JPH0878899A - ワイヤーハーネスの製造方法並びにそれに用いられるジョイントコネクタ - Google Patents

ワイヤーハーネスの製造方法並びにそれに用いられるジョイントコネクタ

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JPH0878899A
JPH0878899A JP6207285A JP20728594A JPH0878899A JP H0878899 A JPH0878899 A JP H0878899A JP 6207285 A JP6207285 A JP 6207285A JP 20728594 A JP20728594 A JP 20728594A JP H0878899 A JPH0878899 A JP H0878899A
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fitting
joint
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政善 井本
Takashi Kobayashi
小林  孝
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 仮結束回路1xの各後入れ端子31Aを、当
該後入れ端子31Aが接続されるべきジョイントコネク
タ600毎にグループ別に分類する。次に、後入れ端子
31Aを仮保持治具147に着脱可能に仮保持する。仮
保持された後入れ端子31Aは、ジョイントコネクタ6
00に接続される。 【効果】 仮結束回路1xの後入れ端子31Aを合理
的に処理することができる。しかも、ジョイントコネク
タ600に接続されるべきいわゆる雌ハウジングを廃止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤーハーネスの製造
方法並びにそれに用いられるジョイントコネクタに関
し、より詳細には、予め仮結束回路を形成し、その後、
本結束工程を行なってワイヤーハーネスを製造するのに
最適なワイヤーハーネスの製造方法並びにそれに用いら
れるジョイントコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワイヤーハーネスは、多数の電
線を有する電気配線システムであり、例えば、400〜
500の回路数を有するものも珍しくはない。そのよう
な大規模なワイヤーハーネスを製造する場合には、仮結
束回路と呼ばれる単位電線束組立体を複数個製造し、本
結束工程と呼ばれる工程において、それらを種々の手段
で電気的に接続する方法が広く採用されている。
【0003】また、上述した本結束工程において、仮結
束回路の各電線を導通する際には、特公平02−211
07号公報に記載されている様に、予め、各電線にそれ
ぞれ固定された端子金具を、ジョイントコネクタに接続
されるべき雌ハウジング(上記公報に開示されている
「雌形コネクタハウジング2」)に挿入し、この雌ハウ
ジングをジョイントコネクタに接続していた。
【0004】仮結束回路は、種々の設計事由により後入
れ端子を含んでいる。後入れ端子とは、ワイヤーハーネ
スを構成している複数の電線の端部にそれぞれ固定され
た端子金具であって、後入れ工程(仮結束回路を本結束
する工程や、当該ワイヤーハーネスが接続されるべき装
置にワイヤーハーネスを接続する工程)の際にコネクタ
に装着されるものをいう。換言すれば、この後入れ端子
は、後入れ工程が行なわれる前は、電線の端部に固定さ
れたままの剥き出し状態になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記後入れ端子は、本
結束時にコネクタに接続される際の配列が特定されてい
ないので、ワイヤーハーネスの製造において、種々のネ
ックになっている。すなわち、仮結束回路を本結束する
工程は、現状では自動化されていない。そのため作業者
は、コネクタに対し、対応する後入れ端子を手作業で挿
入する必要がある。この際、作業者は、後入れ端子の配
列が特定されていないことから、各後入れ端子が挿入さ
れるべきコネクタの極を確認しながら手作業で挿入しな
ければならず、後入れ端子の誤接続の原因となってい
た。
【0006】次に、後入れ端子を有する仮結束回路は、
その導通検査を行なうことができないという問題があっ
た。すなわち、導通検査は、端子金具がコネクタに装着
され、端子金具の装着位置(端子金具が接続される極)
が特定された状態で行なう必要がある。しかるに、端子
金具が未だ装着されていない後入れ工程前の状態では、
端子金具が何れの極にも特定されていないので、導通検
査を行なう意味がなくなるからである。
【0007】加えて、後入れ端子は、それ自身が輸送時
等に変形しやすいという問題がある。いうまでもなく、
端子が変形すれば、コネクタへの装着が困難になり、或
いは、導通不良が生じる等の不具合がある。また、後入
れ端子の固定された電線部分が他の電線部分と絡んでも
