JPH0895565A - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JPH0895565A
JPH0895565A JP6256233A JP25623394A JPH0895565A JP H0895565 A JPH0895565 A JP H0895565A JP 6256233 A JP6256233 A JP 6256233A JP 25623394 A JP25623394 A JP 25623394A JP H0895565 A JPH0895565 A JP H0895565A
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Hiroyuki Torimura
浩之 鳥村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 楽譜表示器付きの自動演奏装置において、見
やすい楽譜表示を実現する。 【構成】 メモリには、所望曲の演奏データと、1フレ
ーズとして表示すべき演奏区間を指定する区間指定デー
タとを記憶させる。メモリから演奏データを読出して自
動演奏を行なう一方、画面(A)には、記憶データに基
づいて複数フレーズの楽譜を表示する。表示中の複数フ
レーズのうち最初のフレーズの演奏が終るたび次の複数
フレーズを表示する。各フレーズの表示の際には、所定
長の演奏区間内に区間指定データがあればその指定に係
る演奏区間を1フレーズとし、なければ所定長の演奏区
間を1フレーズとする。楽譜表示は、画面(B)のよう
に自動演奏中の個所を反転表示Q等で指示し、その前の
演奏済み楽譜に代えて表示中の楽譜に続く楽譜を表示し
てもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、楽譜表示器を有する
自動演奏装置に関し、特に記憶した区間指定データに基
づいて表示する1フレーズの長さを制御することにより
見やすい楽譜表示を実現したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動演奏装置の楽譜表示器として
は、予め決められた小節数の演奏データを1行として表
示するもの、表示した楽譜を1画面単位で次々に切換え
ていくもの、自動演奏中の個所が画面の中央にくるよう
に表示中の楽譜を移動させるもの等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した1行表示式の
楽譜表示器にあっては、表示する小節数が固定されてい
るため、楽譜がフレーズ(楽句)毎に表示されるとは限
らず、楽譜が読みにくいという問題点がある。例えば、
表示する小節数を4小節(一定)とすると、フレーズの
長さが4小節、2小節、4小節…のように変化する場合
には、最初の4小節は1フレーズとして表示されるもの
の、次の2小節のフレーズは、その次の4小節のフレー
ズの前半(2小節)と一緒に表示されることになり、こ
の後は4小節のフレーズの後半(2小節)とその次のフ
レーズが一緒に表示されるというように複数のフレーズ
が一緒に表示される事態が生ずる。このため、フレーズ
毎に楽譜内容を把握するのが困難となる。
【0004】また、楽譜切換式の表示器では、切換え時
に楽譜がパッと変るため見にくいという問題点があり、
楽譜移動式の表示器では、移動速度等を考慮して視点を
動かす必要があるため見にくいという問題点がある。
【0005】この発明の目的は、見やすい楽譜表示を実
現した新規な自動演奏装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の自
動演奏装置は、所望の楽曲を自動演奏するための演奏デ
ータと、1フレーズとして表示すべき演奏区間を指定す
る区間指定データとを記憶する記憶手段と、この記憶手
段の演奏データに基づいて前記楽曲を自動演奏する演奏
手段と、少なくとも1フレーズの楽譜を表示可能な表示
器と、前記記憶手段の記憶データに基づいて前記表示器
に少なくとも1フレーズの楽譜を表示させる表示制御手
段であって、楽譜表示の際には、前記区間指定データの
指定する演奏区間を1フレーズとするものとを備えたも
のである。
【0007】また、この発明に係る第2の自動演奏装置
は、所望の楽曲を自動演奏するための演奏データを記憶
する記憶手段と、この記憶手段の演奏データに基づいて
前記楽曲を自動演奏する演奏手段と、所定長の演奏区間
の楽譜を表示可能な表示器と、前記記憶手段の演奏デー
