JP2022106415A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】給排水の時間を短くして、洗濯が早く終わるようにした洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機1は、洗濯物を収容する洗濯槽12と、洗濯槽12内の水位を検知する水位検知部51と、洗濯槽12での水流を決定する制御部52と、予め設定された内容で洗濯を行う標準コースおよび時短コースの選択を受け付ける操作部15とを備える。時短コースでは、すすぎ工程での水位を洗い工程での水位より低く設定する。【選択図】図3

Description

本発明は、洗濯物を洗濯する洗濯機に関する。
従来、全自動洗濯機では、洗濯の際の給水を適宜制御しており、すすぎ工程では、給水しながら撹拌翼(パルセータ)を動作させている。そして、水槽内の水位が満量になると、オーバーフローさせながら、すすぎを行っていた。このように、満量にしつつ注水しながらすすぎを行うと、水の使用量が増えたり、水が飛散したりするので、水位を調整しながらすすぎを行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、給水時においては、撹拌翼等の回転を制御することで、洗剤の溶け残りを回避する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平8-33787号公報 特開2019-107066号公報
特許文献1に記載の洗濯機は、給水および排水機能と、水槽内の水位を検知する水検知機能とを備えており、すすぎ工程では、設定水位よりも低い水位から給水しながらすすぎ動作を行っている。
特許文献2に記載の洗濯機は、水槽と、水槽内に設けられた回転槽と、回転槽の底部に設けられたパルセータと、回転槽およびパルセータを回転させる駆動装置と、動作を制御する制御装置とを備え、水槽内に設定量の水を供給するまでに、パルセータを単独で回転させた後、パルセータおよび回転槽を一体に回転させている。
上述したこれらの洗濯機では、洗濯時間を短縮することが考慮されていない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、給排水の時間に着目して、洗濯が早く終わるようにした洗濯機を提供することを目的とする。
本発明に係る洗濯機は、洗濯物を洗濯する洗濯機であって、洗濯物を収容する洗濯槽と、前記洗濯槽内の水位を検知する水位検知部と、前記洗濯槽での水流を決定する制御部と、予め設定された内容で洗濯を行う標準コースおよび時短コースの選択を受け付ける操作部とを備え、前記時短コースでは、すすぎ工程での水位を洗い工程での水位より低く設定することを特徴とする。
本発明に係る洗濯機は、前記洗濯槽内の洗濯物の量を検知する容量検知部を備え、前記洗濯槽内の洗濯物の量が所定値を超えている場合には、前記すすぎ工程での水位と前記洗い工程での水位とを同じに設定する構成としてもよい。
本発明に係る洗濯機は、前記時短コースでは、前記洗い工程または前記すすぎ工程において、給水時の水位に応じて水流を変化させる構成としてもよい。
本発明に係る洗濯機は、前記時短コースでは、前記洗い工程または前記すすぎ工程において、水位が増すのに応じて水流を強くする構成としてもよい。
本発明に係る洗濯機は、前記洗濯槽へ供給される水の水圧が、低水圧であるか否かを検出する低水圧検出部を備え、前記制御部は、前記低水圧検出部によって低水圧であると検出された場合、前記操作部で受け付けた選択に拘わらず、前記すすぎ工程での水位と前記洗い工程での水位とを同じに設定する構成としてもよい。
本発明によると、洗濯時間に占める時間が大きい給排水の時間を短くすることで、洗濯が早く終わるようにすることができる。洗い工程では、洗濯槽に貯めた水の量が洗濯性能に影響するが、すすぎ工程では、総量として多く水を使えば、洗濯槽に水を溜めなくても十分に洗濯物をすすぐことができるので、水位を低く設定することにより、給水および排水に掛かる時間を短縮することができる。
本発明の第1実施形態に係る洗濯機の概略断面図である。 図1に示す洗濯機の操作部を示す要部説明図である。 本発明の第1実施形態に係る洗濯機の概略構成図である。 洗濯機における水流制御を示す説明図である。 標準コースでの水流制御を示す説明図である。 洗い工程での切替水位の一例をまとめた一覧図表である。 すすぎ工程での切替水位の一例をまとめた一覧図表である。 本発明の第1実施形態に係る洗濯機での処理フローを示すフロー図である。 本発明の第2実施形態に係る洗濯機において、すすぎ工程での切替水位の一例をまとめた一覧図表である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る洗濯機について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る洗濯機の概略断面図である。
