JP2015047448A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2015047448A
JP2015047448A JP2013183047A JP2013183047A JP2015047448A JP 2015047448 A JP2015047448 A JP 2015047448A JP 2013183047 A JP2013183047 A JP 2013183047A JP 2013183047 A JP2013183047 A JP 2013183047A JP 2015047448 A JP2015047448 A JP 2015047448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
motor
washing machine
load
machine according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013183047A
Other languages
English (en)
Inventor
智和 世渡
Tomokazu Seto
智和 世渡
長谷川 弘一
Koichi Hasegawa
弘一 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Lifestyle Products and Services Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2013183047A priority Critical patent/JP2015047448A/ja
Publication of JP2015047448A publication Critical patent/JP2015047448A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】モータの動作を制御するためのスイッチング素子の温度を直接的に検出し、その検出温度に応じたモータの駆動制御を行う。
【解決手段】本実施形態の洗濯機は、モータの動作を制御するためのスイッチング素子を内蔵したパワーモジュールと、モータの動作を制御する制御手段と、を備える。パワーモジュールには、スイッチング素子の温度を検出する温度検出手段がさらに内蔵されている。制御手段は、温度検出手段が検出する温度が所定温度よりも高くなった場合に、モータの負荷を弱める制御を実行する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
例えば洗濯機などに搭載されるモータの動作制御は、スイッチング素子の駆動を制御することにより行われている。そして、従来では、スイッチング素子の温度管理は、例えば特許文献1に開示されているように、スイッチング素子の放熱用の部材として設けた放熱器に温度検出器を取り付け、その温度検出器によって検出される温度に基づいて行われている。しかしながら、従来の構成では、スイッチング素子の温度を放熱用の部材を介して間接的に測定しているため、例えば、時々刻々と変化するスイッチング素子の検知温度にタイムラグが発生したり、あるいは、スイッチング素子の熱が放熱器に吸収されてしまい実際のスイッチング素子の温度が検出できないなどといった不具合が生じる。また、例えば温度検出器の取り付け位置などにより検出温度にばらつきが生じてしまうという問題がある。
特許第4639950号公報
本実施形態は、モータの動作を制御するためのスイッチング素子の温度を直接的に検出することができ、その検出温度に応じてモータを制御することができる洗濯機を提供する。
本実施形態の洗濯機は、モータの動作を制御するためのスイッチング素子を内蔵したパワーモジュールと、モータの動作を制御する制御手段と、を備える。パワーモジュールには、スイッチング素子の温度を検出する温度検出手段がさらに内蔵されている。制御手段は、温度検出手段が検出する温度が所定温度よりも高くなった場合に、モータの負荷を弱める制御を実行する。
第1実施形態に係る縦軸型洗濯機の構成を概略的に示す縦断側面図 洗濯機の制御系に係る電気的構成を概略的に示す図 第2実施形態に係るドラム式洗濯機の構成を概略的に示す縦断断面図
以下、洗濯機に係る複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に示す洗濯機10は、回転槽の回転中心軸が垂直方向に延びるいわゆる縦軸型の洗濯機であり、その外郭を構成する外箱11の内部には、上面が開放した有底円筒状の水槽12が弾性吊持機構13によって弾性的に支持されている。この水槽12の内部には、上面が開放した有底円筒状の回転槽14が回転可能に設けられている。回転槽14の底部には、当該回転槽14の底部を補強するための補強部材15が設けられている。回転槽14は、垂直な軸線を中心に回転するように構成されており、洗濯物を洗う洗い行程および洗濯物をすすぐすすぎ行程における洗濯槽、および、洗濯物を脱水する脱水行程における脱水槽として兼用される。回転槽14は、その周壁部に多数の孔16を有している。これら孔16は、貫通しており、通水および通気が可能である。なお、図面では、これら孔16の一部のみを示している。回転槽14の上部には、例えば塩水などの液体が封入された合成樹脂製のバランスリング17が取り付けられている。回転槽14内の底部には、撹拌体として合成樹脂製のパルセータ18が回転可能に設けられている。