タに基づいて所定長の演奏区間の楽譜を前記表示器に表
示させる表示制御手段であって、表示中の楽譜において
自動演奏中の個所を指示し、該個所より前の演奏済みの
楽譜に代えて表示中の楽譜に続く楽譜を表示するように
して表示を更新するものとを備えたものである。
【0008】
【作用】上記した第1の自動演奏装置によると、記憶し
た区間指定データに基づいて表示する1フレーズの長さ
が決定される。従って、所望の演奏区間について区間指
定データを記憶しておくことで該演奏区間を1フレーズ
として表示することができ、楽譜内容の把握が容易とな
る。
【0009】また、第1の自動演奏装置において、楽譜
表示の際に例えば4小節等の所定長の演奏区間内に区間
指定データがあるか調べ、あれば該区間指定データの指
定する演奏区間を1フレーズとし、なければ該所定長の
演奏区間を1フレーズとしてもよい。このようにする
と、所定長の演奏区間については区間指定データを記憶
しなくてよい。
【0010】このような自動演奏装置においては、複数
フレーズの楽譜を表示し、表示中の複数フレーズのうち
最初のフレーズの自動演奏が終るたびに該最初のフレー
ズの次の複数フレーズを表示するようにして表示を更新
してもよい。このようにすると、あるフレーズの演奏中
に次のフレーズの内容を容易に認識可能となる。
【0011】さらに、上記した第2の自動演奏装置によ
ると、表示中の楽譜において自動演奏中の個所が指示さ
れるので、どこを演奏しているのか容易に認識すること
ができる。その上、指示個所より前の演奏済みの楽譜に
代えて表示中の楽譜に続く楽譜を表示するようにして表
示を更新するので、楽譜の切換わりがスムーズになると
共に表示楽譜の不要部分を利用して後続の楽譜内容を容
易に認識可能となる。
【0012】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係る電子楽器
の回路構成を示すもので、この電子楽器では、マニアル
演奏音の発生、自動演奏音の発生、楽譜表示等がマイク
ロコンピュータによって制御されるようになっている。
【0013】バス10には、鍵盤回路12、スイッチ
(SW)回路14、表示器16、中央処理装置(CP
U)18、プログラムメモリ20、ワーキングメモリ2
2、演奏データメモリ24、音源26等が接続されてい
る。
【0014】鍵盤回路12は、多数の鍵を有する鍵盤を
含むもので、各鍵毎に鍵操作情報が検出されるようにな
っている。
【0015】SW回路14は、楽器本体のパネル面に配
置された各種のスイッチを含むもので、この発明の実施
に関係するスイッチとしては、自動演奏のための曲選択
SW、スタート/ストップSW等を含んでいる。SW回
路14では、各スイッチ毎に操作情報が検出されるよう
になっている。
【0016】表示器16は、1又は複数フレーズの楽譜
を表示可能なもので、例えば液晶表示器等により構成さ
れる。表示器16は、楽器本体のパネル面において演奏
者が見やすい位置に設置される。
【0017】CPU18は、ROM(リード・オンリィ
・メモリ)からなるメモリ20にストアされたプログラ
ムに従って各種処理を実行するもので、この発明の実施
に関係する処理については図4〜6を参照して後述す
る。CPU18には、タイマ28から所定の周期でテン
ポクロック信号が割込信号として供給され、CPU18
は、割込信号を受取るたびに図5又は図6の割込みルー
チンを開始する。
【0018】ワーキングメモリ22は、RAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)からなるもので、CPU18に
よる各種処理に際してレジスタ、フラグ等として使用さ
れる記憶領域を含んでいる。この発明の実施に関係する
レジスタ類としては、曲番号レジスタSNG、ランフラ
グRUN、テンポカウンタTCNT等がある。
【0019】演奏データメモリ24は、ROM(又はR
AM)からなるもので、多数曲の演奏データを記憶して
おり、前述した曲選択SWの操作によりいずれかの曲の
演奏データを選択可能である。
【0020】音源26は、多数の楽音発生チャンネルを
含むもので、マニアル演奏に基づく楽音信号と自動演奏
に基づく楽音信号とを同時的に発生可能である。音源2
6から送出される楽音信号は、出力アンプ、スピーカ等
を含むサウンドシステム30に供給され、楽音に変換さ
れる。
【0021】図2は、メモリ24に記憶される1曲分の
演奏データフォーマットを示すものである。楽曲進行に
従って最初の音符N1 から順に音符データが配置され
