JP2018102379A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄力の向上を図れる洗濯機を提供する。
【解決手段】洗濯機1は、洗濯槽4と、洗濯槽4の底部4Aに設けられた第1回転翼6と、底壁17と第1回転翼6との間のスペースSに洗剤を導く導路37と、洗濯槽4内の洗濯液をスペースSから汲み上げて洗濯槽4内に戻すための揚水路38と、スペースSに配置された第2回転翼7と、モータ5と、給水部43と、制御部とを含む。導路37への洗剤の投入後に、制御部は、給水部43によって規定量より少ない給水を行うことにより、洗剤が所定濃度まで溶けた濃縮洗濯液をスペースSに生成してから、モータ5によって第1回転翼6および第2回転翼7を回転させる濃縮洗浄を行う。第1回転翼6は、回転することによって洗濯槽4内の洗濯物Qを撹拌する。第2回転翼7は、第1回転翼6よりも高速で回転することによってスペースSの洗濯液を揚水路38に送り込む。
【選択図】図1

Description

この発明は、洗濯機に関する。
下記特許文献1に記載の洗濯機は、洗濯槽と、洗濯槽の底部に設けられた第1回転翼と、洗濯槽の底部と第1回転翼との間に設けられた第2回転翼と、揚水路とを含む。第1回転翼は、回転することによって洗濯槽内の洗濯物を撹拌する。第2回転翼は、回転することによって洗濯槽内の洗濯液を洗濯槽の底部から揚水路に送り込む。揚水路は、第2回転翼によって送り込まれた洗濯液を汲み上げて洗濯槽内に戻す。洗濯槽内の洗濯物は、第1回転翼によって撹拌されたり、揚水路から洗濯液が浴びせられたりすることによって、洗浄される。
特開2015−62582号公報
洗濯機では、洗浄力の向上が常に求められる。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、洗浄力の向上を図れる洗濯機を提供することを目的とする。
本発明は、洗濯物の投入口と、前記投入口に下側から対向した底壁とを有し、前記投入口から投入される洗濯物を収容し、洗濯液が前記底壁側から溜められる洗濯槽と、前記洗濯槽内の底部に設けられ、回転することによって前記洗濯槽内の洗濯物を撹拌する第1回転翼と、前記洗濯槽において下側へ延び、前記洗濯槽内における前記底壁と前記第1回転翼との間のスペースに洗剤を導く導路と、前記洗濯槽に設けられ、前記洗濯槽内の洗濯液を前記スペースから汲み上げて前記洗濯槽内に戻すための揚水路と、前記スペースに配置され、前記第1回転翼よりも高速で回転することによって前記スペースの洗濯液を前記揚水路に送り込む第2回転翼と、前記第1回転翼および前記第2回転翼を回転させるモータと、前記洗濯槽内に給水するための給水部と、前記導路への洗剤の投入後に前記給水部によって規定量より少ない給水を行うことにより、洗剤が所定濃度まで溶けた濃縮洗濯液を前記スペースに生成してから、前記モータによって前記第1回転翼および前記第2回転翼を回転させる濃縮洗浄を行う制御部とを含む、洗濯機である。
また、本発明は、前記モータの回転数を検知する検知部をさらに含み、前記濃縮洗浄中における前記モータの回転数が規定回転数まで上昇しない場合には、前記制御部は、前記給水部によって追加の給水を行うことを特徴とする。
また、本発明は、前記追加の給水後の前記濃縮洗浄中における前記モータの回転数が前記規定回転数まで上昇しない場合には、前記制御部は、前記濃縮洗浄を中止して、前記洗濯槽内の水量が前記規定量に達するまで前記給水部によって追加の給水を行なってから前記モータによって前記第1回転翼および前記第2回転翼を回転させる通常洗浄を行うことを特徴とする。
また、本発明は、前記濃縮洗浄中における前記モータの回転数が規定回転数まで上昇した場合には、前記制御部は、前記濃縮洗浄を所定時間継続した後に、前記通常洗浄を行わずに洗い工程を終了することを特徴とする。