水槽12の下部には排水経路19が設けられている。この排水経路19には排水弁20が設けられており、この排水弁20が開放されることにより、水槽12内の水が機外に排出される。また、水槽12の底部には、水位検知用のエアトラップ21が設けられている。このエアトラップ21には、エアチューブ22を介して図示しない水位センサが接続されている。この水位センサは、この場合、圧力センサからなり、エアトラップ21内の圧力に基づいて水槽12内の水位を検知する。
水槽12の下部の中央部には駆動機構部23が設けられている。この駆動機構部23は、図2に示すモータ24およびクラッチ機構部25を備える。また、駆動機構部23は、図示しない減速装置、ブレーキ装置などを備えている。洗い行程時またはすすぎ行程時においては、駆動機構部23は、モータ24の回転力を、減速装置によって減速するとともにクラッチ機構部25によってパルセータ18に伝達する。脱水行程時においては、駆動機構部23は、モータ24の回転力を、減速装置によって減速することなくクラッチ機構部25によって回転槽14に高速で伝達する。
外箱11の上部には、トップカバー26が設けられている。このトップカバー26には、洗濯物出入口を開閉する例えば二つ折り式の蓋27が開閉可能に設けられている。なお、水槽12の上部には、図示しない槽カバーが開閉可能に取り付けられている。トップカバー26の前部には、操作パネル28が設けられている。この操作パネル28には、各種の操作スイッチを備える操作入力部や、例えば液晶表示器などで構成された表示出力部などが設けられている。
操作パネル28の裏側には、洗濯機10の動作全般を制御する制御ユニット29が設けられている。この制御ユニット29は、制御手段の一例である。トップカバー26内の後部には、水源からの水を水槽12内に供給する給水機構部30が設けられている。この給水機構部30は、図2に示す給水弁31や水槽12に連通する図示しない給水経路などを備えており、制御ユニット29が給水弁31の開閉を制御することにより、水槽12内への給水が制御されるようになっている。
次に、洗濯機10の制御系に係る電気的構成について説明する。即ち、例えば図2に示すように、制御ユニット29は、PWM制御方式インバータであるインバータ回路51を備える。このインバータ回路51は、半導体スイッチング素子である6個のIGBT52a〜52fを三相ブリッジ接続して構成されており、各IGBT52a〜52fのコレクタ−エミッタ間には、フライホイールダイオードが接続されている。下アーム側のIGBT52d,52e,52fのエミッタは、電流検出手段として機能するシャント抵抗54u,54v,54wを介してグランドに接続されている。また、IGBT52d,52e,52fのエミッタとシャント抵抗54u,54v,54wとの共通接続点は、それぞれレベルシフト回路55を介して制御回路56に接続されている。
レベルシフト回路55はオペアンプなどを含んで構成され、シャント抵抗54u〜54wの端子電圧を増幅するとともに、その増幅信号の出力範囲が正側(例えば、0〜+3.3V)に収まるようにバイアスを与える。また、過電流比較回路57は、インバータ回路51の上下アームが短絡した場合、回路の破壊を防止するために過電流検出を行なう。インバータ回路51の入力側には駆動用電源回路58が接続されている。駆動用電源回路58は、100Vの交流電源59を、ダイオードブリッジで構成される全波整流回路60および直列接続された2個のコンデンサ61a,61bにより倍電圧全波整流し、約280Vの直流電圧をインバータ回路51に供給する。インバータ回路51の各相出力端子は、モータ24の各相巻線24u,24v,24wに接続されている。
制御回路56は、レベルシフト回路55を介して得られるモータ24の巻線24u〜24wに流れる電流Iau〜Iawを検出し、その電流値に基づいて2次側の回転磁界の位相θおよび回転角速度ωを推定するとともに、三相電流を直交座標変換およびd−q座標変換(d−q:direct−quadrature)して励磁電流成分Id、トルク電流成分Iqを得る。そして、制御回路56は、外部より速度指令が与えられると、推定した位相θおよび回転角速度ω、並びに、電流成分Id,Iqに基づいて、電流指令Idrefおよび電流指令Iqrefを生成し、それを電圧指令Vd,Vqに変換すると直交座標変換および三相座標変換を行なう。最終的には、駆動信号がPWM信号として生成され、インバータ回路51を介してモータ24の巻線24u〜24wに出力される。
第1電源回路62は、インバータ回路51に供給される約280Vの駆動用電源を降圧して例えば15Vの制御用電源を生成して制御回路56および駆動回路63に供給するようになっている。また、第2電源回路64は、第1電源回路62によって生成された電源より例えば3.3Vの電源を生成し、制御回路56に供給する三端子レギュレータである。高圧ドライバ回路65は、インバータ回路51における上アーム側のIGBT52a〜52cを駆動するために配置されている。
