JP2001259280A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2001259280A
JP2001259280A JP2000071806A JP2000071806A JP2001259280A JP 2001259280 A JP2001259280 A JP 2001259280A JP 2000071806 A JP2000071806 A JP 2000071806A JP 2000071806 A JP2000071806 A JP 2000071806A JP 2001259280 A JP2001259280 A JP 2001259280A
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tub
water receiving
switching element
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和彦 麻田
Tomoya Fujinami
知也 藤濤
Yasumichi Kobayashi
保道 小林
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯機の消費エネルギーの低減を図る。 【解決手段】 水受け槽62内に回転自在に配設した洗
濯兼脱水槽60と、洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段6
3と、水受け槽の上方を覆う水受け槽カバー73とを備
え、制御回路は位置検知手段の出力信号によってオン信
号とオフ信号を出力することにより、電動機の巻線電流
波形が改善され、消費エネルギーの低減が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭などにお
いて使用される洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術におけるこの種の洗濯機の構
成図を図13に示す。
【0003】図13に示すように、洗濯兼脱水槽1は、
内壁面に多数の小穴を有し、底面に撹拌翼2を回転自在
に配置し、洗濯兼脱水槽1の外側に水受け槽3を設けて
いる。水受け槽3の底面には、洗濯兼脱水槽1と撹拌翼
2を駆動する駆動手段4を取り付け、駆動手段4の切り
替えを行うクラッチ装置5を介して、洗濯兼脱水槽1ま
たは撹拌翼2を駆動するよう構成している。
【0004】また、水受け槽3は外枠6にサスペンショ
ン7を介して防振支持している。洗濯兼脱水槽1の内壁
に水路カバー8を固定して循環水路9を形成し、この循
環水路9は撹拌翼2の裏面に一体に設けた下側羽根10
外周に形成したポンプ室11と洗濯兼脱水槽1の上部の
リントフィルター12との間を連結している。
【0005】洗濯兼脱水槽1の上部には、液体を内封し
た流体バランサー13を固定している。水受け槽3の上
面は水受け槽カバー14によって覆われている。ここ
で、水受け槽3と水受け槽カバー14との間は、パッキ
ング(図示せず)等を介在させて、水密性を確保してい
る。この水受け槽カバー14の下面に、洗濯兼脱水槽1
の略回転中心に向けて、整流部材15を設けている。
【0006】排水弁16は水受け槽3内の洗濯水を排水
するものであり、給水弁17は水受け槽3内に給水する
ものである。制御装置18は駆動手段4、排水弁16、
給水弁17などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水の
一連の行程を逐次制御する。
【0007】そして、傷みやすい洗濯物を洗濯するとき
は、洗い、すすぎの各行程で、洗濯兼脱水槽1を、たと
えば、150rpmで回転駆動し、この洗濯兼脱水槽1
を回転駆動することによるポンプ作用で、洗濯兼脱水槽
1と水受け槽3の間の洗濯液を洗濯兼脱水槽1と水受け
槽カバー14の間から洗濯兼脱水槽1の略回転中心に向
けて吐出させる構成としている。
【0008】駆動手段4の回路図を、図14に示してい
る。
【0009】図14においては、電動機20は、巻線2
1、22、23を三相として、可動自在に設けられた永
久磁石24、25を有している。
【0010】直流電源26は、100V60Hzの交流
電源27、チョークコイル28、整流回路29から成り
立っており、整流回路29は、4本のダイオード30、
31、32、33をブリッジ接続した全波整流のものを
使用している。
【0011】直流電源26の出力には、3相6石のイン
バータ回路34が接続され、インバータ回路34の入力
端子間には電解式のコンデンサ35が接続されている。
【0012】インバータ回路34は、3相に対応し、3
つのハーフブリッジインバータ回路36、37、38が
設けられており、それぞれのハーフブリッジインバータ
回路は、いずれも2個のスイッチング素子を直列に接続
して構成している。
【0013】すなわち、ハーフブリッジインバータ回路
36は、スイッチング素子40、41の直列回路により
構成し、ハーフブリッジインバータ回路37は、スイッ
チング素子42、43の直列回路により構成し、ハーフ
ブリッジインバータ回路38は、スイッチング素子4
4、45の直列回路により構成している。
【0014】なお、スイッチング素子40、41、4
2、43、44、45は、いずれもIGBTおよび、こ
れと逆並列に接続したダイオードにより構成しているも
のとなっている。
【0015】それらのダイオードは、すべてスイッチン
グ素子40、41、42、43、44、45の切り換え
直後に逆方向の電流を通過させるものとなっている。
【0016】電動機1の巻線21、22、23は、スタ
ー結線と呼ばれる接続となっており、各巻線の一端子
は、入力端子46、47、48となり、それぞれハーフ
ブリッジインバータ回路36、37、38の出力、すな
わち直列に接続されたスイッチング素子同士の接続点に
接続されている。
【0017】制御回路49は、スイッチング素子40、
41、42、43、44、45の各ゲート端子に接続さ
れており、それぞれのスイッチング素子のオンオフを制
御するものとなっている。
【0018】また、電動機20内に設けたホールIC5
0、51、52は位置検知手段を構成しており、永久磁
石24、25の回転により、対抗する磁極がN極かS極
かを検知して、それによってハイとローの論理信号を制
御回路49に出力するものである。
【0019】以上の構成において、図15〜図17を参
照しながら駆動手段の部分の動作の説明を行う。
【0020】図15において、(ア)はホールIC50
の出力電圧波形、(イ)はホールIC51の出力電圧波
形、(ウ)はホールIC52の出力電圧波形である。
【0021】図16において、(ア)はスイッチング素
子40のゲート電圧波形、(イ)はスイッチング素子4
1のゲート電圧波形、(ウ)はスイッチング素子42の
ゲート電圧波形、(エ)はスイッチング素子43のゲー
ト電圧波形、(オ)はスイッチング素子44のゲート電
圧波形、(カ)はスイッチング素子45のゲート電圧波
形である。
【0022】図17において、(ア)は巻線21に流れ
る電流波形、(イ)は巻線22に流れる電流波形、
(ウ)は巻線23に流れる電流波形である。
【0023】これらの動作波形図に示されている動作