本発明によれば、洗濯機の洗濯槽内では、底部に第1回転翼が設けられ、洗濯槽の底壁と第1回転翼との間のスペースに第2回転翼が配置される。洗濯槽に関連して、底壁と第1回転翼との間のスペースに洗剤を導く導路と、洗濯槽内の洗濯液をこのスペースから汲み上げて洗濯槽内に戻すための揚水路とが設けられる。洗濯機では、洗剤が導路に投入されて底壁と第1回転翼との間のスペースに到達した後に規定量より少ない給水が行われることにより、このスペースには、洗剤が所定濃度まで溶けた濃縮洗濯液が生成される。その後、モータによって第1回転翼および第2回転翼が回転することにより、洗濯物の濃縮洗浄が行われる。濃縮洗浄では、第1回転翼が回転することによって洗濯槽内の洗濯物を撹拌するので、洗濯物が洗浄される。さらに、第2回転翼が第1回転翼よりも高速で回転することによって濃縮洗濯液を揚水路に送り込むことにより、濃縮洗濯液が揚水路を通って勢いよく循環しながら洗濯槽内の洗濯物に繰り返し浴びせられるので、洗濯物は濃縮洗濯液によって強力に洗浄される。これらの結果、洗浄力の向上を図れる。
また、本発明によれば、洗濯槽内の洗濯物が第1回転翼の抵抗となることによって濃縮洗浄中におけるモータの回転数が規定回転数まで上昇しない場合には、第2回転翼の回転数も上昇しないので、濃縮洗濯液を勢いよく循環させて洗濯物に浴びせることが困難である。この場合には、洗濯槽内に追加の給水が行われる。すると、濃縮洗濯液における洗剤の濃度が必要以上に下がらない範囲において洗濯槽内の水位が上がることにより、洗濯物を浮かせて第1回転翼の抵抗を減らすことができる。そのため、濃縮洗浄中におけるモータの回転数を規定回転数まで上昇させることによって第2回転翼を高速回転させることができるので、濃縮洗濯液を勢いよく循環させて洗濯物に浴びせることができる。この結果、洗濯槽内の洗濯物が多いことなどによって第1回転翼の当初の抵抗が過大であっても、洗浄力の向上を図れる。
また、本発明によれば、追加の給水後も濃縮洗浄中におけるモータの回転数が規定回転数まで上昇しない場合には、さらに追加の給水を行うと、濃縮洗濯液が、濃縮洗濯液とは言えない通常濃度まで薄められてしまう。この場合には、濃縮洗浄が中止されて、洗濯槽内の水量が規定量に達するまで追加の給水を行なってから第1回転翼および第2回転翼が回転する。これにより、第1回転翼の回転による撹拌や、洗剤が通常濃度まで溶けた洗濯液によって、洗濯物を通常洗浄することができる。
また、本発明によれば、濃縮洗浄中におけるモータの回転数が規定回転数まで上昇した場合には、濃縮洗浄が所定時間継続された後に、通常洗浄が行わずに洗い工程が終了する。これにより、洗い工程における節水を図れるので、少ない給水量でも、濃縮洗浄によって最大限の洗浄力を発揮できる。
図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯機の模式的な縦断面図である。 図2は、洗濯機の電気的構成を示すブロック図である。 図3は、洗濯機において実行される処理を示すフローチャートである。 図4は、洗濯機において実行される洗い工程を示すフローチャートである。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯機1の模式的な縦断面図である。洗濯機1の方向について言及する場合には、図1における洗濯機1の姿勢を基準とする。つまり、図1の上下方向が、洗濯機1の上下方向であり、図1の左右方向や、図1の紙面に直交する方向が、洗濯機1の横方向である。洗濯機1は、ボックス状の筐体2と、筐体2内に配置された水槽3、洗濯槽4、モータ5、第1回転翼6、第2回転翼7、ガイド部8およびカバー部9とを含む。
筐体2の上面部には、洗濯物Qを出し入れするための出入口10と、出入口10を開閉する扉11とが設けられる。水槽3は、いわゆる外槽であって筐体2によって弾性支持される。水槽3は、上下方向に延びる中心軸線Jを有する円筒状の側壁12と、横方向に延びて側壁12の下端を塞いだ円盤状の底壁13とを一体的に含み、例えば樹脂製である。水槽3の上端には、側壁12の上端縁によって区画されて出入口10に下側から対向した開口14が形成される。底壁13の中心部には、貫通穴15が形成される。
以下では中心軸線Jまわりの周方向を周方向Pといい、中心軸線Jを中心とする径方向を径方向Rという。周方向Pおよび径方向Rは、いずれも横方向に沿う水平な方向である。径方向Rのうち、中心軸線Jに近付く方向を径方向内側R1といい、中心軸線Jから離れる方向を径方向外側R2という。
