JPH09103958A - 微細仕上げ方法および装置 - Google Patents

微細仕上げ方法および装置

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JPH09103958A
JPH09103958A JP8213968A JP21396896A JPH09103958A JP H09103958 A JPH09103958 A JP H09103958A JP 8213968 A JP8213968 A JP 8213968A JP 21396896 A JP21396896 A JP 21396896A JP H09103958 A JPH09103958 A JP H09103958A
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shoe
workpiece
fine finishing
fine
vibrated
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JP8213968A
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Inventor
James D Phillips
ディー. フィリップス ジェームズ
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J D PHILIPS CORP
JD Phillips Corp
Original Assignee
J D PHILIPS CORP
JD Phillips Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B19/00Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group
    • B24B19/08Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group for grinding non-circular cross-sections, e.g. shafts of elliptical or polygonal cross-section
    • B24B19/12Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group for grinding non-circular cross-sections, e.g. shafts of elliptical or polygonal cross-section for grinding cams or camshafts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B35/00Machines or devices designed for superfinishing surfaces on work, i.e. by means of abrading blocks reciprocating with high frequency
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C3/00Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
    • F16C3/04Crankshafts, eccentric-shafts; Cranks, eccentrics
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に製造できるとともに容易に作動でき、
しかも頑丈で耐久性のある構造を有した、微細仕上げ装
置を提供する。 【解決手段】 工作物38の表面を微細仕上げする方法
であって、工作物38が回転する間にこの工作物38の
表面にシュー42が押しつけられる。シュー42は高振
動数で振動され、ダイヤモンドまたは類似の極めて硬い
材料から成る。この方法を実施する装置は、工作物38
を回転させる駆動装置24、26と、シュー42を回転
する工作物38に対して押しつけるリニアアクチュエー
タと、シュー42を振動させるバイブレータとを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は微細仕上げ方法およ
び装置に関し、例えばカム軸の突出部や、カム軸ベアリ
ングジャーナルや、クランクピンおよびクランク軸ベア
リングジャーナルなどのような工作物の表面の仕上がり
状態および硬さを改善するための、微細仕上げ方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の作業方法では、カム軸またはクラ
ンク軸のような工作物の表面上の突出部またはベアリン
グ面は、この工作物がその長手方向の軸を中心として回
転する間に紙やすりまたは砥石のいずれかにより滑らか
に研磨されることにより、微細仕上げされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この工程は、表面の仕
上がりは改善するものの、硬さを付与することはない。
これによれば、実際には、仕上がり表面から材料を除去
するため、硬さを損ねることになる。
【0004】また、この工程で除去される材料の量は、