る。各音符データは、音高を表わす音高データPDと、
音符長を表わす音符長データLDとからなる。休符につ
いては、音符データを流用し、データPDを全ビット
“0”として休符であることを表わすと共にデータLD
で休符長を表わす。音符データ配列の途中で所望の個所
に改行データSDが配置され、音符データ配列の末尾に
は終了データEDが配置される。
【0022】改行データSDは、1フレーズとして表示
すべき演奏区間の末尾に配置される。この実施例では、
図3(A)のL2 ,L3 に示すように原則として4小節
を1フレーズとして表示するので、4小節の末尾には改
行データSDを配置しなくてよく、例えば図3(A)の
1 に示すように2小節を1フレーズとして表示したい
場合にその2小節の末尾に改行データSDを配置する。
【0023】図4は、メインルーチンの処理の流れを示
すもので、ステップ40では、各種レジスタを初期設定
する。そして、ステップ42に移る。
【0024】ステップ42では、鍵盤回路12の出力を
調べて鍵盤にてキーイベント(キーオン又はキーオフイ
ベント)ありか判定する。この判定結果が肯定的(Y)
であれば、ステップ44でキーイベント処理を行なう。
すなわち、イベント種類を調べ、キーオンイベントであ
れば押された鍵に対応する音高データ及びキーオン信号
を音源26に供給する。この結果、音源26は、音高デ
ータの指定する音高を有する楽音信号を発生し、この楽
音信号は、サウンドシステム30からマニアル演奏音と
して出力される。一方、キーオフイベントであったとき
は、離された鍵に対応する楽音信号を減衰開始する処理
を行なう。
【0025】ステップ44の処理が終ったとき又はステ
ップ42の判定結果が否定的(N)であったときは、ス
テップ46に移り、曲選択SWにオンイベントありか判
定する。この判定結果が肯定的(Y)であれば、ステッ
プ48でレジスタSNGに選択された曲の番号をセット
する。この結果、選択された曲の自動演奏が可能にな
る。
【0026】ステップ48の処理が終ったとき又はステ
ップ46の判定結果が否定的(N)であったときは、ス
テップ50に移り、スタート/ストップSWにオンイベ
ントありか判定する。この判定結果が肯定的(Y)であ
れば、ステップ52でフラグRUNの値を1ならば0
に、0ならば1に反転する。そして、ステップ54に移
る。
【0027】ステップ54では、RUNの値が1か判定
する。この判定結果が肯定的(Y)であれば、ステップ
56で自動演奏開始処理を行なう。例えば、テンポクロ
ック信号を計数するテンポカウンタTCNTに所定値に
Kをセットする。そして、ステップ58に移る。
【0028】ステップ58では、表示器16に初期画面
を表示させる。すなわち、メモリ24において選択曲の
演奏データ中の最初の3フレーズのデータを読出して表
示器16の画面に図3(A)に示すように1フレーズ1
行として3行に表示する。この場合、各フレーズの表示
は、4小節内に改行データSDがあるか調べ、あれば改
行データSDの前までを1フレーズとして表示し、なけ
れば4小節を1フレーズとして表示する。図3(A)に
おいて、フレーズL1 は改行データありの場合であり、
フレーズL2 ,L3 は改行データなしの場合である。
【0029】ステップ54の判定結果が否定的(N)で
あれば、ステップ60で自動演奏停止処理を行なう。す
なわち、発生中の自動演奏音信号をすべて減衰開始させ
る。
【0030】ステップ58又は60の処理が終ったとき
あるいはステップ50の判定結果が否定的(N)であっ
たときは、ステップ62でその他の処理(例えば、音
色、音量、テンポ等の設定処理)を行なう。そして、ス
テップ42に戻り、それ以降の処理を上記したと同様に
繰返す。
【0031】図5は、図3(A)の楽譜表示を行なう割
込みルーチンを示すもので、ステップ70では、フラグ
RUNの値が1か(自動演奏中か)判定する。この判定
結果が否定的(N)であれば、以下に述べるような処理
が不要なので、図4のルーチンにリターンする。
【0032】ステップ70の判定結果が肯定的(Y)で
あったときは、ステップ71でカウンタTCNTの値を
1減算する。図4のステップ56でカウンタTCNTに
所定値Kとして0より大きい値をセットしておくと、楽
譜表示の開始から所定時間遅れて自動演奏を開始させる
ことができる。ステップ71の後は、ステップ72に移
る。
【0033】ステップ72では、メモリ24から演奏デ
ータを読出す。演奏データの読出しは、音符又は休符デ
ータについては音高データPD及び音符長又は休符長デ
