JPH0897121A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH0897121A
JPH0897121A JP22998094A JP22998094A JPH0897121A JP H0897121 A JPH0897121 A JP H0897121A JP 22998094 A JP22998094 A JP 22998094A JP 22998094 A JP22998094 A JP 22998094A JP H0897121 A JPH0897121 A JP H0897121A
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JP
Japan
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substrate
ionizer
charge
processing apparatus
board
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JP22998094A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kitazawa
裕之 北澤
Koji Kizaki
幸治 木▲崎▼
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラスのような絶縁体からなる基板に対して
も正確にその帯電を中和して静電気の発生を防止するこ
とが可能な基板処理装置を提供すること。 【構成】 イオナイザ81は、リフトピン6上に保持さ
れた基板10の上方から基板10の上面に向けてイオン
化された気体を吹き付ける。表面電位計87は、リフト
ピン6に保持された基板10の上方に配置され、基板1
0の上面における帯電量を計測する。イオナイザコント
ロール回路89は、計測された帯電量に応じてイオナイ
ザ81を制御する。この際、表面電位計87が、基板1
0の上方から基板10の上面における帯電量を正確に計
測するので、イオナイザコントロール回路89によるイ
オナイザ81の制御が正確なものとなり、基板10上面
が比較的高い絶縁性を有する場合にも、基板10上面の
帯電を正確に中和することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば液晶表示パネ
ル用のガラス基板、半導体ウエハ、半導体製造用のマス
ク基板(以下、単に「基板」という)をプレート、チャ
ックなどの基板保持部材上に保持しつつ、この基板に加
熱、冷却、レジスト塗布、密着強化剤の塗布処理、洗
浄、現像などの所定の処理を施す基板処理装置に関し、
特に処理終了後に基板を基板保持部材から剥離する際の
剥離帯電を効果的に防止する基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、剥離帯電を効果的に防止する装置
として、例えば特開平4−132197号公報に開示さ
れている装置がある。この装置では、図6に示すように
被処理物110が載置される作業ベンチ150(絶縁物
151によって絶縁されている)に検電器190を接続
して被処理物110の表面電位を計測する。計測された
表面電位が管理限界値を越えた場合には、被処理物11
0の上方に配置された除電バー183を備えるイオナイ
ザ181を作動させて、被処理物110が帯電している
極性と逆極性のイオンを上方から供給して電荷を中和す
ることにより、被処理物110の静電気を除去する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すような装置では、イオナイザ181によってイオン
が被処理物110の上方から被処理物110の上面に向
けて供給されるのに対して、検電器190は被処理物1
10の下面の電位を計測することになる。ここで、被処
理物110が液晶用ガラス角型基板のような絶縁体であ
る場合には、その上面とその下面とでは一般に電位が異
なるので、上述の装置では、絶縁体からなる基板に対し
て正確にその帯電量を中和することができないという問
題がある。
【0004】そこで、本発明は、ガラスのような絶縁体
からなる基板に対しても正確にその帯電を中和して静電
気の発生を防止することが可能な基板処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】さらに、本発明は、基板の帯電量に応じて
簡単な構成でそれを中和することが可能な基板処理装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の基板処理装置は、基板に所定の処理を行
