JP2000325687A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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JP2000325687A
JP2000325687A JP11141662A JP14166299A JP2000325687A JP 2000325687 A JP2000325687 A JP 2000325687A JP 11141662 A JP11141662 A JP 11141662A JP 14166299 A JP14166299 A JP 14166299A JP 2000325687 A JP2000325687 A JP 2000325687A
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JP
Japan
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brake
drum
braking
motor
brake means
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JP11141662A
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English (en)
Inventor
Takayuki Hirano
高行 平野
Fumiyoshi Yamazaki
文誉 山崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ時において制動効果の優先を図った
り、振動及び騒音の低減を図ったりする。 【解決手段】 本発明のドラム式洗濯機は、外槽の内部
に回転可能に設けられたドラムと、このドラムを回転駆
動するモータ17と、スイッチング素子62a〜62f
を有してモータ17を駆動する駆動手段67とを備え、
モータ17に対するブレーキ手段として、回生ブレーキ
手段、放電ブレーキ手段、短絡ブレーキ手段を備えてい
ると共に、ブレーキモータ42により駆動される機械式
ブレーキ装置を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキ構成を改
良したドラム式洗濯機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、ドラム式洗
濯機においては、周知のように、外箱内に水槽を設け、
この水槽の内部に横軸形のドラムを回転可能に設けてい
る。一方、このドラムを回転駆動するモータは、外箱内
の底部に設けられており、上記ドラムにおいて水槽外部
に突出する回転軸と、このモータとの間にはベルト伝達
機構が設けられていて、このベルト伝達機構によりモー
タの回転をドラムに伝達している。しかしながら、この
種のドラム式洗濯機では、モータの回転駆動力をベルト
伝達機構を介してドラムに伝達するため、水槽全体の振
動も大きいという問題があた。
【0003】これに代わるものとして、モータを水槽後
面部に設けて、ドラムをダイレクトに回転駆動する構成
のものがある。このものでは振動発生の低減を図れるも
のである。この種ドラム式洗濯機では、機械式ブレーキ
を採用している。ところで、この種ドラム式洗濯機で
は、上述のように騒音が大きくならないこと及びドラム
への回転伝達ロスが少ないことによりドラムを無理なく
高速回転させ得るようになった。しかしながら、このよ
うにドラムを低速から高速までできるとなると、ドラム
に対するブレーキが問題となる。すなわち、上述の機械
式ブレーキといった単一のブレーキパターンでは、ブレ
ーキ所要時間(ブレーキ開始からドラム回転停止までの
時間)が長すぎたり、あるいはブレーキ時の騒音が大き
くなったりする。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、ドラムの回転を低速ないし高速で
回転する中で、ブレーキングするときに、ブレーキ所要
時間の適正化が可能になると共に、ブレーキ時の騒音低
減を図ることも可能となるドラム式洗濯機を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、外箱
内に支持された水槽と、この水槽内にほぼ水平の軸回り
に回転可能に設けられ洗濯物が収容されるとドラムと、
このドラムをダイレクトに回転駆動するモータと、スイ
ッチング素子を有して前記モータを駆動する駆動手段と
を備えたものにおいて、前記ドラムの回転を停止させる
ブレーキ手段を複数備えたところに特徴を有する。この
発明構成においては、ドラムの回転を停止させるブレー
キ手段を複数備えているから、ドラムを低速から高速ま
で幅広く回転させる場合に、そのブレーキ手段を適宜選
択して実行させることにより、ブレーキ所要時間の適正
化が図れると共に、ブレーキ時の騒音低減が図れるよう
になる。
【0006】請求項2の発明は、ブレーキ手段として、
回生ブレーキ手段と、放電ブレーキ手段と、短絡ブレー
キ手段とのうちの、いずれか2つ以上が備えられている
ところに特徴を有する。この発明の各ブレーキ手段は、
ブレーキをかけようとするときのモータの回転速度によ
って、制動効果や振動・騒音発生度合いが異なる。ドラ
ム式洗濯機において、ブレーキを必要とする時期は、運
転終了時期であったり、運転途中であったりするが、2
つ以上のブレーキ手段を備えていることにより、単一の
ブレーキ手段を用いる場合に比して、制動効果の向上を
期待できると共に、制動時の振動や騒音の低減も期待で
きるようになる。これらのブレーキ手段は、電気ブレー
キであり、構成は簡単である。
【0007】請求項3の発明は、ブレーキ手段として
は、機械式ブレーキ手段と、回生ブレーキ手段と、放電
ブレーキ手段と、短絡ブレーキ手段とのうちの、いずれ
か2つ以上が備えられているところに特徴を有する。こ
の発明においても、単一のブレーキ手段を用いる場合に
比して、制動効果の向上を期待できると共に、制動時の
振動や騒音の低減も期待できるようになる。請求項4の
発明は、ブレーキをかけるときには、ブレーキ手段を1
つもしくは2つ以上組み合わせるようにしたところに特
徴を有する。この発明においては、ブレーキ手段を1つ
もしくは2つ以上組み合わせてブレーキをかけるから、
制動効果を優先するブレーキを行なったり、あるいは必
要な制動効果を得つつ振動・騒音低減図ったり、さらに
は、振動・騒音低減を優先するブレーキを行なったりす
ることが可能となる。
【0008】請求項5の発明は、ブレーキをかけるとき
に、機械式ブレーキ手段と、これ以外のブレーキ手段と
を組み合わせるようにしたところに特徴を有する。機械
式ブレーキは、ブレーキ開始時のドラム回転速度が低速
から高速まで幅広い範囲で優れた制動効果を発揮する
が、制動時の振動や騒音が大きいものである。一方、こ
