JP2001146640A - ポリウレタン糸およびその製造方法 - Google Patents
ポリウレタン糸およびその製造方法Info
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Abstract
きるため、ポリウレタン糸を製造する際の紡糸連続性を
改良することができ、ポリウレタン糸を布帛や衣服など
に加工する際の工程通過性を向上させることができ、さ
らに得られる布帛や衣服などの外観品位を優れたものと
すること。 【解決手段】膠着防止剤を含有するポリウレタン糸であ
って、該膠着防止剤が下記一般式(I)で表される化学
構造を有することを特徴とするポリウレタン糸。 R1−Z−R2 ……(I) (式中、R1、R2:炭素数が14〜22のアルキル基ま
たはアルケニル基であり、Zは下記一般式(II)で表さ
れる化学構造を有する) −O−C(O)−NH−R3−NH−C(O)−O− ……(II) (R3は炭素数6〜18の芳香族炭化水素または脂環族
炭化水素を表す)
Description
よびその製造方法に関する。
を用いて布帛や衣服などに加工する際の工程通過性に優
れ、得られた布帛や衣服の外観品位を優れたものにする
ことができるポリウレタン糸およびその製造方法に関す
る。
来から溶融紡糸法、乾式紡糸法、湿式紡糸法等が行われ
ており、これらの方法では紡出後にコアに糸を巻き取っ
た際、糸同士が膠着し、コアに巻き取られた糸を後加工
工程でコアから解舒して引き出す際、膠着の抵抗のため
糸の引き出しが困難となって糸切れが発生し、順調な操
業ができなくなる場合があった。
レタン糸を解舒する際の抵抗力、すなわち、解舒張力の
大きさによって表すことができる。膠着はポリウレタン
糸の巻糸体としての特性項目中で特に重用である。ポリ
ウレタン糸は、その紡糸中に引張りによる伸長歪みを受
け、巻き取られているので、巻糸体は内層部になるほど
多大な締め付け圧力が加えられる。特に巻糸体を形成す
る際、初期に巻き上げられる糸層、すなわち、巻糸体の
コア近傍である内層部の糸には最も大きな圧力が加えら
れる。従って、長期間の保管や比較的高い温度での保管
により膠着が進み、解舒張力の増加や変動につながり、
目的とする安定した張力下でのポリウレタン糸の解舒が
できなくなる場合がある。例えば、数カ月間保管した巻
糸体は紡糸直後の新しい巻糸体に比べ内層部のポリウレ
タン糸を解舒する際の抵抗力は甚大となり、場合によっ
ては巻糸体の内層部の糸を引き出せないため廃棄せねば
ならなくなる場合もあり得る。このようなポリウレタン
糸の膠着を防止することはポリウレタン糸の製造および
ポリウレタン糸を含有する布帛の製造における経済性を
改良することになる。
たポリウレタン糸へステアリン酸カルシウムのような脂
肪酸金属塩の添加する技術が開示されている。しかしな
がら、このような技術において添加物は乾式紡糸プロセ
スにおける口金孔での析出物の形成やポリマ溶液配管に
おけるフィルター目詰まりの原因となって紡糸連続性を
低下せしめる。すなわち、口金孔での析出物やフィルタ
ー目詰まりはポリウレタン糸のフィラメント形成を不連
続にしてしまい、その結果、糸切れを引き起こし、析出
物や目詰まりを取り除くための清掃や交換を行うための
プロセス停止の頻度が増大する。より良好な膠着防止性
能およびより良好なポリウレタン糸製造プロセスの経済
性を両立する膠着防止剤が必要とされていた。
nH2n+1)mX(但し、nは15から35、mは1
から3、Xは5以下の炭素数を有する脂肪酸エステルま
たは5以下の炭素数を有する脂肪酸アミドまたは5以下
の炭素数を有する脂肪酸エステルカルシウム塩を表す)
を0.1から2.0重量部配合した熱可塑性ポリウレタ
ンを原料とする弾性不織布の方法が開示されている。こ
の方法では該熱可塑性樹脂は溶融紡糸され、かつ連続的
に高温高速のブラストガスで吐出され極細繊維の不織布
とすることができ、巻き上げ不織布反物は容易に開反で
きる。
ウレタンにブロッキング防止と粘着防止を付与する添加
物処方が開示されている。その添加剤処方は(1)エチ
レンビスステリルアミドとエチレンビスステリルアミド
を含む脂肪族系の特定アミドとビスアミド0.5から
4.0部、(2)シリカ、タルク、長石、マイカ、カー
ボンブラック、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム等の良
