JPH089382Y2 - 遮音カバー取付装置 - Google Patents

遮音カバー取付装置

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JPH089382Y2
JPH089382Y2 JP1988029147U JP2914788U JPH089382Y2 JP H089382 Y2 JPH089382 Y2 JP H089382Y2 JP 1988029147 U JP1988029147 U JP 1988029147U JP 2914788 U JP2914788 U JP 2914788U JP H089382 Y2 JPH089382 Y2 JP H089382Y2
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JP
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sound
sound insulation
insulation cover
cover
mounting
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JP1988029147U
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JPH01134738U (ja
Inventor
康夫 三浦
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、エンジンのシリンダブロックの如
き音を発生する物体を覆うように配置された遮音カバー
を取付ける遮音カバー取付装置の改良に関するものであ
る。
(従来技術) エンジンのシリンダブロックの如き音を発生する物体
から音が外部に拡散するのを防止するために、この音発
生物体を囲んで配置された遮音カバーが用いられ、この
遮音カバーは、通常、防振ゴムを介して取付けられ、防
振ゴムは、音発生物体に取付ボルトによって取付けられ
ている。従来技術では、この取付ボルトは、その頭部が
防振ゴムの外面から露出している。
(考案が解決しようとする課題) しかし、この従来技術では、防振ゴムの外面に露出す
る取付ボルトを伝わって音発生物体からの音が放射して
外部に漏れ、従って従来の遮音カバーは、音発生物体か
ら有効に遮音することができない欠点があった。
これを防止するためには、取付ボルトの露出部分を補
助的にカバーすればよいが、この補助的なカバーを取付
ボルトの露出部分を覆うように取付けると、複雑な構造
のカバーとその取付手段を必要とし、構造が複雑となる
上に、その取付け、取り外しが面倒となる欠点がある。
本考案が解決しようとする課題は、防振ゴムを取付け
る取付ボルトの露出部分からの音の拡散を簡単な構造と
簡単な操作とで有効に防止することができる遮音カバー
取付装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案の1つの課題解決手段は、音発生物体を囲んで
配置された遮音カバーが防振ゴムを介して前記音発生物
体に取付けられ前記防振ゴムは前記音発生物体に取付ボ
ルトによって取付けられている遮音カバー取付装置にお
いて、取付ボルトの露出部分のまわりを覆うように防振
ゴムの本体から一体に延びる筒状体とこの筒状体の開口
を閉じるように筒状体に取付けられた遮音蓋とから成る
補助遮音カバーを備えていることを特徴とする遮音カバ
ー取付装置を提供することにある。
本考案の他の課題解決手段は、音発生物体を囲んで配
置された遮音カバーが防振ゴムを介して音発生物体に取
付けられ防振ゴムは音発生物体に取付ボルトによって取
付けられている遮音カバー取付装置において、防振ゴム
の本体から一体に延び取付ボルトの露出部分の全体を覆
い正面に取付ボルト出し入れ用スリットを有する覆い体
から成る補助遮音カバーを備えていることを特徴とする
遮音カバー取付装置を提供することにある。
本考案の更に他の課題解決手段は、音発生物体を囲ん
で配置された遮音カバーが防振ゴムを介して音発生物体
に取付けられ防振ゴムは音発生物体に取付ボルトによっ
て取付けられている遮音カバー取付装置において、遮音
カバーは、防振ゴムに取付ブラケットを介して取付けら
れ、取付ボルトの露出部分を覆うように遮音カバーから
一体に延びる延長壁と延長壁の開口を閉じるように延長
壁に取付けられた遮音蓋とから成る補助遮音カバーを備
えていることを特徴とする遮音カバー取付装置を提供す
ることにある。
(作用) このように、遮音カバーと音発生物体との間に配置さ
れる防振ゴムを音発生物体に取付ける取付ボルトを補助
遮音カバーで覆うと、取付ボルト全体が遮音カバー及び
補助遮音カバーによって遮音されるので、取付ボルトを
介して外部に音が漏れることがなく、従って音発生物体
からの音を有効に遮断することができ、特に、この補助
遮音カバーの少なくとも一部は、防振ゴム又は遮音カバ
ーと一体であって取付ボルトの出し入れ又は締め付け等
の操作に必要な小さな蓋又はスリットを有するだけでよ
いので、補助遮音カバーの構造が簡単となる。また、取
付ボルトは、補助遮音カバーの遮音蓋を取外して防振ゴ
ムの筒状体又は遮音カバーの延長壁の開口を通して出し
入れしたり、防振ゴムの覆い体のスリットを押し広げて
出し入れしたり、取付ボルトを締め付けたり緩めたりす
ることができ、従って防振ゴムの着脱を高い作業性で効
率よく行うことができる。
(実施例) 本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、
第1図は本考案に係る遮音カバー取付装置10の一実施例
を示す。遮音カバー12は、図示の実施例では、エンジン