円形でない表面上では変動する。これは、紙やすりおよ
び砥石が、カム軸の突出部の先端のような小半径の表面
からは、突出部の基礎円のような大半径の表面や、傾斜
部分のような平坦な表面からよりも多くの材料を除去す
る傾向があるためである。このように原料が不均等に除
去されることによって、製造業者は、微細仕上げの前に
所望の形状を変更することを余儀なくされる。その変更
は困難で予測不能であり、達成するには試行錯誤を要す
る。
【0005】紙やすりまたは砥石による研磨は、除去さ
れた材料と、砂または砥石の粒子と、用いられるオイル
または溶剤とからなる削り屑を生じる。環境的な問題の
ために、この削り屑の廃棄は極めて困難かつ高価であ
る。
【0006】また、この工程は紙やすりまたは砥石が磨
耗する度に頻繁に交換することを要し、これは高価につ
き、極めて時間を浪費し、さらには追加的な廃棄の問題
を生じる。
【0007】工作物を滑らかにし、かつ硬さを与えるた
めに、ローラを使用する他の工程がある。このような工
程は一般に「バニシ仕上げ」と呼ばれる。しかしなが
ら、バニシ仕上げは円形の内周面または外周面を有する
工作物のみに用いられる。バニシ仕上げは、カム軸の突
出部のような非円形の工作物を加工するには適していな
い。また、バニシ仕上げは、極めて大きな力を伴うた
め、工作物を曲げたり破損したりしないように、ローラ
ーと力とが径方向における全く正反対の方向にあること
が要求される。
【0008】本発明の目的は、上述の問題点を解決可能
な、工作物を微細仕上げする方法および装置を提供する
ことにある。本発明の別の目的は、簡単に製造されると
ともに容易に作動され、かつ頑丈で耐久性のある構造を
有した、微細仕上げ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明によれば、工作物の回転軸に対して90゜の方
向で高振動数で振動する、例えばダイヤモンドまたはめ
っきされた炭化タングステンからなる、比較的滑らかで
極めて硬いシューが、工作物が回転する間に、微細仕上
げされるべき表面に押しつけられる。
【0010】高振動数の振動が表面に印加されること
で、この表面が十分に圧縮されて、その硬度が高められ
るとともに、その仕上がりの品質が改善される。高振動
数の振動は、先行するくせ取り工程または熱処理工程に
よって生じている可能性のある工作物の内部応力も減少
する。表面を微細仕上げするに必要なエネルギーの殆ど
を工作物自体の質量が吸収し、よって工作物が反対方向
に湾曲または屈曲されるほどの強大な力でシューをこの
工作物に押しつけることはない。。
【0011】好ましくは、シューを工作物に押しつける
スライドアセンブリを駆動するためにリニアモータが用
いられる。リニアモータは、回転運動を直線運動に変換
するためのボールねじを必要としないため、そのストロ
ーク全体を通して工作物に対する一定の力を維持するこ
とが可能である。シューは、回転する工作物上の突出部
の高い部分がその下を通過する時に、押し戻される。空
気圧シリンダも、スライドアセンブリを駆動しかつスト
ローク全体を通して一定の力を付与するために、使用す
ることができる。
【0012】本発明の方法は材料の除去を伴わないた
め、工作物の形状は変わらず、製造業者が工作物を所要
の形状に研磨することが可能になる。本発明では、微細
仕上げ前に形状を変える必要はない。
【0013】また、いずれの材料も除去されないため、
本方法によれば廃棄が困難な削り屑は生じない。紙やす
り研磨または砥石研磨のいずれも含まないため、紙やす
りまたは砥石を交換する経費と時間とが省かれる。
【0014】シューは、好ましくは円筒形または平坦な
いずれかの接触面を有するように構成され、その軸心ま
たは面が工作物の軸心に平行とされる。シューの表面
は、工作物についての所要の仕上がりと同等またはそれ
以上の滑らかさを有する必要がある。シューは極めて硬
い材料にて形成され、好ましくは、ダイヤモンドや、例
えば窒化クロムや窒化チタンのような化合物でめっきさ
れた炭化タングステンから成る。めっき化合物は、ビッ
カース硬度が3000から7000の範囲内にあって極めて硬
く、また不活性であって、工作物の材料と化学的に反応
していずれかの表面に損傷または浸食を生じたりしない
ものでなければならない。シューはまた、工作物表面の
微細仕上げ状態を変えるに必要な圧力および研磨作用に
耐えなければならない。
【0015】円筒形シューは、僅かな「たる形」または
「鼓形」に形成することもできる。平坦なシューは、僅
かな凹状または凸状に形成することができる。これらの
ようなシューの変形例によれば、微細仕上げされる表面
にそれとは反対の形状を形成することになる。
【0016】
【発明の実施の形態】添付図面、特に図1〜6におい
て、微細仕上げ機20は機枠すなわちベッド22を有し、こ
のベッド22の上に横方向スピンドルアセンブリ24、26が
装着されている。スピンドルアセンブリ24、26は、適切
なすべり面27の上に装着されて、モータ28、30により相
互に近づいたり遠ざかったりする。スピンドルアセンブ
リ24、26はそれぞれ駆動装置36を有し、これらの駆動装
置36は工作物の両端に係合可能である。この工作物は、
この例では長手方向に間隔を置いて突出部40を有する細
長いカムシャフト38である。駆動モータ41、44は各駆動
装置36を回転し、そしてこれらの駆動装置36が、カムシ