つれやすく、取扱いにくいという不具合があった。さら
に、上述した従来の電線接続方法では、ジョイントコネ
クタの他に、これに接続されるべき端子を挿入した雌ハ
ウジングが必須の部材となっていたので、その分、部品
点数が多くなり、コスト高の原因となっていた。
【0008】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、仮結束回路の後入れ端子を合理的に処理するこ
とができ、しかも、それによってジョイントコネクタに
接続されるべき雌ハウジングを廃止することのできるワ
イヤーハーネスの製造方法並びにそれに用いられるジョ
イントコネクタを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の構成は、多数の電線の各端
部に固定された後入れ端子を含む仮結束回路を製造する
過程で、仮結束回路の各後入れ端子を、当該後入れ端子
が接続されるべきジョイントコネクタ毎にグループ別に
分類する分類工程、分類された後入れ端子を、グループ
毎に仮保持治具にて着脱可能に仮保持することにより、
対応するコネクタへの後入れ端子の接続配列に一致させ
て後入れ端子を整列させる仮保持工程、および仮保持さ
れた後入れ端子を、ジョイント金具を有するジョイント
コネクタに受け渡すことにより、上記ジョイント金具と
後入れ端子とを接続して分岐回路を構成する接続工程を
備えていることを特徴とするワイヤーハーネスの製造方
法である。
【0010】また、請求項2記載の構成は、請求項1記
載の仮保持治具と併用されるジョイントコネクタであっ
て、仮保持治具を導入可能に形成され、仮保持された後
入れ端子を収容するための端子収容室を区画する本体ハ
ウジングと、本体ハウジングに取り付けられ、端子収容
室に収容された後入れ端子と接続して分岐回路を構成す
るジョイント金具とを備え、上記本体ハウジングは、仮
保持治具の本体部を介して後入れ端子をジョイント金具
に案内する案内部を含んでいることを特徴とするジョイ
ントコネクタである。
【0011】
【作用】請求項1記載の構成では、各後入れ端子が、対
応するジョイントコネクタ毎に分類され、それぞれ対応
するジョイントコネクタへの接続配列に一致した状態に
配列されるので、仮結束回路毎に導通検査を行なうこと
が可能になる。また、正規の接続配列に整列された各後
入れ端子をそのままジョイントコネクタに受渡して、各
後入れ端子をジョイントコネクタに接続することが可能
になる。
【0012】しかも、接続工程において、ジョイントコ
ネクタのジョイント金具と後入れ端子とが接続されて分
岐回路が構成される。また、請求項2記載の構成では、
本体ハウジングの案内部が仮保持治具の本体部を案内す
ることにより、仮保持治具に仮保持されている後入れ端
子が、対応するジョイント金具に案内される。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好まし
い実施例について詳述する。図1は、本発明の一実施例
に係るワイヤーハーネスWHを示す図であり、図2およ
び図3は、図1のワイヤーハーネスWHを構成する仮結
束回路1x、2xを示す図である。
【0014】先ず、図1に示すように、本実施例によっ
て製造されるワイヤーハーネスWHは、電線31および
電線31に接続されるジョイントコネクタ600並びに
コネクタC3〜C11を備えている。このようなワイヤ
ーハーネスWHは、図2および図3に示す仮結束回路1
x、2xを順次製造し、次いで、本結束工程において、
両仮結束回路1x、2xを本結束することにより、完成
される。各仮結束回路1x、2xは、それぞれ自動若し
くは手作業を併用したワイヤーハーネス製造設備によ
り、電線31の調尺工程、調尺された電線31の布線工
程、布線された電線31の端部に皮剥加工を施す皮剥工
程、皮剥された電線31の端部に上記端子金具31Aを
固定する端子圧着工程、および圧着された端子金具31
AをコネクタC3〜C11(図1参照)または仮保持治
具147に対して挿入する端子挿入工程を経て、形成さ
れたものである。
【0015】本実施例において、各仮結束回路1x、2
xは、何れも後入れ端子としての端子金具31Aを含ん
でいる。そして、これらの端子金具31Aを、当該端子
金具31Aが接続されるべきジョイントコネクタ600
毎にグループG1〜G5別に分類し、分類された端子金
具31Aを、グループG1〜G5毎に仮保持治具147
にて着脱可能に仮保持することにより、対応するジョイ
ントコネクタ600への後入れ端子の接続配列に一致さ
せて後入れ端子を整列させ、さらに、後述する手順で各
端子金具31AをグループG1〜G5毎にジョイントコ
ネクタ600に接続することにより、両仮結束回路1
x、2xは、互いに所定の回路が電気的に接続された、
図1のワイヤーハーネスWHを構成することになる。
【0016】先ず、図4〜図6を参照して、後入れ端子
としての端子金具31Aを仮保持するための仮保持治具
147について詳述する。図4は、本発明の一実施例に
