JPH0879854A - 検針システム - Google Patents

検針システム

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JPH0879854A
JPH0879854A JP20960494A JP20960494A JPH0879854A JP H0879854 A JPH0879854 A JP H0879854A JP 20960494 A JP20960494 A JP 20960494A JP 20960494 A JP20960494 A JP 20960494A JP H0879854 A JPH0879854 A JP H0879854A
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meter
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circuit
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JP20960494A
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Hatsuo Takahashi
初夫 高橋
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Aichi Tokei Denki Co Ltd
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Aichi Tokei Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線機の送信回路と受信回路の電源を同時に
入れるようにして、データ通信用のこれら、送信回路と
受信回路の無駄な電力消費をなくす。 【構成】 メータ1に接続したメータ側無線機2の時計
体11を、標準時刻電波受信回路21で受信したJG2
ASの40kHzの標準時刻電波の時刻信号で較正す
る。検針端末器23に接続した検針器側無線機24の時
計体も同様に標準時刻電波の時刻信号で較正する。両無
線機2と24の各受信回路13Bと送信回路の電源を、
それぞれの時計体で予め決められた時刻t0 に同時に投
入する。両無線機とも電源は電池を用いる。標準時刻電
波は局符号がJG2ASの40kHzの長波を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道・ガス等の検針シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水道・ガス等の自動検針におい
て、メータ側及び端末用網制御装置側にそれぞれ無線機
を設け、センターポーリング又は端末発呼により検針を
行なう無線検針システムがある。
【0003】このシステムでは、端末側のメータと端末
用網制御装置間のデータ伝送を無線信号で行なうように
しており、その無線機は常に電源が投入された待機状態
にあり、いつでも交信できる状態になっていた。
【0004】このように、無線機がいつでも通信できる
ように常に電源が入った受信可能な状態で待機している
ため、電力消費が多く、メータの検定有効期間である数
年間連続動作させるには、極めて大容量の電池を要する
とか、商用電源を利用しなければならず、構造的に大き
くなるとか、コスト高になる等の欠点があった。
【0005】そこで、本願出願人は、端末側のメータと
端末用網制御装置間のデータ伝送装置において、無線機
の電力消費を抑え、小型の電池で長時間動作できるもの
を先に提案した(平成5年6月23日出願、特願平5−
151743号)。
【0006】このデータ伝送装置は、メータに付設した
メータ側無線機と、電話回線に接続された端末用網制御
装置に付設した網制御装置側無線機とを設け、メータ側
のデータを網制御装置側無線機へ電波形態の無線信号と
して伝送するものにおいて、両無線機内に時計機能を備
え、該時計機能により、データ伝送時以外の時間におい
ては、両無線機内の送受信回路への電流を遮断するよう
にしたものである。
【0007】このデータ伝送装置は、いわば定時通信方
式と呼ばれるべきもので、図2と図3に示す構成になっ
ていた。図2において、1a,1bは水道メータ或いは