う基板処理装置において、基板をほぼ水平に保持する基
板保持手段と、基板保持手段に保持された基板の上方か
ら基板の上面に向けてイオン化された気体を吹き付ける
イオナイザと、基板保持手段に保持された基板の上方に
配置され、基板の上面における帯電量を計測する計測手
段と、計測手段で計測された帯電量に応じてイオナイザ
を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】また、請求項2の基板処理装置は、イオナ
イザが、DCパルスによって動作するタイプのイオナイ
ザであり、制御手段が、計測手段で計測された帯電量に
応じてイオナイザに与えるDCパルスのデューティ比を
制御することを特徴とする。
【0008】また、請求項3の基板処理装置は、制御手
段が、計測手段で計測された帯電量に応じてイオナイザ
への印加電圧を制御することを特徴とする。
【0009】また、請求項4の基板処理装置は、制御手
段が、計測手段で計測された帯電量に応じてイオナイザ
における気体の吐出量を制御することを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の各基板処理装置では、計測手段が、
基板保持手段に保持された基板の上方に配置され、基板
の上面における帯電量を計測するので、基板の上面にお
ける帯電量を正確に計測することができる。したがっ
て、制御手段によるイオナイザの制御が正確なものとな
り、基板が比較的高い絶縁性を有する場合にも、基板上
面の帯電を正確に中和することができる。
【0011】また、請求項2の基板処理装置では、制御
手段が、計測手段で計測された帯電量に応じてイオナイ
ザに与えるDCパルスのデューティ比を制御するので、
DCパルスのデューティ比を調整するだけの簡単な構成
で、基板上面の帯電を速やかにかつ正確に中和すること
ができる。
【0012】また、請求項3の基板処理装置は、制御手
段が、計測手段で計測された帯電量に応じてイオナイザ
への印加電圧を制御するので、イオナイザへの印加電圧
を調整するだけの簡単な構成で、基板上面の帯電を速や
かにかつ正確に中和することができる。
【0013】さらに、請求項4の基板処理装置では、制
御手段は、計測手段で計測された帯電量に応じてイオナ
イザにおける気体の吐出量を制御するので、イオナイザ
における気体の吐出量を調整するだけの簡単な構成で、
基板上面の帯電を速やかにかつ正確に中和することがで
きる。
【0014】
【実施例】図1は、実施例の基板処理装置の要部である
加熱ユニットの構造を示す側方断面図である。この加熱
ユニットは、処理すべき角形の基板10に所定の熱処理
等を行うための装置である。この加熱ユニットのチャン
バ2内には、基板10の加熱用のホットプレート4が配
置されている。このホットプレート4には、基板10の
搬入及び搬出時に基板10を水平に支持しつつ上下動す
るリフトピン6と、基板10の吸着保持用の真空吸引孔
(図示を省略)とが設けられている。
【0015】ホットプレート4上方の基板10の上方空
間には、基板10の上側表面の除電処理を行うイオン供
給装置8が配置されている。このイオン供給装置8は、
基板10の上側表面の帯電量を計測する表面電位計87
と、イオン化した空気を吐出して基板10の上側表面の
帯電を中和するイオン供給部80とを備える。この場
合、処理すべき基板10が比較的大きいので、基板10
の上側表面の上方空間に左右一対のイオン供給部80を
並設して基板10の上側表面にイオンを均等に供給する
こととしている。なお、紙面に垂直な方向にも一対のイ
オン供給部80を並設してあるので(図示を省略)、合
計4個のイオン供給部80によって基板10の上側表面
の除電処理が行われる。
【0016】各イオン供給部80は、イオン化した気体
を基板10の上側表面とほぼ平行、つまり横方向に吐出
するイオナイザ81と、このイオナイザ81からのイオ
ン化した気体の気流を図面下向きに偏向して基板10の
上側表面に供給する気流調整装置82とを備える。
【0017】イオナイザ81は、一対の正・負のエミッ
タに直流電圧を所定の時間間隔で印加して各エミッタか
らそれぞれ正・負のイオンを発生させるとともに、この
各エミッタの周囲に気体を吹き付けてイオン化された気
体を所定の方向に吹き出すパルスDCタイプである。
【0018】イオナイザ81には、窒素ガス(N2
ス)、あるいは純水や不純物を含まない空気(クリーン
エア)が加圧状態で供給される。このようなN2ガスあ
るいはクリーンエアは、イオナイザ81の吐出口から横
方向に噴出される際に、これに設けられた電極の放電に
よってイオン化される。
