JPH0881624A - 熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物、及びポリイソシアネート組成物、並びにそれらを用いたポリウレタン弾性糸及びその製造方法 - Google Patents

熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物、及びポリイソシアネート組成物、並びにそれらを用いたポリウレタン弾性糸及びその製造方法

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JPH0881624A
JPH0881624A JP6244850A JP24485094A JPH0881624A JP H0881624 A JPH0881624 A JP H0881624A JP 6244850 A JP6244850 A JP 6244850A JP 24485094 A JP24485094 A JP 24485094A JP H0881624 A JPH0881624 A JP H0881624A
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JP
Japan
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weight
polyurethane resin
thermoplastic polyurethane
elastic yarn
average molecular
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JP6244850A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Yokota
博栄 横田
Junichi Watanuki
純一 綿貫
Akiyoshi Yano
哲祥 矢野
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐水性、耐カビ性、耐熱性などに優れ且つフ
ィッシュアイの発生を防止し、溶融紡糸の際に装置内の
ゲル化物を低減化して長期の連続生産を可能とした品質
の高いポリウレタン弾性糸、及びその原料を提供する。 【構成】 有機ジイソシアネート、平均分子量500〜
5000のポリアルキレンエーテルグリコール、及び鎖
延長剤からの熱可塑性ポリウレタン樹脂と、該樹脂との
合計量中で0.1〜3重量%となる量の耐熱加工安定剤
と、該樹脂及び耐熱加工安定剤の合計量100重量部に
対し有機ジイソシアネート及び平均分子量300〜30
00のポリエステルグリコールからのイソシアネート含
量3〜12重量%のポリイソシアネート化合物を5〜3
0重量部の比率で混合し溶融紡糸して得られるポリウレ
タン弾性糸、及びその製造方法、並びにそれに使用する
原料組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性ポリウレタン
樹脂組成物、及びポリイソシアネート組成物、並びにそ
れらを使用したポリウレタン弾性糸及びその製造方法に
関する。更に詳しくは、溶融紡糸法により製造されるポ
リウレタン弾性糸の欠点である低い耐熱性を改質すると
共にフィッシュアイなどを防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタン弾性糸は、従来より、その
弾性特性を利用して衣料用途や非衣料用途に幅広く利用
されている。例えば、ソックス、ストッキング、トリコ
ット、ファンデーション、ストレッチ織物、メディカル
用途等に広く利用され且つ今後も生産は拡大する傾向に
ある。ポリウレタン弾性糸の製造方法には、例えば、溶
融紡糸法、乾式紡糸法、湿式紡糸法などがある。このう
ち溶融紡糸法によるポリウレタン弾性糸の生産性は高
く、安価に生産できる極めて優れた技術であるが、熱可
塑性ポリウレタン樹脂を使用するため、糸の耐熱性(軟
化温度)が低い欠点を有する。この欠点を改良する方法
として例えば特開昭57−180653号公報には、溶
融した熱可塑性ポリウレタン樹脂にポリイソシアネート
化合物を添加し紡糸した糸に分子間架橋を行ない、ポリ
ウレタン弾性糸の耐熱性を改善する方法が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、耐水性
の良好なポリエーテルポリオールを使用する熱可塑性ポ
リウレタン樹脂に限定して該提案法によりポリウレタン
弾性糸を長期間連続生産すると、ポリイソシアネート化
合物の副反応により生ずるウレア、ビューレット、アロ
ファネートなどの各結合に起因するゲル化物が生産装置
内に滞留する。また、ゲル化物が紡糸されたポリウレタ
ン弾性糸に混入するため結果的にフィッシュアイを発生
する。更に生産を継続すると、生産装置内部に滞留した
反応物がゲル化し、ポリウレタン弾性糸の生産が不可能
になる。ポリエステルポリオールを使用した熱可塑性ポ
リウレタン樹脂を用いて該提案法によりポリウレタン弾
性糸の生産を行なうと、長期間安定して耐熱性に優れた
ポリウレタン弾性糸を生産出来るが、この熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂の基本骨格に起因して耐水性及び耐カビ性
が低い。耐水性と耐カビ性は密接に関連しており、熱可
塑性ポリウレタン樹脂を形成するポリエステルポリオー
ル中のエステル基濃度が高いものほど耐水性が低く、同
様に耐カビ性も低い傾向にある。そこで、ポリエステル
系の熱可塑性ポリウレタン樹脂の耐水性及び耐カビ性を
向上させることを目的とした技術が数多く提案されてい
るが、ポリウレタン弾性糸としての性能が充分ではない
のが現状である。
【0004】本発明の目的は、耐水性、耐カビ性、耐熱
性などに優れ且つフィッシュアイに代表される微小異物
の発生を防止したポリウレタン弾性糸を提供すると共
に、ポリウレタン弾性糸を溶融紡糸する際に生産装置内