く砕かれた微粉体1から15部配合を必須成分とする。
この場合には2成分以上が必要となり、ポリウレタン糸
の製造プロセスを煩雑にするためその経済性としては好
ましくない。
ウレタン糸同士の膠着を防止することができるため、ポ
リウレタン糸を製造する際の紡糸連続性を改良すること
ができ、ポリウレタン糸を布帛や衣服などに加工する際
の工程通過性を向上させることができ、さらに得られる
布帛や衣服などの外観品位を優れたものとすることがで
きるポリウレタン糸およびその製造方法を提供すること
にある。
は前記課題を解決するため、以下の解決手段を有する。
タン糸であって、該膠着防止剤が下記一般式(I)で表
される化学構造を有することを特徴とするポリウレタン
糸である。
たはアルケニル基であり、Zは下記一般式(II)で表さ
れる化学構造を有する) −O−C(O)−NH−R3−NH−C(O)−O− ……(II) (R3は炭素数6〜18の芳香族炭化水素または脂環族
炭化水素を表す)また、本発明のポリウレタン糸の製造
方法は前記課題を解決するため、以下の解決手段を有す
る。
後、該ポリウレタン溶液に下記一般式(I)で表される
化学構造を有する膠着防止剤を添加し、前記ポリウレタ
ン溶液を紡糸することを特徴とするポリウレタン糸の製
造方法である。
たはアルケニル基であり、Zは下記一般式(II)で表さ
れる化学構造を有する) −O−C(O)−NH−R3−NH−C(O)−O− ……(II) (R3は炭素数6〜18の芳香族炭化水素または脂環族
炭化水素を表す)
いて詳細に述べる。
限定されるものではなく、その合成法も特に限定される
ものではない。
とジアミンからなるポリウレタンウレアであってもよ
く、また、ポリオールとジイソシアネートとジオールか
らなるポリウレタンであってもよい。
を分子内に有する化合物を使用したポリウレタンウレア
であってもよい。
能性以上の多官能性のグライコールやイソシアネート等
が併用使用されることも好ましい。
る代表的な構造単位について説明する。
ル系グリコール、ポリエステル系グリコール、ポリカー
ボネートジオール等が好ましい。そして、特に糸にした
際の柔軟性、伸度が要求される際には、ポリエーテル系
グリコールを用いることが好ましい。ポリエーテル系グ
リコールとしては、例えば、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテ
ルグリコール(以下、PTMGと略記する)、THFお
よび3−MeTHFの共重合体である変性PTMG(以
下、3M−PTMGと略記する)、THFおよび2,3
−ジメチルTHFの共重合体である変性PTMG、特許
公報第2615131号公報などに開示される側鎖を両
側に有するポリオール等が好ましい。これらポリエーテ
ル系グリコールを1種または2種以上混合もしくは共重
合して用いることも好ましい。
光性が特に要求される際には、ブチレンアジペート、ポ
リカプロラクトンジオール、特開昭61−26612号
公報などに開示されている側鎖を有するポリエステルポ
リオールなどをはじめとするポリエステル系グリコール
や特公平2−289516号公報などに開示されている
ポリカーボネートジオールを用いることも好ましい。
てもよいし、2種以上混合もしくは共重合して用いるこ
とも好ましい。本発明に用いるポリオールの分子量は糸
にした際に優れた伸度、強度、弾性回復力、耐熱性など
を得る観点から数平均分子量で1000以上8000以
下が好ましい。より好ましくは1800以上6000以
下である。
して、特に耐熱性や強度の高いポリウレタンを合成する
際には、芳香族ジイソシアネートが好ましく使用され
る。
ば、ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、MDI
と略記する)、トリレンジイソシアナート、1,4−ジ
イソシアナトベンゼン、キシリレンジイソシアナート、
2,6−ナフタレンジイソシアナートなどが好ましく用
いられる。
えば、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)
(以下、H12MDIと略記する。)、イソホロンジイソシ
アネート、メチルシクロヘキサン2,4−ジイソシアネ
ート、メチルシクロヘキサン2,6−ジイソシアネー
ト、シクロヘキサン1,4−ジイソシアネート、ヘキサ
ヒドロキシリレンジイソシアネート、ヘキサヒドロトリ
レンジイソシアネート、オクタヒドロ1,5−ナフタレ