は、一般によく知られている120度通電と呼ばれるも
のであり、ホールIC32、33、34から信号が制御
回路49に入力されると、スイッチング素子40、4
1、42、43、44、45が制御回路49からの信号
により、所定電気角(60度)毎に順序よくオンオフし
て、巻線21、22、23に電流が供給され、その結果
永久磁石24、25にフレミングの左手の法則による力
(トルク)が作用し、電動機として動作するものとなる
ものである。
【0024】洗濯機としての動作を説明すると、洗濯兼
脱水槽内1に洗濯物を入れ、洗濯液の中で洗濯兼脱水槽
1を回転させると、この回転による遠心力で水受け槽3
の内面を洗濯液が整流リブ53により整流される。
【0025】図18は、水受け槽3の底部内面の詳細構
成を示す図であり、整流リブ53の一例が示されてい
る。
【0026】整流リブ53による整流作用により、より
多くせり上がる動きが発生し、回転する洗濯兼脱水槽1
に連動して回転する洗濯液の液層から、整流部材15に
よって分離して洗濯兼脱水槽1と水受け槽カバー14の
間から洗濯兼脱水槽内1の略回転中心に向けて吐出させ
ることができる。
【0027】したがって、洗濯兼脱水槽1内の洗濯物の
質あるいは量に関係なく、洗濯液を安定して、なおかつ
バランスよく、洗濯兼脱水槽1の略回転中心に吐出し、
洗濯物全体に洗濯液を循環させることができ、洗濯物を
傷めたり、絡めたりすることなく、また、洗濯むらがな
く洗濯することができる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の技
術においては、特に駆動手段4の動作に関して、例えば
t1において、スイッチング素子44がオンしても、巻
線23のインダクタンスがあり、また一定の導通比でス
イッチング素子44がオンされるため、巻線23に流れ
る電流は、すぐには大きくならず、徐々に増加していく
ものとなる。
【0029】また、t3において、スイッチング素子4
4がオフしても、やはり巻線23のインダクタンスの作
用により、電流はすぐには零とならず、徐々に減少して
ものとなり、その間にはスイッチング素子45の内部に
ある逆導通のダイオードを通ることになる。
【0030】従って、各スイッチング素子40、41、
42、43、44、45は、制御回路49によってホー
ルIC50、51、52からの信号のエッジが生じた直
後にオンオフが切り換えられるが、電動機20の巻線2
1、22、23は、一般にインダクタンスを有している
いることから、各巻線に流れる電流は、スイッチング素
子の切り換えタイミングに対して遅れた位相となる。
【0031】このように、従来の技術の洗濯機は、電動
機20内の各巻線の電流の立ち上がりおよび立ち下がり
が遅いことから、各巻線電流の位相が遅れる傾向があっ
た。
【0032】しかるに、一般に永久磁石を用いた非突極
機においては、ベクトル的には永久磁石の磁束(界磁)
と巻線電流が直交している状態において、最も巻線電流
に対する発生トルクが大きくなるものであることから、
上記のような電流位相の遅れが有る場合には、その分だ
け電流当たりのトルク発生が減少してしまい、同一損失
では出力の減少、同一出力では銅損の増加となるもので
あった。
【0033】また、同一出力においては、巻線電流の増
加によって、電動機内の磁路の磁束密度も大きくなる傾
向もあった。
【0034】従来の技術においては、加えてさらに、例
えばt2においては、スイッチング素子43がオフとな
り、代わりにスイッチング素子41がオンされるが、そ
の直後の巻線21の電流についても、巻線21のインダ
クタンスの作用と、スイッチング素子44の導通比が一
定であることから、増加速度が小となり、その結果巻線
23に流れる電流の波形は、t2の直後にてかなりの凹
となるものとなる。
【0035】この様な電流波形の凹の期間においては、
永久磁石との間で電磁力を発生する作用が減少すること
から、やはり効果的なトルクの発生ができないものとな
っていた。
【0036】以上のような、電流の位相遅れと、凹の期
間の存在により、従来の技術の駆動手段は、効率が低い
ため、洗濯機としても消費される電気エネルギーが大と
なるという課題を有しているものとなっていた。
【0037】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であって、電流位相の遅れを小とし、また電流波形の凹
も小とすることにより、巻線電流を能率よくトルクに変
換し、効率の高い駆動手段とすることにより、消費され
る電気エネルギーを小とすることを実現するものであ
る。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、
前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記水受け槽
の上方を覆う水受け槽カバーとを備え、前記洗濯兼脱水
槽を回転駆動することによるポンプ作用によって、前記
洗濯兼脱水槽と水受け槽の間の洗濯液を洗濯兼脱水槽と
水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽の略回転中心に向
けて吐出させる構成とし、前記駆動手段は、電動機と前
記電動機に電流を供給するインバータ回路を有し、前記
電動機は永久磁石と巻線を有し、前記インバータ回路は
直流電源と、高電位側スイッチング素子と低電位側スイ
ッチング素子と制御回路を有し、前記高電位側スイッチ
ング素子は、前記直流電源のプラス端子と前記電動機の
入力端子の間に接続し、前記低電位側スイッチング素子
は、前記直流電源のマイナス端子と前記電動機の入力端
子の間に接続し、前記電動機は可動に設けた永久磁石の
位置を検知する位置検知手段を有し、制御回路は前記位
置検知手段の出力信号に対して進んだ位相でオン信号と
オフ信号を出力する構成としたものであり、洗濯兼脱水
槽内に洗濯物を入れ、洗濯液の中で洗濯兼脱水槽を回転
させると、この回転による遠心力で水受け槽の内面をせ
り上がる動きが発生し、洗濯液を洗濯兼脱水槽と水受け
槽カバーの間から洗濯兼脱水槽内の略回転中心に向けて
吐出させることができ、洗濯兼脱水槽の略回転中心に吐
出し、洗濯物全体に洗濯液を循環させることができ、特
に駆動手段の電動機が効率良く動作するものとなること
から、消費される電気エネルギーが少なく、かつ洗濯物
を傷めたり、絡めたりすることなく、また、洗濯むらが
なく洗濯することができるものとなる。
【0039】また、請求項2は、水受け槽内に回転自在
に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動す
る駆動手段と、前記水受け槽の上方を覆う水受け槽カバ
ーとを備え、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動することによ
るポンプ作用によって、前記洗濯兼脱水槽と水受け槽の
間の洗濯液を洗濯兼脱水槽と水受け槽カバーの間から洗
濯兼脱水槽の略回転中心に向けて吐出させる構成とし、
前記駆動手段は、電動機と前記電動機に電流を供給する
インバータ回路を有し、前記電動機は永久磁石と巻線を
有し、前記インバータ回路は直流電源と、高電位側スイ
ッチング素子と低電位側スイッチング素子と制御回路を
有し、前記高電位側スイッチング素子は、前記直流電源