ータLDを読出し、改行データSD及び終了データED
についてはいずれのデータも単独で読出す。
【0034】次に、ステップ74では、読出されたデー
タが終了データEDか判定する。この判定結果が肯定的
(Y)であれば、図4のルーチンにリターンする。通
常、自動演奏の開始時に終了データが読出されることは
ありえないので、このような場合は、ステップ74の判
定結果が否定的(N)となり、ステップ76に移る。
【0035】ステップ76では、読出されたデータが音
符又は休符データであり且つ符長(音符長又は休符長)
の終了タイミングか判定する。ここで、符長の終了タイ
ミングか否かは、カウンタTCNTの値が0か否かによ
り判定する。
【0036】例えば、図3(A)のフレーズL1 におい
て、最初の音符S1 については前の音符長が存在しない
ので、図4のステップ56でカウンタTCNTにセット
された所定値Kが前の音符長の代りに使用される。すな
わち、後述するように所定値Kが0になったときに最初
の音符S1 に対応する楽音が発生される。
【0037】ステップ72で最初の音符S1 に対応する
音高データ及び符長データを読出した後、初めてステッ
プ76にきたときは、カウンタTCNTの値が0でない
ので判定結果が否定的(N)となり、ステップ78に移
る。
【0038】ステップ78では、表示中の3フレーズL
1 〜L3 のうち最初の1フレーズL1 の自動演奏が終了
したか判定する。1フレーズの演奏終了は、1フレーズ
が4小節であるときは、4小節の演奏終了に相当し、1
フレーズが改行データSDに応じて決定されるときは、
改行データSDの読出しに相当する。最初の音符S1
ついてステップ76の判定結果が否定的(N)であると
してステップ78にきたときは、ステップ78の判定結
果が否定的(N)となり、図4のルーチンにリターンす
る。
【0039】この後、何回かの割込みによりカウンタT
CNTの値が0になると、ステップ76の判定結果が肯
定的(Y)となり、ステップ80で演奏再生処理を行な
う。この処理では、データが音符データ又は休符データ
のいずれか調べ、音符データであればそのうちの音高デ
ータを音源26に供給して対応する楽音信号を発生さ
せ、休符データであれば何の処理もしない。最初の音符
1 に関してステップ76の判定結果が肯定的(Y)と
なってステップ80にきたときは、音符S1 に対応する
音高データが音源26に供給され、その音高データの指
定する楽音信号が音源26から発生される。そして、こ
の楽音信号は、サウンドシステム30から最初の音符S
1 に対応する自動演奏音として出力される。
【0040】ステップ80の後は、ステップ72に戻
り、再び演奏データを読出す。このときに読出されるの
は、2番目の音符に対応する音高データ及び音符長デー
タである。このとき、カウンタTCNTには、最初の音
符S1 に対応する音符長データをセットする。従って、
カウンタTCNTの値は、0でなくなる。
【0041】この後、ステップ74を経てステップ76
にくると、符長終了タイミングでないので、判定結果が
否定的(N)となり、ステップ78を介して図4のルー
チンにリターンする。そして、何回かの割込みにより最
初の音符S1 の符長終了タイミングになると、ステップ
76の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ80で
前回と同様に演奏再生処理を行なう。この結果、サウン
ドシステム30からは、2番目の音符に対応する自動演
奏音が出力される。
【0042】この後、上記したと同様の処理が3番目の
音符について行なわれ、2番目の音符の符長終了タイミ
ングになると、ステップ80で3番目の音符に対応する
自動演奏音が発生される。そして、図3(A)のL1
示すように3番目の音符の次に4分休符が存在している
ので、ステップ72では、該4分休符に対応する休符デ
ータ及び休符長データが読出される。このとき、カウン
タTCNTには、3番目の音符に対応する音符長データ
がセットされる。
【0043】この後、何回かの割込みにより3番目の音
符の符長終了タイミングになると、ステップ76の判定
結果が肯定的(Y)となり、ステップ80で演奏再生処
理を行なう。この場合、読出データが休符データである
ため、発音処理は行なわれない。そして、ステップ72
に移り、演奏データを読出す。このときに読出されるの
は、4分休符の次の改行データである。このとき、カウ
ンタTCNTの値は変更しない。
【0044】改行データが読出されると、ステップ7
