JPH0694854A - 標準時刻生成装置 - Google Patents

標準時刻生成装置

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Publication number
JPH0694854A
JPH0694854A JP24527492A JP24527492A JPH0694854A JP H0694854 A JPH0694854 A JP H0694854A JP 24527492 A JP24527492 A JP 24527492A JP 24527492 A JP24527492 A JP 24527492A JP H0694854 A JPH0694854 A JP H0694854A
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JP
Japan
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signal
time
standard
calibration
minute
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JP24527492A
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English (en)
Inventor
Hirokatsu Kajiya
博勝 梶屋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、標準電波時報に基づいて正確な現
在時刻の生成及び較正を実行し、精度の高い時刻情報を
供給し得ることを目的とする。 【構成】 短波標準電波時報を受信する短波受信器1
と、短波受信器1により受信された標準電波時報に基づ
いて、秒較正信号、分較正予告信号及び標準時分信号を
発生するBPF2,BPF3,BPF7、較正用クロッ
ク発生回路4及び時刻符号デコーダ8からなる標準信号
発生手段と、常に刻時信号を発生するクロック発生回路
5と、該刻時信号に基づき秒間隔信号を発生し、秒較正
信号を受けると、該秒較正信号に基づき秒間隔信号を位
相を較正して送出するクロック切換回路6と、標準時分
信号を受けると、標準信号発生手段から分較正予告信号
を得,更に秒間隔信号を得た場合に、標準時分信号が示
す所定の標準時分の更新を開始して現在時刻信号を出力
する標準時刻出力手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、標準時刻を生成する装
置に係り、特に標準電波時報を受信して得られる信号か
ら正確な標準時報を生成し得るようにした標準時刻生成
装置。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば計算機では、定時処理を行
う時刻を得るとき等に、標準時刻生成装置が広く用いら
れている。この種の標準時刻生成装置は、高精度で規則
的に振動する水晶発振子を備え、オペレータによる初期
値設定及び生成開始指令の入力が済むと、連続的に標準
時刻を生成する機能をもっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような標準時刻生成装置では、生成開始指令の入力を人
間が行うので、水晶発振子の精度に関係なく、数10m
秒の誤差が生じるという問題がある。また、このような
誤差は、例えば時刻の精度を問題にする性質の測定等を
行う場合、測定結果の信頼性を非常に下げてしまう可能
性がある。
【0004】さらに、この標準時刻生成装置は、水晶発
振子による振動の誤差が重畳して生成時刻がずれてくる
ので、オペレータによる定期的な較正が必要であり、維
持及び管理に手間が掛かるという問題がある。また、こ
の標準時刻生成装置では、較正の都度、異なる誤差をも
って標準時刻の生成を開始するので、前述した測定結果
を統一的に記録することが困難である。
【0005】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、標準電波時報に基づいて正確な現在時刻の生成及び
較正を実行し、精度の高い時刻情報を供給し得る標準時
刻生成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、標準時刻を報せる電波である標準電波時報
を受信する電波時報受信手段と、電波時報受信手段によ