洗濯槽4は、いわゆる内槽である。洗濯槽4は、水槽3よりも一回り小さい円筒状に形成され、水槽3内に同軸状で収容される。洗濯槽4は、中心軸線Jと一致した中心軸線を有する円筒状の側壁16と、横方向に延びて側壁16の下端を塞いだ円盤状の底壁17とを一体的に含み、例えば金属製である。側壁16の下端部と底壁17とは、洗濯槽4の底部4Aを構成する。洗濯槽4の上端には、側壁16の上端縁によって区画されて水槽3の開口14に下側から対向した投入口18が形成される。使用者が扉11を開けると、筐体2の出入口10と開口14と投入口18とが上下方向に並んだ状態で、上側へ開放される。これにより、使用者は、出入口10と開口14と投入口18とを介して、洗濯槽4内に洗濯物Qを投入したり洗濯槽4内の洗濯物Qを取り出したりすることができる。側壁16には、多数の貫通穴(図示せず)が形成される。側壁16の上端部には、洗濯槽4の回転バランスをとるための液体が内部に流動自在に収容されたバランスリング19が取り付けられてもよい。その場合、バランスリング19によって囲まれた領域が、投入口18である。洗濯槽4において投入口18に下側から対向した底壁17では、その中心部に貫通穴20が形成され、貫通穴20の周囲には、複数の貫通穴21が周方向Pに並んで形成される。
水槽3および洗濯槽4に関連して、洗濯機1は、給水路22および排水路23を含む。給水路22の一端には、洗濯槽4内に臨む給水口22Aが形成され、給水路22の他端は、蛇口(図示せず)につながる。給水路22の途中には、開閉可能な給水弁24が設けられる。給水弁24が開くと、蛇口からの水道水が給水路22を流れて給水口22Aから洗濯槽4内に供給される。水道水や、後述するように洗剤が混ざった水を、以下では洗濯液という。洗濯液は、洗濯槽4の内部に底壁17側から溜められる。洗濯液が側壁16の貫通穴(図示せず)や底壁17の貫通穴21を通過して水槽3と洗濯槽4との間で行き来することによって、水槽3および洗濯槽4には、同じ水位の洗濯水が溜まる。排水路23の一端は、水槽3の底壁13に接続され、排水路23の他端は、機外に引き出される。排水路23の途中には、開閉可能な排水弁25が設けられる。排水弁25が開くと、水槽3および洗濯槽4内の洗濯液が排水路23を流れて機外に排出される。
モータ5は、電動モータであって、水槽3の底壁13よりも下側に配置される。モータ5は、例えば上側へ突出した駆動軸27を有する。駆動軸27には、公知の構成のクラッチ機構28が連結される。クラッチ機構28には、モータ5が発生した駆動力を駆動軸27から受け取って出力するための第1出力軸31、第2出力軸32および第3出力軸33が連結される。クラッチ機構28は、第1出力軸31、第2出力軸32および第3出力軸33のそれぞれに対してモータ5の駆動力を伝達したり遮断したりすることができる。
第1出力軸31は、中心軸線Jと一致した中心軸線を有する円柱状に形成される。第1出力軸31は、クラッチ機構28から上側へ延びて水槽3の底壁13の貫通穴15と洗濯槽4の底壁17の貫通穴20とに挿通される。第1出力軸31の上端部31Aは、底壁17よりも上側に突出して洗濯槽4内に配置される。第2出力軸32は、中心軸線Jと一致した中心軸線を有する円管状に形成される。第2出力軸32は、第1出力軸31を取り囲んだ状態でクラッチ機構28から上側へ延びて貫通穴15と貫通穴20とに挿通される。第2出力軸32の上端部32Aは、底壁17よりも上側に突出して洗濯槽4内に配置される。第1出力軸31の上端部31Aは、上端部32Aよりも上側にはみ出して配置される。
第3出力軸33は、中心軸線Jと一致した中心軸線を有する円筒状に配置され、その外周面および内周面は、上下方向における複数の位置で拡径されたり縮径されたりしてもよい。第3出力軸33は、第1出力軸31および第2出力軸32を取り囲んだ状態でクラッチ機構28から上側へ延びて貫通穴15に挿通される。第3出力軸33の上端部33Aは、径方向外側R2へ張り出したフランジ状に形成され、洗濯槽4の底壁17の中央部に対して下側から固定される。これにより、洗濯槽4は、第3出力軸33に対して一体回転可能に連結される。そのため、モータ5の駆動力が第3出力軸33に伝達されると、洗濯槽4が、第3出力軸33とともに中心軸線Jまわりに駆動回転される。