また、モータ24のロータには、起動時に使用するための例えばホールICで構成される回転位置センサ66(u,v,w)が配置されており、ロータの回転位置検出手段として機能する回転位置センサ66が出力するロータの位置信号は、制御回路56に与えられている。即ち、モータ24の起動時において、ロータ位置の推定が可能となる回転速度(例えば、約30rpm)までは、回転位置センサ66を使用してベクトル制御を行い、上記回転速度に達した以降は、回転位置センサ66を使用しないセンサレスベクトル制御に切り替える。
また、駆動用電源回路58の出力端子とグランドとの間には、抵抗素子67a,67bの直列回路が接続されており、それらの共通接続点は、制御回路56の入力端子に接続されている。制御回路56は、抵抗素子67a,67bにより分圧されたインバータ回路51の入力電圧を読み込み、PWM信号デューティを決定するための基準とする。また、インバータ回路51のW相出力端子とグランドとの間には、ダイオード68,抵抗素子69a,69bの直列回路が接続されており、抵抗素子69bには、コンデンサ70が並列に接続されている。そして、抵抗素子69a,69bの共通接続点は、制御回路56の入力端子に接続されており、制御回路56は、モータ24が空転している場合に巻線24wに発生する誘起電圧を検出する。
また、インバータ回路51,駆動回路63および高圧ドライバ回路65は、図2において破線で囲んでいるモータパワーモジュール80を構成している。そして、このモータパワーモジュール80には、さらに、IGBT52a〜52fの温度を直接的に検出するための温度検出部81a〜81fが内蔵されている。これら温度検出部81は、温度検出手段の一例であり、制御回路56に接続されている。温度検出部81は、例えば、温度に応じて抵抗値が変化する抵抗体(いわゆるサーミスタ)やダイオードなどで構成されるが、スイッチング素子の温度を検知可能であってモジュールに内蔵できるものであれば適宜変更して採用することができる。また、温度検出部81は、モジュール内の全てのスイッチング素子の温度を検出するように配置してもよいし、モジュール内のスイッチング素子のうち少なくとも何れか1つの温度を検出するように配置してもよい。また、複数のスイッチング素子の温度を検出する場合、制御回路56は、それら複数のスイッチング素子の温度の平均値を算出するように設定してもよい。温度検出部81が検出する温度データは、制御回路56に与えられる。
また、制御回路56には、例えばクラッチ機構部25、給水弁31、冷却ファン90、タイマ回路91などといった洗濯機10の各種装備品が接続されており、これら装備品の動作は制御回路56が制御プログラムに基づいて出力する制御信号によって制御される。また、制御回路56は、制御プログラムを実行することにより、カウント処理部92、累積時間出力処理部93、重量検出処理部94をソフトウェアによって仮想的に実現している。なお、これら処理部は、ハードウェアによって実現してもよい。
カウント処理部92は、カウント手段の一例であり、温度検出部81が検出するIGBT52a〜52fの温度が所定の基準温度よりも高くなった時間をタイマ回路91による計時機能により累積してカウントする。累積時間出力処理部93は、累積時間出力手段の一例であり、カウント処理部92がカウントする累積時間が所定時間を超えた場合に、その累積時間を外部に出力する。この累積時間の出力態様については後述する。重量検出処理部94は、重量検出手段の一例であり、水槽12内、換言すれば回転槽14内に投入された洗濯物の重量を検出する。
ここで、洗濯物の重量を検出する重量センシングの方法の一例について説明する。重量検出処理部94は、モータ24の回転数を制御パラメータとし、このモータ24の回転数が目標回転数(設定値)に上昇するまでの間に得られるモータ24の出力トルク(q軸電流値Iq)の積算値に基づいて、洗濯物の重量を検知するようになっている。即ち、重量検出処理部94は、速度PI制御により、モータ24の回転速度が所定時間(例えば、3分)で目標回転数(200rpm)に達するように加速させる。このとき、モータ24の出力トルクは、回転数の上昇に比例するようにして上昇するが、回転槽14内の洗濯物の重量に応じて出力トルクの上昇態様は異なる。そして、この出力トルクは、ベクトル制御において得られるq軸電流値Iqにほぼ比例したものとなっている。そこで、重量検出処理部94は、所定時間(約3分)の加速期間においてq軸電流値Iqを一定時間ごとにサンプリングして積分(積算)し続ける。即ち、回転槽14の回転速度が変化している状態におけるモータ24の出力トルクは、洗濯物の重量に応じて変化するので、その期間におけるq軸電流値Iq(出力トルクに相当する)を積分すれば、洗濯物の重量を推定することができる。
以上のように構成された洗濯機10において、制御ユニット29は、温度検出部81が直接的に検出するIGBT52a〜52fの温度に応じて、モータ24の負荷を弱めるための種々の制御を実行可能に構成されている。なお、以下に説明する種々の制御は、単独で実行してもよいし、複数の制御を組み合わせて実行してもよい。
