JP3229432B2 - 磁気記録再生装置およびその磁気ヘッド駆動方法 - Google Patents

磁気記録再生装置およびその磁気ヘッド駆動方法

Info

Publication number
JP3229432B2
JP3229432B2 JP11735493A JP11735493A JP3229432B2 JP 3229432 B2 JP3229432 B2 JP 3229432B2 JP 11735493 A JP11735493 A JP 11735493A JP 11735493 A JP11735493 A JP 11735493A JP 3229432 B2 JP3229432 B2 JP 3229432B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bimorphs
magnetic head
pair
amount
bridging piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11735493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06333222A (ja
Inventor
賢治 長谷川
広 養田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP11735493A priority Critical patent/JP3229432B2/ja
Priority to US08/243,935 priority patent/US5500777A/en
Publication of JPH06333222A publication Critical patent/JPH06333222A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3229432B2 publication Critical patent/JP3229432B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再生時の磁気ヘッドを
記録トラック上に追尾させ、両者の相対的な位置ずれに
よるノイズの発生を軽減させる機能を備えた磁気記録再
生装置およびその磁気ヘッド駆動方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ヘリカルスキャン方式のVTRなどで
は、再生時の回転速度が記録時の回転速度と異なると、
磁気ヘッドの軌跡が記録トラックに合致せず、両者の相
対的な位置ずれによって再生画像にノイズが生じる。そ
こで、再生時における磁気ヘッドを記録トラックに追尾
させる磁気ヘッド駆動装置が種々提案されている。これ
には大別して2方式があり、その一つは、バイモルフ
(電歪素子を張り合わせたピエゾ素子)を用いて磁気ヘ
ッドを変位駆動させるもの(例えば特開昭55−110
083号公報)で、もう一つはムービングコイル式のも
のである。
【0003】前者の構成例を図3および図4に示す。支
持部材1に一端を固定された平行配置の1対のバイモル
フ2、3は、それぞれの自由端同士が橋絡片4によって
橋絡され、橋絡片4に磁気ヘッド5が固着されている。
橋絡片4は曲げ方向に柔軟性を有するカーボンファイバ
ー等からなり、6は取付け金具を示す。
【0004】所定の電圧が印加された1対のバイモルフ
2、3は、電歪効果によって図4の(a)に示すように
歪曲し、磁気ヘッド5をトラック幅方向に変位させる。
この変位の量は印加電圧に依存して変化するので、再生
信号の包絡線を検出して印加電圧を制御するように回路
構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最大変位時に
おける磁気ヘッド5の突出量が、図4の(b)に示す変
位量0の突出量に比べて寸度dだけ減少するので、とく
に磁気テープの浮上量が大きい領域での磁気ヘッド5と
磁気テープとの接触が満足に得られないという課題があ
った。なお、L=20mm、磁気ヘッド5の振幅が0.
8mmである場合のヘッド突出量は、変位量が0のとき
に0.04mmであったものが0.025mmに半減す
る。
【0006】一方、ムービングコイル式は、磁気ヘッド
を支持する板ばねに励磁コイルを装着する構成となるの
で、漏洩磁気の遮断や小型化が難しいという構造上の欠
点がある。
【0007】したがって本発明は、バイモルフを使用し
た構成でありながら、磁気ヘッドを変位させても突出量
の変化が少ない磁気記録再生装置およびその磁気ヘッド
駆動方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するために、支持部材に固定された固定端から自由
端にいたる板面が相互にほぼ平行となるように所定間隔
を介して対向配置された1対のバイモルフと、1対のバ
イモルフの自由端同士を相互に橋絡する可撓性の橋絡片
と、橋絡片の外側端部に固着されて反バイモルフ側へ突
出した磁気ヘッドと、1対のバイモルフの夫々に独立し
た制御電圧を印加して歪曲を生じさせ、前記板面に沿っ
た方向への突出量を変えることなく前記板面に対してほ
ぼ直角な方向に磁気ヘッドを変位させる給電手段とから
なることを特徴とする磁気記録再生装置が提供される。
【0009】また、固定端から自由端にいたる板面が相
互にほぼ平行となるように所定間隔を介して対向配置さ
れた1対のバイモルフの自由端同士を可撓性の橋絡片で
相互に橋絡し、この橋絡片に固着されて反バイモルフ側
へ突出した磁気ヘッドを、1対のバイモルフに対する電
圧の印加によって前記板面に沿った方向への突出量を変
えることなく前記板面に対しほぼ直角な方向に変位させ
る駆動を、1対のバイモルフを同一方向へ歪曲させるこ
