の洗濯機
  12. 【請求項12】 ステータは、嵌合孔を形成した積層鉄
    心を有し、且つ、この積層鉄心を上下から挟み込んで真
    円状態に規制する円環状の段部を形成したステータ押え
    板を有し、さらに、このステータ押え板には、前記嵌合
    孔と嵌合する凸部が形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の洗濯機。
  13. 【請求項13】 ロータはロータハウジングにロータヨ
    ークを取付けると共に、このロータヨークから若干突出
    するようにロータマグネットを取付けて構成され、この
    ロータの回転位置を検出する位置検出手段を磁気検出素
    子から構成し、この磁気検出素子を前記ロータマグネッ
    トの突出部分に対向させたことを特徴とする請求項1記
    載の洗濯機。
  14. 【請求項14】 交流電源を直流化する直流電源回路と
    3相インバータ主回路とを有して構成されたモータ駆動
    回路を設けると共に、前記インバータ主回路のスイッチ
    ング素子をPWM制御してモータ起電力によりブレーキ
    電流を発生させる電磁ブレーキ制御手段を設け、この電
    磁ブレーキ制御手段は、PWM制御形態を変更すること
    により緊急停止ブレーキ制御モードと通常停止ブレーキ
    制御モードとを実行し得るようになっていることを特徴
    とする請求項1記載の洗濯機。
  15. 【請求項15】 電磁ブレーキ制御手段が緊急停止ブレ
    ーキ制御モードでブレーキ制御した後は、所定時間、回
    転槽の回転を上昇させないようにしたことを特徴とする
    請求項14記載の洗濯機。
  16. 【請求項16】 交流電源を直流化する直流電源回路と
    3相インバータ主回路とを有して構成されたモータ駆動
    回路と、前記インバータ主回路のスイッチング素子をP
    WM制御してモータ起電力によりブレーキ電流を発生さ
    せる電磁ブレーキ制御手段と、ブレーキ電流を消費する
    電気部品の温度を検出する温度検出手段とを備え、この
    温度検出手段による温度検出結果に応じて回転槽の回転
    数を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の洗濯機。
  17. 【請求項17】 交流電源を直流化する直流電源回路と
    3相インバータ主回路とを有して構成されたモータ駆動
    回路と、前記インバータ主回路のスイッチング素子をP
    WM制御してモータ起電力によりブレーキ電流を発生さ
    せる電磁ブレーキ制御手段とを備え、 電磁ブレーキ制御手段は、通常運転時に直流電源回路と
    インバータ主回路とを接続する場合と、ブレーキ制御時
    および電源オフ時に直流電源回路とインバータ主回路と
    を切り離し且つ該インバータ主回路の入力側両端を放電
    素子を介して短絡する場合と切り替える切替手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  18. 【請求項18】 交流電源を直流化する直流電源回路と
    3相インバータ主回路とを有して構成されたモータ駆動
    回路を備えると共に、前記インバータ主回路のスイッチ
    ング素子をPWM制御してモータ起電力によりブレーキ
    電流を発生させる電磁ブレーキ制御手段を備え、 電磁ブレーキ制御手段は、直流電源回路とインバータ主
    回路とを接続する場合と、直流電源回路とインバータ主
    回路とを切り離し且つ該インバータ主回路の入力側両端
    を放電素子を介して短絡する場合と切り替える切替手段
    を備え、且つ、前記放電素子の両端電位差に応じてイン
    バータ主回路のスイッチイング素子をPWM制御するよ
    うになっていることを特徴とする請求項1記載の洗濯
    機。
  19. 【請求項19】 交流電源を直流化する直流電源回路と
    3相インバータ主回路とを有して構成されたモータ駆動
    回路を備えると共に、前記インバータ主回路のスイッチ
    ング素子をPWM制御してモータ起電力によりブレーキ
    電流を発生させる電磁ブレーキ制御手段を備え、 電磁ブレーキ制御手段は、直流電源回路とインバータ主
    回路とを接続する場合と、直流電源回路とインバータ主
    回路とを切り離し且つ該インバータ主回路の入力側両端
    を放電素子を介して短絡する場合と切り替える切替手段
    を備え、且つ、モータ回転数に応じてインバータ主回路
    のスイッチイング素子をPWM制御するようになってい
    ることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  20. 【請求項20】 交流電源を直流化する直流電源回路と
    3相インバータ主回路とを有して構成されたモータ駆動
    回路を備えると共に、前記インバータ主回路のスイッチ
    ング素子をPWM制御してモータ起電力によりブレーキ
    電流を発生させる電磁ブレーキ制御手段を備え、制御回
    路の電源を前記直流電源回路からとる構成とし、脱水運
    転中に停電が発生したときに前記電磁ブレーキ制御手段
    によりブレーキ動作すると共に、且つ、モータの起電力
    により直流電源回路に充電するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の洗濯機。
  21. 【請求項21】 レバーを動作させるレバー駆動手段の
    電源を直流電源回路からとり、脱水運転中に停電が発生
    したときに該レバーを回転槽連継状態を保持するように
    したことを特徴とする請求項20記載の洗濯機。
  22. 【請求項22】 交流電源を直流化する直流電源回路と
    3相インバータ主回路とを有して構成されたモータ駆動
    回路を備え、モータの位置検出素子に対応するモータへ
    の通電パターンを複数有し、運転モードおよび回転数に
    応じて通電パターンを選択するようになっていることを
    特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  23. 【請求項23】 通電パターンの切替時にPWM制御の
    デューティー比も変更するようになっていることを特徴
    とする請求項22記載の洗濯機。
  24. 【請求項24】 各通電パターンでの駆動時に回転数制
    御ゲインを調整するようになっていることを特徴とする
    請求項22記載の洗濯機。
  25. 【請求項25】 槽軸の外周面に平坦面が形成され、ホ
    ルダにはこの平坦面部分でこの槽軸と回止め状態に嵌合
    する嵌合孔が形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の洗濯機。
  26. 【請求項26】 槽軸はベアリングにより静止部位に回
    転可能に支承され、このベアリングにはこれを軸方向に
    予圧する予圧手段が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の洗濯機。
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