ガスメータ等のメータで、複数個、(図においては2
個)、水道水或いはガスを使用する所定の場所に配置さ
れている。
【0008】2a,2bは上記各メータ1a,1bに夫
々有線で接続して設置したメータ側無線機である。3は
網制御装置側無線機で、上記メータ側無線機2a,2b
との間で無線により送受信する。
【0009】上記メータ側無線機2a,2bと網制御装
置側無線機3とでデータ伝送装置4を構成している。5
は上記網制御装置側無線機3と有線で接続された端末用
網制御装置である。
【0010】上記端末用網制御装置5は、NTTの電話
回線6を通じて交換機7、センター用網制御装置8及び
センター側制御装置9へ接続されている。上記端末用網
制御装置5からセンター側制御装置9までのシステム
は、従来稼動しているシステムと同様であるため、その
説明は省略し、データ伝送装置4について図3により説
明する。
【0011】図3において、1aは上記のメータ、2a
は上記のメータ側無線機、3は上記の網制御装置側無線
機である。メータ側無線機2aは、メータ1aに有線接
続されたメータ検針回路10と、時計体11と、制御回
路12と送受信回路13とアンテナ14から構成されて
いる。
【0012】メータ検針回路10は、メータ1aで計測
した流量積算値、メータID等のデータを検出する。制
御回路12は、上記のデータを送信する信号形態に変換
したり、時計体11の時刻によって送受信回路13と電
源との入、切等を制御する。
【0013】送受信回路13は上記データの送信信号を
電波形態の無線信号としてアンテナ14から空中へ伝搬
したり、また、アンテナ14からの電波信号を受信す
る。網制御装置側無線機3は、アンテナ15を備えた送
受信回路16、制御回路17、記憶回路18、通信回路
19、時計体20から構成されている。
【0014】送受信回路16は、アンテナ15を介して
上記メータ側無線機2aからの電波を受信したり、メー
タ側無線機2aへ電波を送信する。制御回路17は上記
送受信回路16により受信した信号を元のデータに変換
して記憶回路18に記憶したり、時計体20の時刻によ
って送受信回路16に対する電源の入、切等の制御をす
る。
【0015】通信回路19は、上記の端末用網制御装置
5との通信を行う機能を有する。尚、図2に示すメータ
1bのメータ側無線機2bも上記図3のメータ側無線機
2aと同一構造を有し、また、メータが必要に応じて2
個以上設置される場合にも、夫々のメータに上記のメー
タ側無線機が付設されている。
【0016】次に、メータ側無線機2aと網制御装置側
無線機3とのデータ伝送動作について図3により説明す
る。尚、説明上、メータ側無線機2aを付設したメータ
1aのみの場合、すなわち、メータが1個の場合につい
て説明する。
【0017】データ伝送装置4において送受信を行なわ
ない待機状態では、メータ側無線機2a及び網制御装置
側無線機3の送受信回路13,16は、制御回路12,
17により電源OFFの状態にされ、該両送受信回路で
は電力は消費しない。
【0018】この状態において、メータ側無線機2aの
時計体11が予め設定されていた時刻t1 になると、メ
ータ検針回路10を通じてメータID、流量積算値等が
検針される。
【0019】その後、上記時刻t1 から一定時間経過し
た時刻t2 になると、制御回路12により送受信回路1
3の電源がONされ、メータID、積算値等の検針デー
タをアンテナ14から送信する。その後、一定時間ta
の間、後述する網制御装置側無線機3からのデータ受信
完了信号を受信するために受信状態を維持する。
【0020】一方、網制御装置側無線機3の時計体20
が予め設定されていた時刻(上記時刻t2 より若干の受
信待機時間tb だけ前の時刻、すなわちt2 −tb )に
なると、送受信回路16がON作動され、受信状態にな
る。
【0021】これにより、メータ側無線機2aからの検
針データをアンテナ15を介して網制御装置側無線機3
が受信し、記憶回路18に格納する。この格納終了後、
データ受信完了信号をメータ側無線機2aに送信すると
共に、次回の設定時刻(t2 −tb )を一定時間
(tc )後に生じるように更新した後、その送信回路1
6をOFF作動して、待機状態に戻る。
【0022】また、メータ側無線機2aは、検針データ