同軸状に配置された第1出力軸31、第2出力軸32および第3出力軸33と、水槽3の底壁13においてこれらの出力軸が挿通された貫通穴15の周縁部とのうち、隣り合うもの同士の間には、転がり軸受や滑り軸受などの軸受34や、オイルシールなどのシール部材35が介挿される。軸受34により、第3出力軸33および洗濯槽4が、水槽3によって中心軸線Jまわりに回転可能に支持され、第1出力軸31、第2出力軸32および第3出力軸33のうち隣り合うもの同士が中心軸線Jまわりに相対回転可能となる。シール部材35により、水槽3および洗濯槽4に溜まった洗濯水が底壁13よりも下側に漏れることが防止される。
円筒状の第3出力軸33の内部には、変速機構36が収容される。変速機構36は、第1出力軸31、第2出力軸32および第3出力軸33のそれぞれに対して機械的に連結される。変速機構36として、遊星歯車機構などの公知の変速機構を採用できる。第1出力軸31および第2出力軸32は、変速機構36を介してクラッチ機構28に連結される。これにより、モータ5の駆動力は、クラッチ機構28および変速機構36を介して第1出力軸31および第2出力軸32に伝達される。すると、第1出力軸31および第2出力軸32のそれぞれは、中心軸線Jまわりに駆動回転される。ただし、変速機構36により、第2出力軸32は、第1出力軸31よりも高速で回転する。
第1回転翼6は、いわゆるパルセータであり、例えば樹脂製である。第1回転翼6は、中心軸線Jと一致した中心軸線を有し、上下方向に薄い円盤状に形成される。第1回転翼6の上面部には、中心軸線Jから放射状に延び、筋状に盛り上がった複数の撹拌羽根6Aが複数形成される。第1回転翼6は、洗濯槽4の底部4Aに設けられ、詳しくは、洗濯槽4内において底壁17に上側から重なって配置される。そのため、洗濯槽4内の下部には、上下方向から第1回転翼6および底壁17によって挟まれて上下に扁平なスペースSが形成される。第1回転翼6の中央部が第1出力軸31の上端部31Aに固定されることによって、第1回転翼6は、第1出力軸31に対して一体回転可能に連結される。そのため、モータ5の駆動力が第1出力軸31に伝達されると、第1回転翼6が第1出力軸31とともに中心軸線Jまわりに駆動回転される。
第2回転翼7は、例えば金属製であり、中心軸線Jと一致した中心軸線を有し、上下方向に薄い円盤状に形成される。第2回転翼7の中心部には、貫通穴7Aが形成される。第2回転翼7の下面部には、下側へ突出して貫通穴7Aから放射状に延びたリブ状の揚水羽根7Bが複数形成される。各揚水羽根7Bは、径方向Rに沿って直線状に延びてもよいし、径方向外側R2へ向かうにつれて湾曲してもよい。第2回転翼7は、洗濯槽4および第1回転翼6の両方に非接触の状態で、これらの間のスペースSに配置される。第2回転翼7の貫通穴7Aには、第1回転翼6の中央部と第1出力軸31の上端部31Aとが遊びを持って挿通される。第2回転翼7において貫通穴7Aの周囲の部分が第2出力軸32の上端部32Aに固定されることによって、第2回転翼7は、第2出力軸32に対して一体回転可能に連結される。そのため、モータ5の駆動力が第2出力軸32に伝達されると、第2回転翼7が中心軸線Jまわりに駆動回転される。前述したように第2出力軸32が第1出力軸31よりも高速で回転するので、第2回転翼7は、第1出力軸31に連結された第1回転翼6よりも高速で回転する。具体的には、第2回転翼7の回転数は、第1回転翼6の回転数の1.5倍以上2.8倍以下に設定されると好ましい。
ガイド部8は、バランスリング19から底壁17までの範囲に亘って洗濯槽4の側壁16に沿って下側へ延びる樋状であって例えば樹脂製であり、その平断面は、例えば径方向内側R1へ凸湾曲した円弧状に形成される。ガイド部8は、側壁16の周上1箇所を径方向内側R1から覆うように側壁16に固定される。これにより、ガイド部8と側壁16との間には、洗濯槽4内において側壁16の上部から底壁17まで下側へ延びる導路37が形成される。ガイド部8の上端部には、ガイド部8を径方向Rに貫通した開口8Aと、開口8Aを開閉する蓋8Bとが設けられる。蓋8Bは、その下端部を通る回動軸8Cを介してガイド部8に連結される。蓋8Bは、実線で示すようにガイド部8に沿って開口8Aを閉じた閉位置と、破線で示すように径方向内側R1へ引き出されて開口8Aを開放した開位置との間で回動軸8Cまわりに回動可能である。蓋8Bが開位置にあるときには、導路37の上端部が、投入部37Aとして開口8Aから径方向内側R1かつ上側へ開放される。導路37の下端部は、径方向内側R1へ湾曲してスペースSに対して径方向外側R2から接続される。なお、ガイド部8は複数存在してもよく、この場合には、導路37も複数設けられる。
