JPH09102330A - 圧力遮断センサ - Google Patents

圧力遮断センサ

Info

Publication number
JPH09102330A
JPH09102330A JP8074274A JP7427496A JPH09102330A JP H09102330 A JPH09102330 A JP H09102330A JP 8074274 A JP8074274 A JP 8074274A JP 7427496 A JP7427496 A JP 7427496A JP H09102330 A JPH09102330 A JP H09102330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
external electrode
battery
storage battery
packing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8074274A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3426840B2 (ja
Inventor
Tadamitsu Azema
忠満 畦間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP07427496A priority Critical patent/JP3426840B2/ja
Publication of JPH09102330A publication Critical patent/JPH09102330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3426840B2 publication Critical patent/JP3426840B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄電池の異常に伴って導電路を形成する破断
部材が破断したとしても、蓄電池内部のガスにアークが
引火することを防止し、安全性の高い圧力遮断センサを
提供する。 【解決手段】 電池ケース41に固定されることで蓄電
池40内部を密閉し、蓄電池40内部の圧力増加により
外側に変位する安全弁部5bを有する導電性のアクチュ
エータ5と、蓄電池40の正極となる外部電極10と、
電池ケース41に固定したときアクチュエータ5より外
側に位置し、一端が外部電極10に接続され、他端がア
クチュエータ5に接続された導電路7bを有する遮断用
エレメント7とを備え、蓄電池40の異常に伴って蓄電
池40内の圧力が上昇すると、安全弁部5bの変位によ
り遮断用エレメント7を破断して導電路7bを遮断する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池のごとき
再充電により再生可能な蓄電池などの安全性を確保する
ために用いられる圧力遮断センサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の蓄電池に充電が完了しても更に
充電を行ったり、規定された電流よりも大きな電流で充
電が行われると、蓄電池に異常が生じて蓄電池内に気体
が発生し、蓄電池内の圧力や温度が上昇し、蓄電池の膨
張、更には亀裂による電解液の滲み出しにより、蓄電池
が組み込まれた機器に悪影響を与えることがある。ま
た、これまでに至らなくとも、このような状態のままで
蓄電池の使用を継続すると、前述した蓄電池の膨張が進
行し、亀裂や破裂が生じる可能性があり、異常が生じた
蓄電池は速やかに使用を止める必要がある。
【0003】そこで、従来より、この種の蓄電池には安
全対策が施されており、蓄電池内の圧力の上昇により開
き、蓄電池内の気体を排気する安全弁を蓄電池に設ける
タイプや、その温度上昇を検知して蓄電池が接続する電
気回路に電流を流さなくする手段を蓄電池外に設けたタ
イプなどがある。
【0004】ここで従来の圧力遮断センサの一例を図1
1により説明すると、図11は従来の圧力遮断センサの
概略構成を示す説明図である。
【0005】図11に示すように、従来の圧力遮断セン
サは、電池内圧の上昇に伴って変形する金属性の安全弁
43と、この安全弁43に設けた中央突起部43aに接
続されたリード45と、安全弁43とリード45間に介
設されたリードストリッパ板46と、安全弁43とリー
ドストリッパ板46を絶縁する絶縁板47とを具備して
いる。この安全弁43は蓄電池40の内部に組み込ま
れ、その際、安全弁43は有底円筒体状の電池ケース4
1に絶縁性のガスケット42を介して電池蓋44と共に
かしめられ、電池ケース41の開口端を閉塞するように
固定される。電池蓋44は蓄電池40の正極端子を兼ね
るもので穴44aが形成されており、電池ケース41は
蓄電池40の負極端子を兼ねるものである。絶縁板47
は一体化して設けられた額部47cを有し、その額部4
7cによって絶縁板47は安全弁43の下に取り付けら
れる。リードストリッパ板46は、額部47cに設けら
れた溝に嵌め込むことによって絶縁板47の真ぐ下に隣
接して取り付けられる。中央突起部43aは絶縁板47
とリードストリッパ板46に連通した穴47a及び46
aに挿通され、その先端部にリード45が接続される。
【0006】電池ケース41の内部には、巻芯48と、
この巻芯48に正極及び負極を巻回されて構成された発
電部49とが収納されており、発電部49の負極と電池
ケース41とはリード50を介して接続されている。ま
た、この電池ケース41の内部は電解液(図示せず)で
満たされている。
【0007】このような従来の圧力遮断センサは、発電
要素の異常な化学変化により蓄電池40内の圧力が上昇
すると、上昇した圧力が安全弁43に作用するため、安
全弁43は持ち上げられると共に、リードストリッパ板
46によって中央突起部43aとリード45とを接続す
る導電路が剥離又は破断される。そして、さらに圧力が
増してそれが所定の圧力に達すると、安全弁43の肉薄
部が破れ、電池ケース41内の圧力上昇した気体が電池
蓋44の穴44aを通して外部に開放される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術では、安全弁43の中央突起部43とリード