のプラス端子と前記電動機の入力端子の間に接続し、前
記低電位側スイッチング素子は、前記直流電源のマイナ
ス端子と前記電動機の入力端子の間に接続し、前記電動
機は可動に設けた永久磁石の位置を検知する位置検知手
段を有し、前記電動機は3相であり、前記制御回路は導
通比制御手段を有し、前記制御回路は前記位置検知手段
からの信号を入力し、前記各スイッチング素子を順次電
気角120度ずつ通電期間とし、前記通電期間中には低
電位側スイッチング素子はオン状態とし、高電位側スイ
ッチング素子は、前記導通比制御手段から出力される導
通比率でオンオフ動作を行い、前記導通比制御手段は導
通比率を電気角120度内で変化させるものとしたもの
であり、洗濯兼脱水槽内に洗濯物を入れ、洗濯液の中で
洗濯兼脱水槽を回転させると、この回転による遠心力で
水受け槽の内面をせり上がる動きが発生し、洗濯液を洗
濯兼脱水槽と水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽内の
略回転中心に向けて吐出させることができ、洗濯兼脱水
槽の略回転中心に吐出し、洗濯物全体に洗濯液を循環さ
せることができ、特に駆動手段の電動機が効率良く動作
するものとなることから、消費される電気エネルギーが
少なく、かつ洗濯物を傷めたり、絡めたりすることな
く、また、洗濯むらがなく洗濯することができるものと
なる。
【0040】また請求項3は、請求項2記載の洗濯機
を、120度の通電期間の内の前半の電気角60度は導
通比制御手段から出力される導通比率でオンオフ動作を
行い、後半の電気角60度は各スイッチング素子はオン
状態に保ち、前記導通比制御手段は導通比率を前半の電
気角60度内で変化させる構成としたものであり、洗濯
兼脱水槽内に洗濯物を入れ、洗濯液の中で洗濯兼脱水槽
を回転させると、この回転による遠心力で水受け槽の内
面をせり上がる動きが発生し、洗濯液を洗濯兼脱水槽と
水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽内の略回転中心に
向けて吐出させることができ、洗濯兼脱水槽の略回転中
心に吐出し、洗濯物全体に洗濯液を循環させることがで
き、特に駆動手段の電動機が効率良く動作するものとな
ることから、消費される電気エネルギーが少なく、かつ
洗濯物を傷めたり、絡めたりすることなく、また、騒音
が低く、洗濯むらがなく洗濯することができるものとな
る。
【0041】また請求項4は、請求項2あるいは請求項
3のいずれか1項記載の洗濯機の制御回路を、各スイッ
チング素子の通電期間を、位置検知手段から入力される
信号に対して、所定の位相角進めて動作する構成とした
ものであり、洗濯兼脱水槽内に洗濯物を入れ、洗濯液の
中で洗濯兼脱水槽を回転させると、この回転による遠心
力で水受け槽の内面をせり上がる動きが発生し、洗濯液
を洗濯兼脱水槽と水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽
内の略回転中心に向けて吐出させることができ、洗濯兼
脱水槽の略回転中心に吐出し、洗濯物全体に洗濯液を循
環させることができ、特に駆動手段の電動機が効率良く
動作するものとなることから、消費される電気エネルギ
ーが少なく、かつ洗濯物を傷めたり、絡めたりすること
なく、また、洗濯むらがなく洗濯することができるもの
となる。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0043】(実施例1)図1は、請求項2を用いた実
施例1の洗濯機における断面図である。
【0044】図1に示すように、洗濯兼脱水槽60は、
内壁面に多数の小穴を有し、底面に撹拌翼61を回転自
在に配置し、この洗濯兼脱水槽60の外側に水受け槽6
2を設けている。水受け槽62の底面には、洗濯兼脱水
槽60と撹拌翼61を駆動する駆動手段63を取り付
け、駆動部63の切り替えを行うクラッチ装置64を介
して、洗濯兼脱水槽60または撹拌翼61を駆動するよ
う構成している。
【0045】また、水受け槽62は外枠65にサスペン
ション66を介して防振支持している。洗濯兼脱水槽6
0の内壁に水路カバー67を固定して循環水路68を形
成し、この循環水路68は撹拌翼61の裏面に一体に設
けた下側羽根69外周に形成したポンプ室70と洗濯兼
脱水槽20の上部のリントフィルター71との間を連結
している。
【0046】洗濯兼脱水槽1の上部には、液体を内封し
た流体バランサー72を固定している。水受け槽62の
上面は水受け槽カバー73によって覆われている。ここ
で、水受け槽62と水受け槽カバー73との間は、パッ
キング(図示せず)を介在させて、水密性を確保してい
る。この水受け槽カバー73の下面に、洗濯兼脱水槽6
0の略回転中心に向けて、整流部材74を設けている。
【0047】排水弁76は水受け槽62内の洗濯水を排
水するものであり、給水弁77は水受け槽62内に給水
するものである。制御装置78は駆動手段、排水弁7
6、給水弁77などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱
水の一連の行程を逐次制御する。
【0048】そして、傷みやすい洗濯物を洗濯するとき
は、洗い、すすぎの各行程で、洗濯兼脱水槽60を、1
50rpmで回転駆動し、この洗濯兼脱水槽60を回転
駆動することによるポンプ作用で、洗濯兼脱水槽60と
水受け槽62の間の洗濯液を洗濯兼脱水槽60と水受け
槽カバー73の間から洗濯兼脱水槽60の略回転中心に
向けて吐出させる構成としている。
【0049】上記構成において動作を説明すると、洗濯
兼脱水槽内60に洗濯物を入れ、洗濯液の中で洗濯兼脱
水槽60を回転させると、この回転による遠心力で水受
け槽62の内面を洗濯液が整流リブ75(従来の技術に
示した図18と同等の構成)により整流され、より多く
せり上がる動きが発生し、回転する洗濯兼脱水槽60に
連動して回転する洗濯液の液層から、整流部材74によ
って分離して洗濯兼脱水槽60と水受け槽カバー73の
間から洗濯兼脱水槽内60の略回転中心に向けて吐出さ
せることができる。
【0050】したがって、洗濯兼脱水槽60内の洗濯物
の質あるいは量に関係なく、また製造時に洗濯兼脱水槽
60の回転中心が水受け槽62に対して偏芯、あるいは
軸ずれが発生し、水受け槽カバー73と流体バランサ7
2の間隔が不均一になっても、洗濯液を安定して、なお
かつバランスよく、洗濯兼脱水槽60の略回転中心に吐
出し、洗濯物全体に洗濯液を循環させることができる。
そして、特に駆動手段の電動機が効率良く動作するもの
となることから、消費される電気エネルギーが少なく、
かつ洗濯物を傷めたり、絡めたりすることなく、また、
洗濯むらがなく洗濯することができるものとなる。
【0051】図2は実施例1における駆動手段63の回
路図である。
【0052】図2においては、電動機80は、永久磁石
81、82と、三相の巻線83、84、85を有し、入
力端子86、87、88を有している。
【0053】永久磁石81は外側にN極、永久磁石82
は外側にS極が出るようにして、回転自在に設けられて
いる。
【0054】またホールIC89、90、91は、永久
磁石81、82の極性を検知することによって、位置を
検知するために設けられたもので、位置検知手段を構成
しているものとなっている。