り受信された標準電波時報に基づいて、標準時刻による
秒の開始を示す秒較正信号、標準時刻による分の開始を
予告する分較正予告信号、及び所定の標準時分を示す標
準時分信号を発生する標準信号発生手段と、常に所定の
刻時信号を発生する刻時信号発生手段と、刻時信号発生
手段からの刻時信号に基づき秒間隔を示す秒間隔信号を
発生して送出すると共に、標準信号発生手段から秒較正
信号を受けた場合には、当該秒較正信号に基づき秒間隔
信号をその位相を較正して送出する秒間隔信号送出手段
と、標準信号発生手段から標準時分信号を受けると、標
準信号発生手段からの分較正予告信号,及び秒間隔信号
送出手段により較正した秒間隔信号に基づいて、標準時
分信号が示す所定の標準時分から秒の更新を開始して現
在の標準時刻を示す現在時刻信号を出力する標準時刻出
力手段とを備えた標準時刻生成装置である。
【0007】
【作用】従って、本発明の標準時刻生成装置において
は、電波時報受信手段では、標準電波時報が受信され、
標準信号発生手段では、この標準電波時報に基づいて、
秒較正信号、分較正予告信号及び標準時分信号が発生さ
れ、秒間隔信号送出手段では、刻時信号発生手段からの
刻時信号に基づく秒間隔信号が発生されて送出されると
共に、秒較正信号を受けた場合には、当該秒較正信号に
基づき上記秒間隔信号が位相を較正されて送出される。
【0008】これにより、標準時刻出力手段では、標準
信号発生手段からの標準時分信号を受けると、標準信号
発生手段からの分較正予告信号,及び秒間隔信号送出手
段により較正した秒間隔信号に基づいて、標準時分信号
に示される所定の標準時分の秒の更新が開始されて現在
の標準時刻を示す現在時刻信号が出力されるので、標準
電波時報に基づいて正確な現在時刻の生成及び較正を実
行し、精度の高い時刻情報を供給することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明するが、その前に本発明に用いられる標準電波時
報について短波の場合を例にとって述べる。図9は、短
波標準電波時報の内容を示す模式図である。この短波標
準電波時報(JJY)は、正確な時刻である協定世界時
(UTC)を得るために用いられる信号で、同図(a)
に示すように、1時間当り9分間の停波をはさんで24
時間、毎日発射されている。また、この短波標準電波時
報は、同図(b)のように、毎時25分から34分まで
を停波時間とし、毎時34分から35分まで及び毎時5
9分から0分までを時分の較正時間としている。この時
分の較正時間は、時刻を示す時刻符号がモールスコード
で送信されている。また、停波時間以外は、秒信号及び
分信号が送信されている。ここで、秒信号は、標準時刻
における秒の開始を示す信号で、同図(c)のように、
秒の開始時に5m秒だけ送信される1600Hzによる
変調波である。また、分信号は、標準時刻における分の
開始を予告する信号で、同図(d)のように、毎分59
秒から45m秒経過後に655m秒だけ送信される60
0Hzによる変調波である。
【0010】本発明の標準時刻生成装置は、このような
短波標準電波時報を受信し、検波して必要な情報を得る
ことにより標準時刻を得るものである。図1は本発明の
一実施例に係る標準時刻生成装置の構成を示すブロック
図である。この標準時刻生成装置においては、電波時報
受信手段としての短波受信器1が、短波標準電波時報を
受信する。バンドパスフィルタ(以下、BPFという)
2は、短波受信器1が受信した短波標準電波時報から1
600Hzで変調された前記秒信号のみを選択し、較正
用秒信号S1として送出する。また、BPF3は、短波
受信器1が受信した短波標準電波時報から600Hzで
変調された前記分信号のみを選択し、標準時刻による分
の開始を予告する分較正予告信号S2として送出する。
【0011】較正用クロック発生回路4は、図2に示す
ように、BPF2から入力された較正用秒信号S1を秒
較正信号としての較正用秒クロックパルスCLK1に変
換し、また、BPF3から入力された較正用分予告信号
S2を分較正予告信号としての較正用分予告パルスCL
K2に変換してそれぞれ送出する。また、刻時信号発生
手段としてのクロック発生回路5は、常時、刻時信号と
してのクロックパルスCLK3を発生する。
【0012】ここで、秒間隔信号送出手段としてのクロ
ック切換回路6は、図3(a)のようにPLL回路6a
と較正時検出回路6bとで構成されている。PLL回路
