JP2743680B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2743680B2
JP2743680B2 JP4025720A JP2572092A JP2743680B2 JP 2743680 B2 JP2743680 B2 JP 2743680B2 JP 4025720 A JP4025720 A JP 4025720A JP 2572092 A JP2572092 A JP 2572092A JP 2743680 B2 JP2743680 B2 JP 2743680B2
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/0033Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments
    • G10H1/0041Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments in coded form
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2210/00Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2210/101Music Composition or musical creation; Tools or processes therefor
    • G10H2210/125Medley, i.e. linking parts of different musical pieces in one single piece, e.g. sound collage, DJ mix

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子楽器等において
使用される自動演奏装置に関し、特に、予め記憶した複
数の曲を連続的に自動演奏可能なものにおいて、所望の
場合、ある曲の演奏中においても、該曲をその適当な箇
所で打ち切って、次の曲に移行できるようにしたことに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動演奏装置においては、メモ
リに複数の曲の演奏データを記憶しておき、そのうち所
望の曲を選択指定して自動演奏を行なうことができるよ
うになっている。その場合、演奏曲を切り換えようとす
る場合、所望の曲を指定するための選択操作を行なわね
ばならず、面倒であった。
【0003】そこで、複数の曲を順番に切り換えて自動
演奏する順序を予め設定しておき、この順序に従って該
複数の曲を順番に自動演奏することが考えられている。
この場合、例えば、ユーザによる操作等に基づいて、前
記複数の曲を演奏する順序を任意に設定できるようにし
たものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記タ
イプの従来の装置にあっては、1つの曲の演奏が完了し
た時点で初めて、次の曲に移行してその演奏を行うこと
ができるようになっており、演奏中の曲を途中で打ち切
って、次の曲に移行することができなかった。このた
め、例えば、各曲の出だし部分だけを聞いて、順次次の
曲に移行させることにより、設定された順序を手早く確
認する、という操作ができなかった。また、例えば、あ
る曲を何回かリピート演奏させ、該曲を途中で打ち切っ
て、次の曲に移行させる、というような自由な操作も行
なえず、自動演奏の自由度(融通性)がはなはだしく制
限されていた。この発明は上述の点に鑑みてなされたも
ので、任意の順序で複数の曲を順次切り換えて演奏する
場合において、ある曲の演奏中においても、該曲をその
適当な箇所で打ち切って、次の曲に移行できるようにし
た自動演奏装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この発明に係る自動演
奏装置は、1つの曲につき複数の区間の演奏データから
なる自動演奏データを複数曲分記憶した記憶手段と、前
記記憶手段に記憶した曲のうち任意の複数の曲を連続的
に自動演奏する演奏順序を設定する順序設定手段と、前
記順序設定手段により設定された演奏順序に従い、前記
記憶手段から前記自動演奏データを読み出して前記各曲
を先頭から終了までかつ連続的に順番に切り換えて演奏
する演奏手段と、前記演奏手段によって前記設定された
演奏順序に従って或る曲を演奏している最中において、
次の曲の演奏に移行すべきことを、演奏者の操作に基づ
き、指示するための指示手段と、前記指示手段の指示に
応じて、現在演奏中の曲の演奏が所定の区間区切り位置
に達したか否かを判断する判断手段と、前記判断手段で
現在演奏中の曲の演奏が所定の区間区切り位置に達した
ことが判断されたとき、該区切り位置で演奏を打ち切っ
て、前記設定された演奏順序に従って特定される前記次
の曲の演奏に移行するよう、前記演奏手段を制御する制
御手段とを具備したものである。
【0006】
【作用】 記憶手段では、1つの曲につき複数の区間の
演奏データからなる自動演奏データを複数曲分記憶して
いる。記憶手段に記憶した曲のうち任意の複数の曲を連
続的に自動演奏する演奏順序が、順序設定手段において
設定される。演奏手段では、この順序設定手段により設
定された演奏順序に従い、記憶手段から自動演奏データ
を読み出して演奏順序設定された各曲を先頭から終了ま