45とを接続する導電路を破断するためのリードストリ
ッパ板46が、安全弁43の下方にあって蓄電池40の
内部に配置されているので、導電路が破断したときにア
ークが飛ばないように留意する必要があり、その結果、
安全弁43の形状や材質に制約を受け、設計上の自由度
が小さいという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、電池ケース内
に密閉状態で固定される作動部材に電池内部の圧力増加
で外側に変位する感圧部を設け、この作動部材の外側に
外部電極との導電路を有する破断部材を配置することと
する。このように作動部材の外側に破断部材を配置する
ことにより、破断部材の破断時に万一アークが飛んだと
しても、蓄電池内部のガスに引火する虞れがなくなり、
安全性の高い圧力遮断センサを提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の圧力遮断センサでは、電
池の一方の電極となる外部電極と、電池ケース内に絶縁
体を介して密閉状態で固定され、電池内部の圧力増加に
より外側に変位する感圧部を有する導電性の作動部材
と、前記電池ケースに固定したとき前記作動部材より外
側に位置し、一端が前記外部電極に接続され、他端が前
記作動部材に接続された導電路を有し、前記感圧部の変
位により破断されて前記導電路を遮断する破断部材とを
備えている。
【0011】また、本発明の圧力遮断センサでは、電池
の一方の電極となる外部電極と、電池ケース内に密閉状
態で固定され、電池内部の圧力増加により外側に変位す
る感圧部を有する作動部材と、前記電池ケースに固定し
たとき前記作動部材より外側に位置し、電池内部への電
路を有する導電性の支持体と、前記外部電極を支持する
絶縁性の保持部材と、前記外部電極と前記支持体間を接
続する導電路を有し、前記感圧部の変位により破断され
て前記導電路を遮断する破断部材とを備えている。この
場合、作動部材は変位により破断部材を破断するだけの
機能を持てば良く、必ずしも導電性は必要でないため、
作動部材の形状や材質の自由度が広がり、構造も簡単に
なる。
【0012】前記導電路は前記外部電極に直接接続して
も良いが、これら導電路と外部電極との電路間にPTC
素子を配設すると、異常な高温となったとき電流を低下
させることができ、熱に対する安全性も高められる。
【0013】また、前記外部電極に開口部を設けると共
に、前記作動部材に感圧部と安全弁とを設けると、非常
時の防爆機構を兼用して、機構の簡略化やコストダウン
を図ることができ、特に、前記安全弁が感圧部を兼用す
るようにすると、破断部材が作動する圧力と安全弁が作
動する圧力を同時に管理しやすくなる。
【0014】また、前記外部電極に外側へ突出する突部
を設け、前記破断部材を該突部に収納させると、省スペ
ース化が図れ、蓄電池全体としての容量を高めることが
できる。
【0015】また、前記作動部材に熱処理で軟化された
部分を形成し、この軟化部分に囲まれた部位を前記感圧
部とすると、内部の圧力変化に迅速に応答して変位する
作動部材を実現できる。
【0016】また、前記電池ケースが電池の他方の電極
で、前記破断部材の導電路が前記外部電極と前記支持体
間を接続する場合、前記電極ケースの開口端に導電性の
蓋体を固着し、これら蓋体と支持体間に位置し両者間を
密閉する第1のパッキングを配設すると、極性が相反す
る外部電極と蓋体間の絶縁を確保できると共に、蓄電池
内部を気密に保持することができる。
【0017】また、前記支持体と前記作動部材間に位置
しこれら両者間を密閉する第2のパッキングを配設する
と、前記作動部材を導電性材料で形成することができる
と共に、蓄電池内部を気密に保持することができ、特
に、前記第1および第2のパッキングを一体化し、第2
のパッキングを折り返しにより支持体と作動部材間に位
置させると、組立作業性が向上する。
【0018】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本発明の第1の実施例に係る圧力遮断センサの縦
断面図、図2は該圧力遮断センサの分解斜視図である。
【0019】図1と図2において、1は圧力遮断センサ
で、この圧力遮断センサ1は、ガスケット2、リード
3,4a,4b、アクチュエータ5、パッキング6、遮
断用エレメント7、遮断用エレメント保持体8、PTC
素子(positive temperature coefficient thermisto
r)9、外部電極10から主に構成されている。
【0020】ガスケット2は絶縁性のPP(ポリプロピ
レン)材からなり、上面が開放された、底板部2aを有
する円筒部2bから構成され、この底板部2aの中心に
は蓄電池に装着されたとき電池内部と連通させる丸孔部
2cと、丸孔部2cの周縁から外方に切り欠かれ、リー
ド3が下方(電池内部)に導出される切欠き部2dが設
けられている。このガスケット2内にはアクチュエータ
5が搭載されている。
【0021】アクチュエータ5は導電性のアルミニウム
材からなり、全体としてほぼ円盤状に形成されおり、そ
の外周部はガスケット2の底板部2a上に密着されて積
層されるフランジ部5aと、中心部に上方向に頭部を平
坦とした円錐形状に膨出形成され、この平坦面に安全弁
用凹部5cを有する安全弁部5bと、安全弁部5bの頭
部平坦面の中央に突設された遮断用エレメント破断用突
部5dとから構成されている。このアクチュエータ5の
フランジ部5aの下面にはリード3が溶着され、またフ
ランジ部5aの上面にはリード4bが溶着されている。
この安全弁部5bは安全弁用凹部5cを有して安全弁と
して機能するほかに、遮断用エレメント破断用突部5d
の感圧部としても機能する。また、アクチュエータ5の
上にはパッキング6が積装されている。
【0022】パッキング6は絶縁性のゴム材からなり、
全体として略円板状に形成されている。このパッキング
6はその外周縁に形成された環状の突条6aと、中央に
穿設された丸孔部6bと、丸孔部6bの周縁に形成され
た環状の突条6cと、丸孔部6bの縁部から切り欠かれ
て形成された、リード4引き回し用の切欠き部6dと、
底板部6eとから構成されている。このパッキング6の