即ち、制御ユニット29は、温度検出部81が検出するIGBT52a〜52fの温度が所定の基準温度よりも高くなった場合に、運転行程に休止時間を設けることが可能である。運転行程に休止時間が設けられることにより、その休止時間中においてはモータ24の駆動が停止される。これにより、モータ24にかかる負荷が低減され、ひいては、高温となったIGBT52a〜52fを冷却して保護することができる。なお、基準温度は、適宜変更して設定することができるが、IGBT52a〜52fの故障が懸念される温度、例えば80℃〜90℃の範囲の温度を設定するとよい。また、設定する休止時間の長さは、例えばIGBT52a〜52fの温度が高いほど長く設定し、IGBT52a〜52fの温度が低いほど短く設定するなど、適宜変更して実施することができる。
また、制御ユニット29は、温度検出部81が検出するIGBT52a〜52fの温度が基準温度よりも高くなった場合に、モータ24の回転速度が通常の運転時における回転速度よりも低くなるようにIGBT52a〜52fを駆動することが可能である。モータ24の回転速度が低くなるようにIGBT52a〜52fを駆動することにより、モータ24にかかる負荷、換言すればIGBT52a〜52fの駆動負荷が弱められる。これにより、高温となったIGBT52a〜52fを冷却して保護することができる。なお、設定する回転速度は、例えばIGBT52a〜52fの温度が高いほど低い速度を設定し、IGBT52a〜52fの温度が低いほど高い速度を設定するなど、適宜変更して実施することができる。
また、制御ユニット29は、温度検出部81が検出するIGBT52a〜52fの温度が基準温度よりも高くなった場合に、水槽12内に給水を行うことが可能である。水槽12内に給水を行うことにより、水槽12内の水位が上昇して洗濯物が浮くようになる。従って、パルセータ18にかかる負荷、ひいては当該パルセータ18を回転させるモータ24にかかる負荷が弱められる。これにより、IGBT52a〜52fの駆動負荷が低減され、高温となったIGBT52a〜52fを冷却して保護することができる。なお、設定する給水量は、例えばIGBT52a〜52fの温度が高いほど多く設定し、IGBT52a〜52fの温度が低いほど少なく設定するなど、適宜変更して実施することができる。
また、制御ユニット29は、温度検出部81が検出するIGBT52a〜52fの温度が基準温度よりも高くなった場合に、クラッチ機構部25によって、モータ24の動力をパルセータ18に伝達する状態から回転槽14に伝達する状態に切り替えることが可能である。モータ24の動力が、回転負荷が大きいパルセータ18ではなく、回転負荷が小さい回転槽14に伝達されることにより、モータ24にかかる負荷が弱められる。これにより、IGBT52a〜52fの駆動負荷が弱められ、高温となったIGBT52a〜52fを冷却して保護することができる。また、回転槽14の回転に伴い洗濯機10内に空気の流れ(風)が形成されるようになり、これにより、制御ユニット29ひいては内部のIGBT52a〜52fが冷却される効果も期待できる。
また、制御ユニット29は、温度検出部81が検出するIGBT52a〜52fの温度が基準温度よりも高くなった場合に、その時点で設定されている運転時間を、それよりも短い時間に再設定することが可能である。運転時間が短く設定されることにより、その運転におけるモータ24の総駆動時間が短くなり、モータ24にかかる負荷が弱められる。これにより、IGBT52a〜52fの駆動負荷が弱められ、高温となったIGBT52a〜52fを冷却して保護することができる。なお、設定する運転時間は、例えばIGBT52a〜52fの温度が高いほど長く設定し、IGBT52a〜52fの温度が低いほど短く設定するなど、適宜変更して実施することができる。
また、制御ユニット29は、運転を開始すると、その運転において温度検出部81が検出する温度が基準温度よりも高くなった時間を、カウント処理部92およびタイマ回路91によってカウントする。そして、制御ユニット29は、カウント処理部92がカウントする累積時間が所定時間を超えると、その累積時間を累積時間出力処理部93によって外部に出力する。この場合、累積時間出力処理部93は、累積時間を操作パネル28の表示出力部を介して表示により出力するように設定されている。これにより、使用者は、IGBT52a〜52fが高温となっていることを認識することができ、例えば制御ユニット29の点検や交換などを促すことができる。
なお、この所定時間は、適宜変更して設定することができる。また、累積時間出力処理部93による累積時間の出力態様は表示による出力に限られるものではない。即ち、累積時間出力処理部93は、例えば、累積時間を示す累積時間データを図示しない通信アダプタを介して外部の診断装置などに送信するように構成してもよい。また、累積時間出力処理部93は、累積時間データを図示しない記憶媒体に運転履歴として保存する構成としてもよい。また、制御ユニット29は、重量検出処理部94が検出する洗濯物の重量が所定重量よりも大きくなった場合も、上述したようなモータ24の負荷を弱めるための制御を実行するように構成してもよい。この所定重量は適宜変更して設定することができる。