本発明の第1実施形態に係る洗濯機1は、金属、または合成樹脂などで形成された本体筐体10を備えている。本体筐体10は、直方体形状とされ、上面には、洗濯物を投入するための洗濯物投入口10aが設けられている。洗濯物投入口10aは、回動可能に支持された上蓋11に覆われており、上蓋11を開くことで、洗濯物投入口10aが露出される。
本体筐体10の内部には、洗濯槽12および水槽13が収容されている。洗濯槽12および水槽13は、上側が開口した有底筒状のカップの形状をしており、各々中心軸を垂直にして、水槽13を外側とし、洗濯槽12を内側とする形で同軸に配置されている。
洗濯槽12内の底面には、撹拌翼14が回転可能に配置されている。また、水槽13の下側には、制動機構21と駆動モータ22とを有する駆動ユニット20が取り付けられている。駆動ユニット20には、洗濯槽12および撹拌翼14が接続されており、クラッチの切り替えによって、回転させる対象を選択でき、工程に応じて、撹拌翼14のみを回転させたり、洗濯槽12と撹拌翼14との両方を回転させたりできる。
洗濯機1は、洗濯槽12への給水を行う給水部30を備えている。給水部30は、給水管31を介して水道と接続されている。なお、給水部30には、洗濯槽12に洗剤(および仕上げ剤)を投入する洗剤投入部32が接続されていてもよく、収容した洗剤を、給水部30から供給される水に混ぜて一緒に洗濯槽12へ投入する構成としてもよい。給水部30と洗剤投入部とは、弁を介して接続されており、弁の開閉を制御することで、洗剤や仕上げ剤を投入するタイミングを調整できる。
水槽13には、排水管40が接続されており、排水管40には、排水弁41が設けられている。排水弁41を閉じた状態で給水することで、洗濯槽12に水を溜めることができ、排水弁41を開くことで、洗濯槽12内の水を排水できる。
洗濯機1は、本体筐体10の上面前部に操作部15が設けられている。操作部15は、例えば、複数のボタンなどで構成されており、ユーザの入力によって、洗濯の開始および停止や、洗濯における各種設定などを受け付ける。
図2は、図1に示す洗濯機の操作部を示す要部説明図である。
図2は、洗濯機1から操作部15を抽出して示しており、操作部15に設けられたボタンや表示等を模式的に示している。なお、図2では、操作部15の一例を示しており、これに限定されず、ボタン等の配置や数を適宜変更してもよい。
具体的に、操作部15には、電源ボタン15a、スタートボタン15b、時短ボタン15c、設定ボタン15d、コース選択ボタン15f、コース表示15e、水位表示15g、および時間表示15hが設けられて、各種ボタンによって洗濯機1への指示を受け付ける。電源ボタン15aは、オンおよびオフの指示を受け付ける。スタートボタン15bは、各種動作の開始および一時停止の指示を受け付ける。時短ボタン15cは、時短コースを選択する指示を受け付ける。なお、時短コースの詳細な内容については、洗濯機1の洗濯動作と併せて説明する。設定ボタン15dは、洗濯動作における各種設定を変更する指示を受け付ける。各種設定については、例えば、洗いやすすぎ、乾燥といった各工程の実施回数や時間など、洗濯動作における詳しい内容である。
洗濯機1では、上述した時短コースの他に、複数の洗濯コースが予め設けられており、それぞれの洗濯コースに対して基本設定が指定されている。つまり、いずれかの洗濯コースを選択することで、様々な洗濯動作の設定を一括して指示することができる。また、洗濯コースを選択した後に、設定ボタン15dによって、各種設定を個別に変更してもよい。なお、洗濯機1では、洗濯コースを選択することなく、各種設定を適宜指定することで、洗濯動作の内容を受け付けてもよい。
コース選択ボタン15fは、予め設けられた複数の洗濯コースのうち、いずれの洗濯コースを選択するかの指示を受け付ける。コース表示15eは、いずれの洗濯コースが選択されているかを視覚的に示す。コース表示15eでは、例えば、各洗濯コースの名称や図柄を表示する表示領域が設けられており、表示領域を点灯や点滅させて、選択されている洗濯コースを示す。水位表示15gは、設定水位に対応する水量の値を表示している。時間表示15hは、洗濯時間や洗濯残り時間などを表示している。
