JPH087527Y2 - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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JPH087527Y2
JPH087527Y2 JP1984080049U JP8004984U JPH087527Y2 JP H087527 Y2 JPH087527 Y2 JP H087527Y2 JP 1984080049 U JP1984080049 U JP 1984080049U JP 8004984 U JP8004984 U JP 8004984U JP H087527 Y2 JPH087527 Y2 JP H087527Y2
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tension
tape
arm
tension arm
reel motor
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敏夫 白井
義治 日向野
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は磁気転写装置に使用して好適な磁気記録装置
に関し、特にそのテープ走行の制御に関する。
背景技術とその問題点 ビデオ等のプログラムの記録されたマスタ磁気テープ
から多量の磁気テープを高速でプリントするために、従
来から種々の磁気転写装置が提案されている。いずれ
も、鏡面対称に信号の記録されたマスタテープと、この
信号がコピーされるスレーブテープとの各磁性面を密着
させ、外部から転写磁界を加えて、マスタテープに記録
された磁化パターンをスレーブテープに転写することで
プリントを行うものである。
磁気転写において、マスタテープとスレーブテープ間
のスリップ、空気層による密着度の低下、テープ縁の不
一致等があるとプリントされたプログラムテープの品質
が著しく低下する。また、マスタテープの寿命、即ち転
写回数は、その機械的な損傷によって決る。また、低価
格のプログラムテープを市場に供給するためには、プリ
ント所要時間を短縮しなければならず、このため勢い、
転写装置のテープ走行は高速化される。従って、両テー
プに対するテープ走行系は、テープが円滑に走行し、幅
方向の位置ずれが無く、張力が適度で、その変動が少な
いように構成されなければならない。
更に、磁気転写装置は屡々テープ交換を行い、また早
送り、巻戻しを頻繁に繰返しながら長時間運転されるの
もであるから、テープ装着が容易であること、テープ走
行の立上り/立下りが特に円滑であることが要望されて
いた。
考案の目的 かゝる点に鑑み、本考案の目的は、テープ装着が容易
であると共に、テープ走行を円滑に開始することのでき
る磁気記録装置を提供することにある。
考案の概要 本考案は、巻き取りリールモータと、供給リールモー
タと、巻き取りリールモータを駆動制御する速度サーボ
装置と、供給リールモータを駆動制御するテンションサ
ーボ装置とを有し、マスタ磁気テープから多量の磁気テ
ープを高速で磁気転写する磁気記録装置において、テン
ションサーボ装置は、支軸を軸として回動するテンショ
ンアームと、そのテンションアームの一端に配設された
テンションローラと、テンションアームと適宜の固定点
との間に掛け渡され、テンションアームを引っ張るテン
ションアーム引張り手段と、テンションアームに設けら
れ、その回動角に応じたテープテンション検知信号を出
力するテンション検知手段と、そのテンション検知手段
よりのテープテンション検知信号を基準値と比較して、
両者の差に対応するテンションサーボ信号を発生し、そ
のテンションサーボ信号によって供給リールモータを駆
動制御するテンション誤差検知手段と、テンションアー
ムをロックして、その時計及び反時計方向の回動を阻止
するテンションアームロック手段とを備え、テープ走行
時は、テンションアーム引張り手段の張力と、テープテ
ンションとが平衡する位置に、テンションアームが回動
し、テープ停止時は、テンションアームロック手段によ
って、テンションアームがその動作範囲の略中央に位置
するようにロックされることを特徴とするマスタ磁気テ
ープから多量の磁気テープを高速で磁気転写する磁気記
録装置である。
かかる本考案によれば、テープ走行時は、テンション
アーム引っ張り手段の張力と、テープテンションとが平
衡する位置に、テンションアームが回動し、テープ停止
時は、テンションアームロック手段によって、テンショ
ンアームがその動作範囲の略中央に位置するようにロッ
クされる。
実施例 以下、図面を参照しながら本考案による磁気記録装置
を磁気転写装置に適用した一実施例について説明する。
第1図に本考案に係る磁気転写装置の機械系の構成例
を示す。この第1図において、(1)及び(2)はそれ
ぞれスレーブテープST用の供給リール及び巻取りリール
であって、両リール(1)及び(2)の直径は約27cmで
ある。(3)及び(4)はそれぞれマスタテープMT用の