6aは、較正用クロック発生回路4から較正用秒クロッ
クパルスCLK1を受けないとき、クロック発生回路5
からのクロックパルスCLK3に基づいて自走周波数1
Hzで発振し、秒間隔を示す秒間隔信号としての秒クロ
ックパルスCLKを送出する。
【0013】また、PLL回路6aは、較正用クロック
発生回路4から較正用秒クロックパルスCLK1を受け
ると、図3(b)のように、前記秒クロックパルスCL
Kの位相をこの較正用秒クロックパルスCLK1に追従
し同期させて出力する。較正時監視回路6bは、較正用
クロック発生回路4からの較正用秒クロックパルスCL
K1の入力の有無を監視し、入力がある場合には、秒ク
ロックパルスCLKの位相、すなわち、秒の開始を較正
した旨を示す秒較正済信号CALを出力する。
【0014】一方、BPF7は、短波受信器1が受信し
た短波標準電波時報から毎時34〜35分及び毎時59
〜00分にモールスコードで送られてくる時刻符号のみ
を選択し、現在の標準時分を示す較正用時刻信号S3と
して送出する。時刻符号デコーダ8は、図4に示すよう
に、BPF7からの較正用時刻信号S3のモールス符号
をデコードし、所定の標準時分を表す4桁の標準時分信
号T1を時計回路9へ出力すると共に、この標準時分信
号T1が有効であることを示す時分有効信号VALを出
力する。
【0015】なお、標準信号発生手段は、前述したBP
F2,BPF3,較正用クロック発生回路4、BPF7
及び時刻符号デコーダ8を備えた構成となっている。標
準時刻出力手段としての時計回路9は、図5のように時
計用パルス発生回路9aと時刻カウンタ9bとを備えて
いる。時計用パルス発生回路9aは、毎時34分から3
5分及び毎時59分から0分の較正時に、時刻符号デコ
ーダ8からの標準時分信号T1及び時分有効信号VAL
を受けると、クロック切換回路6からの秒較正済信号C
ALにより秒クロックパルスCLKが較正済であること
を確認し、較正用クロック発生回路4からの較正用秒ク
ロックパルスCLK1及び較正用分予告パルスCLK2
に基づいて、00秒の開始時を指示する00秒パルス,
及び時分の更新を示す時分更新パルスを発射することに
より、時刻カウンタ9bへ上記標準時分信号T1によっ
て所定の標準時刻を設定すると共に、時刻カウンタ9b
に設定された標準時刻の更新を開始させる。
【0016】また、時計用パルス発生回路9aは、毎時
34分から35分及び毎時59分から00分以外の較正
時に、時刻符号デコーダ8から標準時分信号T1及び時
分有効信号VALを受けずに、クロック切換回路6から
秒較正済信号CALを受けると、較正用クロック発生回
路5からの較正用分予告パルスCLK2に基づいて、0
0秒パルスを発射することにより、時刻カウンタ9bの
現在の標準時刻のうち、秒のみを較正して標準時刻の更
新を継続する。
【0017】さらに、時計用パルス発生回路9aは、非
較正時に、時刻符号デコーダ8からの標準時分信号T1
及び時分有効信号VALとクロック切換回路6からの秒
較正済信号CALとを受けることなく、クロック切換回
路8からの秒クロックパルスCLKによって時刻カウン
タ9bをカウントアップし、現在の標準時刻を更新す
る。
【0018】なお、時計回路9は、時刻カウンタ9bで
示される更新された標準時刻を現在時刻信号Tとして出
力する。バスインタフェイス回路10は、時計回路9か
ら現在時刻信号Tを入力すると、バスインタフェイスを
行い、この現在時刻信号Tを計算機外部バスへ送出す
る。計算機(図示せず)は、バスインタフェイス回路1
0からの現在時刻信号Tを用いて、所定の処理を行う。
【0019】次に、このような標準時刻生成装置の動作
について図6乃至図8に示すタイムチャートを用いて説
明する。まず、毎時34〜35分及び毎時59〜00分
の較正時における動作について図6により述べる。すな
わち、短波標準電波時報内に秒信号、分信号及び時刻符
号が含まれている時間帯における動作である。
【0020】短波受信器1では、短波標準電波時報が受
信される。BPF2では、この短波標準電波時報の秒信
号が選択されて較正用秒信号S1として送出される。ま
た、BPF3では、短波標準電波時報の分信号が選択さ
れて分較正予告信号として送出される。較正用クロック
発生回路4では、BPF2からの較正用秒信号S1が較
正用秒クロックパルスCLK1に変換される。また、こ
の較正用クロック発生回路4では、BPF3からの較正
用分予告信号S2が較正用分予告パルスCLK2に変換