【0019】気流調整装置82は、導電性の低い樹脂製
の材料から組み立てられており、イオナイザ81からの
イオン化した気体の気流を下方すなわち基板10の上側
表面に向ける3枚の偏向板82aを備えるとともに、イ
オナイザ81からのイオン化した気体の気流が上方に逸
れないようにガイドするカバー82cが取り付けられて
いる。
【0020】図2は、図1のユニットに組み込まれてい
る各イオン供給部80の構造と制御システムとを示す平
面図である。各イオナイザ81は、気流調整装置82側
の各支持部材83に固定されている。各支持部材83に
は、一対の開口83a、83bが形成されていて、これ
らの開口83a、83bには、イオナイザ81の正負一
対の吐出口81a、81bがはめ込まれている。これら
支持部材83に固定された6個の支持部材84によっ
て、3×4枚の偏向板82aを4個のイオナイザ81か
らのイオン化した気流に対してそれぞれ垂直な方向(図
面の上下方向)に支持する。各偏向板82aは、気流の
向きを基板側(図面の紙面に垂直な方向)に変える働き
を有する細長い板状部材と、この板状部材の両端に設け
られこれを固定等するための支持具とを備える。各偏向
板82aは、その傾角を変更することにより、イオン化
した気体の気流が基板10の上側表面に当たる角度を適
宜調節することができる。
【0021】基板10の上側表面の電位は、4個のイオ
ン供給部80の中央に設けられた表面電位計87で監視
される。表面電位計87は、基板10の上側表面の電荷
によって生ずる電界を検出して基板10の表面電位を測
定するもので、予め基板10の上側表面に既知の電圧を
適宜与えて正確な電位検出が可能になるように調節して
おく。この際、表面電位計87を基板10の上方に配置
して基板10の上側表面における帯電量を計測している
ので、基板10自体がガラスなどの絶縁物である場合や
基板10の上側表面に絶縁物の薄膜が形成されている場
合にも、基板10の上側表面における帯電量を正確に計
測することができる。
【0022】表面電位計87は、電位計コントロール回
路88によって制御される。表面電位計87の検出出力
は、電位計コントロール回路88で適宜処理されてイオ
ナイザコントロール回路89に入力される。
【0023】イオナイザコントロール回路89は、電位
計コントロール回路88からの信号に基づいて、各イオ
ナイザ81に供給するN2ガスもしくはクリーンエアの
供給の断続やその供給量を制御する。N2ガスやクリー
ンエアは、イオナイザ81の電極の周囲に供給されるパ
ージ用とイオナイザ81の本体の内部に供給される冷却
用とに分岐されてそれぞれ同時に供給される。
【0024】また、イオナイザコントロール回路89
は、電位計コントロール回路88からの信号に基づい
て、各イオナイザ81の動作を制御する。すなわち、イ
オナイザコントロール回路89は、電位計コントロール
回路88からの表面電位に関する信号に基づいて、基板
10の帯電を中和すべく、各イオナイザ81の電極に印
加するパルス信号の断続や場合によってそのデューティ
比を制御する。
【0025】以下、実施例の基板処理装置の動作につい
て説明する。まず、図1の加熱ユニット中のホットプレ
ート4に設けてあるリフトピン6を上昇させる。次に、
搬送ロボット(図示を省略)によって、他の処理ユニッ
トやカセット(図示を省略)からこの加熱ユニットのチ
ャンバ2内に基板10を搬入して、リフトピン6上に載
置した後、ホットプレート4上に基板10を降下させ
る。基板10をホットプレート4に吸着させた後、所定
温度及び所定時間の熱処理を施す。この熱処理の終了
後、基板10の吸着を解除して、リフトピン6により基
板10をホットプレート4の上方にリフトアップする
が、このリフトアップの直前から各イオナイザ81を動
作させる。すなわち、熱処理の終了後から表面電位計8
7で基板10の帯電をモニタしつつ各イオナイザ81を
動作させて、イオン化した気体を基板10の上側表面に
沿った横方向に吐出させる。各イオナイザ81から吐出
されたイオン化した気体の気流は、各気流調整装置82
の偏向板82aによって基板10の上側表面に向けて偏
向される。この結果、イオン化した気体が基板10の上
側表面に当り、基板10の上側表面の均一な除電処理が
行われる。各イオナイザ81による除電処理の完了後、
各イオナイザ81の動作を停止して、前記搬送ロボット
により基板10をチャンバ2外に搬出する。
【0026】図3は、図1及び図2の装置による除電処
理を説明するグラフである。図3(a)は、基板10の
上側表面の測定電位の時間変化を示し、図3(b)は、
イオナイザ81に供給するN2ガスもしくはクリーンエ
アの供給量を示す図であり、図3(c)は、イオナイザ