でかつ連続的に順番に切り換えて演奏する。何らかの曲
を演奏している最中に、演奏者によって指示手段が操作
されると、判断手段では、この指示に応じて、現在演奏
中の曲の演奏が所定の区間区切り位置に達したか否かを
判断する。制御手段では、前記判断手段で現在演奏中の
曲の演奏が所定の区間区切り位置に達したことが判断さ
れたとき、該区切り位置で演奏を打ち切って、前記設定
された演奏順序に従って特定される次の曲の演奏に移行
するよう、演奏手段を制御する。このように、この発明
によれば、複数の曲を所定の演奏順序でその各曲の先頭
から終了までかつ連続的に順番に切り換えて自動演奏す
る場合において、指示手段によって演奏者が任意の時点
で指示することにより、現在演奏中の曲打ち切って、
該演奏順序に従う次の曲の演奏に自動的に移行すること
ができるようになるものであり、その際に、演奏データ
の1区間の途中で指示手段が操作されてもすぐには次の
曲の演奏に移行することなく、所定の区間区切り位置ま
で演奏されたとき次の曲の演奏に移行するように制御さ
れるものである。従って、プログラム済みの複数の曲の
演奏シーケンスの内容を手早く順々に確認したいような
場合に、極めて使い勝手がよく、便利である、という効
果を奏すると共に、設定した演奏順序に従って複数の曲
を通常演奏する場合においても、現在演奏中の曲を所定
の箇所で打ち切って、該演奏順序に従う次の曲の演奏に
移行する、という演奏モードの切換を随時即座に行なう
ことができ、自動演奏の性能を向上させることができ
る、という優れた効果を奏するものであり、かつ、演奏
データの1区間の途中で指示手段が操作されてもすぐに
は次の曲の演奏に移行することなく、所定の区間区切り
位置まで演奏されたとき次の曲の演奏に移行するように
制御されるので、演奏曲の切り換えを自動的に音楽的に
好ましい位置(つまり所定の区間区切り位置)で行うこ
とができるという優れた効果を奏する。前記制御手段に
よって、現在演奏中の曲の演奏を打ち切る所定の区間区
切り位置は、例えば、前記指示手段による指示があった
後、最初に到来する小節線箇所、または、予め定められ
た演奏フレーズが終了する箇所、あるいは1パターンの
終了箇所などとすることができ、これによって曲の区切
りのよいところで次の曲に移行させて、切り換わりをス
ムーズにすることができる。一実施態様として、前記順
序設定手段は、任意の複数曲の所定の若しくは所望の演
奏順序をシーケンスデータの形で予め設定/記憶したも
のであってもよい。別の一実施態様として、前記順序設
定手段は、前記記憶手段に記憶した曲のうち任意の複数
の曲をランダムな演奏順序で演奏することを設定するも
のであってもよい。例えば、その場合は、前記指示手段
の指示がなされずに演奏中の或る曲が終了したときは、
その終了時に次の曲がランダムに決定されることにな
り、一方、前記指示手段の指示がなされたとき、該指示
に応じて現在演奏中の或る曲が途中で打ち切られたとき
に、次の曲がランダムに決定されることになる。一実施
態様として、前記制御手段は、現在演奏中の曲が設定さ
れた演奏順序のなかの最後の曲である場合は、前記指示
手段による指示に応じて現在演奏中の曲の演奏を打ち切
るだけの制御を行なうものとする。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明の一実施
例を詳述する。図1はこの発明に係る自動演奏装置を適
用した電子楽器の一実施例のハードウエア構成を示すブ
ロック図であり、この実施例において、前記電子楽器は
リズム曲(つまり、ソング)の自動演奏を行うリズムマ
シーン機能を有するものとして構成されており、CPU
2、プログラムROM3、データおよびワーキングRA
M4を含むマイクロコンピュータ1による制御の下に、
各種の処理が実行されるようになっている。
【0008】図2を参照して後で詳しく説明するよう
に、データおよびワーキングRAM4の所定の記憶領域
には、複数のソングを自動演奏するための自動演奏デー
タが記憶されており、この実施例に係る電子楽器では、
これらの自動演奏データを順次読み出して再生すること
により、前記複数のソングを連続的に自動演奏できるよ
うになっている。フットスイッチFSは演奏者の足によ
って操作されるリモート制御用のスイッチであり、該フ
ットスイッチFSが操作されることにより、後で詳述す
る処理によって、あるソングの演奏中においても、該ソ
ングが強制的に打ち切られ、次のソングの演奏への移行
が可能になっている。
【0009】マイクロコンピュータ1には、データおよ
びアドレスバスBUSを介して、鍵盤回路5、パネル操
作検出回路6、フットスイッチ操作検出回路8、表示制
御回路10および音源回路11が接続されている。鍵盤
回路5は、発生すべき楽音の音高を指定するための複数
の鍵を備えた鍵盤KBに対応して設けられており、鍵盤
KBのそれぞれの鍵の押鍵および離鍵を検出して、押鍵
情報および離鍵情報を出力するものである。
【0010】パネル操作検出回路6は、操作パネル14
に設けられたスイッチ、つまみ等の各種操作子に対応し
て設けられており、各々の操作子の操作状況に応じた操
作データを出力するものである。操作パネル14の操作
子は、発生すべき楽音の音色、音量、音高、効果等を選
択、設定、制御するための通常演奏用操作子グループ1
4Aと、自動演奏機能のための自動演奏用操作子グルー
プ14Bとを具えるものである。この自動演奏用操作子
グループ14Bには、操作パネル14上で自動演奏をス