係る後入れ端子の仮保持治具147の一部を破断して示
す斜視図であり、図5は、図4の仮保持治具147の縦
断面図であり、図6は、図4の仮保持治具147の要部
を示す平面図である。
【0017】先ず、図4および図5を参照して、本実施
例の仮保持治具147は、いわゆるハウジングランス方
式の端子金具31Aを仮保持するためのものである。上
記端子金具31Aは、後述するジョイントコネクタ60
0のジョイント金具620と接続される、いわゆる雌端
子であり、略矩形の筒形に形成された先端部T1と、ワ
イヤーハーネスWHを構成する電線31の端部に圧着さ
れるバレル部T2とを一体に備えている。そして、先端
部T1とバレル部T2との間には、一対のスタビライザ
ーT3が切り起こし加工により一体に形成されていると
ともに、スタビライザーT3が切り起こされた部分に
は、後述する止定部としての突起614Gを係止させる
ためのランス孔T4が区画されている。また、具体的に
は図示していないが、上記先端部T1には、後述するジ
ョイント金具620の接触部621を受け入れる接続口
と、接続口に接続された上記接触部621を止定する止
定片とが一体に形成されている。
【0018】本実施例の仮保持治具147は、正面でみ
て矩形の板状に形成された本体部147Aを備えてい
る。本体部147Aは、一対の側壁147B(図4に一
方のみ図示)と、この側壁147Bと間隔を隔てて並立
する多数の仕切り板147Cとを一体に有する樹脂成形
品である。各側壁147B、147Bとそれに隣接する
仕切り板147Cの間、並びに仕切り板147C同士の
間には、それぞれ端子金具31Aを収容するための端子
収容室147Eが区画されている。側壁147Bと仕切
り板147Cには、それぞれ本体部147Aと平行に延
びる延設部147Fが一体に形成されており、これら延
設部147Fによって、各端子収容室147Eは、断面
形状が略コの字形のチャネル形状に形成されている。各
端子収容室147Eの一方の端部(図4および図5の上
側)は、後入れ端子としての端子金具31Aをその先端
部T1から導入するための端子導入口147Gを含んで
いるとともに、他方の端部(図4および図5の下側)
は、導入された上記端子金具31Aを上記先端部Tから
離脱させるための端子離脱口147Hを含んでいる。こ
れら、端子導入口147Gおよび端子離脱口147H
は、端子金具31Aを一方向に挿通させるためのもので
ある。
【0019】延設部147Fは、各側壁147B並びに
仕切り板147C毎に形成されており、上述のように各
端子収容室147Eをコの字形に区画している。換言す
れば、各延設部147Fは、互いに隣接する延設部14
7Fとの間に、隙間147Lを区画している。本実施例
において、この隙間147Lは、電線31を端子収容室
147Eに出入りさせるための電線出入口を構成してい
る。
【0020】各端子収容室147Eを区画する本体部1
47Aには、当該端子収容室147Eの幅方向略中央部
分において、上記端子導入口147Gから延びるリブ1
47Jが、各端子収容室147E毎に一体形成されてい
る。各リブ147Jは、上記端子導入口147Gの開口
縁と連続して、端子金具147Bを端子導入方向(図4
および図5において矢印A1で示す方向)に案内するテ
ーパ面J1と、テーパ面J1から連続して、上方に滑ら
かに隆起する案内面J2とを一体に備えている。リブ1
47Jの上記端子導入方向A1下流側の端部J3は、所
定長さだけ本体部147Aから浮揚しており、本体部1
47Aに対向する方向に弾性的に変位可能に構成されて
いる。そして、端部J3の上面部、すなわち上記案内面
J2と連続する部位には、端子金具31Aのランス孔T
4に係止可能な係止片J4が一体形成されている。この
係止片J4をリブ147Jの先端部に形成することによ
り、リブ147Jおよび係止片J4は、対応する端子収
容室147Eに導入された端子金具31Aを端子収容室
147E内に仮保持するとともに、端子金具31Aが端
子離脱口147Hに向けて駆動された際に、端子金具3
1Aを解放する止定部を構成している。
【0021】すなわち、図4を参照して、端子金具31
Aをその先端部T1から端子導入口147Gに導入し、
リブ147Jの案内面J2に沿わせながら端子収容室1
47E内に導入すると、端子金具31Aの導入に伴っ
て、端部J3が本体部147A側に撓む結果、係止片J
4が本体部147A側に変位して、端子金具31Aの導
入を許容する。そして、係止片J4が端子金具31Aの
ランス孔T4に対向すると、係止片J4が弾発的にラン
ス孔T4に係止する結果、端子金具31Aが端部J3の
弾性で延設部147Fとの間に挟持されることと相俟っ
て、端子収容室147E内に仮保持されるのである。
【0022】ここで、上記係止片J4は、図5に示すよ
うに、上記案内面J2と滑らかに連続して端子金具31
Aの先端部T1下面を案内するガイド背面J41と、ガ
イド背面J41の終端に形成される肩面J42とを区画
している。そして、端子金具31Aが上述のように仮保
持されてから、さらに、端子離脱口147Hに向けて押