図2に示す一例では、時短ボタン15cを設けて、特に、時短コースを選択しやすい構成としたが、これに限定されず、コース選択ボタン15fによって時短コースを選択できるようにして、時短ボタン15cを設けない構成としてもよい。
図3は、本発明の第1実施形態に係る洗濯機の概略構成図である。
洗濯機1には、図1に示す各部の他に、水位検知部51、制御部52、容量検知部53、および低水圧検出部54が設けられている。水位検知部51は、洗濯槽12内の水位を検知し、容量検知部53は、洗濯槽12内の洗濯物の量を検知する。なお、水位検知部51および容量検知部53は、複数のセンサで構成されていてもよく、検知する対象に応じたセンサが設けられていればよい。また、水位については、洗濯槽12内の水位を直接検知する構成に限らず、洗濯槽12へ水を供給した時間などから、洗濯槽12の水位を算出する構成としてもよい。
制御部52は、例えば、CPUなどであって、操作部15で受け付けた入力や、水位検知部51および容量検知部53での検知結果に応じて、洗濯機1の動作を制御する。
低水圧検出部54は、洗濯機1に供給される水の水圧が低水圧かどうかを検出する。具体的に、低水圧かどうかの検出方法は、水位検知部51で検知した水位と、タイマーによって測定した時間とに基づいて、所定時間当たりの給水量を算出する。この給水量は、水圧が低いと少なくなり、水圧が高いと多くなるので、所定値以下である場合に、低水圧であると判定される。
次に、洗濯機1における水流制御について、図4および図5を参照して説明する。
図4は、洗濯機における水流制御を示す説明図である。
本実施の形態に係る洗濯機1では、ユーザが選択可能な洗濯コースとして、「標準コース」と「時短コース」とを有している。「標準コース」は、基本となる洗濯コースとされており、洗濯物の量に応じた設定水位となるように給水し、洗い、すすぎ、および脱水など所定の工程を実施する。「時短コース」は、「標準コース」よりも洗濯時間が短くなるように動作する洗濯コースとされており、給水に併せて洗濯槽12等を回転させる。
図4では、「時短コース」での時間の経過および動作の推移に応じた水流の変化を示しており、上部には、制御部52から駆動ユニット20への指示を表す「モータ駆動」が記載されており、中部には、駆動ユニット20の動作を模式的に表す「モータ回転数」が記載されている。下部には、洗濯槽12への給水の有無を示す「給水」が記載されている。図4では、横軸が時間の経過および動作の推移を示している。
本実施の形態に係る洗濯機1は、洗濯槽12の上部が開口した縦型洗濯機とされており、上方から見て洗濯槽12の略中心に、洗濯槽12および撹拌翼14の回転軸が位置している。洗濯槽12および撹拌翼14は、回転軸回りの両方向に回転する構成とされ、以下では説明のため、洗濯槽12および撹拌翼14の回転について右回転および左回転と呼ぶことがある。
制御部52では、駆動ユニット20に対し回転方向と目標回転数とを指示している。図4における「モータ駆動」では、回転を停止させる指示が「OFF」に対応し、右回転させる指示が「R」に対応し、左回転させる指示が「L」に対応する。また、縦軸に沿って「OFF」から離れるほど、目標回転数が大きいことを表している。さらに、図4における「モータ回転数」では、回転を停止している状態が「0」に対応し、右回転での回転数が「R」に対応し、左回転での回転数が「L」に対応する。また、縦軸に沿って「0」から離れるほど、回転数が大きいことを表している。回転数が大きくなって、洗濯槽12および撹拌翼14を速く回転させるほど、洗濯槽12内の水流が強くなっていく。図4における「給水」では、洗濯槽12に水を供給している状態が「ON」に対応し、洗濯槽12への水の供給を停止している状態が「OFF」に対応する。
「時短コース」では、水位の上昇に応じて、回転給水動作、なじませ水流弱動作、なじませ水流強動作、主水流動作の順に動作を切り替えていく。動作を切り替える際の切替水位については、後述する図6および図7に示すように、洗濯槽12内の洗濯物の量に応じて、所定値が設定されている。以下では説明のため、切替水位について、回転給水動作からなじませ水流弱動作に切り替える際の水位を第1水位と呼び、なじませ水流弱動作からなじませ水流強動作に切り替える際の水位を第2水位と呼び、なじませ水流強動作から主水流動作に切り替える際の水位を第3水位と呼び、主水流動作を終了する際の水位を第4水位と呼ぶ。