タート/ストップするためのスタート/ストップスイッ
チ15a、連続的に演奏すべき複数のソングの演奏順序
を可変的に設定するための操作子15b、個々のソング
を複数回反復して演奏すべきか否かを指示するための操
作子15cなどが含まれる。
【0011】フットスイッチ操作検出回路8は、フット
スイッチ9に対するオン操作を検出して、フットスイッ
チイベント信号FSを出力する。表示制御回路10は、
操作パネル14における各種設定状況を示す情報等を表
示するディスプレイ16を制御するものである。音源回
路11は、音階音の音源回路およびリズム音の音源回路
を有しており、データおよびアドレスバスBUSを介し
て入力する押鍵および離鍵情報、自動演奏データ、操作
データ、フットスイッチイベント信号FS等の各種デー
タに基づいて、複数の楽音発生チャンネルのそれぞれで
音階音およびリズム音の楽音信号を発生できるようにな
っている。この音源回路11で発生した楽音信号は、D
/Aコンバータ17によりD/A変換された後、サウン
ドシステムSSを介して音響的に発音される。
【0012】タイマ18は、操作パネル14の図示しな
い操作子を介して可変設定される演奏テンポに従って所
定のテンポクロック信号を発生し、このテンポクロック
信号を、CPU2に対するタイマインタラプト信号とし
て与えるものである。CPU2では、このタイマインタ
ラプト信号に応じて、図6および図7に一例を示すタイ
マインタラプト処理を行う。この実施例では、前記タイ
マインタラプト信号は、1小節を96分割したタイミン
グ毎に発生する。つまり、例えば、4分の4拍子の場
合、24個のタイマインタラプト信号(24個のテンポ
クロック)が4分音符の音符長に対応する。
【0013】データおよびワーキングRAM4には、前
述の如く複数のソングの自動演奏を行うための自動演奏
データを予め記憶する各種メモリが用意されており、図
2はこれらのメモリのメモリフォーマットの一例を示
す。パターンメモリPAT(図2の(a))は、複数の
異なるパターン(つまり、リズムパターン)を記憶する
ものであり、ソングメモリSONG(図2の(b))
は、前記パターンの組合せである複数のソングを記憶す
るものであり、チェインメモリCHAIN(図2の
(c))は、前記複数のソングを連続的に演奏する順序
を記憶するものである。
【0014】より詳しく説明すると、図示例において、
前記パターンメモリPATにおいて、各パターンは、該
パターンに関わる1小節当たりの拍数などを示すヘッダ
データに続いて、発生すべき楽音ごとに、当該小節にお
ける発音タイミングを示すタイミングデータ、前記楽音
の種類(例えば、ドラム音、シンバル音など)に対応す
るノートナンバと前記楽音の強度を示すベロシティデー
タとからなるイベントデータ、および、パターンの終わ
りを示すパターンエンドデータを、読み出すべき順に記
憶したものである。なお、この例では、前記タイミング
データは、小節の先頭から発音タイミングまでの時間
を、1小節を96分割した基準時間単位で示すものであ
る。また、図示例におけるパターン1のように、パター
ンが複数小節からなるものである場合、1小節の最後の
データの次に小節線データが記憶される。これは、当該
小節にはそれ以上のイベントが存在せず、次に小節線が
くることを示すものである。この小節線データに続い
て、次の小節で発生すべき楽音ごとに、前述のタイミン
グデータ以下のデータが同様に記憶される。パターンア
ドレスポインタPAは、各々のパターンのヘッダデータ
からパターンエンドデータまでのデータのアドレスを順
次指定するものであり、このようなアドレス指定によ
り、前記パターンのデータが順次読み出されて再生され
ることとなる。
【0015】前記ソングメモリSONGにおいて、各ソ
ングは、該ソングの演奏テンポ、発生すべき楽音の音
色、リズムの種類などを示す冒頭のヘッダデータに続い
て、該ソングを構成する複数の前記パターンのパターン
ナンバ(パターン1、パターン2…)、および、該ソン
グの終わりを示すソングエンドデータを、読み出すべき
順に記憶したものである。ソングアドレスポインタSA
は、各々のソングのヘッダデータからソングエンドデー
タまでのデータのアドレスを順次指定するものである。
【0016】さらに、チェインメモリCHAINは、連
続的に演奏すべき複数の前記ソングを示すソングナンバ
(ソング1、ソング2…)、および、チェインメモリC
HAINの終わりを示すチェインエンドデータを、読み
出すべき順に記憶したものである。前記ソングナンバ
は、対応するソングの演奏順に記憶されている。なお、
前述の如く、ソングの演奏順序は、操作パネル14の操
作子15bを操作することによって、所望の順序に可変
的に設定可能である。チェインアドレスポインタCA
は、チェインメモリCHAINの前記データのアドレス
を順次指定するものである。
【0017】リピートフラグデータは、チェインメモリ
CHAINに記憶されたソングナンバに対応しており、
対応するソングを反復することなく1回だけ演奏すべき
場合に“0”を記憶し、対応するソングを複数回反復し
て演奏すべき場合に“1”を記憶したものである。な
お、前述のごとく、それぞれのソングを反復すべきか否
かは、操作パネル14の操作子15cを操作することに
よって指示される。なお、ソングを反復すべき回数は、
操作パネル14の図示しない操作子を介して設定できる
ようになっている。
【0018】図3は、前記実施例において、図2に示し
