JPH0883921A - 太陽電池モジュールと太陽電池モジュールのフレーム構成部材並びに太陽電池モジュールのフレーム用枠部材 - Google Patents

太陽電池モジュールと太陽電池モジュールのフレーム構成部材並びに太陽電池モジュールのフレーム用枠部材

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JPH0883921A
JPH0883921A JP6218368A JP21836894A JPH0883921A JP H0883921 A JPH0883921 A JP H0883921A JP 6218368 A JP6218368 A JP 6218368A JP 21836894 A JP21836894 A JP 21836894A JP H0883921 A JPH0883921 A JP H0883921A
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圭三 浅岡
Yuzuru Kondo
譲 近藤
Hideo Yamagishi
英雄 山岸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】太陽電池モジュールのフレームを構成する枠部
材として、端面に切欠部を設けることなく信頼性を確保
することができ、もって安価な太陽電池モジュールを実
現すること、およびこのような太陽電池モジュールを可
能とする太陽電池モジュールのフレーム構成部材と太陽
電池モジュールのフレーム用枠部材を提供することを目
的とする。 【構成】長手方向に連続して片方側に開口された嵌合凹
部を設けた枠部材であって、嵌合凹部の開口端からは嵌
合凹部の位置とは反対側に向かった垂壁が延設される一
方、垂壁の延設端からは嵌合凹部の開口方向と反対方向
に向かった底部片が延設され、枠部材の長手方向両端面
と、嵌合凹部における上下の開口端と垂壁の側面から構
成される枠部材内側面を、それぞれ同一平面内に揃えた
枠部材を用いることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は安価な太陽電池モジュー
ルと、安価な太陽電池モジュール構造を可能とする太陽
電池モジュールのフレーム構成部材および太陽電池モジ
ュールのフレーム用枠部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の太陽電池モジュールは、透光性基
板の受光面と背設する面側に太陽電池素子を配置した太
陽電池パネルの端部全周に亙って、4つの枠部材からな
るフレームを嵌め込んだ構造となっている。このフレー
ムは、太陽電池モジュールとしての機械的強度と信頼性
を確保するためには不可欠なものであり、屋外設置等に
おいては、設置用骨組みと太陽電池パネルとの固定手段
としての機能も有している。そして従来の一般的なフレ
ーム構造は、2つの枠部材同士の連結固定部分に種々の
改良が付されたものが多く、図5には従来のフレーム構
造における2つの枠部材の連結部分を示している。図例
のものは従来のフレーム構造のうち最も一般的な構造の
一つであり、太陽電池パネル嵌入用の嵌合凹部100
と、枠部材における空洞部102を取り囲む4つの面に
適当な取り付け態様で連設したネジ止め用のメス穴11
4aを有する甲枠部材104と、同様に嵌合凹部100
とネジ通し穴106を有するとともに、端面に切欠部1
08を設けた乙枠部材110とを、嵌合凹部100に太
陽電池パネル112の端部を嵌入した状態で突き合わ
せ、双方をネジ114によって連結固定したものであ
る。そしてネジ止めした状態の連結部は、続く図6の平
面図のような外観となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような太陽電池モ
ジュール用の枠部材104、110は、太陽電池モジュ
ールの機械的強度を確保するため、通常はアルミニウム
が用いられている。そしてコストの点で主に連続押し出
し成形によって作製されている。しかしながら前記図
5、6で示したように、2つの枠部材104、110同
士を連結させる必要上、一方の枠部材、ここでは乙枠部
材110の端面に切欠部108を設ける必要がある。こ
の切欠部108の形成は、押し出し成形後の機械加工に
依らなければならない為、枠部材の製造コストの上昇を
招き、ひいては太陽電池モジュールのコスト上昇の一因
となっていた。仮に、この切欠部108を設けない枠部
材104、110を用いてフレームを構成した場合に
は、図7のような組み立て形態になり、図7に示してい
るように連結部にはネジ部分114が露出してしまうこ
とになる。このようにネジ部分114が露出している