時間T0から時間T1の間の第1区間PE1は、回転給水動作とされており、一方向に少しずつ回すことで洗浄液(洗剤を含む水)を洗濯物に満遍無くかけるとともに、洗濯物全体に洗浄液を浸透しやすいようにしている。具体的に、短い時間だけ右回転させた後、所定の時間停止し、再度、短い時間だけ右回転させる動作を繰り返す。本実施の形態では、目標回転数を700rpmとし、右回転させるオン時間が0.3秒とされ、回転を停止させたオフ時間が15秒とされている。「モータ回転数」は、オンになった時から徐々に上昇するが、オン時間が短いため、回転数が大きくなる前に、オフにされて回転数が0になる。水位が上昇して第1水位(後述するA1水位またはS1水位)に到達した時間T1において、次の動作に切り替える。
時間T1から時間T2の間の第2区間PE2は、なじませ水流弱動作とされており、弱い水流によって、洗濯物を傷めないようにしつつ、洗浄液を洗濯物になじませている。ここでは、水位が低く水量は少ないが、洗濯槽12の底付近は洗浄液に浸かっている。この状態で撹拌翼14を勢いよく回すと、水や洗濯物から受けた力によって、大きく揺れ動いた洗濯槽12が水槽13に当たるので、これを避けるように水流を弱くしている。なじませ水流弱動作では、一方向に回転させた後に、回転を停止し、逆方向に回転させた後に、回転を停止しており、この一連の動作を一サイクルとして繰り返している。本実施の形態では、目標回転数を1000rpmとし、右回転させるオン時間が0.6秒とされ、オフ時間が0.6秒とされている。その後、左回転させるオン時間も、右回転と同様に0.6秒とされ、オフ時間が0.6秒とされている。「モータ回転数」は、回転給水動作よりも早く上昇するが、目標回転数に到達する前にオフにされる。水位が上昇して第2水位(後述するA2水位またはS2水位)に到達した時間T2において、次の動作に切り替える。
時間T2から時間T3の間の第3区間PE3は、なじませ水流強動作とされており、なじませ水流弱動作よりも水流を強くするように動作する。なじませ水流強動作では、なじませ水流弱動作のときよりも水量が増えたのに合わせて、撹拌翼14を強く回転させる。水量が増えたことで、洗濯槽12が安定して回転するようになり、水流を強くしても、水槽13に当たりにくくなっている。なじませ水流強動作は、なじませ水流弱動作に対して、右回転と左回転とを繰り返すことは同じであるが、オン時間の比率を増やすように、オン時間を長くし、オフ時間を短くしている。本実施の形態では、目標回転数を1000rpmとし、右回転させるオン時間が0.8秒とされ、オフ時間が0.4秒とされている。その後、左回転させるオン時間も、右回転と同様に0.8秒とされ、オフ時間が0.4秒とされている。「モータ回転数」は、なじませ水流弱動作と同様に上昇し、目標回転数に到達した頃にオフにされる。水位が上昇して第3水位(後述するA3水位またはS3水位)に到達した時間T3において、次の動作に切り替える。
時間T3から時間T4の間の第4区間PE4は、主水流動作とされており、標準コースにおいて水位が同じくらいの状態よりも、やや強い水流で動作させることで、洗いおよびすすぎの作用を強めて、時間の短縮を図っている。主水流動作は、なじませ水流強動作と略同様の動作をし、オン時間の比率をさらに増やしている。本実施の形態では、目標回転数を1000rpmとし、右回転させるオン時間が1.5秒とされ、オフ時間が0.6秒とされている。その後、左回転させるオン時間も、右回転と同様に1.5秒とされ、オフ時間が0.6秒とされている。「モータ回転数」は、なじませ水流強動作と同様に上昇し、目標回転数に到達してから少し経過した後、オフにされる。水位が上昇して第4水位(後述するA4水位またはS4水位)に到達した時間T4において、給水部30の弁を閉じて、給水を停止する。「時短コース」においては、時間T0から設定水位に到達するまで給水している。設定水位が第4水位よりも高い場合には、時間T4後も給水部30の弁を開けて給水し、水位が設定水位に到達したら給水部30の弁を閉じて、給水を停止する。
洗い工程での主水流動作については、第4水位に到達した直後に終了させず、所定の時間経過するまで実施してもよい。また、主水流動作を実施している際は、第4水位を維持するように適宜給水してもよい。
主水流動作を終了した後は、排水弁41を開いて減水工程を実施する。減水工程においては、排水弁41を開いて排水を行うと伴に、給水部30の弁を開いて給水を行ってもよい。給水量よりも排水量が多くなるように設定していれば、洗濯槽12内の水は減っていく。このように、単に排水するだけでなく、給水も同時に行うことで、洗浄液における洗剤の濃度をより薄めることができ、洗濯物における洗剤残りを防ぐことができる。
