JP2625668B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

Info

Publication number
JP2625668B2
JP2625668B2 JP59041222A JP4122284A JP2625668B2 JP 2625668 B2 JP2625668 B2 JP 2625668B2 JP 59041222 A JP59041222 A JP 59041222A JP 4122284 A JP4122284 A JP 4122284A JP 2625668 B2 JP2625668 B2 JP 2625668B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tone
data
automatic performance
register
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59041222A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60185995A (ja
Inventor
章雄 伊庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP59041222A priority Critical patent/JP2625668B2/ja
Publication of JPS60185995A publication Critical patent/JPS60185995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2625668B2 publication Critical patent/JP2625668B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は自動演奏装置に関する。
〔従来技術〕
従来、楽音の音高、音長(休符長を含む)データ等を
メモリにプリセツトしておき、それを基に自動演奏を行
う自動演奏装置がある。この場合、各楽音の音長データ
には必ずリリース時間をもたせるための休符データが付
加されてメモリに記憶されている。その理由は、連続す
る楽音と楽音との間に区切れ(アタツク感)をもたせる
ためであり、特にオルガンのような持続音であつて同一
音高の楽音が続くと、音長が合算されてしまつて音の切
れ目がなくなり楽譜と一致しなくなるような事態を防ぐ
ためである。
〔従来技術の問題点〕
上述したように各楽音毎に前記休符データをもたせる
と当然に、その分メモリの容量を多く必要とする問題が
ある。
〔発明の目的〕
少い記憶容量で従来と同様な自動演奏が行える自動演
奏装置を提供することを目的とする。
〔発明の要点〕
メモリには従来の発音区切りのための休符データを全
く記憶させず、替りに電子楽器本体に音色に応じたリリ
ース時間を設定すると共にこのリリース時間と発音され
る楽音の音符どうりの音長データとから該発音楽音の発
音時間を求めて楽音をオン、オフ制御するようにしたこ
とである。
〔第1実施例〕 以下、第1図ないし第3図を参照してこの発明の第1
実施例を説明する。この第1実施例における電子楽器は
モノフオニツクである。第1図において、ROM(リード
オンリメモリ)パツク1は複数の自動演奏曲のデータを
プリセツトされており、自動演奏装置の機体に対し着脱
自在となつている。そして機体上の選曲釦を押すとCPU
(中央処理装置、図示略)の制御下にアドレス制御部2
が動作し、指定曲1曲分のデータをROMパツク1から読
出してRAM(ランダムアクセスメモリ)に転送させる。
そして自動演奏のスタート釦をオンするとRAM3内のデー
タは1楽音分づつ順次読出されて自動演奏が実行され
る。
茲で、この発明の場合、前記自動演奏曲のデータは各
楽音の音高データ、音符どうりの音長データ(休符長デ
ータも含む)等から成り、また音色によつては異なる
が、前記音長データに対してはその長さに関係なく一定
値となるリリース時間データ(以下、Δlと記す)が規
定されており、而して以下に説明するように、前記音長
データから前記リリース時間データを減算することによ
り各楽音の実際の発音時間が決定される。