【0055】インバータ回路92は、直流電源93、高
電位側スイッチング素子94、95、96、低電位側ス
イッチング素子97、98、99、各スイッチング素子
のオンオフを制御する制御回路100により構成され、
高電位側スイッチング素子94、95、96、低電位側
スイッチング素子97、98、99はいずれも絶縁ゲー
ト形バイポーラトランジスタ(IGBT)と、そのコレ
クタ・エミッタ間に接続された逆導通ダイオードによっ
て実現したものを使用している。
【0056】直流電源93は、交流電源101、チョー
クコイル102、ダイオード103、104、105、
106、電解式のコンデンサ107で構成している。
【0057】制御回路100は、論理回路108、1
5.625キロヘルツの三角波の電圧波形を発生する三
角波発生回路109、基準電圧発生回路110、コンパ
レータ111、AND回路112、113、114によ
って構成された導通比制御手段115を有している。
【0058】論理回路108は、ホールIC89、9
0、91の出力信号S1、S2、S3の論理の組み合わ
せに応じて、各スイッチング素子へ順次電気角120度
の通電期間のハイ信号を出力するものである。
【0059】基準電圧発生回路110は、S1、S2、
S3の論理の組み合わせが変化するタイミング、すなわ
ちエッジの周期に同期したアナログ電圧信号を出力する
もので、コンパレータ111の出力は、キャリア周波数
15.625キロヘルツで、基準電圧発生回路110の
出力電圧の瞬時値に応じたデューティレシオを持った信
号が出力されるものとなっている。
【0060】低電位側スイッチング素子94、95、9
6については、論理回路108出力が、そのままゲート
信号UN、VN、WNとして出力されるため、電気角1
20度期間ずっとオンとされるが、高電位側スイッチン
グ素子94、95、96については、オン信号期間中に
AND回路112、113、114によって導通比に応
じたパルス幅変調(PWM)が施された信号がゲート信
号UP、VP、WPとしてオンオフ制御に反映されるも
のとなる。
【0061】かつ、基準電圧発生回路110の出力電圧
が電気角120度内で変化されることにより、前記導通
比制御手段は導通比率を電気角120度内で変化させる
という動作が行われるものとなっているものである。
【0062】図3は、実施例1における駆動手段63の
ホールIC89、90、91の出力信号の波形図で、
(ア)はホールIC89の出力S1、(イ)はホールI
C90の出力S2、(ウ)はホールIC91の出力S3
の出力電圧波形を示しているものである。
【0063】本実施例では、例に示した回転方向に対す
る、3相の相順をS3、S2、S1としており、S2は
S1に対して電気角120度進んだ波形、S3はS2に
対して電気角120度進んだ波形となっている。
【0064】そして、電気角60度毎にS1、S2、S
3の内のいずれか一つの信号の論理が変化していること
から、ホールIC89、90、91の出力論理は、電気
角60度毎に順次変化するものとなっている。
【0065】図4は、実施例1のインバータ装置の制御
回路100の各出力信号の電圧波形と、基準電圧発生回
路110の出力電圧波形を示したもので、(ア)はU
P、(イ)はVP、(ウ)はWP、(エ)はUN、
(オ)はVN、(カ)はWN、(キ)は基準電圧発生回
路110の出力電圧波形を示している。
【0066】実施例1では、AND回路112、11
3、114の作用によって、高電位側スイッチング素子
94、95、96のゲート信号UP、VP、WPにはパ
ルス幅変調がかかり、しかも(キ)に示しているよう
に、本実施例においては、基準電圧発生回路110は電
気角60度毎に発生するホールIC89、90、91の
出力論理の組み合わせが変化するタイミングt1、t
2、t3....から電気角20度に相当する期間は、
導通比100%とし、それ以降は導通比55%とする信
号を出力している。
【0067】したがって、(ア)、(イ)、(ウ)に示
されているように、高電位側スイッチング素子50、5
1、52のゲート波形は、t1からt5の電気角240
度の期間は論理回路108のオフ信号によってオフさ
れ、t5からt7の電気角120度の期間は論理回路1
08の主力はオン信号であるが、導通比制御手段115
の作用によって、t5からの電気角20度の期間とt6
からの電気角20度の期間については、導通比率が10
0%となり、その他の期間は55%の導通比率となる。
【0068】図5は、実施例1のインバータ装置の巻線
83に流れる電流波形を示しているものである。
【0069】U相の巻線83の電流は、t5にて高電位
側スイッチング素子94がオン期間になった時点で正方
向に流れ始めるが、特に実施例1においては、t5から
電気角20度に相当する期間の導通比率が100%とな
っていることから、電流の立ち上がりの傾斜が大とな
り、電気角20度以降においては導通比率が低下するた
め傾斜は小となる。
【0070】また、t6においては、低電位側スイッチ
ング素子99から低電位側スイッチング素子98への切
り換えが行われるが、やはりその直後においては、V相
の巻線84の電流の増加が実施例1のように最初の電気
角20度の期間にて大となることから、速やかに当該巻
線の電流の立ち上がりがなされ、結果として、t6直後
の電流波形の凹が従来の技術に比較して少なくてすむも
のとなる。
【0071】なお、これらの導通比率の設定に関して
は、電流波形の改善効果が十分得られる範囲で自由に設
定されるものである。
【0072】従って、同一のピーク電流の条件下で、実
施例1では従来の技術に比して、平均電流を大きく供給
することができ、また電流波形は巻線の誘導起電力波形
に近づけることができるものとなることから、巻線のイ
ンダクタンスによる電流の位相遅れと、凹の改善がなさ
れ、効率的にも改善が図られたものとすることができ
る。
【0073】(実施例2)図6は、実施例1に対して、
電動機80をより高性能とした実施例2における電動機
120の構成図を示している。
【0074】なお、実施例2の電動機120は、請求項
1、2、3、4のいずれの駆動手段としても使用するこ
とができるものである。
【0075】図6において、駆動手段120は、固定子
130と回転子131によって構成されており、固定子
130は珪素鋼板を20mmの厚さに積層して構成した
鉄心132のティース(歯)部分にコイル133a〜l
を設けて構成しており、直径は180mmである。
【0076】回転子131は、磁路の一部であるバック
ヨークとして動作する鉄板をプレスして形成したカップ
状の鉄心135と鉄心135の表面に接着したパラレル
配向のフェライト磁石を使用した永久磁石134a〜
h、出力軸136を有していて直径は108mmであ
る。
【0077】本実施例においては、永久磁石134a、
134c、134e、134gについては、外側にN極
がくるように着磁がなされており、永久磁石134b、
134d、134f、134hについては、外側にS極
がくるように着磁がなされている。
【0078】またホールIC137、138、139を
設けている。
【0079】本実施例では、ホールIC137、13
8、139は、いずれも対向する永久磁石の表面がS極
である場合にはハイの出力を、N極である場合にはロー
を出力するように構成している。