た自動演奏データに従って実行される動作の概要を例示
するものである。先ず、図においてON1で示すように
フットスイッチ9が最初にオンされると、チェインメモ
リCHAINの最初に記憶されたソングナンバ1が読み
出される。このソングナンバ1の読み出しに応じて、ソ
ングメモリSONGのソング1の先頭アドレスに記憶さ
れたヘッダデータが読み出され、その直後のアドレスに
記憶された最初のパターンナンバ1が読み出される。し
かる後、このパターンナンバ1の読み出しに応じて、パ
ターンメモリPATのパターン1のヘッダデータからパ
ターンエンドデータまでのデータが読み出され、パター
ン1の演奏が行われる。パターン1の演奏が完了した
後、同様な手順により、ソング1を構成するパターン2
から最後のパターンまで演奏が行われ、このようにし
て、ソング1の1回分の演奏が完了する。この場合、ソ
ング1に関するリピートフラグデータは“1”であるの
で、フットスイッチ9が再びオンされない限り、ソング
1が所定回数繰り返し演奏され、その後、上記と同様
に、チェインメモリCHAINに従って、ソング2、ソ
ング4、ソング5…が、各々のリピートフラグデータに
従って連続的に演奏される。因に、この場合、ソング2
のリピートフラグデータは“0”であるので、ソング2
は1回だけ演奏され、その後、次のソング4への移行が
自動的になされることとなる。
【0019】しかし、図示例のように、ソング1の2回
目の演奏が行われている途中にフットスイッチ9が再び
オンされると(図においてON2で示す)、その時に演
奏中のパターンであるパターン3の演奏が終了した時点
で、ソング1の演奏が強制的に打ち切られ、次のソング
2への移行がなされる。その後、ソング2からソング4
への移行が自動的になされる。ソング4の1回目の演奏
が行われている途中にフットスイッチ9が再びオンされ
ると(図においてON3で示す)、上記と同様に、その
時に演奏中のパターンであるパターン2の演奏が終了し
た時点で、該ソング4の演奏が強制的に打ち切られ、次
のソング5への移行がなされる。
【0020】以上のように、この実施例によると、フッ
トスイッチ9の最初のオン操作に応じてソングの自動演
奏がスタートした後、フットスイッチ9がオンされる
と、その時に演奏中のパターンの演奏が終了した時点
で、次のソングへの移行がなされる。なお、前述のよう
にスタートした自動演奏は、チェインメモリCHAIN
に従って演奏が進行して、最後のソングの演奏が終了し
た時、および、最後のソングの演奏中にフットスイッチ
9がオンされた時に終了することとなる。
【0021】この実施例におけるマイクロコンピュータ
1内には、後述する各種処理で使用される次のようなレ
ジスタが用意されている。 RUN:自動演奏がスタートしているとき、つまり、走
行中であるときに“1”を記憶し、自動演奏が走行中で
ないときに“0”を記憶する走行フラグ。 SONG:演奏すべきソングのソングナンバを記憶する
ソングナンバレジスタ。 PTN:演奏すべきパターンのパターンナンバを記憶す
るパターンナンバレジスタ。 REP:チエインメモリCHAINに記憶された各々の
ソングナンバに対応するリピートフラグデータを記憶す
るリピートフラグレジスタ。 TIME:小節内における発音タイミングを記憶するタ
イミングレジスタ。 NEXT:フットスイッチ9がオンされたときにおい
て、あるソングのパターンの演奏が終了したら次のソン
グに移行すべきときに“1”を記憶し、そうでないとき
に“0”を記憶する移行フラグ。 CLOCK:小節内における現在の進行位置を前述の基
準時間単位で記憶するクロックレジスタである。この実
施例にあっては、このクロックレジスタCLOCKは、
例えば、4分の4拍子の場合には0から95までの値を
とり、4分の3拍子の場合には0から71までの値をと
ることとなる。 PEND:演奏中のパターンが終わりであるときに
“1”を記憶し、そうでないときに“0”を記憶するパ
ターンエンドフラグ。 MAX:1つの小節についてのクロック最大値を前述の
基準時間単位で記憶するクロック最大値レジスタ。この
実施例では、4分の4拍子の場合のクロック最大値は9
5で、4分の3拍子の場合のクロック最大値は71とな
る。
【0022】次に、マイクロコンピュータ1によって実
行される各種処理の一例を、図4から図7に示すフロー
チャートを参照して説明する。図4はメインルーチンの
一例を示しており、該メインルーチンにおいては、所定
の初期設定の後、図5に一例を示し、後で詳述するフッ
トスイッチ処理、および、その他の処理を繰り返し実行
する。前記その他の処理には、押鍵検出や離鍵検出に応
じた処理、チェインメモリCHAIN、ソングメモリS
ONGおよびパターンメモリPATに、前述した各々の
自動演奏データを書き込むためのプログラミング処理、
および、操作パネル6の各種操作子に対する操作状況を
検出し、その検出に基づいて各種処理を行うパネル処理
等が含まれる。
【0023】図5のフットスイッチ処理は、自動演奏が
スタートしていないときにフットスイッチ9がオン操作
された場合には、自動演奏をスタートし、また、自動演
奏走行中においてフットスイッチ9がオン操作された場
合には、演奏中のソングを途中で打ち切って次のソング
に移行する、もしくは、自動演奏をストップするための
処理である。このフットスイッチ処理では、先ず、フッ
トスイッチオンイベントがあるか否かを調べる(ステッ
プ30)。フットスイッチオンイベントがないときに
