JPS6028324Y2 - 全自動炊飯器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は洗わないですぐ炊ける無洗米を対象とした炊飯
器に関するものである。

従来の炊飯器は米を洗ってから、炊飯するものであるが
、本考案は無洗米を対象としたもので、家庭においての
家事労働を大巾に軽減することができる。

以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。

１は本体で上部に計量米びつ層、下部に炊飯器の層をな
している。

２は外側発熱体、３は内側発熱体、４は鍋、５は保護枠
、６は発熱体支持枠、７はセンターサーモスタット、８
はセンターサーモスタット７に連動するレバー、９はス
イッチボタン、１０は完成接点板で、センターサーモス
タット７の動きをレバー８により受動し、炊飯開始、炊
飯完了を中に組み込まれた接点の閉路、開路により行う
。

１１は表示板で１２のネオンランプが組み込まれている
。

１３はドア、１４はドア把手、１５はドア反転バネで、
ドア１３の開閉動作に合わせ、自然にバネ力が働く機能
を有している。

１６はドア回転板で、先端に反転バネ１５が取り付けら
れている。

１７は炊飯用蓋で、鍋４の上部を覆っている。

１８は鍋４のスライド板で、本体１にスポット溶接等で
溶接されている。

１９は鍋把手で、鍋４の上部取りつけられている。

２０はドアスイッチで、ドアを開けた時、電源の両端が
ＯＦＦ ｌ、、安全を維持する。

２１はドア回転軸である。

２２は本体蓋、２３は米びつ底板で、うす型の形状をし
ている。

２４は米の残量が外から見えるためののぞき窓に用いら
れる透明板で、２５は透明板２４を取付けられるための
パツキンでシリコン等でできている。

２６は米計量弁、２７は計量弁取付板で、バネ性のもの
でできており、米計量弁を米びつ底板２３に押圧してい
る。

２８は米計量弁取付ビス、２９は米散乱防止板で、計量
弁取付板２７上に米が残るのを防いでいる。

３０は米計量電磁弁で、動作する時間が米の量として計
測される。

３１は米案内板でうす型形状をなしており、計量された
米を鍋４内に流し込んでいる。

３２は遮熱板で鍋４で炊飯する時、蒸気が米びつへ入っ
たり、米の温度が上昇し、劣化するのを防いでいる。

３３は水電磁弁で、あらかじめプログラミングしておく
ことにより、米の量に合せて、水を供給する。

３４はパイプ、３５はシャワー蛇口で、水の出る所は鍋
４に向って凸面をなし、シャワーの状態で供給する。

３６は制御回路で、米の量、水の量を３７の選択スイッ
チにより供給する。

３８は選択スイッチ取付板である。３９は強火サーモス
タットである。

４０は鍋挿入確認スイッチである。

４１は米びつへの蒸気の浸入を防ぐための防湿パツキン
でパイプ３４に取りつけられている。

次に上記構成における動作について説明する。

鍋４をドア把手１４を持ち、ドア１３を開け、本体１の
炊飯層に入れる。

鍋４を本体１に入れることにより、鍋４の上部が、鍋挿
入確認スイッチ４０をＯＮする。

ドア１３を閉めるとドアスイッチ２０がＯＮする。

選択スイッチ３７で炊飯したい米の量と好みの硬さとす
るための水量を選択し押すと、制御回路３６が記憶し、
まず、米計量電磁弁３０が作動し、計量弁取付板２７を
下方に押圧し米計量弁２６と米びつ底板２３のうす状の
中央で隙間ができ、そこより、下方に米が落下する。

米計量電磁弁３０が働いている時間で米の量が計測され
る。

米計量電磁弁３０へ合通電がストップすると、米計量弁
が計量弁取付板２７のバネ力で上方に押圧され、米びつ
底板２３とのすき間がなくなり、米の計量が完了する。

下方に落下した米は、米菓内板３１、炊飯用蓋１７を通
じて鍋４内に入れられる。

米が、鍋４に入れられる３０〜印秒後、水電磁弁３３が
作動し、選択スイッチ３７を通じて、制御回路３６に記
憶された、水の量が供給される。

この場合、米の鍋４内への供給は、中央部が供給される
ため、山形をなしており、水を供給するときに、できる
だけ平面にすることが、ご飯のできを良くするので、水
を鍋４内に供給する場合、シャワー状にすることにより
、モーター等で平面をならす必要をなくしている。

水の供給が完了すると、完成接点板１０が、手動あるい
は自動的にＯＮされ炊飯が開始される。

シャワー蛇口３５は、手動あるいは自動的に完成接点板
１０がＯＮされると共に下方に移動し、炊飯蓋１７の開
口部を覆う。

この場合、パイプ３４にとりつけられたゴムパツキン４
１で米菓内板３１の開口部を塞がれ、炊飯時の蒸気が米
びつ部あるいは、米菓内板３１部に入るのが防がれる。

炊飯当初は、内側発熱体３が加熱される。

米の温度が４５℃前後、また鍋４底が４５〜５５°Ｃに
達すると、強火サーモスタット３９がＯＮＬ、内側発熱
体３及び外側発熱体２で炊飯が強火で行なわれる。

第４図の炊飯温度曲線のａ点である。米がご飯になると
鍋４底の水がなくなり、鍋４底が１００℃を越え上昇を
はじめ、焦げが適度な温度でセンターサーモスタット７
が作動し、レバー８を通じ、完成接点板１０がＯＦＦさ
れ、炊飯が完了する。

第４図の炊飯温度曲線のｂ点である。

■粉程むらしを行いご飯ができ上る。

以上のように本考案の全自動炊飯器によれば、簡単な構
造で米と水を供給でき、米の計量を米の計量弁によりな
すため正確であり、しかも計量時のみ米計量電磁弁が作
動するので電気代も安く、さらに米の受は部がうす型を
なしているので米がスムーズに供給される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す全自動炊飯器の断面図
、第２図は同要部断面図、第３図は同電気回路図、第４
図は同全自動炊飯器における要部の温度特性図である。 １・・・・・・本体、３０・・・・・・米計量電磁弁、
３１・・・・・・米菓内板、３３・・・・・・水電磁弁
、３６・・・・・・制御回路、３７・・・・・・選択ス
イッチ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 鍋の上方に計量米びつを設け、計量された米の量に応じ
   て水量供給電磁弁により、前記米びつの底部に設けたう
   す型の底部中央孔よりパイプを通じて水を供給すること
   を特徴とする全自動炊飯器。