JPH01269268A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置に係
り、特に薄手の磁気テープを用いるオーブンリール式磁
気記録再生装置とその磁気テープの幅方向位置制御装置
に関する。

〔従来の技術〕

このｆｌの磁気記録再生装置（以下、ＶＴＲと称する）
に使用する磁気テープ（以下、テープと称する）は幅寸
法及び縁の直線性については高精度に製作されているが
、両振幅で数マイクロメータのす−ダで直線からの外れ
は生じうる。また、リールに巻かれた状態での巻きぐせ
による狂いもある。

通常、テープ下端（ドラム上のリードに当る側）の直線
性が崩れていても、テープガイドのフランジをテープ上
縁に押し当て、テープ下端がリードに沿って走行するよ
う位置規制がされており、特に支障を生じることはなか
った。

なお、オープンリール式ヘリカルスキャン方式Ｖ　Ｔ　
Ｒについては、昭和５５年オーム社発行、テレビジョン
学会１「テレビジョン・画像工学ハンドブック」　（特
に第５６４〜５９８頁）を、またテープガイド機構につ
いては、例えば特開昭６１−１８８４７号公報に記載が
ある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術においては、厚手テープについては問題な
かったが、テープの曲げ剛性の低い薄手テープの場合、
テープ下縁の狂いがそのままドラムに達し、ドラム上で
テープが幅方向に見かけ上振動するだ行現像があられれ
る。これは薄手テープの剛性が低いため、位置規制のフ
ランジ部分でテープが曲げ変形してしまい、テープ全体
を幅方向にずらせる働きをなさないことにある。

上記した幅方向の見かけ上の振動を生じると、テープ上
の磁気ヘッドの軌跡は、この影響を直接受けるため、記
録時と再生時に同一の軌跡を通らず、出力波形エンベロ
ープ不良となり、所期の性能を発揮することができない
。

最近の高密度記録をねらったＶＴＲではトラックピッチ
が小さく、トラック軌跡の再現性は極めて重要な！！！
！題であり、上記の現像の排除が特に必要である。

本発明の目的は、テープ録の狂いがあっても、ドラ１１
のリードに確実に沿ってテープが走るようにした磁気テ
ープの幅方向位置制御装置を備えた磁気記録再生装置を
提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

一ヒ記目的は、テープを供給リール付近で幅方向に移動
させ、テープ下縁の直線からの狂いを補正する構成とす
ることにより達成される。即ち、ドラムから出たテープ
の基準位置からのずれを幅方向の変位として把み、これ
をドラム上に達するまでの間に、正規の位置に補正すれ
ばよい。これは、上記変位信号を採取し、幅方向に変位
させるフィードバックループを作ることによって実現す
ることができる。

〔作用〕

薄手テープの場合、テープのドラム上のリードからのず
れとテープのリール付近でのずれの関係をみると、この
間に強い相関があることが把まれでおり、リールからド
ラムまでの間のテープ幅方向の位置規制が十分に働いて
いない場合のあることがわかる。

この原因は前述のごとく、テープの曲げ弾性変形によっ
て位置規制が有効に働いていないことによるものである
。

したがって、リール付近でテープの幅方向の位置を移動
させることにより、ドラム上でのテープ幅方向の位置を
移動させることができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例にががるオープンリール式ヘ
リカルスキャン方式ＶＴＲのテープ走行系の説明図であ
って、■は供給リール、２．４゜９はガイドローラ、３
．１５はテンションローラ、５はポスト、６は人口ガイ
ド、７はドラム、８は出口ガイド、１０はインピーダン
スローラ、１１はオーディオヘッド、１２はピンチロー
ラ、１３はキャプスタン、１４はタイマーローラ、１６
は巻取りリール、１７はテープ、１８は変位計である。

同図に示したオープンリール式ヘリカルスキャン方式Ｖ
ＴＲの走行系において、テープ１７は供給リール１から
繰り出され、ガイドローラ２、テンションローラ３、ガ
イドローラ４、ポスト５を通って入口ガイド６を経てド
ラム７の周囲をまわり、出口ガイＦ　８、ガイドローラ
９、インピーダンスローラ１０、オーディオへラド１１
を通り、ピンチローラ１２とキャプスタン１３の間で駆
動力を与えられタイマローラ１４、テンションローラ１
５を経て巻取リリール１６に巻き取られる。

第２図は第１図の矢印アから視た部分図であって、２０
はアクチュエータ、２１はモータである。

同図に示すように、テープの幅方向の変位を非接触式の
変位計１８で計測し、正規位置からのずれの値が求めら
れる。この値は、後述の増幅位相補償器１９により増幅
位相補償され、アクチュエータ２０へ伝達される。テー
プ幅方向へ移動させる手段として、最も確実な方法とし
ては、供給リールｌを軸方向（矢印イ）に微小変位させ
ることである。即ち軸受で支持されたモータ２１の軸端
部に上記アクチュエータ２０を設け、モータの軸に、軸
方向に微小変位を発生させるごとくなし、上記増幅位相
補償器の出力電流に比例して軸方向に変位させる。

第３図は制御系のブロック図であって、１９は増幅位相
補償器である。

同図において、変位計１８からアクチュエータ２０まで
のフィードバック回路は閉ループとなっている。テープ
縁のうねり等による変位の変動は数ヘルツ以下であり、
制御装置としては極めて容易にかつ安価に構成すること
ができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、テープ幅方向縁
に狂いがあってもドラム位置においてテープを所定の位
置に保持できるのでドラム上でのテープの幅方向のずれ
をなくすことができ、トラック軌跡の再現性、再生エン
ベロープ波形の改善に著しい効果があり、前記従来技術
の欠点を除いて優れた機能の磁気記録再生装置を提供す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかかるオープンリール式ヘ
リカルスキャン方式ＶＴＲの走行系の説明図、第２図は
、第１図の矢印アで示した部分図、第３図は制御系のブ
ロック図である。 １・・・・・・・・・供給リール、７・・・・・・・・
・ドラム、１６・・・・・・・・・巻取リリール、１７
・・・・・・・・・磁気テープ、１８・・・・・・・・
・変位計、１９・・・・・・・・・増幅位相補償器、２
０・・・・・・・・・アクチュエータ、２１・・・・・
・・・・モータ。 第１図 １・・・イ共糸合す−ノし　　　　１７・・・テープ。 ７・・Ｆ′″１７ＡＩＢ・・・紮伎計 １６・・・オド耳又りＩノー、し 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁気ヘッドを搭載したドラムに磁気テープを巻装走
   行させて記録再生を行うヘリカルスキャン方式の磁気記
   録再生装置において、前記走行中の磁気テープの幅方向
   縁の基準位置からの当該幅方向のずれを検出するずれ検
   出手段と、このずれ検出手段の出力信号に応じて上記磁
   気テープを幅方向に変位させる磁気テープ変位手段とを
   有し、前記ドラムに対する磁気テープの走行位置が一定
   となる様構成したことを特徴とする磁気記録再生装置。 ２、走行中の磁気テープの幅方向縁の基準位置からの幅
   方向のずれを検出する変位計と、この変位計の検出信号
   を増幅し位相補償する増幅位相補償器と、この増幅位相
   補償器の出力を磁気テープの幅方向の変位に変換するア
   クチュエータとを備えた請求項１記載の磁気記録再生装
   置に用いる磁気テープの幅方向位置制御装置。 ３、アクチュエータを軸端に組込んだ軸方向位置制御用
   モータ。