の送信後、上記のように一定時間t a の間受信状態を維
持しているため、上記の網制御装置側無線機3からのデ
ータ受信信号を受信し、その受信により、次回の設定時
刻t1 を一定時間(tc )後に生じるように更新した
後、その送受信回路13の電源をOFFし、待機状態に
戻る。
【0023】次に上記のように網制御装置側無線機3の
記憶回路18に格納されたデータをセンター側に伝送す
るセンターポーリングによる検針動作について図2によ
り説明する。
【0024】先ず、センター側制御装置9がセンター用
網制御装置8を通じて、ノーリンギング通信手段により
端末用網制御装置5を呼び出す。その後、センター側制
御装置9が端末用網制御装置5に対し、検針データ要求
信号を送出すると、端末用網制御装置5が網制御装置側
無線機3の記憶回路18に記憶されているメータID、
流量積算値等の検針データを読み取り、センター側に伝
送する。そして、その通信はセンター側の終了信号によ
って終了する。
【0025】以上のように、自動検針は、メータ1aで
計測し、メータ側無線機2aでデータを検出し、この検
出データをメータ側無線機2aから網制御装置側無線機
3へ無線方式で伝送して記憶しておき、設定時刻にノー
リンギング通信によりセンター側へ伝送して行う。
【0026】また、網制御装置側無線機3が予め設定さ
れた時刻になると、端末用網制御装置5に端末発呼要求
を行い、記憶している検針データを、端末用網制御装置
を通じて送出する端末発呼による検針を行うこともあ
る。
【0027】尚、検針データの伝送後に、網制御装置側
無線機3からメータ側無線機2aに対して時刻合せを行
い、設定時刻のずれを修正することにより、上記の時間
bを小さくするようにしている。
【0028】また、メータ側無線機2aは、受信完了信
号等、正常な信号が受信できない場合、一定時間t
a 後、同じ信号を再送(最大2回)するようにしてい
る。同様に、網制御装置側無線機3は、正常な信号が受
信できない場合、最大2回受信できる時間、受信動作を
行う。
【0029】更に、上記はメータ側無線機を付設したメ
ータが1個の場合について説明したが、これと同様のメ
ータを図2に示すように、複数個設置する場合には、そ
れらに内蔵した時計体によって、各メータ側無線機と網
制御装置側無線機3との交信時間が重複しないように時
刻を設定すると共に各メータ側無線機のメータ検針回路
10からの検針データに、メータ個有のID番号を付加
することにより、各メータの検針が可能にすると共にい
ずれのメータのデータかを判別している。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
メータ側の送受信回路13の電源が投入される時刻t2
よりも若干の受信待機時間tb だけ前に網制御装置側無
線機3の電源を投入して、メータ側の無線機2aからの
データを待受受信している。
【0031】このように、若干の受信待機時間tb だけ
余裕を見て、網制御装置側無線機3の電源を、メータ側
無線機2aの送受信回路の電源投入時刻t2 より早めに
投入するのは、メータ側無線機の時計体11と、網制御
装置側無線機3の時計体20との時刻が完全に一致して
いるとは限らず、両時計体の時刻の間にずれが生じるこ
とを考慮してのことである。
【0032】このように両時計体の時間精度の点から受
信待機時間を設ける必要があるのは、ハンディターミナ
ルと呼ばれている携帯可能の検針端末器に無線機を付設
して、メータ側無線機との間でデータ伝送を行なう無線
検針システムの場合でも同様のことである。
【0033】そこで、前述のように、通常は通信時に基
準とする一方の無線機の時刻データを相手側の無線機に
送り、相手側の無線機の時計体の時刻を較正するように
している。
【0034】しかし、この方式では、時刻データを送っ
た時と、この時刻データを受け取って相手側の時計体の
時刻を合わせる時との間に時間差が生じているため、両
時計体の時刻のずれは解消されない。
【0035】もっとも、このような時間差を補正するよ
うなタイミングで時刻合わせを行なう方式をとることも
考えられる。しかし、仮りにこのような方式をとると、
対応する一組の送信機と受信機を互いに特定する必要が
あり、作業上の不便が生じるという問題点がある。
【0036】又、通常、検針の頻度は月に数回程度以下
