JPH09103372A - 電磁誘導加熱ポット - Google Patents

電磁誘導加熱ポット

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JPH09103372A
JPH09103372A JP20404196A JP20404196A JPH09103372A JP H09103372 A JPH09103372 A JP H09103372A JP 20404196 A JP20404196 A JP 20404196A JP 20404196 A JP20404196 A JP 20404196A JP H09103372 A JPH09103372 A JP H09103372A
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JP
Japan
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electromagnetic induction
hot water
water storage
storage container
temperature
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JP20404196A
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English (en)
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Yoichi Hidaka
洋一 日高
Toshiaki Kidera
敏明 木寺
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 貯湯容器を電磁誘導基台に載せて、内容器を電磁誘導基
台の電磁誘導コイルからの電磁誘導加熱により電気効率
よく発熱させ、内容器から内容液に直接熱効率よく熱伝
導して早期に昇温させるので、電気効率および熱効率と
もに向上し節電できる一方、貯湯容器を電磁誘導基台か
ら分離して独立したものとして取り扱えるとともに、特
に、貯湯容器に電気まわり品がなく、構造が簡単で軽量
かつコンパクト化が達成されるため、持ち運び、給、排
水等の取扱が簡単となり、さらに貯湯容器側に電気まわ
り品がないことにより、洗浄等の手入れも容易となり、
長期に亘って清潔に保ちやすいので、従来の貯湯部と加
熱部とが一体形の電磁誘導加熱ポットが有している問題
点を解消することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、電磁誘導によって容
器が発熱し内容液を加熱するようになった電磁誘導加熱
ポットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】内容液をヒータの発熱により加熱して単
に保温し、あるいは沸騰させて後保温するいわゆる電気
ポットは広く利用されている。このものはポットの器体
内にヒータやその制御回路と制御のための素子や器具と
云った電気まわり品も一体に組込まれている。特に効率
の面でヒータは内容器自体の外面に取付けてこれを直接
加熱するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしヒータから内容
液への熱伝導は内容器を介した間接的なものになってし
まう。このため加熱効率が悪く、その分だけ内容液の昇
温が遅いし電気代が高くつく。また電気まわり品が一体
に組込まれているとそれに水や湿気が及ぶと製品寿命に
かかわるので丸洗いできない不便がある。
【0004】ところで、実開昭58−138515号公
報は、電磁誘導加熱方式にて内容液を加熱するものを開
示している。
【0005】このものは、電磁誘導コイルを持った電磁
誘導基台と、この電磁誘導基台の上に分離できるように
載せられて電磁誘導を受けて発熱し内容液に直接熱伝導
して加熱できるようにした誘導加熱容器とを備えてい
る。
【0006】したがって誘導加熱容器は、電気まわり品
が省略できるので、電気まわり品を装備した電磁誘導基
台から分離して単独で取扱い、また丸洗い等できる。し
かも加熱時は自身の発熱によって内容液を直接加熱する
ことになるので、加熱効率が向上する。
【0007】しかし、前記誘導加熱容器は、同時に開示
している調理容器とともに、電磁誘導基台の電磁誘導コ
イルに通電されている間、誘導加熱容器を発熱させて、
誘導加熱容器内のものを単に加熱するだけである。
【0008】このため、調理や湯沸かしを行うにも、こ
れが達成されたかどうかを使用者が常に観察しながら判
断し、達成されたとき人手によって通電を断ち、処理す
る必要があるので、使用に不便である。
【0009】要するに、前記湯沸かしを行うものを含め