4,76の判定結果は否定的(N)となり、ステップ7
8に移る。ステップ78では、改行データの読出しによ
り判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ82に移
る。
【0045】ステップ82では、メモリ24を調べて自
動演奏中の曲の演奏データの残りが3フレーズ以上あり
か判定する。このときの判定において、1フレーズとす
るのは、図4のステップ58で述べたと同様に改行デー
タで指定される演奏区間又は4小節である。ステップ8
2の判定結果が肯定的(Y)であれば、ステップ84に
移る。
【0046】ステップ84では、表示更新処理を行な
う。この処理では、自動演奏が終了したフレーズの次の
3フレーズの楽譜を図3(A)の画面においてフレーズ
1 ,L2 ,L3 にそれぞれ代えて表示する。このとき
に1フレーズとするのは、図4のステップ58で述べた
と同様に改行データで指定される演奏区間又は4小節で
ある。
【0047】例えば、図3(A)において、フレーズL
1 の自動演奏が終了したときは、L1 の位置にフレーズ
2 の楽譜が、L2 の位置にフレーズL3 の楽譜が、L
3 の位置にフレーズL3 の次のフレーズの楽譜がそれぞ
れ表示される。フレーズL3の次のフレーズは、改行デ
ータがあればそれによって指定される演奏区間であり、
なければ4小節である。
【0048】ステップ84の処理が終ったとき又はステ
ップ82の判定結果が否定的(N)であったとき(自動
演奏すべきフレーズが2フレーズ以内になったとき)
は、ステップ72に戻り、演奏データを読出す。このと
きに読出されるのは、図3(A)の例では、L1 の位置
に表示されたフレーズL2 の最初の音符S2 に対応する
音高データ及び音符長データである。従って、ステップ
74の判定結果は否定的(N)となり、ステップ76に
移る。
【0049】ステップ76では、カウンタTCNTの値
が0である(改行データの読出時に値を変更していな
い)ため、判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ8
0で演奏再生処理を行なう。この結果、サウンドシステ
ム30からは、音符S2 に対応する自動演奏音が出力さ
れる。
【0050】この後、ステップ72に戻って演奏データ
読出しを行なうと、音符S2 の次の音符に対応する音高
データ及び音符長データが読出される。このとき、カウ
ンタTCNTには、音符S2 に対応する音符長データを
セットする。そして、ステップ76,78を経由してス
テップ78にくると、判定結果が否定的(N)となり、
図4のルーチンにリターンする。
【0051】この後は、上記したと同様にして自動演奏
及び楽譜表示が進行する。そして、自動演奏が残り2フ
レーズになると、ステップ82の判定結果が否定的
(N)となり、表示更新処理をせずにステップ72に戻
る。
【0052】ステップ72では、最終フレーズの前のフ
レーズにおける最初の音符に対応する音高データ及び音
符長データが読出され、該音高データに対応する自動演
奏音がステップ80で出力される。そして、残り2フレ
ーズの自動演奏が上記したと同様に行なわれる。
【0053】最後に、メモリ24から終了データEDが
ステップ72で読出されると、ステップ74の判定結果
が肯定的(Y)となり、図4のルーチンにリターンす
る。そして、演奏者がスタート/ストップSWをオンす
ると、図4のステップ50,52でRUNの値が0とな
り、図4のステップ54,60により自動演奏が停止さ
れる。また、RUNの値が0であるため、図5の割込み
ルーチンではステップ70から図4のルーチンにリター
ンし、自動演奏、楽譜表示等の処理は行なわれなくな
る。
【0054】図4,5に関して上記した実施例による
と、1フレーズ毎に楽譜が表示されるので、楽譜内容の
把握が容易となる。また、4小節内に改行データがない
ときは、4小節を1フレーズとするので、4小節につい
ては区間指定データを記憶しなくてよく、記憶容量が少
なくて済む。さらに、表示中の3フレーズのうち最初の
フレーズの演奏が終るたびに表示を更新するので、画面
では常に次のフレーズの内容を認識することができる。
【0055】なお、上記実施例では、区間指定データと
して改行データを記憶したが、区間指定データとして
は、小節数を指示するデータを記憶するようにしてもよ
い。
【0056】図6は、図3(B)の楽譜表示を行なう割
込みルーチンを示すものである。この例では、メモリ2
4に改行データを記憶せず、図4のメインルーチンで
