JPH0538472Y2 - - Google Patents

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JPH0538472Y2
JPH0538472Y2 JP10696887U JP10696887U JPH0538472Y2 JP H0538472 Y2 JPH0538472 Y2 JP H0538472Y2 JP 10696887 U JP10696887 U JP 10696887U JP 10696887 U JP10696887 U JP 10696887U JP H0538472 Y2 JPH0538472 Y2 JP H0538472Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ビデオテープ作成装置に関し、詳し
くは、ビデオヘツドや静止ヘツドの保守交換時に
おいて、ビデオテープの規格に適合するように機
構部の調整を行うことが必要でないようにこれら
を一体化したヘツドアツセンブリを具えたビデオ
テープ作成装置に関する。
[従来の技術] 一般のビデオ磁気テープは、テープ下部の基準
縁上部に設けられてコントロールヘツドによつて
記録が行われるコントロールトラツクと、コント
ロールトラツクの上部に設けられ、ビデオヘツド
によつてテープの斜めに記録が行われるビデオト
ラツクと、ビデオトラツクの上部に設けられ、オ
ーデイオヘツドによつて記録が行われるオーデイ
オトラツクとからなつている。
また、ビデオヘツドの方は鉛直線に対して傾け
た状態に保たれる回転ドラム(以下で回転ヘツド
という)に取付けられており、これに対して、静
止ヘツドとしてコントロールヘツドとオーデイオ
ヘツドとは回転ヘツドの下流側に設けられたオー
デイオ・コントロールヘツド(A/Cヘツド)部
材に取付けられている。
ところで、ビデオテープについては、ビデオト
ラツクの第2チヤンネル(CH−2)の180度出
口からコントロール信号パルスまでの距離、すな
わちその間のテープ走行長さは規格によつて所定
の値、すなわち、いわゆるX値として定められて
おり(例えばVHS方式の場合79.244mm)、マスタ
ーテープ作成装置においては、このX値を±
20μm程度の許容誤差内に合わせる必要がある。
すなわち、このX値は、回転ドラムの中心を通り
テープの走行方向に平行する上記テープ出口位置
からA/Cヘツドの中心線までのテープの長さに
よつて定まるものであつて、X値を上述の規格値
に合わせるためには、回転ヘツドに対していつた
ん位置決めされたA/Cヘツドによりテープに書
込みを行い、その書込んだテープを現像して顕微
鏡によりX値を求め、そのX値が規格に合わない
ときは、A/Cヘツドの位置を再度調整し直して
再度同パターンの書込みを行い、同様にして顕微
鏡による測定を繰返す方式がとられていた。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、これらのヘツドは本来、摩耗性
のある部品であることから定期的に交換の要があ
り、また、その他のなんらかの原因によつてX値
が狂つた場合には再調整の必要がある。かかる場
合、従来は、ビデオテープ作成装置の設置場所に
現像用具や顕微鏡等を持込んで大掛りに調整する
必要があつた。その上、X値を所定の許容範囲に
収めるには熟練した技術者の手を煩わさなければ
ならず、更にまた調整には長時間を要するので、
その間はテープ作成作業が実施できないという問
題点があつた。
そこで、本考案の目的は、上述したような従来
の問題点に着目し、その解決を図るべく、ビデオ
ヘツドあるいはA/Cヘツドの保守交換時に、最
小限の手間で交換でき、調整の必要がないビデオ
テープ作成装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] かかる目的を達成するために、本考案は、ビデ
オヘツドを取付けた回転ヘツドと、回転ヘツドの
入口および出口に配設され、ビデオテープが回転
ヘツドに所定の位置で接触するように案内する傾
斜ポストと、音声ヘツドおよびコントロールヘツ
ドを取付けた静止ヘツド部材と、傾斜ポストの入
口および出口と静止ヘツド部材の出口とに配設さ
れ、ビデオテープの高さを所定の位置に保つため
の規制手段と、静止ヘツド部材の高さおよび静止
ヘツド部材のビデオテープ走行方向の位置を調整
する手段とを1つの交換可能な基板上に設けたこ
とを特徴とするものである。
[作用] 本考案ビデオテープ作成装置によれば、既にそ
のユニツトの状態で調整を済ましておくことがで
きるので、ヘツド交換時にテープ作成装置設置場
所でX値に対応して調整を行う必要がなくなり、
上述のような煩わしい手間をかけることなく、無
調整かつ短時間に交換作業を実施することができ
る。
[実施例] 以下に、図面を参照して本考案を具体的に説明
する。
第1図は本考案を適用したテープ作成機の一例
を示す。ここで、1はパネル基板、2は回転ヘツ
