JP2861541B2 - クランクシャフト研削装置 - Google Patents

クランクシャフト研削装置

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JP2861541B2
JP2861541B2 JP27826391A JP27826391A JP2861541B2 JP 2861541 B2 JP2861541 B2 JP 2861541B2 JP 27826391 A JP27826391 A JP 27826391A JP 27826391 A JP27826391 A JP 27826391A JP 2861541 B2 JP2861541 B2 JP 2861541B2
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直樹 笠原
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クランクシャフトの
ジャーナルやピンの外周面をラッピング加工するオッシ
レーション機構付きのクランクシャフト研削装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】クランクシャフトのジャーナルおよびピ
ンの外周面を超仕上げする装置としては実開昭62−1
13953号公報や特開昭64−92062号公報等に
記載されたものがある。例えば、図3に示す従来のペー
パラッピング加工を行なうクランクシャフト研削装置
は、以下のようにして研削するように構成されている。
すなわち、主軸部1に設けられたスピンドル前後用シリ
ンダ2と、この主軸部1と対向配置された心押台部3に
設けられたワーククランプ用シリンダ4とによって、ワ
ークであるクランクシャフト5を、両端から押圧してク
ランプする。そして、このクランクシャフト5のジャー
ナルおよびピンをサンドペーパを付けたアーム(図示せ
ず)で挟み込み、この状態でクランクシャフト5を主軸
回転用モータ6で回転させるとともに、オッシレーショ
ンモータ7によってクランクシャフト5を軸方向にオッ
シレーション(1mm程度の往復運動)させることにより
面粗さを向上させ、サンドペーパの砥粒が加工面の同一
部位に接触し続けることによる加工面の疵の発生を防止
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のクランクシャフト研削装置においては、主軸部1は、
オッシレーションモータ7と偏心カム(図示せず)とに
よって機械的にオッシレートされているのに対して、心
押台部側3は、ワーククランプ用シリンダ4にて常時加
圧されたままであり、ワーククランプ用シリンダ4は、
オッシレーションの際の圧力によって多少押し戻されは
するものの、ほぼ固定された状態である。そのため、オ
ッシレートされてクランクシャフト5が心押台部3の方
向に押動されたときに両端から加圧されることとなる。
ところが、クランクシャフト5は、その特殊な形状から
両端からの圧縮力に対しては非常に弱く、上記のように
オッシレートしたのでは変形を起し易いという欠点があ
った。
【0004】その結果、図4に示すように、オッシレー
ト中に両端にかかる加圧力が増大した際に、回転するク
ランクシャフト5が変形して偏心してしまい、サンドペ
ーパを付けたアーム8に当接する角度や部位が変化し
て、ジャーナル5aやピン5bの真円度あるいは真直度
等の精度が低下してしまうという問題があった。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、オッシレートする際のクランクシャフトの変形を
防止して精度の高い加工のできるクランクシャフト研削
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、クランクシャフトの一端を
保持して回転駆動し、かつ軸方向にオッシレーション駆
動する駆動手段を備えた主軸部と、クランクシャフトの
他端を保持して、これを軸方向に押圧する押圧手段を備
えるとともに、この押圧手段を前記主軸部のオッシレー
ション駆動に従動するように支持する心押台部とを有す
るクランクシャフト研削装置において、前記主軸部に対
して回転方向に摺動自在で、かつ軸方向に移動不能に設
けられた主軸部側オッシレーションブロックと、前記心
押台部に軸方向へ摺動自在に支持された前記押圧手段に
対して軸方向に移動不能に保持された心押台部側オッシ
レーションブロックとの間に、前記クランクシャフトの
軸線と平行な方向に作用する荷重を支える耐圧バーを介
在させたことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記のように、クランクシャフトの一端を保持
する部分に、回転方向に摺動自在でかつ軸方向に移動不
能に設けられた主軸部側オッシレーションブロックと、
クランクシャフトの他端を回転自在に支持する押圧手段
に設けられた心押台部側オッシレーションブロックとの
間にを耐圧バーを介在させて、クランクシャフトの軸線
と平行な方向に作用する荷重をこの耐圧バーで支えるよ
うにしたので、クランクシャフトは主軸部と一体に回転
駆動されるとともに、回転を規制された心押台部側オッ
シレーションブロックと、この心押台部側オッシレーシ
ョンブロックと耐圧バーを介して連結された主軸部側オ
シレーションブロックとは回転せずにオッシレーション
駆動されて軸方向に往復運動する。
【0008】
【実施例】以下、この発明のクランクシャフト研削装置
の一実施例を図1および図2に基づいて説明する。
【0009】クランクシャフト研削装置11は、所定の
間隔に対向配置された主軸部12と心押台部13とを備
えており、この主軸部12に設けられたスピンドル前後
用シリンダ14と、心押台部13に設けられたワークク
ランプ用シリンダ15との先端間には、ワークであるク
ランクシャフト16が、主軸部側の一端をスピンドル1
7の先端に把持されるとともに、心押台部側の他端をワ
ーククランプ用シリンダ15の先端のセンタ15aに回
転自在に支持され、前記スピンドル17の回転を伝達さ
れて回転するようにクランプされている。またスピンド
ル17は、下方に備えられた主軸回転用モータ18の回
転をVベルト19を介して伝達されて回転駆動されると
同時にオッシレーションモータ20によって軸方向にオ
ッシレーション駆動されるようになっている。また、前
記ワーククランプ用シリンダ15は、心押台部13に軸
方向摺動可能に支持されている。
【0010】そして、主軸部12のスピンドル17の先
端には、円筒状の主軸部側オッシレーションブロック2
1が、スピンドル17の回転が伝達されないように回転
方向に摺動自在で、かつ軸方向の移動が規制されて取付
けられ、また、スピンドル17と同軸状に対向配置され
た心押台部13のワーククランプ用シリンダ15には、
回転を規制された状態で軸方向に移動可能に設けられた
このワーククランプ用シリンダ15と一体に連動する心
押台部側オッシレーションブロック22が取付けられて
いる。この主軸部側オッシレーションブロック21と心
押台部側オッシレーションブロック22とには、図2に
示すように、それぞれの両側から水平より若干下方に向
けて、同一形状のアーム23,23が、軸線に対して直
角方向に突出するように設けられるとともに、対向する
各アーム23,23の先端間には、クランクシャフト1
6をクランプした状態で対向する両オッシレーションブ
ロック21,22の各アーム23,23間の距離と等し
い長で剛性の大きい耐圧バー24,24を、スピンドル
17の軸線と平行となるように設けて一体に連結されて
いる。
【0011】そして主軸部側と心押台部側との両オッシ
レーションブロック21,22間に前記クランクシャフ
ト16が、主軸部側をスピンドル17に回転を伝達可能
に保持されるとともに、心押台部側をセンタ15aに回
転自在に支持されて配設され、このクランクシャフト1
6の上方および側方は、サンドペーパを付けたアームに
よる加工作業が可能なように広く開放されている。
【0012】次に、このように構成されるこの実施例の
作用を説明すると、ジャーナルおよびピンの表面をペー
パラップ加工されるクランクシャフト16は、クランク
シャフト研削装置11のスピンドル前後用シリンダ14
とワーククランプ用シリンダ15とによって両端から加
圧されてクランプされるとともに、主軸回転用モータ1
8により回転駆動されると同時に、オッシレーションモ
ータ20により軸方向に約1mmの範囲で往復駆動され
て、加工面の同一箇所に、サンドペーパの砥粒が接触し
続けることによる疵の発生を防止している。
【0013】また、ワーククランプ用シリンダ15は、
先端のセンタ15aを介してクランクシャフト16の端
面を常時押圧するとともに、心押台部13に軸方向に摺
動可能に設けられて、オッシレーション駆動されるクラ
ンクシャフト16および両オッシレーションブロック2
1,22を連結する耐圧バー24の動きに応じて軸方向
に摺動する。したがって、オッシレート時にスピンドル
17が心押台部13の方向に押動される際に両オッシレ
ーションブロック21,22間には、クランプ力にオッ
シレーション駆動による押圧力を加わえた大きな力が作
用することとなるが、軸方向の移動を規制された両オッ
シレーションブロック21,22を耐圧バー24,24
ににより一体に連結されており、特に、この耐圧バー2
4,24の剛性が大きいことから、加圧力が増大しても
クランクシャフト16の両端にかかるクランプ力は変化
せず、ほぼ一定の力で保持される。
【0014】その結果、クランクシャフト16は変形を
起さず、スピンドル17の軸心を中心にほぼ真円運動す
るため、サンドペーパ付きのアームをスピンドル17の
軸線に対して垂直あるいは所定の角度でセットすれば、
回転駆動されかつオッシレーション駆動されるクランク
シャフト16の各加工部位、すなわちジヤーナルおよび
ピンを高精度にペーパラップ加工するとともに、その真
円度および真直度を向上させることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のクラン
クシャフト研削装置は、主軸部に対して回転方向に摺動
自在で、かつ軸方向に移動不能に固定された主軸部側オ
ッシレーションブロックと、心押台部に軸方向へ摺動自
在に支持された押圧手段に対して軸方向に移動不能に保
持された心押台部側オッシレーションブロックとの間
に、前記クランクシャフトの軸線と平行な方向に作用す
る荷重を支える耐圧バーを介在させたので、オッシレー
ト時のクランクシャフトの変形が防止され、精度の高い
加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のクランクシャフト研削装置の一実施
例を示す側面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】従来のクランクシャフト研削装置の一例を示す
側面図である。
【図4】クランクシャフトの変形状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
11 クランクシャフト研削装置 12 主軸部 13 心押台部 16 クランクシャフト 21 主軸部側オッシレーションブロック 22 心押台部側オッシレーションブロック 24 耐圧バー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフトの一端を保持して回転
    駆動し、かつ軸方向にオッシレーション駆動する駆動手
    段を備えた主軸部と、クランクシャフトの他端を保持し
    て、これを軸方向に押圧する押圧手段を備えるととも
    に、この押圧手段を前記主軸部のオッシレーション駆動
    に従動するように支持する心押台部とを有するクランク
    シャフト研削装置において、 前記主軸部に対して回転方向に摺動自在で、かつ軸方向
    に移動不能に設けられた主軸部側オッシレーションブロ
    ックと、前記心押台部に軸方向へ摺動自在に支持された
    前記押圧手段に対して軸方向に移動不能に保持された心
    押台部側オッシレーションブロックとの間に、前記クラ
    ンクシャフトの軸線と平行な方向に作用する荷重を支え
    る耐圧バーを介在させたことを特徴とするクランクシャ
    フト研削装置。
JP27826391A 1991-09-30 1991-09-30 クランクシャフト研削装置 Expired - Fee Related JP2861541B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110160462A (zh) * 2019-05-08 2019-08-23 北京理工大学 一种大型深孔零件镗削过程圆度与直线度的检测方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110160462A (zh) * 2019-05-08 2019-08-23 北京理工大学 一种大型深孔零件镗削过程圆度与直线度的检测方法

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JPH0592358A (ja) 1993-04-16

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