前記RAM3から読出されるデータのうち音長データは音
長レジスタへ入力し、また音高データは休符判断部5及
び図示しない楽音作成部へ入力する。そして音長レジス
タ4内の音長データはゲートG1を介し一致部6の一端へ
送られるほか、減算器7の一端へ送られる。この減算器
7の他端には△l指定部8からのリリース時間データ△
lが入力し、而して減算器7は前記音長データから△l
を減算してその結果データをゲートG2を介し前記一致部
6の一端へ送る。また△l指定部8からのデータ△lま
たはゲートG3を介し一致部6の一端へ送られる。而して
△l指定部は音色釦を選択的にオン操作するとき指定音
色ごとに設定されている△lを指定する。
一致部6の他端にはカウンタ9からの計数データが入
力し、而して一致部6は両入力端子のデータを比較し、
出力端子EQから一致検出信号を出力してそれをカウンタ
9のリセット入力端子R、遅延部10、アンドゲート11へ
与える。また遅延部10の出力はアンドゲート12に入力す
る。
一方、休符判断部5の判断出力はゲート11にゲート制
御信号として直接入力するほか、オアゲート13を介しア
ンドゲート11に、またインバータ14を介してアンドゲー
ト12,15,16に夫々入力する。
アンドゲート12の出力はT型フリツプフロツプ17の入
力端子Tに入力し、而してそのセツト出力はアンドゲー
ト15に直接入力し、またインバータ18を介しアンドゲー
ト16に入力する。またアンドゲート15の出力はゲートG2
にゲート制御信号として入力し、またアンドゲート16の
出力はゲートG3に直接、またアンドゲート11にオアゲー
ト13を介し夫々与えられるほか、前記楽音作成部へリリ
ース信号として送出される。更にアンドゲート11の出力
はアドレス制御部2にインクリメント信号として与えら
れる。
次に第2図の楽譜の曲を自動演奏する場合の動作を説
明する。自動演奏の開始に際し、先ず選曲釦を操作して
第2図の曲を指定し、また音色釦を操作して音色を指定
し、次いでスタート釦をオンする。このため、ROMパツ
ク1から前記曲の1曲分のデータが読出され、RAM3へ書
込まれる。また△l指定部8は指定音色のデータΔlを
減算器7及びゲートG3へ与える。そして自動演奏が開始
され、第1楽音のC3のデータが読出される。而してこの
データのうち音長データは音長レジスタ4に与えられ、
また音高データCは休符判断部5及び楽音作成部へ与え
られる。そして音長レジスタに入力した音長データ(い
ま△tと呼ぶが、このときの音長データ△tは音符どう
りの4分音分長となっている)は減算器7の一端に、ま
たゲートG1に入力する。また休符判断部5はいま休符デ
ータではないので“0"の判断信号を出力し、またT型フ
リツプフロツプ17のセツト出力はいま“1"のためゲート
G1が閉成し、またゲートG2が開成する。更に楽音作成部
では前記第1楽音C3の作成が開始される。
一方、減算器7の他端には△l指定部8からのデータ
△lが入力し、したがつて減算器7は△tから△lを減
算し、その結果データ(△t−△l)をゲートG2を介し
一致部6の一端に与える。したがつて一致部6では以
後、このデータ(△t−△l)とカウンタ9からの計数
データの一致検出を行う。そして両データが一致すると
1発の一致検出信号を発生し、カウンタ9をリセツトさ
せると共に遅延部10、アンドゲート11へ供給する。この
ときアンドゲート11は閉成状態にあり、したがつて前記
一致検出信号によつてアドレス制御部2はまだインクリ
メント動作を実行しない。
そして所定の遅延時間後、アンドゲート12から1発信
号が出力してフリツプフロツプ17を反転させ、そのセツ
ト出力を“0"とならせると、以後アンドゲート15が閉成
し、且つアンドゲート16が開成する。そのため以後、ゲ
ートG2が閉成し、且つゲートG3が開成する。したがつて
一致部6の一端には△l指定部8からのデータ△lがゲ
ートG3を介し与えられるようになる。また楽音作成部へ
はアンドゲート16の出力“1"がリリース信号として送出
されるため、楽音作成部では第1楽音C3の作成を止め、
消音させる。既ち、この第1楽音C3は(△t−△l)の
時間だけ発音されて消音されることになる(第3図参
照)。
前記第1楽音の消音後、一致部6ではデータ△lと計
数データとの一致検出を行い、△lの時間が過ぎると一
致検出信号を1発出力してカウンタ9をリセツトし、ま