れ以外のブレーキ手段である回生ブレーキ手段と、放電
ブレーキ手段と、短絡ブレーキ手段は、電気ブレーキで
あり、この電気ブレーキは騒音が出にくいものである
が、高速回転でのブレーキ時には、制動効果がさほど大
きくなく、またスイッチング素子の発熱が大きくなった
りするものである。また低速回転でのブレーキ時には良
好な制動効果が得られる。
【0009】しかして、請求項5の発明ににおいては、
ブレーキをかけるときに、機械式ブレーキ手段と、これ
以外のブレーキ手段とを組み合わせるようにしたから、
低速回転から高速回転までの広い範囲で、制動時の振動
・騒音を低減したり、制動所要時間の短縮を図ったりす
ることができるようになる。
【0010】請求項6の発明は、ドラムの回転速度が所
定回転速度以上のときにブレーキをかける時には、機械
式ブレーキ手段を先に実行してからこれ以外のブレーキ
手段を実行させるようにしたところに特徴を有する。機
械式ブレーキ手段は、電気ブレーキ手段に比して、高速
回転での制動効果に優れている。ところが、この機械式
ブレーキ手段は、振動・騒音が電気ブレーキ手段よりも
大きいことから、この機械式ブレーキ手段は、振動・騒
音が問題となるような場合には、なるべく使用しない方
が好ましい。しかしながら、ドラムの回転速度がかなり
高い場合には、電気ブレーキのみででは回転速度低下に
時間がかかってしまうものである。また、ドラムの回転
がかなり速い時においては、ドラムの回転が低下もしく
は停止までにかなり長い時間がかかってしまうことが懸
念される。
【0011】しかるに、この発明においては、ドラムの
回転速度が所定回転速度以上のときにブレーキをかける
時には、機械式ブレーキ手段を先に実行するから、振動
・騒音が発生するとはいうものの、早く回転速度を下げ
ることができ、そして回転速度が低下した後は、電気ブ
レーキによる制動を行なうから、振動・騒音の発生を押
えつつ確実に制動できるようになる。
【0012】請求項7の発明は、洗い行程、脱水行程及
び乾燥行程に応じてブレーキ手段の組み合わせが異なる
ところに特徴を有する。この発明においては、洗い行
程、脱水行程及び乾燥行程の個々に応じて良好な制動効
果を得たり、振動・騒音低減を図ったりすることが可能
となる。
【0013】請求項8の発明は、運転コースに応じてブ
レーキ手段の組み合わせが異なるところに特徴を有す
る。運転コースには、標準コースや、夜間時の洗濯に好
適する静音コースや、迅速に洗濯を終了したい場合に好
適する時短コース等、種々のコースが考えられている。
この場合、各コースにおいて、制動時における振動・騒
音に配慮を払う必要がある場合とさほど払わないですむ
場合とがあり、また、運転時間として短縮を図る必要が
ある場合や運転時間が長くなっても差支えがない場合も
ある。しかるに、上述の発明においては、運転コースに
応じてブレーキ手段の組み合わせが異なるようにしたか
ら、運転コースの個々に応じて良好な制動効果を得た
り、振動・騒音低減を図ったりすることが可能となる。
【0014】請求項9の発明は、ブレーキ開始要因に応
じてブレーキ手段の組み合わせが異なるところに特徴を
有する。ブレーキ開始要因としては、運転の終了に伴っ
てドラムの回転にブレーキをかける場合とか、運転中に
一時停止すべくブレーキをかける場合とか、緊急を要す
る場合とか、緊急を要しない場合等がある。しかるに、
この発明においては、ブレーキ開始要因に応じてブレー
キ手段の組み合わせを異ならせるから、そのブレーキ開
始要因に応じて良好な制動効果を得たり、振動・騒音低
減を図ったりすることが可能となる。
【0015】請求項10の発明は、ブレーキ開始時のド
ラムの回転速度に応じてブレーキ手段の組み合わせが異
なるところに特徴を有する。回生ブレーキ手段、放電ブ
レーキ手段、短絡ブレーキ手段の制動効果は、ドラムの
回転速度によって異なるものであり、機械式ブレーキ
は、既述したようにブレーキ開始時のドラム回転速度が
低速から高速まで幅広い範囲で良好な制動効果を発揮す
るが、制動時の振動や騒音が大きいものである。従っ
て、上述の発明においては、ブレーキ開始時のドラムの
回転速度に応じてブレーキ手段の組み合わせが異なるよ
うにしたから、ドラムの回転速度に適したブレーキ手段
の組み合わせとすることができ、良好な制動効果を得つ
つ、スイッチング素子の温度上昇や振動・騒音の低減を
図ることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき図
面を参照しながら説明する。まず図2において、ドラム
式洗濯機の全体構成を述べる。ドラム式洗濯機の外箱1
は、全体として矩形箱状をなし、その前板部2に円形の
洗濯物出入口2aが形成されている。この外箱1の内部
には、軸方向が前後方向を指向する円筒状をなす水槽3
が、振動減衰機構を構成する例えば4組(2組のみ図
示)のサスペンション4により、弾性的に支持されて設
けられている。
【0017】この水槽3は、例えばいずれも金属板によ
り形成された胴部5と、後板部6と、前板部7とを有し
て構成されており、その前板部7には円形の開口7aが
形成されている。そして、この開口7aと前記洗濯物出
入口2aとは、全体としては筒状をなす弾性材例えばゴ
ム製のほぼ筒状の接続部材8により連通するように接続
されている。なお、前記洗濯物出入口2aは、扉9によ
り開閉されるようになっている。
【0018】上記水槽3の内部には、ドラム10が回転
自在に設けられている。このドラム10は、例えばいず
れも金属板により形成された胴部11と、後面部材12
と、前板部13と接合して構成されている。前記胴部1
1の周壁部には多数の孔部11aが形成されており、さ
らにまた、前記前板部13には円形の開口13aが形成
されている。また前記後面部材12は、複数の通気口を
有するフレーム部材12aに多孔状の板部材12bを取
着して構成されている。
【0019】また、ドラム10の後面部材12の中心部
分には、ドラム軸14が後方に突出するように取付けら
れており、これは、前記水槽13の後板部6を貫通して
取付けられた軸受ハウジング15に軸受16を介して回
転自在に支承されており、もって、ドラム10が回転自
在に設けられている。
【0020】さらにドラム10はアウタロータ形でブラ
シレスモータであるモータ17によりダイレクトに駆動
されるようになっている。すなわち、前記ドラム軸14
の後端部には永久磁石を備えたロータ18が一体回転し
得るように取付けられ、また前記軸受ハウジング15に
はこのロータ18の内方に位置するようにステータコア
及びコイルを備えたステータ19が設けられている。従
って、ロータ18が回転されると、ドラム軸14を介し
てドラム10がダイレクトに回転駆動されるものであ
る。
【0021】外箱1内の上部前側に給水器20が設けら
れており、この給水器20には通常給水用の電磁形の給
水弁21(通常給水用)及び給水弁(ソフター投入用)
(いずれも図1参照)が設けられており、給水弁21及