カバー部9は、洗濯槽4の側壁16の下端部からバランスリング19の手前までの範囲に亘って上側へ延びる樋状であって例えば樹脂製であり、その平断面は、例えば径方向内側R1へ凸湾曲した円弧状に形成される。カバー部9は、側壁16において周方向Pでガイド部8から外れた部分を径方向内側R1から覆うように側壁16に固定される。これにより、カバー部9と側壁16との間には、洗濯槽4内において側壁16の下端部からバランスリング19の手前まで上側へ延びる揚水路38が形成される。揚水路38の下端部は、径方向内側R1へ湾曲してスペースSに対して径方向外側R2から接続される。揚水路38の下端は、スペースSに連通した入口38Aである。カバー部9の上端部には、カバー部9を径方向Rに貫通した貫通穴9Aが形成される。揚水路38の上端部において貫通穴9Aから径方向内側R1に露出された部分は、出口38Bである。出口38Bは、洗濯槽4内において入口38Aおよび第1回転翼6よりも高い位置に配置されて径方向内側R1を臨む。なお、カバー部9は複数存在してもよく、この場合には、揚水路38も複数設けられる。
図2は、洗濯機1の電気的構成を示すブロック図である。洗濯機1は、制御部40と、検知部41と、表示操作部42と、給水部43と、水位センサ44と、排水部45とをさらに含む。制御部40は、例えば、CPU46と、ROMやRAMなどのメモリ47と、タイマ48とを含むマイコンとして構成され、筐体2に組み込まれる。制御部40には、モータ5、検知部41、表示操作部42、給水部43、水位センサ44および排水部45が電気的に接続される。
制御部40は、モータ5の駆動を制御することによって洗濯槽4、第1回転翼6および第2回転翼7を回転させたり、これらの回転を停止させたりする。また、前述したクラッチ機構28が電動である場合には、制御部40は、クラッチ機構28を制御することによって、洗濯槽4、第1回転翼6および第2回転翼7のそれぞれに対してモータ5の駆動力を伝達したり遮断したりすることができる。検知部41は、モータ5の回転数、厳密には、モータ5内のロータ(図示せず)の回転数を検知する構成であり、例えばホールICによって構成される。検知部41が検知したモータ5の回転数は、制御部40にリアルタイムで入力される。
表示操作部42は、筐体2の表面に設けられ、スイッチや液晶パネルなどで構成される。制御部40は、使用者による表示操作部42の操作を受け付けたり、必要な情報を表示操作部42に目視可能に表示したり、表示操作部42によってブザーを発したりする。給水部43は、前述した給水弁24を少なくとも含む。制御部40は、給水弁24を開閉することによって、水槽3内および洗濯槽4内に給水したり、給水を停止したりする。水位センサ44は、水槽3の水位つまり洗濯槽4の水位を検知する公知のセンサである。排水部45は、前述した排水弁25を少なくとも含む。制御部40は、排水弁25を開閉することによって、水槽3および洗濯槽4の排水をしたり、排水を停止したりする。
次に、洗濯機1において制御部40によって実行される洗濯運転について説明する。図3のフローチャートを参照して、洗濯運転は、洗濯槽4内に収容された洗濯物Qを洗う洗い工程(ステップS1)と、洗い工程後の洗濯物Qをすすぐすすぎ工程(ステップS2)と、すすぎ工程後に洗濯物Qを脱水する脱水工程(ステップS3)とを有する。
図1と図4のフローチャートとを参照して、洗い工程について説明する。使用者が洗濯物Qを投入口18から投入して洗濯槽4内に収容し、表示操作部42を操作することによって洗濯運転の開始を指示すると、制御部40は、この指示を受け付けて(ステップS11)、洗濯槽4内の洗濯物Qの量を負荷量として検知する(ステップS12)。制御部40は、専用のセンサ(図示せず)によって負荷量を検知してもよいし、例えば洗濯槽4を一定回転させたときのモータ5の回転数のばらつきによって負荷量を検知してもよい。制御部40は、今回の負荷量に応じて必要な洗剤および水道水のそれぞれの規定量を取得する。これらの規定量は、負荷量毎にまとめられてメモリ47に予め記憶される。制御部40は、今回の負荷量に応じた洗剤の規定量を表示操作部42に表示する。洗い工程には、今回の負荷量に応じて定められた規定量まで洗濯槽4内に給水してから洗濯物Qを洗う通常洗浄と、規定量よりも大幅に少ない水道水に洗剤を所定濃度まで溶かすことによって生成した濃縮洗濯液を用いた濃縮洗浄とが存在する。なお、ステップS11での使用者からの指示には、濃縮洗浄を行うか否かの選択についての指示が含まれてもよい。