【0080】なお、必要であれば、遠心力により永久磁
石134a〜hが飛び散ることを防ぐために、例えば熱
収縮性のある樹脂チューブなどを回転子79に付加して
もよく、また非磁性ステンレスの管を最外部に設け、堅
牢な構成を実現したものであってもよい。
【0081】また、本実施例においては、固定子130
を外側に、回転子131を内側に配したインナーロータ
構成としているが、特にこのような構成にこだわるもの
ではなく、反対に回転子を固定子の外側に設けたアウタ
ーロータ構成としてもよい。
【0082】また、本実施例においては、固定子130
と回転子131とのギャップは均一になるように、各永
久磁石の表面と裏面はは同心円筒の一部となる形状とし
ているが、これを磁極の端部でギャップが大となるよう
に各永久磁石の形状を変え、コギングを小とすると、運
転中の騒音が低減できるものとなり、電気洗濯機として
例えば早朝や深夜などにも洗濯ができるという高品位な
ものが得られる。
【0083】図7は、コイル133a〜lの結線を示し
たものであり、図9に示すように、4つずつの巻線を直
列に接続することにより、巻線140、141、142
が構成されている。図9において、各巻線の黒丸印は極
性を示すものであり、各巻線の黒丸印がついている方か
ら電流を流した場合に、各ティースの内側(回転子側)
の面にN極が発生するように巻いて設けられている。
【0084】以上のようにして、本実施例の電動機12
0は、8極12スロットの構成としているが、特にこの
構成に限定されるものではなく、他の極数、スロット数
であってもよい。
【0085】この電動機120は、コイル133a〜l
の巻き数をすべて300ターンとすることにより、イン
バータ回路92の入力の直流電圧が、無負荷状態で28
0ボルトである場合に、出力軸136に直結された洗濯
兼脱水槽1を、毎分880回転の速度で駆動して8kg
の衣類を脱水することができるものとしている。
【0086】これに対して、洗濯兼脱水槽60を回転さ
せる洗濯時においては、やはり出力軸136に直結され
た洗濯兼脱水槽60を毎分150回転で回転駆動させる
ものとなっており、この時の必要トルクは、4.75N
mという大きな値となる。
【0087】ちなみに、撹拌翼61を回転駆動する場合
には、クラッチ64の内部での機構的な切換動作が行わ
れて、減速作用が付加されることから、電動機120の
速度は、撹拌翼61の速度の6倍となり、同時に電動機
120の出力トルクは撹拌翼61の1/6となる。
【0088】よって、撹拌翼61は毎分150回転で駆
動される物であることから、電動機120は毎分900
回転で駆動されることになる。
【0089】以上の構成をとっていることにより、撹拌
翼61に大きな負荷がかかっても、電動機120が出力
するトルクは、せいぜい5Nm以下で収まるものとな
り、電動機120の必要となるトルクが最大でも5Nm
程度にて十分なものとなる。
【0090】よって、電動機120が小型のものであっ
ても、十分実用となり、小型で低コストの洗濯機が実現
できるものとなっている。
【0091】また、洗濯兼脱水槽60を回転駆動して洗
濯を行う動作は、脱水の動作とクラッチ64が同等の状
態となるので、排水弁36に設けたアクチュエータの開
閉状態を変えるだけで実現することができ、したがって
クラッチ64の構成も比較的簡単なもので済ませられる
という利点がある。
【0092】そして、電動機120によって洗濯兼脱水
槽60が、直結にて回転されて行われる洗濯動作では、
速度が毎分150回転とかなり低い上にトルクが4.7
5Nmとかなり大きいことから、電動機120の銅損が
取り分け大きくなり、電動機120の効率が低くなると
いう傾向があるが、それに対して本発明の特徴である電
動機に供給される電流の波形が改善され、同一動作条件
でも電流の実効値が小さくて済むものとなり、効率が維
持できるものとなる。
【0093】発明者らによる実験によれば、毎分150
回転、トルク4.75Nmの条件で洗濯兼脱水槽60が
回転して洗濯が行われる状態において、従来の技術では
電動機23の効率は39.5%であったが、本実施例で
は導通比制御手段115の作用により、電動機80に供
給される電流の波形改善がなされ、同一負荷条件での電
流の実効値が低下し、その結果効率が40.2%に向上
し、洗濯機の入力電力は、211Wから4W低減され
て、207Wとなった。
【0094】すなわち、上記負荷条件において電動機8
0の損失の9割以上を占める銅損について、電流の実効
値の低減による損失低減がなされて、省エネルギーが図
られるようになったものであり、さらにピーク電流値も
8%低減されたことから、各スイッチング素子に流れる
電流値のピーク値が減少するものとなった。
【0095】したがって、それによるコスト低減、小形
化、軽量化、あるいは信頼性の向上なども図られるもの
となる。
【0096】実施例2の電動機150は、各コイルがテ
ィース部分に集中して巻かれていることから、コイル間
の相互の重なり(オーバーラップ)がない構成となって
いるため、コイルを構成するためのエナメル線などは、
絶縁しやすくなり、絶縁構造の簡略化によるコスト低減
ができるほか、固定子130をティース毎に分割して各
コイルを巻いた後に、円形に組み合わせて完成させるこ
ともでき、スロット内の銅量の比率(銅の占積率)を高
めることも可能となり、必要となる線の長さも削減でき
ることとの相乗効果により、高効率化が可能となる。
【0097】ただし、実施例2に示した8極12スロッ
ト(12コイル)の様に、極数とスロット数(コイル
数)の比が2対3となり、一つのコイルの電気角は12
0度となる。
【0098】したがって、もし使用される永久磁石13
4a〜hが一様に着磁されている場合には、各巻線に発
生する誘導起電力は波形は、120度期間の一定値の誘
導起電力が発生した後、60度期間はほぼ零となること
になる。
【0099】一般に、電動機が発生する動力出力(トル
ク)は、各巻線に発生する誘導起電力と流れる電流値の
積を合計したものとなり、巻線電流の実効値に対する動
力出力を最大とするためには、電流波形は誘導起電力波
形と等しいなる。
【0100】したがって、実施例2のような構造とし
て、極数とコイル数の比を2対3とした場合、請求項
2、3、4に述べられている電気角120度の通電期間
を用い、その通電期間に供給される電流を、なるべく誘
導起電力のタイミングに合わせるということが有効であ
り、各巻線のインダクタンスによる電流の遅れを補正し
て、同相とし、また電流波形も誘導電力波形に近づける
ことが、電動機の効率向上に大きな効果をもたらすもの
となる。
【0101】(実施例3)図8は、請求項2を使用した
実施例3における駆動手段63の回路図を示している。
【0102】図8においては、電動機80の構成につい
ては実施例1と全くの同様であり、インバータ回路15
0の構成においては、実施例1において用いられていた
AND回路112、113、114が排除されている代
わりとして、AND回路151、152、153が設け
られていて、かつそれらが低電位側スイッチング素子9
7、98、99のゲート側となっている点が実施例1の
場合とは異なり、他の部分においては同等の構成を施さ
れたものとなっているものである。
【0103】図9は、実施例2の駆動手段63の制御回