であって、この間に時計体の時刻が数秒〜数拾秒はずれ
てしまうため、検針の都度に時刻合わせを行なっても、
前記受信待機時間tb をなくすことはできない。
【0037】そのため、受信待機時間tb の間無線機の
受信回路を作動させておくのに、無駄な電力を消費し、
電源電池の寿命を短かくするとか、大容量の電池を要す
るなどの問題点があった。
【0038】そこで、本発明はこのような問題点を解消
できる無線検針システムを提供することを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明である請求項1の検針システムは、水道
やガス等の需要家に設置したメータ(1)に付設された
第1の無線機(2)と、該第1の無線機(2)の電源と
しての第1の電池と、第1の無線機(2)の受信回路
(13B)に予め定めた所定の時刻に電源を投入する第
1の時計体(11)と、メータ(1)に付設されて、前
記第1の時計体(11)を標準時刻に較正する第1の標
準時刻電波受信回路(21)と、検針用端末器(23)
に付設されて、前記第1の無線機(2)との間でデータ
伝送の無線通信を行なう第2の無線機(24)と、該第
2の無線機(24)の電源としての第2の電池と、第2
の無線機の送信回路に予め定めた所定の時刻に電源を投
入する第2の時計体と、検針用端末器(23)に付設さ
れて、第2の時計体を標準時刻に較正する第2の標準時
刻電波受信回路とを具備したことを特徴とする。
【0040】第2の発明である請求項2の検針システム
は、水道やガス等の需要家に設置したメータ(1)に付
設された第1の無線機(2)と、該第1の無線機(2)
の電源としての第1の電池と、第1の無線機(2)の送
信回路(13A)又は受信回路(13B)に予め定めた
所定の時刻に電源を投入する第1の時計体(11)と、
メータ(1)に付設されて、前記第1の時計体(11)
を標準時刻に較正する第1の標準時刻電波受信回路(2
1)と、電話回線に接続された端末用網制御装置(5)
に付設されて、前記第1の無線機(2)との間でデータ
伝送の無線通信を行なう第2の無線機(24)と、該第
2の無線機(24)の電源としての第2の電池と、第2
の無線機の受信回路又は送信回路に予め定めた所定の時
刻に電源を投入する第2の時計体と、端末用網制御装置
に付設されて、第2の時計体を標準時刻に較正する第2
の標準時刻電波受信回路とを具備したことを特徴とす
る。
【0041】そして、第3の発明である請求項3の検針
システムは、請求項1又は2記載の検針システムにおい
て、第1の標準時刻電波受信回路(2)と第2の標準時
刻電波受信回路が受信する標準時刻電波が、局符号JG
2ASであらわされる長波帯の電波であることを特徴と
する。
【0042】
【作用】第1の発明では、水道やガス等の需要家に設置
したメータ(1)に付設された第1の無線機(2)の受
信回路(13B)に、所定の時刻になると第1の時計体
(11)によって電源が投入される。
【0043】又、検針端末器(23)に付設した第2の
無線機(24)の送信回路に所定の時刻になると第2の
時計体によって電源が投入される。第1の時計体(1
1)と第2の時計体は同じ標準時刻電波によって標準時
刻に較正されているため、両無線機の互いに対応する受
信回路と送信回路とは、正確に同じ所定時刻に電源が入
って同時に作動を開始する。
【0044】第2の発明では、水道やガス等の需要家に
設置したメータ(1)に付設された第1の無線機(2)
の送信回路(13A)又は受信回路(13B)に、所定
の時刻になると第1の時計体(11)によって電源が投
入される。
【0045】又、電話回線に接続された端末用網制御装
置(5)に付設した第2の無線機(24)の受信回路又
は送信回路に、所定の時刻になると第2の時計体によっ
て電源が投入される。
【0046】第1の時計体(11)と第2の時計体は同
じ標準電波によって標準時刻に較正されているので、両
無線機の互いに対応する受信回路と送信回路とは、正確
に同じ所定時刻に電源が入って作動を開始する。
【0047】第3の発明では、第1の標準時刻電波受信
回路と、第2の標準時刻電波受信回路が、長波帯の標準
時刻電波を受信して、第1と第2の両時計体の時刻を標
準時刻に較正する。
【0048】長波帯の電波は、場所や時刻・季節の影響
を受けることが少なく、常時、どこでも安定して受信で
きるため、第1と第2の無線機の設置場所を選ばない。
【0049】
【実施例】図1は本発明の第1実施例で、請求項1と請
求項3の発明に対応するものである。
【0050】同図において、1は水道又はガス等の需要
家に設置した水道メータ又はガスメータ等のメータで所
定の場所に配置されている。2はメータ1に有線で接続
して設置したメータ側無線機としての第1の無線機であ
る。
【0051】メータ側無線機である第1の無線機2は、
メータ1に有線で接続されたメータ検針回路10と、第
1の時計体11と、制御回路12と、第1の標準電波受
信回路21と、標準時刻電波を受信するためのフェライ
トアンテナ22と、検針データ等の通信を行なう特定小
電力用送信回路13Aと、特定小電力用受信回路13B
と、これら特定小電力用送信回路13Aと特定小電力用
受信回路13Bに接続された共通の送受信用のアンテナ
14とからなる。
【0052】メータ検針回路10は、メータ1の個別識
別番号(ID)やメータ1が計量した水道やガス等の流
量積算値である水道やガス等の使用量等のデータを検出
するものである。
【0053】制御回路12は、上記のデータを送信する
信号形態に変換したり、時計体11の時刻によって、特
定小電力用送信回路13Aや特定小電力用受信回路13
Bの電源を入れたり切ったり制御する。
【0054】また、特定小電力用送信回路13Aは、上
記データの送信信号を無線信号としてアンテナ14から
空中へ放射し、特定小電力用受信回路13Bは、アンテ
ナ14を介して無線信号を受信するものである。
【0055】標準時刻電波受信回路21とフェライトア
ンテナ22は、局符号JG2ASの標準時刻電波を受信
する。この標準時刻電波の周波数は40kHzの長波帯
であるため、場所や時刻・季節の影響を受けることが少
なく、安定して受信できる電波である。
【0056】この標準時刻電波受信回路は1日に1〜2
回程度、定期的に電源が投入されて標準時刻電波を受信
し、受信した標準時刻信号に基づいて、制御回路12を
介して第1の時計体11の時刻合わせをする。つまり、
第1の時計体11を標準時刻に較正する。
【0057】なお、メータ検針回路10、第1の時計体
11、制御回路12、特定小電力送信回路13A、特定
小電力用受信回路13B、アンテナ14、標準時刻電波
受信回路21及びフェライトアンテナ22とからなるメ
ータ側無線機としての第1の無線機2の電源用電池は、
第1の無線機2に内蔵されているものである。この電池
は図1に図示されていない。
【0058】第1の時計体11は、制御回路12を介し
て、メータ検針回路10、特定小電力用送信回路13
A、特定小電力用受信回路13B及び標準時刻電波受信
回路21等にそれぞれ必要な時刻・時間に電源電力を給
電する。
【0059】23はハンディターミナルの名称で知られ
ている検針端末器、24は該検針端末器に有線で接続さ
れた検針器側無線機としての第2の無線機で、前記第1
の無線機2との間でデータ伝送等の無線通信を行なう送
信回路と受信回路と送受信用アンテナを備えている。
【0060】また、この第2の無線機24は、前記局符
号JG2ASの標準時刻電波を受信する第2の標準時刻
電波受信回路とフェライトアンテナも備えている。更に
また、第2の無線機24は、第2の時計体を備えてい
て、この時計体により予め定められた所定の時刻・時間
に、第2の無線機24の送信回路や受信回路にそれぞ
れ、電源を入れたり切ったりするように制御する。
【0061】そして、第2の無線機24はこれらの各回
路や第2の標準時刻電波受信回路に給電するための電源
用の電池を備えている。この第2の無線機24に設けた
第2の標準時刻電波受信回路は、検針端末器23でメー
タ1を検針する前に、標準時刻電波JG2ASを受信し
て、受信した標準時刻信号に基づいて第2の時計体の時
刻を較正しておくものである。
【0062】ところで図1の第1実施例では、メータ側
無線機としての第2の無線機2の特定小電力用受信回路
13Bは、同図(b)に示すように、一定の周期Tで短
時間τずつ電源がONして受信動作を行なういわゆる間
欠受信方式で作動している。
【0063】そして、このタイミングは、第1の時計体
11の時刻に基づいて制御されている。電源が短時間τ
