JPH0882772A - 眼鏡部品の締着構造および眼鏡 - Google Patents

眼鏡部品の締着構造および眼鏡

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JPH0882772A
JPH0882772A JP6241846A JP24184694A JPH0882772A JP H0882772 A JPH0882772 A JP H0882772A JP 6241846 A JP6241846 A JP 6241846A JP 24184694 A JP24184694 A JP 24184694A JP H0882772 A JPH0882772 A JP H0882772A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントとテンプル、フレームとレンズなど
の眼鏡の部品相互の締着構造に関し、締着操作が簡単で
あり、緩みが生じず、必要があれば一旦締着したものを
取り外すことも可能で、かつ締着部分を小型にできる構
造を得る。 【構成】 一端に鍔部材を備えた軸部材1とパイプ部材
2とを軸方向に挿入して嵌合することにより、軸部材1
とパイプ部材2との鍔部材相互の間で眼鏡部品を締着す
る。軸部材1とパイプ部材2とは、凸部8と凹部5との
嵌合により軸方向に係止される。軸部材1の周面にリン
グ状ないし点状の凹部5を設け、パイプ部材2のシェル
の凹部5に対応する部分に当該シェルを内側に突出させ
るような凹陥部7を設け、この凹陥部7によって形成さ
れたシェルの内側凸部8を軸部材の凹部5に係入する。
この構造は、縁なし眼鏡のレンズとフレーム、鼻当てパ
ッドとパッド足、飾り部品などの締着部の構造として有
効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、眼鏡を構成する部品
相互たとえば眼鏡フレームのフロントとテンプル、眼鏡
フレームとそれに装着される飾り部品、鼻当てパッドと
パッド足、眼鏡フレームとレンズなどを締着するための
構造およびそのような締着構造を一部に備えた眼鏡に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】眼鏡フレームを構成する部品相互の締着
あるいは縁なし眼鏡(ツーポイントフレーム)における
レンズと眼鏡フレームとの締着構造として、従来ネジや
かしめによる構造が用いられている。たとえば眼鏡フレ
ームのフロントとテンプルを繋ぐ蝶番の枢支軸にはネジ
が用いられており、レンズを保持するリム線と智との締
着部にはネジが用いられている。また鼻当パッドのパッ
ド足への装着や飾り部品の眼鏡フレームへの固定箇所に
はかしめ構造が用いられている。
【0003】しかしネジによる締着構造は、ネジ条やネ
ジを回すためのすりわりや十字孔の加工に手間がかかる
こと、締結部分に緩みが生じやすいなどの欠点があり、
テンプルの開閉が甘くなったりネジが外れてレンズが眼
鏡フレームから脱落するというような事故が起こる。
【0004】またかしめによる固定は小売店では締着部
品を取り外すことができないという問題があり、たとえ
ばかしめ構造によって取り付けられた飾り部品を交換し
てほしいという要求があった場合など、眼鏡をフレーム
メーカーに送り返さなければ飾り部品の交換をすること
ができなかった。
【0005】眼鏡フレームのフロントとテンプルを繋ぐ
蝶番の枢支軸に関しては、一端に鍔部材を設けた軸部材
とパイプ部材との嵌合により、枢支軸を形成する構造が
提唱されている(実開平4−50819号公報)。この
締着構造は、軸部材に深いすりわりを設けて割りピンと
し、その割りピンの先端に形成した係止凸部をパイプ部
材の端部に係合することにより、軸部材とパイプ部材の
嵌合を係止する構造である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように締着構
造としてネジを用いるものは、部品コストが高くなり、
締着部の緩みによる不具合や事故が生じやすい。またか
しめによる締着構造は締着部品の交換が困難である。こ
れに対して実開平4−50819号公報に開示された締
着構造は、緩みの生じる虞がなく、また締着操作も簡単
であるが、一旦締着したら取り外すのが困難であり、軸
部材の強度を確保する必要上、軸部材の径が太くなり、
締着部の部品形状が大型となる。そのため軽快さを信条