路100の各出力信号の電圧波形と、基準電圧発生回路
の出力電圧波形を示したもので、(ア)はUP、(イ)
はVP、(ウ)はWP、(エ)はUN、(オ)はVN、
(カ)はWN、(キ)は基準電圧発生回路67の出力電
圧波形を示している。
【0104】実施例3では、AND回路151、15
2、153の作用によって、低電位側スイッチング素子
97、98、99のゲート信号UN、VN、WNにはパ
ルス幅変調がかかり、しかも(キ)に示しているよう
に、本実施例においては、基準電圧発生回路110は電
気角60度毎に発生するホールIC89、90、91の
出力論理の組み合わせが変化するタイミングt1、t
2、t3....から電気角14度に相当する期間は、
導通比50%とし、それ以降は導通比35%とする信号
を出力している。
【0105】したがって、(ア)、(イ)、(ウ)に示
されているように、低電位側スイッチング素子97、9
8、99のゲート波形は、t1からt5の電気角240
度の期間は論理回路108のオフ信号によってオフさ
れ、t5からt7の電気角120度の期間は論理回路1
08の主力はオン信号であるが、導通比制御手段115
の作用によって、t5からの電気角14度の期間とt6
からの電気角14度の期間については、導通比率が50
%となり、その他の期間は35%の導通比率となる。
【0106】(実施例4)図10は、請求項1から4を
すべて同時に使用した実施例3における駆動手段63の
回路図を示している。
【0107】図10においては、電動機80の構成につ
いては、実施例1とやはり全くの同様でありながら、イ
ンバータ回路160の構成においては、まずAND回路
112、113、114が実施例1と同様に設けられた
状態であるのに加えて、AND回路151、152、1
53が追加して設けられているものとなっている。
【0108】NAND回路161、162およびNOT
回路163は、いずれもロジック回路であり、PN端子
の出力がハイである場合には、低電位側スイッチング素
子97、98、99をPWMし、PN端子の出力がロー
である場合には、高電位側スイッチング素子94、9
5、96をPWMする作用が行われる。
【0109】またPN端子は、各AND回路への信号と
同期して、電気角60度毎にハイとローが交代されて出
力されるものとなっている。
【0110】また、論理回路164は、実施例1および
実施例2よりも、ホールIC89、90、91の信号か
ら、電気角11度進んだ位相での出力がなされるものと
なっており、現実にはタイマーによる前の信号からの遅
延時間を、所定電気角に相当する値として設定する構成
とした上、前記タイマーが設定時間に達した瞬間に、次
にくる信号の論理に対応させた出力を先行して行わせて
いるものとなっている。
【0111】図11は、実施例4のホールIC89、9
0、91の出力論理、および制御回路165の各出力信
号の電圧波形と、基準電圧発生回路110の出力電圧波
形を示したもので、(エ)はUP、(オ)はVP、
(カ)はWP、(キ)はUN、(ク)はVN、(ケ)は
WN、(コ)は基準電圧発生回路110の出力電圧波形
を示している。
【0112】実施例4では、AND回路112、11
3、114、151、152、153の作用によって、
高電位側スイッチング素子94、95、96のゲート信
号UP、VP、WPと、低電位側スイッチング素子9
7、98、99のゲート信号UN、VN、WNにはすべ
て通電期間120度の内の前半の電気角60度の期間に
パルス幅変調がかかり、しかも(コ)に示しているよう
に、本実施例においては、基準電圧発生回路110は電
気角60度毎に発生するホールIC89、90、91の
出力論理の組み合わせが変化するタイミングt1、t
2、t3....から電気角12度に相当する期間は、
導通比50%から35%へと時間と共に減少させ、電気
角12度以降は導通比35%の一定とする信号を出力し
ている。
【0113】したがって、(エ)〜(ケ)に示されてい
る各スイッチング素子97、98、99のゲート波形
は、電気角240度の期間は論理回路164のオフ信号
によってオフされ、電気角120度の通電期間は論理回
路164の主力はオン信号であるが、導通比制御手段1
15の作用によって、通電期間の開始から電気角12度
までの期間については、導通比率が50%から35%に
まで時間とともに減少し、その後電気角60度までの期
間は35%の一定の導通比率となり、電気角60度から
120度の期間には完全にオンの期間となる。
【0114】図12(ア)は、実施例4のインバータ装
置の巻線83に流れる電流波形を実線にて示し、従来の
技術の電流波形を破線で示し、比較しているものであ
る。
【0115】U相の巻線83の電流は、t5に対して電
気角22度先んじて、高電位側スイッチング素子94が
オン期間になって正方向に流れ始めるものとなり、それ
以降も実施例1よりも電気角22度進んだタイミングで
波形が発生するようになることから、インダクタンスに
よる遅れについては、その影響をほぼ完全になくすこと
ができる。
【0116】特に本実施例においては、各スイッチング
素子は、120度の通電期間の前半60度を導通比率で
オンオフし、その後の60度についてはオン状態を保つ
制御を行っていることから、各スイッチング素子の切り
替わり時に、巻線84、85、86に蓄えられた磁気エ
ネルギーによって生ずる直流電源107への回生電流を
抑えることができ、これによって電動機80の各相の電
圧の跳ね上がりおよび電流波形の時間的変化率(dI/
dt)を抑えることができ、それによって装置の騒音低
減が可能となる。
【0117】また、(イ)は、本実施例の電動機80の
永久磁石81、82によって巻線83に発生する誘導起
電力を示しているが、(ア)と(イ)を比較してわかる
ように、本実施例では進んだ位相でオンオフ信号を出し
ていることによって、誘導起電力波形にかなり近い電流
波形が供給されているものとなる。
【0118】このことは、高い誘導起電力が生じている
期間により大きな電流が供給されていることとなり、こ
れによって能率的にトルク、もしくは機械出力が発生で
きるものであることがわかる。
【0119】なお、本実施例では電動機80は2極とし
ているが、実施例2に示した8極の構成としてもよい。
【0120】実施例4において、電動機80の代わりに
実施例2の電動機120を使用した場合、発明者らによ
る実験では、毎分150回転、トルク4.75Nmの条
件で洗濯兼脱水槽60が回転して洗濯が行われる状態に
おいて、従来の技術では電動機23の効率は39.5%
であったが、本実施例では導通比制御手段115の作用
により、電動機80に供給される電流の波形改善がなさ
れ、同一負荷条件での電流の実効値が低下し、その結果
効率が44.2%に向上し、洗濯機の入力電力は、21
1Wから22W低減されて、189Wとなった。
【0121】すなわち、上記負荷条件において電動機8
0の損失の9割以上を占める銅損について、電流の実効
値の低減による損失低減がなされて、省エネルギーが図
られるようになったものであり、さらにピーク電流値も
19%低減されたことから、各スイッチング素子に流れ
る電流値のピーク値が減少するものとなった。
【0122】したがって、それによるコスト低減、小形
化、軽量化、あるいは信頼性の向上なども図られるもの
となる。