のシリンダブロック14である音発生物体を囲んで配置さ
れており、この遮音カバー12は、防振ゴム16を介してシ
リンダブロック14に取付けられ、一方防振ゴム16は、シ
リンダブロック14に取付ボルト18によって取付けられて
いる。第1図から解るように、取付ボルト18は、防振ゴ
ム16を貫通する筒状スペーサ20を貫通してシリンダブロ
ック14の取付座14aにねじ込まれ、その頭部18aは、平ワ
ッシャ22及びロックワッシャ24を介してスペーサ20に締
付けられている。
本考案の遮音カバー取付装置10は、取付ボルト18の露
出部分(頭部18a)を覆うように防振ゴム16に直接又は
間接的に取付けられた補助遮音カバー26を備えている。
第1図の実施例では、この補助遮音カバー26は、取付
ボルト18の露出部分のまわりを覆うように防振ゴム16の
本体16Aから一体に延びる筒状体28とこの筒状体28の開
口28aを閉じるように筒状体28に取付けられた遮音蓋30
とから成っている。遮音蓋30は、筒状体28の開口に設け
られた環状溝28aに係入して取付けられている。筒状体2
8は、ゴムから成っているので、遮音蓋30は、環状溝28a
に容易に係入することができる。また、遮音蓋30は、防
振ゴム16と一体の筒状体28に取付けられているので、防
振ゴム16自体に取付けられていることになり、遮音蓋30
に音発生物体であるシリンダブロック14からの振動が伝
達されることがなく、従って遮音蓋30を介して外部に音
が拡散することはない。
第2図は本考案の他の実施例を示し、この実施例で
は、補助遮音カバー26は、防振ゴム16から一体に延び取
付ボルト18の露出部分の全体を覆い正面に取付ボルト18
を出し入れするためのスリット32を有する覆い体34から
成っている。取付ボルト18を締め付けたり緩めたりする
ドライバは、このスリット32を押し広げて覆い体34内に
差し込んで防振ゴム16を取付座14aに固定したり取外し
たりすることができる。スリット32は、取付ボルト18の
締め付けによって防振ゴム16を歪むと、閉じられる。こ
の実施例では、補助遮音カバー26である覆い体34は、防
振ゴム16と一体のゴムから成っているので、この補助遮
音カバー26から外部に音が拡散することがないのはもち
ろん、補助遮音カバー26が防振ゴム16と一体であるた
め、取付ボルト18からの音の拡散を防止するための特別
の部品を用意する必要がなく、部品数を低減し、また組
立工程が簡単となるので有利である。
また、第3図は本考案の更に他の実施例を示し、この
実施例では、遮音カバー12は、取付ブラケット36を介し
て防振ゴム16に取付けられ、補助遮音カバー26は、取付
ボルト18の露出部分を覆うように遮音カバー12から一体
に延びる延長壁12Aとこの延長壁12Aの開口12aを閉じる
ように延長壁12Aに取付けられたゴム性の遮音蓋38とか
ら成っている。
この実施例では、補助遮音カバー26は、取付ブラケッ
ト36と遮音カバー12とを介して防振ゴム16に取付けられ
て遮音蓋38から成っているので、この遮音蓋38を通して
外部に音が拡散することはない。尚、遮音蓋38は、この
実施例のように、ゴム製であると、一層有利である。
第1図乃至第3図のいずれの実施例でも遮音カバー12
が取付けられた防振ゴム16を音発生物体であるシリンダ
ブロック14に取付ける取付ボルト18の露出部分を覆うよ
うに設けられた補助遮音カバー26を設けているので、取
付ボルト18の露出部分、即ち頭部18aは、遮音カバー18
及び補助遮音カバー26から露出することがなく、従って
取付ボルト18を介して音が外部に漏れることがない。ま
た、この補助遮音カバー26は、防振ゴム16に直接的(第
1図及び第2図)又は間接的(第3図)に取付けられて
いるので、補助遮音カバー26を介して音発生物体から音
が外部に拡散することがない。
(考案の効果) 本考案によれば、上記のように、遮音カバーと音発生
物体との間に配置される防振ゴムを音発生物体に取付け
る取付ボルトを補助遮音カバーで覆うので、取付ボルト
全体が遮音カバー及び補助遮音カバーによって遮音され
るため、取付ボルトを介して外部に音が漏れることがな
く、従って音発生物体からの音を有効に遮断することが
できるが、特に、この補助遮音カバーの少なくとも一部
は、防振ゴム又は遮音カバーと一体であって取付ボルト
の出し入れ又は締め付け等の操作に必要な小さな蓋又は
スリットを有するだけでよいので、補助遮音カバーの構
造が簡単となる上に補助遮音カバーの面倒な取付手段を
必要とすることがなく、装置の部品数及び組立工程数を
低減し、装置を経済的に組立てることができる。
また、取付ボルトは、補助遮音カバーの遮音蓋を取外
して防振ゴムの筒状体又は遮音カバーの延長壁の開口を
通して出し入れしたり、防振ゴムの覆い体のスリットを
押し広げて出し入れしたり、取付ボルトを締め付けたり
緩めたりすることができ、従って防振ゴムの着脱を高い
作業性で効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る遮音カバー取付装置の一実施例の
断面図、第2図(A)(B)はそれぞれ本考案の他の実
施例の斜視図及びこの実施例に用いられる補助遮音カバ
ーの正面図、第3図は本考案の更に他の実施例の断面図
である。 10……遮音カバー取付装置、12……遮音カバー、14……
シリンダブロック、14a……取付座、16……防振ゴム、1
6A……防振ゴムの本体、18……取付ボルト、26……補助
遮音カバー、28……筒状体、30……遮音蓋、32……スリ
ット、34……覆い体、36……取付ブラケット、38……遮
音蓋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16M 1/021 B

