JPH0882937A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH0882937A
JPH0882937A JP6243251A JP24325194A JPH0882937A JP H0882937 A JPH0882937 A JP H0882937A JP 6243251 A JP6243251 A JP 6243251A JP 24325194 A JP24325194 A JP 24325194A JP H0882937 A JPH0882937 A JP H0882937A
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JP
Japan
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water
washing
tank
photosensitive material
treatment
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Application number
JP6243251A
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English (en)
Inventor
Yutaka Adachi
裕 安達
Hideyuki Nakai
英之 中井
Toshitsugu Suzuki
利継 鈴木
Akio Kasakura
暁夫 笠倉
Kenji Kaneda
健志 金田
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Mitsubishi Chemical Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】水洗水を再利用する方式の感光材料処理装置に
関し、小点再現性や版面汚れの問題、或いは公害防止上
の問題を解決する。 【構成】現像槽10に貯留させた処理液を循環させて露
光済みの感光材料PSを現像し、次いで水洗部Cで水洗
処理する感光材料処理装置において、水洗部Cで使用
済みの水洗水を有機成分量の変更を伴う手段によって処
理して、これを前記現像槽10で用いられる補充処理液
の希釈水として利用する機構を有すること、水洗部C
で使用済みの水洗水を有機成分量の変更を伴う手段によ
って処理して、これを再び水洗部Cでの水洗に利用する
機構を有すること、水洗部Cで使用する水洗水が未使
用の水であり、該水洗部Cで使用済みの水洗水は有機成
分量の変更を伴う手段によって処理してから機外に排出
する機構を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば感光性平版印刷
板などのシート状感光材料を搬送しながら処理液を供給
して現像処理した後、水洗・ガム処理などを行う感光材
料処理装置に関し、更に詳しく、水洗処理に用いた水洗
水を再利用する方式の感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭55−2507号、同63−16
7366号公報には、水洗工程で利用した水洗水の一部
を感光性平版印刷版(PS版)用の現像液の希釈水とし
て利用する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現像処理が完了した感
光材料を連続的に水洗部以降の工程に案内搬送して水洗
処理を行うのに、水洗水を使い捨てにする方式では多量
の水洗水を必要とするため、省資源・汚染防止などの面
から問題がある。
【0004】そこで、水洗水タンクに用意されている水
洗水を水洗部に供給して水洗を行った後、この水洗水を
タンクに戻して再び水洗に利用する循環利用方式が広く
行われている。この方式では、現像処理工程から持ち込
まれた物質が水洗水中に蓄積されるためガム液の疲労・
劣化が大きくなる、水洗槽におけるスラッジの発生が問
題となる。
【0005】利用水量の低減を目的として、水洗工程で
利用した水洗水の一部を現像液の希釈水として利用しよ
うとすると、上記した特開昭63−167366号公報
に記載されている装置の如く、現像処理工程から持ち込
まれた物質が水洗水中に蓄積されるため、何の処理もし
ないまゝで利用すると、現像性には影響がないものの小
点再現性が徐々に悪くなり、印刷版として不適切なもの
となってしまう問題があることが判明した。
【0006】また、PS版を消去した後に、再び水洗・
ガム引きを行う所謂リガム機構を備えた自動現像機が一
般的になっているが、このような装置で循環再使用され
る水洗水の一部を現像補充液の希釈液として利用する
と、上記した小点再現性の問題点に加えて、新たに版面
汚れの問題が生じる。
【0007】更に、水洗水を循環再使用する方式の装置
において、水洗工程で利用した水洗水の一部を現像液の
希釈水として利用してもなお余剰水洗水が生じることが
あるが、このような余剰水洗水は現像工程から持ち込ま
れた有機物質を含んでおり、これを何の処理もしないま
ま廃棄することには公害防止の観点から問題がある。上
記から明らかなように、本発明は利用水量の低減化を計
ることが前提となる課題であり、この課題を解決するた
めに新たに生じた課題、即ち、小点再現性や版面汚れの
問題、或いは余剰水洗水の廃棄に際しての公害防止上の
問題などを解決することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る感光材料の
処理装置は、現像槽に貯留させた処理液を循環させて
露光済みの感光材料を現像し、次いで水洗部で水洗処理
する感光材料処理装置において、水洗部で使用済みの水
洗水を有機成分量の変更を伴う手段によって処理して、
これを前記現像槽で利用される補充処理液の希釈水とし
て利用する機構を有すること、現像槽に貯留させた処
理液を循環させて露光済みの感光材料を現像し、次いで
水洗部で水洗処理する感光材料処理装置において、水洗
部で使用済みの水洗水を有機成分量の変更を伴う手段に
よって処理して、これを再び水洗部での水洗に利用する
機構を有すること、現像槽に貯留させた処理液を循環
させて露光済みの感光材料を現像し、次いで水洗部で水
洗処理する感光材料処理装置において、水洗部で使用す
る水洗水が未使用の水であり、該水洗部で使用済みの水
洗水は有機成分量の変更を伴う手段によって処理してか
ら機外に排出する機構を有すること、水洗部使用済み
水洗水が、水洗槽からのオーバーフロー液であること、
有機成分量の変更を伴う手段が、活性炭処理、凝集処
理、紫外線照射処理、酸化剤処理、電解酸化処理、膜分
離処理、イオン交換樹脂処理、加熱濃縮処理の内から選
択された1ないし2以上の処理を行うものであること、
をそれぞれ特徴とする。
【0009】
【発明の具体的構成】先ず、本発明について図面を参照
して説明する。以下の図面で同一構成要素には同一符号
を付し、再度の説明を省略することがある。
【0010】図1は、本発明に係る処理装置の1実施例
を示す概略図である。図示の装置は印刷版PSを浸漬現
像方式で処理するものである。図中において符号Aは循
環使用される現像液により現像処理が行われる現像部、
Bはプレリンス部、Cはリンス液又は不感脂化液で処理
が行われるフィニッシャー部、PSは感光性平版印刷版
(以下、単に印刷版と略称する)又はその搬送路であ
る。
【0011】上記各処理部において、符号1は印刷版P
Sを搬送する搬送ローラ対、2a、2b、2cは絞りロ
ーラ対、3は串ローラ、4はガイドローラ、5はブラシ
ローラ、6〜8はシャワーパイプ、10は現像槽、11
はプレリンス液を入れるプレリンス槽、12はリンス液
又は不感脂化液(ガム液)を入れるフィニッシャー槽、
14はシャワーパイプ6〜8へそれぞれの処理液を圧送
するポンプ、16はオーバーフロー液をオーバーフロー
タンク(図示せず)に導く配管、17は現像槽10内の
現像液の沈殿物を除去するためのフィルタである。
【0012】18は面積測定反射センサで、複数の光学
センサを搬送路と直交する水平方向に配置し、その検知
信号によって版幅検出回路19及び版面積積算回路20
で処理しようとする印刷版PSの面積を検出するように
構成されている。
【0013】21は稼働・休止時間積算回路で、処理に
よる現像液の疲労(処理疲労)のほかに、空気中の炭酸
ガスの吸収による活性度の低下(経時疲労)に対応する
補充を行うためのものであり、電源スイッチの開閉によ
り処理装置の稼働及び休止を検知し、稼働時間及び休止
時間をそれぞれ積算し、これらの各状態における経時疲
労に対応する補充料を計算し、上記各信号は、供給量制
御回路22に入力され予め定められている関数関係に基
づいた量の補充がなされるよう、現像補充原液ポンプ3
1、補充水ポンプ36の作動を制御するように構成され
ている。
【0014】次に、図1に示す処理装置の動作を説明す
る。先ず、現像槽10、プレリンス槽11、フィニシャ
ー槽12に所定の処理剤をセットする。その後、印刷版
PSが搬送路の図上左端から挿入されると、面積測定反
射センサ18で検出された信号に基づき版幅検出回路1
9及び版面積積算回路20によって版面積が計算され稼
働・休止時間積算回路21からの信号と共に補充量制御
回路22に入力され、補充量制御回路22により版面積
及び稼働・休止時間積算回路21からの信号を変数とす
る予め定めた関数関係に基づいた補充量になるよう現像
補充原液ポンプ31及び補充水ポンプ36が制御され、
補充が行われる。
【0015】印刷版PSは、現像部A1において、現像
槽10内の現像液に浸漬され、ブラシローラ5で版面が
こすられ、絞りローラ対2aでその表裏面に付着してい
る現像液及び印刷版PSからの溶出物が除去され現像を
終了する。次いで、印刷版PSはプレリンス部B1でプ
レリンスされ、更にフィニッシャー部C1でフィニシャ
ー液により処理される。
【0016】プレリンス部B1では、ポンプ14によっ
てシャワー7から印刷版PSに供給された水洗水が循環
使用される。その際、プレリンス槽11には新たな水道
水が供給部39から供給される。補充量の制御は版面積
積算回路20と電磁弁37とを連動させて行い、ポンプ
38によって送液する。プレリンス槽11からのオーバ
ーフロー液がオーバーフロー管34を経て処理装置35
により処理が施され、送液ポンプ36により、処理液補
充原液(タンク30に用意されており送液ポンプ31に
よりノズル32から供給)と共にノズル33から現像槽
10に供給される。
【0017】オーバーフロー液が不足する場合には、水
道水を別の送液系統を設けて現像補充液の希釈液として
補充するようにしてもよい。また、処理装置35で処理
されたオーバーフロー液は、現像補充液の希釈水として
用いるほかに、ガム槽補充液の希釈水として用いるよう
にしてもよい。また、余剰のオーバーフロー液は機外に
排出することができる。
【0018】次に、図2に従って本発明が適用される現
像処理装置の別の実施例の概略を説明する。この装置は
印刷版PSをシャワー現像方式で現像処理するものであ
り、Aは循環使用される現像液で現像処理が行われる現
像部、Bはプレリンス液でリンス処理が行われるプレリ
ンス部、Cはリンス液又は不感脂化液(ガム液)で処理
が行われるフィニッシャー部である。更に、符号1は印
刷版PSを搬送する搬送ローラ対、2a、2b、2cは
絞りローラ対、4はガイドローラ、64はブラシロー
ラ、65、7、8はシャワーパイプ、66は現像槽、6
7はプレリンス液を入れるプレリンスタンク、68はプ
レリンス液を入れるプレリンス液タンク、69はリンス
液又は不感脂化液を入れるフィニッシャー槽、70はこ
れらの処理液を入れるフィニッシャー液タンク、14は
シャワーパイプ65、7、8へそれぞれの処理液を圧送
するためのポンプである。
【0019】面積測定反射センサ18、版幅検出回路1
9、版面積積算回路20、稼働・休止時間積算回路2
1、及び補充液量制御回路22の機能は図1に示した装
置と同様である。
【0020】次に、図2に示す処理装置の動作を説明す
る。先ず、現像液貯蔵タンク60、プレリンス液タンク
68、フィニッシャー液タンク70に所定の処理剤をセ
ットする。その後、印刷版PSが搬送路の図上左端から
挿入されると、面積測定反射センサ15で検出された信
号に基づき版幅検出回路19及び版面積積算回路20に
よって版面積が計算され、稼働・休止時間積算回路21
からの信号と共に補充液量制御回路22に入力され、補
充液量制御回路22により版面積及び稼働・休止時間積
算回路21からの信号を変数とする予め定めた関数関係
に基づいた補充量となるよう現像補充原液ポンプ31、
補充ポンプ36が制御され、現像補充原液及び補充水が
ノズル32、33を介して現像槽66内に補充される。
【0021】印刷版PSは、現像部A2において、シャ
ワーパイプ65から現像液が供給され、ブラシローラ6
4で版面がこすられ、絞りローラ対2aでその表裏面に
付着している現像液及び印刷版PSからの溶出物が除去
されて現像処理工程が終了する。
【0022】次いで、印刷版PSはプレリンス部B、フ
ィニッシャー部Cへ搬送され、プレリンス液及びフィニ
ッシャー液による処理が行われる。
【0023】プレリンス部Bでは、ポンプ38によって
シャワー7から印刷版PSに供給される水洗水が循環使
用される。この循環系には処理装置35が組み込まれて
おり一度利用された水洗水はこの処理装置35で処理さ
れた後に循環される。34はプレリンス液タンク68に
貯留されている循環水を処理装置35に導く導管であ
る。プレリンス液タンク68には新たな水道水が供給部
39から所定量補充される。補充量の制御は、版面積積
算回路20と電磁弁40とを連動させて行い、ポンプ3
8によって計量しながら補充する。
【0024】オーバーフロー液が不足する場合には、別
の送液機構を設けて水道水を現像希釈水として補充する
ようにしてもよい。また、プレリンス槽11からのオー
バーフロー液はガム槽補充液の希釈水として用いてもよ
い。余剰のオーバーフロー液は機外に排出することがで
きる。また、ノズル33からの補充量にあわせて供給部
39からの水道水の補充量を設定することができる。
【0025】図3に示す装置を説明する。この装置は、
印刷版を浸漬現像方式で現像処理するものであり、プレ
リンス槽11内の水洗水は、有機成分量の変更を伴う手
段としての処理装置37により処理されてポンプ38に
よりシャワー7から印刷版PSに供給されて水洗処理が
行われる。プレリンス槽11からのオーバーフロー液は
オーバーフロー管34を経てポンプ35で計量され、現
像補充液の希釈水としてノズル33から現像槽10に供
給される。
【0026】次に、図4に示す処理装置における水洗部
を説明する。
【0027】プレリンス部Bでは、水道水貯槽41の水
がポンプ42で汲み上げられシャワー7から印刷版PS
に供給される。供給された水道水は水洗水としては再使
用されることはなく、受けから導管43を通じて処理装
置37のタンクに一旦貯えられ、ここから必要量がポン
プ38で計量されてノズル33を通して現像槽10に送
液される。同時に、所定比率で現像補充原液が貯槽30
からポンプ31で計量されてノズル32を通じて現像槽
10に送液される。処理装置37のタンク内の液で現像
槽10に送液されなかった分は、廃液処理装置39で処
理され機外に排出される。
【0028】電磁弁40は、廃液処理装置39の能力を
越えた水量が装置内に流入しないように水量調節するも
のである。
【0029】次に図5に従って、図1〜4に示した装置
において利用される、有機成分量の変更を伴う手段とし
ての処理装置35・37について説明する。
【0030】有機成分量の変更を伴う手段としての処理
装置35・37は、一度使用された水洗水を活性炭処
理、凝集処理、紫外線照射処理、酸化剤処理、電解酸化
処理、膜分離処理、イオン交換樹脂処理、加熱濃縮処理
の内から選択された1ないし2以上の方式で処理を行う
ものであるが、図5に示す装置では、導入管によって水
洗部から水洗水をタンクに導き、タンク内に配置した陽
極と陰極とにより電解を行うものである。陽極にはチタ
ン製板を、陰極にはSUS316のステンレス製板を用
い、電流密度は10A/dmに、電流濃度は5A/リ
ットルに設定した。
【0031】上記した処理装置35・37を逆浸透法に
より水洗水を処理する装置とすることも可能である。例
えば、日東電工社製の芳香族ポリアミドのチューブラー
モジュールを用いて、有効膜面積0.8m、運転圧力
20Kg/cmの装置とすることができる。
【0032】上記した逆浸透処理においては、各種の逆
浸透膜、逆浸透膜を用いた脱塩・濃縮方法及び装置が制
限なく利用することができる。逆浸透膜としては、酢酸
セルロース、芳香族ポリアミド、ポリビニルアルコー
ル、ポリサルフォンが好ましく特に酢酸セルロースが好
ましく用いられる。これらの逆浸透膜を使ったモジュー
ルとしては、東洋紡績株式会社、東レ株式会社、東洋曹
達株式会社、Du Pont 社及びPaterson
Oandy International社製などが
あり、また、逆浸透処理に用いられる装置(逆浸透装
置)については、笹倉機械株式会社、栗田工業株式会
社、エバラインフィルコ株式会社などが製造販売を行っ
ている。
【0033】逆浸透装置は、40Kg/cm〜55K
g/cmの圧力で運転されることが、分離性能、処理
能力の点から好ましい。
【0034】処理装置35・37での酸化剤処理に用い
られる酸化剤は、金属、非金属の酸化物、酸化物酸化酸
及びその他、過酸化剤、有機の酸素を含む化合物などが
これに属する。酸化物として過酸化窒素Nox、無水ク
ロム酸CrO、二酸化セレンSeO、二酸化マンガ
ンMnO、二酸化鉛PbO、四酸化オスミウムOs
、酸化銀AgO、酸化銅CuO、酸化水銀HgO
が挙げられる。酸化酸としては、熱濃硫酸HSO
亜硝酸HNO、硝酸HNOなどが挙げられる。塩と
しては、次亜塩素酸ナトリウムNaOCl、さらし粉C
aOCl、重クロム酸カリウムKCr、クロ
ム酸カリウムKCrO、過マンガン酸カリウムKM
nO、塩素酸カリウムKClO 、過塩素酸カリウ
ムKClO、などが挙げられる。過酸化物としては、
過酸化水素H、過酸化ナトリウムNa、過
酸化ベンゾイル(CCOO)、などが代表的な
ものである。2種以上の原子価を取り得る物質、例えば
三価の鉄イオンFe3+、二価の銅イオンCu2+、四
酢酸鉛Pb(CHCOなども挙げられる。その
他フェントン試薬(Fe+++H)、脱水素触媒
(Pt、Se、Zn)なども酸化剤として用いることが
できる。
【0035】処理装置35・37におけるエアーレーシ
ョン処理とは、液中にエアーを送り込むことによって酸
化を促進することであり、ディストリビューターなどを
用いてエアー泡をより細かくすることが好ましく、これ
によってバブリング効果の向上を図り除去効率を高める
ことができる。
【0036】処理装置35・37における電気透析処理
とは、電気透析槽の陰極と陽極の間が隔膜で仕切られ、
仕切られた室に水洗水などの廃液を導入し電極に直流を
通じることである。
【0037】好ましくは隔膜がイオン交換膜であること
であり、更に好ましくは陰極と陽極との間が陰イオン交
換膜と陽イオン交換膜とにより仕切られて、陰極室、複
数の濃縮室(陰極側が陰イオン交換膜、陽極側が陽イオ
ン交換膜で仕切られた室)、複数の脱塩室(陰極側が陽
イオン交換膜、陽極側が陰イオン交換膜で仕切られた
室)及び陽極室からなることである。濃縮室、陽極室に
入れる電解質溶液は、別に限定されるものではなく、例
えば、亜硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化ナトリ
ウム、硫酸カリウム、チオ硫酸カリウムなどの0.1〜
2Nの溶液を好ましく用いることができる。
【0038】処理装置35・37におけるイオン交換樹
脂処理とは、各種のイオン交換樹脂と処理しようとする
水洗水とを接触させることにより行うことができ、イオ
ン交換樹脂としては、三次元に重縮合した高分子基体に
官能基を結合したもので、陽イオン交換樹脂と陰イオン
交換樹脂、キレート樹脂、吸着樹脂などがある。
【0039】本発明に好ましく用いられるイオン交換樹
脂の化学構造例や用法については、特願昭59−124
639(特に第54〜57頁)の記載内容が参照でき
る。
【0040】処理装置35・37で使用される紫外線は
一般に市販されている紫外線ランプ又は赤外線照射装置
やハロゲンランプなどによって得ることができるが、特
に限定されるものではない。紫外線ランプ又は背凱旋照
射装置、ハロゲンランプなどは例えば、東京芝浦電気株
式会社、ウシオ電機株式会社、三共電気株式会社などに
よる市販品より入手することができる。この紫外線ラン
プなどの出力は、出力5W〜1KWのものが知られてい
るが、これに限定されるものではない。また本発明にお
いて、紫外線ランプからは190nm〜400nmの範
囲を外れる波長の電磁波及び光が発生するが、これを含
めて処理しようとする廃液に照射するように構成しても
よい。
【0041】本発明に用いられる紫外線ランプなどは、
二重管とすることもできる。
【0042】本発明において紫外線照射するとは、紫外
線ランプなどを用いて処理しようとする水洗水に、紫外
線を照射することを意味し、これらの紫外線照射は該水
洗水に対して連続的に行われてもよいし、必要に応じて
間欠的に行われてもよい。
【0043】処理装置35・37に適用される電解手段
の電極の材質としては陽極が成型炭素(グラファイ
ト)、炭素繊維、ステンレス鋼、チタン、チタン合金、
白金、金又はこれらに例えばルテニウム酸化物(RuO
)、酸化チタン、インジウム−スズ酸化物合金、二酸
化鉛、金、白金を被覆したものなどが用いられ、陰極が
金属(ニッケル、ステンレス、チタン、その他)、成型
炭素(グラファイト)、炭素繊維、白金又は白金メッキ
などが用いられる。
【0044】更にこの電解酸化の電流密度は0.000
1〜100A/dm、好ましくは1 〜50A/dm
、更に好ましくは5〜20A/dmに設定され、電
流濃度は0.001〜100A/リットル、好ましくは
1〜50A/リットル、更に好ましくは5〜20A/リ
ットルに設定される。
【0045】また、凝縮液に電解質を添加してもよく、
この電解質として、例えば、NaCl、KCl、NaB
r、KBr、NaIなどのハロゲン化合物が好ましく、
この添加量は0.1 〜200g/1、好ましくは1〜
50g/1である。
【0046】
【実施例】次に、本発明を実施例を通して説明する。
【0047】実施例1 図1に示す自動現像機を利用し、その現像槽5に以下に
示す組成を有する現像液を24リットル仕込み、液温を
30℃に調整した。また、現像時間が12秒になるよう
に印刷版PSの搬送速度を調節した。
【0048】 <現像液組成> A珪酸カリウム 16重量部 (日本化学工業社製、珪酸カリウム水溶液) 50%水酸化カリウム水溶液 1重量部 水 100重量部 濃縮現像補充液タンク30に以下に示す組成を有する濃
縮現像補充液10リットルを入れ、この現像補充液と水
が1対3の割合で現像槽10に補充されるようにポンプ
31、36を調整した。
【0049】 <濃縮現像補充液組成> A珪酸カリウム(現像液と同一) 15重量部 50%水酸化カリウム水溶液 11重量部 水 1重量部 水洗水槽11に水を18リットル入れ、リンス・ガム液
槽12にガム液SGW-3(商品名・コニカ社製)を水で2
倍に希釈したものを15リットル入れた。更に濃縮リン
ス・ガム液槽12に補充されるように補充ポンプ(図示
せず)を調整した。
【0050】次に、現像補充液の補充量がPS版を5m
処理する毎に80ミリリットル、自動現像機の稼働時
間が1時間に達する毎に36ミリリットル、自動現像機
の停止時間1時間当たり30ミリリットルになるよう
に、また、ガム液の補充量がPS版を5m処理する毎
に30ミリリットル、自動現像機の稼働時間が1時間に
達する毎に25ミリリットル、自動現像機の停止時間1
時間当たり25ミリリットルになるように設定した。
【0051】上記した条件で、2Kwメタルハライドラ
ンプを用いて60cmの距離から30秒間露光を行った
ポジ型PS版KM(コニカ社製、サイズ1003mm×
800mm)を1日当たり150枚づつ、1週間に5日
の割りで2週間、都合1500版を処理した。
【0052】水洗水の補充量が25ミリリットル/m
となるように、図示しない補充機構からプレリンス槽1
1に補充を行った。オーバーフロー液は処理装置35で
処理され、必要量だけが現像槽10に補充され、残余は
図示しない排出機構から機外へ排出されれ貯留されるよ
うにした。
【0053】ポジ型PS版KM(商品名・コニカ社製)
にUGRAプレートコントロールウエッジPCW82
(商品名・ミクロ電子社製)を用い、2Kwメタルハラ
イドランプを用いて60cmの距離から露光して前記現
像装置にて処理した画像の小点再現を観察した。印刷版
を1枚も通していない状態では2%の網点が完全に再現
していたが、1500枚の処理を行った後でも同様の再
現性が観察された。
【0054】1500枚の処理が完了した後に現像液を
全て排出し、槽の底に残存した沈殿物を洗浄したとこ
ろ、軽く擦るだけで完全に落とすことができた。
【0055】比較例1 上記した実施例1において、処理装置35を停止しただ
けで、実施例12と全く同様の処理を行った。
【0056】この場合、プレリンス槽11への水の補充
量 プレリンス槽11からのオーバーフロー量、現像槽
10へのオーバーフロー水の補充量は上記した実施例1
の場合と全く同量としたが、現像槽10に補充される水
は処理されていないため、プレリンス槽11内の組成を
もったものが、そのまま補充されることになる。
【0057】この装置で1500枚の印刷版を処理した
後の小点再現を観察したところ、3%の小点は欠損が多
く、4%の小点が完全に再現している結果が得られた。
【0058】1500枚の印刷版を処理した後に現像液
を全て排出し、槽の底に残存した沈殿物を洗浄したとこ
ろ、槽壁に強く密着しており、洗浄性に劣っている結果
が得られた。
【0059】比較例2 実施例1において、シャワーパイプ7から未使用の水道
水を供給し、この水洗水はプレリンス槽11から循環さ
せずに排出させる機構に変更した。また、ノズル33か
らは所定量の希釈水として水道水を供給する機構に変更
して上記した実施例1と同様の処理を行った。このとき
の水洗水廃液量は500 リットルであり、上記した実
施例1及び比較例1が共に13リットルであるのに対
し、非常に多くの廃液を回収する必要があった。但し、
小点再現性、槽の底の沈殿物の性状は共に実施例1と同
じ結果が得られた。
【0060】実施例2 図2に示す自動現像機の現像槽66に、以下に示す組成
を有する現像液を18リットル仕込み、液温を27℃に
調整した。また、現像時間が20秒になるように印刷版
の搬送速度を調整した。
【0061】<現像液組成>実施例1(浸漬現像方式)
のものと同一とした。
【0062】濃縮現像補充液タンク30に以下に示す組
成を有する濃縮現像補充液10リットルを入れ、この現
像補充液と水が1対3の割合で現像槽66に補充される
ようポンプ31、36を調整した。
【0063】<濃縮現像補充液液組成>実施例1(浸漬
現像方式)のものと同一とした。
【0064】水洗水槽67に水18リットルを入れ、リ
ンス・ガム液槽69には、ガム液としてSGW−1(商
品名・ コニカ社製)を水で2倍に希釈して15リット
ル入れた。更に、濃縮リンス・ガム液タンク(図示せ
ず)に前記ガム液SGW−1を10リットル入れ、SG
W−2(商品名・コニカ社製)と水が1対2の割合でリ
ンス・ガム液槽69に補充されるよう補充ポンプ(図示
せず)を調整した。
【0065】次に、現像補充液の補充量を、印刷版を5
処理する毎に80ミリリットル、自動現像機の稼働
時間が1時間に達する毎に25ミリリットル、自動現像
機の停止時間1時間当たり8ミリリットルとなるよう
に、また、ガム液の補充量が印刷版を5m処理する毎
に30ミリリットル、自動現像機の停止時間1時間当た
り25ミリリットルとなるように設定した。
【0066】上記した条件で、2Kwメタルハライドラ
ンプを用いて60cmの距離から30秒間露光を行った
ポジ型PS版KM(コニカ社製、サイズ1003mm×
800mm)を1日当たり150 枚づつ、1週間に5
日の割で2週間、都合1500版の処理を行った。
【0067】上記した図2に示すシャワー現像方式の処
理装置で、上記した実施例1、比較例1・2とプレリン
ス部の構造が同様のものを用いて、小点再現性と槽の底
の沈殿物の性状を観察したところ、実施例1、比較例1
・2と全く同じ結果が得られた。
【0068】実施例3 処理する印刷版をポジ型PS版KM(コニカ社製)から
下記の光重合感光層を有するものに変えた外は実施例1
と全く同一の条件で処理を行った。但し、処理枚数は6
00 版とした。小点再現性と槽の底に残った沈殿物の
性状を観察した結果を表1に示す。
【0069】「光重合感光層を有する印刷版」下記に示
す組成の感光液を砂目立て後のアルミニウム板上に乾燥
後重量で1.5g/dmとなるように塗布して、光重
合感光層を有する印刷版を得た。
【0070】 <感光液組成> ジアゾ樹脂 p−ジアゾジフェニルアミンとパラホルムアルデヒド との縮合によって得られたものに、ヘキサフルオロリン 酸アンモニウムを反応させて得られた高分子化合物、 重量平均分子量2700(GPC による測定結果) 2重量部 トリメチロールプロパントリアクリレート 25重量部 高分子化合物 2−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリル酸、アク リロニトリル、エチルアクリレート、メタクリル酸メチ ルをモル比で25:20:50:2で含む重合物 重量平均分子量60000(GPC による測定結果) 25重量部 P−メトキシスチリル−3、5−ジトリクロルメチル− 2、4、6−トリアジン 2重量部 ビクトリアピュアブルーBOH(保土谷化学社製) 1重量部 ジュリマーAC−10L(日本純薬社製) 1重量部 メチルセロソルブ 500重量部 上記した印刷版でサイズが1003mm×800mmも
のを実施例1と全く同様の方法で600版処理した後、
小点再現性と槽の底に残った沈殿物の性状を観察した。
小点再現性の評価は、この印刷版にUGRAプレートコ
ントロールウエッジPCW82を用いて2Kwメタルハ
ライドランプで60cmの距離から露光したものを実施
例1で利用した自動現像機により処理して得られた画像
の小点再現性を観察し、表1に示す結果が得られた。
【0071】比較例3 処理する印刷版として上記実施例3と同様のものを用
い、比較例1と同一条件で600版の処理を行った。小
点再現性と沈殿の評価を表1に示す。
【0072】比較例4 処理する印刷版として上記実施例3と同様のものを用
い、比較例2と同一条件で600 版の処理を行った。
小点再現性と沈殿の評価を表1に示す。
【0073】
【表1】
【0074】実施例4 図3に示す浸漬現像方式の自動現像機を利用し、補充量
が25ミリリットル/mとなるように、図示しない補
充機構からプレリンス槽11に水洗水を補充した。シャ
ワー7からは印刷版の通過時のみに1.5リットル/m
の流量でプレリンス槽11内の水が供給されるように
設定した。オーバーフロー液は必要量だけが現像槽10
に補充され、残余は図示しない排出機構から機外に排出
され貯留されるようにした。
【0075】ポジ型PS版KM(コニカ社製)にUGR
AプレートコントロールウエッジPCW82を用い2K
wメタルハライドランプで60cmの距離から露光して
図3に示す現像装置で処理した画像の小点再現性を観察
した。印刷版を1枚も通していない状態では2%の網点
が完全に再現しており、1500版の処理を行った後で
も同様の小点再現性が観察された。
【0076】1500版の処理が終了した後に水洗水を
全て排出し、槽の底を観察したところほとんど沈殿物が
存在しなかった。
【0077】比較例5 上記した実施例4で利用した図3に示す自動現像機にお
いて、処理装置37の作動を停止して実施例4と全く同
様の処理を行った。この場合、プレリンス槽11への水
の補充量、プレリンス槽11からのオーバーフロー量、
現像槽10へのオーバーフロー水補充量は上記した実施
例4と同量であるが、槽内に貯留される水は処理されて
いないため、プレリンス槽内には現像液の持ち込みが蓄
積されることになる。
【0078】上記した装置で1500版の印刷版の処理
を行った後の小点再現性を観察したところ、3%の小点
には欠損が多く、4%の小点が完全に再現している結果
が得られた。また、処理の後に水洗水を全て排出し、槽
の底を観察したところ、ほとんど沈殿物が存在しなかっ
た。
【0079】比較例6 上記した実施例4で利用した図3に示す自動現像機にお
いて、シャワーパイプ7から未使用の水洗水を供給し、
この水洗水はプレリンス槽11から循環させずに排出す
る機構に変更し、また、ノズル33からは所定量の希釈
水として水道水を供給する機構に変更し、実施例4と同
様の処理を行った。この時の水洗水排出量は500リッ
トルであり、実施例4及び比較例5が共に13リットル
であるのに対し、非常に多くの廃液を回収する必要があ
った。但し、小点再現性や水洗槽の底の沈殿物の性状は
共に実施例4と同じ結果が得られた。
【0080】実施例5 処理する印刷版をポジ型PS版KM(コニカ社製)から
実施例3で説明した光重合感光層を有するものに変えた
外は実施例4と全く同一条件で処理を行った。但し、処
理版数は600版とした。小点再現性と水洗槽の底に残
った沈殿の性状を観察した結果を表2に示す。
【0081】比較例7 処理する印刷版を実施例3で説明した光重合感光層を有
するものに変えた外は比較例5と全く同一条件で600
版の処理を行った。小点再現性と沈殿の評価を表2に示
す。
【0082】比較例8 処理する印刷版を実施例3で説明した光重合感光層を有
するものに変えた外は比較例6と全く同一条件で600
版の処理を行った。小点再現性と沈殿の評価を表2に示
す。
【0083】
【表2】
【0084】<ガム液の劣化>上記した実施例4〜5及
び比較例5〜8において、ガム液の劣化について調べた
ところ下記表3に示す結果が得られた。ガム液の劣化の
評価はガム除去枚数とした。
【0085】
【表3】
【0086】処理条件としては、コダックステップタブ
レットNo.2においてクリヤ3段相当となる露光量で
絵柄をポジ型PS版KM(コニカ社製)に露光し、これ
を上記した実施例4〜5及び比較例5〜8で説明した条
件で処理し、ガム引きされた印刷版を得た。この印刷版
を用いてハイデルベルグGTO印刷機(ハイデルベルグ
社製)により印刷を行い、ガム表面を目視観察した。
尚、目視観察ではガム表面に多少緑がかった部分が見ら
れる場合もあるが、ガム除去枚数で比較すると、劣化が
進行しているほどガム除去枚数が多いことで評価が可能
であった。
【0087】実施例6 図4に示す浸漬現像方式の自動現像機を利用し、シャワ
ー7から供給する水洗水の量を下記表4に示すように変
化させながら処理を行い、小点再現性及び使用済み水洗
水の処理装置39から排出された水の放流が排水基準で
可能かどうかを調べた。尚、使用済み水洗水の処理装置
39では、活性炭SGP(二村化学社製)を利用した。
結果を表4の1・2に示す。
【0088】比較例9 図4に示す自動現像機におけるプレリンス部を通常の循
環水洗機構に変更して利用し、プレリンス槽への水道水
の補充量は実施例6の場合と同一として処理を行い、実
施例6と同様の評価を行った。結果を表4の1・2に示
す。
【0089】比較例10 図4に示す自動現像機における処理装置39の作動を停
止して処理を行い、実施例6と同様の評価を行った。結
果を表4に示す。
【0090】
【表4】
【0091】
【0092】
【発明の効果】本発明に係る感光材料処理装置によれ
ば、小点再現性を悪化させることなく水洗廃液量の低下
を計ることができるだけでなく、水洗槽スラッジの低
減、ガム液の劣化防止、消去後にリガムを行った場合の
版面汚れの防止などに有効であり、頭記した課題が解決
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る処理装置の1実施例を示す概略図
【図2】本発明に係る処理装置の他の実施例を示す概略
【図3】本発明に係る処理装置の更に他の実施例を示す
概略図
【図4】本発明に係る処理装置の更に他の実施例を示す
概略図
【図5】有機成分量の変更を伴う手段の1例を示す概略
【符号の説明】
A−現像部 B−プレリンス部 C−フィニッシャー部 PS−感光性平版印刷版又はその搬送路 1−搬送ローラ対 2a−絞りローラ対 2b−絞りローラ対 2c−絞りローラ対 3−串ローラ 4−ガイドローラ 5−ブラシローラ 6−シャワーパイプ 7−シャワーパイプ 8−シャワーパイプ 10−現像槽 11−プレリンス液を入れるプレリンス槽 12−リンス液又は不感脂化液(ガム液)を入れるフィ
ニッシャー槽 14−ポンプ 15−排出用バルブ 16−オーバーフロー液の配管 17−フィルタ 18−面積測定反射センサ 19−版幅検出回路 20−版面積積算回路 21−稼働・休止時間積算回路 22−補充量制御回路 30−補充処理液原液タンク 31−現像補充原液ポンプ 32−ノズル 33−ノズル 34−オーバーフロー管 35−水洗水の処理装置 36−補充水ポンプ 37−水洗水の処理装置 38−ポンプ 39−水道水の供給部 40−電磁弁 41−水道水貯槽 42−ポンプ 43−導管 44−廃液処理装置 65−シャワーパイプ 66−現像槽 67−プレリンスタンク 68−プレリンス液タンク 69 フィニッシャー槽 70 フィニッシャー液タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 利継 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 笠倉 暁夫 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 金田 健志 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像槽に貯留させた処理液を循環させて露
    光済みの感光材料を現像し、次いで水洗部で水洗処理す
    る感光材料処理装置において、水洗部で使用済みの水洗
    水を有機成分量の変更を伴う手段によって処理して、こ
    れを前記現像槽で用いられる補充処理液の希釈水として
    利用する機構を有することを特徴とする感光材料処理装
    置。
  2. 【請求項2】現像槽に貯留させた処理液を循環させて露
    光済みの感光材料を現像し、次いで水洗部で水洗処理す
    る感光材料処理装置において、水洗部で使用済みの水洗
    水を有機成分量の変更を伴う手段によって処理して、こ
    れを再び水洗部での水洗に利用する機構を有することを
    特徴とする感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】現像槽に貯留させた処理液を循環させて露
    光済みの感光材料を現像し、次いで水洗部で水洗処理す
    る感光材料処理装置において、水洗部で使用する水洗水
    が未使用の水であり、該水洗部で使用済みの水洗水は有
    機成分量の変更を伴う手段によって処理してから機外に
    排出する機構を有することを特徴とする感光材料処理装
    置。
  4. 【請求項4】水洗部使用済み水洗水が、水洗槽からのオ
    ーバーフロー液であることを特徴とする請求項1、2又
    は3に記載の感光材料処理装置。
  5. 【請求項5】有機成分量の変更を伴う手段が、活性炭処
    理、凝集処理、紫外線照射処理、酸化剤処理、電解酸化
    処理、膜分離処理、イオン交換樹脂処理、加熱濃縮処理
    の内から選択された1ないし2以上の処理を行うもので
    あることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の感
    光材料処理装置。
JP6243251A 1994-09-12 1994-09-12 感光材料処理装置 Pending JPH0882937A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8980112B2 (en) 2012-11-20 2015-03-17 Canon Kabushiki Kaisha Method for renewing organic solvent, method for using organic solvent, and method for producing inkjet recording head
JPWO2021106702A1 (ja) * 2019-11-26 2021-06-03

Cited By (3)

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