とと、1対のバイモルフを相反する方向へ歪曲させるこ
とと、1対のバイモルフの一方のみを歪曲させることと
の三者択一によって行わせることを特徴とする磁気ヘッ
ド駆動方法が提供される。
【0010】
【作用】本発明によると、磁気ヘッドの追尾駆動におい
て、1対のバイモルフの歪曲量を変化させることに加え
て、夫々に独立した電圧を印加し、歪曲に方向性を組み
入れた点に独自性があり、これに伴う橋絡片の独特の動
きとあいまって、磁気ヘッドのトラック幅方向への変位
量に関係なく、磁気ヘッドの突出量を常にほぼ一定に保
持することができる。このため、追尾動作時に磁気ヘッ
ドと磁気テープとの接触度合に変化を生じることがなく
なり、これによる再生障害が解消される。
【0011】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面とともに説明
する。
【0012】図1に示すように、絶縁体からなる支持部
材7に1対のバイモルフ8、9の各固定端が固定されて
おり、1対のバイモルフ8、9は固定端から自由端にい
たる板面が相互にほぼ平行となるように所定間隔を介し
て対向配置されている。1対のバイモルフ8、9の自由
端同士を相互に橋絡する可撓性の橋絡片10はカーボン
ファイバー等からなり、曲げ方向に柔軟性を有してい
る。そして、橋絡片10の外側端部に固着された磁気ヘ
ッド5が反バイモルフ側へ突出している。かかる構成は
前述した従来の構成と変わりなく、その外観図は図3で
代表される。
【0013】ただ、振幅変化の大きい電圧が印加された
ときの1対のバイモルフ8、9および橋絡片10の変形
の形体が従来と全く異なる。
【0014】図1の(a)は、トラック幅方向への磁気
ヘッド5の変位量が最大の時点、つまり、磁気ヘッド5
を最上端(または最下端)まで変位させたときの状態を
示しており、1対のバイモルフ8、9は同一の方向に歪
曲している。また、(c)は変位量が0の時点(原点位
置にあるとき)の状態を示しており、1対のバイモルフ
8、9は相反する方向に歪曲している。そして、(b)
は中間の時点、つまり、磁気ヘッド5が(a)に示す最
大変位の位置から原点側へ少し移動したときの状態を示
しており、1対のバイモルフ8、9のうちバイモルフ8
だけが歪曲している。
【0015】両バイモルフ8、9の歪曲量および歪曲の
方向が上述のように制御されるように、あらかじめ、磁
気ヘッド5がその突出量を全く変えずにトラック幅方向
へ変位するのに必要な両バイモルフ8、9の歪曲量と、
その時どきの両バイモルフ8、9に対する印加電圧との
相関を、読出し専用メモリー(ROM)に書き込んでお
く。データに欠けた点があるときは、磁気ヘッド5がス
ムーズに変位(振動)できるように補完しておく。
【0016】つぎに、両バイモルフ8、9に電圧を印加
し、図1の(c)に示す形体に、つまり、相反する方向
に1対のバイモルフ8、9を歪曲させ、磁気ヘッド5の
突出量が所定の値、例えば0.04mmになるように設
定して、これを原点位置と定める。ついで、磁気ヘッド
5をトラック幅方向に変位(振動)させる。このとき、
両バイモルフ8、9に対する印加電圧を、ROMから読
みとったデータで制御するので、磁気ヘッド5の突出量
変化を最小に抑えることができる。また、橋絡片10は
磁気ヘッド5を磁気テープに対しほぼ直角に当接させる
べく変形する。
【0017】図2に示すように、供給リール14に巻か
れた磁気テープ15は、ピンチローラー16とキャプス
タン17とによる引き込み動作で走行し、ガイドポスト
18、19による案内で、回転シリンダー20に搭載さ
れた記録磁気ヘッド(図示せず)に押しつけられる。そ
して、ピンチローラ16とキャプスタン17との間を通
って巻取りリール21に巻取られていく。
【0018】回転シリンダー20に搭載された磁気ヘッ
ドは、前述したバイモルフ構成の駆動体によって支持さ
れており、磁気ヘッドの占める位置が上端または下端ま
で変位したときの突出量が、所定値になるように回転シ
リンダー20に取付けられている。
【0019】なお、一例として、1対のバイモルフ8、
9の固定端から磁気ヘッド5の先端までの長さ(L)を
20mm、磁気ヘッド5の振幅を0.8mmとすると、
磁気ヘッド5が上端または下端まで変化したときの突出
量は、1対のバイモルフ8、9を変位させないときの突
出量よりも約0.015mm少ない。このため、初期設
定時の突出量を0.04mmとすると、磁気ヘッド駆動
体を回転シリンダー20に取付けるときの突出量として
は、0.04mmに0.015mmを足した0.055
mmにしておく必要がある。
【0020】上記構成の磁気記録再生装置において、本
発明の駆動方法を適用することによって、磁気ヘッドを
記録トラックに対して所定の方向に変位させても突出量
の変化を少なくすることができる。したがって、記録時
の速度と異なる速度で再生を行っても出力変化が少な
く、ノイズのない再生画像を得るという効果がある。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によると、再生時の
磁気ヘッドを記録トラック上に追尾させる過程でバイモ
ルフを歪曲させるにもかかわらず、磁気ヘッドの突出量
がほとんど変化せず、再生時における追尾機能を全く損
なうことなく、常に磁気ヘッドを磁気テープに良好に接
触させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における1対のバイモルフの
変形態様を示す断面図。
【図2】本発明の一実施例における磁気テープ走行系の
説明図。
【図3】従来の磁気ヘッド駆動部の斜視図。
【図4】図3のA−A断面における各部の変形態様を示
す断面図。
【符号の説明】
5 磁気ヘッド 7 支持部材 8、9 バイモルフ 10 橋絡片