丸孔部6bの上方に遮断用エレメント7が配設されてい
る。
【0023】遮断用エレメント7は、絶縁性のセラミッ
ク又は樹脂製の基板7aと、基板7aの上面側に印刷形
成され又は金属箔を貼着されて形成された遮断用電路7
bとから構成され、遮断用電路7bの両端にリード4
a,4bがそれぞれ接続されると共に、これらリード4
a,4bは基板7aに固定されている。そして、一方の
リード4aはパッキング6の底板部6e上に配置されて
PTC素子9の下面に接続されており、したがって、パ
ッキング6の底板部6e上にはリード4aを挾み込んで
PTC素子9が配置されている。また、他方のリード4
bはパッキング6の切欠き部6dからパッキング6の底
板部6eの下面側、つまりアクチュエータ5のフランジ
部5aの上面に引き回され、前述したようにリード4b
とアクチュエータ5のフランジ部5aとを溶着してあ
る。
【0024】PTC素子9は円板状に形成され、中央に
丸孔部9aが穿設されている。このPTC素子9は、温
度が高くなるとその導通抵抗値が増大して電流を低下さ
せるように作用するものであり、例えば、定常時の導通
抵抗値を20mΩ、電流制御温度を+120度に設定し
てある。
【0025】遮断用エレメント保持体8は熱可塑性樹脂
製で、上板部8aと、上板部8aの両端から下方へ延び
る一対の足部8b,8bと、一対の足部8b,8bの内
面に突設され、遮断用エレメント7の上面に対向して遮
断用エレメント7が下方から押されたとき支持する保持
突起部8c,8cとから構成されている。この遮断用エ
レメント保持体8の上板部8aと遮断用エレメント7の
上面との間には隙間が形成されて遮断用エレメント7が
折れ曲げられるようになっている。また、遮断用エレメ
ント保持体8はPTC素子9の丸孔部9a内にあり、遮
断用エレメント保持体8の一方の足部8bの下端面は一
方のリード4a上に配置され、他方の足部8bの下端面
はパッキング6の底板部6e上に配置されている。
【0026】外部電極10は圧力遮断センサ1を蓄電池
に組み込んだとき、蓄電池の正極となるもので、ニッケ
ルやステンレス材等からなる。外部電極10は、外周の
鍔部10aと、中央の膨出部10bと、膨出部10bの
傾斜側面に形成された複数の安全弁用開口部10c,1
0c…とから構成されている。そして、外部電極10
は、ガスケット2にリード3,4a,4b、アクチュエ
ータ5、パッキング6、遮断用エレメント7、遮断用エ
レメント保持体8、PTC素子9を組み込み、更に上方
から被せて挾み込み、図1に示すように、ガスケット2
の円筒部2bの上部を内側にかしめて固定する。この図
1の状態で、圧力遮断センサ1が組み立られて完成す
る。なお、図1の圧力遮断センサ1の上記かしめは仮か
しめであり、この圧力遮断センサ1を図3に示すように
蓄電池に組み込んで更に本かしめを行うことで、確実に
組み込んで電池ケースと密封できる。
【0027】図3は上記の如く組み立てられた圧力遮断
センサ1をリチウムイオン2次電池やニッケル水素2次
電池などの蓄電池40の内部に組み込んだ状態の概略構
成を示す説明図である。
【0028】図3において、41は上端部が開口されて
いる有底円筒体状の電池ケースであり、この電池ケース
41は蓄電池40の外部負極となり、その上端の開口縁
部がかしめ部41aとされている。48は巻芯、49は
巻芯48に正極及び負極を巻回されて構成された発電
部、50は発電部49の負極と外部負極(電池ケース)
41とを接続するリードである。この発電部49は酸化
リチウムコバルトからなる正極、カーボンからなる負
極、正極と負極のショートを防止するセパレータが組み
込まれており、また、負極はセパレータを挟んで正極と
対向するように設けられている。さらに、この電池ケー
ス41の内部は電解液(図示せず)で満たされている。
【0029】次に、圧力遮断センサ1を蓄電池40に組
み込む方法について説明する。組込前、電池ケース41
のかしめ部41aは図3の一点鎖線で示すように円筒形
状となっている。ここに図1に示す圧力遮断センサ1を
上方から電池ケース41内に挿入する。この状態では、
前述したように、圧力遮断センサ1のガスケット2の円
筒部2bは仮かしめ状態である。そして、電池ケース4
1のかしめ部41aと共にガスケット2の円筒部2bを
内側にかしめて本かしめを行う。このようにして、図3
に実線で示すように、電池ケース41のかしめ部41a
とガスケット2の円筒部2bとを全周にわたってかしめ
ることによって、蓄電池40に圧力遮断センサ1が確実
に組み込まれて密封される。
【0030】次に、この第1の実施例を前記リチウムイ
オン2次電池に使用したとき、すなわち図3の使用状態
における動作について説明する。充電中、圧力遮断セン
サ1において電流は、外部電極(正極)10から順次、
PTC素子9、リード4a、遮断用エレメント7の遮断
用電路7b、リード4b、アクチュエータ5と流れ、リ
ード3に導出される。すなわち電流は、外部電極10か
らPTC素子9、リード4aへ流れ、このリード4aに
接続された遮断用エレメント7の上面の遮断用電路7b
を通り、この遮断用電路7bに接続されたリード4bに
導出され、更に、このリード4bからアクチュエータ
5、リード3に導出される。このとき、充電が完了して
も電流を流し続けて更に過充電が行われたり、規定され
た電流よりも大きな電流で充電が行われると、蓄電池4
0に異常が生じて蓄電池40内の圧力や温度が上昇す
る。
【0031】蓄電池40内の圧力が上昇すると、外部圧
力として圧力遮断センサ1に伝わる。すると、図3に示
すように、この外部圧力がガスケット2の丸孔部2cを
通してアクチュエータ5の安全弁部5bを上方へ撓ませ
て変形させ、アクチュエータ5の安全弁部5bの中央の
遮断用エレメント破断用突部5dが遮断用エレメント7
のほぼ中央部を上方に押す。この遮断用エレメント7の
両端は遮断用エレメント保持体8の保持突起部8c,8
cに支持されているので、更に蓄電池40内の圧力が上
昇し、その圧力が一定の圧力に達したとき、遮断用エレ
メント7の基板7aは、アクチュエータ5の遮断用エレ
メント破断用突部5dの圧力を受けて更に変形し、遮断
用エレメント7は遮断用エレメント保持体8の上板部8
a下の隙間へ押し込まれて割れる。この遮断用エレメン