81への電力供給の断続を示す図である。
【0027】まず、時刻t1で、イオナイザ81へのN2
ガスもしくはクリーンエアの供給を開始する。このよう
にイオナイザ81への電力投入前にN2ガス等を供給す
るのは、放電によるパーティクル発生の原因となるシリ
カ分、水分をイオナイザ81の電極及びその周辺から除
去するためである。
【0028】次に、時刻t2で、イオナイザ81を動作
させてその電極にDCパルスを印加する。
【0029】次に、時刻t3で、基板10の吸着を解除
して基板10をホットプレート4の上方にリフトアップ
する。
【0030】次に、時刻t4で、表面電位計87の出力
に基づいて基板10の表面電位が目標値(例えば0V)
であることを判断して、イオナイザ81の動作を停止さ
せる。これと同時に、基板10のチャンバ2外への搬出
を開始する。この際、イオナイザ81と同じく基板10
の上方に設けた表面電位計87によって、基板10の上
側表面の絶縁性の有無に拘らずこの上側表面における帯
電量を正確にモニタして基板10の表面電荷を正確に中
和することができるので、剥離帯電による絶縁破壊等の
不都合を効果的に防止できる。
【0031】次に、時刻t5で、イオナイザ81へのN2
ガス等の供給を減少させてリークパージを開始する。こ
のようなリークパージを行うのは、イオナイザ81の残
存電圧が放電することによってパーティクルが発生し、
これがイオナイザ81の電極等に付着することを防止す
るためである。
【0032】最後に、時刻t6で、イオナイザ81への
2ガス等の供給を停止させてリークパージを終了す
る。
【0033】図4は、上記実施例のイオナイザ81の動
作の変形例を説明する図である。図4(a)は、基板1
0の上側表面の測定電位の時間変化を示し、図4(b)
は、イオナイザ81の吐出口81bの負電極に供給する
電力の断続を示す図であり、図4(c)は、イオナイザ
81の吐出口81aの正電極に供給する電力の断続を示
す図である。
【0034】この場合、基板10の表面電荷を迅速に中
和するために、イオナイザ81の電極に印加するDCパ
ルスのデューティ比を増加させて表面電荷の減衰を早く
する。この結果、基板の上側表面の測定電位が0Vにな
っても、過剰な正電荷が基板10の上側表面にしばらく
供給され続け、表面電荷が反転するオーバーシュートが
生じてしまう。したがって、イオナイザ81の正負電極
に供給する電力を、図4(b)及び(c)に示すよう
に、測定電位0Vのしきい値で切替えることとする。こ
れにより、基板10の表面電荷を一定範囲内(−V1
+V1)に収めることができる。
【0035】図5は、イオナイザ81の動作の別の変形
例を説明するグラフで、縦軸は基板10の上側表面の測
定電位の時間変化を示す。
【0036】この場合、表面電位計87が検出する基板
10の上側電位の値に応じて、イオナイザ81の電極に
印加するDCパルスのデューティ比を調整する。すなわ
ち、イオナイザコントロール回路89によるフィードバ
ック制御量を調整して、基板10の表面電位の増減に対
応させてDCパルスのデューティ比を増減させる。この
ようなフィードバック制御量の調整には、例えばPID
制御の手法を用いることができる。このようなPID制
御を用いることにより、基板10の上側表面の測定電位
を図中の点線で示すような漸近線に沿って迅速に集束さ
せることができる。
【0037】以上、実施例に即してこの発明を説明した
が、この発明は、上記実施例に限定されるものではな
い。例えば上記実施例では、ホットプレート等を含む基
板処理装置についてのみ説明したが、クールプレート、
スクラバ、コータ、デベロッパ等を含む基板処理装置に
も上記のようなイオン供給装置8を組み込むことができ
る。
【0038】また、上記実施例では、パルスDCタイプ
のイオナイザを用いたが、単なるDCタイプのイオナイ
ザも使用可能である。さらに、接地されたグリッドの中
央にエミッタが配置されそのエミッタに交流電圧を印加
してグリッドとエミッタとの間の空気をイオン化するA
Cタイプのイオナイザを用いる場合にも、上記のような
イオン供給装置8を組み込むことができる。
【0039】また、上記実施例では、イオナイザ81の
電極に印加するDCパルスのデューティ比を上昇させて
イオナイザ81の出力を上昇させ、基板10の表面電位
を迅速に低下させることとしているが、イオナイザ81
の電極に印加するDCパルスの電圧を調整してイオナイ
ザ81の出力を上昇させることもできる。また、イオナ
イザ81の吐出口81a、81bに供給するN2ガス等
の供給量を調整してイオナイザ81の出力を増減させる
こともできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明のように、請求項1の基板処理