また、制御ユニット29は、温度検出部81が検出する温度が基準温度よりも高くなった場合に、冷却ファン90の回転速度を通常の運転時における回転速度よりも高くすることが可能である。これにより、IGBT52a〜52fを含む制御ユニット29全体が効率良く冷却されるようになり、高温となったIGBT52a〜52fを冷却して保護することができる。なお、設定する回転速度は、例えばIGBT52a〜52fの温度が高いほど速い速度を設定し、IGBT52a〜52fの温度が低いほど遅い速度を設定するなど、適宜変更して実施することができる。
また、制御ユニット29は、温度検出部81が検出する温度が急激に上昇した場合、例えば、運転開始後の所定時間内に温度検出部81が検出する温度が基準温度よりも高くなった場合には、直ちにモータ24を停止させるように構成してもよい。即ち、IGBT52a〜52fの温度が急激に上昇する場合、制御ユニット29の回路に短絡異常などが生じていること、あるいは、図示しない放熱用の部品に不具合が生じていることなどが疑われる。そのため、このような場合には、モータ24を直ちに停止することが好ましい。なお、この所定時間は適宜変更して設定することができる。
また、制御ユニット29は、温度検出部81が検出する温度が異常温度よりも高くなった場合には、直ちにモータ24を停止させるように構成してもよい。即ち、IGBT52a〜52fの温度が異常温度に達している場合には、モータ24を直ちに停止することが好ましい。なお、この異常温度は、所定の基準温度よりも高い温度、例えば100℃といった温度で設定される。
本実施形態に係る洗濯機10によれば、IGBT52a〜52fを内蔵したモータパワーモジュール80に、そのIGBT52a〜52fの温度を検出する温度検出部81a〜81fがさらに内蔵されているので、IGBT52a〜52fの温度を直接的に検出することができる。そして、温度検出部81が直接的に検出するIGBT52a〜52fの温度が所定の基準温度よりも高くなると、モータ24の負荷を弱める制御を実行する。これにより、IGBT52a〜52fの直接的な検出温度に応じて、モータ24にかかる負荷、ひいては、IGBT52a〜52fにかかる負荷を低減することができ、高温となったIGBT52a〜52fを適切に冷却して保護することができる。
(第2実施形態)
図3に示す洗濯機100は、回転槽の回転中心軸が水平、若しくは若干傾斜したいわゆる横軸型のドラム式の洗濯機であり、その外郭を構成する外箱101の内部に、背面が閉塞された有底円筒状の水槽102および当該水槽102内において回転可能に設けられたドラム103を備える。ドラム103は、水槽102の背面に設けられたモータ104によって回転駆動される。モータ104の動作は、操作パネル105の裏側に設けられた制御ユニット106によって制御される。この制御ユニット106は、制御手段の一例であり、モータ104の動作を制御するためのスイッチング素子および当該スイッチング素子の温度を検出する温度検出手段をモータパワーモジュールに内蔵した構成、つまり、上述した制御ユニット29と同様の構成を有している。そして、制御ユニット106は、モータ104を含む洗濯機100の動作全般を制御する。
水槽102の下部には、フィルタを着脱可能に収納するフィルタケース107が設けられており、このフィルタケース107の後端部には循環ポンプ108が設けられている。この循環ポンプ108は、ドラム103を含む水槽102内の水を排水口109、機内排水ホース110およびフィルタケース107を介して吸引する。循環ポンプ108は、周側部に吐出口108aが形成され、この吐出口108aに送水ホース111の一端部が接続されている。送水ホース111は、その先端部が水槽102の開口部102aの上部に形成された噴水ノズル112に接続されている。
この噴水ノズル112は、ドラム103の内部に水を放出するように取り付けられている。この結果、排水口109と噴水ノズル112とをつなぐようにして循環経路113が形成される。即ち、循環経路113は、水槽102、機内排水ホース110、フィルタケース107、送水ホース111および噴水ノズル112から形成され、循環ポンプ108が循環経路113中に位置するように設けられている。そして、これら循環経路113および循環ポンプ108により、水槽102内の水を循環する循環機構部114が構成されている。循環機構部114は、制御ユニット106によって循環ポンプ108が駆動されることにより、水槽102の排水口109から取り出された水を噴水ノズル112からドラム103内に向かってシャワー状に放出するようになっている。