ト7の割れにより、遮断用エレメント7の遮断用電路7
bが断線し、そのリード4a,4bとの間の導通が断た
れることによって、圧力遮断センサ1は外部電極10と
発電部49の正極間に流れる電流を遮断し、これ以上の
充電を止めさせると共に、このリチウムイオン2次電池
が蓄電池として機能できない状態にする。
【0032】なお、更に、蓄電池40内の圧力が上昇す
ると、アクチュエータ5の安全弁部5bの安全弁用凹部
5cが破れて、蓄電池40内の気体は安全弁用凹部5c
の破断部から圧力遮断センサ1内を通って外部電極10
の安全弁用開口部10c,10c…から排出される。例
えば、圧力遮断センサ1の動作圧力を4〜10気圧の範
囲で動作させ、また、安全弁作動圧力を10〜20気圧
の範囲で作動させている。
【0033】また、蓄電池40内の温度が異常に高くな
ると、PTC素子9の導通抵抗値が増大して電流値を低
下させる。
【0034】このように構成された第1の実施例にあっ
ては、電池ケース41に固定されることで蓄電池40の
内部を密閉し、蓄電池40内部の圧力増加により外側に
変位する安全弁部5b(感圧部)を有する導電性のアク
チュエータ5と、蓄電池40の正極となる外部電極10
と、電池ケース41に固定したときアクチュエータ5よ
り外側に位置し、一端が外部電極10に接続され他端が
アクチュエータ5に接続された導電路7bを有し、感圧
部(5b)の変位により破断されて導電路7bを遮断さ
せられる遮断用エレメント7とを備えたため、安全性を
向上でき、また、内部の異常により引火性のガスが万一
発生したとしても、導電路7bの破断部分は蓄電池40
の外側にあるので、遮断用エレメント7の破断の際アー
クが飛んでも引火する虞れがない。
【0035】また、第1の実施例にあっては、導電路7
bと外部電極10との電路間にPTC素子9を有するた
め、異常な高温となったとき電流を低下させることがで
き、熱に対する安全性を向上させることができる。
【0036】また、第1の実施例にあっては、外部電極
10は開口部10cを有し、アクチュエータ5は安全弁
部5b(安全弁)を有するため、非常時の防爆機構を兼
用して、機構の簡略化やコストダウンを図ることができ
る。
【0037】また、第1の実施例にあっては、感圧部と
安全弁の両方の機能を安全弁部5bに兼用させたため、
信頼性を一層向上させることができ、また、感圧部と安
全弁の両方の機能を兼用することで、遮断用エレメント
7が作動(破断)する圧力と、安全弁部5bが作動する
(安全弁用凹部5cが破れる)圧力とを同時に管理しや
すくなる。
【0038】また、第1の実施例にあっては、外部電極
10に外側へ突出する膨出部10bを設け、遮断用エレ
メント7をこの膨出部10bに収納させたため、省スペ
ース化が図れ、蓄電池40全体として容量を高めること
ができる。
【0039】図4は本発明の第2の実施例に係る圧力遮
断センサを示す平面図、図5は該圧力遮断センサの縦断
面図、図6は該圧力遮断センサの底面図、図7は該圧力
遮断センサの分解斜視図、図8は図4のA−A線に沿う
横断面図、図9は図4のB−B線に沿う横断面図、図1
0は図4のC−C線に沿う横断面図である。
【0040】図4〜図10において、21は圧力遮断セ
ンサであり、この圧力遮断センサ21は全体の形状が略
矩形をしており、アクチュエータ22と、遮断用エレメ
ント23と、リード24と、支持体25と、パッキング
26と、蓋体27と、保持ケース28および外部電極2
9とから主に構成されている。
【0041】アクチュエータ22は、第1の実施例にお
けるアクチュエータ5と同様に導電性のアルミニウム材
からなり、全体として略長方形に形成されている。アク
チュエータ22は、その外周縁に形成された突条22a
と、平板状のフランジ部22bと、このフランジ部22
bの中央部に略楕円形に肉薄部により形成された環状凹
部22cと、この環状凹部22c内の安全弁部22d
と、この安全弁部22dの中央に突設された遮断用エレ
メント23を破断するための破断用突起22eとから構
成されている。安全弁部22dの外周部分(図7の破線
で囲まれた領域)は部分的に熱処理して硬度を軟化させ
てあり、それによってダイアフラム特性を良好にしてい
る。熱処理の方法としては、安全弁部22dの軟化すべ
き部分に直に熱を加えたり、当該部分に超音波を当てた
り、抵抗によるジュール熱を当てればよく、その熱処理
温度は200〜500°Cで3〜10秒である。
【0042】遮断用エレメント23は略帯状をしてお
り、第1の実施例における遮断用エレメント7と同様
に、絶縁性のセラミック又は樹脂製の基板23aと、こ
の基板23aの上面側に印刷成形された遮断用電路23
bとから構成されている。遮断用電路23bの長手方向
の両端にはリード24a,24bがそれぞれ接続されて
いる。
【0043】支持体25は導電性のアルミニウム材から
なり、中央に略長方形の開口25aが穿設された支持面
部25bと、開口25aの外周部を囲むようにして上方
に一体的に立ち上げることにより形成された上部突条2
5cと、支持面部25bの外周部を囲むようにして下方
に一体的に立ち下げることにより形成された下部突条2
5dと、略コの字状をした端子部25eとから構成され
ている。上部突条25cには、その長手方向の辺にそれ
ぞれ2つ、短手方向の辺にそれぞれ1つの突起25fが
形成されている。一方、下部突条25dにも同様に、長
手方向の辺にそれぞれ2つ、短手方向の辺にそれぞれ1
つのかしめ用突起25gが形成されている。端子部25
eのコ字状の両端部には切欠き部25hがそれぞれ形成
され、これら切欠き部25hによりかしめ用突起25g
を避けるようにして、端子部25eは下部突条25dの
長手方向の両端部に繋がれている。図5と図7および図
8に示すように、この端子部25eは最終的には略直角
に折り曲げられる。また、開口25aの長手方向の一端
部にはリード接続部25iが架設されており、このリー
ド接続部25iには一方のリード24bが接続される。
【0044】パッキング26は絶縁性と弾性を備えたエ
チレンプロピレン共重合体(EPDM)のような合成樹
脂やゴム材で作られており、支持体25と蓋体27との
間をシールする上部パッキング部26aと、支持体25
とアクチュエータ22との間をシールする下部パッキン
グ部26bとから構成されている。上部パッキング部2