し込まれた場合には、上記ガイド背面J41がランス孔
T4の開口縁の変位を滑らかに許容して、端子金具31
Aと係止片J4との係止を解除することができる反面、
端子金具31Aを端子導入口147G側へ引っ張った場
合には、上記肩部J42がランス孔T4に食い込んで、
端子金具31Aが係止片J4から離脱するのを阻止する
結果、端子金具31Aの仮保持状態が解除されることは
ない。なお、仮に端子金具31Aが端子離脱口147H
から導入された場合には、上記係止片J4の肩部J42
が端子金具31Aと当接することにより、端子金具31
Aが導入されるのを阻止することになる。
【0023】さらに、図6に示すように、リブ147J
を設けることにより、端子収容室147Eは、平面でみ
て端子金具31AのスタビライザーT3を導入する一対
の導入溝147Mを区画しており、上記延設部147F
は、導入溝147Mの深さDを規定している。従って、
本実施例では、端子金具31AのスタビライザーT3が
必ず本体部147Aに面した姿勢でのみ、端子金具31
Aが端子収容室147E内に収容されるのを許容するこ
とになる。
【0024】図4および図5を参照して、本実施例にお
いて、本体部147A、側壁147B、および仕切り板
147Cは、端子収容室147Eの長手方向(図4、図
5のA1方向)において、同一寸法に設定されており、
各図における下側端面147Kは、仮保持された端子金
具31Aの先端部T1と面一になるように設定されてい
る。
【0025】以上のような仮保持治具147に後入れ端
子としての端子金具31Aを装着することにより、各仮
結束回路1x、2xが形成される。各仮結束回路1x、
2xは、上述したように、ぞれぞれ自動若しくは手作業
を併用したワイヤーハーネス製造設備により、端子挿入
工程を経て形成される。そして、端子挿入工程が終了し
た仮結束回路1x、2xは、導通検査が行なわれる。
【0026】次に、本実施例の導通検査について、図7
を参照しつつ説明する。図7は、導通検査工程用の図板
の概略斜視図である。図7を参照して、本実施例におい
ては、検査用図板220の上に製造工程が終了した仮結
束回路(図7では、仮結束回路2xのみ図示)を配設
し、この検査用図板220の上で導通試験等を行なうよ
うにしている。
【0027】検査用図板220には、仮結束回路2xに
接続されたコネクタC6、C11並びに仮保持治具14
7に対応する多数の導通検査機323が配設されてい
る。導通検査機323は、対応するコネクタC6、C1
1並びに仮保持治具147に接続された各端子金具31
Aの導通状態を検出し、導通が良好である場合に工程完
了信号をコントローラ300に出力するためのものであ
る。コントローラ300には、これらの導通検査機32
3が接続されている。
【0028】本実施例において、上記仮保持治具147
は、図4に示すように、導通検査機323に装着可能な
外形に形成されており、後入れ端子を構成する端子金具
31Aを、対応するコネクタ(本実施例では仮結束回路
1xのジョイントコネクタ600)への接続配列に一致
させて整列させている。従って、各端子金具31Aの接
続経路を特定でき、仮結束回路2x(1x)についても
導通検査を行なうことが可能になる。
【0029】導通検査に合格した仮結束回路2x(1
x)は、本結束工程にて、本結束され、ワイヤーハーネ
スWHとして完成される。本実施例では、仮保持治具1
47に保持されている各端子金具31Aが、本結束工程
においてそれぞれ定められたジョイントコネクタ600
に接続される。これにより、両仮結束回路1x、2x
は、互いに所定の回路が電気的に接続された、図1のワ
イヤーハーネスWHを構成することになる。
【0030】先ず、上記仮保持治具147に保持されて
いる端子金具31Aと接続されるジョイントコネクタ6
00について、詳述する。図8は、本発明の一実施例に
おけるジョイントコネクタ600の要部を示す斜視図で
あり、図9は、上記ジョイントコネクタ600の外観を
示す分解斜視図であり、図10は、上記ジョイントコネ
クタ600の一部を破断して示す平面図であり、図11
は、上記ジョイントコネクタ600の一部を破断して示
す底面図である。
【0031】先ず、図8〜図10を参照して、本実施例
のジョイントコネクタ600は、外郭を構成するととも
に、複数の電線31(図8に1本のみ図示)にそれぞれ
固定された端子金具31Aを個別に収容するための多数
の端子収容室630を区画する本体ハウジング610
と、本体ハウジング610に取り付けられ、端子収容室
630に収容された端子金具31Aと接続して分岐回路
を構成するジョイント金具620とを備えている。
【0032】次に、図9を参照して、ジョイント金具6
20は、略タブ状の接触部621と、各接触部621を
所定の経路で連結する連結部622とを一体に備えた導
通性板金部材(例えば銅)である。そして、連結部62
2の形状を選択して、必要とされる極数の接触部621
を連結することにより、各種の分岐回路(図9では、2
極と6極のものを例示している)を構成することが可能