は、その他の処理を行うことなくこのフットスイッチ処
理を終了する。フットスイッチオンイベントがあるとき
には、さらに、走行フラグRUNが“0”か否かを調べ
る(ステップ31)。
【0024】−−自動演奏をスタートするための処理−
− 図3のON1で示したように、自動演奏がスタートして
いないときにフットスイッチ9がオンされたときには、
ステップ31の結果はYESとなり、次のような自動演
奏をスタートするための処理を行う。先ず、チェインア
ドレスポインタCAをチェインメモリCHAINの先頭
アドレスにセットして、該先頭アドレスに記憶されてい
る第1番目のソングナンバ(図2の例ではソング1)、
および、該ソングナンバに対応するリピートフラグデー
タの値(図2の例では1)を読み出す(ステップ3
2)。そして、このように読み出したソングナンバおよ
びリピートフラグデータの値を、ソングナンバレジスタ
SONGおよびリピートフラグREPにそれぞれ記憶し
(ステップ33)、且つ、チェインメモリCHAINに
おける次のアドレスのデータの読み出しに備えてチェイ
ンアドレスポインタCAを1進めておく(ステップ3
4)。
【0025】次に、ソングアドレスポインタSAを、ソ
ングメモリSONGにおける複数のソングのうち、ステ
ップ32で読み出したソングナンバのソングの先頭アド
レスにセットして、該先頭アドレスに記憶されているヘ
ッダデータを読み出し(ステップ35)、該ヘッダデー
タに従って前記ソングのためのテンポ、音色等の設定等
の各種設定を行う(ステップ36)。そして、ソングア
ドレスポインタSAを1進め、前記先頭アドレスの次の
アドレスに記憶されている第1番目のパターンナンバを
読み出す(ステップ37)。さらに、該読み出したパタ
ーンナンバをパターンナンバレジスタPTNに記憶し
(ステップ38)、且つ、ソングメモリSONGにおけ
る次のアドレスのデータの読み出しに備えてソングアド
レスポインタSAを1進めておく(ステップ39)。
【0026】その後、パターンアドレスポインタPA
を、パターンメモリPATにおける複数のパターンのう
ち、ステップ36で読み出したパターンナンバに係るパ
ターンの先頭アドレスにセットして、該先頭アドレスに
記憶されているヘッダデータを読み出し(ステップ4
0)、該ヘッダデータに従って前記パターンのための拍
数設定等の各種設定を行う(ステップ41)。次に、パ
ターンアドレスポインタPAを1進めて、前記先頭アド
レスの次のアドレスに記憶されているタイミングデータ
を読み出す(ステップ42)。そして、該読み出したタ
イミングデータをタイミングデータレジスタTIMEに
格納し(ステップ43)、且つ、パターンアドレスポイ
ンタPAを1進める(ステップ44)。このようにし
て、前記パターンのイベントデータの読み出し準備が完
了する。そして、自動演奏が走行中であることを示すた
め走行フラグRUNを“1”にするとともに、小節内の
現在進行位置を示すクロックレジスタCLOCKを
“0”にリセットした後、このフットスイッチ処理を終
了する(ステップ45)。なお、前記イベントデータの
実際の読み出しは、後述する図6および図7のタイマイ
ンタラプト処理で行われる。
【0027】−−自動演奏スタート後の処理−− 自動演奏ストップ: 一方、自動演奏が走行していると
きにフットスイッチ9がオンされたときには、ステップ
31の結果はNOとなり、チェインメモリCHAINに
おける、チエインアドレスポインタCAによって示され
るアドレスのデータを読み出す(ステップ46)。そし
て、該読み出したデータがチェインエンドデータか否か
を調べる(ステップ47)。YES、すなわち、チェイ
ンエンドデータであるときには、自動演奏をストップす
るために、走行フラグRUNを“0”にし(ステップ4
8)、しかる後、このフットスイッチ処理を終了する。
【0028】ソングの移行を行うための処理: また、
ステップ46で読み出したデータがチェインエンドデー
タではなく次のソングナンバであるときには、現在演奏
中のソングを強制的に打ち切って、前記読み出した次の
ソングナンバのソングに移行するために、移行フラグN
EXTを“1”にし(ステップ49)、前記ソングナン
バおよびこれに対応するリピートフラグデータの値を、
ソングナンバレジスタSONGおよびリピートフラグR
EPにそれぞれ記憶する(ステップ50)。また、チエ
インアドレスポインタCAを1進めておく(ステップ5
1)。しかる後、このフットスイッチ処理処理を終了す
る。
【0029】図4のメインルーチンを実行している過程
で、タイマ18からCPU2に対して、前述した1小節
を96分割したタイミングでタイマインタラプト信号が
与えられるごとに、図6および図7に示すタイマインタ
ラプト処理が行われる。このタイマインタラプト処理で
は、先ず、走行フラグRUNが“1”か否かを調べる
(ステップ52)。ステップ52の結果がNOであると
きには、自動演奏がスタートしていないこととなるの
で、その他の処理を行うことなくメインルーチンにリタ
ーンする。
【0030】−−イベントデータの読み出しおよび発音
−− また、自動演奏が走行しているときにはステップ52の
結果はYESとなり、この場合、次のステップ53にお
いて、クロックレジスタCLOCKの値とタイミングレ
ジスタTIMEの値とが一致しているか否か、すなわ
ち、小節内の現在の進行位置が現在演奏中のパターンの
タイミングデータにより示される発音タイミングと一致
しているか否かを調べる。
【0031】ステップ53の結果がYESのときには、
楽音の発生を行うため、次のステップ54において、パ
ターンメモリPAにおける、パターンアドレスポインタ
PAが示すアドレスのデータであるノートナンバを読み
出し、該読み出したノートナンバを音源回路11に出力
する。次に、パターンアドレスポインタPAを1進めて
(ステップ55)、次のデータであるベロシティデータ
を読み出し、該読み出したベロシティデータを音源回路
11に出力する(ステップ56)。音源回路11では、
前記ノートナンバおよびベロシティデータに従う楽音信
号を発生し、該楽音信号をD/A変換器17を介してサ
ウンドシステムSSに出力する。このようにして、前記
イベントデータに係る楽音が音響的に発生される。
【0032】次に、パターンアドレスポインタPAを1
進めて(ステップ57)、次のデータ(すなわち、タイ
ミングデータ、小節線データおよびパターンエンドデー
タのいずれか)を読み出す(ステップ58)。そして、
ステップ58で読み出したデータがパターンエンドデー
タであるか否かを調べる(ステップ59)。
【0033】−−パターンエンド前の処理−− 前記読み出したデータがパターンエンドデータではない
ときには、さらに、小節線データであるか否かを調べる
(ステップ60)。YES、すなわち、小節線データで
あるときには、次のデータの読み出しに備えてパターン
アドレスポインタPAを1進めておく(ステップ6
1)。一方、ステップ60の結果がNOのときには、前
記読み出したデータがタイミングデータであることとな
り、この場合、該タイミングデータの値をタイミングレ
ジスタTIMEに格納し(ステップ62)、しかる後、
ステップ61に行く。
【0034】次に、クロックレジスタCLOCKの値と
クロック最大値レジスタMAXの値とが一致しているか
否か、すなわち、小節内の現在の進行位置が該小節につ
いてのクロック最大値に達したか否かを調べる(ステッ
プ63)。このようにステップ58で読み出したデータ
が小節線データであるときにもステップ63の処理を行
うのは、小節線データが、単に、次にくるのが小節線で
あることを示すデータであって、実際の小節線の前に位
置するので、小節線データを読み出した後の進行位置が
クロック最大値に達するまで待つ必要があるからであ
る。従って、ステップ63の結果がNOである限り、ク
ロックレジスタCLOCKの値を1増加し(ステップ6
4)、メインルーチンにリターンする。前記ステップ6
4の処理により、このタイマインタラプト処理ごとに、
クロックレジスタCLOCKの値、つまり、小節内にお
ける現在の進行位置が1ずつ増加することとなる。この
ようにして、ステップ63の結果がYESとなったと
き、すなわち、小節内における現在の進行位置が該小節
についてのクロック最大値に達したときには、クロック
レジスタCLOCKを“0”にリセットして(ステップ
65)、ステップ66に行く。なお、ステップ53にお
いてクロックレジスタCLOCKの値とタイミングレジ
スタTIMEの値とが一致していないときには、ステッ
プ53から直接ステップ63およびステップ64に行
く。
【0035】ステップ66では、パターンエンドフラグ
PENDが“1”であるか否かを調べる。現在演奏中の
パターンが複数の小節を含むものである場合、当初は、
パターンエンドフラグPENDが“1”ではないので、
ステップ66の結果は“NO”となり、この場合、パタ
ーンアドレスレジスタPAが示すデータ、つまり、次の
小節に属する最初のイベントに係るタイミングデータを
読み出す(ステップ67)。そして、該読み出したタイ
ミングデータの値をタイミングレジスタTIMEに格納
するとともに、パターンアドレスレジスタPAを1進め
(ステップ68)、メインルーチンにリターンする。
【0036】−−パターンエンド時の処理−− また、その後パターンの演奏が進み、ステップ59の結
果がYES、すなわち、ステップ58で読み出したデー
タがパターンエンドデータとなったときには、パターン
エンドフラグPENDを“1”にし(ステップ69)、
しかる後、上記のステップ63からステップ66の処理
を行う。この場合には、ステップ66の結果はYESと
なり、ステップ70において、パターンエンドフラグP
ENDを“0”にする。次に、移行フラグNEXTが
“0”であるか否かを調べる(ステップ71)。
【0037】ステップ71の結果がYES、すなわち、
フットスイッチ9がオンされておらず、次のソングに移
行すべきではないときには、ソングアドレスポインタS
Aが示すデータを読み出し(ステップ72)、該読み出
したデータがソングエンドデータであるか否かを調べる
(ステップ73)。ソングエンドデータであるときに
は、さらに、リピートフラグREPが“1”であるか否
かを調べる(ステップ74)。
【0038】反復演奏を行うための処理:ステップ74
がYESのときには、それまで演奏していたソングを再
度演奏するために、ソングアドレスポインタSAを前記
ソングの先頭アドレスにセットして、そのヘッダデータ
を読み出し、該ヘッダデータに従って各種の設定を行う
(ステップ75)。そして、ソングアドレスポインタS
Aを1進めて、次のデータ、つまり、前記ソングの第1
番目のパターンナンバを読み出す(ステップ76)。そ
の後、該読み出したパターンナンバをパターンナンバレ
ジスタPTNに格納し、ソングアドレスポインタSAを
1進めておく(ステップ77)。さらに、パターンアド
レスポインタPAを前記読み出したパターンナンバのパ