び22から出た水はそれぞれ専用の給水管21a及び2
2aを通して水槽3へ供給されるようになっている。さ
らに水槽3の底部には排水弁モータ23(図1参照)に
よって開・閉される排水弁24が設けられており、この
排水弁24の開放により水槽3内の水が外部に排水され
るようになっている。
【0022】水槽3の後部から上方及び前方にかけて、
熱交換器付きの温風供給装置25が設けられており、こ
れについて述べる。すなわち、水槽3の後板部6には、
温風戻し口26が形成されている。この温風戻し口26
には、外気と温風とを熱交換する熱交換器27の一端部
が接続され、この熱交換器27の他端部は蛇腹状の連結
ダクト28を介して、送風ケーシング29の吸入側に接
続されている。この送風ケーシング29の吐出側には、
ダクト30、加熱装置31、ダクト32の一端部に順に
接続されている。そして、このダクト32の他端部は、
前記接続部材8に形成した温風吐出口8aに接続され
て、水槽3内に連通している。
【0023】前記送風ケーシング29の内部にはファン
(図示せず)が設けられていて、このファンは乾燥ファ
ンモータ33(図1参照)により駆動されるようになっ
ており、また、加熱装置31内には乾燥ヒータ34(図
1参照)が設けられている。さらに上記熱交換器27内
には湿気凝縮用の水が供給されて排水されるようになっ
ており、その水は乾燥用の電磁形の給水弁(図示せず)
により供給されるようになっている。
【0024】このような温風供給装置25においては、
乾燥行程時に、ドラム10が回転されると共に、乾燥フ
ァンモータ33が回転駆動され、乾燥ヒータ34が通電
発熱される。乾燥ファンモータ33によりファンが回転
され、ドラム10内の空気が、矢印Aで示すように、温
風戻し口26から吸引され、熱交換器27、連結ダクト
28、送風ケーシング29、ダクト30、加熱装置3
1、ダクト32を通り、そして温風吐出口8aから水槽
3内に戻される。この循環により上記空気が温風化され
ると共に熱交換(除湿)される。なお、前記扉9には、
扉開閉検出スイッチ35(図1参照)が設けられてい
る。また、この扉9はドアロック用のソレノイド36
(図1参照)が通電されることにより閉鎖状態にロック
され、断電によりロックが解除されるようになってい
る。
【0025】一方、水槽3の後方部に機械式ブレーキ手
段たる機械式ブレーキ装置37が設けられている。これ
について述べる。前記ドラム軸14の後端部には、摩擦
車38が一体回転し得るように取付けられている。ま
た、水槽3の下部に設けられた支持部材39には、ブレ
ーキレバー40が回動可能に設けられている。このブレ
ーキレバー40は、ばね40aにより前記摩擦車38と
圧接する方向へ回動付勢されており、先端部は円弧状を
なしていて、その内面には、摩擦車38に圧接されるブ
レーキシュー41が取着されている。
【0026】また、上記支持部材39にはブレーキ駆動
手段たる巻上げモータからなるブレーキモータ42が取
付けられていて、このブレーキモータ42は、ブレーキ
レバー40先端部に連結されたワイヤ43を巻き上げた
り、戻したりするようになっており、これにて、ブレー
キをかけたり、解除したりするようになっている。な
お、上記ブレーキモータ42が断電されるとワイヤ43
が戻されてブレーキがかかる状態となる。この機械式ブ
レーキ装置37は、ブレーキ開始時のドラム回転速度が
低速から高速まで幅広い範囲で優れた制動効果を発揮す
るが、制動時の振動や騒音が大きいものである。
【0027】次に、電気的構成について図1を参照して
説明する。この図1において、交流電源44の両端子
は、一方にリアクトル45を介して整流回路46の入力
端子に接続されている。整流回路46の出力端子間に
は、平滑コンデンサ47a、47bが接続されており、
この平滑コンデンサ47a、47bと整流回路46とか
ら倍電圧整流回路たる直流電源回路48が構成されてい
る。この直流電源回路48は例えば280Vの直流電圧
を出力する。
【0028】この直流電源回路48の出力ラインである
プラス側電源ライン49a、マイナス側電源ライン49
b間には、後述のマイクロコンピュータ68等に直流定
電圧を与える定電圧回路50が接続されている。そし
て、直流電源回路48のプラス側電源ライン49aの出
力端子49Aは、切り換え手段たるリレースイッチ51
のNO端子(ノーマルオープン端子)とCOM端子(コ
モン端子)とを介してインバータ主回路52の一方のD
Cライン52aの入力端子52Aに接続され、他端はイ
ンバータ主回路52の他方のDCライン52bの入力端
子52Bに接続されている。
【0029】上述のリレースイッチ51は、上述のNO
端子及びCOM端子と、NC端子(ノーマルクローズ端
子)とを有してなり、リレー駆動回路51aにより切り
換え動作するようになっており、リレー駆動回路51a
が図示しないリレーコイルを通電するとCOM端子とN
O端子との間を閉成し(第1の状態とし)、断電する
と、COM端子とNC端子との間を自動的に閉成する
(第2の状態とする)ように構成されている。なお、リ
レー駆動回路51aは第1の状態を保持している状態で
は直流電源回路48の出力電圧が50V以下になるまで
は第1の状態を保持するようになっている。上記第1の
状態では、直流電源回路48のプラス側出力端子49A
とインバータ主回路52のプラス側入力端子52Aとの
間を閉路し且つインバータ主回路52のプラス側入力端
子52Aと後述する放電回路53の他端との間を開路
し、第2の状態では、直流電源回路48のプラス側出力
端子49Aとインバータ主回路52のプラス側入力端子
52Aとの間を開路し且つインバータ主回路52のプラ
ス側入力端子52Aと放電回路53の他端との間を閉路
するようになっている。
【0030】前記リレースイッチ51のNC端子とイン
バータ主回路52のマイナス側入力端子52Bとの間に
は、放電手段としての放電回路53が接続されている。
この放電回路53は、放電素子たる放電抵抗54と放電
用スイッチング素子55とを直列に接続して構成されて
いる。そして、この放電抵抗54及び放電用スイッチン
グ素子55の直列回路と並列にコンデンサ56が接続さ
れている。上記スイッチング素子55の制御端子(ゲー
ト)は、例えばフォトカプラからなる駆動回路57に接
続されている。
【0031】さらに、インバータ主回路52のプラス側
入力端子52Aと放電回路53との間には、コンデンサ
56と直列接続関係となる充電抵抗58が接続され、さ
らにこの充電抵抗58と並列にダイオード59が接続さ
れている。また、直流電源回路48の出力端子49Aと
インバータ主回路52の入力端子52Aとの間には、前
記リレースイッチ51のCOM端子及びNO端子間と並
列に回生用ダイオード60が接続されている。また、イ
ンバータ主回路52の一方のDCライン52aの電圧を
検出する電圧検出手段たる分圧回路61が設けられてい
る。この分圧回路61により検出された電圧は後述のマ