とする細いチタンフレームや縁なし眼鏡のレンズとフレ
ームとの締着構造として採用するには難点がある。
【0007】この発明は上記のような従来技術に鑑み、
締着操作が簡単であり、緩みが生じず、必要があれば一
旦締着したものを取り外すことも可能で、かつ締着部分
の部品形状が大型になることのない眼鏡部品の締着構造
およびそのような締着構造を備えた眼鏡枠を提供するこ
とを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明では眼鏡フレー
ムとレンズあるいは眼鏡フレームを構成する部品相互の
締着構造として、一端に鍔部材を備えた軸部材1とパイ
プ部材2とを軸方向に挿入して嵌合することにより、軸
部材1とパイプ部材2との鍔部材相互の間で眼鏡部品を
締着する構造を採用している。軸部材1とパイプ部材2
とは、凸部8と凹部5との嵌合により軸方向に係止され
る。
【0009】軸部材1とパイプ部材2の嵌合状態を係止
するための係止手段として、軸部材1の周面にリング状
ないし点状の凹部5を設け、パイプ部材2のシェルの凹
部5に対応する部分に当該シェルを内側に突出させるよ
うな凹陥部7を設け、この凹陥部7によって形成された
シェルの内側凸部8を軸部材の凹部5に係入することに
よって、軸部材1とパイプ部材2とを嵌合状態で係止さ
せるようにしている。
【0010】凸部8と凹部5との係脱は、パイプ部材2
のシェルに形成した凹陥部7の弾性により行われる。す
なわち凹陥部7により凸部8を形成することにより、凸
部8の背後に弾性変形を許容する空所が形成される。必
要があれば軸部材1を中空軸部材とし、凹部5も変形可
能な構造とすることができる。
【0011】軸部材1およびパイプ部材2を角軸および
角パイプとすることにより、軸部材1とパイプ部材2を
締着したときの軸まわりの回動を防止することができ
る。このような構造は縁なし眼鏡のレンズとフレームと
の締着部、鼻当てパッド36とパッド足34との締着
部、方向性を有する飾り部品の締着部の構造として有効
である。
【0012】軸部材1とパイプ部材2とは、そのいずれ
か一方を互いに締着される部品の一方と一体にすること
ができる。たとえばレンズと眼鏡フレームとの締着部に
おいて、軸部材1またはパイプ部材2をフレーム21と
一体にすることができ、この場合にはフレームそれ自体
がこれに一体化された軸部材またはパイプ部材の鍔部材
となる。また飾り部品などの締着構造にこの発明の構造
を採用する場合には、その飾り部品を軸部材1またはパ
イプ部材2と一体化する構造が合理的である。
【0013】この発明の締着構造をレンズとフレームと
の締着部に利用するときは、パイプ部材の外周や鍔部材
のレンズ22に当接する面に緩衝ゴム層や緩衝樹脂層を
設けてレンズに大きな局部応力が生じないようにするの
が良い。またレンズの厚さが種々である場合、軸部材の
凹部5を軸方向に複数箇所設け、かつフレームに対向す
る鍔部材とフレームとの間にバネ座金を設けることによ
り、種々の厚さのレンズを締着できるようになる。すな
わちレンズの厚さに最も近い位置の凹部をパイプ部材の
凸部と係止し、そのときに生ずるレンズの厚さとの誤差
をバネ座金29の弾性によって吸収するのである。
【0014】
【作用】この発明の締着構造によれば、軸部材の鍔部材
とパイプ部材の鍔部材との間に締着しようとする部品を
挟み、軸部材1をパイプ部材2に軸方向に挿入して、凹
部5と凸部8を締着することにより、ワンタッチで眼鏡
部品を締着することができる。一旦締着した部品を取り
外すときは、軸部材1の先端(反鍔側)にポンチの先端
等を当ててハンマで軽く叩くことにより、凹部5と凸部
8との係合を外して、軸部材1をパイプ部材2から抜き
取ることができる。
【0015】この発明の構造における軸部材1は、深い
すりわり等を設けていないから、強度の低下を回避する
ことができ、軸部材1の径を細くすることができ、従っ
てパイプ部材2の径および締着部分の部品形状を小型に
することができる。
【0016】軸部材の凹部5およびパイプ部材の凸部8
は、円周状に設けるのであればロール加工により、また
点状に設けるのであればポンチ加工により、正確な位置
に簡単に形成できる。また軸部材1およびパイプ部材2
は、小型にできるという点で金属製とするのが好ましい
が、たとえば樹脂フレームの締結構造として用いるよう
な場合には、樹脂製とすることもできる。樹脂製の軸部
材やパイプ部材は、射出成形によって容易に製作でき、
また樹脂製のフレームと一体に成形することも容易であ
る。
【0017】
【実施例】図1ないし図3はこの発明の第1実施例を示
したものである。この実施例ではこの発明の締着構造が
眼鏡フレームのフロントとテンプルの枢着部に設けられ
ている。軸部材1およびパイプ部材2は、図2に示すよ
うに円筒形で、その一端に鍔3、4がそれぞれ一体に設
けられている。軸部材1の外周一箇所にはロール加工に
よりリング状の凹部(凹溝)が設けられ、軸部材1をパ
イプ部材2に挿入したときに、凹部5と対応する部分に
はパイプ部材2のシェル6に同様なロール加工によりリ
ング状の凹陥部7が形成され、シェルに凹陥部7を形成
することにより、シェルを内側に突出させてリング状の
凸部8(図3)を形成している。軸部材1の先端(反鍔
側)には、ポンチの先端を受ける凹所9が形成されてい
る。
【0018】この第1実施例のものでは、この発明の締
着構造による軸部材1とパイプ部材2により、眼鏡フレ
ームのフロント10とテンプル11とを繋ぐ蝶番12の
枢支軸が形成されている。フロント10の蝶番部材とテ
ンプル11の蝶番部材を組み合わせた状態で、それらの
孔にパイプ部材2を挿通し、パイプ部材2に軸部材1を
凹部5と凸部8とが係合するまで押し込むことにより、
図3に示すように両者の蝶番部材13が締着される。パ
イプ部材2は蝶番部材の孔にわずかな遊隙で嵌合した状
態となっているが、パイプ部材の凸部8の背後に凹陥部
7による空所が形成されているので、軸部材1を挿入し
たときに凸部8は外側に開くことができ、パイプ部材2
の弾性により凸部8と凹部5とが係合される。締着した
軸部材1をパイプ部材2から抜き取るときは、ポンチの
先端を軸部材先端の凹所9に当てて、ポンチをハンマで
軽く打つことにより、凸部8と凹部5との係合を外して
軸部材1をパイプ部材2から抜き取る。
【0019】図4ないし図6はこの発明の第2実施例を
示したもので、縁なし眼鏡(ツーポイントフレーム)の
フレームとレンズの締着部分にこの発明の構造を採用し
た例を示したものである。この第2実施例のものでは軸
部材1を角軸とし、凹部5を軸方向に複数個設けてい
る。またパイプ部材2は角パイプで凹部5と係合する凸
部8を形成する凹陥部7を1個だけ設けている。
【0020】図4において眼鏡フレーム21からはレン
ズ22の前面に延びるブラケット25が設けられてお
り、このブラケットの先端に角孔23が設けられてい
る。またレンズ22にもブラケットの角孔と同じ寸法の
角孔24が設けられる。この角孔23、24はパイプ部
材2の外径と同寸法である。また軸部材1の根元部分は
径の大きな角軸26となっており、この大径部26の外
径寸法もパイプ部材2の外径寸法と等しい。鍔3および
4はそれぞれ軸部材1およびパイプ部材2と一体であ
る。パイプ部材2の外周には緩衝用の樹脂層27が巻か
れており、またレンズフレームのブラケット25のレン
ズ22に当接する側の面には、緩衝用の樹脂シート28
が貼着されている。
【0021】レンズ22はその角孔を合わせた状態でブ
ラケット25に添設され、両者の角孔23、24にブラ
ケット25側から軸部材1が挿通される。このとき軸部
材根元の大径部26がブラケットの角孔23およびレン
ズの角孔24にわずかな遊隙をもって嵌合する。パイプ
部材2には予めバネ座金29と緩衝座金30とを挿通し
ておき、レンズ22の背後側からレンズの角孔24に挿
入して、軸部材1と嵌合する。このときバネ座金29が
弾性変形した状態となるまでパイプ部材2を押し込み、
その状態でパイプ部材の凸部8と軸部材の凹部5の1個
とを係合させる。これによりレンズ22は軸部材の鍔3
とパイプ部材の鍔4との間で、レンズフレームのブラケ
ット25とともに挟着され、かつ角パイプおよび角軸の
大径部と角孔との嵌合により、ブラケット25とレンズ
22との締着部における回動も阻止される。
【0022】この実施例において軸部材1に複数の凹部
5を設けたのは、レンズ22の厚さが種々であるため、
それらを同一の軸部材1およびパイプ部材2で締着でき
るようにするためである。
【0023】図2に示した軸部材はストレートの丸軸で
あり、また図5に示した軸部材は角軸で、その根元部に
大径部26を設けることによって一段の段部を形成して
いるが、複数段の段部を設けることもできる。図7およ
び図8は、二段の段部を設けた丸軸の軸部材の例を示し
たもので、根元部に大径部26と中径部31とを備え、
中径部31はパイプ部材2の先端側に形成した大径孔部
に嵌合される構造となっている。
【0024】図9はこの発明の構造を用いて眼鏡フレー
ムのテンプル11の根元部に飾り部品32を装着する構
造を示したものである。飾り部品32には軸部材1が一
体に形成されており、飾り部品32自体が軸部材1の鍔
部となっている。テンプルに設けた装着孔33には、裏
面側からパイプ部材2が挿通され、そのパイプ部材に軸
部材1を嵌着することにより、飾り部品32がテンプル
11に固定される。図9は円筒断面の軸部材1およびパ
イプ部材2を用いた例を示したが、飾り部品32が方向
性を有するものであるときは、図5、6に示すような角
断面状の軸部材およぴパイプ部材を用いるのがより好ま
しい。
【0025】図10はこの発明の構造を用いて鼻当てパ
ッド36をフレームのパッド足34に固定する構造を示
したものである。軸部材1は鼻当てパッド36と一体
で、合成樹脂により断面矩形に成形されている。図10
の例ではパイプ部材2も合成樹脂製としてあり、金属線
材からなるパッド足34の先端をループ状に屈曲して、
矩形筒状のパイプ部材2を若干遊動可能に保持してい
る。この例では、パッド足34のループに挿通したパイ
プ部材2に鼻当てパッド36と一体に形成した軸部材1
を挿通して嵌着することにより、鼻当てパッド36を眼
鏡フレームに装着している。
【0026】図11は鼻当てパッド36の取付けにおい
て、軸部材1とパイプ部材2の位置関係を図10と逆に
した例で、パイプ部材2の鍔が鼻当てパッドとなってお
り、パッド足34の先端に軸部材1が固着されている。
【0027】図12はこの発明の構造を用いて眼鏡フレ
ームのブレースバーにレンズ22の上辺を固定する例を
示している。ブレースバー38には2箇所に孔39が設
けられており、これと等径の孔40がレンズ22の上辺
2箇所に設けられている。パイプ部材2はレンズ22の
背面から孔39、40に挿通され、そのパイプ部材に飾
り部品32を鍔部とした軸部材1を挿通することによっ
て、レンズ22をブレースバー38に締着する。図では
軸部材1をブレースバーの前側から、パイプ部材2を裏
側から挿通しているが、逆であっても勿論かまわない。
【0028】また図12の構造では軸部材1の鍔として
装飾部品を設けることにより、ブレースバーに装飾を設
けるようにしているが、装飾を好まない場合には軸部材
1をブレースバー38の背面に一体に設ける構造とす
る。この場合の軸部材1とブレースバー38との固定
は、ろう付け構造等を採用してやれば良い。ブレースバ
ー38が合成樹脂製であるときは、軸部材1も合成樹脂
製としてブレースバー38と一体に射出成形する。
【0029】以上の実施例においては、軸部材1とパイ
プ部材2とを嵌合する凹部5及び凸部8を周方向の溝お
よび凸条としたが、図13に示すように、ポンチ孔で凹
部を形成し、パイプ部材の外周をポンチ打ちすることに
よってパイプ部材の内周に凸部を形成することもでき
る。このような構造は、軸部材およびパイプ部材の断面
が角断面や変形断面であるときに特に製作上有利であ
る。
【0030】図14はこの発明の構造により枢着可能な
眼鏡フレームのフロント10とテンプル11の他の実施
例を示したもので、テンプル11の枢着部は、フロント
側の蝶番の両側の軸受部の間に嵌合される厚さの薄い板
状となっており、テンプルの細い軽い眼鏡フレームを得
るときに有効な構造である。
【0031】また上記実施例には、軸部材およびパイプ
部材が丸断面、角断面、矩形断面のものについて示した
が、例えば半丸断面、三角断面などのその他の断面とす
ることも可能である。また上記実施例では、軸部材とパ
イプ部材との両者が金属製のものおよび合成樹脂製のも
のを示したが、軸部材とパイプ部材の一方を金属製、他
方を合成樹脂製とすることもできる。更に上記実施例で
は、軸部材に凹部を設け、パイプ部材に凸部を設けてい
るが、特に合成樹脂の場合など、軸部材に凸部を設け、
パイプ部材に凹部を設ける構造とすることもできる。
【0032】
【発明の効果】以上のこの発明の構成により、従来のネ
ジやかしめ構造に代えて用いることができ、締着を一動
作で行うことが可能で、ネジによる締着構造のような緩
みの生じる虞がなく、部品の製作も容易で、一旦締着し
た後であっても必要により容易に取り外すことが可能
で、かつ締着部の部品形状を小型にすることが可能な眼
鏡用の締着構造を得ることができ、そのような締着構造
を採用した眼鏡は全体を小型軽量に製作できるととも
に、蝶番の緩みやレンズの脱落等の虞がなく、また飾り
部品等の交換も容易であり、眼鏡フレームを軽快なデザ
インにすることも可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の分解斜視図
【図2】第1実施例の軸部材とパイプ部材の斜視図
【図3】第1実施例の締着部分の断面図
【図4】第2実施例の分解斜視図
【図5】第2実施例の軸部材とパイプ部材の斜視図
【図6】第2実施例の締着部分の断面図
【図7】軸部材とパイプ部材の第3実施例を示す斜視図
【図8】第3実施例の締着時の断面図
【図9】飾り部品を締着する例を示す分解斜視図
【図10】鼻当てパッドを装着する例を示す分解斜視図
【図11】鼻当てパッドを装着する他の例を示す分解斜
視図
【図12】レンズを締着する例を示す斜視図
【図13】軸とパイプの凸部および凹部の他の例を示す
斜視図
【図14】フロントとテンプルの他の例を示した斜視図
【符号の説明】
1 軸部材 2 パイプ部材 5 凹部 6 シェル 7 凹陥部 8 凸部 10 フロント 11 テンプル 12 蝶番 22 レンズ 29 バネ座金 32 飾り部品 34 パッド足 36 鼻当てパッド

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に鍔部材を備えた軸部材(1) とパイ
    プ部材(2) とを嵌合して眼鏡を構成する部品相互を締着
    する眼鏡部品の締着構造において、軸部材(1) とパイプ
    部材(2) とがその外周面および内筒面に設けた凹部(5)
    と凸部(8) との嵌合により軸方向に係合されることを特
    徴とする、眼鏡部品の締着構造。
  2. 【請求項2】 一端に鍔部材を備えた軸部材(1) とパイ
    プ部材(2) とを嵌合して眼鏡を構成する部品相互を締着
    する眼鏡部品の締着構造において、軸部材(1) はその外
    周面に凹部(5) を備え、パイプ部材(2) の前記凹部(5)
    に対応する箇所にそのシェル(6) を内側に突出させるよ
    うに凹陥部(7) を形成し、前記凹部(5) と凹陥部により
    形成した凸部(8) とを嵌合させることにより、軸部材の
    鍔部材とパイプ部材の鍔部材との間に保持された眼鏡部
    品を締着することを特徴とする、請求項1記載の眼鏡部
    品の締着構造。
  3. 【請求項3】 軸部材(1) およびパイプ部材(2) が角軸
    および角パイプである、請求項1または2記載の眼鏡部
    品の締着構造。
  4. 【請求項4】 軸部材(1) またはパイプ部材(2) の鍔部
    材が互いに締着される眼鏡部品の一方である、請求項
    1、2または3記載の眼鏡部品の締着構造。
  5. 【請求項5】 眼鏡フレームのフロント(10)とテンプル
    (11)とを繋ぐジョイント部(12)の枢支軸が請求項1また
    は2記載の軸部材とパイプ部材とで形成されている、眼
    鏡。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の軸部材(1) とパ
    イプ部材(2) とで締結される眼鏡部品の一方が飾り部品
    (32)であり、この飾り部品が軸部材(1) またはパイプ部
    材(2) の鍔部材となっている、眼鏡。
  7. 【請求項7】 鼻当てパッド(36)がパッド足(34)に請求
    項1または2記載のパイプ部材(2) と軸部材(1) とを介
    して装着されている、眼鏡。
  8. 【請求項8】 レンズ(22)が請求項1、2、3または4
    記載の締着構造により眼鏡フレームに締着されているこ
    とを特徴とする、眼鏡。
  9. 【請求項9】 レンズ(22)が請求項1、2、3または4
    記載の締着構造により眼鏡フレームに締着されており、
    パイプ部材の外周面および鍔部材のレンズ当接面に緩衝
    ゴムないし緩衝樹脂層が設けられ、軸部材(1) はその軸
    方向の異なる位置に2以上の凹部(5,5) が設けられてお
    り、かつ眼鏡フレームとそれに対向する鍔部材との間に
    バネ座金(29)が介装されていることを特徴とする、眼
    鏡。
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