ャフト38をその長手方向軸を中心にして一定速度で回転
させる。固定振れ止め46がカムシャフトの中間部および
端部に係合して、微細仕上げの際に発生する力に対して
このカムシャフト38を支持する。
【0017】カムシャフト38上の突出部40は、微細仕上
げシュー42によって微細仕上げされる。各シューはスラ
イドアセンブリ50によって支持されている。より詳細に
は、各スライドアセンブリ50はカムの突出部40とは反対
側に細長いスライド52を有し、かつ、カムの突出部40に
隣接したスライド52の端末にヘッド54を有する。シュー
42はヘッド54に装着されている。スライド52はカムシャ
フト38に対して垂直に延び、かつカムシャフト38に対し
近づいたり遠ざかったりする長手方向の滑り運動のため
にガイド56内に装着されている。各スライド52はカムシ
ャフト38に対し近づいたり遠ざかったりするように移動
され、この移動は、好ましくは、シュー42を一定かつ均
等な力でカム突出部40に押しつけるリニアモータ58によ
って行われる。空気圧シリンダまたは他のモータをリニ
アアクチュエータの代わりに用いることができるが、カ
ム突出部40に対する各シュー42の力が微細仕上げ作業全
体を通して一定かつ均等であることが望ましい。
【0018】これらのスライドガイド56は、機械の固定
部分(図示せず)に装着されるとともに、シュー42が装
着されているスライド52どうしが相互に約45°の間隔を
おいた異なる平面 (図3および4参照) に存在するよう
に位置決めされて、スライドアセンブリ50の幅よりも互
いに近接した状態の工作物の突出部40を微細仕上げでき
るようにされている。図1、3、5は、シューおよびス
ライドのすべてが引っ込み位置にある「ロードおよびア
ンロード」モードの状態の機械を示す。図2、4、6
は、シュー42およびスライド52が前進位置にあって、微
細仕上げのためにシュー42が突出部40と係合する作動モ
ードの状態の微細仕上げ機を示す。
【0019】図3および4は、カムシャフト38が二つの
アイドルステーション1、3の間の微細仕上げステーシ
ョン2で支持されている様子を示す。アイドルステーシ
ョン1、3では、ステーション2での処理の前後におい
てスタンド59、61によってカムシャフトを支持できる。
通常の「吊り上げおよび運搬」機構(図示せず)を、ス
テーションからステーションへのカムシャフト38の移動
のために利用することができる。
【0020】各スライドアセンブリ50のヘッド54にはバ
イブレータ60が設けられている。バイブレータ60は、シ
ュー42がカムに押しつけられている間にこのシュー42を
振動させる。その振動は突出部40の表面に対して垂直で
ある。この振動は、好ましくは約10,000から16,000サイ
クル毎分の範囲の周波数とする。高い周波数の振動によ
って突出部40の表面に十分な力が加えられ、その表面が
緊密にされかつ圧縮されて、その硬度が高められるとと
もに、その仕上がりの品質が向上される。過度な力は要
求されず、その力は、微細仕上げされるカム突出部40の
表面の幅に応じて変動する。僅か12.7mm(0.5″) 幅であ
る突出部に対しては、この力は22.7から45.4キログラム
(50 から100 ポンド )となり得る。50.8mm(2″) 幅の突
出部に対しては、この力は181 キログラム(400ポンド)
となる。この力は一定に保持され、微細仕上げ加工中は
変動しない。突出部40はその高い部分がシュー42の下を
通る時に実際にはシュー42を押し戻し、それにより突出
部40の表面にかかる力は同じになる。シュー42の長さは
突出部40の長さよりも大きくされて、突出部40の全幅が
加工されるようにされている。
【0021】図7および9は、スライドアッセンブリ50
の実施の一形態を示す。ここではシュー42は、その全長
にわたって均等な円形断面を呈する円筒形のバーにて構
成され、その中心の長手方向軸が、カムシャフトの回転
軸に対して平行にされるとともに加工されている突出部
40の表面に対しても平行にされている。
【0022】ヘッド54は、ピン62でスライド52へ旋回支
持されて、シュー42の長手方向軸に平行な軸のまわりに
旋回運動する。ヘッド54は、このヘッド54とスライド52
との間の圧縮コイルばね64によって、突出部40へ押しつ
けられる。バイブレータ60は、ヘッド54に装着された形
で示されている。スライドアセンブリ50がシュー42を突
出部40に対し前進させると、ばね64は、圧縮して、工作
物が回転している間にシュー42と突出部40との接触を確
実に保持させる。バイブレータ60は、ヘッド54上に堅固
に装着され、作動された時に、ヘッド54とシュー42とを
高振動数で振動させて、工作物へエネルギを付与させ
る。このエネルギすなわち力は突出部40の表面により吸
収され、この突出部の表面が硬く滑らかになる。この突
出部40の表面の微細仕上げは、工作物が一定速度で、好
ましくは20〜30 RPMで回転している間に行われる。
【0023】シュー42は、必要な場合には、「たる形」
または「鼓形」に形成することもできる。その場合は、
微細仕上げされる表面にそれとは反対の形状を形成する
ことになる。
【0024】シュー42は、極めて硬い材料にて形成され
る。ビッカース硬度が約3000から7000の範囲であるのが
好ましい。また好ましくは、シュー42は工作物と化学的