6aは、端子部25eの両端部を略覆う大きさの長方形
をした平板部26cと、この平板部26cの略中央部に
穿設された支持体25の上部突条25cを挿通するため
の開口26dと、この開口26dの外周部を囲むように
して上方に一体的に立ち上げることにより形成された上
部突起26eとを有している。下部パッキング部26b
は、間隔をおいて位置する3つの連接部26fを介して
上部パッキング部26aに一体的に接続されており、そ
の外形は下部突条25d内に嵌め込まれる大きさをして
おり、中央部には矩形の開口26gが穿設されている。
この開口26gの短手方向の両辺には遮断用エレメント
23の両端部を押えるための押え用突起26hが設けら
れている。下部パッキング部26bの下面には、遮断用
エレメント23とリード24a,24bとの接続部を押
える押え用突起26iが突設されている。
【0045】蓋体27はステンレス材のような導電性金
属板で形成され、パッキング26の上部パッキング部2
6a上を覆う程度の大きさをしており、その略中央部に
は上部突起26eが挿通される開口27aが穿設され、
外周部には上方に突出する環状の突条27bが形成され
ている。
【0046】保持ケース28はポリアセタール等の絶縁
性樹脂で成形され、蓋体27の突条27b内に嵌合され
る大きさになっている。保持ケース28の下面の略中央
部には、蓋体27の開口27aから支持体25の開口2
5a内に突出するように挿入される一対の脚部28aが
垂下されている。これら一対の脚部28aの上方の保持
ケース28には、外部電極29を保持する台座部28b
が一体的に形成されている。保持ケース28にはまた、
後述する外部電極29の接続部29bが挿通される開口
28cと、同じく外部電極29のかしめ用爪29cおよ
び支持体25の6つの突起25fがそれぞれ挿入される
スリット28dが穿設されている。
【0047】外部電極29は、第1の実施例における外
部電極10と同様に、この圧力遮断センサ21を蓄電池
40に組み込んだとき(図5参照)蓄電池40の正極と
なるもので、ニッケルやステンレス材で作られている。
外部電極29は、略矩形の本体部29aと、この本体部
29aの一側縁から階段状の折り曲げられた接続部29
bと、この接続部29bが延在する端縁とこの端縁に相
対する端縁に垂下するように形成された一対のかしめ用
爪29cとを有している。
【0048】この第2の実施例による圧力遮断センサ2
1は、まず、支持体25内にリード24a,24bを接
続した遮断用エレメント23を配置し、次にパッキング
26をその上部パッキング部26aで支持体25の平板
部26cを覆うように載置する。そして、パッキング2
6の下部パッキング部26bを連接部26fの部分から
下方に折り曲げるようにして、支持体25の下方に下部
パッキング部26bを位置させる。この時、各連接部2
6f間の間隙に支持体25のかしめ用突起25gを通す
ようにすれば、連接部26fから小さく折り畳むことが
できる。次に、アクチュエータ22を下部パッキング部
26bにあてがうように位置させた後、かしめ用突起2
5gをかしめて、アクチュエータ22の外周縁を下部パ
ッキング部26に圧着固定する。
【0049】一方、保持ケース28の台座部28bに外
部電極29を保持させ、外部電極29の接続部29bを
保持ケース28の開口28cに、かしめ用爪29cをス
リット28dにそれぞれ挿入しておく。これにより、外
部電極29の接続部29bはリード24aに接続させる
ことができる。そして、パッキング26の上部パッキン
グ部26a上に蓋体27を載置した後、外部電極29が
取付けられた保持ケース28を蓋体27の突条27b内
に嵌合する。蓋体27と保持ケース28の固定は、支持
体25の突起25fを保持ケース28のスリット28d
に挿入した後かしめることにより行われる。
【0050】このようにして組み立てられた圧力遮断セ
ンサ21は、第1の実施例と同様に、リチウムイオン2
次電池やニッケル水素2次電池などの蓄電池40の内部
に組み込まれて使用される。その際、図5に示すよう
に、圧力遮断センサ21は蓋体27の外周縁が電池ケー
ス41の上部開口端にかしめられることにより蓄電池4
0に組み込まれ、蓋体27と電池ケース41が蓄電池4
0の外部負極となる。
【0051】次に、この第2の実施例を前記リチウムイ
オン2次電池に使用したときの動作について説明する
と、充電中、圧力遮断センサ21において電流は、外部
電極(正極)29から順次、リード24a、遮断用エレ
メント23の遮断用電路23b、リード24bそして支
持体25に流れ、端子部25eに導出される。この圧力
遮断センサ21を取付けた蓄電池40に過充電が行われ
たり、異常が発生して、蓄電池40内の圧力や温度が上
昇した場合は、アクチュエータ22の安全弁部22dが
上方に撓み、破断用突起22eが遮断用エレメント23
を破断し、遮断用電路23bを断線させてリード24
a,24b間の導通を断つ。また、更に圧力が上昇した
場合には、第1の実施例と同様に、アクチュエータ22
の安全弁部22dが破れてこの圧力遮断センサ21内を
通って外部電極10の安全弁用開口部10c,10c…
から排出される。
【0052】このように構成された第2の実施例にあっ
ては、アクチュエータ22は単に蓄電池40内の圧力を
感知する機能だけでよく、導電路を形成する必要がない
ため、構造を簡略化することができ、金属以外の材料を
用いることも可能となる。また、パッキング26によ
り、アクチュエータ22と支持体25間および支持体2
5と蓋体27との間が確実に絶縁されるとともに、内部
を気密に保持することができる。しかも、この2つの間
に介在するパッキング26は、連接部26fから折り曲
げることにより位置させているため、1つのパッキング
で済み、部品点数を削減することができる。
【0053】また、第2の実施例にあっては、アクチュ
エータ22の安全弁部22dが部分的な熱処理により軟
化されているため、環状凹部22cから安全弁部22d
の外周部にかけての部位を確実に変位させることができ
るが、それ以外の突条22aやフランジ部22bあるい
は破断用突起22eには遮断用エレメント23を破断す
るのに充分な強度を確保することができ、良好なダイア
フラム特性と充分な強度という相反する特性を同時に満