【0123】なお、実施例1〜実施例4では、位置検知
手段としてホールICを使用しているが、特にこのよう
な磁気検知による位置検知を行うものとすることに限定
がなされる訳ではなく、例えばスリットを設けた回転板
に光を当てて、その透過や反射を受光素子によって検知
する光学式のものや、電動機の端子電圧から誘導起電力
波形を検知し、電圧比較器などによって永久磁石の極の
位置を検知するいわゆるセンサレスと呼ばれるようなも
のなどあってもよい。
【0124】特に請求項2、請求項3の構成は、3相の
それぞれの電動機端子について、高電位側スイッチング
素子と低電位側スイッチング素子が共にオフとなる期間
が、電気角で60度存在することから、その期間におい
て上記誘導起電力波形を良好に検知することができるこ
とから、位置検知の性能も良好なものが確保できるとい
う効果もある。
【0125】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、
前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記水受け槽
の上方を覆う水受け槽カバーとを備え、前記洗濯兼脱水
槽を回転駆動することによるポンプ作用によって、前記
洗濯兼脱水槽と水受け槽の間の洗濯液を洗濯兼脱水槽と
水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽の略回転中心に向
けて吐出させる構成とし、前記駆動手段は、電動機と前
記電動機に電流を供給するインバータ回路を有し、前記
電動機は永久磁石と巻線を有し、前記インバータ回路は
直流電源と、高電位側スイッチング素子と低電位側スイ
ッチング素子と制御回路を有し、前記高電位側スイッチ
ング素子は、前記直流電源のプラス端子と前記電動機の
入力端子の間に接続し、前記低電位側スイッチング素子
は、前記直流電源のマイナス端子と前記電動機の入力端
子の間に接続し、前記電動機は可動に設けた永久磁石の
位置を検知する位置検知手段を有し、制御回路は前記位
置検知手段の出力信号に対して進んだ位相でオン信号と
オフ信号を出力する構成としたことにより、洗濯液の中
で洗濯兼脱水槽を回転させると、この回転による遠心力
で水受け槽の内面を洗濯液がせり上がる動きが発生し、
回転する洗濯兼脱水槽に連動して洗濯兼脱水槽と水受け
槽カバーの間から洗濯兼脱水槽内の略回転中心に向けて
吐出させることができる。したがって、洗濯兼脱水槽内
の洗濯物の質あるいは量に関係なく、洗濯兼脱水槽の略
回転中心に吐出し、洗濯物全体に洗濯液を循環させるこ
とができる。
【0126】そして、特に駆動手段の電動機が効率良く
動作するものとなることから、消費される電気エネルギ
ーが少なく、かつ洗濯物を傷めたり、絡めたりすること
なく、また、洗濯むらがなく洗濯することができるもの
となる。
【0127】また請求項2に記載の発明は、特に水受け
槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼
脱水槽を駆動する駆動手段と、前記水受け槽の上方を覆
う水受け槽カバーとを備え、前記洗濯兼脱水槽を回転駆
動することによるポンプ作用によって、前記洗濯兼脱水
槽と水受け槽の間の洗濯液を洗濯兼脱水槽と水受け槽カ
バーの間から洗濯兼脱水槽の略回転中心に向けて吐出さ
せる構成とし、前記駆動手段は、電動機と前記電動機に
電流を供給するインバータ回路を有し、前記電動機は永
久磁石と巻線を有し、前記インバータ回路は直流電源
と、高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング
素子と制御回路を有し、前記高電位側スイッチング素子
は、前記直流電源のプラス端子と前記電動機の入力端子
の間に接続し、前記低電位側スイッチング素子は、前記
直流電源のマイナス端子と前記電動機の入力端子の間に
接続し、前記電動機は可動に設けた永久磁石の位置を検
知する位置検知手段を有し、前記電動機は3相であり、
前記制御回路は導通比制御手段を有し、前記制御回路は
前記位置検知手段からの信号を入力し、前記各スイッチ
ング素子を順次電気角120度ずつ通電期間とし、前記
通電期間中には低電位側スイッチング素子はオン状態と
し、高電位側スイッチング素子は、前記導通比制御手段
から出力される導通比率でオンオフ動作を行い、前記導
通比制御手段は導通比率を電気角120度内で変化させ
ることにより、洗濯液の中で洗濯兼脱水槽を回転させる
と、この回転による遠心力で水受け槽の内面を洗濯液が
せり上がる動きが発生し、回転する洗濯兼脱水槽に連動
して洗濯兼脱水槽と水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水
槽内の略回転中心に向けて吐出させることができる。し
たがって、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の質あるいは量に関
係なく、洗濯兼脱水槽の略回転中心に吐出し、洗濯物全
体に洗濯液を循環させることができる。
【0128】そして、特に駆動手段の電動機が効率良く
動作するものとなることから、消費される電気エネルギ
ーが少なく、かつ洗濯物を傷めたり、絡めたりすること
なく、また、洗濯むらがなく洗濯することができるもの
となる。
【0129】また請求項3に記載の発明は、特に請求項
2記載の洗濯機を、120度の通電期間の内の前半の電
気角60度は導通比制御手段から出力される導通比率で
オンオフ動作を行い、後半の電気角60度は各スイッチ
ング素子はオン状態に保ち、前記導通比制御手段は導通
比率を前半の電気角60度内で変化させる構成とするこ
とにより、洗濯液の中で洗濯兼脱水槽を回転させると、
この回転による遠心力で水受け槽の内面を洗濯液がせり
上がる動きが発生し、回転する洗濯兼脱水槽に連動して
洗濯兼脱水槽と水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽内
の略回転中心に向けて吐出させることができる。したが
って、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の質あるいは量に関係な
く、洗濯兼脱水槽の略回転中心に吐出し、洗濯物全体に
洗濯液を循環させることができる。
【0130】そして、特に駆動手段の電動機が効率良く
動作するものとなることから、消費される電気エネルギ
ーが少なく、かつ洗濯物を傷めたり、絡めたりすること
なく、また騒音が低く、洗濯むらがなく洗濯することが
できるものとなる。
【0131】また請求項4に記載の発明は、特に請求項
2あるいは請求項3のいずれか1項記載の洗濯機の制御
回路を、各スイッチング素子の通電期間を、位置検知手
段から入力される信号に対して、所定の位相角進めて動
作する構成とすることにより、洗濯液の中で洗濯兼脱水
槽を回転させると、この回転による遠心力で水受け槽の
内面を洗濯液がせり上がる動きが発生し、回転する洗濯
兼脱水槽に連動して洗濯兼脱水槽と水受け槽カバーの間
から洗濯兼脱水槽内の略回転中心に向けて吐出させるこ
とができる。したがって、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の質
あるいは量に関係なく、洗濯兼脱水槽の略回転中心に吐
出し、洗濯物全体に洗濯液を循環させることができる。