負荷量を検知した制御部40は、使用者による洗剤の投入を待つ(ステップS13)。使用者は、表示操作部42の表示を参考にして、今回定められた規定量分の洗剤を準備し、扉11を開いて蓋8Bを開位置まで回動させてから、洗剤を投入部37Aから導路37内に投入する。すると、投入された洗剤は、導路37を流れ落ちることによって、洗濯槽4の底壁17と第1回転翼6との間のスペースSに導かれる(図1の太い破線の矢印を参照)。このように、導路37は、洗剤をスペースSに導くための直通経路である。次に、使用者が蓋8Bを閉位置まで回動させてから扉11を閉じると、洗剤の投入が完了する。制御部40は、例えばセンサ(図示せず)によって扉11が閉じたことを検知すると、洗剤の投入があったと判断し(ステップS13でYES)、給水部43によって水槽3および洗濯槽4内への給水を開始する(ステップS14)。
給水によって洗濯槽4内の水位が、前述した規定量での水位より低い所定水位まで上昇したときに、スペースSおよびその周囲において、前述した濃縮洗濯液が完成するので、制御部40は、濃縮洗濯液が完成したか否かを洗濯槽4内の水位に基づいて監視する(ステップS15)。ここでの所定水位とは、例えば規定量での水位の50%に相当する水位である。濃縮洗濯液が完成すると、つまり、制御部40は、このように規定量より少ない給水を行うことによって濃縮洗濯液をスペースSに生成すると(ステップS15でYES)、給水を停止して濃縮洗浄を開始する(ステップS16)。具体的に、制御部40は、し、濃縮洗濯液がスペースSに溜まった状態において、モータ5によって第1回転翼6および第2回転翼7を回転させる。
濃縮洗浄中では、洗濯槽4内で第1回転翼6の上にある洗濯物Qが、回転する第1回転翼6の撹拌羽根6Aに接触することによって撹拌される。また、スペースSの濃縮洗濯液が、回転する第2回転翼7の揚水羽根7Bによって径方向外側R2へ押し出されて揚水路38の入口38Aに送り込まれ、揚水路38を上昇して出口38Bから洗濯槽4内の洗濯物Qに散布される(図1の太い実線の矢印を参照)。このような第2回転翼7によるポンプアップ効果によってスペースSから揚水路38内に汲み上げられて出口38Bから洗濯槽4内に戻された濃縮洗濯液が洗濯物Qに浸透すると、洗濯物Qの汚れが濃縮洗濯液における高濃度の洗剤成分によって分解される。洗濯物Qに浸透した濃縮洗濯液は、洗濯槽4内において、洗濯物Qからしみ出した後にスペースSまで流れ落ちる。これにより、濃縮洗濯液は、スペースSから揚水路38と洗濯物Qとを通ってスペースSに戻るように循環する。
濃縮洗浄では、第1回転翼6が回転することによって洗濯槽4内の洗濯物Qを撹拌するので、洗濯物Qが第1回転翼6からの機械力によって洗浄される。さらに、第2回転翼7が第1回転翼6よりも高速で回転することによって濃縮洗濯液を揚水路38の入口38Aに送り込むことにより、濃縮洗濯液が揚水路38を通って勢いよく循環しながら洗濯槽4内の洗濯物Qに繰り返し浴びせられる。これにより、全ての洗濯物Qは濃縮洗濯液内の高濃度の洗剤成分によって強力に洗浄される。これらの結果、洗浄力の向上を図れる。
制御部40は、濃縮洗浄の開始からの経過時間をタイマ48によって監視する。濃縮洗浄の開始から第1の洗い時間が経過すると(ステップS17でYES)、現時点のモータ5の回転数が規定回転数に到達したか否かを検知部41によって確認する(ステップS18)。モータ5の回転数が規定回転数以上であれば、第2回転翼7が高速回転中であることにより、濃縮洗濯液は、洗濯物Qを十分に洗浄できる程度の勢いで循環中である。一方、モータ5の回転数が規定回転数未満であれば、第2回転翼7の回転数が低いので、濃縮洗濯液の勢いが弱く、場合によっては循環せずにスペースSに留まった状態にある。モータ5の回転数が規定回転数以上であれば(ステップS18でYES)、制御部40は、濃縮洗浄を継続する(ステップS19)。そして、濃縮洗浄の開始から第2の洗い時間が経過すると(ステップS20でYES)、制御部40は、モータ5を停止させることによって濃縮洗浄を終了する(ステップS21)。