のゲル化物を低減化して長期の連続生産を可能とし品質
の高いポリウレタン弾性糸を安価に製造する方法、及び
そのための原料組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物は、有機
ジイソシアネート、平均分子量500〜5000のポリ
アルキレンエーテルグリコール、及び鎖延長剤を反応さ
せて得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂中に耐熱加工安
定剤を0.1〜3重量%均一に含有させて成ることを特
徴とする。
【0006】本発明のポリイソシアネート組成物は、有
機ジイソシアネート及び平均分子量300〜3000の
ポリエステルグリコールを反応させて得られるイソシア
ネート含量3〜12重量%のポリイソシアネート化合物
中に耐熱加工安定剤を0.5〜20重量%均一に含有さ
せて成ることを特徴とする。
【0007】本発明のポリウレタン弾性糸は、前記熱可
塑性ポリウレタン樹脂組成物100重量部に対し、有機
ジイソシアネート及び平均分子量300〜3000のポ
リエステルグリコールを反応させて得られるイソシアネ
ート含量3〜12重量%のポリイソシアネート化合物を
5〜30重量部の比率で混合し溶融紡糸して得られるも
のである。
【0008】本発明のポリウレタン弾性糸は、有機ジイ
ソシアネート、平均分子量500〜5000のポリアル
キレンエーテルグリコール、及び鎖延長剤を反応させて
得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂100重量部に対
し、前記ポリイソシアネート組成物を5〜30重量部の
比率で混合し溶融紡糸して得られるものである。
【0009】本発明のポリウレタン弾性糸は、有機ジイ
ソシアネート、平均分子量500〜5000のポリアル
キレンエーテルグリコール、及び鎖延長剤を反応させて
得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂と、該熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂との合計量中で0.1〜3重量%となる量
の耐熱加工安定剤と、該熱可塑性ポリウレタン樹脂及び
耐熱加工安定剤の合計量100重量部に対し有機ジイソ
シアネート及び平均分子量300〜3000のポリエス
テルグリコールを反応させて得られるイソシアネート含
量3〜12重量%のポリイソシアネート化合物を5〜3
0重量部の比率で混合し溶融紡糸して得られるものであ
る。
【0010】本発明のポリウレタン弾性糸の製造方法
は、前記熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物100重量部
に対し、有機ジイソシアネート及び平均分子量300〜
3000のポリエステルグリコールを反応させて得られ
るイソシアネート含量3〜12重量%のポリイソシアネ
ート化合物を5〜30重量部の比率で混合し溶融紡糸す
ることを特徴とする。
【0011】本発明のポリウレタン弾性糸の製造方法
は、有機ジイソシアネート、平均分子量500〜500
0のポリアルキレンエーテルグリコール、及び鎖延長剤
を反応させて得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂100
重量部に対し、前記ポリイソシアネート組成物を5〜3
0重量部の比率で混合し溶融紡糸することを特徴とす
る。
【0012】本発明のポリウレタン弾性糸の製造方法
は、有機ジイソシアネート、平均分子量500〜500
0のポリアルキレンエーテルグリコール、及び鎖延長剤
を反応させて得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂と、該
熱可塑性ポリウレタン樹脂との合計量中で0.1〜3重
量%となる量の耐熱加工安定剤と、該熱可塑性ポリウレ
タン樹脂及び耐熱加工安定剤の合計量100重量部に対
し有機ジイソシアネート及び平均分子量300〜300
0のポリエステルグリコールを反応させて得られるイソ
シアネート含量3〜12重量%のポリイソシアネート化
合物を5〜30重量部の比率で混合し溶融紡糸すること
を特徴とする。
【0013】本発明における熱可塑性ポリウレタン樹脂
の形成に使用される有機ジイソシアネートとしては、ト
リレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタン
ジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、4,4′−ジシクロヘキシル
メタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ートなどの芳香族、脂肪族、脂環式等のジイソシアネー
トを挙げることができるが、ポリアルキレンエーテルグ
リコールとの反応性、繊維特性、価格等の点からは芳香
族ジイソシアネート特に4,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアネートが好ましい。平均分子量500〜500
0のポリアルキレンエーテルグリコールとしては、ポリ
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
テトラメチレンエーテルグリコール、あるいはこれらの
共重合物や混合物などを挙げることができるが、耐熱
性、伸長回復性、永久歪率等の点からはポリテトラメチ
レンエーテルグリコールが好ましい。更に鎖延長剤とし
ては、エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,4−ビス(β−ヒドロキ
シエトキシ)ベンゼン等の分子量500未満のグリコー
ルを使用するのが好ましい。これらの有機ジイソシアネ
ートとポリアルキレンエーテルグリコールと鎖延長剤
は、例えば、NCO/OH(モル比)=0.95〜1.