になる。
【0033】次に、本体ハウジング610は、平面でみ
て略長方形に形成された底板部611と、底板部611
の長手方向両端部に延設された一対の側板部612と、
底板部611を幅方向に二分するとともに、底板部61
1および一対の側板部612と一体に形成された正面視
略矩形の板状の基部613とを一体に備えた樹脂成形品
である。上記底板部611は、さらに、一対の蓋部61
4を一体に備えている。そして、これら底板部611、
側板部612、基部613、および蓋部614が協働し
て、複数の電線31にそれぞれ固定された端子金具31
Aを個別に収容するための多数の端子収容室630を区
画している。
【0034】上記基部613は、当該底板部611の長
手方向に所定の間隔を隔てて形成された複数の柱状部6
13Aと連続している。柱状部613Aは、平面視略矩
形に形成された部材であり、上記基部613は、柱状部
613Aの略中央部を通っている。本実施例では、ジョ
イントコネクタ600の一対の側板部612、612間
の内寸法W1および奥行きD1を、上述した仮保持治具
147の本体部147Aの幅寸法W2および奥行きD2
(図4参照)に対応させているとともに、基部613に
形成された柱状部613Aが、仮保持治具147に形成
された隙間147Lをスライド案内可能に起伏してい
る。
【0035】図10を参照して、上記底板部611に
は、上記幅方向において、上記柱状部613Aと所定の
間隔を隔てて対向する部位に、貫通孔611Aが形成さ
れており、この貫通孔611Aにジョイント金具620
(図9および図11参照)の上記接触部621を挿通す
ることにより、本体ハウジング610にジョイント金具
620を装着できるようにしている。
【0036】図9および図11を参照して、上記底板部
611には、底蓋615がヒンジ片616を介して枢支
可能に一体形成されている。そして、この底蓋615を
開放することにより、底板部611の底面611Bが開
放され、この底面611B側から上記ジョイント金具6
20の接触部621を挿着するようにしている。上記底
板部611の底面611Bの周囲には、断面が矩形のリ
ブ611Cが一体に形成されており、リブ611Cの所
定位置には、一対の係止部611Eが形成されている。
他方、上記底蓋615には、係止部611Eに対応する
係止片615Aが設けられている。従って、ジョイント
金具620を挿着した後、底蓋615を閉じて係止部6
11Eに係止片615Aを係止させることにより、ジョ
イント金具620は、その接触部621を底板部611
の上方へ突出させた状態で底板部611と底蓋615と
の間に保持されることになる。この結果、底板部611
から突出した接触部621に端子金具31Aを図8に示
すように差し込んで、接続することが可能になる。
【0037】次に、図8〜図10を参照して、上記蓋部
614は、矩形に形成された板部614Aを備えてい
る。板部614Aは、ヒンジ部617を介して、底板部
611の長辺部分に枢支されており、これによって、端
子収容室630を開放可能な開閉蓋を構成している。板
部614Aは、上述した底板部611、側板部612、
および基部613とともに、端子収容室630を区画す
る区画面614Bを備えている。そして、この区画面6
14Bには、一対の側板614Cと、両側板614Cに
併設された仕切り板614Eとが一体に形成されてい
る。
【0038】上記一対の側板614Cの外側面には、係
止用リブ614Fが一体に形成されている。他方、上記
側板部612の内面には、係止用リブ614Fに対応す
る係止溝612Aが形成されている。そして、後述する
ように、端子金具31Aを挿着した後、蓋部614を閉
じることにより、上記係止用リブ614Fが係止溝61
2Aに係止して、蓋部614が閉じられた状態でロック
されることになる(図18参照)。
【0039】次に、上記蓋部614の区画面614Bに
は、止定部としての突起614Gが多数立設されてい
る。各突起614Gは、上記ジョイント金具620の接
触部621に接続された端子金具31Aを本体ハウジン
グ610に止定するためのものであり、蓋部614が端
子収容室630を開いている間は、仮保持治具147
が、底板部611、側板部612、並びに基部613に
より区画される端子収容室630に導入されるのを許容
しているとともに、図18に示すように、端子金具31
Aの接続部621への接続が終了し、蓋部614を閉じ
ることによって、収容された端子金具31Aのランス孔
T4内に嵌入し、端子金具31Aを本体ハウジング61
0に止定するようにしている。本実施例において、突起
614Gの両側には、スタビライザーT3との干渉を避
けるための溝614Hが形成されている。
【0040】端子金具31Aをジョイント金具620の
接続部621に接続するに当たり、本実施例において
は、仮保持治具147の下側端面147Kを底板部61
1の上面611Hに当接させることにより、仮保持され
た端子金具31Aを突起614Gに対して位置決めして