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材に固定された固定端から自由端
    にいたる板面が相互にほぼ平行となるように所定間隔を
    介して対向配置された1対のバイモルフと、 1対のバイモルフの自由端同士を相互に橋絡する可撓性
    の橋絡片と、 橋絡片の外側端部に固着されて反バイモルフ側へ突出し
    た磁気ヘッドと、 1対のバイモルフの夫々に独立した制御電圧を印加して
    歪曲を生じさせ、前記板面に沿った方向への突出量を変
    えることなく前記板面に対してほぼ直角な方向に磁気ヘ
    ッドを変位させる給電手段とからなることを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 固定端から自由端にいたる板面が相互に
    ほぼ平行となるように所定間隔を介して対向配置された
    1対のバイモルフの自由端同士を可撓性の橋絡片で相互
    に橋絡し、この橋絡片に固着されて反バイモルフ側へ突
    出した磁気ヘッドを、1対のバイモルフに対する電圧の
    印加によって前記板面に沿った方向への突出量を変える
    ことなく前記板面に対しほぼ直角な方向に変位させる駆
    動を、 1対のバイモルフを同一方向へ歪曲させることと、 1対のバイモルフを相反する方向へ歪曲させることと、 1対のバイモルフの一方のみを歪曲させることとの三者
    択一によって行わせることを特徴とする磁気ヘッド駆動
    方法。
JP11735493A 1993-05-19 1993-05-19 磁気記録再生装置およびその磁気ヘッド駆動方法 Expired - Fee Related JP3229432B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11735493A JP3229432B2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 磁気記録再生装置およびその磁気ヘッド駆動方法
US08/243,935 US5500777A (en) 1993-05-19 1994-05-18 Magnetic head drive which uses independently controlled piezo-electric elements

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11735493A JP3229432B2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 磁気記録再生装置およびその磁気ヘッド駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06333222A JPH06333222A (ja) 1994-12-02
JP3229432B2 true JP3229432B2 (ja) 2001-11-19

Family

ID=14709618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11735493A Expired - Fee Related JP3229432B2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 磁気記録再生装置およびその磁気ヘッド駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3229432B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06333222A (ja) 1994-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5500777A (en) Magnetic head drive which uses independently controlled piezo-electric elements
US4441128A (en) Rotary transducer head assembly
EP0302756B1 (en) Movable rotary head assembly
JPH0346114A (ja) 磁気記録再生装置
JP3229432B2 (ja) 磁気記録再生装置およびその磁気ヘッド駆動方法
JPH0344374B2 (ja)
JPS6151334B2 (ja)
JPH0963159A (ja) 磁気記録再生装置
JPS61953A (ja) 磁気テ−プ駆動装置
JPH0747016Y2 (ja) 磁気テープ装置
JPS6155174B2 (ja)
JPS61180953A (ja) デ−タ記録用磁気テ−プ装置
JPS6131378Y2 (ja)
JPH0521695Y2 (ja)
JPS6226092B2 (ja)
JPH05189733A (ja) 変位制御装置
JPS6235138Y2 (ja)
JP2784100B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2766573B2 (ja) ムービングヘッド駆動装置
JPS60197973A (ja) テ−プ走行機構
JP3486963B2 (ja) ダイナミックトラッキングヘッド装置
JP2624162B2 (ja) 摺動型磁気ヘッド装置
JPS6142326B2 (ja)
JPS62145567A (ja) 磁気記録再生装置
JPS62146424A (ja) 磁気記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees