JPH08812Y2 - ロータリ耕耘装置の耕深検出装置 - Google Patents

ロータリ耕耘装置の耕深検出装置

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JPH08812Y2
JPH08812Y2 JP8243990U JP8243990U JPH08812Y2 JP H08812 Y2 JPH08812 Y2 JP H08812Y2 JP 8243990 U JP8243990 U JP 8243990U JP 8243990 U JP8243990 U JP 8243990U JP H08812 Y2 JPH08812 Y2 JP H08812Y2
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angle sensor
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良二 上田
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はロータリ耕耘装置の耕深検出装置に関し、
特にリヤカバーの回動角を検出することにより耕深を検
出するロータリ耕耘装置の耕深検出装置に関する。
(従来の技術) 従来、ロータリ耕耘装置の耕深検出装置として、前端
部がロータリ耕耘装置機体に枢着され、後端部が耕土表
面に設置するリヤカバーを備え、このリヤカバーの後端
部の変位をフィードバック機構を介して検出し、基準位
置からの変位量に基いて耕深を検出するようにしたもの
がある(特開昭61−268103号公報)。
この装置は、田植えの前に田の土を掻きならす耕起や
代掻き、又は畑の畝を作る畝立作業の何れの場合におい
てもフィードバック機構の作用により耕深検出を行うよ
うになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、畝立作業時に上記耕深検出を行うと、その
検出された耕深に応じてロータリ耕耘装置の上下位置が
切換えられるときに、畝に段ができてしまうという問題
があった。
この考案はこのような事情に鑑みて為されたもので、
畝立作業時は自動的に耕深検出を中止し、畝に段ができ
るのを防止することのできるロータリ耕耘装置の耕深検
出装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、この考案は、地面を耕す耕
耘体を覆う固定カバーと、前端部がこの固定カバーの後
端部に枢着された変位カバーと、この変位カバーを前記
固定カバーに対し所望の角度で固定するカバー固定機構
と、一端部がこの変位カバーの後端部に枢着され、他端
部が耕土表面側に位置するリヤカバーと、このリヤカバ
ーの回動動作に応じて回動するロッドと、このロッドの
回動角を検出する回動角センサとを備え、その回動角セ
ンサにより耕深を検出するようにしたロータリ耕耘装置
の耕深検出装置において、前記回動角センサを前記変位
カバーに固定し、前記ロータリ耕耘装置の畝立作業用の
培土器を連結したときに、その培土器の一部との干渉を
避けるための切欠を前記リヤカバーの後端部略中央に設
け、前記培土器を外したときにはこの切欠に閉塞板を着
脱自在に装着してその切欠を閉塞し、前記ロッドの一端
部を前記閉塞板に連結し、そのロッドの他端部を前記回
動角センサに着脱自在に連結したことを特徴とするもの
である。
(作用) 上記ロータリ耕耘装置の耕深検出装置は、耕起又は代
掻き作業時には、固定カバーに対する変位カバーを所定
の角度に設定してリヤカバーの他端部を耕土表面に近づ
けるようにすれば、浅い耕耘が可能となり、次いで閉塞
部材をリヤカバーに取付け、ロッドを閉塞板と回転角セ
ンサとに連結すれば、リヤカバーの回動に応じてロッド
も回動し、そのロッドの回動が回動角センサに伝達され
耕深が検出される。
一方、畝立作業時は、前記変位カバーの角度を切り換
え、耕起又は代掻き作業時に較べ、リヤカバーの他端部
を耕土表面から遠ざけるようにすれば、深い耕耘が可能
となり、このとき、畝立用の培土器とリヤカバーの干渉
を避けるため、閉塞部材を取り外し、ロッドも取り外す
ので、リヤカバーの回動が伝達されなくなり耕深の検出
が行われない。
(実施例) 以下、図面に基づいてこの考案の一実施例を説明す
る。
第2図は、この考案の一実施例に係るロータリ耕耘装
置の耕深検出装置が装着されたトラクタを示す側面図で
ある。
トラクタ1の車体2の後部には、一対のロワーリンク
3,3と一本のトップリンク4とからなる連結機構5を介
して、ロータリ耕耘装置6が連結されている。左右のロ