だけONする始まりの時刻、つまり、特定小電力用受信
回路13Bが受信動作を開始する時刻は、第1の時計体
11によって制御されている。
【0064】この間欠受信を開始する時刻は、例えば毎
正時00分、05分、10分、15分…と5分の周期T
で、5分間隔に実施例では間欠受信を行なうようにして
あるものとする。
【0065】検針機側無線機としての第2の無線機24
の送信回路は、第2の時計体に制御されて、上記第1の
無線機2の特定小電力用受信回路13Bの間欠受信を開
始する時刻と同じ時刻に送信動作が可能になるように構
成してある。そのため、例えば、検針端末器23の図示
されてない検針開始スイッチを午前10時8分に操作す
ると、この時点から最も近い間欠受信時刻に合わせて第
2の無線機24の送信回路の電源が入るように第2の時
計体の時刻に基づいて電源がONされる。
【0066】この有様を図1(b)に示す。時刻t0
10時10分に相当することになり、この時点t0 で第
2の無線機24の送信回路の電源がONになる。そして
ちょうどこの時点t0 に第1の無線機2の特定小電力用
受信回路13Bの電源が入って受信動作を開始する。
【0067】両無線機2と24に設けた第1と第2の時
計体は何れも、標準時刻電波受信機で受信した標準時刻
信号で較正されているので、両時計体の時刻の間には実
質的に時間差は無い。
【0068】そのため、前記従来技術のような受信待機
時間をとる必要がない。なお、第1の無線機の特定小電
力用受信回路13Bは、周期Tで短時間τずつ間欠的に
受信動作を繰り返しているときに、第2の無線機24か
ら、検針端末器23の検針起動信号を受信すると、間欠
受信を止めて常時受信状態となり、第2の無線機24と
の間で通信を開始する。
【0069】そして、検針端末器23側から要求された
データを特定小電力用送信回路13Aから送信完了した
時点で、特定小電力用受信回路13Bは、間欠受信動作
に戻って、低消費電力の状態となる。
【0070】因みに、両時計体が標準時刻電波で同時刻
に較正されていなくて、両時計体の時刻にずれ(時間
差)があるときは、図4に示すように、特定小電力用受
信回路13Bが間欠受信動作を開始する時刻t1 より
も、余裕時間ta だけ早めに第2の無線機24の送信回
路の電源を投入する必要があり、時間ta の間の第2の
無線機24の送信回路で消費する電力を無駄使いするこ
とになる。
【0071】また、間欠周期Tが比較的短かくて、かつ
両時計体に時間差があると、図5に示すように、間欠周
期Tよりも長い時間T′の起動信号を第2の無線機24
の送信回路から送ってから相互の通信を始めることにな
るので、この場合もより大きな無駄な電力を費すことに
なり、図1の第1実施例の有効性がわかる。
【0072】ところで、上記第1実施例は、ハンディタ
ーミナルのような検針端末器を用い、メータ側の第1の
無線機のデータ伝送用の特定小電力用受信回路13Bを
間欠受信方式で用いるようにしたもので、両時計体を標
準時刻電波の標準時刻信号で較正することによって、両
時計体の相互間の時刻のずれ(時間差)をなくして、両
無線機間で無線通信を行なう場合の電力の無駄使いをな
くすようにしたものであるが、第1実施例における検針
端末器23の代りに、周知の図2の電話回線に接続され
た端末用網制御装置5を用い、この端末用網制御装置5
に、図1の第1実施例で用いた第2の無線機24を接続
し、この第2の無線機24と前記第1の無線機2との間
で無線通信を行なうように構成することもできる。
【0073】この場合には、第1の無線機2の特定小電
力用受信回路13Bは、間欠受信方式ではなく、定時通
信方式の方がよい。すなわち、この場合、第1の無線機
2によるデータ伝送は、図3の従来技術で説明したメー
タ側無線機2aと同様の動作をさせればよい。但し、第
1と第2の無線機2と24にそれぞれ設けた時計体は、
同一の標準時刻電波で較正されているため、従来技術の
欄で説明した受信待機時間tb は不要で実質的に零にで
き、無駄な電力を節減できる。
【0074】なお、データ伝送に用いる電波は上記実施
例のような特定小電力無線用に限らず、微弱電波を利用
するようにすることもできる。
【0075】
【発明の効果】本発明の検針システムは上述のように構
成されていて、標準時刻信号で同一時刻に較正した時計