供給リール及び巻取りリールであり、(5)及び(6)
はそれぞれ駆動テープDT用の供給リール及び巻取リール
であって、これらのリール(3)〜(6)の直径は約18
cmである。また、各リール(1)〜(6)のリール台は
図示を省略したリールモータ(ACトルクモータ)(1M)
〜(6M)とそれぞれ直結されている。
更に、各リール(1)〜(6)のリール台には、停止
時のテープの弛みを防止するために、パーキングブレー
キが設けられている。また、マスタテープMT及び駆動テ
ープDTのリール(3)〜(6)のリール台には、リール
モータの回転速度をサーボ制御するために、それぞれリ
ールの回転方向と回転数を検知するための回転検知器
(図示せず)が設けられている。この検知器はリール1
回転当り数十パルスを発生する高分解能のものである。
スレーブテープSTは磁性体としてコバルト添加γ酸化
鉄(Hc≒650 0e)を用い、テープ幅12.65mm、テープ厚
約20μmであって、βIIモード(β方式の標準速度の1/
2のテープ走行速度のモード)の120分テープの13巻分が
所謂パンケーキ状に巻かれており、プリント後、キュー
信号を検知して所定個所で截断される。マスタテープMT
は磁性体として純鉄(Hc≒2000 0e)を用いた所謂メタ
ルテープであって、テープ幅12.65mm、バックコート付
でテープ厚は約27μm、テープ長約380mである。駆動テ
ープDTはバックコートを施したベース材を用い、テープ
幅12.65mm、テープ厚約27μm、テープ長約430mであ
る。各テープST,MT及びDTは、図示のように、各巻取リ
ール(1),(3)及び(5)から各供給リール
(2),(4)及び(6)に供給される。
(7)及び(8)はそれぞれトランスファドラム及び
コンタクトチャンバである。ドラム(7)は金属製で、
円滑な回転と高精度を得るため、静圧空気軸承を使用し
ている。転写モード以外の動作モードにおいて、実線で
図示したように、ドラム(7)はチャンバ(8)から離
れており、3本のテープも互いに離れている。転写モー
ドにおいては、ドラム(7)は図示しないエアシリンダ
に押されて、1点鎖線で示すように、チャンバ(8)に
接近する。3本のテープST,MT及びDTはチャンバ(8)
から吹出す4kg/cm2の圧縮空気によって、相互に、また
ドラム(7)と密着する。このとき、駆動テープDTの滑
りを回避するため、そのバックコートされていない面と
マスタテープMTのバックコート面とが密着する。更に、
チャンバ(8)内には図示を省略したバイアスヘッドが
配設され、これによって所要の転写磁界が供給されて、
ビデオ、オーディオ及び制御の3信号の磁気パターンの
転写が同時に行なはれる。
また、転写時には、密着した3本のテープ、即ちマス
タテープMT、スレーブテープST及び駆動テープDTは、駆
動テープDT用の巻取リール(6)のリールモータ(6M)
(図示せず)によって一括して駆動される。このとき、
リールモータ(6M)は速度サーボ制御され、供給リール
(5)のリールモータ(5M)及びマスタテープMT、スレ
ーブテープSTの各リール(1)〜(4)のリールモータ
(1M)〜(4M)はテンションサーボ制御される。
(11)〜(15)はテープ押さえローラであって、各押
さえローラ(11)〜(15)は巻取側となるリール(2)
〜(6)のテープの間に空気が巻き込まれるのを防止す
る。マスタテープMT及び駆動テープDTは往復走行するた
め、双方のリールに押さえローラが設けられる。
(16)〜(20)はテンションアームであって、各テン
ションアーム(16)〜(20)は動作時に図示の破線の位
置にあって、後述のように、テープ張力を検出してテン
ションサーボ制御を行なう。また、各テンションアーム
(16)〜(20)は、後述のように、テープの装着(停
止)時に図示の実線のようにロックされる。(21)はキ
ュー信号再生ヘッドであって、マスタテープMTの裏面に
接触し、テープに記録されているスタートキュー及びエ
ンドキューの信号(例えば2秒間持続する65Hzの正弦波
信号)をヘッド(21)で検出して、走行系の制御並びに
記録方式の判別に用いる。(22)は検尺ローラであっ
て、検尺ローラ(22)はスレーブテープSTの巻取側に配
設され、その回転速度と回転数からテープ走行速度とプ
リント長とを検知する。(23)〜(25)はそれぞれスレ
ーブ、マスタ及び駆動テープST,MT及びDTに対する例え
ばフォトカプラから成るテープセンサであって、テープ
が各供給リール(1),(3)または(5)から外れて
いないかどうか、即ちテープ終端に達したかどうかが検
知される。
CL1及びCL2は第1及び第2のクリーニングテープであ
って、それぞれリール(9S),(9T)間及び(10S),
(10T)間に図示のように張り渡される。両クリーニン
グテープCL1及びCL2はそれぞれローラ(28)及び(29)
によってスレーブテープST及び駆動テープDTの表面に常
時圧接されている。マスタテープMTに対してはその巻戻
し時のみ可動ローラ(30)及び(31)によって両クリー
ニングテープCL1及びCL2がマスタテープMTの表面及び裏