ターンの先頭アドレスにセットして、そのヘッダデータ
を読み出し、該ヘッダデータに従って各種の設定を行う
(ステップ78)。そして、パターンアドレスポインタ
PAを1進めて、次のデータ、つまり、前記パターンの
タイミングデータを読み出す(ステップ79)。その
後、該読み出したタイミングデータをタイミングレジス
タTIMEに格納し、パターンアドレスポインタPAを
1進めておいて(ステップ80)、メインルーチンにリ
ターンする。
【0039】ステップ72で読み出したデータがソング
エンドデータであり、且つ、それまで演奏していたソン
グが再度演奏すべきものとして設定されてはいないとき
には、上記のステップ74の結果はNOとなり、この場
合、チェーンアドレスポインタCAが示すデータを読み
出し(ステップ81)、次のステップ82において、該
読み出したデータがチェインエンドデータであるか否か
を調べる。チェインエンドデータであるときには、自動
演奏をストップするために、走行フラグRUNを“0”
にし(ステップ83)、メインルーチンにリターンす
る。
【0040】ソングの自動的な移行:また、演奏者が設
定した演奏順に従って自動演奏が次のソングに自動的に
移行する場合には、ステップ82の結果はNO、すなわ
ち、チェインエンドデータではなく次のソングナンバと
いうこととなるので、該ソングナンバのソングを演奏す
るために、該ソングナンバをソングナンバレジスタSO
NGに格納し、該ソングナンバに係るリピートフラグデ
ータの値をリピートフラグREPに格納するとともに、
チェーンアドレスポインタCAを1進めておく(ステッ
プ84)。しかる後、前記次のソングの演奏を行うため
に、上記ステップ75からステップ80までの処理を行
う。
【0041】パターンの移行:また、上記のステップ7
3の結果がNO、すなわち、ステップ72で読み出した
データがソングエンドデータではなく、それまで演奏し
ていたソングの次のパターンナンバであるときには、該
パターンナンバのパターンを演奏するために、該パター
ンナンバをパターンナンバレジスタPTNに格納し、且
つ、ソングアドレスポインタSAを1進めておく(ステ
ップ85)。しかる後に、上記のステップ78からステ
ップ80までの処理を行う。
【0042】ソングの強制的な打ち切りおよび移行:な
お、現在のソングを途中で強制的に打ち切って、次のソ
ングに移行するためにフットスイッチ9がオン操作され
たときには、移行フラグNEXTは“1”であるので、
上記のステップ71の結果はNOとなる。この場合に
は、移行フラグNEXTを“0”にし(ステップ8
6)、しかる後、次のソングを演奏するために、上記の
ステップ75からステップ80までの処理を行う。この
場合においては、上記のステップ59からステップ65
の処理により、演奏中のソングのパターンの演奏が完了
した時点で、次のソングに移行することとなる。故に、
前記前のソングが途中のちょうど区ぎりのよい箇所で打
ち切られ、次のソングへの自然な移行が行われることと
なる。
【0043】なお、上述の実施例では、フットスイッチ
9がオンされた時に演奏されていたソングのパターンが
終了した時点で、次のソングへの移行を行うようにした
が、これに限らず、例えば、フットスイッチ9がオンさ
れた時に演奏されていたソングの小節区間、または、そ
の他の予め決められた適当な区間(フレーズ)が終了し
た時点で、次のソングへの移行を行うようにしてもよ
い。また、この発明は、前述のように複数のパターンを
組合せた曲を自動演奏する場合に限らず、通常の連続し
た自動演奏データからなる曲を自動演奏する場合に適用
することもできる。また、フットスイッチの代わりに、
その他の適当な移行指示手段を使用してもよい。さら
に、この発明は、複数の曲を自動演奏する順序を予め設
定しておくものに限らず、前記移行指示手段による指示
があった時に前記自動演奏する順序をランダムに設定し
て、次に演奏すべき曲を決定するものであってもよい。
上記実施例では、自動リズム演奏に関して説明したが、
この発明は、自動リズム演奏に限らず、その他の自動伴
奏装置やシーケンサ等の任意の自動演奏装置において適
用することができる。また、楽音発生機能を持たない自
動演奏装置モジュールあるいは自動演奏ソフトウェアプ
ログラム等においてもこの発明を適用することができる
のは勿論である。
【0044】
【発明の効果】 以上の通り、この発明によれば、複数
の曲を所定の演奏順序でその各曲の先頭から終了までで
かつ連続的に順番に切り換えて自動演奏する場合におい
て、指示手段によって演奏者が任意の時点で指示するこ
とにより、現在演奏中の曲を途中で打ち切って、該演奏
順序に従う次の曲の演奏に自動的に移行することができ
るようになるものであり、その際に、演奏データの1区
間の途中で指示手段が操作されてもすぐには次の曲の演
奏に移行することなく、所定の区間区切り位置まで演奏
されたとき次の曲の演奏に移行するように制御されるも
のである。従って、プログラム済みの複数の曲の演奏シ
ーケンスの内容を手早く順々に確認したいような場合
に、極めて使い勝手がよく、便利である、という効果を
奏すると共に、設定した演奏順序に従って複数の曲を通
常演奏する場合においても、現在演奏中の曲を途中で打
ち切って、該演奏順序に従う次の曲の演奏に移行する、
という演奏モードの切換を随時即座に行なうことがで
き、自動演奏の性能を向上させることができる、という
優れた効果を奏するものであり、かつ、区間の途中で指