10で、押出機を使用する連続合成法あるいは混練り槽
を有するニーダーのようなバッチ合成法などにより反応
させて、熱可塑性ポリウレタン樹脂を得ることができ
る。
【0014】本発明におけるポリイソシアネート化合物
の形成に使用される有機ジイソシアネートとしては、熱
可塑性ポリウレタン樹脂の形成に使用されるものなどを
使用することができるが、繊維特性の点から芳香族ジイ
ソシアネート特に4,4′−ジフェニルメタンジイソシ
アネートが好ましい。ポリエステルグリコールとして
は、ポリエチレンアジペートグリコール、ポリジエチレ
ンアジペートグリコール、ポリプロピレンアジペートグ
リコール、ポリテトラメチレンアジペートグリコール、
ポリヘキサメチレンアジペートグリコール、ポリネオペ
ンチルアジペートグリコール、ポリメチルペンタンアジ
ペートグリコール、あるいはこれらの共重合物や混合
物、更にはポリカプロラクトングリコールなどを挙げる
ことができるが、特にポリテトラメチレンアジペートグ
リコール、ポリカプロラクトングリコールが熱可塑性ポ
リウレタン樹脂(組成物)との相溶性、フィッシュアイ
等の微小欠点の発生率及び長期安定生産性の点から好ま
しい。これらのポリエステルグリコールの平均分子量は
300〜3000であり、500〜1500が好まし
い。平均分子量300未満では、このポリエステルグリ
コールと反応させて得られるポリイソシアネート化合物
を添加して得られるポリウレタン弾性糸は破断伸度が4
00%以下となり、該糸を使用して得られる製品は伸び
が不足し且つ製品を製造する工程でのトラブルが発生す
るので好ましくない。また、平均分子量3000を越え
ると、得られるポリウレタン弾性糸の物性は満足出来る
が、溶融時に於ける熱安定性が悪く製糸工程での糸切れ
が多発し好ましくない。これらの有機ジイソシアネート
とポリエステルグリコールとを反応させて得られるポリ
イソシアネート化合物のイソシアネート含量は3〜12
重量%の範囲である。分子間架橋を増加させてモジュラ
スや耐熱性の高い糸を得るためにはポリイソシアネート
化合物のイソシアネート含量は高いほうがよいが、糸の
適当な機械的強度と耐熱性を確保しかつポリイソシアネ
ート化合物の粘度を低くするためには、イソシアネート
含量は前記範囲とする必要がある。イソシアネート含量
を前記範囲とするため、有機ジイソシアネートとポリエ
ステルグリコールとを反応させた後、得られたポリイソ
シアネート化合物のイソシアネート基をモノアルコール
でブロック化してもよい。このために使用しうるモノア
ルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、
ブタノール、アミルアルコール、オクチルアルコール、
ノニルアルコール、ラウリルアルコールなどが挙げられ
るが、イソシアネートとの反応性や価格などを勘案する
とブタノールが最も好ましい。さらにモジュラスと耐熱
性の高い糸を得るためには、ポリエステルグリコールの
平均官能基数を2より大きくしたポリエステルポリオー
ルを使用してポリイソシアネート化合物を合成し、これ
を使用してポリウレタン弾性糸を製造するのが好まし
い。
【0015】また該ポリイソシアネート化合物の添加量
は、熱可塑性ポリウレタン樹脂単独あるいはこれと後述
の耐熱加工安定剤との合計量100重量部に対し5〜3
0重量部の比率であり、8〜18重量部が好ましい。5
重量部未満では糸の耐熱性の向上が充分でなく、30重
量部を越えると製造装置内に未反応のポリイソシアネー
ト化合物が残留しゲル化物の生成原因となり好ましくな
い。
【0016】本発明に使用される耐熱加工安定剤として
は分子内に二重結合を有するフェノール系化合物が好ま
しく、例えば下記の化1あるいは化2の構造式で示され
る化合物を挙げることができる。これらはそれぞれ、住
友化学工業(株)よりスミライザーGM、GSの商品名
で市販されている。
【0017】
【化1】
【0018】
【化2】
【0019】耐熱加工安定剤の添加量は、熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂と耐熱加工安定剤との合計量中で0.1〜
3重量%となる量であり、0.3〜1.0重量%が好ま
しい。0.1重量%未満では、フィッシュアイ等の異常
反応生成物の抑制効果に乏しく、3重量%を越えると、
この効果は充分発揮されるが、ポリウレタン弾性糸表面
に経時的にブリードアウトし、後次工程で白粉発生等の
トラブルをひきおこす。耐熱加工安定剤をポリイソシア
ネート化合物中に添加する場合には、前記と同様の点か
らその添加量はポリイソシアネート化合物との合計量中
で0.5〜20重量%であり、好ましくは1〜10重量
%である。
【0020】この耐熱加工安定剤の添加方法は、予め熱