イクロコンピュータ68に与えられるようになってい
る。
【0032】また、インバータ主回路52は、3相ブリ
ッジ接続された例えばIGBTからなるスイッチング素
子62a〜62fと、これらスイッチング素子62a〜
62fにそれぞれ並列接続されたフリーホイールダイオ
ード63a〜63fとから構成されている。そして、上
記インバータ主回路52の出力端子64u、64v、6
4wは、モータ17の3相の巻線17u、17v、17
wに接続されている。また、インバータ主回路52の各
スイッチング素子62a〜62fの制御端子(ゲート)
は、例えばフォトカプラからなる駆動回路65に接続さ
れている。この駆動回路65はPWM回路66からの信
号により制御されて上記各スイッチング素子62a〜6
2fをオンオフ制御するようになっている。これら直流
電源回路48、インバータ主回路52、駆動回路65及
びPWM回路66から駆動手段67が構成されている。
【0033】上記PWM回路66は、内部に所定周波数
の三角波形信号を発生する手段を備えており、次の述べ
るマイクロコンピュータ68から与えられる通電信号D
u、Dv、Dwに基いて、正弦波の巻線電流を形成すべ
く、駆動信号Vup、Vun、Vvp、Vvn、Vw
p、Vwnを形成して、駆動回路65に出力するように
なっている。なお、駆動信号Vup、Vunを図4
(d)に示している。
【0034】一方、モータ17のホールIC17a、1
7b、17cから出力された位置センサ信号Ha、H
b、Hcは、上記マイクロコンピュータ68へ与えられ
るように構成されている。さらに、マイクロコンピュー
タ68は、給水弁21、22、乾燥ヒータ34、乾燥フ
ァンモータ33、ドアロック用のソレノイド36、ブレ
ーキモータ42、及びリレー駆動回路51aを通電制御
するように構成されている。
【0035】また、マイクロコンピュータ68は、交流
電源44の電圧に基づいて停電を検知する停電検出回路
70からの停電検出信号、水槽3内の水位を検知する水
位センサ71からの水位検知信号、前記扉開閉検出スイ
ッチ35からの開閉検出信号、図示しない操作パネルに
設けられたスイッチ入力部(これは各種の操作スイッチ
を備えている)72からのスイッチ信号を受けるように
構成されている。
【0036】このマイクロコンピュータ68は、モータ
17を通電制御する駆動制御手段としての機能、洗濯及
び乾燥の行程全般を制御する機能、及びモータ17に対
する電気ブレーキを発生させる機能を有しており、その
ための制御プログラム及びこのプログラムの実行に必要
なデータを内部に設けられたROMに記憶している。そ
して、この場合、マイクロコンピュータ68は、回生ブ
レーキ、放電ブレーキ、短絡ブレーキを発生させる他
に、ソフトブレーキを発生させることができるように、
インバータ主回路52のスイッチング素子62a〜62
f、放電用スイッチング素子55、リレースイッチ51
を制御する構成となっている。次に各ブレーキの動作に
ついて述べる。
【0037】回生ブレーキ:モータ17の巻線19u、
19v、19wに発生する誘起電圧の位相に対して、各
相に流れる電流位相が遅れ位相となる通電パターンでス
イッチング素子62a〜62fをオンオフ制御すること
により、直流電源回路48側へモータエネルギーが回生
用ダイオード60を介して回生される回生制動が発生す
るブレーキである。従って、マイクロコンピュータ68
によるスイッチング素子オンオフ制御機能と回生用ダイ
オード60とで回生ブレーキ手段が構成されている。
【0038】この回生ブレーキの特徴は、モータ17の
回転速度が比較的高い時において優れた制動効果を奏
し、制動の緊急性に対応できるが、反面、低回転速度状
態での制動には回生電力が低くなるから不向きであり、
またモータ起電力が過大となり過ぎるとインバータ主回
路52や直流電源回路48の回路素子が破損するところ
にある。
【0039】放電ブレーキ:モータ17の巻線19u、
19v、19wに発生する誘起電圧の位相に対して、各
相に流れる電流位相が遅れ位相となる通電パターンでス
イッチング素子62a〜62fをオンオフ制御すると共
に、リレースイッチ51をCOM端子及びNC端子間閉
成へと切り換え、分圧回路61による検出電圧が上限所
定電圧(DCライン52aが400Vとなったことを示
す電圧)以上となったときに放電用スイッチング素子5
5をオンしてモータエネルギーを放電抵抗54にて消費
させることにより発生するブレーキである。この場合、
前記検出電圧が下限所定電圧(DCライン52aが35
0Vとなったことを示す電圧)以下となると放電用スイ
ッチング素子55をオフする。従って、マイクロコンピ
ュータ68によるスイッチング素子62a〜62f及び
放電用スイッチング素子55オンオフ制御機能と、リレ
ースイッチ51、分圧回路61、放電回路53とにより
放電ブレーキ手段が構成されている。すなわち、この放
電ブレーキ手段は、回生ブレーキ手段の実行時に、モー
タ17の誘起電圧に応じて動作するようになっている。
【0040】この放電ブレーキの特徴は、モータ17の
回転速度が高い時において優れた制動効果を奏し、特に
回生ブレーキ手段の実行時において回生電流が過大であ
るときにこの放電ブレーキに切り換えられることが多
い。しかし、この場合には温度上昇を伴うものである。
【0041】短絡ブレーキ:インバータ主回路52のス
イッチング素子62a〜62fのうちの下側の3のスイ
ッチング素子62b、62d、62fを同時にオン制御
してモータ17の巻線19u、19v、19wを全て短
絡状態とすることによりブレーキをかけるものである。
従って、マイクロコンピュータ68によるスイッチング
素子62a〜62fオンオフ制御機能により短絡ブレー
キ手段が構成されている。
【0042】この短絡ブレーキの特徴は、モータ17の
回転速度が高回転速度状態からこれを連続的に用いると
低回転速度状態まで制動効果が期待でき、制動効果とし
は小さくはないが大きくもない。しかし、モータ17の
回転速度が低回転速度状態で急にこの短絡ブレーキをか
けると、急に制動がかかり、振動や振動による騒音が発
生することがある。
【0043】ソフトブレーキ:モータ17に印加する直
流電源回路48の出力電圧に対する入力デューティー比
を徐々にゼロまで低下させて制動をかけるブレーキであ
る。従って、マイクロコンピュータ68によるスイッチ
ング素子62a〜62fオンオフ制御機能によりソフト
ブレーキ手段が構成されている。このソフトブレーキの
特徴は、制動効果は緩やかであるが振動や騒音が低く、
特にモータ17の回転速度が低い時にブレーキをかける
ときに好適する。
【0044】また、上述のブレーキ手段の他に、ブレー
キに関連する制御手段として初期空走手段と、通常空走
手段と、位置決め手段とがある。初期空走手段は、マイ
クロコンピュータ68によりスイッチング素子62a〜
62fを全てオフしてモータ17を空走させるもので、