示手段が操作されてもすぐには次の曲の演奏に移行する
ことなく、所定の区間区切り位置まで演奏されたとき次
の曲の演奏に移行するように制御されるので、演奏曲の
切り換えを自動的に音楽的に好ましい位置(つまり所定
の区間区切り位置)で行うことができるという優れた効
果を奏する。つまり、現在演奏中の曲の演奏を所定の
間区切り位置(例えば、小節線箇所、または、予め定め
られた演奏フレーズが終了する箇所、あるいは1パター
ンの終了箇所など)で打ち切って次の曲に移行させるよ
うにしたので、曲の区切りのよいところで次の曲に移行
させて、切り換わりをスムーズにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の自動演奏装置を適用した電子楽器
の一実施例のハード構成ブロック図。
【図2】 同実施例において利用する自動演奏データを
記憶したメモリのメモリフォーマットの一例を示す図。
【図3】 同実施例の動作の概要を説明する図。
【図4】 図1のマイクロコンピュータによって実行さ
れるメインルーチンの一例を示すフローチャート図。
【図5】 図1のマイクロコンピュータによって実行さ
れるフットスイッチ処理の一例を示すフローチャート
図。
【図6】 図1のマイクロコンピュータによって実行さ
れるタイマインタラプト処理の一例の一部を示すフロー
チャート図。
【図7】 同タイマインタラプト処理の一例の残部を示
すフローチャート図。
【符号の説明】
1…マイクロコンピュータ、2…CPU、3…プログラ
ムROM、4…データおよびワーキングRAM、8…フ
ットスイッチ操作検出回路、9…フットスイッチ、11
…音源回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−189392(JP,A) 特開 昭60−13366(JP,A) 特開 平1−177592(JP,A) 特開 平2−244092(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの曲につき複数の区間の演奏データ
    からなる自動演奏データを複数曲分記憶した記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶した曲のうち任意の複数の曲を連続
    的に自動演奏する演奏順序を設定する順序設定手段と、 前記順序設定手段により設定された演奏順序に従い、前
    記記憶手段から前記自動演奏データを読み出して前記各
    曲を先頭から終了までかつ連続的に順番に切り換えて演
    奏する演奏手段と、 前記演奏手段によって前記設定された演奏順序に従って
    或る曲を演奏している最中において、次の曲の演奏に移
    行すべきことを、演奏者の操作に基づき、指示するため
    の指示手段と、 前記指示手段の指示に応じて、現在演奏中の曲の演奏
    所定の区間区切り位置に達したか否かを判断する判断手
    段と、 前記判断手段で現在演奏中の曲の演奏が所定の区間区切
    り位置に達したことが判断されたとき、該区切り位置で
    演奏を 打ち切って、前記設定された演奏順序に従って特
    定される前記次の曲の演奏に移行するよう、前記演奏手
    段を制御する制御手段とを備えた自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に記憶された各曲の自動演
    奏データは、それぞれ複数の演奏パターンを組み合わせ
    てなるものであり、前記判断手段で判断する区間区切り
    位置は、現在演奏中の演奏パターンの終わりの位置であ
    る請求項1に記載の自動演奏装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、複数の演奏パターンを
    記憶した第1の記憶部と、1つの曲で使用する複数の演
    奏パターンとその演奏順序を示すソングデータを複数曲
    について記憶した第2の記憶部とを有し、 前記演奏手段は、前記順序設定手段により設定された演
    奏順序に従って前記第2の記憶部から各曲のソングデー
    タを順次読み出し、このソングデータに従って前記第1
    の記憶部から演奏パターンを順次読み出し、該演奏パタ
    ーンに従う自動演奏を行うものである請求項1に記載の
    自動演奏装置。
  4. 【請求項4】 前記順序設定手段は、前記第2の記憶部
    に記憶した各ソングデータの演奏順序を示すチェーンデ
    ータを記憶した記憶部を含み、このチェーンデータが指
    示する順序で前記第2の記憶部からソングデータを読み
    出すようにしてなる請求項3に記載の自動演奏装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記順序設定手段で演奏順序
    が設定された各曲について、その曲のリピートの有無を
    示すデータを設定する手段と、 リピート有りを示すデータが設定された曲を演奏してい
    るときは、前記指示手段による移行指示があるまではそ
    の曲を繰り返し演奏させるリピート制御手段とを更に具
    備し、前記指示手段による移行指示があったとき前記制
    御手段による制御によって前記次の曲の演奏に移行する
    ようにした請求項1に記載の自動演奏装置。
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