足させることができる。
【0054】なお、上記第2の実施例では、保持ケース
28を蓋体27の外側に配置したが、この保持ケース2
8を支持体25の下面に配置し、外部電極29を支持体
25とパッキング26および蓋体27の各開口25a,
26d,27aから外部に突出させても良い。また、必
要に応じて、外部電極29と遮断用エレメント23間に
PTC素子を配設することも可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0056】電池の一方の電極となる外部電極と、電池
ケース内に絶縁体を介して密閉状態で固定され、電池内
部の圧力増加により外側に変位する感圧部を有する導電
性の作動部材と、前記電池ケースに固定したとき前記作
動部材より外側に位置し、一端が前記外部電極に接続さ
れ、他端が前記作動部材に接続された導電路を有し、前
記感圧部の変位により破断されて前記導電路を遮断する
破断部材とを備えることにより、破断部材の破断時に万
一アークが飛んだとしても、蓄電池内部のガスにアーク
が引火する虞れがなくなるため、安全性の高い圧力遮断
センサを提供することができる。
【0057】また、電池の一方の電極となる外部電極
と、電池ケース内に密閉状態で固定され、電池内部の圧
力増加により外側に変位する感圧部を有する作動部材
と、前記電池ケースに固定したとき前記作動部材より外
側に位置し、電池内部への電路を有する導電性の支持体
と、前記外部電極を保持する絶縁性の保持部材と、前記
外部電極と前記支持体間を接続する導電路を有し、前記
感圧部の変位により破断されて前記導電路を遮断する破
断部材とを備えることにより、作動部材は変位により破
断部材を破断するだけの機能を持てば良く、必ずしも導
電性は必要でないため、作動部材の形状や材質の自由度
が広がり、構造も簡単になる。
【0058】また、前記導電路と外部電極との電路間に
PTC素子を配設すると、異常な高温となったとき電流
を低下させることができ、熱に対する安全性も高められ
る。
【0059】また、前記外部電極に開口部を設けると共
に、前記作動部材に感圧部と安全弁とを設けると、非常
時の防爆機構を兼用して、機構の簡略化やコストダウン
を図ることができ、特に、前記安全弁が感圧部を兼用す
るようにすると、破断部材が作動する圧力と安全弁が作
動する圧力を同時に管理しやすくなる。
【0060】また、前記外部電極に外側へ突出する突部
を設け、前記破断部材を該突部に収納させると、省スペ
ース化が図れ、蓄電池全体としての容量を高めることが
できる。
【0061】また、前記作動部材に熱処理で軟化された
部分を形成し、この軟化部分に囲まれた部位を前記感圧
部とすると、内部の圧力変化に迅速に応答して変位する
作動部材を実現できる。
【0062】また、前記電池ケースが電池の他方の電極
で、前記破断部材の導電路が前記外部電極と前記支持体
間を接続する場合、前記電極ケースの開口端に導電性の
蓋体を固着し、これら蓋体と支持体間に位置し両者間を
密閉する第1のパッキングを配設すると、極性が相反す
る外部電極と蓋体間の絶縁を確保できると共に、蓄電池
内部を気密に保持することができる。
【0063】また、前記支持体と前記作動部材間に位置
しこれら両者間を密閉する第2のパッキングを配設する
と、前記作動部材を導電性材料で形成することができる
と共に、蓄電池内部を気密に保持することができ、特
に、前記第1および第2のパッキングを一体化し、第2
のパッキングを折り返しにより支持体と作動部材間に位
置させると、組立作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る圧力遮断センサの
縦断面図である。
【図2】該圧力遮断センサの分解斜視図である。
【図3】該圧力遮断センサをリチウムイオン2次電池に
使用した状態の概略構成を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る圧力遮断センサの
平面図である。
【図5】該圧力遮断センサの縦断面図である。
【図6】該圧力遮断センサの底面図である。
【図7】該圧力遮断センサの分解斜視図である。
【図8】図4のA−A線に沿う横断面図である。
【図9】図4のB−B線に沿う横断面図である。
【図10】図4のC−C線に沿う横断面図である。
【図11】従来の圧力遮断センサの概略構成を示す説明
図である。
【符号の説明】
1,21 圧力遮断センサ 5,22 アクチュエータ 5b,22d 安全弁部 5c 安全弁用凹部 7,23 遮断用エレメント 7b,23b 遮断用電路 9 PTC素子 10,29 外部電極 10b 膨出部 10c 開口部 24 リード 25 支持体 26 パッキング 26a 上部パッキング部 26b 下部パッキング部 27 蓋体 27a 開口 28 保持ケース 40 蓄電池 41 電池ケース

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池の一方の電極となる外部電極と、 電池ケース内に絶縁体を介して密閉状態で固定され、電
    池内部の圧力増加により外側に変位する感圧部を有する
    導電性の作動部材と、 前記電池ケースに固定したとき前記作動部材より外側に
    位置し、一端が前記外部電極に接続され、他端が前記作
    動部材に接続された導電路を有し、前記感圧部の変位に
    より破断されて前記導電路を遮断する破断部材と、を備
    えたことを特徴とする圧力遮断センサ。
  2. 【請求項2】 電池の一方の電極となる外部電極と、 電池ケース内に密閉状態で固定され、電池内部の圧力増
    加により外側に変位する感圧部を有する作動部材と、 前記電池ケースに固定したとき前記作動部材より外側に
    位置し、電池内部への電路を有する導電性の支持体と、 前記外部電極を保持する絶縁性の保持部材と、 前記外部電極と前記支持体間を接続する導電路を有し、
    前記感圧部の変位により破断されて前記導電路を遮断す
    る破断部材と、を備えたことを特徴とする圧力遮断セン
    サ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    導電路と前記外部電極との電路間にPTC素子を配設し