いる。換言すれば、この底板部611の上面611H
は、突起614Gに対して端子金具31Aを位置決めす
るべく、本体ハウジング610に形成された位置決め面
を構成している。
【0041】次に、図12以下を参照して、仮保持治具
147から端子金具31Aをジョイントコネクタ600
に受渡して、当該ジョイントコネクタ600に設けられ
たジョイント金具620と後入れ端子としての端子金具
31Aとを接続して分岐回路を構成する接続工程につい
て詳述する。図12〜図14並びに図16および図17
は、後入れ工程を簡略化して示す斜視図であり、図15
は、図14の工程時の仮保持治具とジョイントコネクタ
の断面図であり、図18は、図8のジョイントコネクタ
に電線を接続した状態を示す斜視図であり、図19は、
上記ジョイントコネクタ600の断面図である。
【0042】先ず、図12を参照して、端子金具31A
を予め定める端子収容室147Eに導入すると、その端
子収容室147Eに形成された係止片J4(図4、図5
参照)により、各端子金具31Aは、端子収容室147
E内に止定される(図4、図5参照)。本実施例では、
本結束されるべきジョイントコネクタ600の対応する
端子収容室630(図8参照)にそれぞれ合致する端子
収容室147Eが選択される。これにより、図13に示
すように、端子金具31Aは、それぞれジョイントコネ
クタ600に接続されるときの姿勢で止定される。
【0043】次に、図13を参照して、端子金具31A
を仮保持している仮保持治具147を、それぞれ対応す
るジョイントコネクタ600に搬送する。図示のよう
に、ジョイントコネクタ600の蓋部614を予め開い
ておくことにより、ジョイントコネクタ600は、端子
金具31Aの接続に先立って、仮保持治具147を導入
可能に未挿入の端子収容室630を開放している。この
状態で、仮保持治具147を本体ハウジング610の底
板部611、側板部612、および基部613によって
区画される端子収容室630に導入することにより、端
子金具31Aの受渡しが行なわれる。
【0044】上述したように、本実施例では、ジョイン
トコネクタ600の一対の側板部612、612間の内
寸法W1を仮保持治具147の本体部147Aの幅寸法
W2に対応させているとともに、基部613に形成され
た柱状部613Aが仮保持治具147に形成された隙間
147Lをスライド案内可能に起伏させているので、図
示のように、仮保持治具147の延設部147Fをジョ
イントコネクタ600の基部613側に向け、隙間14
7Lに柱状部613Aを嵌め合わせた状態で矢印A1方
向に仮保持治具147を押し込むことにより、仮保持治
具147に仮保持されている端子金具31Aが、対応す
るジョイント金具620の接触部621に案内され、一
斉に接続されることになる。
【0045】この結果、図14および図15に示すよう
に、端子金具31Aとジョイント金具320の接触部3
21とが導通し、所期の分岐回路が形成される。そし
て、各端子金具31Aは、ジョイントコネクタ600の
底板部上面611Hに位置決めされた状態で収容され
る。端子金具31Aが接続されると、端子金具31A
は、上述した図示しない止定片とジョイント金具620
の接触部621との摩擦抵抗により、接続されたままの
状態を維持している。その状態で、仮保持治具147を
矢印A1と逆方向に引き抜くと、仮保持治具147は、
上記ガイド背面J41がランス孔T4の開口縁と相対的
に変位するのを滑らかに許容し、端子金具31Aを開放
して、上方へ引き抜かれることになる。なお、上述した
仮保持治具147の挿入作業は、作業者が手作業で行な
ったり、適当な治具や自動装置を併用してもよい。
【0046】図16を参照して、ジョイントコネクタ6
00に端子金具31Aが接続されると、それに固定され
ている電線31が端子収容室147Eに導入されること
になる。導入されたこれらの電線31は、隙間147L
を介して端子収容室147Eから外部に取り出される。
換言すれば、仮保持治具147は、仮結束回路1xを構
成する電線31から取り外されることになる。
【0047】そして、上述した作業を仮保持治具147
毎に繰り返すことにより、グループG1〜G5毎に分類
された後入れ端子としての端子金具31Aが順次、所期
のジョイントコネクタ600に接続され、本結束工程が
行なわれる。この際、ジョイントコネクタ600に端子
金具が全く挿入されていない場合には、直ちに図14お
よび図15の工程に移行することが可能になる。しか
し、上述した本結束工程においては、図17に示すよう
に、仮結束回路1xの端子金具31Aがジョイントコネ
クタ600に既に幾つか挿入されている場合がある。
【0048】このため、本実施例では、図17に示すよ
うに、既に端子金具31Aを介してジョイントコネクタ
600に接続されている電線31を上記隙間147Lか
らブランクになっている端子収容室147E内に導入し
た後、仮保持されている端子金具31Aをジョイントコ
ネクタ600に挿入するようにしている。これにより仮
保持治具147は、既接続された電線31に妨げられる