上述した水流制御は一例であり、本発明はこれに限定されず、例えば、モータの種類などによって、制御の内容を変更してもよい。具体的に、インバータモータを用いた場合では、モータのオン比率だけでなく、トルクも水位に応じて強くなるように設定してもよい。
上述したように、時短コースでは、洗い工程またはすすぎ工程において、給水開始から設定水位に到達するまでの水位に応じて水流を変化させており、水位が増すのに応じて水流を強くしている。
このように、水位に応じて水流に変化をつけることにより、洗濯時間を短くしつつ、洗濯物を効率的に洗うことができる。また、洗濯槽12に水を溜めきる前になじませ水流動作をさせることで、補給水給水の工程が不要となる。なお、ここでの補給水給水とは、洗浄液やすすぎ水を洗濯物になじませた際、水位が低下することがあるので、これを補うための給水を指す。また、なじませ水流を段階的に強くすることで、なじませ中に洗いおよびすすぎの効果を得ることができる。従って、短時間であっても、十分な洗濯性能を発揮することができる。
図5は、標準コースでの水流制御を示す説明図である。
図5に示す「標準コース」での水流制御では、図4に示す「時短コース」での水流制御に対して、一部の動作が異なっているので、異なる点について詳しく説明し、同様の事項の説明を省略する。
「標準コース」では、開始時から給水し、設定水位となるまでが「時短コース」での第1区間PE1(回転給水動作)と同様の比較第1区間HPE1とされている。次は、「時短コース」での第3区間PE3と同様の比較第2区間HPE2とされている。なお、比較第2区間HPE2では、給水が「OFF」とされている。その後、なじませによる水位の低下を補う補給水給水動作を行った後が、「時短コース」での第4区間PE4と同様の比較第3区間HPE3とされている。給水については、補給水給水動作の間だけ「ON」とされ、比較第3区間HPE2では「OFF」とされている。このように、標準コースでは、設定水位に到達するまでは、洗浄液やすすぎ水を洗濯物に十分なじませることができず、補給水給水の工程が必要となる。また、給水中には水流は強くないので、洗いおよびすすぎの効果を得られにくい。
図6は、洗い工程での切替水位の一例をまとめた一覧図表である。
上述した切替水位は、設定水位に応じてそれぞれ設けられており、本実施の形態では、62L、50L、40L、および23Lの4つの設定水位が設けられている。洗い工程での切替水位は、第1水位をA1水位と呼び、第2水位をA2水位と呼び、第3水位をA3水位と呼び、第4水位をA4水位と呼ぶ。具体的に、設定水位が62Lである場合では、A1水位は31Lとされ、A2水位は40Lとされ、A3水位は47Lとされ、A4水位は62Lとされており、A4水位が設定水位と同じ値になるように設定されている。同様に、設定水位が50Lである場合では、A1水位は10Lとされ、A2水位は31Lとされ、A3水位は40Lとされ、A4水位は50Lとされている。
図7は、すすぎ工程での切替水位の一例をまとめた一覧図表である。
1回の洗濯において、途中で水位を変更するなどの特別な指示がない場合、洗い工程とすすぎ工程とでは、同じ設定水位が適用されるが、切替水位は別に設定されている。すすぎ工程での切替水位は、第1水位をS1水位と呼び、第2水位をS2水位と呼び、第3水位をS3水位と呼び、第4水位をS4水位と呼ぶ。すすぎ工程では、設定水位が62Lである場合、S1水位は31Lとされ、S2水位は40Lとされ、S3水位は47Lとされ、S4水位は50Lとされており、S4水位が設定水位より低く設定されている。また、設定水位が50Lである場合では、S1水位は10Lとされ、S2水位は31Lとされ、S3水位は37Lとされ、S4水位は40Lとされている。同様に、設定水位が40Lである場合でも、S4水位は31Lとされており、設定水位が23Lである場合でも、S4水位は22Lとされており、S4水位が設定水位より低く設定されており、すすぎ工程において、最終的に洗濯槽12に溜める水量は、洗い工程より少なくなっている。
水位を低くすると、給水に掛ける時間と伴に、排水に掛ける時間も短くなる。このように、洗濯時間に占める時間が大きい給排水の時間を短くすることで、洗濯が早く終わるようにすることができる。洗い工程では、洗濯槽12に貯めた水の量が洗濯性能に影響するが、すすぎ工程では、給水中からすすぎの効果を得られる水流とすることで、洗濯槽12に水を溜めなくても十分に洗濯物をすすぐことができるので、水位を低く設定することができる。
図8は、本発明の第1実施形態に係る洗濯機での処理フローを示すフロー図である。
処理フローの開始時では、洗濯における設定がなされて洗濯の開始が指示された状態であって、時短コースが選択されている。