制御部40は、濃縮洗浄の終了後に、最終給水として、前述した規定量に達するまで洗濯槽4内に水を溜める(ステップS22)。これより、最終給水開始前での給水量と規定量との差に相当する残りの水が洗濯槽4内に追加されるので、洗濯槽4内の洗濯液における洗剤の濃度が、濃縮洗濯液での洗剤の濃度よりも低くなる。そして、制御部40は、給水を停止して通常洗浄を開始し、モータ5によって第1回転翼6および第2回転翼7を回転させる(ステップS23)。通常洗浄では、規定量まで溜まった大量の洗濯液に浸かった洗濯物Qが、回転する第1回転翼6に撹拌されたり、第2回転翼7の回転により循環する通常濃度の洗濯液が浴びせられたりすることによって洗浄される。そして、通常洗浄の開始から第3の洗い時間が経過すると(ステップS24でYES)、制御部40は、モータ5を停止させることによって通常洗浄を終了するので、洗い工程が完了する。
ただし、第2の洗い時間の設定次第では、濃縮洗浄が第2の洗い時間まで継続された場合には、洗濯物Qが十分洗浄された状態になることがある。そこで、濃縮洗浄中におけるモータ5の回転数が規定回転数まで上昇した場合には(ステップS18でYES)、制御部40は、濃縮洗浄を第2の洗い時間までの所定時間継続した後に(ステップS20でYES)、最終給水(ステップS22)および通常洗浄(ステップS23およびS24)を行わずに洗い工程を終了してもよい。この場合には、洗い工程における節水を図れるので、少ない給水量でも、濃縮洗浄によって最大限の洗浄力を発揮できる。
なお、洗い工程の完了時には、制御部40は、排水部45によって水槽3および洗濯槽4の排水をする。排水後のすすぎ工程(ステップS2)では、制御部40は、水道水を洗濯槽4内に溜めて第1回転翼6および第2回転翼7を回転させることによって水流を発生させるので、洗濯槽4内の洗濯物Qが水流によってすすがれる。すすぎ工程は複数回行われてもよい。すすぎ工程の完了時には、制御部40は、排水部45によって水槽3および洗濯槽4の排水をする。排水後の脱水工程(ステップS3)では、制御部40は、排水部45の排水弁26を開いた状態で洗濯槽4を高速回転させる。これにより、洗濯物Q内の水分が遠心力によって染み出ることにより、洗濯物Qが脱水される。
一方、洗濯槽4内の洗濯物Qの負荷量が多いことなどにより、洗濯物Qが第1回転翼6の抵抗となることによって、第1の洗い時間が経過した時点におけるモータ5の回転数が、不十分であって規定回転数まで上昇しないことがある。これでは、第2回転翼7の回転数も上昇しないので、濃縮洗濯液を勢いよく循環させて洗濯物Qに浴びせることが困難である。そこで、第1の洗い時間が経過した時点におけるモータ5の回転数が規定回転数まで上昇しない場合には(ステップS18でNO)、制御部40は、濃縮洗浄に関連して予め定められたカウント値を参照する(ステップS25)。
カウント値は、メモリ47に記憶され、濃縮洗浄が終了する度に零にリセットされる値であって、第1の洗い時間が経過した時点におけるモータ5の回転数が規定回転数未満であるとインクリメント(+1)される。現時点のカウント値が、「3」などの予め設定された所定値未満であれば(ステップS25でYES)、制御部40は、現時点のカウント値をインクリメントするとともに、モータ5を一旦停止させて濃縮洗浄を中断し、前述した洗濯槽4内の水量が規定量に達しない範囲で追加の給水を行う(ステップS26)。つまり、濃縮洗浄中におけるモータ5の回転数が規定回転数まで上昇しない場合には、制御部40は、リトライ処理として追加の給水を行う。
追加の給水の後、制御部40は、給水を停止した後に濃縮洗浄を再開し(ステップS16)、ステップS17以降の処理を実施する。追加の給水により、濃縮洗濯液における洗剤の濃度が必要以上に下がらない範囲において洗濯槽4内の水位が上がるので、洗濯物Qを浮かせて第1回転翼6の抵抗つまりモータ5の負担を減らすことができる。そのため、濃縮洗浄中におけるモータ5の回転数を規定回転数まで上昇させることによって第2回転翼7を高速回転させることができる。この場合には、追加の給水によって若干薄まったものの引き続き洗剤が高濃度に溶けた濃縮洗濯液を勢いよく循環させて洗濯物Qに浴びせることができる。この結果、洗濯槽4内の洗濯物Qが多いことなどによって第1回転翼6の当初の抵抗が過大であっても、洗浄力の向上を図れる。なお、濃縮洗浄の再開後のステップS18では、濃縮洗浄の再開時から第1の洗い時間が経過した時点におけるモータ5の回転数が規定回転数に到達したか否かが、制御部40によって確認される。