ことなく、ジョイントコネクタ600に対向し、上述し
た図14〜図16の工程を繰り返すことが可能になる。
【0049】仮保持治具147による端子金具31Aの
挿入作業が終了すると、上記蓋部614を閉じることに
より、突起614Gが収容された端子金具31Aのラン
ス孔T4内に嵌入する結果、端子収容室630に収容さ
れた端子金具31Aは、本体ハウジング610に止定さ
れる(図18および図19参照)。特に本実施例では、
突起614Gが本体ハウジング610に一体的に形成さ
れているので、突起614Gを本体ハウジング610と
一体的に扱うことが可能になる。
【0050】以上説明したように、本実施例の構成で
は、各端子金具31Aが、対応するジョイントコネクタ
600毎に分類され、それぞれ対応するジョイントコネ
クタ600への接続配列に一致した状態に配列されてい
るので、端子金具31Aの接続経路を特定でき、仮結束
回路1x、2x毎に導通検査を行なうことが可能にな
る。従って、仮結束回路1x、2x毎に導通を検査し、
製品不良を製造工程のより上流側で確認することが可能
になる。しかも、本結束前の仮結束回路1x、2xに含
まれる端子金具31Aを仮保持治具147に収容してお
くことができるので、輸送時の変形や、製造時のもつれ
等を確実に防止することもできるという利点がある。
【0051】また、本実施例の構成では、正規の接続配
列に整列された各端子金具31Aをそのままジョイント
コネクタ600に受渡して、各端子金具31Aをジョイ
ントコネクタ600に接続することが可能になる。従っ
て、誤接続を確実に防止することが可能になるという利
点がある。また、仮保持された端子金具31Aが、ジョ
イントコネクタ600に直接受け渡されて、ジョイント
金具620に接続されるので、ジョイントコネクタに接
続されるべきいわゆる雌ハウジングを廃止することが可
能になり、その分、部品点数が低減し、コストを下げる
ことが可能になるという利点がある。
【0052】また、本実施例の構成では、ジョイントコ
ネクタ600の本体ハウジング610の案内部(側板部
612、基部613、柱状部614)が仮保持治具14
7の本体部147Aを案内することにより、仮保持治具
147に仮保持されている端子金具31Aが、対応する
ジョイント金具620の接触部621に案内される結
果、仮保持治具147を手作業でジョイントコネクタ6
00に接続する際においても、確実に接続工程を行なう
ことができ、作業性が向上するという利点がある。
【0053】このように、本実施例によれば、仮結束回
路1x、2xの端子金具31Aを合理的に処理すること
ができ、しかも、それによって雌ハウジングを廃止する
ことができるという顕著な効果を奏する。なお上述した
実施例は、本発明の好ましい具体例を例示したものに過
ぎず、本発明は上記実施例に限定されない。
【0054】例えば、図20に示すように、端子金具3
1Aを仮保持治具147に仮保持するに当たり、端子金
具31Aが導入時に端子収容室147E内を突き抜けな
いようにするため、ストッパ治具347を採用してもよ
い。このストッパ治具347は、上述した仮保持工程に
おいて、端子金具31Aを本体部147Aに位置決めす
るものである。このストッパ治具347を用いれば、よ
り確実に端子金具31Aを仮保持治具147に仮保持さ
せることが可能になる。
【0055】或いは、図21に示すように、端子金具3
1Aの先端部T1が、端子収容室147Eの内側に位置
するところで、端子金具31Aが止定されてもよい。そ
の場合には、本体部147Aの下側端面147Kに位置
決めされる基部447Aと、基部447Aに立設され
て、端子離脱口147Hから導入され、端子金具31A
の先端部T1を本体部147Aに位置決めする突起44
7Bとを一体に備えたストッパ治具447を採用しても
よい。この図21の実施例を採用した場合には、図22
に示すジョイントコネクタ600を採用すればよい。こ
のジョイントコネクタ600は、底板部611の上面6
11Hに台座611Jを設けている。そして、上記接続
工程においては、台座611Jを端子離脱口147Hか
ら導入することにより、台座611Jの上面611Kに
端子金具31Aの先端部T1を当接させ、端子金具31
Aを突起614Gに対して位置決め可能に構成してい
る。
【0056】また、ジョイントコネクタ600の端子収
容室630は、必ずしも開閉可能に構成されている必要
はない。例えば、上記突起614Gを、本体ハウジング
610と別部材で構成された係止具に一体形成し、端子
金具31Aの収容後に上記係止具を挿着するようにして
もよい。但し、図8の実施例を採用した場合には、突起
614Gと本体ハウジング610とを一体的に扱うこと
が可能になる結果、操作性が向上するという利点がある
ことは、容易に理解できよう。
【0057】その他、本発明の要旨を変更しない範囲内
で種々の設計変更が可能であることは、云うまでもな
い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の構