【0132】そして、特に駆動手段の電動機が効率良く
動作するものとなることから、消費される電気エネルギ
ーが少なく、かつ洗濯物を傷めたり、絡めたりすること
なく、また、洗濯むらがなく洗濯することができるもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の縦断面図
【図2】同、駆動手段の回路図
【図3】同、ホールIC(位置検知手段)の動作波形図
【図4】同、制御回路の動作波形図
【図5】同、電動機の電流波形図
【図6】同、電動機の構成図
【図7】同、電動機の巻線の結線図
【図8】実施例3における駆動手段の回路図
【図9】同、制御回路の動作波形図
【図10】実施例4における駆動手段の回路図
【図11】同、制御回路の動作波形図
【図12】同、電動機の電流波形図
【図13】従来の洗濯機の縦断面図
【図14】同、駆動手段の回路図
【図15】同、ホールICの出力波形図
【図16】同、各スイッチング素子従来の駆動波形図
【図17】同、電動機の電流波形図
【図18】従来の洗濯機の要部拡大図
【符号の説明】
60 水受け槽内 61 洗濯兼脱水槽 63 駆動手段 73 水受け槽カバー 80、120 電動機 92、150、160 インバータ回路 81、82、134a〜134h 永久磁石 83、84、85、140、141、142 巻線 93 直流電源 94、95、96 高電位側スイッチング素子 97、98、99 低電位側スイッチング素子 100、165 制御回路 89、90、91 ホールIC(位置検知手段) 115 導通比制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 保道 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA19 BB15 CB06 DB01 FD01 FD08 HB09 HC04 HC05 HC07 LC02 LC15 MA01 MA02 MA05 MA07 MA09 5H560 AA10 BB04 BB12 DA03 DA19 EB01 EC02 EC10 SS01 SS07 TT07 UA06 XA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼
    脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前
    記水受け槽の上方を覆う水受け槽カバーとを備え、前記
    洗濯兼脱水槽を回転駆動することによるポンプ作用によ
    って、前記洗濯兼脱水槽と水受け槽の間の洗濯液を洗濯
    兼脱水槽と水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽の略回
    転中心に向けて吐出させる構成とし、前記駆動手段は、
    電動機と前記電動機に電流を供給するインバータ回路を
    有し、前記電動機は永久磁石と巻線を有し、前記インバ
    ータ回路は直流電源と、高電位側スイッチング素子と低
    電位側スイッチング素子と制御回路を有し、前記高電位
    側スイッチング素子は、前記直流電源のプラス端子と前
    記電動機の入力端子の間に接続し、前記低電位側スイッ
    チング素子は、前記直流電源のマイナス端子と前記電動
    機の入力端子の間に接続し、前記電動機は可動に設けた
    永久磁石の位置を検知する位置検知手段を有し、制御回
    路は前記位置検知手段の出力信号に対して進んだ位相で
    オン信号とオフ信号を出力する洗濯機。
  2. 【請求項2】 水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼
    脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前
    記水受け槽の上方を覆う水受け槽カバーとを備え、前記
    洗濯兼脱水槽を回転駆動することによるポンプ作用によ
    って、前記洗濯兼脱水槽と水受け槽の間の洗濯液を洗濯
    兼脱水槽と水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽の略回
    転中心に向けて吐出させる構成とし、前記駆動手段は、
    電動機と前記電動機に電流を供給するインバータ回路を
    有し、前記電動機は永久磁石と巻線を有し、前記インバ
    ータ回路は直流電源と、高電位側スイッチング素子と低
    電位側スイッチング素子と制御回路を有し、前記高電位
    側スイッチング素子は、前記直流電源のプラス端子と前
    記電動機の入力端子の間に接続し、前記低電位側スイッ
    チング素子は、前記直流電源のマイナス端子と前記電動
    機の入力端子の間に接続し、前記電動機は可動に設けた
    永久磁石の位置を検知する位置検知手段を有し、前記電
    動機は3相であり、前記制御回路は導通比制御手段を有
    し、前記制御回路は前記位置検知手段からの信号を入力
    し、前記各スイッチング素子を順次電気角120度ずつ
    通電期間とし、前記通電期間中には低電位側スイッチン
    グ素子はオン状態とし、高電位側スイッチング素子は、
    前記導通比制御手段から出力される導通比率でオンオフ
    動作を行い、前記導通比制御手段は導通比率を電気角1
    20度内で変化させる洗濯機。
  3. 【請求項3】 120度の通電期間の内の前半の電気角
    60度は導通比制御手段から出力される導通比率でオン
    オフ動作を行い、後半の電気角60度は各スイッチング
    素子はオン状態に保ち、前記導通比制御手段は導通比率
    を前半の電気角60度内で変化させる請求項2に記載の
    洗濯機。
  4. 【請求項4】 制御回路は、各スイッチング素子の通電
    期間を、位置検知手段から入力される信号に対して、所
    定の位相角進めて動作する請求項2または3に記載の洗
    濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005160275A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ、及びそれを用いた洗濯機
JP2009255794A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Tokai Rika Co Ltd 電動ステアリングロック装置
JP2009255795A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Tokai Rika Co Ltd 電動ステアリングロック装置
KR20160014992A (ko) * 2014-07-30 2016-02-12 엘지전자 주식회사 세탁물 처리기기

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KR102241036B1 (ko) * 2014-07-30 2021-04-16 엘지전자 주식회사 세탁물 처리기기

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