このときにホールIC17a、17b、17cからの位
置センサ信号Ha、Hb、Hcによりモータ17の回転
速度を検出するようになっている。通常空走手段は、マ
イクロコンピュータ68によりスイッチング素子62a
〜62fを全てオフしてモータ17を空走させるもの
で、このとき回転速度の検出はしない。
【0045】位置決め手段は、モータ17を極めて遅い
速度で回転させるようにスイッチング素子62a〜62
fをオンオフ制御するものであり、この位置決め手段
は、図7に示すように極めて短時間実行されるので、モ
ータ17は静止状態に位置決めされているものと見なし
得る。
【0046】そして、マイクロコンピュータ68は、ブ
レーキをかける時には、上述のブレーキ手段を組み合わ
せてブレーキをかけるようになっており、このブレーキ
組み合わせモードとしては、図5に示すように、「弱ブ
レーキ」モードと、「普通ブレーキ」モードと、「強ブ
レーキ」モードと、「緊急ブレーキ」モードと、「洗い
ブレーキ」モードと、「乾燥ブレーキ」モードと、「高
速ブレーキ」モードとがある。
【0047】「洗いブレーキ」モードは、洗い行程のと
きに用いられ、図7に示すように正回転および逆回転の
後に実行されるもので、これは、図5に示すように、ソ
フトブレーキ手段が最初所定時間(所定のデューティー
比からゼロまで)実行され、次いで短絡ブレーキ手段が
回転停止まで実行され、そして、位置決め手段が所定時
間実行される。この「洗いブレーキ」モードは、洗い行
程時に用いるようになっている。
【0048】「弱ブレーキ」モードは、脱水行程が設定
された脱水時間を満了して正規に終了したとき、スイッ
チ入力部72の操作スイッチのうちの電源切りスイッチ
もしくは一時停止スイッチが操作されたとき、扉9が開
放されたとき(これは扉開閉検出スイッチ35により検
出される)のいずれかの条件に該当し、且つ、初期空走
手段(回転速度検出が含まれる)を40ms(ミリ秒)
実行したときモータ17の回転速度が300rpm未満
であるときに、用いられるものである。この「弱ブレー
キ」モードは、上記初期空走手段の実行に続いて、通常
空走手段を400ms経過するまで実行し、その後、ソ
フトブレーキ手段を所定時間(所定のデューティー比か
らゼロまで)実行し、そして短絡ブレーキ手段を回転停
止まで実行する。
【0049】「普通ブレーキ」モードは、脱水行程が設
定された脱水時間を満了して正規に終了したときであっ
て初期空走手段実行時にモータ17の回転速度が300
rpm以上であるときに用いられ、また、操作スイッチ
のうちの電源切りスイッチもしくは一時停止スイッチが
操作されたとき、あるいは扉9が開放されたときのいず
れの条件に該当し、且つ、初期空走手段実行時のモータ
17の回転速度が300rpm以上〜600rpm未満
であるときに、用いられるものである。この「普通ブレ
ーキ」モードは、初期空走手段(回転速度検出が含まれ
る)を40ms実行し、次に、短絡ブレーキ手段をモー
タ17が停止するまで実行するようになっている。
【0050】「強ブレーキ」モードは、操作スイッチの
うちの電源切りスイッチもしくは一時停止スイッチが操
作されたとき、あるいは扉9が開放されたときのいずれ
の条件に該当し、且つ、初期空走手段実行時のモータ1
7の回転速度が600rpm以上〜1000rpm未満
であるときに、用いられるものである。なお脱水行程時
のモータ17の回転速度は最大で2000rpmとなる
ように制御される。
【0051】「強ブレーキ」モードは、初期空走手段の
実行に続いて、短絡ブレーキ手段を400ms実行し、
次いで、放電ブレーキ手段の実行を含む回生ブレーキ手
段を回転速度が480rpmに低下するまで実行し、そ
して短絡ブレーキ手段を回転速度がゼロ(回転停止)と
なるまで実行する。
【0052】「緊急ブレーキ」モードは、脱水行程時に
おいて停電が発生したときにその時点でのモータ回転速
度と関係なく用いられるようになっており、「緊急ブレ
ーキ」モードは、初期空走手段の実行に続いて、短絡ブ
レーキ手段を400ms実行し、次いで、放電ブレーキ
手段の実行を含む回生ブレーキ手段を回転速度が100
rpmに低下するまで実行し、そして短絡ブレーキ手段
を回転速度がゼロ(回転停止)となるまで実行する。
【0053】「乾燥ブレーキ」モードは、上記「弱ブレ
ーキ」モードと同じである。「高速ブレーキ」モード
は、機械式ブレーキである機械式ブレーキ装置37をド
ラム10の回転速度が1000rpm以上のときに動作
させ、1000rpm未満となると、上述した「弱ブレ
ーキ」モード、「緊急ブレーキ」モードあるいは「普通
ブレーキ」モードを実行するものである。
【0054】上記構成の作用について、マイクロコンピ
ュータ68の動作と共に説明する。まず、洗い行程や脱
水行程時においてはモータ17がドラム10回転駆動の
ために回転駆動される。マイクロコンピュータ68は、
モータ17を回転するについては、位置センサ信号H
a、Hb、Hcに基いて、所定の回転速度を得るための
8ビットのデータ値で示される通電信号Du、Dv、D
wを形成する(図4(c)参照)。PWM回路66は、
この通電信号Du、Dv、Dwに基いて、駆動信号Vu
p、Vun、Vvp、Vvn、Vwp、Vwn(そのう
ちVup、Vunを図4(d)に示す)を形成して出力
する。
【0055】これにて、例えばU相の出力電圧が同図4
(e)に示すようになり、U相巻線電流が同図(f)に
示すように正弦波となる。他のV相、W相についても同
様にして正弦波電流が通電される。但し、各通電信号D
u、Dv、Dwは電気角で121度ずれるように形成さ
れるようになっている。なお、マイクロコンピュータ6
8は上述の通電信号Du、Dv、Dwを出力する他に、
出力の許可・停止のための信号DoをPWM回路66に
与えるようになっており、この信号Poが「0」のとき
には、駆動信号Vup、Vun、Vvp、Vvn、Vw
p、Vwnをロウレベルとしてスイッチング素子62a
〜62fを全てオフし、モータ17を断電するようにな
っている。
【0056】しかして、洗剤洗いやすすぎ洗いといった
洗い行程時には、撹拌体5を正逆回転させるべく、マイ
クロコンピュータ68は図7に示すように、モータ17
を正方向に回転させた後、洗いブレーキモードでブレー
キをかけ、逆方向へ回転させた後、洗いブレーキモード
でブレーキをかけることを繰り返す。この場合、既述し
たように、洗いブレーキモードでは、ソフトブレーキ手
段が最初所定時間(所定のデューティー比からゼロま
で)実行され、次いで短絡ブレーキ手段が回転停止まで
実行され、そして、位置決め手段が所定時間実行され
る。この「洗いブレーキ」モードは、洗い行程時に用い
るようになっている。
【0057】次に脱水行程時においては、マイクロコン
ピュータ68が、ドラム10を回転させるべくモータ1
7を回転させるものであるが、この脱水行程が設定され
た脱水時間を満了して正規に終了した場合、ブレーキを