可塑性ポリウレタン樹脂に添加して熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂組成物を製造しておくか又は予めポリイソシアネ
ート化合物に添加してポリイソシアネート組成物を製造
しておくか、あるいは単独で紡糸工程に添加して熱可塑
性ポリウレタン樹脂及びポリイソシアネート化合物と混
合する方法のいずれでも可能であるが、予め熱可塑性ポ
リウレタン樹脂中に均一に添加して熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂組成物を製造しておく方法が経済的で好ましい。
【0021】本発明の熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物
は、例えば、前記の有機ジイソシアネートと平均分子量
500〜5000のポリアルキレンエーテルグリコール
と鎖延長剤とを反応させて熱可塑性ポリウレタン樹脂を
製造する際に耐熱加工安定剤を0.1〜3重量%添加し
ておく方法か、あるいは熱可塑性ポリウレタン樹脂に後
から耐熱加工安定剤0.1〜3重量%をブレンドし加熱
混練する方法により得ることができるが、後者の方法の
方が好ましい。本発明のポリイソシアネート組成物も同
様に、例えば、前記の有機ジイソシアネートと平均分子
量300〜3000のポリエステルグリコールとを反応
させてポリイソシアネート化合物を製造する際に耐熱加
工安定剤を0.5〜20重量%添加しておくか、あるい
はポリイソシアネート化合物に後から耐熱加工安定剤
0.5〜20重量%を均一に混合して含有させることに
より得ることができる。
【0022】本発明のポリウレタン弾性糸は、これらの
各原料を使用して公知の溶融紡糸法により製造すること
ができる。
【0023】本発明の目的である耐熱性が優れ、フィッ
シュアイに代表される微小欠点がなく、耐カビ性の良好
なポリウレタン弾性糸を長期間安定して生産する為に
は、本発明の全ての構成要件の具備が不可欠である。即
ち、本発明の構成要件の一つであるポリイソシアネート
化合物を除くと、長期間安定してポリウレタン弾性糸は
生産されるものの、得られるポリウレタン弾性糸は耐熱
性が低く、実質上極めて限定された用途にしか適用出来
ない。また、耐熱加工安定剤を除くと、フィッシュアイ
等の微小欠点の経時的発生及び紡糸装置へのゲル化物の
経時的推積により、長期間の安定生産が不可能となる。
グリコール構造中にエーテル結合を有する熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂と、ポリイソシアネート化合物、耐熱加工
安定剤の組み合せにより、相互が相乗効果的に作用し、
本発明の目的を達成することは驚くべきことである。更
に本発明には、熱可塑性ポリウレタン樹脂に使用される
各種の安定剤、即ち、光安定剤、抗酸化剤、紫外線吸収
剤等を添加しても差しつかえなく且つ艶消し剤である酸
化チタン及びその他のピグメントを添加することも可能
である。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に述べる
が、本発明はこれらの実施例により何ら制限して解釈さ
れるべきものではない。
【0025】[熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造] 製造例1 平均分子量1000のポリテトラメチレンエーテルグリ
コール678g、鎖延長剤として1,4−ビス(β−ヒ
ドロキシエトキシ)ベンゼン67g、及び4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート254gをニーダーに
仕込み混練りして、熱可塑性ポリウレタン樹脂A−1を
製造した。 製造例2 平均分子量1000のポリテトラメチレンエーテルグリ
コール614g、鎖延長剤として1,4−ブタンジオー
ル59g、及び4,4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネート324gをニーダーに仕込み混練りして、熱可塑
性ポリウレタン樹脂B−1を製造した。 製造例3 平均分子量1000のポリブチレンアジペートグリコー
ル614g、鎖延長剤として1,4−ブタンジオール5
9g、及び4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト324gをニーダーに仕込み混練りして、熱可塑性ポ
リウレタン樹脂C−1を製造した。 製造例4 平均分子量1000のポリテトラメチレンエーテルグリ
コール678g、鎖延長剤として1,4−ビス(β−ヒ
ドロキシエトキシ)ベンゼン67g、酸化防止剤として
イルガノックス1035(チバガイギー製)を5g、