    たことを特徴とする圧力遮断センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかの記載にお
    いて、前記外部電極は開口部を有し、前記作動部材は安
    全弁を有することを特徴とする圧力遮断センサ。
  5. 【請求項5】 請求項4の記載において、前記安全弁は
    前記作動部材の感圧部を兼用することを特徴とする圧力
    遮断センサ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかの記載にお
    いて、前記外部電極は外側へ突出する突部を有し、前記
    破断部材を該突部に収納させたことを特徴とする圧力遮
    断センサ。
  7. 【請求項7】 請求項1または2の記載において、前記
    作動部材に熱処理で軟化された部分を形成し、この軟化
    部分に囲まれた部位を前記感圧部としたことを特徴とす
    る圧力遮断センサ。
  8. 【請求項8】 請求項2の記載において、前記電池ケー
    スは電池の他方の電極であり、該電池ケースの開口端に
    固着され、前記外部電極が突出する開口を有する導電性
    の蓋体と、前記蓋体と前記支持体間に位置しこれら両者
    間を密閉する第1のパッキングとを備えたことを特徴と
    する圧力遮断センサ。
  9. 【請求項9】 請求項8の記載において、前記作動部材
    が導電性材料からなり、前記支持体と前記作動部材間に
    位置しこれら両者間を密閉する第2のパッキングとを備
    えたことを特徴とする圧力遮断センサ。
  10. 【請求項10】 請求項9の記載において、前記第1お
    よび第2のパッキングは一体であり、前記第2のパッキ
    ングを折り返しにより前記支持体と前記作動部材間に位
    置させることを特徴とする圧力遮断センサ。
JP07427496A 1995-07-31 1996-03-28 圧力遮断センサ Expired - Fee Related JP3426840B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07427496A JP3426840B2 (ja) 1995-07-31 1996-03-28 圧力遮断センサ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19488895 1995-07-31
JP7-194888 1995-07-31
JP07427496A JP3426840B2 (ja) 1995-07-31 1996-03-28 圧力遮断センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09102330A true JPH09102330A (ja) 1997-04-15
JP3426840B2 JP3426840B2 (ja) 2003-07-14

Family

ID=26415419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07427496A Expired - Fee Related JP3426840B2 (ja) 1995-07-31 1996-03-28 圧力遮断センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3426840B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000294445A (ja) * 1999-02-01 2000-10-20 Hosiden Corp 圧力破砕型保護デバイス及びこれを用いた爆発防止型コンデンサ
JP2006128131A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Samsung Sdi Co Ltd リチウム二次電池
JP2012190601A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 二次電池
JP2013186954A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Toyota Industries Corp 蓄電装置、二次電池および車両
WO2015056511A1 (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 株式会社豊田自動織機 電流遮断装置とそれを用いた蓄電装置
JP2016164852A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 株式会社Gsユアサ 蓄電素子
JP2016164842A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 株式会社Gsユアサ 蓄電素子
CN114599939A (zh) * 2019-12-11 2022-06-07 雨果-本兹有限两合公司 卸压装置和具有该卸压装置的电池壳体

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05251076A (ja) * 1992-03-06 1993-09-28 Sony Corp 有機電解液電池
JPH0696803A (ja) * 1992-09-11 1994-04-08 Hitachi Maxell Ltd 防爆形密閉電池
JPH06176753A (ja) * 1992-12-01 1994-06-24 Haibaru:Kk 二次電池
JPH06215747A (ja) * 1992-09-29 1994-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型電池用防爆封口板
JPH07105933A (ja) * 1993-10-06 1995-04-21 Hitachi Maxell Ltd 防爆形密閉電池

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05251076A (ja) * 1992-03-06 1993-09-28 Sony Corp 有機電解液電池