と、雨水等に晒される結果として錆の発生をもたらし、
やがては枠部材104、110間の連結強度の低下を来
たしてしまうことになる。従って、従来の枠部材による
フレーム構造にあっては、連結する2つの枠部材10
4、110のいずれか一方に、必ず切欠部108を設け
なければならなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決し、フレームを構成する枠部材として、端面に切欠部
を設けることなく信頼性を確保することができ、もって
安価な太陽電池モジュールを実現するものである。また
同時に、このような太陽電池モジュールを可能とする太
陽電池モジュールのフレーム構成部材、および太陽電池
モジュールのフレーム用枠部材を提供するものである。
このような本発明のうち、先ず太陽電池モジュールにつ
いては、長手方向に連続して片方側に開口された嵌合凹
部を設けた枠部材であって、嵌合凹部の開口端からは嵌
合凹部の位置とは反対側に向かった垂壁が延設される一
方、垂壁の延設端からは嵌合凹部の開口方向と反対方向
に向かった底部片が延設され、枠部材の長手方向両端面
と、嵌合凹部における上下の開口端と垂壁の側面から構
成される枠部材内側面を、それぞれ同一平面内に揃えた
第1枠部材と、長手方向に連続して片方側に開口された
嵌合凹部を設けた枠部材であって、当該枠部材の外側面
が、嵌合凹部の背面側外側面と背面側外側面に連続して
延設された垂壁によって構成されるとともに、少なくと
も垂壁の延設端からは嵌合凹部の開口方向に向かった底
部片が延設され、枠部材の長手方向両端面と、嵌合凹部
の背面側外側面と垂壁の側面から構成される枠部材外側
面を、それぞれ同一平面内に揃えた第2枠部材と、透光
性基板の受光面と背設する面側に太陽電池素子を配置し
た太陽電池パネルと、を備え、2本の第1枠部材と、2
本の第2枠部材とを、第1枠部材の長手方向両端面と第
2枠部材体の枠部材外側面とを同一平面内に揃える位置
関係で第1枠部材の枠部材内側面を第2枠部材の長手方
向両端面に当接固定して構成される方形状のフレーム
の、第1枠部材における嵌合凹部と第2枠部材における
嵌合凹部からなる略連続した環状凹部に、太陽電池パネ
ルの端部が嵌入されたことを特徴としている。
【0005】そして、少なくとも第1枠部材に、押し出
し成形により作製されたものを用いることや、第1およ
び第2枠部材にアルミニウムを用いることができる。
【0006】次に太陽電池モジュールのフレーム構成部
材としては、長手方向に連続して片方側に開口された嵌
合凹部を設けた枠部材であって、嵌合凹部の開口端から
は嵌合凹部の位置とは反対側に向かった垂壁が延設され
る一方、垂壁の延設端からは嵌合凹部の開口方向と反対
方向に向かった底部片が延設され、枠部材の長手方向両
端面と、嵌合凹部における上下の開口端と垂壁の側面か
ら構成される枠部材内側面を、それぞれ同一平面内に揃
えた、2本の第1枠部材と、長手方向に連続して片方側
に開口された嵌合凹部を設けた枠部材であって、当該枠
部材の外側面が、嵌合凹部の背面側外側面と背面側外側
面に連続して延設された垂壁によって構成されるととも
に、少なくとも垂壁の延設端からは嵌合凹部の開口方向
に向かった底部片が延設され、枠部材の長手方向両端面
と、嵌合凹部の背面側外側面と垂壁の側面から構成され
る枠部材外側面を、それぞれ同一平面内に揃えた、2本
の第2枠部材と、よりなることを特徴としている。
【0007】そして少なくとも第1枠部材に、押し出し
成形により作製されたものを用いることや、第1および
第2枠部材にアルミニウムを用いることができる。
【0008】さらに太陽電池モジュールのフレーム用枠
部材としては、長手方向に連続して片方側に開口された
嵌合凹部を設けた枠部材であって、嵌合凹部の開口端か
らは嵌合凹部の位置とは反対側に向かった垂壁が延設さ
れる一方、垂壁の延設端からは嵌合凹部の開口方向と反
対方向に向かった底部片が延設され、枠部材の長手方向
両端面と、嵌合凹部における上下の開口端と垂壁の側面
から構成される枠部材内側面を、それぞれ同一平面内に
揃えたことを特徴としている。
【0009】そして枠部材として、押し出し成形により
作製したり、アルミニウムを用いることもできる。
【0010】
【作用】以上のような本発明は、以下の作用を奏する。
2本の第1および第2枠部材によって太陽電池モジュー
ルのフレームを構成する際、第1枠部材の枠部材内側面
が第2枠部材の長手方向両端面と当接し、従来と同様
に、ネジ止め等の方法によって相互に固定される。そし
て第1枠部材の嵌合凹部における上下の開口端と垂壁の
側面から構成される枠部材内側面は同一平面内に揃えら
れているので、この状態にあっては嵌合凹部以外の部分