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート254g
をニーダーに仕込み混練りして、熱可塑性ポリウレタン
樹脂Dを製造した。
【0026】[ポリイソシアネート化合物の製造] 製造例5 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート215g
及び平均分子量1000のポリカプロラクトングリコー
ル785gを80℃で3時間反応させて、イソシアネー
ト含量6.2%のポリイソシアネート化合物Eを製造し
た。 製造例6 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート215g
及び平均分子量1000のポリテトラメチレンエーテル
グリコール785gを80℃で3時間反応させて、イソ
シアネート含量6.2%のポリイソシアネート化合物F
を製造した。 製造例7 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート215g
及び平均分子量1000のポリブチレンアジペートグリ
コール785gを80℃で3時間反応させて、イソシア
ネート含量6.2%のポリイソシアネート化合物Gを製
造した。 製造例8 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート215g
及び平均分子量1000のポリカプロラクトングリコー
ル785gを80℃で3時間反応させ、酸化防止剤とし
てイルガノックス1035(チバガイギー製)を5g加
え均一に混合して、イソシアネート含量6.2%のポリ
イソシアネート化合物Hを製造した。
【0027】[ポリイソシアネート組成物の製造] 実施例1 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート215g
及び平均分子量1000のポリカプロラクトングリコー
ル785gを80℃で3時間反応させ、耐熱加工安定剤
としてスミライザーGM(住友化学工業(株)製)5g
を加え均一に混合して、イソシアネート含量6.2%の
ポリイソシアネート組成物Iを製造した。
【0028】[熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物の製
造] 実施例2 平均分子量1000のポリテトラメチレンエーテルグリ
コール678g、鎖延長剤として1,4−ビス(β−ヒ
ドロキシエトキシ)ベンゼン67g、耐熱加工安定剤と
してスミライザーGM(住友化学工業(株)製)5g、
及び4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート25
4gをニーダーに仕込み混練りして、熱可塑性ポリウレ
タン樹脂組成物Jを製造した。 実施例3 製造例1で製造した熱可塑性ポリウレタン樹脂100g
に対し耐熱加工安定剤としてスミライザーGM(住友化
学工業(株)製)0.5gを加えて、単軸押出機にて均
一に混合しストランドペレット化して、熱可塑性ポリウ
レタン樹脂組成物A−2を調製した。 実施例4 製造例1で製造した熱可塑性ポリウレタン樹脂100g
に対し耐熱加工安定剤としてスミライザーGM(住友化
学工業(株)製)2.0gを加えて、単軸押出機にて均
一に混合しストランドペレット化して、熱可塑性ポリウ
レタン樹脂組成物A−3を調製した。 実施例5 製造例2で製造した熱可塑性ポリウレタン樹脂100g
に対し耐熱加工安定剤としてスミライザーGM(住友化
学工業(株)製)0.5gを加えて、単軸押出機にて均
一に混合しストランドペレット化して、熱可塑性ポリウ
レタン樹脂組成物B−2を調製した。
【0029】[ポリウレタン樹脂組成物の加工性] 実施例6 実施例2で製造した熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物J
を単軸押出機(45φ、L/D=25)を使用し、ホッ
パー部温度170℃、中間部180℃、先端部190
℃、スクリュー回転数50rpmにて、3回再練りを繰
り返した。この操作を行った後の樹脂の溶融粘度の保持
率は82%であった。 比較例1 製造例4で製造した熱可塑性ポリウレタン樹脂Dを使用
し、実施例6と同様の方法にて再練りを繰り返した。こ
の操作を行った後の樹脂の溶融粘度の保持率は67%で
あった。 比較例2 製造例1で製造した熱可塑性ポリウレタン樹脂A−1を
使用し、実施例6と同様の方法にて再練りを繰り返し
た。この操作を行った後の樹脂の溶融粘度の保持率は4
3%であった。実施例6、比較例1、比較例2における
溶融粘度の測定は、次の条件で行った。島津フローテス
ターCFT−500A型を使用し、ダイ寸法:直径1.