装置では、計測手段が、基板保持手段に保持された基板
の上方に配置され、基板の上面における帯電量を計測す
るので、基板の上面における帯電量を正確に計測するこ
とができる。したがって、制御手段によるイオナイザの
制御が正確なものとなり、基板が比較的高い絶縁性を有
する場合にも、基板上面の帯電を正確に中和することが
できる。よって、基板の剥離帯電を効果的に防止でき
る。
【0041】また、請求項2の基板処理装置では、制御
手段が、計測手段で計測された帯電量に応じてイオナイ
ザに与えるDCパルスのデューティ比を制御するので、
DCパルスのデューティ比を調整するだけの簡単な構成
で、基板上面の帯電を速やかにかつ正確に中和すること
ができる。
【0042】また、請求項3の基板処理装置は、制御手
段が、計測手段で計測された帯電量に応じてイオナイザ
への印加電圧を制御するので、イオナイザへの印加電圧
を調整するだけの簡単な構成で、基板上面の帯電を速や
かにかつ正確に中和することができる。
【0043】さらに、請求項4の基板処理装置では、制
御手段は、計測手段で計測された帯電量に応じてイオナ
イザにおける気体の吐出量を制御するので、イオナイザ
における気体の吐出量を調整するだけの簡単な構成で、
基板の帯電を速やかにかつ正確に中和することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の基板処理装置の側面を示す図である。
【図2】実施例の基板処理装置の平面を示す図である。
【図3】図1及び図2の装置の動作を説明する図であ
る。
【図4】図3に示す動作の一変形例を説明する図であ
る。
【図5】図3に示す動作の別の変形例を説明する図であ
る。
【図6】従来の装置を説明する図である。
【符号の説明】
8 イオン供給装置 10 基板 80 イオン供給部 81 イオナイザ 82 気流調整装置 87 計測手段である表面電位計 88 電位計コントロール回路 89 制御回路であるイオナイザコントロール回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に所定の処理を行う基板処理装置に
    おいて、 基板をほぼ水平に保持する基板保持手段と、 基板保持手段に保持された基板の上方から基板の上面に
    向けてイオン化された気体を吹き付けるイオナイザと、 基板保持手段に保持された基板の上方に配置され、基板
    の上面における帯電量を計測する計測手段と、 計測手段で計測された帯電量に応じてイオナイザを制御
    する制御手段と、を有することを特徴とする基板処理装
    置。
  2. 【請求項2】 イオナイザは、DCパルスによって動作
    するタイプのイオナイザであり、制御手段は、計測手段
    で計測された帯電量に応じて、イオナイザに与えるDC
    パルスのデューティ比を制御することを特徴とする請求
    項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、計測手段で計測された帯電
    量に応じて、イオナイザへの印加電圧を制御することを
    特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、計測手段で計測された帯電
    量に応じて、イオナイザにおける気体の吐出量を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
JP22998094A 1994-09-26 1994-09-26 基板処理装置 Pending JPH0897121A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004301721A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Sharp Corp 判断装置、判断方法、その判断方法を実現させるための判断プログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2005100870A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Shuji Takaishi イオン発生量制御方法及びイオナイザー
WO2018131074A1 (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 株式会社Fuji イオン放出装置

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