は、ステップ58で表示器16の初期画面として演奏す
べき曲の第1〜第4小節の楽譜を表示する。
【0057】まず、ステップ90では、フラグRUNの
値が1か(自動演奏中か)判定する。この判定結果が肯
定的(Y)であれば、ステップ91でカウンタTCNT
の値を1減算する。そして、ステップ92に移る。
【0058】ステップ92では、図5に関して前述した
と同様にしてメモリ24から演奏データを読出す。例え
ば、表示中の4小節のうちの最初の小節の先頭音符に対
応する音符データ(音高データ及び音符長データ)を読
出す。
【0059】次に、ステップ94では、読出されたデー
タが終了データEDか判定する。上記例のように音符デ
ータを読出した場合は、判定結果が否定的(N)とな
り、ステップ96に移る。
【0060】ステップ96では、読出データが音符デー
タであり且つ符長終了タイミングであることを条件にし
て前述したと同様に演奏再生処理を行なう。上記例のよ
うに音符データを読出した後、何回かの割込みによりカ
ウンタTCNTの値が0になったときは、サウンドシス
テム30からは、最初の小節の先頭音符に対応した自動
演奏音が出力される。なお、読出データが休符データで
あったときは、何の処理もしない。この後、ステップ9
8に移る。
【0061】ステップ98では、表示器16の画面にお
いて、自動演奏中のデータを白黒反転表示すると共に、
その前のデータ表示個所に4小節先のデータを表示す
る。ただし、最初の小節の先頭音符を自動演奏したとき
は、画面上で該先頭音符を白黒反転表示するだけで、そ
の前のデータ表示は行なわない。
【0062】ステップ98の処理が終ったときは、図4
のルーチンにリターンする。また、ステップ90の判定
結果が否定的(N)であったとき又はステップ94の判
定結果が肯定的(Y)であったときにも図4のルーチン
にリターンする。
【0063】図6のルーチンによれば、図3(B)に示
すような楽譜表示が行なわれる。図3(B)では、一例
として、図3(A)のL2 の4小節を表示した後、自動
演奏が音符Qの位置まで進行した状態を示している。
【0064】図3(B)において、演奏中の音符Qは、
白黒反転表示されると共に、音符Qより前には演奏済み
の楽譜に代えて図3(A)のL2 に続くL3 の楽譜が表
示される。この場合、L3 の楽譜表示は、ステップ98
により1音符の演奏開始のたびにその前の音符を消して
4小節先の音符を表示するようにして行なわれる。例え
ば、音符Qを白黒反転表示したときは、その前の表示音
符Pの代りに4小節先の音符Rを表示する。
【0065】図4,6に関して上記した実施例によれ
ば、白黒反転表示により演奏中の個所を容易に認識する
ことができる。また、演奏済みの楽譜に代えて表示中の
楽譜に続く楽譜を1音ずつ表示するので、1画面毎に切
換える場合のように表示に遅れが生ずることがなく、画
面が見やすくなると共に、表示楽譜の不要部分を利用し
て少ない表示スペースで後続の楽譜内容を認識すること
ができる。
【0066】なお、図4,6の実施例にあっては、画面
が大きくて2行以上表示できる場合は、1行毎に表示を
更新してもよい。例えば、2行表示の場合には、2行目
を演奏中に1行目の表示を更新してもよい。また、小節
単位で表示を更新することもできる。
【0067】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、記憶
した区間指定データに応じて表示するフレーズの長さを
決めるようにしたので、フレーズ毎の楽譜表示が可能と
なり、見やすい楽譜を実現できる効果がある。
【0068】また、所定長の演奏区間内に区間指定デー
タがあれば該区間指定データの指定する演奏区間を1フ
レーズとし、なければ該所定長の演奏区間を1フレーズ
とするので、記憶容量の低減が可能となること、複数フ
レーズを表示してそのうちの最初のフレーズの演奏が終
ると次の複数フレーズを表示するので、フレーズ間の音
楽的つながりを理解しやすいことなどの利点もある。
【0069】さらに、表示中の楽譜において演奏中の個
所を指示し、該個所より前の演奏済みの楽譜に代えて表
示中の楽譜に続く楽譜を表示するようにしたので、少な
い表示スペースで演奏進行及び後続の楽譜内容を容易に
認識可能となる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る電子楽器の回路構
成を示すブロック図である。
【図2】 メモリ24の記憶データフォーマットを示す
図である。
【図3】 異なる実施例に係る楽譜表示を示す図であ
る。