かけるが、その行程終了時にモータ17の回転速度が3
00rpm未満であるときには、これが初期空走手段の
実行時に検出されて、この初期空走手段も含めた「弱ブ
レーキ」モードが用いられる。この「弱ブレーキ」モー
ドでブレーキをかける場合、スイッチング素子62a〜
62fを全てオフする初期空走手段が実行された後、引
き続きスイッチング素子62a〜62fを全てオフする
通常空走手段が実行されるが、マイクロコンピュータ6
8は、この通常空走手段の実行中に、リレー駆動回路4
6aがリレーコイルを断電してリレースイッチ46のC
OM端子及びNC端子間閉成へと切り換え、インバータ
主回路47への直流電源供給を停止する。
【0058】そして、スイッチング素子62a〜62f
のオンデューティー比を徐々にゼロにするソフトブレー
キ手段を実行する。この場合、このソフトブレーキ手段
が実行される直前のモータ回転速度は、ある回転速度に
なることが実験的に予測されており、従って、このソフ
トブレーキ手段では、オンデューティー比を実験的に決
められたオンデューティー比から徐々にゼロにするもの
である。そして、オンデューティー比がゼロとなったと
ころでこのソフトブレーキ手段の実行が停止されて、ス
イッチング素子62a〜62fのうち62b、62d、
62fをオンする短絡ブレーキ手段を実行する。このと
き、モータ17の回転速度がほぼ100rpm程度まで
落ちている。従って、短絡ブレーキ手段が実行されて
も、いきなり回転速度が落ちることがなく、ブレーキが
円滑になされて振動・騒音の発生がない。
【0059】なお、この「弱ブレーキ」モードは、既述
したように、脱水行程において電源切りスイッチもしく
は一時停止スイッチが操作されたとき、扉9が開放され
たときのいずれかの条件に該当し、且つ、初期空走手段
実行時モータ17の回転速度が300rpm未満である
ときに、用いられるものであり、この場合も同様に振動
・騒音の発生がない。図9には、この「弱ブレーキ」モ
ードでブレーキをかけた時の回転速度の変化の様子を示
している。
【0060】また、脱水行程がモータ回転速度300r
pm以上1000rpm未満である状態で正規に終了し
た時には、既述した「普通ブレーキ」モードが用いられ
てブレーキがかけられる。この場合、40msの初期空
走手段に引き続いて短絡ブレーキ手段が実行される。こ
の実行時400msが経過するまでに、リレー駆動回路
51aがリレーコイルを断電してリレースイッチ51の
COM端子及びNC端子間閉成へと切り換え、インバー
タ主回路52への直流電源供給を停止する。この短絡ブ
レーキ手段が回転停止まで実行され、約20秒で停止す
る。この場合、モータ17の回転速度が高回転速度状態
からこの短絡ブレーキ手段を実行するから、制動効果が
高いとはいえないものの振動・騒音の発生が少ない。こ
のように脱水行程が、回転速度1000rpm未満にお
いて正規に終了した場合には、制動の緊急性もないか
ら、振動・騒音の発生防止を優先してブレーキをかける
ことができる。
【0061】なお、この「普通ブレーキ」モードは、脱
水行程において電源切りスイッチもしくは一時停止スイ
ッチが操作されたとき、または扉9が開放されたときの
いずれかの条件に該当し、且つ、回転速度が300r.
p.以上〜600rpm未満であるときにも、用いられ
る。この場合、比較的緊急性を有するが、回転速度が上
限で600rpm未満であるから、この「普通ブレー
キ」モードでもモータ17の回転停止までにさほど時間
がかからず、この場合の緊急性に十分対応できるもので
ある。従って、この場合も振動・騒音の発生が低減され
るものである。
【0062】そして、このように正規に脱水行程が終了
する場合において、ドラム10の回転速度が1000r
pm以上であれば機械式ブレーキ装置37と上述した
「普通ブレーキ」モードとでブレーキがかけられる。こ
の場合も、ドラム10の回転速度が1000rpmまで
は機械式ブレーキ装置37でブレーキをかけ、その後
「普通ブレーキ」モードでブレーキをかけるようになっ
ている。
【0063】次に、脱水行程において電源切りスイッチ
もしくは一時停止スイッチが操作されたとき、または扉
9が開放されたときのいずれかの条件に該当し、且つ、
回転速度が600r.p.以上〜1000rpm未満で
あるときには、「強ブレーキ」モードが用いられる。こ
の場合、比較的緊急性を有するものである。ここで仮
に、上述した「普通ブレーキ」モードでブレーキをかけ
ると、回転速度が高いことから、回転停止までに時間が
かかってしまうため、この「強ブレーキ」モードが用い
られるものである。この「強ブレーキ」モードは、初期
空走手段が実行された後、短絡ブレーキ手段を400m
sで実行し、この実行中に、リレー駆動回路51aがリ
レーコイルを断電してリレースイッチ51のCOM端子
及びNC端子間閉成へと切り換えるようになっている。
つまり、回生ブレーキ手段の実行に先だって、直流電源
回路48をインバータ主回路52から開路して放電回路
53を接続し(つまり放電抵抗54を接続し)、この
後、回生ブレーキ手段が実行される。
【0064】この回生ブレーキ手段は、既述したよう
に、モータ17の巻線19u、19v、19wに発生す
る誘起電圧の位相に対して、各相に流れる電流位相が遅
れ位相となる通電パターンでスイッチング素子62a〜
62fをオンオフ制御して、直流電源回路48側へモー
タエネルギーが回生用ダイオード60を介して回生させ
るようにしている。この場合、モータ17の回転速度が
高いとモータ17の起電力が高く、600V程度の誘起
電圧が発生する。DCライン52aにあらわれるモータ
誘起電圧が400Vを超えると、これが分圧回路61に
より検出されることにより、マイクロコンピュータ68
は、駆動回路57を介して放電用スイッチング素子55
をオンさせる。これにより、モータエネルギーが放電抵
抗54により消費されてDCライン52aの電圧がさが
って350V以下となると放電用スイッチング素子55
はオフされるが、モータ17はまだ回転しているため、
モータ誘起電圧が400Vを超える状況が続いている間
は、放電用スイッチング素子55がオンオフを繰り返す
ことになる。
【0065】しかして、モータ誘起電圧が400Vを超
えない状況になると、モータエネルギーが回生用ダイオ
ード60を介して直流電源回路48側へ回生されるよう
になる。つまり回生ブレーキ手段が実行されることにな
る。この回生ブレーキ手段はモータ回転速度が480r
pmに低下するまで、実行される。つまり、480rp
mに低下すると、この放電ブレーキ手段及び回生ブレー
キ手段におけるスイッチング素子62a〜62fのオン
オフパターンが、スイッチング素子62a〜62fのう
ちの下側の3のスイッチング素子62b、62d、62
fを同時にオンするパターンに切り換えられ短絡ブレー
キ手段が実行される。この短絡ブレーキ手段は回転停止
まで実行される。
【0066】このような「強ブレーキ」モードにおいて
は、モータ17の回転速度が高い場合であって比較的緊
急性があるときに、「普通ブレーキ」モードに比して高
い制動効果を得ることができて制動時間の短縮が図られ
る。
【0067】そして、この場合もドラム10の回転速度
が1000rpm以上であれば機械式ブレーキ装置37
と上述した「強ブレーキ」モードとでブレーキがかけら
れる。この場合も、ドラム10の回転速度が1000r
pmまでは機械式ブレーキ装置37でブレーキをかけ、
その後「強ブレーキ」モードでブレーキをかけるように
なっている。
【0068】次に、脱水行程中に停電が発生した場合、
その時点でのモータ17の回転速度が1000rpm未
満である時には、「緊急ブレーキ」モードが用いられ
る。これは、既述したように、放電ブレーキ手段の実行
を含む回生ブレーキ手段を回転速度が100rpmに低
下するまで実行する点が上述の「強ブレーキ」モードと
異なる。この場合、回生ブレーキ手段が回転速度100
rpmまで実行されることで制動力が強くなり、制動時
間も短く、制動の緊急性に対応している。またモータの
回転速度が1000rpm以上である時には、機械式ブ
レーキ装置37と「緊急ブレーキ」モードとでブレーキ
がかけられる。
【0069】図8には、脱水行程が例えばモータ回転速
度が1000rpm以上の状態でブレーキがかけられた
場合の各ブレーキモードにおける回転速度変化状況(ブ
レーキのかかり度合い状況)を示しており、この図から
分かるように、まず、機械式ブレーキが実行されて、
「緊急ブレーキ」モードあるいは「強ブレーキ」モード
もしくは「普通ブレーキ」モードが実行される。そし
て、機械式ブレーキ装置37によるブレーキ、「緊急ブ
レーキ」モードによるブレーキ、「強ブレーキ」モード
によるブレーキ、「普通ブレーキ」モードによるブレー
キの順で制動時間が短くなっていることがわかる。
【0070】一方、前述した「強ブレーキ」モード及び
「緊急ブレーキ」モードにおいては、回生ブレーキ手段
の実行に先だって短絡ブレーキ手段を実行するようにし
ており、これにより、直流電源回路48やインバータ主
回路52の回路素子の破損を防止できるようになる。す
なわち、回転ブレーキ手段を実行させると、モータ回転
速度が高い場合に制動効果が高い利点があるものの、回
生電流が過度に大きくなって直流電源回路48やインバ
ータ主回路52の回路素子が破損する虞がある。しかる
に本実施例では、回生ブレーキ手段の実行に先立ち短絡
ブレーキ手段を実行させるから、回転ブレーキ手段実行
前に、モータ巻線短絡によりモータエネルギーを消費さ
せることができて、回生ブレーキ手段の実行時に回生電
流が過度に大きくなることを未然に防止できるようにな
り、回路素子の破損を防止できるようになる。
【0071】また、前記マイクロコンピュータ68は、
運転コースとして、「標準」コース、「静音」コース、
「時短」コースを備えており、それぞれ、図10、図1
1、図12にその内容を示している。「標準」コース
は、「洗い」行程、「すすぎ1」行程、「すすぎ2」行
程、「脱水」行程、「乾燥」行程、「ソフトキープ(2
H)」行程、「終了」行程を実行する。
【0072】この「標準」コースにおいて特徴的なこと
は、「洗い」行程における洗い動作では、ドラム10を
50rpmで正逆回転させ、その正逆時には「洗いブレ
ーキ」モードでブレーキをかける。「すすぎ1」行程、
「すすぎ2」行程、「脱水」行程における各脱水動作は
ドラム10を最終回転速度2000rpmまで上げる。
これにて短時間のうちに脱水が完了することになる。た
だし、振動・騒音は比較的大きい。この後のブレーキ動
作では、1000rpmまでは機械式ブレーキ装置37
によるブレーキが実行され、1000rpm未満では
「普通ブレーキ」モードによるブレーキが実行される。
これにて、振動・騒音が若干出るものの機械式ブレーキ
装置37により素早く回転速度が下げられ、ある程度下
げられると振動・騒音が少ない「普通ブレーキ」モード
でブレーキがかけられる。
【0073】「乾燥」行程における乾燥動作において
は、ドラム10を55rpmで一方向回転させつつ、温
風供給装置25を温風生成動作させる。これは、図示し
ない乾燥度センサにより所定乾燥度が検知されるまで実
行され、その後は、乾燥ヒータ34を断電して温風供給
装置25を冷風生成動作させる。「終了」行程における
ブレーキ動作は前述した「乾燥ブレーキ」モードで実行
する。
【0074】また、「静音」コースは、「洗い」行程、
「すすぎ1」行程、「すすぎ2」行程、「脱水」行程、
「乾燥」行程、「ソフトキープ(4H)」行程、「終
了」行程を実行する。この「静音」コースにおいて特徴
的なことは、「すすぎ1」行程、「すすぎ2」行程、
「脱水」行程における各脱水動作はドラム10を最終回
転速度は900rpmとしている。これにて、脱水が完
了するまでには若干時間がかかるが、脱水音は比較的小
さくなる。この後のブレーキ動作では、「普通ブレー
キ」モードによるブレーキが実行される。この場合、ド
ラム10の回転速度が高くないので、この「普通ブレー
キ」モードによるブレーキで充分である。
【0075】「時短」コースは、「洗い」行程、「すす
ぎ1」行程、「脱水」行程、「乾燥」行程、「終了」行
程を実行する。この「時短」コースにおいて特徴的なこ
とは、まず、行程数を少なくしていることである。そし
て、「すすぎ1」行程、「すすぎ2」行程、「脱水」行
程における各脱水動作はドラム10を最終回転速度は2
000rpmとしている。これにて、振動・騒音は若干
高くなるものの脱水を短時間で完了させるようにしてい
る。この後のブレーキ動作では、1000rpmまでは
機械式ブレーキ装置37によるブレーキが実行され、1
000rpm未満では「普通ブレーキ」モードによるブ
レーキが実行される。これにて、振動・騒音が若干出る
ものの機械式ブレーキ装置37により素早く回転速度が
下げられ、ある程度下げられると振動・騒音が少ない
「普通ブレーキ」モードでブレーキがかけられる。
【0076】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明にお
いては、ドラムの回転を停止させるブレーキ手段を複数
備えているから、ブレーキ所要時間の適正化を図ること
ができると共に、ブレーキ時の騒音低減を図ることがで
きる。請求項2の発明によれば、ブレーキ手段として、
回生ブレーキ手段と、放電ブレーキ手段と、短絡ブレー
キ手段とのうちの、いずれか2つ以上が備えられている
から、単一のブレーキ手段を用いる場合に比して、制動
効果の向上を期待できると共に、制動時の振動や騒音の
低減も期待でき、さらにはこれらのブレーキ手段は、電
気ブレーキであるので、構成は簡単である。
【0077】請求項3の発明によれば、ブレーキ手段と
しては、機械式ブレーキ手段と、回生ブレーキ手段と、
放電ブレーキ手段と、短絡ブレーキ手段とのうちの、い