たこのときはアンドゲート11がアンドゲート16の出力
“1"によつて開成中のため開成しており、したがつてア
ドレス制御部2が駆動されてRAM3をインクリメントし、
第2楽音C3のデータを読出す。更に遅延部10からの遅延
パルスによつてフリツプフロツプ17は反転され、セツト
状態となるためそのセツト出力が“1"となる。したがつ
て再びゲートG2が開成し且つゲートG3が閉成する。その
ため一致部6には減算器7からデータ(△t−△l)が
再び入力し、またリリース信号が“0"となり、したがつ
て第1楽音C3が△lだけ消音後、第2楽音送C3の発音が
開始されることになる。而してこの第2楽音C3の発音、
消音処理は第1楽音C3と同一である。また第2,第3楽音
G2,G2についても同様である。
次に第5楽音の8分休符の場合を説明すると、第4楽
音G2が消音中のデータ△lに対し一致部6から1発の一
致検出信号が出力すると、RAM3から第5楽音の休符デー
タが読出され、音長レジスタ4には8分休符長のデータ
△tが入力し、また休符データが休符判断部5及び楽音
作成部へ入力する。そのため、休符判断部5は“1"の判
断信号を出力してゲートG1、アンドゲート11を開成し、
またアンドゲート12,15,16、ゲートG2,G3を閉成する。
これにより音長レジスタ内の△tが一致部6に与えられ
る。そして自動演奏音は第4楽音の△lの消音に続いて
消音状態に入る。また遅延部10から遅延パルスが出力す
ると、上述したようにアンドゲート12が閉成しているた
めフリツプフロツプ17は反転されず、その出力は“0"の
ままである。
次に4分休符長の△tが経過し、一致部6から1発の
一致検出信号が出力するとカウンタ9がリセツトされ、
またアンドゲート11が開成しているためアドレス制御部
2が駆動されてRAM3がインクリメントされ、第6楽音G2
のデータが読出される。そのため音長レジスタ4には4
分音符長の△tが入力し、また休符判断部5及び楽音作
成部にはG2の音高データG2が入力する。したがつて休符
判断部5の出力は“0"に反転する。そして遅延部10から
の遅延パルスが出力するとフリツプフロツプ17は反転さ
れてその出力は“1"となり、ゲートG1が閉成し、且つゲ
ートG2が開成し、一致部6には第6楽音のデータ(△t
−△l)が入力し、その発音処理が開始される。そして
以下の各楽音は上述したことと同様である。
〔第2実施例〕 次に第4図ないし第12図を参照して第2実施例を説明
する。この第2実施例における電子楽器は8音ポリフオ
ニツクである。又、第1実施例では音長を計時するため
のカウンタは、一致信号毎にリセツトしていたが、この
第2実施例ではオーバーフローするまでカウント動作を
行うものとする。第4図は自動演奏機能を備えた電子楽
器の全体回路を示す。図中、21は鍵盤で、音高C1〜C6
で61個の鍵を有し、また各鍵はCPU(中央処理装置)22
によつて周期的にスキヤンされ各出力信号がCPU22に入
力する。また23はスイツチ入力部でリズム、音色等の規
定スイツチや、ビブラート等の各種効果スイツチを有し
ている。そして各スイツチはCPU22によつて周期的にス
キヤンされ、各スイツチの出力がCPU22に出力する。
更に24はROMパツクであり、第1実施例同様に電子楽
器の機体に対し着脱自在である。そしてスイツチ入力部
23上の選曲釦の操作に応じてCPU22によりアドレス指定
され、1曲分の自動演奏曲のデータが読出され、CPU22
を介し自動演奏用のRAM25に書込まれる。このRAM25に書
込まれた前記データは第1実施例同様に、自動演奏のス
タート釦の操作に応じてCPU22の制御下に読出され、CPU
22によつて後述する楽音生成のための処理を受ける。
また26はタイマであり、自動演奏処理時において、4
分音符長の1/24の時間に1回づつ行うタイマ処理のため
の時間を計時し、その計時出力(キヤリー信号)はCPU2
2に出力する。而してCPU22はこの電子楽器のすべての動
作を制御するマイクロプロセツサ、各種レジスタから成
るレジスタ部27等を有し、鍵操作による通常演奏時に
は、鍵盤21及びスイツチ入力部23からの出力に応じた楽
音生成情報を楽生成部28に与える。また自動演奏時に
は、ROMパツク24からRAM25へ転送したデータ及びタイマ