以上のように構成された洗濯機100において、制御ユニット106は、温度検出部81が検出するIGBT52a〜52fの温度が所定の基準温度よりも高くなった場合には、モータ104の負荷を弱めるための上述した種々の制御を、単独で、あるいは、組み合わせて実行可能に構成されている。そして、制御ユニット106は、モータ104の負荷を弱めた場合には、循環機構部114により水槽102内の水を循環させる。即ち、モータ104の負荷を弱めることに伴いドラム103の回転力も弱められるため、洗濯効率あるいはすすぎ効率が低下してしまうことが懸念される。そのため、モータ104の負荷を弱めた場合に水槽102内の水を循環させることにより、ドラム103内にシャワー状に水が放出されるようになり、これにより、洗濯効率あるいはすすぎ効率が低下を補うことができる。
また、本実施形態に係る洗濯機100によっても、モータ104の動作を制御するためのスイッチング素子の温度が、パワーモジュールに内蔵された温度検出手段によって直接的に検出される。そして、その直接的に検出されたスイッチング素子の温度が所定の基準温度よりも高くなると、モータ104の負荷を弱める制御を実行する。これにより、モータ104にかかる負荷、ひいては、スイッチング素子にかかる負荷を低減することができ、高温となったスイッチング素子を適切に冷却して保護することができる。
以上に説明した各実施形態に係る洗濯機は、モータの動作を制御するためのスイッチング素子を内蔵したパワーモジュールと、モータの動作を制御する制御手段と、を備える。パワーモジュールには、スイッチング素子の温度を検出する温度検出手段がさらに内蔵されている。制御手段は、温度検出手段が検出する温度が所定温度よりも高くなった場合に、モータの負荷を弱める制御を実行する。この構成によれば、スイッチング素子を内蔵したパワーモジュールに、そのスイッチング素子の温度を検出する温度検出手段がさらに内蔵されているので、スイッチング素子の温度を直接的に検出することができる。そして、その直接的な検出温度に応じてモータを制御することができる。
なお、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は洗濯機、14は回転槽、18はパルセータ、24はモータ、25はクラッチ機構、29は制御ユニット(制御手段)、52a〜52fはIGBT(スイッチング素子)、80はモータパワーモジュール(パワーモジュール)、81は温度検出部(温度検出手段)、90は冷却ファン、92はカウント処理部(カウント手段)、93は累積時間出力処理部(累積時間出力手段)、94は重量検出処理部(重量検出手段)、100は洗濯機、104はモータ、106は制御ユニット(制御手段)、114は循環機構を示す。

Claims (13)

  1. モータの動作を制御するためのスイッチング素子を内蔵したパワーモジュールと、
    前記モータの動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記パワーモジュールには、前記スイッチング素子の温度を検出する温度検出手段がさらに内蔵されており、
    前記制御手段は、前記温度検出手段が検出する温度が所定温度よりも高くなった場合に、前記モータの負荷を弱める制御を実行する洗濯機。
  2. 水槽内に投入された洗濯物の重量を検出する重量検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記重量検出手段が検出する洗濯物の重量が所定重量よりも大きくなった場合も、前記モータの負荷を弱める制御を実行する請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記制御手段は、運転行程に休止時間を設けることにより前記モータの負荷を弱める請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 前記制御手段は、前記モータの回転速度が低くなるように前記スイッチング素子を駆動することにより前記モータの負荷を弱める請求項1から3の何れか1項に記載の洗濯機。
  5. 前記制御手段は、水槽内に給水を行うことにより前記モータの負荷を弱める請求項1から4の何れか1項に記載の洗濯機。
  6. 前記モータの動力をパルセータに伝達する状態と回転槽に伝達する状態とに切り替えるクラッチ機構をさらに備え、
    前記制御手段は、前記クラッチ機構によって前記モータの動力を前記回転槽に伝達する状態に切り替えることにより前記モータの負荷を弱める請求項1から5の何れか1項に記載の洗濯機。
  7. 前記制御手段は、運転時間を短くすることにより前記モータの負荷を弱める請求項1から6の何れか1項に記載の洗濯機。
  8. 水槽内の水を循環する循環機構をさらに備え、
    前記制御手段は、前記モータの負荷を弱めた場合には、前記循環機構により前記水槽内の水を循環させる請求項1から7の何れか1項に記載の洗濯機。
  9. 前記温度検出手段が検出する温度が前記所定温度よりも高くなった時間を累積してカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段がカウントする累積時間が所定時間を超えた場合に、その累積時間を外部に出力する累積時間出力手段と、
    をさらに備える請求項1から8の何れか1項に記載の洗濯機。
  10. 前記累積時間出力手段は、前記累積時間を表示により出力する請求項9に記載の洗濯機。