JPH0696803A (ja) * 1992-09-11 1994-04-08 Hitachi Maxell Ltd 防爆形密閉電池
JPH06215747A (ja) * 1992-09-29 1994-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型電池用防爆封口板
JPH06176753A (ja) * 1992-12-01 1994-06-24 Haibaru:Kk 二次電池
JPH07105933A (ja) * 1993-10-06 1995-04-21 Hitachi Maxell Ltd 防爆形密閉電池

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000294445A (ja) * 1999-02-01 2000-10-20 Hosiden Corp 圧力破砕型保護デバイス及びこれを用いた爆発防止型コンデンサ
JP2006128131A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Samsung Sdi Co Ltd リチウム二次電池
JP4509911B2 (ja) * 2004-10-28 2010-07-21 三星エスディアイ株式会社 リチウム二次電池
US7943251B2 (en) 2004-10-28 2011-05-17 Samsung Sdi Co., Ltd. Rechargeable battery having safety vent
JP2012190601A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 二次電池
JP2013186954A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Toyota Industries Corp 蓄電装置、二次電池および車両
WO2015056511A1 (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 株式会社豊田自動織機 電流遮断装置とそれを用いた蓄電装置
CN105637678A (zh) * 2013-10-16 2016-06-01 株式会社丰田自动织机 电流切断装置以及使用了该电流切断装置的蓄电装置
KR20160065209A (ko) * 2013-10-16 2016-06-08 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 전류 차단 장치와 그것을 이용한 축전 장치
US9478377B2 (en) 2013-10-16 2016-10-25 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Current interruption device and electricity storage device using the same
JP2016164852A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 株式会社Gsユアサ 蓄電素子
JP2016164842A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 株式会社Gsユアサ 蓄電素子
CN114599939A (zh) * 2019-12-11 2022-06-07 雨果-本兹有限两合公司 卸压装置和具有该卸压装置的电池壳体
JP2023504834A (ja) * 2019-12-11 2023-02-07 ヒューゴ ベンツィング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 圧力開放装置、およびその圧力開放装置を備えるバッテリーハウジング

Also Published As

Publication number Publication date
JP3426840B2 (ja) 2003-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2251100C (en) Current interrupter for electrochemical cells
US5691073A (en) Current interrupter for electrochemical cells
JP3693844B2 (ja) 電池の感圧電路遮断機構
KR100342052B1 (ko) 밀폐전지
JPH1064499A (ja) 安全弁電気断路器を備えたリチウムイオン電気化学電池
JP3649491B2 (ja) 防爆機能を有する電池
JPH08185849A (ja) 防爆安全装置を備えた電気化学素子
JP3426840B2 (ja) 圧力遮断センサ
JP3573919B2 (ja) 温度センサーを有するパック電池
JP3331946B2 (ja) 電流遮断素子および電流遮断素子を有する電池
JPH08171898A (ja) 防爆安全装置を備えた角形電気化学素子とその製造方法
JP3579206B2 (ja) 密閉型蓄電池
JPH10321105A (ja) 感温遮断スイッチ
JPH0877995A (ja) 防爆安全装置を備えた電池
CN109792031B (zh) 二次电池
JP3539620B2 (ja) 二次電池
JP2574427Y2 (ja) 電池の安全装置
JPH11111254A (ja) 密閉型電池
JP2003331822A (ja) 感圧電流遮断素子およびこれを用いた密閉型電池
JP3570788B2 (ja) 圧力遮断センサ
JPH10125304A (ja) 密閉型電池
JPH11283600A (ja) 密閉電池
JP3355263B2 (ja) 2次電池
JPH11111264A (ja) 密閉型電池
JP2002208391A (ja) アルカリ電池

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030422

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees