JP3356080B2 - 電気接続箱の検査装置 - Google Patents

電気接続箱の検査装置

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JP3356080B2 JP29881098A JP29881098A JP3356080B2 JP 3356080 B2 JP3356080 B2 JP 3356080B2 JP 29881098 A JP29881098 A JP 29881098A JP 29881098 A JP29881098 A JP 29881098A JP 3356080 B2 JP3356080 B2 JP 3356080B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気接続箱の検査装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤハーネスのような複雑な電
気配線システムにおいては、当該電気配線システムを構
成しているリレーや、ブレード型ヒューズ、或いはコネ
クタ等を一か所に集めて配線するために、リレーボック
スやヒューズボックスのように、同一の筐体にコネクタ
部分を一体形成したものや、ジャンクションボックスの
ように、筐体内に多層構造の接続回路が内蔵された電気
接続箱が採用されている。
【0003】例えば、リレーボックスは、樹脂製のボッ
クスに、ワイヤハーネスのコネクタを接続するためのコ
ネクタ取付け部が形成されている。これとともに、ブレ
ード型ヒューズが接続されるヒューズ接続部と、リレー
が接続されるリレー接続部とが、製造されるワイヤハー
ネスの種類に対応して形成されており、コネクタ取付け
部にコネクタを接続し、ヒューズ接続部にブレード型ヒ
ューズを接続することにより、最終形態に組み立てられ
る。
【0004】ところで、ワイヤーハーネスの製造工程に
おいては、その品質確保のために、配線状態または接続
状態を検査する導通検査や、コネクタの有無や誤接続の
有無をチェックする検査が厳格に行なわれており、リレ
ーボックスが接続される場合においては、リレーボック
スの導通検査が行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した電
気接続箱においては、コネクタ取付け部、ヒューズ接続
部、リレー接続部等に代表されるブロックが、多数複雑
なレイアウトで集約された形態になっているため、個々
の接続部に装着される接続部品(コネクタの端子等)の
検査ユニットも各接続部品に対応して多数用意する必要
があった。そのため、個々の検査ユニットのメンテナン
スが煩雑になってしまうため、各検査ユニットを一体的
に集約させることができなかった。この結果、各検査ユ
ニットを個別に分離して検査ユニット毎に電気接続箱の
導通検査を行なっていたので、検査作業に手間がかかっ
ていた。
【0006】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、メンテナンスが容易な一体形の電気接続箱の検
査装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、接続部品を収容した複数のブロックがボッ
クスに一体化されて集約されている電気接続箱を検査す
るための電気接続箱の検査装置において、ブロックの
接続部品を検査するための複数のプローブと、各プロー
ブを保持するための複数のホルダであって、各ホルダに
は、対応するブロックの外側部を案内して当該ホルダの
位置合わせをするためのガイド用突起が突設された複数
のホルダと、が上記各ブロック毎に設けられ、各プロー
ブが対応するブロックを検査できるレイアウトで配置さ
れるように、複数のホルダを個別に着脱可能に保持する
保持体をさらに備えていることを特徴とする電気接続箱
の検査装置をその要旨とする。
【0008】この特定事項を含む発明では、電気接続箱
の接続部品を検査するに当たり、当該接続部品が収容さ
れたブロックに対応して設けられたプローブが、ホルダ
を介して保持体に保持されているので、上記ホルダは、
保持体に対して着脱可能に取り付けられることになる。
この結果、各プローブ毎にホルダを保持体に対して着脱
することにより、プローブ毎のメンテナンスを行なうこ
とが可能になり、複数の接続部品を一斉に検査すること
のできる検査装置を構成することが可能になる。
【0009】好ましい態様において、上記ホルダは、保
持体に固定される固定部と、固定部に対し相対的に変位
可能な、上記ガイド用突起が突設された可動部と、固定
部を可動部に対して弾性的に連結する連結部とを備え、
上記プローブを可動部に設けている。
【0010】この特定事項を含む発明では、ホルダを保
持体に対して着脱可能に構成するに当たり、ホルダが保
持体に対して固定される固定部と、この固定部に対して
相対的に変位可能な可動部と連結部によって弾性的に連
結されているので、可動部は弾性的に変位可能な状態で
プローブを保持することが可能になる。この結果、プロ
ーブは、電気接続箱の接続部品と接続される際に、弾性
的に位置ずれや寸法のばらつきを吸収することが可能に
なる。
【0011】別の好ましい態様において、上記ホルダ
は、プローブのリード線の接続部位を開放する開放部を
形成している。この特定事項を含む発明では、ホルダ毎
にメンテナンス可能にプローブを取り付ける際に、プロ
ーブのリード線の接続やその外装部品の装着作業が開放
部を通して行なわれることになる。
【0012】さらに上記態様において、上記連結部は、
上記リード線を内周部に挿通させているコイルばねであ
る。この特定事項を含む発明では、プローブのリード線
がコイルばねの内周部におさめられているので、リード
線がもつれたりばらつくことがない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施の形態について詳述する。図1は
本発明に係る電気接続箱の底面略図であり、図2は図1
の電気接続箱を検査する際の検査装置10を概略的に示
す斜視図であり、図3は図2の検査装置10の断面略図
である。
【0014】まず、図1および図2を参照して、図示の
実施の形態に係る電気接続箱1は、平面でみて一辺が面
取りされた矩形の外形を有するボックス1aを本体とし
ている。このボックス1aには、ブロックBが多数集約
した状態で形成されている。各ブロックBとしては、ブ
レード型ヒューズを装填するためのヒューズ用ブロッ
ク、リレーを装填するためのリレー用ブロック、或い
は、端子付電線を挿入する端子用ブロックが例示され、
これら種々のブロックBが、電気接続箱1の種類に応じ
て集約されている。そして、これら各ブロックBに装填
される接続部品T(図1に一箇所のみ図示)を導通検査
するために、図2以下に示す検査装置10が構成されて
いる。
【0015】図2を参照して、検査装置10は、電気接
続箱1のボックス1aに対応する保持体11を有してい
る。保持体11は、樹脂製のブロック状部材であり、互
いに平行な一対の側壁11a、11bには、ガイドと取
り付け部材を兼ねる金具12が、一方の側壁11aには
2つ、他方の側壁には1つ固定されている。各金具12
は、ステー状の取り付け部12aと、取り付け部12a
と連続して上方に延びるガイド部12bとを一体に有し
ており、上記取り付け部12aによって、保持体11の
下半分を作業台5(図3参照)に埋設させた状態で着脱
自在に該作業台5に固定しているとともに、ガイド部1
2bが、保持体11の上方に突出して、自由端部分を保
持体11の外側に傾斜させた状態で開いており、これに
よって、保持体11に対し、電気接続箱1のボックス1
aを大まかに位置決めすることができるようになってい
る。
【0016】また、保持体11の他の側壁11c、11
dには、別の保持金具13が取り付けられている。保持
金具13は、上記金具12と同様な取り付け部13a
と、取り付け部13aに連続してロック部材14を担持
するロック部13bとを有しており、保持体11の取り
付けに寄与しているとともに、ロック部材14によっ
て、後述のように保持体11に接合される電気接続箱1
のボックス1aを着脱可能にロックすることができるよ
うになっている。
【0017】上記保持体11の上面には、三条のロッド
15が立設されており、電気接続箱1のボックス1aに
は、各ロッド15を概ね摺接させた状態で挿通可能な挿
通孔6が形成されている。各ロッド15は、図示の実施
の形態において、ボックス1aの姿勢やねじれを矯正す
る矯正部材を構成するものであり、上記金具12のガイ
ド部12bの自由端よりも僅かに下側にさがった位置で
自由端を上方に臨ませている(図3参照)。そして、各
ロッド15を上記ボックス1aの挿通孔6に挿通させる
ことにより、金具12によって大まかに位置決めされた
ボックス1aをさらに精緻に位置決めし、その底面を保
持体11の上面に正規の姿勢で接合させることができる
ようになっている。
【0018】図2および図3に示すように、保持体11
には、検査対象となる電気接続箱1のブロックB(図1
参照)に対応する位置に収容孔11eを有しており、各
収容孔11e内には、検査ユニット20が着脱可能に収
容されている。図4は図2の検査装置10に採用されて
いる検査ユニットの概略構成を示す斜視図であり、図5
ないし図7は、図4の検査ユニットによる検査状態を示
す断面図である。また、図8は検査装置10の底面側か
らみた要部を示す斜視図である。
【0019】これらの図を参照して、検査ユニット20
は、対応するブロックBの接続部品Tを検査するプロー
ブ21を備えている。プローブ21は、上記接続部品
(接続部品T)と電気的に接続することにより、該接続
部品の導通検査を行なうためのものであり、接続部品と
の接触部分となるピン21aと、ピン21aに接続され
るリード線21bと、リード線21bの終端に接続され
るプラグ21cとを有している。
【0020】このプローブ21を保持体11に連結する
ために、プローブ21は、ホルダ22によって保持され
ている。ここで、図示の実施の形態において、ホルダ2
2は、保持体11に着脱可能に固定される固定部22a
と、固定部22aに対して相対的に変位可能な状態で上
記プローブ21のプローブピン21aが固定されている
可動部22bとに分割されており、固定部22aと可動
部22bとは、コイルばね23によって弾性的に連結さ
れている。
【0021】従って、この実施の形態では、可動部22
bが弾性的に変位可能な状態でプローブ21を保持する
ことが可能になる。この結果、プローブ21は、電気接
続箱1の接続部品Tと接続される際に、弾性的に位置ず
れを吸収することが可能になる。図3および図8を参照
して、上記固定部22aは、底部側が広い段部ST1を
区画している一方、保持体11は、この段部ST1と嵌
合する肩部STS2を上記収容孔11eの底部に区画し
ている。これともに、保持体11の底部には、回動爪1
1fがビス11g周りに回動変位可能に取り付けられて
おり、この回動爪11fが図8の実線で示すように、収
容孔11e内に挿入されて、肩部STS2(図3参照)
に段部ST1を嵌合させている固定部22aの底面を受
けている保持姿勢と、仮想線で示すように、上記固定部
22aの底部から退避して、ホルダ22(従って検査ユ
ニット20全体)を収容孔11eの底部側から挿抜可能
に解放する解放姿勢との間で変位可能に構成されてい
る。これにより、検査ユニット20は、個別に、しか
も、至って容易に保持体11に対し、着脱可能になって
いる。
【0022】上記可動部22bは、全体として角柱状に
形成され、その上端部には、プローブ21を止定するた
めに隆起している隆起部22cが立設されており、この
隆起部22cから上記プローブ21のピン21aが突出
している。さらに、上記隆起部22cには、このプロー
ブ21が検査する接続部品Tを当該ブロックBに止定す
るためのランスB1を検査するランス用突起22dが立
設されており、該ランスB1の形状に対応して起伏した
状態で、このランス用突起22dがピン21aよりも僅
かに上方に突出している。
【0023】また、図示の実施の形態では、このランス
用突起22dよりも幾分上方に延びるガイド用突起22
eが可動部22bに突設されており、上述したロッド1
5によりねじれ等が矯正されたボックス1aが接合する
際、可動部22bが弾性的に変位可能な構成と相まっ
て、ガイド用突起22eによってさらに精緻に可動部2
2bとブロックBとが位置合わせされるようになってい
る。なお、図において、22fは窓で、この窓22fを
通して、プローブピン21aとリード線21bの接続作
業やメンテナンス等を行なうことができるようにしてい
る。 すなわち、プローブ21をホルダ22に装着する
際には、プローブピン21aを可動部22bに取り付け
た後、リード線21bをプローブピン21aにはんだ付
けするとともに、予めリード線21bの外周に嵌め込ま
れた樹脂スリーブ21eをずらしてはんだ部分を被覆
し、熱収縮させる必要があるが、そのような一連の作
業、或いははんだ付けされた部分のメンテナンス等を、
上記窓22fを介して行なうことができるのである。
【0024】次に、図2、図3、図5、および図7を参
照して、上述した実施の形態における作用について説明
する。まず、図2および図3を参照して、以上の構成で
は、検査対象となる電気接続箱1を検査装置10の上方
から、底面を下向きにして対向させ、金具12のガイド
部12bによって大まかに位置決めしながら下側に下ろ
す。これにより、電気接続箱1は、検査装置10の金具
12によってその側部がガイドされた状態で検査装置1
0の上面に下面を近接させる。そして、あるストローク
だけ下に下げられた時点で、今度はロッド15がボック
ス1aの挿通孔6内に導入されることにより、位置ずれ
やねじれがより精緻に矯正された状態で電気接続箱1の
下面が検査装置10の上面に近接する。
【0025】次に、図5を参照して、ロッド15により
案内されながら、電気接続箱1のボックス1aが検査装
置10の上面に近接すると、検査対象となるブロックB
が、それぞれ検査装置10の保持体11に保持されてい
る検査ユニット20のホルダ22に臨み、該ホルダ22
の可動部22bに形成されているガイド用突起22eに
よって、外側部が案内された状態で、可動部22bの上
方に突出しているランス用突起22d、およびプローブ
ピン21aを内部に導入させる。
【0026】そして、図6に示すように、ブロックB内
の接続部品Tが良品である場合には、ランスB1によっ
て区画される凹部内にランス用突起22dが入り込んだ
状態で接続部品Tにプローブピン21aが電気的に接続
され、導通検査を行なうことができる。なお、図2で説
明したロック部材14は、この段階でボックス1aを保
持体11にロックし、着脱可能に一体化させている。
【0027】他方、図7に示すように、ランスB1が接
続部品Tと嵌合不良を来している場合には、ランス用突
起22dが嵌合不良を来している接続部品Tに係るラン
スB1と当接してしまい、その時点で可動部22bが全
体的に電気接続箱1と追従して降下してしまう。この結
果、ランスB1の嵌合不良が生じているブロックBの接
続部品Tとプローブピン21aとは接触しなくなるの
で、それによってランスB1の嵌合不良を検出すること
が可能になる。
【0028】次に、上記検査ユニット20をメンテナン
スする際には、図8に示す回動爪11fを実線で示す保
持姿勢から仮想線で示す解放姿勢に変位させ、検査ユニ
ット20を底面側から抜き取ることにより、個別に検査
ユニット20のメンテナンスや交換を行なうことが可能
になる。この結果、個々の検査ユニット20のメンテナ
ンスが容易になる他、検査ユニット20の交換による汎
用性も持たせることが可能になる。
【0029】以上説明したように、上述した実施の形態
では、上記ホルダ22は、保持体11に対して着脱可能
に取り付けられることになる結果、各プローブ21毎に
ホルダ22を保持体11に対して着脱することにより、
プローブ21毎のメンテナンスを行なうことが可能にな
る。この結果、メンテナンスが容易な一体形の検査装置
10を提供することが可能になるという顕著な効果を奏
する。
【0030】また、ホルダ22を保持体11に対して着
脱可能に構成するに当たり、ホルダ22が保持体11に
対して固定される固定部22aと、この固定部22aに
対して相対的に変位可能な可動部22bとが、連結部
(コイルばね)23によって弾性的に連結されているの
で、プローブ21が電気接続箱1の接続部品Tと接続さ
れる際に、弾性的に位置ずれや寸法のぱらつきを吸収す
ることが可能になるので、多数のブロックBがボックス
1aに集約されている電気接続箱1を検査する場合にお
いても、メンテナンス性を損なうことなく位置決めを容
易且つ精緻に行なうことができるという利点がある。
【0031】特に、ホルダ22がプローブ21のピン2
1aとリード線21bの接続部位を開放する開放部とし
ての窓22fを形成している場合には、ホルダ22毎に
メンテナンス可能にプローブ21を取り付ける際に、プ
ローブピン21とリード線21bの接続やその外装部品
(樹脂スリーブ)21eの装着作業が窓22fを通して
行なわれることになるので、製造も容易になるという利
点がある。
【0032】また、上記連結部としてのコイルばね23
が、プローブ21のリード線21bを内周部に挿通させ
ているので、リード線21bがもつれたりばらつくこと
がない結果、検査ユニット20の着脱時において、リー
ド線21bの取り扱いも容易になる。上述した実施の形
態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、
本発明は上述した実施の形態に限定されない。
【0033】例えば、図9および図10に示す態様も採
用可能である。図9は本発明のさらに別の形態を示す斜
視図であり、図10は図9の要部を示す分解斜視図であ
る。これらの図を参照して、同図に示す実施の形態で
は、ホルダ22の別の態様として、固定部22aと可動
部22bとを対にして一組ずつプローブ21およびラン
ス用突起22dを可動部22bに設けた状態で複数組連
設し、各ホルダ22の可動部22bを、単一のケース2
4を介して保持体11に保持させた構成になっている。
上記ホルダ22のケース24は、検査対象となるブロッ
クBに対応するものであり、該ブロックBの外側壁をガ
イドするガイド用突起24aを突設させている。
【0034】また、図10によく示すように、ケース2
4と可動部22bとの連結は、両者に形成された段状の
肩部S1、S2によって、可動部22bの下方への移動
を許容した状態で抜け止めはが図られているとともに、
ケース24と保持体11との間は、ケース24の上面を
受ける保持体11の受部11fによって、可動部22b
と同様に、下方への移動を許容した状態で抜け止めが図
られている。
【0035】また、図示のように、ケース24には、窓
22fを開放する窓24bが形成さ
【0036】れている。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記ホルダは、保持体に対して着脱可能に取り付けられ
ることになる結果、各プローブ毎にホルダを保持体に対
して着脱することにより、プローブ毎のメンテナンスを
行なうことが可能になり、メンテナンスが容易な一体形
の検査装置を提供することが可能になるという顕著な効
果を奏する。
【0037】また、ホルダを保持体に対して着脱可能に
構成するに当たり、ホルダが保持体に対して固定される
固定部と、この固定部に対して相対的に変位可能な可動
部とが、連結部によって弾性的に連結されている場合に
は、プローブが電気接続箱の接続部品と接続される際
に、弾性的に位置ずれや寸法のばらつきを吸収すること
が可能になるので、多数のブロックがボックスに集約さ
れている電気接続箱を検査する場合においても、メンテ
ナンス性を損なうことなく位置決めを容易且つ精緻に行
なうことができるという利点がある。
【0038】特に、ホルダがリード線の接続部位を開放
する開放部を形成している場合には、ホルダ毎にメンテ
ナンス可能にプローブを取り付ける際に、プローブとリ
ード線の接続やその外装部品の装着作業が開放部を通し
て行なわれることになるので、製造も容易になるという
利点がある。また、上記連結部が、プローブのリード線
を内周部に挿通させているコイルばねである場合には、
リード線がもつれたりばらつくことがない結果、メンテ
ナンス時におけるリード線の取り扱いも容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の底面略図である。
【図2】図1の電気接続箱を検査する際の検査装置を概
略的に示す斜視図である。
【図3】図2の検査装置の断面略図である。
【図4】図2の検査装置に採用されている検査ユニット
の概略構成を示す斜視図である。
【図5】図4の検査ユニットによる検査状態を示す断面
図である。
【図6】図4の検査ユニットによる検査状態を示す断面
図である。
【図7】図4の検査ユニットによる検査状態を示す断面
図である。
【図8】図2の検査装置の底面側からみた要部を示す斜
視図である。
【図9】本発明のさらに別の形態を示す斜視図である。
【図10】図9の要部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
B ブロック B1 ランス T 接続部品 1 電気接続箱 1a ボックス 6 挿通孔 10 検査装置 11 保持体 11e収容孔 11f回動爪 20 検査ユニット 21 プローブ 21aプローブピン 22 ホルダ 22b可動部 22f 窓 24 ケース 24aガイド用突起

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続部品を収容した複数のブロックがボ
    ックスに一体化されて集約されている電気接続箱を検査
    するための電気接続箱の検査装置において、 ブロックの接続部品を検査するための複数のプローブ
    と、 各プローブを保持するための複数のホルダであって、各
    ホルダには、対応するブロックの外側部を案内して当該
    ホルダの位置合わせをするためのガイド用突起が突設さ
    れた複数のホルダと、が上記各ブロック毎に設けられ、 各プローブが対応するブロックを検査できるレイアウト
    で配置されるように、複数のホルダを個別に着脱可能に
    保持する保持体をさらに備えていることを特徴とする電
    気接続箱の検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気接続箱の検査装置に
    おいて、 上記ホルダは、保持体に固定される固定部と、 固定部に対し相対的に変位可能な、上記ガイド用突起が
    突設された可動部と、 固定部を可動部に対して弾性的に連結する連結部と を備え、上記プローブを可動部に設けている電気接続箱
    の検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電気接続箱の検
    査装置において、 上記ホルダは、プローブのリード線の接続部位を開放す
    る開放部を形成している電気接続箱の検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の電気接続箱の検
    査装置において、 上記連結部は、上記リード線を内周部に挿通させている
    コイルばねである電気接続箱の検査装置。
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