成では、各後入れ端子が仮保持治具に仮保持されること
により、後入れ端子の接続経路を特定でき、導通検査を
行なうことが可能になるのて、仮結束回路毎に導通を検
査し、製品不良を製造工程のより上流側で確認すること
が可能になる。しかも、本結束前の仮結束回路に含まれ
る後入れ端子を仮保持治具に収容しておくことができる
ので、輸送時の変形や、製造時のもつれ等を確実に防止
することもできるという利点がある。さらに、後入れ端
子を着脱可能に収容することにより、仮保持治具を何度
も再利用することが可能になる。
【0059】加えて、請求項1記載の構成では、仮保持
された後入れ端子が、ジョイントコネクタに直接受け渡
されて、ジョイント金具に接続されるので、ジョイント
コネクタに接続されるべきいわゆる雌ハウジングを廃止
することが可能になる結果、その分、部品点数が低減
し、コストを下げることが可能になるという利点があ
る。
【0060】また、請求項2記載の構成では、仮保持治
具に仮保持されている後入れ端子が、対応するジョイン
ト金具に案内されるので、仮保持治具を手作業でジョイ
ントコネクタに接続する際においても、確実に接続工程
を行なうことができ、作業性が向上するという利点があ
る。従って、本発明によれば、仮結束回路の後入れ端子
を合理的に処理することができ、しかも、それによって
雌ハウジングを廃止することができるという顕著な効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るワイヤーハーネスを示
す図である。
【図2】図1のワイヤーハーネスを構成する仮結束回路
を示す図である。
【図3】図1のワイヤーハーネスを構成する仮結束回路
を示す図である。
【図4】本発明の一実施例に係る後入れ端子の仮保持治
具の一部を破断して示す斜視図である。
【図5】図4の仮保持治具の縦断面図である。
【図6】図4の仮保持治具の要部を示す平面図である。
【図7】導通検査工程用の図板の概略斜視図である。
【図8】本発明の一実施例におけるジョイントコネクタ
の要部を示す斜視図である。
【図9】図8のジョイントコネクタの外観を示す分解斜
視図である。
【図10】図8のジョイントコネクタの一部を破断して
示す平面図である。
【図11】図8のジョイントコネクタの一部を破断して
示す底面図である。
【図12】後入れ工程を簡略化して示す斜視図である。
【図13】後入れ工程を簡略化して示す斜視図である。
【図14】後入れ工程を簡略化して示す斜視図である。
【図15】図14の工程時の仮保持治具とジョイントコ
ネクタの断面図である。
【図16】後入れ工程を簡略化して示す斜視図である。
【図17】後入れ工程を簡略化して示す斜視図である。
【図18】図8のジョイントコネクタに電線を接続した
状態を示す斜視図である。
【図19】図8のジョイントコネクタの断面図である。
【図20】図4の仮保持治具にストッパ治具を併用した
状態を示す縦断面図である。
【図21】本発明が適用可能な別の仮保持治具にストッ
パ治具を併用した状態を示す縦断面図である。
【図22】図21の実施例に適用可能なジョイントコネ
クタの要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
31 電線 31A 端子金具(後入れ端子) 147 仮保持治具 600 ジョイントコネクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の電線の各端部に固定された後入れ端
    子を含む仮結束回路を製造する過程で、 仮結束回路の各後入れ端子を、当該後入れ端子が接続さ
    れるべきジョイントコネクタ毎にグループ別に分類する
    分類工程、 分類された後入れ端子を、グループ毎に仮保持治具にて
    着脱可能に仮保持することにより、対応するコネクタへ
    の後入れ端子の接続配列に一致させて後入れ端子を整列
    させる仮保持工程、および仮保持された後入れ端子を、
    ジョイント金具を有するジョイントコネクタに受け渡す
    ことにより、上記ジョイント金具と後入れ端子とを接続
    して分岐回路を構成する接続工程を備えていることを特
    徴とするワイヤーハーネスの製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の仮保持治具と併用されるジ
    ョイントコネクタであって、 仮保持治具を導入可能に形成され、仮保持された後入れ
    端子を収容するための端子収容室を区画する本体ハウジ
    ングと、 本体ハウジングに取り付けられ、端子収容室に収容され
    た後入れ端子と接続して分岐回路を構成するジョイント
    金具とを備え、 上記本体ハウジングは、仮保持治具の本体部を介して後
    入れ端子をジョイント金具に案内する案内部を含んでい
    ることを特徴とするジョイントコネクタ。
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