ド3やオーデイオ・コントロールヘツド(A/C
ヘツド)4などが後述するようにして装着された
ヘツドアツセンブリ基板であつて、固定ねじ2A
によつてパネル1に固定される。5は供給リー
ル、6は巻取リールであつて、テープ7は巻方向
巻取キヤプスタンおよびピンチローラ8によつて
巻取方向に張力を与えられながら供給リール5か
ら引出され、巻取リール6に巻取られていくもの
で、テープ7に書込まれている記録はその間にま
ず全幅消去ヘツド9によつて消去され、ついで、
回転ヘツド3に取付けられている不図示のビデオ
ヘツドによりビデオ信号が書込まれる。なお、制
御トラツクの基準線およびオーデイオトラツクの
書込みはこのあとA/Cヘツド4のところで行わ
れる。
10はタイマーローラであり、タイマーローラ
10には不図示のロータリエンコーダが直結され
ていて、巻取リール6に巻取られるテープ長はロ
ータリエンコーダによつて測定され、図示しない
表示器に表示される。11はテンシヨンポストで
あり、テンシヨンポスト11では、そのアームの
角度を変化させることにより巻取リール6に巻取
られたテープの量に従つてテープに常に一定の張
力を保たせることができる。また、供給リール5
の近傍に設けられたテープエンドセンサ12はテ
ープ7の末端近傍に記録されているエンドマーク
を検出するためのもので、テープエンドセンサ1
2によりエンドマークを検出して、テープの供給
を自動的に停止させることができる。
13は逆方向巻取キヤプスタンであり、テープ
を巻戻すときに使用され、この逆方向巻取キヤプ
スタンおよびピンチローラ13によりテープ7に
張力を持たせて巻取リール6から引出すことがで
きる。なおここで、14Aおよび14Bは逆方向
巻取回転ローラであり、巻戻しのときにインピー
ダンスローラ15にかかる負荷を取除くために設
けられており、巻戻しのときは、逆方向巻取回転
ローラ14Aおよび14Bの支軸が互いに相反す
る方向に移動され、テープ7をインピーダンスロ
ーラ15から引離すようにする。
続いて、各部に発生する振動を抑制する手段に
ついて述べることとする。
16はエアコラムで、その箱体内に空気を吸引
することによつて供給リール5に残留するテープ
の量に従つて変化するテンシヨンを一定に保ち、
供給リール5の駆動回転むらによる振動を除去す
る。
17はエアコラム16の入口側に設けられた回
転ローラであり、エアコラム16への導入を円滑
に行わせる役目をなす。18,19および20は
固定ポストであり、このうちエアコラム16の出
口側に設けられた固定ポスト19および20はエ
アコラム16によつて2次的に発生する振動の一
部を除去する。
21および22はインピーダンスローラ15の
入口側および出口側にそれぞれ配設したサブイン
ピーダンスローラ(回転ローラ)であり、これら
の回転ローラ21および22にはその軸受にメタ
ルベアリングを使用することによつて新たに振動
が発生するのを抑制する。また、ローラ本体には
軽量で体摩耗性のある材料、例えばテフロン(商
品名)などの樹脂材料を使用し、慣性モーメント
を小さくして軽快に回転できるようになし、同期
回転させることにより比較的長い周期の振動を取
除くことができる。
すなわち、前段の回転ローラ21によつてエア
コラム16で残留した振動を除去すると共に、後
段の回転ローラ22によつてインピーダンスロー
ラ15のボールベアリング等を介して新たに発生
する振動を除去するもので、インピーダンスロー
ラ15ではその質量を持たせることによりフライ
ホイール効果で、短い周期の振動が除去される。
23および24は全幅消去ヘツド9の入口側お
よび出口側に配設した同様の回転ローラであり、
このうち回転ローラ24は回転ヘツド3に対して
テープ7の高さを規制する規制ポストを兼ねてお
り、従来はその規制に固定ポストが使用されてき
たが、テープとの間の摩擦によつて縦振動が発生
するので、本例ではこれを回転ローラとしてい
る。かくして、回転ローラ23と24との組合わ
せにより回転ローラ22と全幅消去ヘツド9との
間および全幅消去ヘツド9と傾斜ポスト25との
間の弦振動を除去することができる。また、26
は回転ヘツド3の出口側に設けられた傾斜ポス
ト、27は同じく回転ローラであつて、この回転
ローラ27も先に述べた回転ローラ24と同様規
制ポストを兼ねるものである。そして、この回転
ローラ27により回転ヘツド3によつて発生した
振動を除去することができる。なお、28はA/
Cヘツド4の出口側に設けられた規制回転ロー
ラ、29および30はガイドローラである。
第2A図および第2B図はヘツドアツセンブリ
の詳細を示すもので、先に述べたように、そのヘ
ツドアツセンブリ基板2は固定ねじ2Aによつて
パネル基板1に固定され、また交換時にはヘツド
アツセンブリ基板2をもろともに新たに整備され
たものと取替えることができる。しかして、ヘツ
ドアツセンブリ基板2には、ビデオ回転ヘツド3