ンジイソシアネートなどが好ましく用いられる。
リウレタン糸の黄変を抑制するために好ましく用いられ
る。そして、これらのジイソシアネートは単独で使用し
てもよいし、2種以上を併用することも好ましい。
分子量ジアミンまたは低分子ジオールのいずれも好まし
く用いられる。
アミノ基を分子中に有するものであってもよい。本発明
で使用する低分子量ジアミンとしては、例えば、エチレ
ンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1,3−プロ
パンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、p−フェニレ
ンジアミン、p−キシリレンジアミン、m−キシリレン
ジアミン、p,p’−メチレンジアニリン、1,4−シ
クロヘキシルジアミン、1,3−シクロヘキシルジアミ
ン、ヘキサヒドロメタフェニレンジアミン、2−メチル
ペンタメチレンジアミン、ビス(4−アミノフェニル)フ
ォスフィンオキサイドなどが好ましく用いられる。これ
らの中から1種または2種以上を選んで用いることも好
ましい。
を得る観点から、エチレンジアミンを使用するのが好ま
しい。
造を形成することのできるトリアミン化合物、例えばジ
エチレントリアミン等を効果を失わない程度に加えるこ
とも好ましい。
は、例えば、エチレングリコール、1,3プロパンジオ
ール、1,4ブタンジオール、ビスヒドロキシエトキシ
ベンゼン、ビスヒドロキシエチレンテレフタレート、1
−メチル−1,2−エタンジオールなどが好ましく用い
られる。これらの中から1種または2種以上を選んで用
いることも好ましい。
レタンとしては耐熱性が高く、強度の高い糸を得る観点
から、エチレングリコール、1,3プロパンジオール、
1,4ブタンジオール等が好ましい。
から、本発明のポリウレタン糸の数平均分子量は400
00以上150000以下であることが好ましい。
定し、ポリスチレンにより換算した値をいう。
とジイソシアネートからなり、かつポリウレタン糸の高
温側の融点が160℃以上260℃以下のものが好まし
い。
で糸を測定した際のセカンドランの値を示し、ポリウレ
タンのいわゆるハードセグメントの融点が該当する。高
温側の融点が160℃以上260℃以下であると、工程
通過性も含め、実用上の問題がなく、かつ紡糸連続性に
優れるという傾向がある。
分子量が1800以上6000以下であるPTMG、ジ
イソシアネートとしてMDI、エチレングライコール、
1、3プロパンジオールおよび1、4ブタンジオールか
らなる群のうちから少なくとも1種選んだジオールを併
用して合成され、かつ、高温側の融点が160℃以上2
60℃以下であるポリウレタン糸は、特に伸度が高くな
り、さらに上記のように、工程通過性も含め、実用上の
問題がなく、かつ熱セット性に優れるのでより好まし
い。
60℃以上260℃以下とするには、事前にテストを
し、ジイソシアネートとポリオール、ジオールの比率を
選択するのが好ましい。
有する。本発明において膠着防止剤は下記一般式(I)
で表される化学構造を有するものである。
たはアルケニル基であり、Zは下記一般式(II)で表さ
れる化学構造を有する) −O−C(O)−NH−R3−NH−C(O)−O− ……(II) (R3は炭素数6〜18の芳香族炭化水素または脂環族
炭化水素を表す) R1およびR2は基本的には直鎖のアルキル基またはアル
ケニル基であることが好ましく、直鎖のアルキル基とし
て炭素数14のペンタデシル基、すなわちC14H29、炭
素数17のステアリル基、すなわちC17H35、直鎖のア
ルケニル基としては炭素数17のオレイル基、すなわち
C17H33などが好ましい。
連続性、耐薬品性、得られる糸の形態を良好なものとす
る観点から、0.1重量%以上10重量%以下が好まし
く、0.4重量%以上4重量%以下がより好ましい。
の用途により変えるのが好ましいので、用途により予め
にテストし、膠着防止剤の含有比率を決めることが好ま
しい。
し、末端封鎖剤を1種または2種以上混合して用いても
何ら構わない。これらの代表的なものとして、ジメチル
アミン、ジイソプロピルアミン、エチルメチルアミン、
ジエチルアミン、メチルプロピルアミン、イソプロピル
メチルアミン、ジイソプロピルアミン、ブチルメチルア
ミン、イソブチルメチルアミン、イソペンチルメチルア
ミン、ジブチルアミン、ジアミルアミンなどのモノアミ