た従来知られている電磁誘導加熱調理器は、誘導加熱容
器の側に電気まわり構造がなく普通の調理容器は湯沸か
し容器のように単独で簡単に取り扱い丸洗い等できる便
利さはある。しかし、電磁誘導器具を、煮炊き用に元来
用いられているいわゆるコンロの代わりの熱源として用
いるタイプのものしかなく、加熱器具や調理の終了は、
従来のコンロで火加減したり火を止めたりするのと同様
に使用者が一々行う必要があり、この点では従来の非電
磁誘導形の電気ポットに比し使用に不便である。
【0010】一方、特開昭59−137017号公報
は、電磁誘導加熱による内容液の加熱制御を自動的に行
うものを開示している。したがって内容液を設定温度に
加熱して保温するような使用に便利である。しかし加熱
部と容器部とが一体のものであるので、容器部を電気ま
わり品のない独立部として加熱部から分離し、単独で取
扱い、丸洗い等ができると云った従来からの電磁誘導加
熱調理器のような利点はない。また、前記加熱制御のた
めの電気機器の配置や電気配線の構造上このような不利
を回避できる要素は持っていない。
【0011】そこで本発明は、誘導加熱される貯湯容器
が電気まわり品のない単独で取り扱えるタイプの電磁誘
導加熱方式のもので、しかも内容液の加熱制御が自動的
に行える電磁誘導加熱ポットを提供することを課題とす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を解決するために、電磁誘導コイルを持った電磁誘導
基台と、この電磁誘導基台の上に位置して電磁誘導を受
ける貯湯容器とからなり、この貯湯容器の内容器の側周
面に内容器内に通じて内容液を外部に注出する注出路を
設けるとともに、この注出路の内容器内への開口が内容
器の底面よりも上に位置するようにし、貯湯容器は誘導
基台の上にこの電磁誘導基台と分離できるように載せら
れて内容器に前記電磁誘導基台の電磁誘導コイルから電
磁誘導加熱を受けるようにし、電磁誘導基台の側に内容
器の温度を検出するセンサと、このセンサによる検出温
度をもとに内容器に対する電磁誘導による加熱制御を行
う制御回路を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明の上記の構成では、貯湯容器を電磁誘導
基台に載せて、内容器を電磁誘導基台の電磁誘導コイル
からの電磁誘導加熱により電気効率よく発熱させ、内容
器から内容液に直接熱効率よく熱伝導して早期に昇温さ
せるので、電気効率および熱効率ともに向上し節電でき
る一方、貯湯容器を電磁誘導基台から分離して独立した
ものとして取り扱えるとともに、特に、貯湯容器に電気
まわり品がなく、構造が簡単で軽量かつコンパクト化が
達成されるため、持ち運び、給、排水等の取扱が簡単と
なり、さらに貯湯容器側に電気まわり品がないことによ
り、洗浄等の手入れも容易となり、長期に亘って清潔に
保ちやすいので、従来の貯湯部と加熱部とが一体形の電
磁誘導加熱ポットが有している問題点を解消することが
できる。
【0014】しかもこの分離できる貯湯容器を使用して
も、これが電磁誘導基台上に載って内容器が電磁誘導加
熱される際、貯湯容器の加熱制御を電磁誘導基台側だけ
で行い、前記電磁誘導基台と貯湯部とが独立している特
徴を損なわずに内容液温度を自動的に制御することがで
きるとともに、貯湯容器の内容器の側周面まわりに設け
られて内容液を加圧注出するのに好適に働く注出路を通
じて、前記温度管理しながら貯湯される内容液を適時に
注出し使用できるようにするので、電気まわり品のない
独立した貯湯容器や調理容器を利用する従来の電磁誘導
調理が有していた問題をも解消することができる。
【0015】さらに、注出路の内容器底部内への開口が
内容器内の底面よりも上に位置し、この開口位置よりも
下の内容液が注出路を通じて通常使用状態にて注出され
てしまって空炊き状態になるのを防止することができる
し、注出路は、内容器の底部より下に臨むことはなく、
電磁誘導基台と貯湯容器の内容器との、電磁誘導加熱や
よび電磁誘導基台側のセンサによる前記温度制御のため
の内容器の温度検出に必要な対向関係を邪魔しないの
で、最大面積でしかも必要なだけ接近して対向し、効率
のよい電磁誘導加熱と、適正な温度検出とが行えるとと
もに、電磁誘導基台と貯湯容器との前記分離による利点
を損なうこともない。
【0016】
【実施例】第1図から第4図に示す本発明の第1の実施
例について説明すれば、扁平な電磁誘導基台1と、この
上に電磁誘導基台1と分離できるように載せられ、電磁
誘導基台1の側からの電磁誘導を受けて発熱する貯湯容
器2との組合せからなっている。
【0017】電磁誘導基台1は樹脂製のケース3に嵌め
付けた非磁性体であるセラミックよりなる天板4の下に
電磁誘導コイル5を有し、この電磁誘導コイル5が同じ
く電磁誘導基台1内に設けられた制御回路6によって駆
動制御されるようになっている。制御回路6は第4図に