0mm、長さ1.0mm、試験荷重10kgf、試験温
度200℃、サンプル投入後の予熱時間5分。
【0030】[ポリウレタンシートの製造とその性能] 実施例7〜9 単軸の溶融押出機(45φ、L/D=25)の先端にベ
ルトダイを取り付け、2500g/10minの熱可塑
性ポリウレタン樹脂組成物が押し出されるように調整
し、押出機のベント口よりポリイソシアネート化合物を
125g/10minでフィードして、1mm厚のポリ
ウレタンシートを製造した。使用原料と製造したポリウ
レタンシートの性能を表1に示す。 実施例10〜13 単軸の溶融押出機(45φ、L/D=25)の先端にベ
ルトダイを取り付け、2500g/10minの熱可塑
性ポリウレタン樹脂組成物が押し出されるように調整
し、押出機のベント口よりポリイソシアネート化合物を
250g/10minでフィードして、1mm厚のポリ
ウレタンシートを製造した。使用原料と製造したポリウ
レタンシートの性能を表1に示す。 実施例14 単軸の溶融押出機(45φ、L/D=25)の先端にベ
ルトダイを取り付け、2500g/10minの熱可塑
性ポリウレタン樹脂が押し出されるように調整し、押出
機のベント口よりポリイソシアネート組成物を250g
/10minでフィードして、1mm厚のポリウレタン
シートを製造した。使用原料と製造したポリウレタンシ
ートの性能を表2に示す。 比較例3〜5 単軸の溶融押出機(45φ、L/D=25)の先端にベ
ルトダイを取り付け、熱可塑性ポリウレタン樹脂のみを
押し出して、1mm厚のポリウレタンシートを製造し
た。使用原料と製造したポリウレタンシートの性能を表
2に示す。
【0031】<性能試験方法> (1)引張り強さ(以下TBという)及び破断時の伸び
(以下EBという)JIS K6301の方法により測
定した。 (2)軟化温度 JIS K7206の方法により測定した。 (3)耐カビ性試験 ポテトデキストロース寒天培養地に試験片をのせ、試験
菌として Aspergillus niger, Penicillium citrinum,
chaetomium globosum, Myrothecium Verrucaria, Glioc
ladium virens を使用し、28℃±2℃に調整した恒温
槽で8週間培養した。 TB保持率 JIS K6301の方法により測定し、耐カビ性試験
前後のTBの保持率を求めた。 カビ抵抗性の判定基準 3:試料又は試験片の接種した部分に菌糸の発育が認め
られない。 2:試料又は試験片の接種した部分に認められる菌糸の
発育部分の面積は全面積の1/3を越えない。 1:試料又は試験片の接種した部分に認められる菌糸の
発育部分の面積は全面積の1/3を越える。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】[ポリウレタン弾性糸の製造とその性能] 実施例15〜17 単軸の溶融押出機(40φ、L/D=25)の先端に静
止型インラインミキサーと紡糸ノズルを取り付け、押出
機のホッパーより熱可塑性ポリウレタン樹脂を所定のフ
ィード量で供給した。紡糸ノズルから熱可塑性ポリウレ
タン樹脂の吐出を確認後、押出機のベント口からポリイ
ソシアネート化合物を所定のフィード量で、そして耐熱
加工安定剤としてスミライザーGS(住友化学工業
(株)製)を所定のフィード量でフィードする通常の溶
融紡糸法により、20デニールのモノフィラメントポリ
ウレタン弾性糸を製造した。使用原料と製造したポリウ
レタン弾性糸の性能を表3に示す。 実施例18 単軸の溶融押出機(40φ、L/D=25)の先端に静
止型インラインミキサーと紡糸ノズルを取り付け、押出
機のホッパーより熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物を所
定のフィード量で供給した。紡糸ノズルから熱可塑性ポ
リウレタン樹脂組成物の吐出を確認後、押出機のベント
口からポリイソシアネート化合物を所定のフィード量で
フィードする通常の溶融紡糸法により、20デニールの