に反応しない材料にて形成される。工作物は通常は鉄ま
たは鋼鉄にて形成されるが、他の材料にて形成されるこ
ともある。好ましくは、シュー42はダイヤモンドまたは
炭化タングステンにて形成される。炭化タングステンに
て形成される場合は、好ましくは、上記範囲内の硬度を
有する窒化クロムまたは窒化チタンのいずれかの化合物
がめっきすなわち積層される。
【0025】シュー42の表面は、ダイヤモンドまたはめ
っきされた炭化タングステンのいずれであっても、滑ら
かで、回転工作物を微細仕上げ加工する間にカム突出部
40の表面を研磨する作用をなす。工作物と接触するシュ
ー42の表面は、研磨作用に耐える十分な硬さと滑らかさ
を持たなければならない。
【0026】シューを形成する他の適切な材料として、
窒化シリコンや、酸化アルミニウム(Al2 3)のよう
な特定のセラミック材料を挙げることができる。図8
は、図7に類似する実施の形態であって、ヘッド54a
が、旋回ピン62によりスライド52上で旋回支持されてい
るものの、僅かに異なる形状を有するものを示す。図8
のヘッドと図7のヘッドとの間の唯一の根本的な相違
は、図8のシュー42a が円筒状ではなく平坦なブロック
の形状を持ち、平たい工作物係合面70を有して、この係
合面70が、カムシャフト38の回転軸に平行であるととも
に、微細仕上げされるカム突出部40の表面に平行になる
ようにされている点にある。
【0027】図10および12は、さらに他の実施の形
態を示す。ここでは、スライド52bのアーム75間におい
てこのスライド52b の長さ方向にスライドするヘッド54
b にシュー42が固定されている。コイルばね64b は、ヘ
ッド54b とスライド52b との間で圧縮され、かつヘッド
54b から延びるロッド78を取り巻いている。ロッド78は
スライド52b 中で摺動可能であり、ヘッド54b から離れ
た端部にバイブレータ60を有する。その動作は他の実施
の形態の説明から明らかである。
【0028】図11は、シュー42a が図8のシュー42a
と同様に平坦である点でのみ、図10および12のもの
と異なる。変形例としてのほぼ平坦なシュー42a は、僅
かな凹形状または凸形状を持たせることができる。この
場合は、微細仕上げされる表面にそれとは反対の形状を
形成することになる。
【0029】次に図13を参照する。ここでは、図7の
円筒形シュー42が、代表的な「ローラフォロワー」型の
カムシャフト突出部90に係合した状態を示す。この突出
部90を有したカムにおける再切れ込み曲線すなわち負の
半径は、図7に示されたタイプの円筒形シューによって
最も良好に微細仕上げすることができる。図8に示され
た平坦タイプのシュー42a は、突出部90の再切れ込み曲
線すなわち負の半径部分を微細仕上げするには適切では
ない。
【0030】図14は、代表的な「フラットフォロワ
ー」型のカムシャフトの突出部92に対応した図8の平坦
シュー42a を示す。この突出部92の表面は正の半径を有
し、再切れ込み曲線すなわち負の半径を有しないため、
この形状のカム突出部92の場合は、より簡単でより安価
な図8に示されたタイプの平坦シューを使用できる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によると、シューを
工作物の表面との係合状態に保持したうえで、このシュ
ーが工作物の表面と係合している間にこのシューを高振
動数で振動させて工作物の表面を微細仕上げさせるよう
にしたため、簡単に製造できるとともに容易に作動で
き、しかも頑丈で耐久性のある構造を有した、微細仕上
げ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヘッドおよびスライドが引っ込んだ状態の「ロ
ードおよびアンロード」モードにおける、本発明にもと
づいて構成された装置の正面図である。ここでは、微細
仕上げステーションがより明瞭に見られるように、「ア
イドルステーション」は示されていない。
【図2】図1に類似するが、ヘッドおよびスライドが前
進位置にある状態を示す図である。ここでも、同様の理
由から「アイドルステーション」は省略されている。
【図3】図1における線2−2に沿った断面図である。
【図4】図2における線2a −2a に沿った断面図であ
る。
【図5】図1に示された装置の平面図である。
【図6】図2に示された装置の平面図である。
【図7】バイブレータを伴った微細仕上げスライドおよ
びヘッドの一つのタイプを示す拡大部分図である。
【図8】バイブレータを伴った微細仕上げスライドおよ
びヘッドの別のタイプを示す拡大部分図である。
【図9】図7の微細仕上げヘッドの拡大正面図である。
【図10】バイブレータを伴った微細仕上げスライドお
よびヘッドのさらに別のタイプを示す拡大部分図であ
る。
【図11】バイブレータを伴った微細仕上げスライドお
よびヘッドのさらに別のタイプを示す拡大部分図であ
る。
【図12】図10の微細仕上げヘッドの拡大正面図であ
る。
【図13】代表的な「ローラフォロワー」型のカムシャ
フトの突出部と係合した円筒形シューを示す斜視図であ
る。
【図14】「フラットフォロワー」型のカムシャフトの
突出部と係合した平坦形シューを示す斜視図である。
【符号の説明】
