JPH0899510A - 移動車の牽引装置 - Google Patents

移動車の牽引装置

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JPH0899510A
JPH0899510A JP6236350A JP23635094A JPH0899510A JP H0899510 A JPH0899510 A JP H0899510A JP 6236350 A JP6236350 A JP 6236350A JP 23635094 A JP23635094 A JP 23635094A JP H0899510 A JPH0899510 A JP H0899510A
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義孝 渡辺
Michio Iwama
道生 岩間
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重善 西原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前部と後部とに左右一対の車輪を有する被牽
引物を、移動車により牽引して搬送するに際し、被牽引
物の積み下ろしが比較的容易で、かつ、移動車そのもの
を比較的小型、軽量にすることが可能な牽引装置の提供
を目的とする。 【構成】 駆動輪3を有する移動車1により、前部と後
部とに左右一対の車輪10a,10bを有する被牽引物
10を牽引して搬送する移動車の牽引装置であって、移
動車1のほぼ横幅方向に沿う軸芯P周りに揺動可能な牽
引台5を、この移動車1の後部に連結し、牽引台5の下
部に接地車輪6を設けるとともに、この牽引台5の上部
に被牽引物10の前部または後部の下面に当接して保持
する保持部材11を有するジャッキ機構7を設けてある
移動車の牽引装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動輪を有する移動車
により、乗用車やトラックなどのような前部と後部とに
左右一対の車輪を有する被牽引物を牽引して搬送する移
動車の牽引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の牽引装置としては、従来より、
移動車の後部に接地車輪付きの牽引台を連結し、この牽
引台上に被牽引物を完全に載置して搬送する形式のもの
や、移動車の後部にクレーンなどの吊り下げ装置を設
け、このクレーンなどで被牽引物の前部または後部を吊
り下げ、被牽引物の後輪または前輪のみを接地させて搬
送する形式のものなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、牽引台上に
被牽引物を完全に載置して搬送する形式のものにおいて
は、この牽引台に対する被牽引物の積み下ろし作業が大
変で、特別なジャッキ装置を必要としたり、被牽引物を
人力で移動させたり、乗用車などにあっては自走させる
などして積み下ろす必要があり、積み下ろし作業が煩雑
となる欠点があった。
【0004】この積み下ろし作業の簡素化を図ったの
が、被牽引物を吊り下げて搬送する形式のものである。
しかし、この形式のものでは、移動車の後部にかなり重
量のあるクレーンを設ける必要があり、それに加えて、
吊り下げた被牽引物の重量もこのクレーンに掛かること
になるため、移動車の後部にかなりの重量が掛かって、
移動車の前部を持ち上げようとするモーメントが作用す
ることになる。したがって、移動車そのものを大型にし
て重くするか、あるいは、移動車の前部にバランスウエ
イトを設けるなどの必要性があり、どうしても移動車そ
のものが大型化する傾向にあって、この移動車の小型、
軽量化を図れないという欠点があった。
【0005】本発明は、このような従来欠点を解消する
もので、その目的は、被牽引物の積み下ろしが比較的容
易で、かつ、移動車そのものを比較的小型、軽量にする
ことが可能な牽引装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による移動車の牽引装置の第1の特徴構成
は、駆動輪を有する移動車により、前部と後部とに左右
一対の車輪を有する被牽引物を牽引して搬送する移動車
の牽引装置であって、前記移動車のほぼ横幅方向に沿う
軸芯周りに揺動可能な牽引台を、この移動車の後部に連
結し、前記牽引台の下部に接地車輪を設けるとともに、
この牽引台の上部に前記被牽引物の前部または後部の下
面に当接して保持する保持部材を有するジャッキ機構を
設けてある点にある。
【0007】第2の特徴構成は、前記ジャッキ機構を収
縮した状態で、このジャッキ機構を有する牽引台を被牽
引物の前部または後部の左右一対の車輪の間に挿入可能
に構成してある点にある。
【0008】第3の特徴構成は、前記保持部材を前記牽
引台に対してほぼ上下方向に沿う軸芯周りに回動可能に
構成してある点にある。
【0009】第4の特徴構成は、前記ジャッキ機構を牽
引台に対して回動不能に設け、このジャッキ機構に対し
て前記保持部材をほぼ上下方向に沿う軸芯周りに回動可
能に構成してある点にある。
【0010】第5の特徴構成は、前記移動車の駆動輪を
移動車の後部側に設けるとともに、前記ジャッキ機構を
牽引車の接地車輪よりも前方側に設け、前記接地車輪を
キャスタ式の接地車輪に構成してある点にある。
【0011】第6の特徴構成は、前記移動車が、前記被
牽引物を被牽引物積み込み位置と被牽引物下ろし位置と
にわたる所定の径路に沿って自動走行する自動走行式移
動車である点にある。
【0012】第7の特徴構成は、前記自動走行式移動車
に、前記所定の径路に沿って配置された給電線にて形成
される磁界により電力を発生する受電用コイルと、この
受電用コイルからの電力によって前記駆動輪の駆動を管
理する制御手段とを設けてある点にある。
【0013】
【作用】本発明の第1の特徴構成によれば、駆動輪を有
する移動車の後部に牽引台を連結し、この牽引台の上部
に被牽引物の前部または後部の下面に当接して保持する
保持部材を有するジャッキ機構を設けるものであるか
ら、前記保持部材を被牽引物の下面に当接させてジャッ
キ機構で被牽引物の前部か後部を持ち上げるだけで、こ
の移動車による被牽引物の牽引、搬送が可能となり、逆
に、ジャッキ機構を収縮することで被牽引物を下ろすこ
とができ、被牽引物の積み下ろしを比較的容易に行なう
ことができる。しかも、牽引台の下部には接地車輪が設
けられ、かつ、この牽引台は、移動車のほぼ横幅方向に
沿う軸芯周りに揺動可能に連結されているので、ジャッ
キ機構によって持ち上げた被牽引物の重量は、その大部
分を牽引台が支えることになるが、この牽引台は移動車
に対して横幅方向に沿う軸芯周りに揺動できるので、移
動車にその前部を持ち上げようとするモーメントはあま
り作用しないことになる。したがって、移動車の前部に
重いバランスウエイトを設ける必要もなく、この移動車
を比較的小型、軽量にすることが可能となる。
【0014】第2の特徴構成によれば、前記ジャッキ機
構を収縮した状態で、このジャッキ機構を有する牽引台
を被牽引物の前部または後部の左右一対の車輪の間に挿
入可能に構成するものであるから、被牽引物の積み下ろ
しを牽引台のジャッキ機構のみで行なうこともでき、こ
の被牽引物の積み下ろし作業をさらに一層容易に、か
つ、迅速に行なうことができる。
【0015】第3の特徴構成によれば、前記保持部材を
牽引台に対してほぼ上下方向に沿う軸芯周りに回動可能
に構成するものであるから、この保持部材を被牽引物の
下面に当接させて前部か後部を持ち上げた状態で牽引し
て搬送する際、移動車がカーブして方向を変える場合な
どにおいても、後輪あるいは前輪を接地している被牽引
物は保持部材の回動によって移動車に対して良好に追従
することができるので、例えカーブするような場合に
も、被牽引物の牽引、搬送を無理なく、スムースに行な
うことができる。
【0016】第4の特徴構成によれば、前記ジャッキ機
構を牽引台に対して回動不能に設け、このジャッキ機構
に対して前記保持部材をほぼ上下方向に沿う軸芯周りに
回動可能に構成するものであるから、ジャッキ機構の構
造やこのジャッキ機構の牽引台への取り付け構造を簡素
化することができる。すなわち、保持部材を牽引台に対
して回動可能に構成するについては、例えばジャッキ機
構全体を回動させることで、保持部材を牽引台に対して
回動可能に構成することも可能である。しかし、この場
合には比較的重いジャッキ機構を回動可能にするため
に、多少大きなベアリングが必要となり、それに伴って
牽引台側の構造も複雑となるなど構造的に不利である
が、そのような虞れもなくて構造の簡素化を図れるので
ある。
【0017】第5の特徴構成によれば、前記移動車の駆
動輪を移動車の後部側に設けるとともに、前記ジャッキ
機構を牽引台の接地車輪よりも前方側に設けるものであ
るから、被牽引物の持ち上げによってジャッキ機構に掛
かる重量を移動車の駆動輪と牽引台の接地車輪とに分担
させて安定良く保持できるのみならず、駆動輪の接地圧
を大きくすることができ、それによって移動車による牽
引力を向上させることができる。つまり、上述したよう
に移動車そのものを小型、軽量化することが可能である
が、あまり軽量にすると駆動輪の接地圧が小さくなっ
て、所望の牽引力を得られなくなる虞れがあるが、被牽
引物の重量を積極的に駆動輪に作用させることで、その
ような虞れもなく、移動車の小型、軽量化が可能となる
のである。しかも、牽引台の接地車輪をキャスタ式の接
地車輪にするものであるから、この接地車輪にある程度
の重量が作用するにもかかわらず、この牽引台の移動車
に対する追従性を良好にすることができ、被牽引物の牽
引、搬送を良好に行なうことができる。
【0018】第6の特徴構成によれば、この移動車をし
て被牽引物積み込み位置と被牽引物下ろし位置とにわた
る所定の径路に沿って自動走行する自動走行式移動車に
構成するものであるから、できる限り小型、軽量化を図
りたい自動走行式移動車としては理想的なものとなる。
【0019】第7の特徴構成によれば、この自動走行式
移動車に、前記所定の径路に沿って配置された給電線に
て形成される磁界により電力を発生する受電用コイル
と、この受電用コイルからの電力によって前記駆動輪の
駆動を管理する制御手段とを設けるものであるから、移
動車に搭載するバッテリなどを小型にしても連続走行が
可能で、移動車をさらに小型、軽量にすることができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上のように、第1の特徴構成によれ
ば、牽引台に設けるジャッキ機構を利用して、被牽引物
の積み下ろしを比較的容易に行なうことができ、しか
も、このジャッキ機構によって持ち上げた被牽引物の重
量を牽引台が支えるにもかかわらず、移動車に対してそ
の前部を持ち上げようとするモーメントはあまり作用せ
ず、移動車を比較的小型、軽量にすることが可能とな
る。
【0021】第2の特徴構成によれば、ジャッキ機構を
収縮した状態で、このジャッキ機構を有する牽引台を被
牽引物の下方に挿入することができ、被牽引物の積み下
ろし作業をさらに一層容易に、かつ、迅速に行なうこと
ができる。
【0022】第3の特徴構成によれば、被牽引物を保持
する保持部材を牽引台に対してほぼ上下方向に沿う軸芯
周りに回動可能にすることで、被牽引物の移動車に対す
る追従性を良好にし、例えカーブするような場合におい
ても、被牽引物の牽引、搬送を無理なく、スムースに行
なうことができる。
【0023】第4の特徴構成によれば、牽引台に対して
ジャッキ機構全体を回動させるのではなく、保持部材の
みを回動させることにより、ジャッキ機構の構造やこの
ジャッキ機構の牽引台への取り付け構造を簡素化するこ
とができる。
【0024】第5の特徴構成によれば、被牽引物の重量
を積極的に駆動輪に作用させることで、被牽引物を安定
良く、しかも、この駆動輪の接地圧を大きくして、移動
車を小型、軽量化するにもかかわらず、この移動車の牽
引力を向上させ得るとともに、牽引台の追従性を良好に
して、被牽引物の牽引、搬送を良好に行なうことができ
る。
【0025】第6の特徴構成によれば、この移動車を自
動走行式移動車に構成することで、小型、軽量化を図り
たい自動走行式移動車としては理想的なものを提供する
ことができる。
【0026】第7の特徴構成によれば、この自動走行式
移動車に受電用コイルや駆動輪の駆動を管理する制御手
段を設けることで、移動車に搭載するバッテリなどを小
型化することができ、移動車をさらに小型、軽量にする
ことができる。
【0027】
【実施例】本発明による移動車の牽引装置の実施例を図
面に基づいて説明する。図1は全体の側面図、図2は全
体の平面図で、移動車の一例である自動走行式移動車1
の下部には、上下方向に沿う軸芯周りに回動可能なキャ
スタ式の接地車輪2と左右一対の駆動輪3とが、接地車
輪2を前部に、駆動輪3を後部に位置した状態で設けら
れ、かつ、この移動車1には、左右一対の駆動輪3を各
別に回転駆動するための駆動用モータ3aが搭載される
とともに、移動車1と接地車輪2との間には、特に図示
はしないが、この接地車輪2を弾性的に下方へ押圧して
接地車輪2の浮き上がりを防止するスプリングが介装さ
れている。この移動車1の後部には、前記駆動輪3の直
上方に位置する横軸4を介して、牽引台5が移動車1の
ほぼ横幅方向に沿う軸芯P周りに揺動可能に連結され、
この牽引台5の後方下部には、上下方向に沿う軸芯周り
に回動可能なキャスタ式の接地車輪6が設けられてい
る。
【0028】前記牽引台5のうち、接地車輪6よりも前
方側の上部には、ジャッキ機構7が設けられ、このジャ
ッキ機構7は、図4に示すように、ジャッキ本体7aと
牽引台5とを互いに枢支連結する左右一対の第1リンク
8aと、同じくジャッキ本体7aと牽引台5とを枢支連
結する左右一対の第2リンク8bとを有している。これ
ら第2リンク8bから延設の延出部と牽引台5との間に
は、左右一対の油圧シリンダ9が介装され、両油圧シリ
ンダ9を伸縮することにより、ジャッキ本体7aをほぼ
平行のままで上下方向に昇降できるように構成されてい
る。このジャッキ本体7aの上面には、被牽引物10の
下面に当接し、ジャッキ本体7aの上昇で被牽引物10
の前部または後部を持ち上げて保持する保持部材11が
設けられ、この保持部材11が、ジャッキ本体7aに対
してほぼ上下方向に沿う軸芯Q周りに回動可能に構成さ
れるとともに、保持部材11とジャッキ本体7aとの間
に介装のスプリング11aにより弾性的に原位置に復帰
するように構成されている。
【0029】前記被牽引物10は、例えば図1に仮想線
で示すように、前部と後部とに左右一対の車輪10a,
10bを有する完成した乗用車で、この被牽引物として
の乗用車10の接地状態において、ジャッキ機構7を含
む牽引台5が、このジャッキ機構7を収縮した状態で、
左右一対の前車輪10aの間または後車輪10bの間か
ら、この乗用車10の下方に挿入可能に構成されてい
る。したがって、ジャッキ機構7を収縮して乗用車10
の下方に挿入し、その後、油圧シリンダ9を伸長してジ
ャッキ機構7を上昇させることにより、乗用車10の前
部または後部の下面に保持部材11を当接させて、この
乗用車10の後部または前部を簡単に持ち上げて牽引姿
勢にすることができ、乗用車10を下ろす場合には、逆
に伸長した油圧シリンダ9を縮めてジャッキ機構7を収
縮することにより、簡単に乗用車10を牽引台5から下
ろすことができる。
【0030】前記ジャッキ機構7の油圧シリンダ9を作
動させる油圧ポンプ9aと、この油圧ポンプ9aを作動
させるポンプ用モータ9bも、ともに移動車1側に搭載
され、このポンプ用モータ9bや左右一対の駆動用モー
タ3aは、全て移動車1に搭載のバッテリ12からの電
力で駆動され、かつ、移動車1に設けられた図外の制御
手段によって管理ならびに制御されるように構成される
とともに、このバッテリ12への電力供給は、移動車1
の中央下部に設けられた受電用コイル13によって行な
われる。この受電用コイル13を保持する保持枠13a
は、図3に示すように、前後に位置する左右一対のリン
ク14a,14bを介して移動車1の下部に上下昇降可
能に取り付けられ、この保持枠13aの下部には車輪1
5が設けられていて、この保持枠13aが、保持枠13
aと移動車1との間に介装のスプリング16で下方に弾
性的に押圧され、もって、地面Gの凹凸などにかかわら
ず、受電用コイル13と地面Gとの間の間隔を常にほぼ
一定に維持するように構成されている。
【0031】このような移動車1の牽引装置は、例えば
図5に示すように、乗用車の組み立て工場などにおい
て、最終検査が完了した後の完成した乗用車10を、被
牽引物積み込み位置Aから被牽引物下ろし位置Bにまで
牽引して搬送する際などに利用されるものである。その
ため、これら被牽引物積み込み位置Aと被牽引物下ろし
位置Bとにわたっては、交流電流を通電することによっ
て磁界を発生する給電線が地面G内に埋設されて、移動
車1が自動走行するための径路Lが形成されている。
【0032】他方、移動車1側には、その前方下部に前
記径路Lに対する移動車1の横幅方向のずれを検出する
操向用センサ17aが設けられ、この操向用センサ17
aの検出結果に基づいて左右一対の駆動輪3を回転駆動
し、必要に応じて左右の駆動輪3の回転差により操舵し
ながら、移動車1を前記径路Lに沿って自動走行させる
のである。この場合、牽引台5を連結する横軸4が、駆
動輪3の直上方に位置するため、乗用車10の重量が両
駆動輪3に作用して駆動輪3の接地圧が大きくなり、両
駆動輪3による牽引力を向上させ得るのみならず、両駆
動輪3の回転差による操舵も良好に行なうことができ
る。
【0033】そして、この自動走行時に、前記受電コイ
ル13が給電線によって形成される磁界で電力を発生
し、それをバッテリ12へ供給しながら、前記駆動用モ
ータ3aなどを駆動するのであり、また、移動車1は後
進も可能で、その際には牽引台5の後方下部に設けられ
た操向用センサ17bが誘導ラインに対する移動車1の
横方向のずれを検出することになる。
【0034】〔別実施例〕先の実施例においては、移動
車1にバッテリ12を搭載したものを示したが、給電線
の磁界によって常に受電コイル13に電力を発生させる
ことが可能であれば、このバッテリ12を省略すること
もできるし、逆に、受電コイル13や給電線を省略し
て、移動車1に搭載したバッテリ12のみで駆動用モー
タ3aなどを駆動するように構成して実施することもで
きる。また、この移動車1としては、自動走行式に限ら
ず、作業者が走行運転する形式の移動車にも適用可能で
ある。
【0035】被牽引物10としては、完成した乗用車に
限るものではなく、車輪10a,10bさえあれば、未
完成の乗用車であっても、乗用車以外の各種の車であっ
ても適用が可能であり、さらに、車以外のもの、例えば
前部と後部とに左右一対の移動用車輪を有する重量物な
ど、各種物品の牽引や搬送に広く応用することができ
る。
【0036】また、左右両駆動輪3の接地圧を大きくす
るため、牽引台5を連結する横軸4を駆動輪3の直上方
に位置させた構造のものを示したが、必ずしも駆動輪3
の直上方である必要はなく、この横軸4を駆動輪3より
前方側に位置させても、駆動輪3の接地圧を大きくする
ことが可能である。
【0037】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動車の牽引装置の側面図
【図2】移動車の牽引装置の平面図
【図3】移動車の牽引装置の要部を示す側面図
【図4】移動車の牽引装置の要部を示す側面図
【図5】移動車の搬送径路を示す概略平面図
【符号の説明】
1 移動車 3 駆動輪 5 牽引台 6 接地車輪 7 ジャッキ機構 10 被牽引物 10a 被牽引物の車輪 10b 被牽引物の車輪 11 保持部材 13 受電用コイル A 被牽引物積み込み位置 B 被牽引物下ろし位置 L 径路 P 横幅方向に沿う軸芯 Q 上下方向に沿う軸芯

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動輪(3)を有する移動車(1)によ
    り、前部と後部とに左右一対の車輪(10a),(10
    b)を有する被牽引物(10)を牽引して搬送する移動
    車の牽引装置であって、 前記移動車(1)のほぼ横幅方向に沿う軸芯(P)周り
    に揺動可能な牽引台(5)を、この移動車(1)の後部
    に連結し、前記牽引台(5)の下部に接地車輪(6)を
    設けるとともに、この牽引台(5)の上部に前記被牽引
    物(10)の前部または後部の下面に当接して保持する
    保持部材(11)を有するジャッキ機構(7)を設けて
    ある移動車の牽引装置。
  2. 【請求項2】 前記ジャッキ機構(7)を収縮した状態
    で、このジャッキ機構(7)を有する牽引台(5)を被
    牽引物(10)の前部または後部の左右一対の車輪(1
    0a),(10b)の間に挿入可能に構成してある請求
    項1記載の移動車の牽引装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部材(11)を前記牽引台
    (5)に対してほぼ上下方向に沿う軸芯(Q)周りに回
    動可能に構成してある請求項2記載の移動車の牽引装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ジャッキ機構(7)を牽引台(5)
    に対して回動不能に設け、このジャッキ機構(7)に対
    して前記保持部材(11)をほぼ上下方向に沿う軸芯
    (Q)周りに回動可能に構成してある請求項3記載の移
    動車の牽引装置。
  5. 【請求項5】 前記移動車(1)の駆動輪(3)を移動
    車(1)の後部側に設けるとともに、前記ジャッキ機構
    (7)を牽引台(5)の接地車輪(6)よりも前方側に
    設け、前記接地車輪(6)をキャスタ式の接地車輪
    (6)に構成してある請求項4記載の移動車の牽引装
    置。
  6. 【請求項6】 前記移動車(1)が、前記被牽引物(1
    0)を被牽引物積み込み位置(A)と被牽引物下ろし位
    置(B)とにわたる所定の径路(L)に沿って自動走行
    する自動走行式移動車である請求項1、2、3、4また
    は5記載の移動車の牽引装置。
  7. 【請求項7】 前記自動走行式移動車(1)に、前記所
    定の径路(L)に沿って配置された給電線にて形成され
    る磁界により電力を発生する受電用コイル(13)と、
    この受電用コイル(13)からの電力によって前記駆動
    輪(3)の駆動を管理する制御手段とを設けてある請求
    項6記載の移動車の牽引装置。
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Cited By (3)

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