濃縮洗浄の再開後もモータ5の回転数が規定回転数に到達せず、最終的にカウント値が3まで増加すると(ステップS25でNO)、制御部40は、濃縮洗浄を強制終了し(ステップS21)、最終給水(ステップS22)の後に、通常洗浄を実施する(ステップS23)。追加の給水後の濃縮洗浄中におけるモータ5の回転数が規定回転数まで上昇しない場合には、さらに追加の給水を行うと、濃縮洗濯液が、濃縮洗濯液とは言えない通常濃度まで薄められてしまうので、本来の濃縮洗浄の効果が得られない虞がある。そこで、制御部40は、このように濃縮洗浄を中止して(ステップS21)、洗濯槽4内の水量が規定量に達するまで追加の給水を行なってから(ステップS22)、第1回転翼6および第2回転翼7を回転させる通常洗浄を行う(ステップS23)。これにより、第1回転翼6の回転による撹拌や、洗剤が通常濃度まで溶けた洗濯液によって、洗濯物Qを通常洗浄することができる。制御部40は、第3の洗い期間が経過するまで通常洗浄を実施した後に(ステップS24でYES)、洗い工程を終了する。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、洗濯機1は、洗濯物Qを乾燥させる機能を有する洗濯乾燥機であってもよい。また、洗濯機1は、前述した実施形態では洗濯槽4の中心軸線Jが上下方向に延びる縦型タイプであるが、洗濯槽4は、中心軸線Jが上下方向に対して交差するように配置されてもよい。
1 洗濯機
4 洗濯槽
4A 底部
5 モータ
6 第1回転翼
7 第2回転翼
17 底壁
18 投入口
37 導路
38 揚水路
40 制御部
41 検知部
43 給水部
Q 洗濯物
S スペース

Claims (4)

  1. 洗濯物の投入口と、前記投入口に下側から対向した底壁とを有し、前記投入口から投入される洗濯物を収容し、洗濯液が前記底壁側から溜められる洗濯槽と、
    前記洗濯槽の底部に設けられ、回転することによって前記洗濯槽内の洗濯物を撹拌する第1回転翼と、
    前記洗濯槽において下側へ延び、前記洗濯槽内における前記底壁と前記第1回転翼との間のスペースに洗剤を導く導路と、
    前記洗濯槽に設けられ、前記洗濯槽内の洗濯液を前記スペースから汲み上げて前記洗濯槽内に戻すための揚水路と、
    前記スペースに配置され、前記第1回転翼よりも高速で回転することによって前記スペースの洗濯液を前記揚水路に送り込む第2回転翼と、
    前記第1回転翼および前記第2回転翼を回転させるモータと、
    前記洗濯槽内に給水するための給水部と、
    前記導路への洗剤の投入後に前記給水部によって規定量より少ない給水を行うことにより、洗剤が所定濃度まで溶けた濃縮洗濯液を前記スペースに生成してから、前記モータによって前記第1回転翼および前記第2回転翼を回転させる濃縮洗浄を行う制御部とを含む、洗濯機。
  2. 前記モータの回転数を検知する検知部をさらに含み、
    前記濃縮洗浄中における前記モータの回転数が規定回転数まで上昇しない場合には、前記制御部は、前記給水部によって追加の給水を行う、請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記追加の給水後の前記濃縮洗浄中における前記モータの回転数が前記規定回転数まで上昇しない場合には、前記制御部は、前記濃縮洗浄を中止して、前記洗濯槽内の水量が前記規定量に達するまで前記給水部によって追加の給水を行なってから前記モータによって前記第1回転翼および前記第2回転翼を回転させる通常洗浄を行う、請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記濃縮洗浄中における前記モータの回転数が規定回転数まで上昇した場合には、前記制御部は、前記濃縮洗浄を所定時間継続した後に、前記通常洗浄を行わずに洗い工程を終了する、請求項3に記載の洗濯機。
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