ン、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロ
パノール、アリルアルコール、シクロペンタノールなど
のモノオール、フェニルイソシアネートなどのモノイソ
シアネートなどが好ましい。
定剤や顔料などを含有するのも好ましい。例えば、耐光
剤、酸化防止剤などとしていわゆるBHTや住友化学社
製の”スミライザー”GA−80などをはじめとするヒ
ンダードフェノール系薬剤、各種のチバガイギー社製”
チヌビン”をはじめとするベンゾトリアゾール系、ベン
ゾフェノン系薬剤、住友化学製の”スミライザー”P−
16をはじめとするリン系薬剤、各種のヒンダードアミ
ン系薬剤、酸化鉄、酸化チタンをはじめとする各種顔
料、また酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、
カーボンブラックをはじめとする無機物、フッ素系また
はシリコーン系樹脂粉体、ステアリン酸マグネシウムを
はじめとする金属石鹸、また、銀や亜鉛やこれらの化合
物などを含む殺菌剤、消臭剤、またシリコーン、鉱物油
などの滑剤、硫酸バリウム、酸化セリウム、ベタインや
リン酸系などをはじめとする各種の帯電防止剤などが含
まれたり、またこれらがポリマと反応することも好まし
い。そして、特に光や各種の酸化窒素などへの耐久性を
さらに高めるには、酸化窒素補足剤、例えば日本ヒドラ
ジン製のHN−150、熱酸化安定剤、例えば住友化学
製の”スミライザー”GA−80、光安定剤、例えば住
友化学製の”スミソーブ”300♯622などを使用す
ることは好ましい。
ついて詳細に説明する。
液を調製するのが好ましい。ポリウレタン溶液の製法、
また、溶液の溶質であるポリウレタンの製法はどのよう
な方法であってもよい。例えば、溶融重合法または溶液
重合法のいずれの方法であってもよい。ポリウレタンに
ゲルなどの異物の発生が少なく、紡糸しやすく、低繊度
のポリウレタン糸を得る観点から、溶液重合法が好まし
い、また、当然のことであるが、溶液重合の場合、溶液
にする操作が省ける。
リオールとして分子量が1800以上6000以下のP
TMG、ジイソシアネートとしてMDI、ジオールとし
てエチレングライコール、1,3プロパンジオール、
1,4ブタンジオールからなる群のうち少なくとも1種
を選んで合成され、かつ、高温側の融点が160℃以上
260℃以下であるものが好ましい。
C、DMF、DMSO、NMPなどやこれらを主成分と
する溶剤の中で、上記の原料を用い合成することにより
得るのが好ましい。例えば、こうした溶剤中に、各原料
を投入、溶解せしめ、適度な温度に加熱し、反応せしめ
ポリウレタンとする、いわゆるワンショット法、また、
ポリオールとジイソシアネートをまず溶融反応せしめ、
しかる後に、該反応物を溶剤に溶解し、前述のジオール
と反応せしめ、ポリウレタンとする方法などが、特に好
適な方法として採用され得る。
リウレタンの高温側の融点を160℃以上260℃以下
に調節する代表的な方法は、ポリオール、MDI、ジオ
ールの種類と比率をコントロールすることが好ましい。
ポリオールの分子量が低い場合には、MDIの割合を相
対的に多くすることが好ましい。同様に高温側の融点が
高いポリウレタンを得るため、ジオールの分子量が低い
場合にはポリオールの割合を相対的に少なくすることが
好ましい。
合、高温側の融点を160℃以上にするには、(MDI
のモル数)/(ポリオールのモル数)=1.3以上の割
合で重合を進めることが好ましい。
アミン系触媒や有機金属触媒を1種または2種以上混合
して用いても何ら構わない。これらの代表的なものとし
ては、アミン系触媒としては、例えば、N,N-ジメチルシ
クロヘキシルアミン、N,N-ジメチルベンジルアミン、ト
リエチルアミン、N-メチルモルホリン、N-エチルモルホ
リン、N,N,N',N'-テトラメチルエチレンジアミン、N,N,
N',N'-テトラメチル-1,3-プロパンジアミン、N,N,N',N'
-テトラメチルヘキサンジアミン、ビス-2-ジメチルアミ
ノエチルエーテル、N,N,N',N',N'-ペンタメチルジエチ
レントリアミン、テトラメチルグアニジン、トリエチレ
ンジアミン、N,N'-ジメチルピペラジン、N-メチル-N'-
ジメチルアミノエチル-ピペラジン、N-(2-ジメチルアミ
ノエチル)モルホリン、1-メチルイミダゾール、1,2-ジ
メチルイミダゾール、N,N-ジメチルアミノエタノール、