示すように駆動回路7によってスイッチングトランジス
タ8をオン、オフし、このオン、オフで電磁誘導コイル
5を通電したり通電を断ったりする。なお9は整流器、
10はバイパスコンデンサ、11は共振コンデンサ、1
2は調整ダイオードである。
【0018】電磁誘導基台1はまた天板4の中央裏面に
温度センサ13を有している。このセンサ13は駆動回
路7に設けられ、天板4上での電磁誘導により発熱され
内容液に直接熱伝導してこれを加熱する貯湯容器2側の
温度を検知し、この温度に応じて電磁誘導コイル5をオ
ン、オフするようになっている。このオン、オフは温度
設定ツマミ21の操作により設定された温度を保つよう
に、あるいはキー22の操作に応じて沸騰まで一旦加熱
した後設定温度での保温を行うように行わせる。また初
期加熱の場合は一旦沸騰させるようにすることもでき
る。
【0019】要するに、貯湯部および加熱部が分離可能
なタイプの従来の電磁誘導加熱調理器が有していた問題
点を解消することができる。
【0020】なおこれら動作状態を明瞭にするため電磁
誘導基台1の操作パネル23には沸騰ランプ24と保温
ランプ25とが通電ランプを兼ねて設けられている。2
6は電源接続口を示している。
【0021】貯湯容器2は磁性体であるクラッド鋼より
なる内容器31を合成樹脂製の外装ケース32内に収容
し、それらがなす胴部まわりの空間にはグラスウールや
独立発泡樹脂からなる断熱材33を充填し、また底部ま
わりには薄くて断熱性のよいセラミック系断熱材34を
設けてある。この断熱材34は厚さが1〜2mm程度の
ものとしてある。これにより貯湯容器2を電磁誘導基台
1の上に載せたときその電磁誘導コイル5からの電磁誘
導コイル5からの電磁誘導を有効に受ける位置まで内容
器31を近付けることができる。
【0022】貯湯容器2にはベローズポンプ35を内蔵
した蓋36がヒンジ軸37によって開閉および着脱可能
に設けられている。蓋36の内面には貯湯容器2の口部
を塞ぐ内蓋ユニット38が設けられている。この内蓋ユ
ニット38にはベローズポンプ35が蓋36の上面に露
出する押圧板39によって押圧されたときの吐出空気を
貯湯容器2内に導く給気路40と、内容液から発生する
蒸気を蓋36の上方へ抜く蒸気抜き通路41とを持って
いる。蒸気抜き通路41は給気路40の容器側部分を共
用するよう給気路40の途中から分岐して設けられ、こ
の分岐のための分岐孔42とベローズポンプ35の吐出
口43とを押圧板39の押圧、復帰に連動して択一的に
閉じる通路切換弁44を設けてある。これによりポンプ
35を押圧操作するときは、弁44が分岐孔42を閉じ
て吐出空気が蒸気抜き通路41に抜けるのを防止し、内
容液を確実に加圧できるようにする。またベローズポン
プ35を押圧しないときは、弁44が吐出口43を閉じ
ており、内容液から発生する蒸気はベローズポンプ35
内に入るようなことはなく蒸気抜き通路41へと流れ蓋
36の上方へ確実に放出されて貯湯容器2内が昇温する
のを防止する。
【0023】蓋ユニット38内の蒸気抜き通路41を共
用している給気路40の部分のまわりにも、グラスウー
ルや独立発泡樹脂からなる断熱材33が設けられてい
る。これにより内容液31はそのまわりのほぼ全域が外
部と断熱される断熱構造となっており、保温性に優れて
いる。
【0024】内容器31には外装ケース32との間で立
上がる注出路51の下端が底部に接続されている。注出
路51はベローズポンプ35からの給気により加圧され
て押出されようとする内容液を案内し、貯湯容器2の肩
部一側に位置する逆U字管52を介して外部に流出させ
る。この流出する内容液は貯湯容器2の肩部外面に設け
られたパイプカバー53内において、このカバー53に
保持された注液ガイド54にスプラッシュ防止部55を
介し受入れられ、その注液口54aから注液される。5
6,57は転倒時止水弁であり、貯湯容器2が転倒した
とき内容液が流出するのを防止する。58は手提げハン
ドルである。
【0025】特に注出路51は、内容器31の側周面に
位置していて、内容器31に接続される底部内への開口
が内容器31内の底面よりも上に位置しているので、こ
の開口位置よりも下の内容液が注出路51を通じて通常
使用状態にて注出されてしまって空炊き状態になるのを
防止することができる。
【0026】また前記構成の注出路51は、内容器31
の底部より下に臨むことはなく、電磁誘導基台1と貯湯
容器2との電磁誘導のための対向関係を邪魔しないの
で、それらの大きさ全体でしかも必要なだけ接近して対
向でき、電磁誘導が効率よく強力に働くようにすること
ができるし、電磁誘導基台1と貯湯容器2との分離を妨
げることもない。
【0027】貯湯容器2の底部中央には内容器31の底
部中央に密着し、かつ貯湯容器2の底部下に露出する熱
伝導子59が設けられている。60は電源接続口であ
る。