面に圧接されるようになっている。両クリーニングテー
プCL1及びCL2はプリントモード1回ごとに歩進的に巻取
られて、毎回新しい部分が使用される。(26)及び(2
7)はそれぞれテープセンサであって、それぞれテープC
L1及びCL2の張力の低下を機械的に検知することによっ
て各テープの終端を検知する。
なお、第1図に示すように、本実施例においては各テ
ープの走行経路に沿って多数のテープガイドが配設され
ている。このうち、テープ位置を厳しく規制しなければ
ならないトランスファドラム(7)の近傍には、耐摩耗
性の大きいアルミナ材を用いたガイドを配設してテープ
の下縁または上縁を規制している(または◎を以て示
す)。また、これらのガイドのテープの面と接する部分
には表面が平滑で導電性を有するチタニア材が用いら
れ、静電気を逃がすようにしている。テープ位置の規制
が緩やかなところにはボールベアリング付きのガイドロ
ーラが用いられる。また、特にマスタテープMSの損耗を
防止してその寿命を延ばすために、マスタテープの磁性
面にはテープガイドが全く接触しないようになってい
る。
第2図を参照して本実施例のテープ走行状態の一例を
説明する。n−1回のプリントが終了してテープ走行が
停止した時点Fn-1から、マスタテープMTの駆動テープDT
の巻戻しが始まり、2秒間でテープ速度は6m/sに達し、
この速度が25秒間維持される。そして6秒間減速されて
停止する。こうして、βIIモードの120分プログラムの
マスタテープの巻戻しが終り、時点Snからn回目のプリ
ントが開始される。プリント時、3本の密着テープの速
度は3m/s(βIIモードの150倍)であって、50秒間継続
し、5秒間減速して時点Fnで停止する。従って、本実施
例ではβIIモードの120分プログラムのプリントが1分3
0秒で作成される。前述のように、マスタテープに記録
されたキュー信号がテープ走行制御に用いられる。第3
図に本実施例の電気的構成の概略を示す。第3図におい
て、(40)はシステム制御部であって、これはマイクロ
コンピュータを含み、操作部(41)、センサ部(42)及
びキュー検出部(43)からの各種情報を得て、テープ走
行制御部(44)に制御信号を供給してモータ駆動部(4
5)を所定のように制御するとともに、プランジャ部(4
6)に制御信号を供給してブレーキやエアシリンダを所
定のように動作させる。また、転写モードでは、システ
ム制御部(40)から転写磁界発生部(47)に制御信号が
供給される。(48)は表示部であって、装置の各種設定
値、テープ残量等の各種データ、各種のアラーム等がデ
ジタル表示される。(49)は電源部であって、装置の各
部に所定の電力を供給する。
第4図に上述の操作部(41)及び表示部(48)の要部
を示す。第4図において、(50)は文字表示装置であっ
て、これは5個の表示素子(50a),(50b),(50
c),(50d)及び(50e)から構成されている。コピー
長スイッチ(51)はコピー1巻当りのテープ長を表示さ
せるためのものであって、表示された数値は本例転写装
置と協動するテープワインダの設定に用いられる。マス
タ寿命スイッチ(52)、プリント巻数スイッチ(53)及
びリール当りコピースイッチ(54)はそれぞれマスタテ
ープの寿命、希望コピー巻数及びパンケーキ1巻当りの
コピー巻数を設定するためのスイッチである。送りスイ
ッチ(55)及びセットスイッチ(56)は上述のような諸
数値の設定時に操作されるものであり、初期値スイッチ
(57)は諸数値の設定初期値を表示させるためのもので
ある。
諸数値の設定は次のような手順で行う。まず、セット
スイッチ(56)を押した後、設定しようとする項目に対
応する、例えばマスタ寿命スイッチ(52)を押すと、文
字表示装置(50)の全桁が0となり、最上位桁の数字が
点滅する。送りスイッチ(55)を押し、点滅中の数字が
所望値まで上がったときにスイッチ(55)の押圧を止
め、セットスイッチ(56)を押して所望値を設定する。
1つ下の桁が点滅を始めるので、同様にして最下位まで
の設定を行う。
転写装置の動作中、文字表示装置(50)にはコピーさ
れた巻数が表示されているが、初期値スイッチ(57)を
押してから、例えばマスタ寿命スイッチ(52)を押す
と、マスタテープの寿命の初期設定値が数秒間表示され
る。また、残量を知りたい場合は、スイッチ(57)を押
すことなく、直ちに所望項目に対応する、例えばスイッ
チ(52)を押せば、マスタテープの寿命残量が数秒間表
示される。このようにして、生産管理上の各種データを
随時チェックすることができる。
更に、転写装置の動作中に何らかの異常が生じたとき
は、表示装置(50)の最上位桁の表示素子(50e)にマ
ーク「E」が表示されると共に、例えば下2桁の素子
(50a)及び(50b)にアラームコードが表示される。同
時に複数の異常が発生した場合は表示素子(50e)の
「E」が点滅するので、送りスイッチ(55)を押して表
示されたアラームコードを順次送り、すべてのアラーム
を知ることができる。
こゝで、第5図及び第6図を参照しながら、本実施例