体によって、メータ側の第1の無線機と、検針端末器や
端末用網制御回路の送・受信回路の電源をONする時点
を正確に合わせることができるため、データ伝送の際の
送信と受信の動作タイミングに余分の待受時間や必要に
以上に長い時間送信時間を使う必要がない。
【0076】そのため、送受信回路を本当に必要な最小
時間だけ動作させればよく、消費電力を節減でき、電池
を効率良く使用できる。その結果、小さな容量の電池で
長期間使用できる。
【0077】また、請求項1の発明では、メータ側のデ
ータ伝送用受信回路を間欠受信方式にしておくことで、
検針員は検針端末器の検針開始スイッチを押すだけで、
その直後の予め決めた時刻にタイミングを合わせて通信
が開始される。従って検針員は通信開始のタイミングを
気にすることなく、検針終了までの待ち時間(つまり、
最大でも間欠受信の周期Tの時間)の間は、他の作業を
行なうこともでき、無駄な時間を使わないですむ。そし
て、常時受信方式のシステムと同一感覚で検針作業がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施例のブロック図、
(b)は第1実施例のタイミングを説明する図。
【図2】従来技術のブロック図。
【図3】図2の従来技術の一部分の詳細を説明するブロ
ック図。
【図4】タイミング図。
【図5】タイミング図。
【符号の説明】
1 メータ 2 第1の無線機 5 端末用網制御装置 11 第1の時計体 13A 送信回路 13B 受信回路 21 第1の標準時刻電波受信回路 23 検針用端末器 24 第2の無線機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08C 17/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道やガス等の需要家に設置したメータ
    (1)に付設された第1の無線機(2)と、該第1の無
    線機(2)の電源としての第1の電池と、第1の無線機
    (2)の受信回路(13B)に予め定めた所定の時刻に
    電源を投入する第1の時計体(11)と、 メータ(1)に付設されて、前記第1の時計体(11)
    を標準時刻に較正する第1の標準時刻電波受信回路(2
    1)と、 検針用端末器(23)に付設されて、前記第1の無線機
    (2)との間でデータ伝送の無線通信を行なう第2の無
    線機(24)と、該第2の無線機(24)の電源として
    の第2の電池と、第2の無線機の送信回路に予め定めた
    所定の時刻に電源を投入する第2の時計体と、 検針用端末器(23)に付設されて、第2の時計体を標
    準時刻に較正する第2の標準時刻電波受信回路とを具備
    したことを特徴とする検針システム。
  2. 【請求項2】 水道やガス等の需要家に設置したメータ
    (1)に付設された第1の無線機(2)と、該第1の無
    線機(2)の電源としての第1の電池と、第1の無線機
    (2)の送信回路(13A)又は受信回路(13B)に
    予め定めた所定の時刻に電源を投入する第1の時計体
    (11)と、 メータ(1)に付設されて、前記第1の時計体(11)
    を標準時刻に較正する第1の標準時刻電波受信回路(2
    1)と、 電話回線に接続された端末用網制御装置(5)に付設さ
    れて、前記第1の無線機(2)との間でデータ伝送の無
    線通信を行なう第2の無線機(24)と、該第2の無線
    機(24)の電源としての第2の電池と、第2の無線機
    の受信回路又は送信回路に予め定めた所定の時刻に電源
    を投入する第2の時計体と、 端末用網制御装置に付設されて、第2の時計体を標準時
    刻に較正する第2の標準時刻電波受信回路とを具備した
    ことを特徴とする検針システム。
  3. 【請求項3】 第1の標準時刻電波受信回路(2)と第
    2の標準時刻電波受信回路が受信する標準時刻電波が、
    局符号JG2ASであらわされる長波帯の電波であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の検針システム。
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