26からの信号に基づいて自動演奏のための楽音生成部情
報を作成し、楽音作成部28へ与える。楽音作成部28は前
記楽音生成情報による楽音信号を作成し、D/A変換器
(図示略)、アンプ29、スピーカ30を介しマニユアル演
奏または自動演奏の楽音として放音させる。
第5図は前記レジスタ部27に含まれるレジスタを示す
ものである。なお、図中の0〜7までの番号は、この電
子楽器が8音ポリフオニツクの楽器であり、時分割処理
方式によつて形成される合計8チヤンネルの楽音生成系
を表わすものである。
而して、前記レジスタ部27には、TP0〜TP7レジスタ、
CP0〜CP7レジスタ、KCNF0〜KCNF7レジスタ、△l0〜△l7
レジスタ、△t0〜△t7レジスタ、△x0〜△x7レジスタ、
UT0〜UT7レジスタ、UF0〜UF7レジスタ、MTレジスタを有
する。
茲で、TH0〜TH7レジスタはROMパツク24からRAM25へ選
曲されたデータの先頭アドレスがセツトされる。またCP
0〜CP7レジスタはカレントポインタであり、RAM25に対
するアドレスカウンタの働きをする。KONF0〜KONF7レジ
スタはキーオンフラグ用であり、楽音の発音、非発音を
示すフラグがセツトされる。△l0〜△l7レジスタ及び△
t0〜△t7レジスタは夫々、第1実施例で説明したデータ
△lまたは△tがセツトされるレジスタである。また△
x0〜△x7レジスタは△k=△t−△lとするとき、通常
の音符では△kまたは△lをセツトされ、また休符では
△tをセツトされる。UT0〜UT7レジスタはUntil Timer
用であり、またUF0〜UF7レジスタは前記UT0〜UT7レジス
タに対応して各タイマがオーバーフローしたか否かのフ
ラグをセツトされる。更にMTレジスタはMaster Timer
用であり、各チヤンネルに共用される。
第6図はROMパツク24の内容を示すもので、図示する
8本のレジスタ240〜247は1つの自動演奏曲の第1メロ
デイから第8メロデイの各データがパラレルに記憶され
ている。而して図中のTP0〜TP7は各レジスタ240〜247
先頭番地を示し、ENDはENDデータ記憶部である。そして
レジスタ240〜247は、ROMパツク24が複数曲記憶してい
るものであるから対応して複数設けられている。
第7図は音高C1〜C8までのスケールコードを10進及び
16進によつて示すもので、この実施例では例えば16進の
スケールコードが用いられる。
第8図は音長データを具体的に示すもので、図示する
ように13種類の音長データが各8ビツトデータにより規
定されている。
次に上記実施例の動作を第9図ないし第12図のフロー
チヤートを参照して説明する。先ず、第9図のシステム
フローチヤートを参照して全体的な動作を説明する。鍵
盤21の鍵操作による通常演奏を行つており、自動演奏に
行つていない場合には第9図のステツプS1〜S9の処理が
繰返される。即ち、CPU22は鍵盤21をスキヤンするため
のキーコモン信号を送出し、したがつて鍵盤21の各鍵か
らの出力がCPU22に入力し、各鍵のキーデータが取込ま
れる(ステツプS1,S2)。そしてCPU22はそのキーデータ
から、あたらなキーオン、キーオフの有無を判定し、何
れもなければステツプS1に戻り、他方、キーオンまたは
キーオフがあればステツプS4に進んでキーオン処理また
はキーオフ処理を行い、その情報を楽音作成部28に与え
て楽音の発音または消音を行う。
次にスイツチ入力部23をスキヤンするためのキーコモ
ン信号を出力し、各スイツチからのキーデータを取込ん
で音色変化の有無を判断する(ステツプS5,S6)。そし
て音色変化がなければステツプS10にジヤンプし、また
音色変化があつたときには音色を変化させる情報を楽音
作成部28に与え、生成楽音の音色を変化させる処理を行
う(ステツプS8,S9)。この場合、CPU22は楽音生成中の
各チヤンネルに対し、あらたなデータ△lnを与え、音色
を変化させる。そしてステツプs10に進み、自動演奏が
開始されたか否かをスイツチ入力部23の自動演奏開始の
ためのスイツチ操作の有無から判断する。そして開始し
ていなければステツプs1に戻り、また開始しておればス
テツプS11以下の自動演奏処理を実行する。
自動演奏が開始された場合、即ち、選曲釦を操作して
ROMパツク24のその指定曲のレジスタ240〜247からデー