の動作について説明する。
まず、ステップ〜において、マスタ寿命設定手
段、プリント巻数設定手段及びコピー/リール数設定手
段を用いて、マスタテープの寿命(N回)、所要プリン
ト巻数(M)及びリール当りのコピー巻数(m)が、入
出力インタフェース(I/O)を介して、マイクロコンピ
ュータの中央処理装置(CPU)のカウンタに設定され
る。スタート操作によって装置は転写モードとなり(ス
テップ)、テープ走行制御手段及び転写磁界発生手段
にCPUから制御信号が供給される。1回の転写が終わる
と、キュー信号検出手段によって、マスタテープに記録
されたエンドキュー信号が検出される(ステップ)。
そうすると、ステップ〜において、マスタ寿命等の
設定初期値N,M及びmからそれぞれ1が減じられるとと
もに、各設定値になお残量があるかどうかチェックされ
る。いずれの設定値にも残量があるときは、装置は巻戻
しモードとなり(ステップ)、CPUからの制御信号に
よって、転写磁界発生手段が不動作状態になると共に、
マスタテープ及び駆動テープが巻戻されるように、テー
プ走行制御手段が動作する。巻戻しが終わると、マスタ
テープのスタートキュー信号が検出され(ステップ
)、装置は再び転写モードになる。
以下同様の動作を繰返して、例えばリール当りコピー
数(m)の残量が0になると、装置はエラーモードとな
る(ステップ)。そうすると、表示手段にCPUからア
ラームコード信号が供給されて、アラームコードが表示
されると共に、テープ走行制御手段に制御信号が供給さ
れてテープ走行が停止され、転写装置は停止状態になる
(ステップ)。マスタ寿命Nや所要プリント巻数Mの
残量が0になった場合も同様である。
また、瞬時停電、テンション異常等の事故発生時に
は、異常検出手段の検出信号を割込ませて、事故に対応
するアラームコード信号がアラーム表示用RAMから表示
手段に供給されてアラームコードが表示される。
上述のようにして、本例磁気転写装置のテープ走行は
コンピュータ制御される。
なお、上述の実施例では、マスタテープ寿命等の各種
設定初期値とその実行値との一致検出は減算カウンタに
よって行ったが、加算カウンタを使用することもでき
る。
さて、上述のマスタテープに関して、β方式のテープ
速度は20mm/s,VHS方式のテープ速度は32mm/sであるか
ら、上述のキュー信号が記録されるテープ長は両記録方
式で異なる。換言すれば、マスタテープの単位長当りの
キュー信号の波数が異なる。従って、プリントの切断箇
所の検知やテープワインダによるプリントの巻取りのよ
うに、プリントされたテープを一定速度で走行させると
きには、キュー信号の周波数の差異によってβ,VHSの方
式を判別することができる。
第7図及び第8図を参照しながら、第1図の磁気転写
装置に係る記録方式の識別について説明する。
第7図において、キュー信号再生ヘッド(21)の出
力、即ち再生キュー信号は増幅器(61)を介して波形整
形回路(62)に供給される。第8図A,Bに示されるよう
な整形回路(62)の出力/はゲート(63)に供給さ
れる。一方、検尺ローラ(22)の出力、即ち検尺信号は
増幅器(64)を介して波形整形回路(65)に供給され
る。第8図Cに示されるような整形回路(65)の信号
を供給されて、ゲートパルス発生回路(66)は第8図D
に示すように、検尺信号の1周期Tmに等しい、即ちテー
プの所定長に対応するパルス幅の定尺信号を発生す
る。ゲート(63)はこの定尺信号を供給されてTm時間
だけ開き、整形回路(62)の出力/のうち、第8図
E,Fに示されるように、定尺信号持続期間中のパルスが
ゲート(63)の出力/としてパルスカウンタ(67)
に供給される。パルスカウンタ(67)の直流出力は比較
器(68)において参照電圧発生器(69)の出力と比較さ
れ、出力端子(70)に比較出力が得られる。
上述から明らかなように、第8図A及びEがβ方式に
対応し、同図B及びFがVHS方式に対応している。パル
スカウンタ(67)に供給されるパルスの数は約3:2にな
るので、比較器(68)の比較出力によって両方式の別を
容易に識別することができる。
次に第9図及び第10図をも参照しながら、本実施例の
駆動テープの走行制御について説明する。
マスタ、スレーブ両テープを駆動する駆動テープDT
は、速度サーボ制御される巻取リールモータ(6M)によ
って順方向に駆動されるが、同時に供給リールモータ
(5M)によって所要のバックテンションが与えられる。
このバックテンションは、供給リール(5)の近傍のテ
ンションアーム(20)に連結されたポテンショメータを
センサとするテンションサーボ制御によって得られる。
後述するように、テンションアーム(20)は停止モード
において機械的にロックされるが、アームがロックされ
た状態で、ポテンショメータからは定常走行時の所要の
バックテンションが得られるような信号電圧がテンショ
ンサーボ系に供給される。従って、駆動テープDTの走行
の立上りに際して、テンションサーボ系の制御電圧VTN
は略一定値を保つ。一方、速度サーボ系の制御電圧VSP
は0から立上って、所定テープ走行速度に対応する一定
値に到達する。この模様を第9図に示す。
この第9図から明らかなように、立上り初期の時間TD
はテンションサーボ系の制御電圧VTNの方が速度サーボ
系の制御電圧VSPよりも大きい。このため、立上り直後
においては供給リールモータ(5M)のトルクが巻取リー
ルモータ(6M)のトルクを大きく上回り、モータ(5M)
は駆動テープDTを介してモータ(6M)を逆転させようと
する。
機械的ブレーキによってこの巻取モータ(6M)の逆転
を防止することも考えられるが、ブレーキ解除時の機械
的不安定や頻繁な作動によるブレーキシューの摩耗の問
題が生ずる。
また、一般的に供給リール側モータのサーボ制御電圧
が巻取リール側モータのサーボ制御電圧より速く立上る
場合にも、上述と同様に、巻取リール側モータの逆転が
起り得る。
第10図に第1図の磁気転写装置に係るテープの走行制
御装置の構成を示す。この第10図において、(71)は速
度誤差検知回路であって、これは巻取リールモータ(6
M)に連結された回転検知器(6G)から供給される回転
検知信号を基準値と比較して、両者の差に対応する速度
サーボ制御信号を発生する。増幅器(72)で増幅された
速度サーボ制御信号VSPは電子スイッチ(73)の一方の
固定接点(73a)及び比較器(74)に供給される。(7
5)及び(76)はそれぞれ供給及び巻取リールモータ(5
M)及び(6M)を駆動するモータ駆動回路であって、ス
イッチ(73)の可動接点(73c)はモータ駆動回路(7
6)に接続される。(77)はテンション誤差検知回路で
あって、これはテンションアーム(20)及び駆動テープ
DT(共に図示せず)を介して供給リールモータ(5M)と
関連するテンションセンサ(20G)から供給されるテン
ション検知信号を基準値と比較して、両者の差に対応す
るテンションサーボ制御信号を発生する。増幅器(78)
で増幅されたテンションサーボ制御信号VTNは比較器(7
4)及びモータ駆動回路(75)に供給されると共に、レ
ベル調整器(79)を介してスイッチ(73)の他方の固定
接点(73b)に供給される。また、比較器(74)の出力
は制御信号として電子スイッチ(73)に供給される。
動作開始から時間TD内は速度サーボ制御電圧VSPがテ
ンションサーボ制御電圧VTNより小さく、電子スイッチ
(73)は比較器(74)の「0」出力によって図示の接続
状態にある。よって、巻取リールモータ(6M)の駆動回
路(76)には、レベル調整器(79)及びスイッチ(73)
を介して、テンションサーボ制御信号VTNが供給され
る。この間、レベル調整器(79)は両リールモータ(5
M)及び(6M)のテンションが平衡するように調整され
ているので、巻取リールモータ(6M)が逆転する虞はな
い。
時間TDが経過して、速度サーボ制御電圧VSPがテンシ
ョンサーボ制御電圧VTNに等しくなると、比較器(74)
の出力が「1」になり、スイッチ(73)は図示とは逆の
接続状態に切換えられて、巻取リールモータ(6M)の速
度サーボループが形成される。このときは、上述したよ
うなレベル調整器(79)によって、両リールモータ(5
M)及び(6M)はテンションバランスがとれているの
で、巻取リールモータ(6M)は逆転することなく滑らか
に順方向に立上り、安定に速度サーボ制御されて定常走
行状態に到達する。
従って、走行開始時において、テープに異常テンショ
ンが加わることがない。
次に、第11図〜第15図を参照しながら、スレーブテー
プSTのテンションサーボ制御について説明する。第11図
にテンションアーム(16)の構成を略示する。同図にお
いて、アーム部材(161)はその一端にテンションロー
ラ(162)が配設され、支軸(163)を軸として回動す
る。(164)は引張ばねであって、このばね(164)はア
ーム部材(161)と適宜の固定点との間に掛け渡され
る。テープの定常走行時、破線で示されるアーム(16
1)及びローラ(162)の位置において、ばね(164)の
偏倚力がテープのテンションと平衡するように設定され
る。ポテンションメータ(165)が支軸(163)に連結さ
れ、その回動角に対応する電圧をテンション検知信号と
して出力する。アーム部材(161)の他端にはローラ(1
66)が配設され、テープ停止時、エアシリンダ(167)
がローラ(166)を押圧し、ローラ(166)が図示の位置
にある状態でテンションアーム(16)はロックされる。
このとき、テープは両インピーダンスローラ(168),
(169)間で略直線的になる。
テンションアーム(16)が上述のような構成であるた
め、テープ走行の立上り時において、アーム(16)のロ
ックが解除されると、ばね(164)に引張られてアーム
部材(161)は反時計方向に回動し、ローラ(162)がテ
ープを引出すので、テープに弛みを生じることはない。
逆に、テープ走行の立下り時には、エアシリンダ(16
7)に押圧されてアーム部材(161)が破線で示した位置
から時計方向に回動し、ローラ(162)がテープから離
れる方向に移動するので、テープが弛んでしまう。
ところで、テープがテンションサーボ制御されている
場合は、テープテンションの増減に伴ってテンションア
ーム(センサ)が回動し、第12図に示すように、センサ
の位置(角度)がサーボ領域の中央から正,負方向(こ
の場合、サーボ制御によってテープテンションが増大す
る移動方向、即ち反時計方向を正とする)に移動するに
つれて、リールモータに供給される電圧が変化して、テ
ープテンションを所定値に復帰させるようになってい
る。
第11図に示したようなテンションアームでは、テープ
テンションが増大した場合に、アームロックの場合と同
様に、アーム部材(161)が時計方向に回動する。従っ
て、ポテンショメータ(165)からのテンション検出信
号は、当然テープテンションを減少させるようにサーボ
系を動作させる。
よって、テープの走行立下り時に、テープが直線状に
なるように、テンションアームをロックすると、テンシ
ョンサーボ系がテープの弛みを助長するという問題が生
ずる。
これは、第13図に示すように、アーム(16)のロック
時にテンションサーボ制御電圧の極性を反転させること
によって解消される。
第14図に供給リール側のテンションサーボ系の構成を
示す。第14図において、(81)はテンション誤差検知回
路であって、これは供給リールモータ(1M)にテンショ
ンアーム(16)及びスレーブテープST(共に図示せず)
を介して関連するテンションセンサ(16G)から供給さ
れるテンション検知信号を基準値と比較して、両者の差
に対応するテンションサーボ制御信号を発生する。こ
の制御信号は抵抗器R1を介してモータ駆動回路(82)
に供給されると共に、抵抗器R2を介して増幅器(83)の
反転入力端子に供給される。半固定抵抗器RVによって所
定レベルに調整された増幅器(83)の反転出力は電子
スイッチ(84)及びダイオードDを介してモータ駆動回
路(82)に供給される。排他的論理和回路(85)の入力
端子(86)及び(87)にはそれぞれ供給リールモータ
(1M)及び巻取リールモータ(図示せず)のパーキング
ブレーキの制御信号が供給され、いずれか一方のブレー
キ制御信号のみが供給されるとき、排他的論理和回路
(85)の出力によってスイッチ(84)がとじるように
なっている。なお、(16L)は仮想的スイッチであっ
て、その開放は第11図のエアシリンダ(167)によって
テンションアームがロックされた状態を表す。
停止モードにおいては、テンションアーム(16)がロ
ックされ、両ブレーキ制御信号は共にオンである。スタ
ート釦押圧時点t0において、まず供給側のブレーキ制御
信号がオフになると、排他的論理和回路(85)の出力
によって、スイッチ(84)が閉じる。このとき、テンシ
ョンアーム(16)はロックされているので、テンション
誤差検知回路(81)の出力は第15図Aに示すように負
極性であって、モータ(1M)は供給リールをテープ繰出
方向に回転させようとする。しかしながら、第15図Bに
示すような増幅器(83)の反転出力がスイッチ(84)
及びダイオードDを介してモータ駆動回路(82)に供給
され、第15図Dに示すように、その入力信号は正極性
となる。そして、モータ(1M)はテープ巻取方向に回動
し、所定のテンションがテープに加えられる。
スタート釦押圧後所定時間経過した時点t1においてテ
ンションアーム(16)がロック解除されると、テンショ
ン誤差検知回路(81)の出力は負から正に転ずる。従
って増幅器(83)の反転出力は正から負に転ずるが、
その負の部分はダイオードDに阻止されるので、巻取側
のブレーキ制御信号がオフになる時点t2まで、モータ駆
動回路(82)の入力は正極性である。
t2時点後、スイッチ(84)は開放され、テンション誤
差検知回路(81)の出力がそのまゝモータ駆動回路
(82)に供給され、テープは正規にテンションサーボ制
御されながら走行する。
t3時点においてストップ釦が押されると、テープは減
速されるので、テンション誤差検知回路(81)の出力
は正方向に増大し、減速終了時点t4で0になる。このと
き、巻取側ブレーキ制御信号がオンとなって、巻取リー
ルモータにブレーキが掛けられると共に、スイッチ(8
4)が閉じる。t4時点から所定時間後のt5時点におい
て、テンションアーム(16)がロックされると、誤差検
出回路(81)の出力は負極性になるが、スイッチ(8
4)が閉じているので、モータ駆動回路(82)には増幅
器(83)の正極性の反転出力がダイオードDを経て供
給され、モータ(1M)は所定のテープテンションが得ら
れる位置まで回動して停止する。その後t6時点において
供給側のブレーキ制御信号がオンとなり、供給リールモ
ータ(1M)にもブレーキが掛けられる。
こうして、テープが所定テンションを加えられる状態
でテンションアームのロック及び解除が行われるので、
テープを円滑に走行開始されることができる。また、ア
ームロック時テンションローラの近傍でテープが略直線
状になるので、テープの装着が極めて容易になる。
次に第16図〜第20図を参照しながら、本考案による磁
気記録装置の一実施例について説明する。
第16図及び第17図に駆動テープDT用のテンションアー
ム(20)(第1図参照)の構成例を示す。両図におい
て、アーム部材(201)の左端部(201a)の上面にテン
ションローラ(202)がその軸(203)をネジで締結され
て取付けられると共に、ロック用のボールベアリングロ
ーラ(204)がアーム部材(201)の下面に植立された支
軸(205)に支承される。アーム部材(201)の右端部
(201b)と係止部材(206)との間に引張ばね(207)が
取付けられる。
(210)はテンションアーム(20)のハウジングであ
って、これはシャーシCSに設けた透孔に挿入されると共
に、シャーシCSにネジ止めされる。ハウジング(210)
の内部には主軸(211)が挿通され、その上下両端部を
ベアリングで支承される。主軸(211)の上端大径部(2
12)にアーム部材(201)がネジで締結され、アーム部
材(201)と主軸(211)とは一体に回動する。ハウジン
グ(210)の下部に係合する取付部材(213)にポテンシ
ョメータ(214)が取付けられる。ポテンショメータ(2
14)の回転軸(215)はヘリカルカップリング(216)に
よって主軸(211)の下端に連結され、アーム部材(20
1)及び主軸(211)と一体に回動する。(223)及び(2
24)は後述するロック部材であって、アーム部材(20
1)の回動範囲は両ロック部材(223)及び(224)によ
って規制される。
第18図〜第20図にアームロック機構の構成例を示す。
同図において、(220)はベース部材であって、その水
平部(220h)が六角穴付ネジによってシャーシCSに締結
される。この水平部(220h)に植立された2本の支軸
(221)及び(222)にそれぞれアームロック用のL字状
折曲部材(223)及びT字状折曲部材(224)が軸支され
る。これらのL字状部材(223)及びT字状部材(224)
には、アーム(201)の下面に設けられたローラ(204)
に対向するように、それぞれ当接片(223a)及び(224
a)が設けられると共に、両部材(223)及び(224)の
対向する脚部(223b)及び(224b)がピン(225)によ
って連結されている。また、T字状部材(224)の軸(2
22)に関して当接片(224a)と反対側の端部(224c)に
植立された支軸(226)にローラ(227)が軸支される。
(230)はエアシリンダであって、これはベース部材(2
20)の直立部(220v)に設けた透孔に挿通されてナット
で締結される。エアシリンダ(230)は非動作状態にお
いてロッド(231)の端面がローラ(227)に当接するよ
うになっている。そして、引張ばね(232)がベース部
材(220)の直立部(220v)とT字状部材(224)との間
に掛け渡される。なお、(233)はエアシリダ(230)に
圧縮空気を供給するためのホースである。
磁気転写装置が停止モードになると、外部の供給源か
らホース(233)を経て圧縮空気がエアシリンダ(230)
に供給される。そうすると、ロッド(231)はエアシリ
ンダ(230)から突出する方向、即ち第18図において右
方向に、ばね(232)の偏倚力に抗してローラ(227)を
押しながら移動する。従って、T字状部材(224)は支
軸(222)を軸として、反時計方向に回動する。このT
字状部材(223)の回動はその脚部(224b)からピン(2
25)によって連結されているL字状部材(223)の脚部
(223b)に伝えられ、L字状部材(223)は支軸(221)
を軸として、時計方向に回動する。両部材(223)及び
(224)の回動は、同図において2点鎖線を以て示され
るように、それぞれの当接片(223a)及び(224a)がア
ーム部材(201)のローラ(204)を挟んで当接するロッ
ク状態になって停止し、テープ装着が容易となる。この
とき、ローラ(204)はその移動範囲の中央にあるもの
とする。また、ポテンショメータ(214)からは定常走
行時の所定のバックテンションが得られるような信号電
圧が出力される。
転写装置がテープ走行モードになって、エアシリンダ
(230)への圧縮空気の供給が停止されると、ばね(23
2)の偏倚力によって、T字状部材(224)が時計方向に
回動する。この回動に伴って、L字状部材(223)が反
時計方向に回動し、エアシリンダ(230)のロッド(23
1)が左方向に押込まれて、第18図の実線で示された状
態に復し、アームはロック状態から開放される。このと
き、アームは動作範囲の中央に位置し、また、所定のバ
ックテンションに対応する検出信号が出力されているの
で、テープの弛み、張り過ぎが発生せず、テープは円滑
に走行し始める。
なお、本考案は上述の実施例のみに限定されるもので
はなく、供給リールモータ及び巻取リールモータを有す
る所謂リール・ツウ・リールの磁気記録装置にも適用す
ることができる。
考案の効果 以上詳述した本考案によれば、巻き取りリールモータ
と、供給リールモータと、巻き取りリールモータを駆動
制御する速度サーボ装置と、供給リールモータを駆動制
御するテンションサーボ装置とを有し、マスタ磁気テー