モノフィラメントポリウレタン弾性糸を製造した。使用
原料と製造したポリウレタン弾性糸の性能を表3に示
す。 実施例19 単軸の溶融押出機(40φ、L/D=25)の先端に静
止型インラインミキサーと紡糸ノズルを取り付け、押出
機のホッパーより熱可塑性ポリウレタン樹脂を所定のフ
ィード量で供給した。紡糸ノズルから熱可塑性ポリウレ
タン樹脂の吐出を確認後、押出機のベント口からポリイ
ソシアネート組成物を所定のフィード量でフィードする
通常の溶融紡糸法により、20デニールのモノフィラメ
ントポリウレタン弾性糸を製造した。使用原料と製造し
たポリウレタン弾性糸の性能を表3に示す。 比較例6 単軸の溶融押出機(40φ、L/D=25)の先端に静
止型インラインミキサーと紡糸ノズルを取り付け、押出
機のホッパーより熱可塑性ポリウレタン樹脂を所定のフ
ィード量でフィードする通常の溶融紡糸法により、20
デニールのモノフィラメントポリウレタン弾性糸を製造
した。使用原料と製造したポリウレタン弾性糸の性能を
表4に示す。 比較例7及び9〜12 単軸の溶融押出機(40φ、L/D=25)の先端に静
止型インラインミキサーと紡糸ノズルを取り付け、押出
機のホッパーより熱可塑性ポリウレタン樹脂を所定のフ
ィード量で供給した。紡糸ノズルから熱可塑性ポリウレ
タン樹脂の吐出を確認後、押出機のベント口からポリイ
ソシアネート化合物を所定のフィード量でフィードする
通常の溶融紡糸法により、20デニールのモノフィラメ
ントポリウレタン弾性糸を製造した。使用原料と製造し
たポリウレタン弾性糸の性能を表4に示す。 比較例8 単軸の溶融押出機(40φ、L/D=25)の先端に静
止型インラインミキサーと紡糸ノズルを取り付け、押出
機のホッパーより熱可塑性ポリウレタン樹脂を所定のフ
ィード量で供給した。紡糸ノズルから熱可塑性ポリウレ
タン樹脂の吐出を確認後、押出機のベント口から耐熱加
工安定剤としてスミライザーGS(住友化学工業(株)
製)を所定のフィード量でフィードする通常の溶融紡糸
法により、20デニールのモノフィラメントポリウレタ
ン弾性糸を製造した。使用原料と製造したポリウレタン
弾性糸の性能を表4に示す。
【0035】<性能試験方法>軟化温度及びカビ抵抗性
は前記ポリウレタンシートの性能試験方法と同じ方法に
より測定した。 (1)フィッシュアイ 紡糸開始より20日後のポリウレタン弾性糸を走行させ
ながら100μm以上のフィッシュアイをレーザー光に
より光学的に測定した。測定結果はポリウレタン弾性糸
106 m当りのフィッシュアイの個数で示す。 (2)装置寿命 溶融押出機の吐出圧が150kg/cm2 の場合にスピ
ンパック前の計量ポンプのサクション圧が50kg/c
2 まで低下する日数を測定した。
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明により、耐水
性、耐カビ性、耐熱性などに優れ且つフィッシュアイに
代表される微小異物の発生を防止したポリウレタン弾性
糸を提供することが可能となった。また、ポリウレタン
弾性糸を溶融紡糸する際に生産装置内のゲル化物を低減
化して長期の連続生産を可能とし、品質の高いポリウレ
タン弾性糸を安価に製造する方法を提供することができ
る。さらに、このような本発明のポリウレタン弾性糸や
ポリウレタン成形品などを製造するための諸物性の良好
な熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物及びポリイソシアネ
ート組成物を提供することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/94 A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機ジイソシアネート、平均分子量50
    0〜5000のポリアルキレンエーテルグリコール、及
    び鎖延長剤を反応させて得られる熱可塑性ポリウレタン
    樹脂中に耐熱加工安定剤を0.1〜3重量%均一に含有