N,N,N'-トリメチルアミノエチルエタノールアミン、N-
メチル-N'-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン、2,4,6-ト
リス(ジメチルアミノメチル)フェノール、N,N-ジメチル
アミノヘキサノール、トリエタノールアミン等が好まし
い。また、有機金属触媒としてはオクタン酸スズ、二ラ
ウリン酸ジブチルスズ、オクタン酸鉛ジブチル等が好ま
しい。こうして得られるポリウレタン溶液の濃度は特に
限定されるものではないが、通常、30重量%以上80
重量%以下とすることが好ましい。
液に膠着防止剤を添加する。膠着防止剤のポリウレタン
溶液への添加方法としては、任意の方法が採用できる。
その代表的な方法としては、スタティックミキサーによ
る方法、攪拌による方法、ホモミキサーによる方法、2
軸押し出し機を用いる方法など各種手段を採用するのが
好ましい。ここで、添加される膠着防止剤は溶液にして
添加することが好ましい。膠着防止剤は溶液であるとポ
リウレタン溶液への均一な添加が可能となる。
添加により、添加後の混合溶液の溶液粘度は添加前のポ
リウレタンの溶液粘度に比べ予想以上に高くなる現象が
発生する場合がある。この現象を防止する観点からジメ
チルアミン、ジイソプロピルアミン、エチルメチルアミ
ン、ジエチルアミン、メチルプロピルアミン、イソプロ
ピルメチルアミン、ジイソプロピルアミン、ブチルメチ
ルアミン、イソブチルメチルアミン、イソペンチルメチ
ルアミン、ジブチルアミン、ジアミルアミンなどのモノ
アミン、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソ
プロパノール、アリルアルコール、シクロペンタノール
などのモノオール、フェニルイソシアネートなどのモノ
イソシアネートなどの末端封鎖剤を1種または2種以上
混合して用いることも好ましく行われる。
形状などは特に限定されるものではない。例えば、糸の
断面は円形であってもよく、また扁平であってもよい。
ポリウレタン糸の紡糸は繊度が低いほど紡糸連続性が低
くなり、また、その巻糸体の膠着が増大する傾向にある
が、本発明の膠着防止剤を使用した場合、繊度が低い場
合でも、その紡糸連続性および巻糸体の膠着に対する改
良効果が著しい。
法、溶融法のいずれの方法であってもよい。本発明にお
いては、特に乾式紡糸法が好ましい。
すなわち、解舒張力等は、特にゴデローラーと巻取機の
速度比の影響を受けやすいので、糸の使用目的に応じて
決めるのが好ましい。
紡糸口金からでた糸条を最初に巻き取るローラーをい
い、ゴデローラーと巻取機の間には他のローラーが介在
してもよい。
の速度比を1.1以上1.65以下として巻き取ること
が好ましい。また、1.15以上1.4以下として巻き
取ることがより好ましい。
上であることが、強度を高くする観点から好ましい。
説明する。
(wt%)とした値である。
説明する。 [解舒張力]解舒張力は米国特許4296174号明細
書のカラム4、20行から45行および図6に記載され
る方法を用いて測定した。糸を45.7m/分で巻糸体
の側面から引き剥がし、183mを引き剥がす間の平均
張力を計測した。計測時の温度は25℃、60%RHに
て実施した。計測する巻糸体の位置は巻糸体表層、中央
層、最内部層とした。具体的に巻糸体表層とは巻糸体表
面から約5グラムの糸を除去した層であった。この理由
は巻糸体表面の巻き上げのパターンを故意に変える場合
があるからである。最内部層とは巻糸体に巻糸を約5g
を残した層。中央層とは巻糸体表層、最内部層の中間の
層とした。解舒張力を測定する巻糸体は6ヶ月以上、約
20℃にて保管したものを使用した。 [破断強度、破断伸度]破断強度、破断伸度は、ポリウ
レタン糸をインストロン4502型引張試験機を用い、
引張テストすることにより得られた。これらは下記によ
り定義される。
張速度で300%伸長を5回繰返した。このときの応力
を(G1)とした。次に該長さを30秒間保持した。3
0秒間保持後の応力を(G2)とした。次に該伸長を回
復せしめ応力が0になった時の試料の長さを(L2)と
した。さらに6回目にポリウレタン糸が切断するまで伸
長した。この破断時の応力を(G3)、破断時の試料長
さを(L3)とした。
る。
キサン溶液(5重量%)に24時間浸積処理し、次に
N,N’−ジエチルトルアミドのエタノール溶液(0.