ずれか2つ以上が備えられているから、単一のブレーキ
手段を用いる場合に比して、制動効果の向上を期待でき
ると共に、制動時の振動や騒音の低減も期待できる。請
求項4の発明によれば、ブレーキをかけるときには、ブ
レーキ手段を1つもしくは2つ以上組み合わせるように
したから、制動効果を優先するブレーキを行なったり、
あるいは必要な制動効果を得つつ振動・騒音低減図った
り、さらには、振動・騒音低減を優先するブレーキを行
なったりすることが可能となる。
【0078】請求項5の発明によれば、ブレーキをかけ
るときに、機械式ブレーキ手段と、これ以外のブレーキ
手段とを組み合わせるようにしたから、低速回転から高
速回転までの広い範囲で、制動所要時間の短縮を図った
り、制動をかける際のスイッチング素子の温度上昇を防
止したり、制動時の振動・騒音を低減したりすることが
できる。
【0079】請求項6の発明によれば、ドラムの回転速
度が所定回転速度以上のときにブレーキをかける時に
は、機械式ブレーキ手段を先に実行するから、振動・騒
音が発生するとはいうものの、早く回転速度を下げるこ
とができ、そして回転速度が低下した後は、電気ブレー
キによる制動を行なうから、振動・騒音の発生を押えつ
つ確実に制動できる。
【0080】請求項7の発明によれば、洗い行程、脱水
行程及び乾燥行程に応じてブレーキ手段の組み合わせが
異なるから、洗い行程、脱水行程及び乾燥行程の個々に
応じて良好な制動効果を得たり、制動をかける際のスイ
ッチング素子の温度上昇防止や、振動・騒音低減を図っ
たりすることができる。
【0081】請求項8の発明によれば、運転コースに応
じてブレーキ手段の組み合わせが異なるようにしたか
ら、運転コースの個々に応じて良好な制動効果を得た
り、制動をかける際のスイッチング素子の温度上昇防止
や、振動・騒音低減を図ったりすることができる。
【0082】請求項9の発明によれば、ブレーキ開始要
因に応じてブレーキ手段の組み合わせが異なるから、そ
のブレーキ開始要因に応じて良好な制動効果を得たり、
制動をかける際のスイッチング素子の温度上昇防止や、
振動・騒音低減を図ったりすることができる。
【0083】請求項10の発明によれば、ブレーキ開始
時のドラムの回転速度に応じてブレーキ手段の組み合わ
せが異なるから、ドラムの回転速度に適したブレーキ手
段の組み合わせとすることができ、良好な制動効果を得
つつ、制動をかける際のスイッチング素子の温度上昇や
振動・騒音の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気的構成図
【図2】全体の縦断側面図
【図3】機械式ブレーキ装置部分の背面図
【図4】モータの正弦波通電時のタイムチャート
【図5】ブレーキモードの内容を示す図
【図6】ブレーキモードの使用内容を示す図
【図7】洗い時のモータの回転速度変化状況を示す図
【図8】各ブレーキモードでの脱水時のモータの回転速
度変化状況を示す図
【図9】他のブレーキモードでの脱水時のモータの回転
速度変化状況を示す図
【図10】「標準」コースのタイムチャート
【図11】「静音」コースのタイムチャート
【図12】「時短」コースのタイムチャート
【符号の説明】
3は水槽、10はドラム、17はモータ、25は温風供
給装置、37は機械式ブレーキ装置(機械式ブレーキ手
段)、52はインバータ主回路、62a〜62fはスイ
ッチング素子、67は駆動手段を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA11 BA03 BA04 CA02 HB21 HC05 HC07 KA19 KA31 KA36 LC02 LC15 LC26 LC30 MA01 MA02 MA05 MA07 MA09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱内に支持された水槽と、この水槽内
    にほぼ水平の軸回りに回転可能に設けられ洗濯物が収容
    されるとドラムと、このドラムをダイレクトに回転駆動
    するモータと、スイッチング素子を有して前記モータを
    駆動する駆動手段とを備えたものにおいて、 前記ドラムの回転を停止させるブレーキ手段を複数備え
    たことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 【請求項2】 ブレーキ手段としては、回生ブレーキ手
    段と、放電ブレーキ手段と、短絡ブレーキ手段とのうち
    の、いずれか2つ以上が備えられていることを特徴とす
    る請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 【請求項3】 ブレーキ手段としては、機械式ブレーキ
    手段と、回生ブレーキ手段と、放電ブレーキ手段と、短
    絡ブレーキ手段とのうちの、いずれか2つ以上が備えら
    れていることを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯
    機。
  4. 【請求項4】 ブレーキをかけるときには、ブレーキ手
    段を1つもしくは2つ以上組み合わせるようにしたこと
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のドラ
    ム式洗濯機。
  5. 【請求項5】 ブレーキをかけるときには、機械式ブレ
    ーキ手段と、これ以外のブレーキ手段とを組み合わせる
    ようにしたことを特徴とする請求項3記載のドラム式洗
    濯機。
  6. 【請求項6】 ドラムの回転速度が所定回転速度以上の
    ときにブレーキをかける時には、機械式ブレーキ手段を
    先に実行してからこれ以外のブレーキ手段を実行させる
    ようにしたことを特徴とする請求項5記載のドラム式洗
    濯機。
  7. 【請求項7】 洗い行程、脱水行程及び乾燥行程に応じ
    てブレーキ手段の組み合わせが異なることを特徴とする
    請求項2ないし6のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  8. 【請求項8】 運転コースに応じてブレーキ手段の組み
    合わせが異なることを特徴とする請求項2ないし6のい
    ずれかに記載のドラム式洗濯機。
  9. 【請求項9】 ブレーキ開始要因に応じてブレーキ手段
    の組み合わせが異なることを特徴とする請求項2ないし
    6のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  10. 【請求項10】 ブレーキ開始時のドラムの回転速度に
    応じてブレーキ手段の組み合わせが異なることを特徴と
    する請求項2ないし6のいずれかに記載のドラム式洗濯
    機。
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