ワーリンク3,3は、夫々リフトロッド7,7を介してリフト
アーム8,8と連結されている。リフトアーム8,8が図示し
ない油圧機構の作動により昇降動作を行い、その動作に
応じてロワーリンク3,3が昇降し、それによりロータリ
耕耘装置6の上下位置が変化する。
ロータリ耕耘装置6は、第1図に示すように、装置機
体9とリヤカバー10とからなる。装置機体9は、地面を
耕す耕耘体11と、耕耘体11を覆うフロントカバー12と、
車体2の動力系からギヤ回転力を耕耘体11に伝達するギ
ヤホックス13とから構成されている。
フロントカバー12は、固定カバー14と、この固定カバ
ー14の後端部に枢着される変位カバー15とからなる。こ
のフロントカバー12には、変位カバー15を固定カバー14
に対し所望の角度で固定するカバー固定機構16,16が設
けられている。カバー固定機構16,16は、夫々、固定カ
バー14に連結される支持部材17と、変位カバー15に回動
自在に連結されるカバー角度切換部材18とからなる。こ
のカバー角度切換部材18の自由端には、4つの孔18a,18
b,18c,18dが穿設され、これら孔のうち所望の孔から支
持部材17の雌ねじ(図示せず)にボルト19をねじ込むこ
とにより、変位カバー15の固定カバー14に対する角度が
決定される。
固定カバー14には、後述する畝立作業用の培土器38を
取り付ける培土器固定機構20が設けられている。この培
土器固定機構20は取付支柱21a,21aを有する培土器取付
部材21と、この取付部材21の地面に対する角度を調節す
るためのリンク機構22とからなる。リンク機構22は、前
記ロワーリンク3,3及びトップリンク4と接続される支
持部材23と、この支持部材23と取付部材21とを継ぐ調節
部材24とからなる。リンク機構22は、ロータリ耕耘装置
6が上下動することによる支持部材23の動きに応じて調
節部材24が伸縮し、それにより取付部材21を常に地面と
並行に保つ。
前記変位カバー15の略中央には、後述するロッド31の
回動角を検出する回動角センサ25が固定されている。こ
の回動角センサ25は、図示しない制御装置に電気的に接
続されている。
変位カバー15の後端部には、ヒンジ39を介して前記リ
ヤカバー10が枢着されている。このリヤカバー10の後端
部略中央には、三角形の切欠26が設けられている。この
切欠26は閉塞部材27で閉塞される。第3図及び第4図に
示すように、閉塞部材27の上部に接続部28,28が、その
下部両端に係止部29,29が夫々形成されている。接続部2
8,28の一方にはロッド取付部30が設けられている。これ
ら接続部28,28及びロッド取付部30には、後述する鉤状
ロッド35が挿通される孔28a,28a及び30aが夫々穿設され
ている。
ロッド取付部30の先端部30bには、耕深検出用のロッ
ド31がピン32により回動自在に取り付けられている。ロ
ッド31は、下側ロッド31aと上側ロッド31bとが中央のナ
ット31cにより接続され一体となっているものであり、
上側ロッド31a又はナット31cを回すことによりロッド31
の長さを調節できるようになっている。
上記構成からなる閉塞部材27の係止部29,29を第3図
に示すように、リヤカバー10の受止部33,33に夫々係止
し、接続部28,28をリヤカバー10の接続部34に嵌装し、
その接続部34に穿設された不図示の孔と前記孔28a,28a
及び30aに鉤状ロッド35を挿通し、その先端部をピン36
で留めることによって、閉塞部材27をリヤカバー10で取
付ける。このときロッド31の上側ロッド31bの先端部31d
は、前記回動角センサ25に挿入される。
回動角センサ25は、ロッド挿入部25aと検出部25bとか
らなる。検出部25bが、ロッド挿入部25a内で回動する上
側ロッド31bの先端部31dの回動角を検出し、その検出信
号を前記図示しない制御装置に供給する。ロッド挿入部
25aには、先端部31dが着脱可能に挿入されている。
前記リヤカバー10には、前記支持部材17,17に枢支さ
れた押圧体37,37の端部が接続され、リヤカバー10はこ
の押圧体37,37によって地面に押し付けられる。
次に、上記構成を有するロータリ耕耘装置の耕深検出
装置の作動を説明する。
耕起又は代掻き作業を行うときには、閉塞部材27をリ
ヤカバー10に取り付け、ロッド31を回動角センサ25に取
り付ける。そしれ、第5図に示すように、カバー角度切
換部材18の最上部の孔18aからボルト19をねじ込んでカ
バー角度切換部材18を支持部材17に連結し、変位カバー
15を下げることにより浅い耕耘を行うようにする。作業
中、地面の凹凸等によりリヤカバー10の後端部が上下
し、リヤカバー10が回動すると、その回動角に応じてロ
ッド31が回動する。このロッド31の先端部31dの回動を
回動角センサ25が検出し、不図示の制御装置に検出信号
を供給し、それによりロータリ耕耘装置6の耕深が検出
される。
一方、畝立作業を行うときは、第6図に示すように、
カバー角度切換部材18の最下部の孔28dからボルト19を
ねじ込んでカバー角度切換部材18を支持部材17に連結
し、変位カバー15を上げることにより深い耕耘を行うよ
うにする。次いで閉塞部材27をリヤカバー10より取り外
し、培土器38を取付部材21の支柱21a,21aに固定する。
このとき培土器38の下部とリヤカバー10との干渉は、切
欠26によって避けられている。このような培土器38を取
り付けるためには、閉塞部材27を外すので、そのときロ
ッド31も回動角センサ25から外すことになる。したがっ
て、畝立作業を行うときは、自動的に耕深検出が行われ
なくなり、作業中、ロータリ耕耘装置6の上下位置の切
換がないので、畝に段ができることがない。
(考案の効果) 上述したように、この考案によれば、地面を耕す耕耘
体を覆う固定カバーと、前端部がこの固定カバーの後端
部に枢着された変位カバーと、この変位カバーを前記固
定カバーに対し所望の角度で固定するカバー固定機構
と、一端部がこの変位カバーの後端部に枢着され、他端
部が耕土表面側に位置するリヤカバーと、このリヤカバ
ーの回動動作に応じて回動するロッドと、このロッドの
回動角を検出する回動角センサとを備え、その回動角セ
ンサにより耕深を検出するようにしたロータリ耕耘装置
の耕深検出装置において、前記回動角センサを前記変位
カバーに固定し、前記ロータリ耕耘装置に畝立作業用の
培土器を連結したときに、その培土器の一部との干渉を
避けるための切欠を前記リヤカバーの後端部略中央に設
け、前記培土器を外したときにはこの切欠に閉塞板を着
脱自在に装着してその切欠を閉塞し、前記ロッドの一端
部を前記閉塞板に連結し、そのロッドの他端部を前記回
動角センサに着脱自在に連結したもので、畝立作業時
は、畝立用の培土器とリヤカバーとの干渉を避けるた
め、閉塞部材を取り外し、ロッドも取り外すので、リヤ
カバーの回動が回動角センサに伝達されなくなり耕深の
検出が行われない。したがって、ロータリ耕耘装置の上
下位置が変化しないので、畝に段ができるのを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はロータリ耕耘装置の全体斜視図、第2図はその
ロータリ耕耘装置を備えたトラクタを示す側面図、第3
図は閉塞部材を取り付けた状態を示す拡大斜視図、第4
図はその閉塞部材を示す正面図、第5図は耕起又は代掻
き作業用にセッティングされたロータリ耕耘装置を示す
側面図、第6図は畝立作業用にセッティングされたロー
タリ耕耘装置を示す側面図である。 6…ロータリ耕耘装置、10…リヤカバー、11…耕耘体、
14…固定カバー、15…変位カバー、16…カバー固定機
構、25…回動角センサ、26…切欠、27…閉塞部材、31…
ロッド、38…培土器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地面を耕す耕耘体を覆う固定カバーと、前
    端部がこの固定カバーの後端部に枢着された変位カバー
    と、この変位カバーを前記固定カバーに対し所望の角度
    で固定するカバー固定機構と、一端部がこの変位カバー
    の後端部に枢着され、他端部が耕土表面側に位置するリ
    ヤカバーと、このリヤカバーの回動動作に応じて回動す
    るロッドと、このロッドの回動角を検出する回動角セン
    サとを備え、その回動角センサにより耕深を検出するよ
    うにしたロータリ耕耘装置の耕深検出装置において、前
    記回動角センサを前記変位カバーに固定し、前記ロータ
    リ耕耘装置に畝立作業用の培土器を連結したときに、そ
    の培土器の一部との干渉を避けるための切欠を前記リヤ
    カバーの後端部略中央に設け、前記培土器を取り外した
    ときにはこの切欠に閉塞板を着脱自在に装着してその切
    欠を閉塞し、前記ロッドの一端部を前記閉塞板に連結
    し、そのロッドの他端部を前記回動角センサに着脱自在
    に連結したことを特徴とするロータリ耕耘装置の耕深検
    出装置。
JP8243990U 1990-08-02 1990-08-02 ロータリ耕耘装置の耕深検出装置 Expired - Lifetime JPH08812Y2 (ja)

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