される。
【0021】一方、クロック発生回路5では、クロック
パルスCLK3が発生される。クロック切換回路6内の
PLL回路6aでは、クロック発生回路5からのクロッ
クパルスCLK3に基づいて、自走周波数1Hzの秒ク
ロックパルスCLKが発生される。
【0022】ここで、このPLL回路6aでは、較正用
クロック発生回路4から較正用秒クロックパルスCLK
1を受けると、秒クロックパルスCLKが較正用秒クロ
ックパルスCLK1に同期するように較正されて送出さ
れる。さらに、クロック切換回路6内の較正時監視回路
6bでは、較正用クロック発生回路4からの較正用秒ク
ロックパルスCLK1からの較正用秒クロックパルスC
LK1の入力が確認されて、秒較正済信号CALが出力
される。
【0023】一方、BPF7では、短波受信器1が受信
した短波標準電波時報から毎時34〜35分及び毎時5
9〜00分にモールスコードで送られてくる時刻符号の
みが選択され、較正用時刻信号S3として送出される。
時刻符号デコーダ8では、この較正用時刻信号S3のモ
ールス符号がデコードされ、所定の標準時分信号T1が
出力されると共に、時分有効信号VALが出力される。
【0024】時計用パルス発生回路9aでは、図6のよ
うな毎時34〜35分及び59〜00分の較正時に、較
正用クロック発生回路4からの較正用分予告パルス及び
クロック切換回路8からの秒クロックパルスCLKに基
づいて、00秒パルス及び時分更新パルスが時刻カウン
タ9bに送出される。時刻カウンタ9bでは、時刻符号
デコーダ8の標準時分信号T1で示される所定の標準時
刻が時分更新パルスにより設定されると共に、この現在
の標準時刻が、00秒パルスによりカウントアップが開
始される。以後、この現在の標準時刻は、秒クロックパ
ルスCLKによる時刻カウンタ9bのカウントアップに
伴って更新され、現在時刻信号Tが送出される。
【0025】バスインタフェイス回路10では、時計回
路9から現在時刻信号Tを受けると、バスインタフェイ
スが行われ、現在時刻信号Tが計算機外部バスへ送出さ
れる。計算機(図示せず)では、バスインタフェイス回
路10からの現在時刻信号Tにより、所定の処理が行わ
れる。次に、毎時34〜35分及び毎時59〜00分以
外の較正時における動作について図7を用いて説明す
る。すなわち、短波標準電波時報内に秒信号及び分信号
が含まれている時間帯における動作である。
【0026】短波受信器1では、短波標準電波時報が受
信される。BPF2では、この短波標準電波時報の秒信
号が選択されて較正用秒信号S1として送出される。ま
た、BPF3では、短波標準電波時報の分信号が選択さ
れて分較正予告信号として送出される。較正用クロック
発生回路4では、BPF2からの較正用秒信号S1が較
正用秒クロックパルスCLK1に変換される。また、こ
の較正用クロック発生回路4では、BPF3からの較正
用分予告信号S2が較正用分予告パルスCLK2に変換
される。
【0027】一方、クロック発生回路5では、クロック
パルスCLK3が発生される。クロック切換回路6内の
PLL回路6aでは、クロック発生回路5からのクロッ
クパルスCLK3に基づいて、自走周波数1Hzの秒ク
ロックパルスCLKが発生される。
【0028】ここで、このPLL回路6aでは、較正用
クロック発生回路4から較正用秒クロックパルスCLK
1を受けると、秒クロックパルスCLKが較正用秒クロ
ックパルスCLK1に同期するように較正されて送出さ
れる。さらに、クロック切換回路6内の較正時監視回路
6bでは、較正用クロック発生回路4からの較正用秒ク
ロックパルスCLK1からの較正用秒クロックパルスC
LK1の入力が確認されて、秒較正済信号CALが出力
される。
【0029】従って、時計用パルス発生回路9aでは、
秒較正済信号CALにより、秒クロックパルスCLK
が、較正済であり、時刻カウンタ9bを較正できると認
識される。この時計用パルス発生回路9aでは、較正用
分予告パルスCLK2及び秒クロックパルスCLKに基
づいて00秒パルスが発射され、時刻カウンタ6aが較
正され、現在時刻信号Tが送出される。
【0030】バスインタフェイス回路10では、時計回
路9から現在時刻信号Tを受けると、バスインタフェイ
スが行われ、現在時刻信号Tが計算機外部バスへ送出さ
れる。計算機(図示せず)では、バスインタフェイス回
路10からの現在時刻信号Tにより、所定の処理が行わ
れる。次に、非較正時における動作について図8を用い
て説明する。すなわち、短波標準電波時報が停波してい
る時間帯における動作である。
【0031】短波受信器1では、短波標準電波時報を受
信できない。従って、BPF2、BPF3、較正用クロ
ック発生回路4、BPF7及び時刻符号デコーダ8で
は、動作が停止される。一方、クロック発生回路5で
は、常時、クロックパルスCLK3が発生される。
【0032】クロック切換回路6内のPLL回路6aで
は、クロック発生回路5からのクロックパルスCLK3
に基づいて、自走周波数1Hzの秒クロックパルスCL
Kが発生される。時計用パルス発生回路9aでは、図7
のような非較正時に、時刻カウンタ9bの示す現在の標
準時刻が、秒クロックパルスCLKによりカウントアッ
プされて逐次更新され、現在時刻信号Tとして送出され
る。
【0033】バスインタフェイス回路10では、時計回
路9から現在時刻信号Tを受けると、バスインタフェイ
スが行われ、現在時刻信号Tが計算機外部バスへ送出さ
れる。計算機(図示せず)では、バスインタフェイス回
路10からの現在時刻信号Tにより、所定の処理が行わ
れる。
【0034】上述したように、本実施例の標準時刻生成
装置は、短波標準電波時報内に秒信号、分信号及び時刻
符号が含まれている場合、短波受信器1により、標準電
波時報を受信し、BPF2,BPF3,BPF7、較正
用クロック発生回路4及び時刻符号デコーダ8により、
この標準電波時報に基づいて、較正用秒クロックパルス
CLK1、較正用分予告パルスCLK2及び標準時分信
号T1を発生し、クロック発生回路5及びクロック切換
回路6により、秒クロックパルスCLKを発生して送出
すると共に、較正用秒クロックパルスCLK1を受けた
場合には、当該較正用秒クロックパルスCLK1に基づ
き上記秒クロックパルスCLKをその位相を較正して送
出する。
【0035】これにより、時計回路9では、時刻符号デ
コーダ8からの標準時分信号T1を受けると、較正用ク
ロック発生回路4からの較正用分予告パルスCLK2,
及びクロック切換回路6のPLL回路6aにより較正し
た秒クロックパルスCLKに基づいて、標準時分信号T
1が示す所定の標準時分の秒の更新を開始して現在の標
準時刻を示す現在時刻信号Tを出力するので、標準電波
時報に基づいて正確な現在時刻の生成及び較正を実行
し、精度の高い時刻情報を供給することができる。
【0036】また、この標準時刻生成装置は、短波標準
電波時報内に秒信号及び分信号が含まれるが、時刻符号
が含まれていない場合、短波受信器1により、標準電波
時報を受信し、BPF2,BPF3及び較正用クロック
発生回路4により、この標準電波時報に基づいて、較正
用秒クロックパルスCLK1及び較正用分予告パルスC
LK2を発生し、クロック発生回路5及びクロック切換
回路6により、秒クロックパルスCLKを発生して送出
する。
【0037】これにより、時計回路9では、較正用クロ
ック発生回路4からの較正用分予告パルスCLK2,及
びクロック切換回路6のPLL回路6aにより較正した
秒クロックパルスCLKに基づいて、時刻カウンタ9b
が示す現在の標準時刻を較正して現在時刻信号Tを出力
するので、標準電波時報に基づいて現在の時刻を正確に
較正し、精度のいい時刻情報を供給することができる。
【0038】さらに、この標準時刻生成装置は、短波標
準電波時報が停波している場合、クロック発生回路5及
びクロック切換回路6により、秒クロックパルスCLK
を発生して送出する。これにより、時計回路9では、較
正用クロック発生回路4からの較正用分予告パルスCL
K2,及びクロック切換回路6のPLL回路6aにより
発生した秒クロックパルスCLKに基づいて、時刻カウ
ンタ9bが示す現在の標準時刻を更新して現在時刻信号
Tを出力するので、標準電波時報に基づいて現在の時刻
を正確に更新し、精度の高い時刻情報を供給することが
できる。
【0039】また、この標準時刻生成装置によれば、誤
差が1±10-4m秒という高精度の時刻を計算機及びそ
の他の機器に供給することができるので、これら計算機
等の処理の信頼性を向上させることができる。また、こ
の標準時刻生成装置は、高精度であるが、比較的安価に
製作することができる。さらに、この標準時刻生成装置
によれば、短波標準電波時報が入力されている限り、自
動的に時刻が較正されるので、オペレータの省力化を図
ることができる。
【0040】なお、上記実施例では、標準電波時報とし
て日本の短波標準電波時報(JJY)を用いる場合につ
いて説明したが、これに限らず、他の短波標準電波時報
(アメリカ合衆国のWWV,WWVH等)及び他の長波
標準電波時報(日本のJG2AS等)を用いるようにし
ても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることが
できる。
【0041】また、上記実施例では、現在時刻信号Tを
バスインタフェイス回路10を用いて計算機外部バスに
送出する場合について説明したが、これに限らず、計算
機以外の情報処理装置等の他の機器へ現在時刻信号Tを
供給するためにその機器に合わせたインタフェイス回路
を備えた構成としても、本発明を同様に実施して同様の
効果を得ることができる。
【0042】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することが可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、標準電波
時報に基づいて正確な現在時刻の生成及び較正を実行し
ているので、精度の高い時刻情報を、例えば時刻情報を
用いて各種の処理業務を実行するような情報処理装置等
へ自動的に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る標準時刻生成装置の構
成を示すブロック図。
【図2】同実施例における較正用クロック発生回路での
信号の変換を示す図。
【図3】同実施例におけるクロック切換回路の構成及び
信号波形を示す図。
【図4】同実施例における時刻符号デコーダでの信号の
変換を示す図。
【図5】同実施例における時計回路の構成を示す模式
図。
【図6】同実施例における毎時34〜35分及び毎時5
9〜00分の較正時の動作を説明するためのタイムチャ
ート。
【図7】同実施例における毎時34〜35分及び毎時5
9〜00分以外の較正時の動作を説明するためのタイム
チャート。
【図8】同実施例における非較正時の動作を説明するた
めのタイムチャート。
【図9】同実施例における短波標準電波時報の内容を示
す模式図。
【符号の説明】
1…短波受信器、2,3,7…BPF、4…較正用クロ
ック発生回路、5…クロック発生回路、6…クロック切
換回路、8…時刻符号デコーダ、9…時計回路、10…
バスインタフェイス回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準時刻を報せる電波である標準電波時
    報を受信する電波時報受信手段と、 前記電波時報受信手段により受信された標準電波時報に
    基づいて、標準時刻による秒の開始を示す秒較正信号、
    標準時刻による分の開始を予告する分較正予告信号、及
    び所定の標準時分を示す標準時分信号を発生する標準信
    号発生手段と、 常に所定の刻時信号を発生する刻時信号発生手段と、 前記刻時信号発生手段からの前記刻時信号に基づき秒間
    隔を示す秒間隔信号を発生して送出すると共に、前記標
    準信号発生手段から秒較正信号を受けた場合には、当該
    秒較正信号に基づき前記秒間隔信号をその位相を較正し
    て送出する秒間隔信号送出手段と、 前記標準信号発生手段から前記標準時分信号を受ける
    と、前記標準信号発生手段からの前記分較正予告信号,
    及び秒間隔信号送出手段により較正した秒間隔信号に基
    づいて、前記標準時分信号が示す前記所定の標準時分か
    ら秒の更新を開始して現在の標準時刻を示す現在時刻信
    号を出力する標準時刻出力手段とを備えたことを特徴と
    する標準時刻生成装置。
JP24527492A 1992-09-14 1992-09-14 標準時刻生成装置 Pending JPH0694854A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0879854A (ja) * 1994-09-02 1996-03-22 Aichi Tokei Denki Co Ltd 検針システム

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JPH0879854A (ja) * 1994-09-02 1996-03-22 Aichi Tokei Denki Co Ltd 検針システム

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