ステップS01では、容量検知部53によって、洗濯物の容量の検知を行う。容量検知部53は、洗濯物の容量(重量)を検知する。なお、容量を検知する際には、例えば、洗濯槽12や撹拌翼14を適宜回転させて、洗濯物の偏りを解消してもよい。
ステップS02では、給水部30によって、洗濯槽12へ給水を行う。また、ここでの給水の際、水と併せて洗剤を投入してもよい。
ステップS03では、水位検知部51によって、設定水位を検知したかどうかを判断する。ここでの設定水位は、給水に掛かる時間を判断するために設けられたものであり、洗濯機1の構成に応じて、所定の値が設定されていればよい。その結果、設定水位を検知した場合(ステップS03:Yes)には、ステップS06へ進む。一方、設定水位を検知していない場合(ステップS03:No)には、ステップS04へ進む。
ステップS04では、制御部52によって、第1判定時間を経過したかどうかを判断する。なお、第1判定時間は、洗濯機1の構成に応じて、所定の値が設定されていればよい。その結果、第1判定時間を経過した場合(ステップS04:Yes)には、ステップS05へ進み、給水異常であると判定される(ステップS05)。一方、第1判定時間を経過していない場合(ステップS04:No)には、ステップS03へ戻る。つまり、給水を開始してから所定の時間を経過しても、水位を検知できる程度までに水が溜まっていない場合は、正常に給水されていないと判断して、動作を停止させる。
ステップS06では、制御部52によって、第2判定時間を経過したかどうかを判断する。なお、第2判定時間は、洗濯機1の構成に応じて、所定の値が設定されていればよいが、後述するように、洗濯物の容量に応じた可変の値とされていてもよい。制御部52で判断した結果、第2判定時間を経過した場合(ステップS06:Yes)には、ステップS07へ進む。一方、第2判定時間を経過していない場合(ステップS06:No)には、ステップS09へ進む。
ステップS07では、低水圧検出部54によって、低水圧であると判定する。つまり、所定の水位まで水が溜まっているものの(ステップS03:Yes)、それに掛かる時間が長いことから、単位時間当たりの給水量が少なく、低水圧であると判定している。
ステップS08では、駆動ユニット20によって、通常洗いを実施する。この場合では、使用者による洗濯コースの洗濯に拘わらず、標準コースにおける洗い工程を実施する。低水圧の環境においては、給水時間が長くなり、水流を生じさせるモータの駆動時間も長くなるので、モータの温度上昇や洗濯物の傷みが懸念される。そこで、低水圧の場合には、標準コースを実施することで、使用者にとって不利益となる事態を避け、適切に洗濯することができる。なお、標準コースをそのまま実施せず、水位が第2水位に到達する時間T2までは第1区間PE1の動作、すなわち回転給水動作を継続するなど、水位が上昇するまで水流を強くする工程を省く、またはずらしてもよい。
ステップS09では、駆動ユニット20によって、時短洗いを実施する。つまり、第2判定時間を経過する前に、十分な水量が給水されていること(ステップS06:No)から、処理フローの開始時に選択されていたとおり、時短コースにおける洗い工程を実施する。
ステップS10では、駆動ユニット20によって、中間脱水を行う。中間脱水工程では、洗い工程によって汚れた洗濯水を、洗濯物から分離して排水する。
ステップS11では、低水圧検出部54によって、低水圧であるかどうかを判定する。ここでは、上述したステップS06での判定結果を確認すればよく、ステップS07を経ている場合が低水圧であると判定される。その結果、低水圧であると判定された場合(ステップS11:Yes)には、ステップS12へ進む。一方、低水圧でないと判定された場合(ステップS11:No)には、ステップS13へ進む。
ステップS12では、駆動ユニット20によって、通常すすぎを実施する。つまり、ステップS08と同様に、使用者による洗濯コースの洗濯に拘わらず、標準コースにおけるすすぎ工程を実施する。これによって、すすぎ給水中に水流を強くできないことによるすすぎ不足を、溜めすすぎの水量で補うことができる。
ステップS13では、駆動ユニット20によって、時短すすぎを実施する。つまり、ステップS09と同様に、処理フローの開始時に選択されていたとおり、時短コースにおけるすすぎ工程を実施する。
ステップS14では、駆動ユニット20によって、最終脱水を行う。最終脱水工程では、すすぎ工程で供給した水を、洗濯物から分離して排水する。その後、処理を終了する。