5重量%)に1時間浸積処理した。その後、糸をフリー
で24時間、室温で乾燥し、破断強度(G4)を測定し
た。未処理糸の破断強度(G3)に対する(G4)の保
持率を耐薬品性とした。
らに詳しくは、糸切れが発生するまでの時間×ゴデロー
ラー周速度の平均値とした。 [パンスト外観]パンスト外観は20dtexナイロン
糸によるカバーリング糸(SCY)を形成し、ゾッキパ
ンストを編成し、足形に固定し、表面の欠点と編成組織
の均一性を目視で判定する官能評価である。4段階で評
価を行い、欠点は無く、パンスト表面全体の編成組織の
均一が保たれているものを1級、欠点は無いが、パンス
ト表面全体の編成組織の不均一が判別可能であるものを
2級、軽度の欠点があるものを3級、重度の欠点がある
ものを4級とした。 (実施例1)分子量2900のPTMG、MDIおよび
エチレングリコールからなるポリウレタンのDMAC溶
液(35wt%)を重合しポリマ溶液A1とした。次
に、膠着防止剤としてMDIとACROS社製オレイル
アルコール(純度60%、他40%は炭素数18のアル
キルアルコール、炭素数14のアルキルアルコール、炭
素数14のアルケニルアルコール)の反応生成物のDM
AC分散液を調整した。調整には水平ミルWILLY
A.BACHOFEN社製DYNO−MIL KDLを
用い、85%ジルコニアビーズを充填、50g/min
の流速で均一な微分散液を調整、膠着防止剤分散液B1
(35wt%)とした。更に、アメリカ合衆国特許35
55115号に記するt−ブチルジエタノールアミンと
メチレン−ビス−(4−シクロヘキシルイソシアネ−
ト)の反応によって生成せしめたポリウレタンとアメリ
カ合衆国特許3553290号に記するp−クレゾ−ル
とジビニルベンゼンの縮合重合体の2対1重量比の混合
物のDMAC溶液(35wt%)を調整し、酸化防止剤
溶液C1(35wt%)とした。A1、B1、C1を94w
t%、2wt%、4wt%で均一に混合し、紡糸溶液D
1とした。これをゴデローラーと巻取機の速度比1.4
0として540m/分のスピードで乾式紡糸することに
より、20dtex、モノフィラメントの200g巻糸
体を得た。この糸の破断伸度、破断強度、解舒張力、耐
薬品性、紡糸連続性を表1に示す。解舒張力はB1未配
合の比較例1に比べ巻糸体表層、中央層、最内部層、総
じて低く、特に最内部層の比較では1/10に低減して
いる。また、破断伸度、破断強度はB1未配合の比較例
1と同等または同等以上であり、耐薬品性はB1未配合
の比較例1の1.5倍、紡糸連続性は1.17倍であっ
た。倍本糸を用い20dtexのナイロン糸によるカバ
ーリング糸(SCY)を形成し、ゾッキパンストを編ん
だところ、外観品位の優れた優れたゾッキパンストを得
ることができた。また、本パンストをオレイン酸のヘキ
サン溶液(5wt%)に20分間浸積、洗濯、乾燥処理
後、このパンストの着用試験を実施したところ、その耐
久性は比較例1の糸を用いた場合の1.3倍であった。
RDRICH社製ラウリルアルコール(炭素数12のア
ルキルアルコール)の反応生成物のDMAC分散液を調
整した。調整には実施例1と同一方法にて実施し、膠着
防止剤分散液B2(35wt%)とした。ポリマ溶液A
1、B2、C1を93wt%、3wt%、4wt%で均一
に混合し、溶液D2とした。これをゴデローラーと巻取
機の速度比1.40として540m/分のスピードで乾式
紡糸することにより、20dtex、モノフィラメント
の200g巻糸体を得た。この糸の破断伸度、破断強
度、解舒張力、耐薬品性、紡糸連続性を表1に示す。解
舒張力はB2未配合の比較例1に比べ巻糸体表層、中央
層、最内部層、総じて低く、特に最内部層の比較では1
/10に低減している。また、破断伸度、破断強度はB
2未配合の比較例1と同等または同等以上であり、耐薬
品性はB2未配合の比較例1の1.4倍、紡糸連続性は
1.08倍であった。本糸を用い20dtexのナイロ
ン糸によるカバーリング糸(SCY)を形成し、ゾッキ
パンストを編んだところ、外観品位の優れた優れたゾッ
キパンストを得ることができた。また、本パンストをオ
レイン酸のヘキサン溶液(5wt%)に20分間浸積、
洗濯、乾燥処理後、このパンストの着用試験を実施した
ところ、その耐久性は比較例1の糸を用いた場合の1.