  11. 前記制御手段は、運転開始後の所定時間内に前記温度検出手段が検出する温度が前記所定温度よりも高くなった場合には、前記モータを停止させる請求項1から10の何れか1項に記載の洗濯機。
  12. 冷却ファンをさらに備え、
    前記制御手段は、前記温度検出手段が検出する温度が前記所定温度よりも高くなった場合に、前記冷却ファンの回転速度を高くする請求項1から11の何れか1項に記載の洗濯機。
  13. 前記所定温度よりも高い異常温度が設定されており、
    前記制御手段は、前記温度検出手段が検出する温度が前記異常温度よりも高くなった場合には、前記モータを停止させる請求項1から12の何れか1項に記載の洗濯機。
JP2013183047A 2013-09-04 2013-09-04 洗濯機 Pending JP2015047448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013183047A JP2015047448A (ja) 2013-09-04 2013-09-04 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013183047A JP2015047448A (ja) 2013-09-04 2013-09-04 洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015047448A true JP2015047448A (ja) 2015-03-16

Family

ID=52697949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013183047A Pending JP2015047448A (ja) 2013-09-04 2013-09-04 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015047448A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105207449A (zh) * 2015-09-29 2015-12-30 广东美的制冷设备有限公司 智能功率模块
JP2018102379A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 青島海爾洗衣机有限公司QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd. 洗濯機
JP2019072291A (ja) * 2017-10-18 2019-05-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
WO2022098066A1 (ko) * 2020-11-03 2022-05-12 삼성전자주식회사 세탁기 및 그 제어방법
WO2022124576A1 (ko) * 2020-12-11 2022-06-16 삼성전자주식회사 세탁기 및 그 제어 방법

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5463560A (en) * 1977-10-31 1979-05-22 Hitachi Ltd System and device for charging finisher in washing machine
JPH02126897A (ja) * 1988-11-08 1990-05-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機の制御装置
JPH05293286A (ja) * 1992-04-20 1993-11-09 Sharp Corp 洗濯機
JPH0910474A (ja) * 1995-06-30 1997-01-14 Toshiba Corp 洗濯機
JPH0938372A (ja) * 1995-07-27 1997-02-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
JPH11169582A (ja) * 1997-12-12 1999-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
JP2000091499A (ja) * 1998-09-11 2000-03-31 Hitachi Ltd パワー半導体モジュール並びにそれを用いた電動機駆動システム
JP2001327175A (ja) * 2000-05-12 2001-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd インバータ装置
JP2006325332A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd インバータ装置