24 横方向スピンドルアセンブリ 26 横方向スピンドルアセンブリ 38 カムシャト 42 シュー 50 スライドアセンブリ 54 ヘッド 58 リニアモータ 60 バイブレータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作物の表面を微細仕上げするための装
    置であって、工作物支持部材と、シューと、前記支持部
    材上の工作物に隣接してシューを装着する手段と、前記
    シューを工作物の表面との係合状態に保持する手段と、
    前記シューが工作物の表面と係合している間にこのシュ
    ーを高振動数で振動させて工作物の表面を微細仕上げさ
    せる手段とを具備することを特徴とする微細仕上げ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記シューが工作物の表面と接触する滑
    らかな表面を有し、さらに前記シューを工作物の前記表
    面上で相対的に動かして、前記シューの表面によって研
    磨作用を行わせる手段を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の微細仕上げ装置。
  3. 【請求項3】 前記シューの振動方向が工作物の表面に
    対しておよそ垂直であることを特徴とする請求項1記載
    の微細仕上げ装置。
  4. 【請求項4】 前記シューが前記振動手段により約10,0
    00から16,000サイクル毎分の範囲の周波数で振動される
    ことを特徴とする請求項1記載の微細仕上げ装置。
  5. 【請求項5】 前記シューのビッカース硬度が約3000か
    ら7000の範囲であることを特徴とする請求項1記載の微
    細仕上げ装置。
  6. 【請求項6】 前記シューが、ダイヤモンドと、炭化タ
    ングステンと、窒化クロムまたは窒化チタンが積層され
    た炭化タングステンと、セラミックと、窒化シリコンと
    で構成されるグループから選択された材料からなること
    を特徴とする請求項1記載の微細仕上げ装置。
  7. 【請求項7】 工作物の表面を微細仕上げするに際し、
    シューを用意し、そして、このシューを高振動数で振動
    させる間に、このシューを工作物の表面に圧接状態で保
    持して、前記表面を微細仕上げすることを特徴とする微
    細仕上げ方法。
  8. 【請求項8】 前記シューが工作物の表面と接触する滑
    らかな表面を有し、かつ、このシューを工作物の表面上
    で相対的に動かして、それにより、シューが前記のよう
    に振動される間にこのシューの表面が工作物の表面を擦
    る作用をなすことを特徴とする請求項7記載の微細仕上
    げ方法。
  9. 【請求項9】 前記シューの振動方向が工作物の表面に
    対しておよそ垂直であることを特徴とする請求項7記載
    の微細仕上げ方法。
  10. 【請求項10】 前記シューが前記振動手段により約1
    0,000から16,000サイクル毎分の範囲の周波数で振動さ
    れることを特徴とする請求項7記載の微細仕上げ方法。
  11. 【請求項11】 前記シューのビッカース硬度が約3000
    から7000の範囲であることを特徴とする請求項7記載の
    微細仕上げ方法。
  12. 【請求項12】 前記シューが、ダイヤモンドと、炭化
    タングステンと、窒化クロムまたは窒化チタンが積層さ
    れた炭化タングステンと、セラミックと、窒化シリコン
    とで構成されるグループから選択された材料からなるこ
    とを特徴とする請求項7記載の微細仕上げ方法。
JP8213968A 1995-08-28 1996-08-14 微細仕上げ方法および装置 Pending JPH09103958A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/519,725 US5722878A (en) 1995-08-28 1995-08-28 Method and apparatus for microfinishing
US08/519725 1995-08-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09103958A true JPH09103958A (ja) 1997-04-22

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ID=24069516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8213968A Pending JPH09103958A (ja) 1995-08-28 1996-08-14 微細仕上げ方法および装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5722878A (ja)
JP (1) JPH09103958A (ja)
CA (1) CA2164074C (ja)
DE (1) DE19634839A1 (ja)
ES (1) ES2146134B1 (ja)
FR (1) FR2738174B1 (ja)
GB (1) GB2304614B (ja)
IT (1) IT1283930B1 (ja)
MX (1) MX9600246A (ja)

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