を始めとしてその入口および出口側に傾斜ポスト
25および26とそれぞれの角度調整金具31お
よび32とが、またA/Cヘツド4と規制回転ロ
ーラ24,27および28が、更にまたA/Cヘ
ツド調整装置33が図示のように装着される。
なおA/Cヘツド調整装置33は第2A図で矢
印によつて示すようにA/Cヘツド4の左右の位
置を調整することができ、同時に第2B図に矢印
で示すようにその上下方向の高さを調整すること
ができる。34は左右位置調整部材、35はその
調整用ねじ、36は上下位置調整部材、37はそ
の高さ調整ねじである。また、38〜41はそれ
ぞれ端子盤である。
そこで、このようなヘツドアツセンブリにおい
ては、まず角度調整金具31および32を操作し
てテープ7が回転ヘツド3に所定の状態で接触を
保つようになし、次にA/Cヘツド調整装置33
において、高さ調整ねじ37によつてA/Cヘツ
ド4の高さを位置決めした上、左右位置調整部材
34の調整ねじ35によつてX値に対応した距離
の調整を行う。調整した後は、先にも述べたよう
にテープを現像して顕微鏡によつてテープパター
ンを調べ、所定のX値に対応した値が得られたか
否かにより、所定値が得られるまで、このような
動作が繰返される。
しかし本例の場合、かかる調整はテープ作成装
置の設置場所で行う必要がなく、組立てられたヘ
ツドアツセンブリごとに予め試験機によつて上記
の調整を実施することができるので、調整済みの
ヘツドアツセンブリを必要なだけストツクしてお
くことにより、保守交換時には固定ねじ2Aの着
脱だけで取替え後に煩わしい調整を行う必要がな
くなる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば、回
転ヘツドやA/Cヘツドの保守交換時にビデオテ
ープ作成装置の設置場所に顕微鏡を持込んだりし
て、熟練した技術者によりビデオテープの規格、
例えばX値などに対応しての機構の調整作業を実
施する必要がなくなり、誰でも簡単に調整済みの
ヘツドアツセンブリを交換するだけで短時間で保
守交換作業を完了することができ、テープ作成装
置を停止させる時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ビデオテープ作成装置の一例を
模式的に示す構成図、第2A図および第2B図は
本考案にかかるヘツドアツセンブリの構成の一例
を示すそれぞれ上面図および側面図である。 1……パネル基板、2……ヘツドアツセンブリ
基板、2A……固定ねじ、3……回転ヘツド、4
……A/Cヘツド、5……供給ロール、6……巻
取リール、7……テープ、8,13……キヤプス
タンおよびピンチローラ、9……全幅消去ヘツ
ド、15……インピーダンスローラ、16……エ
アコラム、17,21,22,23……回転ロー
ラ、24,27,28……規制回転ローラ、2
5,26……傾斜ポスト、31,32……角度調
整金具、33……A/Cヘツド調整装置、34…
…左右位置調整部材、35,37……調整ねじ、
36……上下位置調整部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ビデオヘツドを取付けた回転ヘツドと、 該回転ヘツドの入口および出口に配設され、ビ
    デオテープが前記回転ヘツドに所定の位置で接触
    するように案内する傾斜ポストと、 音声ヘツドおよびコントロールヘツドを取付け
    た静止ヘツド部材と、 前記傾斜ポストの入口および出口と前記静止ヘ
    ツド部材の出口とに配設され、前記ビデオテープ
    の高さを所定の位置に保つための規制手段と、 前記静止ヘツド部材の高さおよび該静止ヘツド
    部材の前記ビデオテープ走行方向の位置を調整す
    る手段と を1つの交換可能な基板上に設けたことを特徴と
    するビデオテープ作成装置。
JP10696887U 1987-07-14 1987-07-14 Expired - Lifetime JPH0538472Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10696887U JPH0538472Y2 (ja) 1987-07-14 1987-07-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10696887U JPH0538472Y2 (ja) 1987-07-14 1987-07-14

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Publication Number Publication Date
JPS6412290U JPS6412290U (ja) 1989-01-23
JPH0538472Y2 true JPH0538472Y2 (ja) 1993-09-29

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