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】音発生物体を囲んで配置された遮音カバー
    が防振ゴムを介して前記音発生物体に取付けられ前記防
    振ゴムは前記音発生物体に取付ボルトによって取付けら
    れている遮音カバー取付装置において、前記取付ボルト
    の露出部分のまわりを覆うように前記防振ゴムの本体か
    ら一体に延びる筒状体と前記筒状体の開口を閉じるよう
    に前記筒状体に取付けられた遮音蓋とから成る補助遮音
    カバーを備えていることを特徴とする遮音カバー取付装
    置。
  2. 【請求項2】音発生物体を囲んで配置された遮音カバー
    が防振ゴムを介して前記音発生物体に取付けられ前記防
    振ゴムは前記音発生物体に取付けボルトによって取付け
    られている遮音カバー取付装置において、前記防振ゴム
    本体からから一体に延び前記取付ボルトの露出部分の全
    体を覆い正面に前記取付ボルト出し入れ用スリットを有
    する覆い体から成る補助遮音カバーを備えていることを
    特徴とする遮音カバー取付装置。
  3. 【請求項3】音発生物体を囲んで配置された遮音カバー
    が防振ゴムを介して前記音発生物体に取付けられ前記防
    振ゴムは前記音発生物体に取付ボルトによって取付けら
    れている遮音カバー取付装置において、前記遮音カバー
    は、前記防振ゴムに取付ブラケットを介して取付けら
    れ、前記取付ボルトの露出部分を覆うように前記遮音カ
    バーから一体に延びる延長壁と前記延長壁の開口を閉じ
    るように前記延長壁に取付けられた遮音蓋とから成る補
    助遮音カバーを備えていることを特徴とする遮音カバー
    取付装置。
JP1988029147U 1988-03-07 1988-03-07 遮音カバー取付装置 Expired - Lifetime JPH089382Y2 (ja)

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JPH01134738U JPH01134738U (ja) 1989-09-14
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JP2006027342A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Yanmar Co Ltd 作業車両のキャビン

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JP4623585B2 (ja) * 2006-01-18 2011-02-02 豊田合成株式会社 プロテクタ付きカバー

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