タを読出し、CPU22を介しRAM25に転送し、次いでスター
ト釦をオンするとCP0〜CP7レジスタにTP0〜TP7レジスタ
内の先頭アドレスが転送され、カウントポインタがイニ
シヤライズされる(ステツプS11)。なお、TH0〜TPn
ジスタ(n=0〜7)にはROMパツク24からRAM25への自
動演奏曲のデータ転送時に前記レジスタ240〜247の先頭
アドレス記憶部からの先頭アドレスがセツトされてい
る。
またMTレジスタ、UT0〜UT7レジスタが共にクリアさ
れ、イニシヤライズされる(ステツプS12,S13)。そし
てステツプS14のピツクアツプ処理が各チヤンネルにつ
き実行される。而してこの処理は前記CP0〜CP7レジスタ
の夫々にセツトされている各先頭アドレスに指定された
データをRAM25から読出し、自動演奏音の発生処理を開
始させるものである。次いでステツプS15,S16の処理に
よりタイマ26をリセツトして起動させ、タイマ26からの
キヤリー信号を取込んで、4分音符の1/24音長に1回づ
つ行うタイマ処理を実行し、自動演奏音を実際に発音さ
せるための処理を行う。ステツプS17,S18ではスイツチ
入力部23の各スイツチの状態を判断する。そしてステツ
プS19に進み、自動演算のストツプ釦がオンされたか否
かを判断し、オンされていればステツプS1に戻るがいま
はオンされていないから次に全ライン(チヤンネル)、
自動演奏が停止したか否か、即ち、チヤンネルのENDマ
ークの検出の有無を判定する(ステツプS20)。而して
いまは検出されず、ステツプS15に戻り、以下、ステツ
プS15〜S20の繰返しにより自動演奏を続行する。
次に前記ステツプS14のピツクアツプ処理を説明す
る。第10図において、処理が開始すると先ずステツプP1
を実行し、CPnレジスタの内容にしたがつてRAM25をアド
レスし、そのデータをCPU22が取込む。そしてそれがEND
マークか否かを判断し(ステツプP2)、ENDマークであ
れば自動演奏を停止させる一方、ENDマークであればス
テツプP3に進んでグローバル状態が変化したか否かを判
断する。そして変化している場合、ビブラート等の効果
を生成楽音に付与する処理を実行後(ステツプP4)、CP
nレジスタを更新してステツプP1に戻る(ステツプ
P5)。他方、グローバルがオンでなければステツプP6
進み、音色が変化しているか否かを判断する。そして変
化していれば音色を変化させるために△lを設定しなお
し(ステツプP7,P8)、次いでCPnレジスタを更新してス
テツプP6に戻る(ステツプP9)。他方、音色状態が変化
していなければステツプP10に進む。
ステツプP10では読出されたデータが休符データか否
かを判断し、休符データであればデータ△xとして△t
n、即ち、この場合は休符長データをそのまま設定す
る。次いでステツプS12のUT処理、即ち、UTnレジスタへ
の△x設定とそのときのキヤリー承無によるUFnレジス
タに対するフラグ処理を行う。そしてCPnレジスタを更
新して終了する。
一方、休符データではない場合、詰り通常の音符の場
合、楽音作成部28に対しその楽音の生成指令を与え(ス
テツプP14)、次に△xとして(△t−△l)を設定す
る(ステツプP15)。そして前記UT処理実行後(ステツ
プP16)、KONFnレジスタにフラグTRUEをセツトじ(ステ
ツプP17)、次にCPnレジスタを更新して終る(ステツプ
P12)。
第11図は前記UT処理を示す。即ち、ステツプU1ではUF
nレジスタに音符読出し時にフラグFAUSEをセツトし、次
にUTnレジスタにそれまでの自身にセツトされているデ
ータに△xを加算する(ステツプU22)。そしてその結
果、UTnレジスタ、即ち、Until Counterのキャリーの
有無を判断し、若しもキヤリーが有ると前記UFnレジス
タにフラグTRUEをセツトして次のタイマ処理に備える。
第12図は前記タイマ処理を示す。先ずMTレジスタ(Ma
ster Counter)が+1されキヤリーの有無が判断され
る(ステツプT1,T2)。而してキヤリー有、即ち、マス
タタイマがオーバーフローしたときにはUFnレジスタは
全ラインフラグFALSEをセツトされ、ステツプT4に進
む。他方、オーバーフローしていなければステツプT4
ジヤンプする。
ステツプT4ではUFnレジスタ内のフラグがFAUSEか否か