【0028】貯湯容器2を電磁誘導基台の上に載せる
と、熱伝導子59は天板4の裏面に温度センサ13が当
てがわれている部分の上に接する。これにより内容器3
1の熱を天板4を介しセンサ13に伝えやすくなる。熱
伝導子59の代わりに内容器31の一部を下方に突出さ
せて熱伝導凸部を形成してもよい。
【0029】要するに本実施例では、電磁誘導基台1を
電源に接続して温度設定や沸騰設定を行うと、電磁誘導
コイル5が通電される。このとき、貯湯容器2を電磁誘
導基台1に載せておくと、内容器31を電磁誘導基台1
の電磁誘導コイル5からの電磁誘導加熱により電気効率
よく発熱させ、内容器31から内容液に直接熱効率よく
熱伝導して早期に沸騰あるいは設定温度まで昇温させる
ので、電気効率および熱効率ともに向上し節電できる一
方、貯湯容器2を電磁誘導基台1から分離して独立した
ものとして取り扱えるとともに、特に、貯湯容器2に電
気まわり品がなく、構造が簡単で軽量かつコンパクト化
が達成されるため、持ち運び、給、排水等の取扱が簡単
となり、さらに貯湯容器2側に電気まわり品がないこと
により、洗浄等の手入れも容易となり、長期に亘って清
潔に保ちやすいので、従来の貯湯部と加熱部とが一体形
の電磁誘導加熱ポットが有している問題を解消すること
ができる。
【0030】しかもこの分離できる貯湯容器2を使用し
ても、これが電磁誘導基台1上に載って内容器31が電
磁誘導加熱される際、貯湯容器2の加熱制御を電磁誘導
基台1側だけで行い、前記誘導加熱基台1と貯湯部とが
独立している特長を損なわずに内容液温度を自動的に制
御することができるとともに、貯湯容器2の内容器31
の側周面まわりに設けられて内容液を加圧注出するのに
好適に働く注出路51を通じて、前記温度管理しながら
貯湯される内容液を適時に注出し使用できるようにする
ので、電気まわり品のない独立した貯湯容器や調理容器
を利用する従来の電磁誘導調理器が有していた問題をも
解消することができる。
【0031】さらに、注出路51の内容器31底部内へ
の開口が内容器31内の底面よりも上に位置し、この開
口位置よりも下の内容液が注出路51を通じて通常使用
状態にて注出されてしまって空炊き状態になるのを防止
することができるし、注出路51は、内容器31の底部
より下に臨むことはなく、電磁誘導基台1と貯湯容器2
の内容器31との、電磁誘導加熱および電磁誘導基台1
側のセンサ13による前記温度制御のための内容器31
の温度検出に必要な対向関係を邪魔しないので、最大面
積でしかも必要なだけ接近して対向し、効率のよい電磁
誘導加熱と、適正な温度検出とが行えるとともに、電磁
誘導基台1と貯湯容器2との前記分離による利点を損な
うこともない。
【0032】貯湯容器2を電磁誘導基台1から切り離し
て利用するのに、テーブル面等に直置きしても、内容器
31とテーブル面との間には断熱材34による断熱スペ
ースSを持っているので、内容器31の熱がテーブル面
等に悪影響するのを防止することができる。
【0033】第5図に示す本発明の第2の実施例は、金
属製の真空二重容器からなる貯湯容器2を利用してい
る。貯湯容器2はステンレス製の内容器81と外容器8
2との間を真空断熱空間83としてある。内容器81の
底部は一重で真空断熱空間を有する胴部84の下端より
も少し上位に、この下方が真空断熱空間83を有する胴
部84によって囲まれた単なる空間だけの断熱スペース
Sを形成しており、この断熱スペースSを利用して電磁
誘導基台1の電磁誘導作用部1aが前記一重体具に臨ん
でこれに当てがわれるようにしてあり、電磁誘導効率が
向上する。
【0034】そして貯湯容器2には第1の実施例のよう
な注出路51を設けてそれに樹脂製のカバー91を施し
てある。
【0035】第6図に示す本発明のの第3の実施例は、
電磁誘導基台1の上面外周に立上がり周壁1bを設け、
これにより貯湯容器2の位置決めと脱落防止を計ってい
る。また使用上一体感を与える利点もある。
【0036】第7図に示す本発明の第4の実施例は、立
上がり周壁1bを回転リング101に形成している。回
転リング101は電磁誘導基台1の上面外周に設けた凹
溝1c内に、下面に配設された滑り突起101aを嵌め
合せて回転および着脱自在に受載されている。そして貯
湯容器2を受載するフランジ底101bを持ち、受載し
た貯湯容器2を回転させて向きを変えられるようにして
ある。貯湯容器2は電源との接続が不要で回転に便利で
ある。
【0037】第8図に示す本発明の第5の実施例はフラ
ンジ底101bから下向きのスリーブ壁101cを形成
してこれを立上がり周壁1bの内周に嵌め合わせて係合
片1dと101dとの係合により不用意な抜けを防止し
ている。スリーブ壁101cの下端に滑り突起101a
を設け電磁誘導基台1の上面に受けられるようにしてあ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、貯湯容器を電磁誘導基