    させて成ることを特徴とする熱可塑性ポリウレタン樹脂
    組成物。
  2. 【請求項2】 有機ジイソシアネート及び平均分子量3
    00〜3000のポリエステルグリコールを反応させて
    得られるイソシアネート含量3〜12重量%のポリイソ
    シアネート化合物中に耐熱加工安定剤を0.5〜20重
    量%均一に含有させて成ることを特徴とするポリイソシ
    アネート組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の熱可塑性ポリウレタン
    樹脂組成物100重量部に対し、有機ジイソシアネート
    及び平均分子量300〜3000のポリエステルグリコ
    ールを反応させて得られるイソシアネート含量3〜12
    重量%のポリイソシアネート化合物を5〜30重量部の
    比率で混合し溶融紡糸して得られるポリウレタン弾性
    糸。
  4. 【請求項4】 有機ジイソシアネート、平均分子量50
    0〜5000のポリアルキレンエーテルグリコール、及
    び鎖延長剤を反応させて得られる熱可塑性ポリウレタン
    樹脂100重量部に対し、請求項2に記載のポリイソシ
    アネート組成物を5〜30重量部の比率で混合し溶融紡
    糸して得られるポリウレタン弾性糸。
  5. 【請求項5】 有機ジイソシアネート、平均分子量50
    0〜5000のポリアルキレンエーテルグリコール、及
    び鎖延長剤を反応させて得られる熱可塑性ポリウレタン
    樹脂と、該熱可塑性ポリウレタン樹脂との合計量中で
    0.1〜3重量%となる量の耐熱加工安定剤と、該熱可
    塑性ポリウレタン樹脂及び耐熱加工安定剤の合計量10
    0重量部に対し有機ジイソシアネート及び平均分子量3
    00〜3000のポリエステルグリコールを反応させて
    得られるイソシアネート含量3〜12重量%のポリイソ
    シアネート化合物を5〜30重量部の比率で混合し溶融
    紡糸して得られるポリウレタン弾性糸。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の熱可塑性ポリウレタン
    樹脂組成物100重量部に対し、有機ジイソシアネート
    及び平均分子量300〜3000のポリエステルグリコ
    ールを反応させて得られるイソシアネート含量3〜12
    重量%のポリイソシアネート化合物を5〜30重量部の
    比率で混合し溶融紡糸することを特徴とするポリウレタ
    ン弾性糸の製造方法。
  7. 【請求項7】 有機ジイソシアネート、平均分子量50
    0〜5000のポリアルキレンエーテルグリコール、及
    び鎖延長剤を反応させて得られる熱可塑性ポリウレタン
    樹脂100重量部に対し、請求項2に記載のポリイソシ
    アネート組成物を5〜30重量部の比率で混合し溶融紡
    糸することを特徴とするポリウレタン弾性糸の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 有機ジイソシアネート、平均分子量50
    0〜5000のポリアルキレンエーテルグリコール、及
    び鎖延長剤を反応させて得られる熱可塑性ポリウレタン
    樹脂と、該熱可塑性ポリウレタン樹脂との合計量中で
    0.1〜3重量%となる量の耐熱加工安定剤と、該熱可
    塑性ポリウレタン樹脂及び耐熱加工安定剤の合計量10
    0重量部に対し有機ジイソシアネート及び平均分子量3
    00〜3000のポリエステルグリコールを反応させて
    得られるイソシアネート含量3〜12重量%のポリイソ
    シアネート化合物を5〜30重量部の比率で混合し溶融
    紡糸することを特徴とするポリウレタン弾性糸の製造方
    法。
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