を判断する。而して前記UT処理で説明したように、いま
UTnレジスタ、即ち、アンテイルカウンタがオーバーフ
ローしていないときにはUFnレジスタはフラグFALSEをセ
ツトされており、したがつてこの場合には次にステツプ
T5に進み、そのときのアンテイルカウンタの値がマスタ
カウンタの値以下かが判断される。そしてマスタカウン
タの値以下のときにはステツプT6に進み、KONFnレジス
タのフラグがTRUEか否かが判断される。而して前記ピツ
クアツプ処理で説明したように、音符が読出されて楽音
の故障中にはTRUEとなつており、その場合にはステツプ
T7に進んで楽音作成部28に消音指令を出力し、次いでKO
NFnレジスタにフラグFAUSEをセツトし(ステツプT8)、
また△xとしてリリースを示す△lnをセツトし(ステツ
プt9)、次いでUT処理を実行し(ステツプT10)、次に
全ラインが終了したか否かを判断し(ステツプT11)、
終了していなければステツプT4に戻り、他方、終了して
いればこの処理が終了する。
一方、ステツプT6において、楽音がリリース中かある
いは休符のときにはKONFレジスタにはフラグFAUSEがセ
ツトされているからその場合にはステツプT12のピツク
アツプ処理を行い、RAM25から次のデータを読出し、ス
テツプT11に進む。
またステツプT5において、アンテイルカウンタの値が
マスタカウンタの値を越えたときには直ちにステツプT
11にジヤンプする。
更にステツプT4においてUFnレジスタにフラグFAUSEが
セツトされていず、フラグTRUEがセツトされていたとき
には、前記UT処理で述べた如く、データの読出し時にア
ンテイルカウンタに△xを加算したときっそのアンテイ
ルカウンタがオーバーフローした場合であるから、この
場合にはステツプT11にジヤンプすることになる。
この第2実施例における電子楽器は、8音ポリフオニ
ツクの機能を有し、しかも各発音チヤンネル毎に音色、
ビブラート、サステインなどを設定できるため、音楽的
効果が更に増大するものである。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明は、メモリに従来の発音
区切りのための休符データを全く記憶させず、替りに電
子楽器本体に音色に応じた時間を設定する機能をもた
せ、この時間と発音される楽音の音符どうりの音長デー
タとから楽音のオン・オフ制御を行うようにした自動演
算装置であるから、メモリの容量が少くてすむ利点があ
る。更に、音色毎にキーオフ時間が設定されるため、そ
の音色に最適の発音時間が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の第1実施例を示し、第
1図は同例の自動演奏装置の要部の回路構成図、第2図
は楽譜を示す図、第3図は前記楽譜の各楽音の音長デー
タ△tとリリース時間データ△lとの関係を示す図、第
4図ないし第12図は第2実施例を示し、第4図は同例の
電子楽器の全体回路図、第5図はレジスタ部27の構成
図、第6図はROMパツク24の一部構成図、第7図はスケ
ールコードの内容を示す図、第8図は音長データの内容
を示す図、第9図ないし第12図はフローチヤートであ
る。 1……ROMパツク、2……アドレス制御部、3……RAM、
4……音長レジスタ、5……休符制御部、6……一致
部、7……減算器、8……△l指定部、9……カウン
タ、10……遅延部、17……フリツプフロツプ、21……鍵
盤、22……CPU、23……スイツチ入力部、24……ROMパツ
ク、25……RAM、26……タイマ、27……レジスタ部、28
……楽音作成部、29……アンプ、30……スピーカ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも高音情報と音長情報とにより構
    成される自動演奏情報を記憶する記憶手段と、 任意の音色を選択可能な選択手段と、 上記記憶手段から上記自動演奏情報を順次読み出す読出
    手段と、 この読出手段により読み出された上記自動演奏情報が上
    記音高情報である場合に該音高情報の示す音高の楽音
    を、上記選択手段によつて選択されている音色で発生す
    る楽音発生手段と、 上記選択手段により選択されている音色に応じたリリー