台に載せて、内容器を電磁誘導基台の電磁誘導コイルか
らの電磁誘導加熱により電気効率よく発熱させ、内容器
から内容液に直接熱効率よく熱伝導して早期に昇温させ
るので、電気効率および熱効率ともに向上し節電できる
一方、貯湯容器を電磁誘導基台から分離して独立したも
のとして取り扱えるとともに、特に、貯湯容器に電気ま
わり品がなく、構造が簡単で軽量かつコンパクト化が達
成されるため、持ち運び、給、排水等の取り扱いが簡単
となり、さらに貯湯容器側に電気まわり品がないことに
より、洗浄等の手入れも容易となり、長期に亘って清潔
に保ちやすいので、従来の貯湯部と加熱部とが一体形の
電磁誘導加熱ポットが有している問題点を解消すること
ができる。
【0039】しかもこの分離できる貯湯容器を使用して
も、これが電磁誘導基台上に載って内容器が電磁誘導加
熱される際、貯湯容器の加熱制御を電磁誘導基台側だけ
で行い、前記電磁誘導基台と貯湯部とが独立している特
長を損なわずに内容液温度を自動的に制御することがで
きるとともに、貯湯容器の内容器の側周面まわりに設け
られて内容液を加圧注出するするのに好適に働く注出路
を通じて、前記温度管理しながら貯湯される内容液を適
時に注出し使用できるようにするので、電気まわり品の
ない独立した貯湯容器や調理容器を利用する従来の電磁
誘導調理器が有していた問題をも解消することができ
る。
【0040】さらに、注出路の内容器底部内への開口が
内容器内の底面よりも上に位置し、この開口位置よりも
下の内容液が注出路を通じて通常使用状態にて注出され
てしまって空炊き状態になるのを防止することができる
し、注出路は、内容器の底部より下に臨むことはなく、
電磁誘導基台と貯湯容器の内容器との、電磁誘導加熱お
よび電磁誘導基台側のセンサにによる前記温度制御のた
めの内容器の温度検出に必要な対向関係を邪魔しないの
で、最大面積でしかも必要なだけ接近して対向し、効率
のよい電磁誘導加熱と、適正な温度検出とが行えるとと
もに、電磁誘導基台と貯湯容器との前記分離による利点
を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す縦断面図、第2図
は斜視図、第3図は一部の拡大断面図、第4図は制御回
路図、第5図から第8図はそれぞれ本発明の第2から第
5の各実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1は電磁誘導基台、2は貯湯容器、5は電磁誘導コイ
ル、6は制御回路、13はセンサ、31は内容器、51
は注出路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電磁誘導コイルを持った電磁誘導基台と、この電磁誘導
    基台の上に位置して電磁誘導を受ける貯湯容器とからな
    り、この貯湯容器の側周面に貯湯容器内に通じて内容液
    を外部に注出する注出路を設けるとともに、この注出路
    の貯湯容器内への開口が貯湯容器の底面よりも上に位置
    するようにし、貯湯容器は誘導基台の上にこの電磁誘導
    基台と分離できるように載せられて電磁誘導を受けるよ
    うにし、電磁誘導基台の側に貯湯容器の温度を検出する
    センサと、このセンサによる検出温度をもとに貯湯容器
    に対する電磁誘導による加熱制御を行う制御回路を設け
    たことを特徴とする電磁誘導加熱ポット。
JP20404196A 1996-06-27 1996-06-27 電磁誘導加熱ポット Pending JPH09103372A (ja)

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JP20404196A JPH09103372A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 電磁誘導加熱ポット

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012019943A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Toshiba Home Technology Corp 電気湯沸かし器
KR20230115153A (ko) * 2022-01-26 2023-08-02 양인수 디지털 물 끓이기 장치

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JP2012019943A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Toshiba Home Technology Corp 電気湯沸かし器
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