【図4】 メインルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図5】 図3(A)の楽譜表示を行なう割込みルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図6】 図3(B)の楽譜表示を行なう割込みルーチ
ンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10:バス、12:鍵盤回路、14:スイッチ(SW)
回路、16:表示器、18:中央処理装置(CPU)、
20:プログラムメモリ、22:ワーキングメモリ、2
4:演奏データメモリ、26:音源、28:タイマ、3
0:サウンドシステム。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の楽曲を自動演奏するための演奏デー
    タと、1フレーズとして表示すべき演奏区間を指定する
    区間指定データとを記憶する記憶手段と、 この記憶手段の演奏データに基づいて前記楽曲を自動演
    奏する演奏手段と、 少なくとも1フレーズの楽譜を表示可能な表示器と、 前記記憶手段の記憶データに基づいて前記表示器に少な
    くとも1フレーズの楽譜を表示させる表示制御手段であ
    って、楽譜表示の際には、前記区間指定データの指定す
    る演奏区間を1フレーズとするものとを備えた自動演奏
    装置。
  2. 【請求項2】所望の楽曲を自動演奏するための演奏デー
    タと、1フレーズとして表示すべき演奏区間を指定する
    区間指定データとを記憶する記憶手段と、 この記憶手段の演奏データに基づいて前記楽曲を自動演
    奏する演奏手段と、 少なくとも1フレーズの楽譜を表示可能な表示器と、 前記記憶手段の記憶データに基づいて前記表示器に少な
    くとも1フレーズの楽譜を表示させる表示制御手段であ
    って、楽譜表示の際には、所定長の演奏区間内に前記区
    間指定データがあるか調べ、あれば該区間指定データの
    指定する演奏区間を1フレーズとし、なければ該所定長
    の演奏区間を1フレーズとするものとを備えた自動演奏
    装置。
  3. 【請求項3】所望の楽曲を自動演奏するための演奏デー
    タと、1フレーズとして表示すべき演奏区間を指定する
    区間指定データとを記憶する記憶手段と、 この記憶手段の演奏データに基づいて前記楽曲を自動演
    奏する演奏手段と、 複数フレーズの楽譜を表示可能な表示器と、 前記記憶手段の記憶データに基づいて前記表示器に複数
    フレーズの楽譜を表示させる表示制御手段であって、表
    示中の複数フレーズのうち最初のフレーズの自動演奏が
    終るたびに該最初のフレーズの次の複数フレーズを表示
    するようにして表示を更新し、各フレーズの表示の際に
    は、所定長の演奏区間内に前記区間指定データがあるか
    調べ、あれば該区間指定データの指定する演奏区間を1
    フレーズとし、なければ該所定長の演奏区間を1フレー
    ズとするものとを備えた自動演奏装置。
  4. 【請求項4】所望の楽曲を自動演奏するための演奏デー
    タを記憶する記憶手段と、 この記憶手段の演奏データに基づいて前記楽曲を自動演
    奏する演奏手段と、 所定長の演奏区間の楽譜を表示可能な表示器と、 前記記憶手段の演奏データに基づいて所定長の演奏区間
    の楽譜を前記表示器に表示させる表示制御手段であっ
    て、表示中の楽譜において自動演奏中の個所を指示し、
    該個所より前の演奏済みの楽譜に代えて表示中の楽譜に
    続く楽譜を表示するようにして表示を更新するものとを
    備えた自動演奏装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003015637A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Yamaha Corp 楽譜表示装置
JP2007117372A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2016051032A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 ブラザー工業株式会社 歌唱模範表示装置、プログラム

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