上述したように、第2判定時間については、洗濯物の容量に応じて可変にしてもよく、容量が多いときほど第2判定時間を長く設定してもよい。例えば、容量が0~3kgの場合には、第2判定時間が3分とされ、容量が3~6kgの場合には、第2判定時間が5分30秒とされ、容量が6kg超の場合には、第2判定時間が8分とされる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る洗濯機について、図面を参照して説明する。第2実施形態では、第1実施形態に対し、すすぎ工程における水位の設定が異なっており、第1実施形態と略同様の構成とされているので、水位の設定について異なる部分を詳しく説明し、他の部分の説明を省略する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る洗濯機において、すすぎ工程での切替水位の一例をまとめた一覧図表である。
本発明の第2実施形態に係る洗濯機1では、第1実施形態に対し、すすぎ工程での切替水位のうち、最終的な水位(S4水位)が異なっている。図9では、図7における第1実施形態での切替水位に対して異なるものを強調して示している。具体的に、設定水位が62Lである場合のS4水位を62Lとしている点と、設定水位が50Lである場合のS4水位を50Lとしている点とが異なっている。なお、設定水位が40Lである場合では、S4水位は31Lとされており、設定水位が23Lである場合では、S4水位は22Lとされており、第1実施形態と同じとされている。
上述したように、設定水位は、洗濯槽12内の洗濯物の量によって決定され、洗濯物の量が多くなるほど、設定水位を高くしている。つまり、第2実施形態では、洗濯槽12内の洗濯物の量が所定値を超えている場合、すすぎ工程での水位と洗い工程での水位とを同じに設定している。洗濯機1において、洗濯槽12内の洗濯物が多くなると、全体に行き渡らせるのに必要な水が多くなる。そこで、洗濯物の量が多い場合には、水位を洗い工程に合わせることで、十分なすすぎ性能を確保することができる。
なお、今回開示した実施の形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
1 洗濯機
12 洗濯槽
15 操作部
51 水位検知部
52 制御部
53 容量検知部
54 低水圧検出部

Claims (5)

  1. 洗濯物を洗濯する洗濯機であって、
    洗濯物を収容する洗濯槽と、
    前記洗濯槽内の水位を検知する水位検知部と、
    前記洗濯槽での水流を決定する制御部と、
    予め設定された内容で洗濯を行う標準コースおよび時短コースの選択を受け付ける操作部とを備え、
    前記時短コースでは、すすぎ工程での水位を洗い工程での水位より低く設定すること
    を特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯機であって、
    前記洗濯槽内の洗濯物の量を検知する容量検知部を備え、
    前記洗濯槽内の洗濯物の量が所定値を超えている場合には、前記すすぎ工程での水位と前記洗い工程での水位とを同じに設定すること
    を特徴とする洗濯機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の洗濯機であって、
    前記時短コースでは、前記洗い工程または前記すすぎ工程において、給水時の水位に応じて水流を変化させること
    を特徴とする洗濯機。
  4. 請求項3に記載の洗濯機であって、
    前記時短コースでは、前記洗い工程または前記すすぎ工程において、水位が増すのに応じて水流を強くすること
    を特徴とする洗濯機。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の洗濯機であって、
    前記洗濯槽へ供給される水の水圧が、低水圧であるか否かを検出する低水圧検出部を備え、
    前記制御部は、前記低水圧検出部によって低水圧であると検出された場合、前記操作部で受け付けた選択に拘わらず、前記すすぎ工程での水位と前記洗い工程での水位とを同じに設定すること
    を特徴とする洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024096282A1 (ko) * 2022-11-02 2024-05-10 삼성전자주식회사 세탁기 및 그 제어 방법

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