3倍であった。 (実施例3)分子量1800のPTMG、MDI、エチ
レンジアミンおよび末端封鎖剤としてジエチルアミンか
らなるポリウレタンのDMAC溶液(35wt%)を重
合し、溶液A2とした。ポリマ溶液A2、B1、C1を9
5.4wt%、0.6wt%、4.0wt%で均一に混
合し、溶液D3とした。溶液D3をゴデローラーと巻取
機の速度比を1.20として600m/分のスピードで乾
式紡糸することにより、20dtexのマルチフィラメ
ントの500g巻糸体を得た。この糸の破断伸度、破断
強度、解舒張力、耐薬品性、紡糸連続性を表1に示す。
解舒張力はB1未配合の比較例2に比べ巻糸体表層、中
央層、最内部層、総じて低く、特に最内部層の比較では
1/8に低減している。また、破断伸度、破断強度はB
1未配合の比較例2と同等または同等以上であり、耐薬
品性はB1未配合の比較例2の1.2倍、紡糸連続性は
1.45倍であった。本糸を用い20dtexのナイロ
ン糸によるカバーリング糸(SCY)を形成し、ゾッキ
パンストを編んだところ、外観品位の優れた優れたゾッ
キパンストを得ることができた。また、本パンストをオ
レイン酸のヘキサン溶液(5wt%)に20分間浸積、
洗濯、乾燥処理後、このパンストの着用試験を実施した
ところ、その耐久性は比較例1の糸を用いた場合の1.
2倍であった (実施例4)ポリマ溶液A2、B2、C1を90.0w
t%、6.0wt%、4.0wt%で均一に混合し、溶
液D4とした。溶液D4をゴデローラーと巻取機の速度
比を1.20として600m/分のスピードで乾式紡糸
することにより、20dtexのマルチフィラメントの
500g巻糸体を得た。この糸の破断伸度、破断強度、
解舒張力、耐薬品性、紡糸連続性を表1に示す。解舒張
力はB2未配合の比較例2に比べ巻糸体表層、中央層、
最内部層、総じて低く、特に最内部層の比較では1/1
6に低減している。また、破断伸度、破断強度はB2未
配合の比較例2と同等または同等以上であり、耐薬品性
はB2未配合の比較例2の1.2倍、紡糸連続性は1.
09倍であった。本糸を用い20dtexのナイロン糸
によるカバーリング糸(SCY)を形成し、ゾッキパン
ストを編んだところ、外観品位の優れた優れたゾッキパ
ンストを得ることができた。また、本パンストをオレイ
ン酸のヘキサン溶液(5wt%)に20分間浸積、洗
濯、乾燥処理後、このパンストの着用試験を実施したと
ころ、その耐久性は比較例1の糸を用いた場合の1.2
倍であった。 (比較例1)実施例1および実施例2で使用した膠着防
止剤を含有しない糸を作るためポリマ溶液A1、添加剤
溶液C1を混合し、均一溶液E1とした。溶液E1をゴデ
ローラーと巻取機の速度比を1.40として540m/
分のスピードで乾式紡糸することにより、20dte
x、モノフィラメントの糸を得た。この糸の破断伸度、
破断強度、解舒張力、耐薬品性、紡糸連続性を表1に示
す。本糸を用い20dtexのナイロン糸によるカバー
リング糸(SCY)を形成し、ゾッキパンストを編ん
だ。 (比較例2)実施例3および実施例4で使用した膠着防
止剤を含有しない糸を作るためポリマ溶液A2、添加剤
溶液C1を混合し、均一溶液E2とした。溶液E2をゴ
デローラーと巻取機の速度比を1.20として600m
/分のスピードで乾式紡糸することにより、20dte
xのマルチフィラメントの500g巻糸体を得た。この
糸の破断伸度、破断強度、解舒張力、耐薬品性、紡糸連
続性を表1に示す。本糸を用い20dtexのナイロン
糸によるカバーリング糸(SCY)を形成し、ゾッキパ
ンストを編んだ。 (比較例3)膠着防止剤として米国特許3382202
号明細書に開示される方法の脂肪族系のアミドとしてエ
チレンビスステリルアミドおよび良く砕かれた微粉体と
して最大粒径0.5μmのステアリン酸マグネシウムを
1対2重量比で混合したDMAC分散液を調整した。調
整には実施例1と同一方法にて実施し、最大粒径は1ミ
クロンメートルであった。これを膠着防止剤分散液B3
(35wt%)とした。ポリマ溶液A1、B3、C1を9
4wt%、2wt%、4wt%で均一に混合し、溶液E
3とした。これをゴデローラーと巻取機の速度比1.4
0として540m/分のスピードで乾式紡糸することに
より、18デニール、モノフィラメントの200g巻糸
体を得た。この糸の破断伸度、破断強度、解舒張力、耐
薬品性、紡糸連続性を表1に示す。20dtexのマル