で両枠部材間の側面方向に隙間は生じない。また、第1
枠部材の長手方向両端面も同一平面内に揃えられている
ので、第1および第2の枠部材同士を当接させた時に、
両枠部材の外周面にも隙間は生じない。そして第1枠部
材の枠部材内側面を第2枠部材の長手方向両端面に当接
固定してフレームを構成する際には、第1枠部材の長手
方向両端面と第2枠部材体の枠部材外側面とを同一平面
内に揃える位置関係で相互に連結される。このように2
つの枠部材を連結固定すると、第1枠部材における嵌合
凹部と第2枠部材における嵌合凹部によって略連続した
環状凹部が形成され、この環状凹部に太陽電池パネルの
端部が嵌入されることになる。従って、第1枠部材の長
手方向両端面の一部、すなわち嵌合凹部の部分には、太
陽電池パネル端面の一部が露出することになるが、シー
ル材等で封入しておけばよい。
【0011】このような本発明において用いられる枠部
材は、その長手方向両端面が同一平面内に揃えられてい
るので、連続押し出し成形等で長尺体として製造後、所
望の長さに切断したままで、何ら加工することなく太陽
電池モジュールのフレーム用枠部材として供されること
になる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の詳細を、実施例図面に基づい
て説明する。図1(イ)、(ロ)には、太陽電池モジュ
ールのフレーム用枠部材および太陽電池モジュールのフ
レーム構成部材の全体構造を斜視図として表している。
図例のうち(イ)は、長手方向に連続して片方側に開口
された嵌合凹部1を設けた枠部材であって、嵌合凹部1
の開口端からは嵌合凹部1の位置とは反対側に向かった
垂壁3が延設される一方、垂壁3の延設端からは嵌合凹
部1の開口方向(矢印で表示)と反対方向に向かった底
部片5が延設され、枠部材の長手方向両端面7と、嵌合
凹部1における上下の開口端9、11と垂壁3の側面か
ら構成される枠部材内側面13を、それぞれ同一平面内
に揃えたことを特徴とする、本発明の太陽電池モジュー
ルのフレーム用枠部材(以下これを第1枠部材と称す)
15を表している。また(ロ)は、前記第1枠部材15
とともに太陽電池モジュールのフレームを構成するもの
で、長手方向に連続して片方側に開口された嵌合凹部1
7を設けた枠部材であって、当該枠部材の外側面19
が、嵌合凹部17の背面側外側面21と背面側外側面2
1に連続して延設された垂壁23によって構成されると
ともに、少なくとも垂壁23の延設端からは嵌合凹部1
7の開口方向に向かった底部片25が延設され、枠部材
の長手方向両端面27と、嵌合凹部17の背面側外側面
21と垂壁23の側面から構成される枠部材外側面19
を、それぞれ同一平面内に揃えた、太陽電池モジュール
のフレーム用枠部材(以下これを第2枠部材と称す)2
9を表している。
【0013】そしてこれら第1枠部材15と第2枠部材
29とをそれぞれ2本ずつ用い、続く図2に示すよう
に、2本の第1枠部材15、15と、2本の第2枠部材
29、29とを、第1枠部材15の長手方向両端面7と
第2枠部材体29の枠部材外側面19とを同一平面内に
揃える位置関係で第1枠部材15の枠部材内側面13を
第2枠部材29の長手方向両端面27に当接固定して方
形状のフレーム31を構成し、第1枠部材15における
嵌合凹部1と第2枠部材29における嵌合凹部17から
なる略連続した環状凹部33に、太陽電池パネル35の
端部を嵌入して太陽電池モジュール37が構成されてい
る。
【0014】太陽電池パネル35は、透光性基板の受光
面と背設する面側に太陽電池素子を配置したものであ
り、従来の結晶系や非晶質系のものが、広く適用され
る。
【0015】上記略連続した環状凹部33への太陽電池
パネル35の端部を嵌入は、当然ながら方形状のフレー
ム31を構成した後では不可能であり、先に少なくとも
第1または第2枠部材15、29のいずれか1本の枠部
材を取り付ける前に嵌合凹部1、17に端部を嵌入させ
ておき、最後に残った少なくとも1本の枠部材を嵌め込
めばよい。図3には、先ず2本の第2枠部材29、29
を太陽電池パネル35の相対する辺の端部に嵌め込み、
次に残る2辺の端部に第1枠部材15を嵌め込んで太陽
電池モジュール37を構成する場合の、1つのコーナー
部の構造および組み立て態様を表している。このような
本発明の構造においては、第2枠部材29の長手方向両
端面27からは太陽電池パネル35の一部が露出するこ
とになる。この太陽電池パネル35の端面が露出する様
子を、続く図4を用いて表している。図から明らかなよ
うに、第1枠部材15の嵌合凹部1と第2枠部材29の
長手方向両端面27とによって囲まれるコ字形状部分3
9において、太陽電池パネル35の端面が露出する。し
かしながらこの露出した部分には、太陽電池モジュール
組み立て後に、シリコン樹脂や熱可塑性ブチルゴム等を
充填させることで、充分な信頼性を確保することができ
る。また図3に示しているように、このコ字形状部分3
9と同一形状の板片41を嵌め込むと、第1枠部材15
の変形に対する機械的強度を向上させることにもなり好
都合である。また、第1枠部材15と第2枠部材29と
の固定は、図のように皿ネジ43によって螺着してい
る。この皿ネジ43の受け側のメス孔43aは、図例の
ように第2枠部材29における空洞部45を取り囲む4
つの面のいくつかに適当な取り付け態様で連設しておけ
ばよい。そして図からも明らかなように、このような本
発明の構造では、第1枠部材15の長手方向両端面7と
第2枠部材体29の枠部材外側面19とを、同一平面内
に揃える位置関係で第1枠部材15の枠部材内側面13
を第2枠部材29の長手方向両端面27に当接固定して
方形状のフレーム31を構成しても、従来のように端面
にネジ部分が露出することがない。従って、高い信頼性
が得られる。
【0016】本発明では、各枠部材の長手方向両端面は
同一平面内に揃っているので、押し出し成形等で連続的
に長尺物として作製後、あるいは作製しつつ所定の長さ
に切断するだけで太陽電池モジュールのフレーム用枠部
材としてそのまま使用することができる。また枠部材の
材料としては、アルミニウム等の金属材料あるいはエン
ジニアリングプラスチック等幅広く使用可能であるが、
機械的強度や重量、後加工性や耐腐食性および製造方法
の簡便さから、アルミニウムが好適な材料の一つとして
挙げられる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は上記作用
の項で説明したところにより、以下の優れた効果が得ら
れる。2本の第1および第2枠部材によって太陽電池モ
ジュールのフレームを構成する際、第1枠部材の枠部材
内側面が第2枠部材の長手方向両端面と当接し、従来と
同様に、ネジ止め等の方法によって相互に固定されるの
で、この状態にあっては、嵌合凹部における上下の開口
端と垂壁の側面から構成される前記第1枠部材の枠部材
内側面は同一平面内に揃えられているので、嵌合凹部以
外の部分で両枠部材間の側面方向に隙間は生じない。従
って、第1枠部材の枠部材内側面と第2枠部材の長手方
向両端面とを当接固定するネジ部分が外部に露出しない
ため、錆が発生したりすることがなく、信頼性が確保で
きる。また、第1および第2枠部材の長手方向両端面は
同一平面内に揃えられているので、枠部材を押し出し成
形等で連続的に長尺体として作製し、または作製しつ
つ、所定の長さに切断するだけで太陽電池モジュールの
フレーム用枠部材としてそのまま使用することができ、
枠部材のコストダウンが可能となり、ひいては太陽電池
モジュールコストの低廉化が可能となる。さらに、第1
枠部材の長手方向両端面の一部、すなわち嵌合凹部のコ
字形状部分からは太陽電池パネル端面の一部が露出する
ことになるが、この部分にコ字形状部分と同一形状の板
片を嵌め込むと、第1枠部材の変形に対する機械的強度
を従来の枠部材よりも向上できるという副次的効果も得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における太陽電池モジュールのフレーム
用枠部材および太陽電池モジュールのフレーム構成部材
の全体構造を表す説明用斜視図で、(イ)は第1枠部
材、(ロ)は第2枠部材
【図2】本発明における太陽電池モジュールの全体構造
を表す説明用分解斜視図
【図3】本発明における太陽電池モジュールのコーナー
部の構造を表す説明図
【図4】本発明の太陽電池モジュールにおいて太陽電池
パネルの端面が露出する様子を表すコーナー部の説明用
側面図
【図5】従来の太陽電池モジュールのフレームにおける
2つの枠部材の連結部分を表す説明図
【図6】従来の太陽電池モジュールのフレームにおける
2つの枠部材の連結部分を表す説明図平面図
【図7】従来の太陽電池モジュールのフレームにおいて
切欠部を設けない枠部材を用いてフレームを構成した場
合の連結部構造を表す説明図
【符号の説明】
1、17 嵌合凹部 3、23 垂壁 5 底部片 7、27 長手方向両端面 9、11 開口端 13 部材内側面 15 第1枠部材 19 外側面 21 背面側外側面 25 底部片 29 第2枠部材 31 フレーム 33 環状凹部 35 太陽電池パネル 37 太陽電池モジュール 39 コ字形状部分 41 板片 43 皿ネジ 45 空洞部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に連続して片方側に開口された嵌
    合凹部を設けた枠部材であって、嵌合凹部の開口端から
    は嵌合凹部の位置とは反対側に向かった垂壁が延設され
    る一方、垂壁の延設端からは嵌合凹部の開口方向と反対
    方向に向かった底部片が延設され、枠部材の長手方向両
    端面と、嵌合凹部における上下の開口端と垂壁の側面か
    ら構成される枠部材内側面を、それぞれ同一平面内に揃
    えた第1枠部材と、 長手方向に連続して片方側に開口された嵌合凹部を設け
    た枠部材であって、当該枠部材の外側面が、嵌合凹部の
    背面側外側面と背面側外側面に連続して延設された垂壁
    によって構成されるとともに、少なくとも垂壁の延設端
    からは嵌合凹部の開口方向に向かった底部片が延設さ
    れ、枠部材の長手方向両端面と、嵌合凹部の背面側外側
    面と垂壁の側面から構成される枠部材外側面を、それぞ
    れ同一平面内に揃えた第2枠部材と、 透光性基板の受光面と背設する面側に太陽電池素子を配
    置した太陽電池パネルと、を備え、 2本の第1枠部材と、2本の第2枠部材とを、第1枠部
    材の長手方向両端面と第2枠部材体の枠部材外側面とを
    同一平面内に揃える位置関係で第1枠部材の枠部材内側
    面を第2枠部材の長手方向両端面に当接固定して構成さ
    れる方形状のフレームの、第1枠部材における嵌合凹部
    と第2枠部材における嵌合凹部からなる略連続した環状
    凹部に、太陽電池パネルの端部が嵌入されたことを特徴
    とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】少なくとも第1枠部材が、押し出し成形に
    より作製されたものである、請求項1記載の太陽電池モ
    ジュール。
  3. 【請求項3】第1および第2枠部材がアルミニウムであ
    る請求項1または2記載の太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】長手方向に連続して片方側に開口された嵌
    合凹部を設けた枠部材であって、嵌合凹部の開口端から
    は嵌合凹部の位置とは反対側に向かった垂壁が延設され
    る一方、垂壁の延設端からは嵌合凹部の開口方向と反対
    方向に向かった底部片が延設され、枠部材の長手方向両
    端面と、嵌合凹部における上下の開口端と垂壁の側面か
    ら構成される枠部材内側面を、それぞれ同一平面内に揃
    えた、2本の第1枠部材と、 長手方向に連続して片方側に開口された嵌合凹部を設け
    た枠部材であって、当該枠部材の外側面が、嵌合凹部の
    背面側外側面と背面側外側面に連続して延設された垂壁
    によって構成されるとともに、少なくとも垂壁の延設端
    からは嵌合凹部の開口方向に向かった底部片が延設さ
    れ、枠部材の長手方向両端面と、嵌合凹部の背面側外側
    面と垂壁の側面から構成される枠部材外側面を、それぞ
    れ同一平面内に揃えた、2本の第2枠部材と、よりなる
    太陽電池モジュールのフレーム構成部材。
  5. 【請求項5】少なくとも第1枠部材が、押し出し成形に
    より作製されたものである、請求項4記載の太陽電池モ
    ジュールのフレーム構成部材。
  6. 【請求項6】第1および第2枠部材がアルミニウムであ
    る、請求項4または5記載の太陽電池モジュールのフレ
    ーム構成部材。
  7. 【請求項7】長手方向に連続して片方側に開口された嵌
    合凹部を設けた枠部材であって、嵌合凹部の開口端から
    は嵌合凹部の位置とは反対側に向かった垂壁が延設され
    る一方、垂壁の延設端からは嵌合凹部の開口方向と反対
    方向に向かった底部片が延設され、枠部材の長手方向両
    端面と、嵌合凹部における上下の開口端と垂壁の側面か
    ら構成される枠部材内側面を、それぞれ同一平面内に揃
    えたことを特徴とする太陽電池モジュールのフレーム用
    枠部材。
  8. 【請求項8】枠部材が押し出し成形により作製されたも
    のである、請求項7記載の太陽電池モジュールのフレー
    ム用枠部材。
  9. 【請求項9】枠部材がアルミニウムである、請求項7ま
    たは8記載の太陽電池モジュールのフレーム用枠部材。
JP21836894A 1994-09-13 1994-09-13 太陽電池モジュールのフレーム構成部材及びこれを備えた太陽電池モジュール Expired - Fee Related JP3446331B2 (ja)

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