    ス時間情報を出力する出力手段と、 上記音長時間の示す時間と上記リリース時間情報の示す
    時間との差分に相当する時間が経過したことを検出する
    検出手段と、 この検出手段により上記時間が経過したことが検出され
    ると上記楽音発生手段に楽音の停止を指示する指示手段
    と、 を有することを特徴とする自動演奏装置。
JP59041222A 1984-03-06 1984-03-06 自動演奏装置 Expired - Lifetime JP2625668B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59041222A JP2625668B2 (ja) 1984-03-06 1984-03-06 自動演奏装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59041222A JP2625668B2 (ja) 1984-03-06 1984-03-06 自動演奏装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60185995A JPS60185995A (ja) 1985-09-21
JP2625668B2 true JP2625668B2 (ja) 1997-07-02

Family

ID=12602369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59041222A Expired - Lifetime JP2625668B2 (ja) 1984-03-06 1984-03-06 自動演奏装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2625668B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2625800B2 (ja) * 1988-01-06 1997-07-02 ヤマハ株式会社 自動演奏装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5595996A (en) * 1979-01-11 1980-07-21 Roland Kk Sequencer
JPS5659294A (en) * 1979-10-17 1981-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Automatic player

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60185995A (ja) 1985-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4662261A (en) Electronic musical instrument with autoplay function
JP2792368B2 (ja) 電子楽器
JP3743024B2 (ja) 演奏練習装置
JP3239411B2 (ja) 自動演奏機能付電子楽器
JPH0717116Y2 (ja) 電子楽器
JP2625668B2 (ja) 自動演奏装置
JPH03242697A (ja) 電子楽器
JP3743364B2 (ja) 演奏練習装置
JPH0375874B2 (ja)
JP4056902B2 (ja) 自動演奏装置及び自動演奏方法
JP3210582B2 (ja) 自動演奏装置および該自動演奏装置を備えた電子楽器
JPH0631977B2 (ja) 電子楽器
JP2578327B2 (ja) 自動演奏装置
JP2990780B2 (ja) 楽音信号形成装置
JP2601039B2 (ja) 電子楽器
JP3120487B2 (ja) 自動伴奏機能付電子楽器
JP3424989B2 (ja) 電子楽器の自動伴奏装置
JP3344872B2 (ja) 自動演奏装置
JPH05188961A (ja) 自動伴奏装置
JPH08106285A (ja) 自動演奏装置
JPH0515279B2 (ja)
JP2556639B2 (ja) 自動演奏装置
JP4619495B2 (ja) 自動伴奏装置及び自動伴奏方法
JP2974471B2 (ja) 自動演奏装置
JPH08152880A (ja) 電子楽器