チフィラメントの500g巻糸体を得た。本糸を用い2
0dtexのナイロン糸によるカバーリング糸(SC
Y)を形成し、ゾッキパンストを編んだ。
糸連続性が高く、そして、その巻糸体から解舒する際の
抵抗力、すなわち、解舒張力を巻糸体の外部から内部ま
で安定して低くすることができ、長期間その巻糸体を保
管する場合にも解舒張力の経時増大を抑制できる。その
ため、本発明のポリウレタン糸を使用した布帛の製造時
には製造プロセスへ安定した解舒張力でポリウレタン糸
を供給できるため、従来にない特性を有する。特に衣服
などにしたとき、外観品位、耐薬品性などが優れる特性
を示すのである。これらの優れた特性を有することか
ら、単独での使用はもとより、各種繊維との組み合わせ
により、例えばソックス、ストッキング、丸編、トリコ
ット、水着、スキーズボン、作業服、煙火服、洋服、ゴ
ルフズボン、ウエットスーツ、ブラジャー、ガードル、
手袋や靴下をはじめとする各種繊維製品の締め付け材
料、紙おしめなどサニタニー品の漏れ防止用締め付け材
料、防水資材の締め付け材料、似せ餌、造花、電気絶縁
材、ワイピングクロス、コピークリーナー、ガスケット
など、種々の用途に展開可能である。
Claims (12)
- 【請求項1】膠着防止剤を含有するポリウレタン糸であ
って、該膠着防止剤が下記一般式(I)で表される化学
構造を有することを特徴とするポリウレタン糸。 R1−Z−R2 ……(I) (式中、R1、R2:炭素数が14〜22のアルキル基ま
たはアルケニル基であり、Zは下記一般式(II)で表さ
れる化学構造を有する) −O−C(O)−NH−R3−NH−C(O)−O− ……(II) (R3は炭素数6〜18の芳香族炭化水素または脂環族
炭化水素を表す) - 【請求項2】膠着防止剤の含有量が0.1重量%以上1
0重量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の
ポリウレタン糸。 - 【請求項3】膠着防止剤がジフェニルメタンジイソシア
ネートを主な原料として、合成されてなるものであるこ
とを特徴とする請求項1または2に記載のポリウレタン
糸。 - 【請求項4】ポリウレタンが、エチレングリコール、
1、3プロパンジオールおよび1、4ブタンジオールか
らなる群のうちから選ばれる少なくとも1種のジオール
とポリオール、ジフェニルメタンジイソシアネートを主
な原料として、合成されてなるものであることを特徴と
する請求項1〜3のいずれかに記載のポリウレタン糸。 - 【請求項5】ポリオールの分子量が1800以上600
0以下であることを特徴とする請求項4に記載のポリウ
レタン糸。 - 【請求項6】ポリウレタンの高温側の融点が160℃以
上260℃以下であることを特徴とする請求項4または
5に記載のポリウレタン糸。 - 【請求項7】ポリウレタンがポリウレタンウレアである
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のポリ
ウレタン糸。 - 【請求項8】繊度が44デシテックス以下であることを
特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のポリウレタ
ン糸。 - 【請求項9】ポリウレタン溶液を調製した後、該ポリウ
レタン溶液に下記一般式(I)で表される化学構造を有
する膠着防止剤を添加し、前記ポリウレタン溶液を紡糸
することを特徴とするポリウレタン糸の製造方法。 R1−Z−R2 ……(I) (式中、R1、R2:炭素数が14〜22のアルキル基ま
たはアルケニル基であり、Zは下記一般式(II)で表さ
れる化学構造を有する) −O−C(O)−NH−R3−NH−C(O)−O− ……(II) (R3は炭素数6〜18の芳香族炭化水素または脂環族
炭化水素を表す) - 【請求項10】紡糸方法が乾式であることを特徴とする
請求項9に記載のポリウレタン糸の製造方法。 - 【請求項11】紡糸速度が450m/分以上であること
を特徴とする請求項9または10に記載のポリウレタン
糸の製造方法。 - 【請求項12】ゴデローラーと巻取機の速度比を1.1
5以上1.65以下とすることを特徴とする請求項9〜
11のいずれかに記載のポリウレタン糸の製造方法。
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