JP2011188717A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Denso Corp インバータの冷却装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5463560A (en) * 1977-10-31 1979-05-22 Hitachi Ltd System and device for charging finisher in washing machine
JPH02126897A (ja) * 1988-11-08 1990-05-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機の制御装置
JPH05293286A (ja) * 1992-04-20 1993-11-09 Sharp Corp 洗濯機
JPH0910474A (ja) * 1995-06-30 1997-01-14 Toshiba Corp 洗濯機
JPH0938372A (ja) * 1995-07-27 1997-02-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
JPH11169582A (ja) * 1997-12-12 1999-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
JP2000091499A (ja) * 1998-09-11 2000-03-31 Hitachi Ltd パワー半導体モジュール並びにそれを用いた電動機駆動システム
JP2001327175A (ja) * 2000-05-12 2001-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd インバータ装置
JP2006325332A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd インバータ装置
JP2011188717A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Denso Corp インバータの冷却装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105207449A (zh) * 2015-09-29 2015-12-30 广东美的制冷设备有限公司 智能功率模块
CN105207449B (zh) * 2015-09-29 2019-01-29 广东美的制冷设备有限公司 智能功率模块
JP2018102379A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 青島海爾洗衣机有限公司QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd. 洗濯機
JP2019072291A (ja) * 2017-10-18 2019-05-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
WO2022098066A1 (ko) * 2020-11-03 2022-05-12 삼성전자주식회사 세탁기 및 그 제어방법
WO2022124576A1 (ko) * 2020-12-11 2022-06-16 삼성전자주식회사 세탁기 및 그 제어 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015047448A (ja) 洗濯機
JP4501980B2 (ja) 洗濯機
CN108625109B (zh) 洗衣机
JP4141738B2 (ja) 洗濯機
JP6045851B2 (ja) 洗濯機
JP5984196B2 (ja) 電気機器の電源制御システム及び洗濯機
JP4398889B2 (ja) モータ駆動装置および洗濯機
JP6810999B2 (ja) 洗濯機
JP4457857B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2005143531A (ja) 洗濯機
JP7141201B2 (ja) 洗濯機用インバータ装置
JP6528080B2 (ja) 洗濯機
JP6605836B2 (ja) 洗濯機のモータ駆動装置
JP7324971B2 (ja) 洗濯機
JP6528082B2 (ja) 洗濯機
JP6403418B2 (ja) 洗濯機
JP6943642B2 (ja) 洗濯機
JP7449847B2 (ja) 洗濯機
JP6366050B2 (ja) 家電機器および洗濯機
JP6910754B2 (ja) 洗濯機
JP6054097B2 (ja) 洗濯機
JP7197969B2 (ja) インバータ装置
JP2005218195A (ja) 洗濯機用インバータ装置及び洗濯乾燥機用インバータ装置
JP6316384B2 (ja) 洗濯機
CN114438728A (zh) 洗衣机

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160629

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171010