プから多量の磁気テープを高速で磁気転写する磁気記録
装置において、そのテンションサーボ装置に、テンショ
ンアームをロックして、その時計及び反時計方向の回動
を阻止するテンションアームロック手段を設け、テープ
停止時は、テンションアームロック手段によって、テン
ションアームがその動作範囲の略中央に位置するように
ロックされるようにしたので、テープをテープ走行系に
容易に装着することができると共に、テープ走行開始時
のテープの弛みや、異常テープテンションを解消し、テ
ープの走行開始を円滑に行わせることができる。即ち、
テープ停止時でも、テープテンションをテープ走行時の
定常状態付近にすることができるため、テンションアー
ムロック手段によるテンションアームに対するロックを
外した後、直ちにテープテンションサーボを開始させ
て、テープを高速に走行させるようにした場合でも、テ
ープテンションサーボを迅速に安定化させることができ
る。このため、テープ走行開始時のテープの弛みや異常
テンションによる記録信号の歪みやジッタの発生を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る磁気転写装置のテープ走行系の機
械的構成を示す配置図、第2図は第1図の磁気転写装置
のテープ走行状態を説明するための線図、第3図は第1
図の磁気転写装置の電気的構成を示すブロック図、第4
図は第1図の磁気転写装置の説明に供する配置図、第5
図は第1図の磁気転写装置のマイクロコンピュータの機
能を示すブロック図、第6図は第5図の機能ブロックの
説明に供するフローチャート、第7図及び第8図は第1
図の磁気転写装置の説明に供するブロック図及びタイム
チャート、第9図及び第10図は第1図の磁気転写装置の
説明に供するタイムチャート及びブロック図、第11図は
第1図の磁気転写装置の説明に供する略線図、第12図及
び第13図は第1図の磁気転写装置の説明に供する線図、
第14図及び第15図は第1図の磁気転写装置の説明に供す
るブロック図及びタイムチャート、第16図及び第17図は
本考案による磁気記録装置の一実施例の要部の平面図及
び断面図、第18図、第19図及び第20図は同じく他の要部
の平面図、正面図及び側面図である。 (1),(3)及び(5)は供給リール、(2),
(4)及び(6)は巻取リール、(7)はトランスファ
ドラム、(8)はエアチャンバ、(16)〜(20)はテン
ションアーム、(21)はキュー信号再生ヘッド、(22)
は検尺ローラ、(23)〜(27)はテープ端センサ、(4
0)はシステム制御部、(41)は操作部、(43)はキュ
ー検出部、(44)はテープ走行制御部、(47)は転写磁
界発生部、(50)は文字表示装置、(52)はマスタ寿命
スイッチ、(56)はセットスイッチ、(57)は初期値ス
イッチ、(63)はゲート回路、(66)は定尺信号発生回
路、(67)はカウンタ回路、(68)及び(74)は比較
器、(71)は速度誤差検知回路、(77)及び(81)はテ
ンション誤差検知回路、(161)及び(201)はアーム部
材、(162)及び(202)はテンションローラ、(165)
及び(214)はポテンショメータ、(167)及び(230)
はエアシリンダである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻き取りリールモータと、 供給リールモータと、 上記巻き取りリールモータを駆動制御する速度サーボ装
    置と、 上記供給リールモータを駆動制御するテンションサーボ
    装置とを有し、マスタ磁気テープから多量の磁気テープ
    を高速で磁気転写する磁気記録装置において、 上記テンションサーボ装置は、 支軸を軸として回動するテンションアームと、 該テンションアームの一端に配設されたテンションロー
    ラと、 上記テンションアームと適宜の固定点との間に掛け渡さ
    れ、上記テンションアームを引っ張るテンションアーム
    引張り手段と、 上記テンションアームに設けられ、その回動角に応じた
    テープテンション検知信号を出力するテンション検知手
    段と、 該テンション検知手段よりのテープテンション検知信号
    を基準値と比較して、両者の差に対応するテンションサ
    ーボ信号を発生し、該テンションサーボ信号によって上
    記供給リールモータを駆動制御するテンション誤差検知
    手段と、 上記テンションアームをロックして、その時計及び反時
    計方向の回動を阻止するテンションアームロック手段と
    を備え、 テープ走行時は、上記テンションアーム引張り手段の張
    力と、テープテンションとが平衡する位置に、上記テン
    ションアームが回動し、 テープ停止時は、上記テンションアームロック手段によ
    って、上記テンションアームがその動作範囲の略中央に
    位置するようにロックされることを特徴とするマスタ磁
    気テープから多量の磁気テープを高速で磁気転写する磁
    気記録装置。
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