JPH0963159A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0963159A
JPH0963159A JP7279291A JP27929195A JPH0963159A JP H0963159 A JPH0963159 A JP H0963159A JP 7279291 A JP7279291 A JP 7279291A JP 27929195 A JP27929195 A JP 27929195A JP H0963159 A JPH0963159 A JP H0963159A
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JP
Japan
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tape
magnetic recording
reproducing apparatus
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piezoelectric element
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Application number
JP7279291A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakajima
浩士 中島
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ厚みの異なる複数種類のカセットに対
応させ、且つテープ走行モードに応じて最適のテープ走
行系を確保し、最適な記録再生を得る。 【解決手段】 厚みの異なる種類のテープを用いて記録
再生する装置であって、テープ厚み検出手段16を設
け、テープ厚みに応じて磁気ヘッド1aに対するテープ
のテンション分布を調整する手段を設ける。該調整手段
は、ローディング部材7、又は保持部材20、或るいは
シャーシ2に圧電素子80を取着する構成とし、ローデ
ィング完了位置で該圧電素子にそれぞれの条件を加味し
た所定の電圧を印加することによって、ローディング部
材の傾斜ピン5、又はローディング部材自体の傾斜角を
可変する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダ(以下、VTRと云う)等の磁気記録再生装置にお
ける、カセットから磁気テープを引き出すローディング
部材の垂直ガイドローラ及び傾斜ピンの傾斜角度調整及
びその制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR等におけるテープローディング装
置では、図13に示すように、垂直ガイドローラ3と傾
斜ピン5を備える先導ガイドブロック7,70が、シャ
ーシ2に開設されたガイド溝22,22に沿って、カセ
ット60から磁気テープ6を引き出し、ローディング完
了位置でキャッチャ20,21のV字状溝20a,21
a及びU字状溝(図示せず)に圧着する。該磁気テープ
6は、回転シリンダ1に所定角に渡って巻き付けられた
状態で、記録再生、早送り・巻戻し再生、或るいは高速
頭出しサーチ等のテープ走行がなされる。
【0003】先導ガイドブロック7は、図14に示すよ
うに、ダイカスト等により成形された基台4に、回転体
からなるガイドローラ3を立設し、その側方に上端がガ
イドローラ3に向かって傾いた傾斜ピン5を圧入して形
成される。ガイドローラ3の上下端にそれぞれフランジ
30,31が対向して設けられ、磁気テープ6の上下動
を規制する。カセット60から磁気テープ6を引き出し
記録再生する際には、磁気テープ6はガイドローラ3に
接した後に、傾斜ピン5に接して回転シリンダ1に進入
する。実際の磁気記録再生では、テープ走行の安定化や
トラックパターンの直線性に鑑みて、先導ガイドブロッ
ク7,70がキャッチャ20,21に圧着した時は、テ
ープのねじれ量等から算出される設計中心値の状態より
も、僅かに傾くようにシャーシ2上にキャッチャ20,
21が取り付けられている。
【0004】上述の構成は一般的なVHS−VTRのテ
ープローディング装置のメカニズムであるが、装置の小
型化の要求によりカメラ一体型8ミリVTRに続いて民
生用デジタルVTRの開発が進められている。ところ
で、民生用デジタルVTRの磁気テープは、テープ厚み
7μmのもので、記録時間1時間の小型カセットと、記
録時間4時間30分の標準カセットの2種類が有り、更
に長時間記録可能な、即ちテープ厚みのより薄手のカセ
ットの開発が進められている。
【0005】民生用デジタルVTRの性能向上と品質の
安定性を確保するためには、これらの薄手テープに対す
る記録トラックのリニアリティや再生出力波形を考慮し
たメカニズムにおけるテープ走行の安定性を確保しなけ
ればならない。これらの解決のためには、メカニズムの
テープ走行経路におけるガイドフランジの高さ調整、傾
斜ピンの傾き調整等を行って、回転シリンダのリード上
に磁気テープを沿わせる工夫が必要である。実際には、
傾斜ガイドの傾き量によって、磁気テープの幅方向のテ
ンション分布を変化させたり、リード面に沿わせるよう
な力を発生させた状態で、ガイドフランジの高さを調整
して回転シリンダのリード上に磁気テープを沿わせてい
る。
【0006】ここで、テンション分布の概念について説
明する。図8に示すように、磁気テープ6にかかる荷重
の分布状態、即ちテンション分布71を幅方向の線荷重
72で模式的に表し、図示のように、磁気テープ6の上
端よりも下端の線荷重72の方が大きい場合、所謂テー
プの「下張り状態」と云う。又、逆の場合は、テープの
「上張り状態」と云う。このテンション分布71は、傾
斜ピンの傾き量によって制御可能である。尚、線荷重7
2を結ぶ包絡線で囲まれる領域は、磁気テープ6全体に
加わる荷重を示し、所謂走行テンション73と称する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、特に民生用デジ
タルVTRでは、テープ編集時等の頭出しに用いるサー
チ機能の高速化が求められている。出願人は、かかる要
求に鑑みて、通常の記録再生速度の200倍でのサーチ
を発案したが、サーチ速度は映像信号がNTSC方式に
よって記録されている場合、3.76m/secにも及
ぶ。又、デジタルVTRでは、長時間記録再生に対応す
るべく、テープ厚7μmの薄手テープが使用される。
【0008】又、テープ走行モードには、既述のように
頭出しサーチ(以下、FF/REW−SEARCHと云
う)、或るいは高速再生、高速逆再生(以下、CUE/
REVと云う)があり、各モードにより、テープテンシ
ョン値やテープ速度が異なるので、本来先導ガイドブロ
ック7,70の最適な傾き状態は、走行モードにより異
なるものである。従来のVHS−VTR等の磁気記録再
生装置では、厚手テープを使用し、且つサーチ速度が遅
いため、走行状態を厳密に安定させることは要求されな
かった。しかし、記録された薄手テープを用いて高速サ
ーチによる特殊再生を行う際には、先導ガイドブロック
7,70の傾斜ピン5の傾き角度の僅かなバラ付きによ
り、テープダメージが発生し易くなる。そのため、テー
プ走行を一層安定させることが求められている。又、か
かるテープ安定走行のためには、各走行モード毎に先導
ガイドブロック7,70の傾き状態をそれぞれ最適角度
に変更することが望ましい。
【0009】ところで、テープの剛性、即ちテープステ
ィフネスは、ヤング率とテープ厚みの3乗に比例する。
従って、テープ厚みがテープスティフネスに大きく影響
することは云うまでもない。例えば、ほぼ同等の磁気特
性、表面性、電磁変換特性を持ち、厚み(即ち、スティ
フネス)の異なるテープについて、その再生出力比を考
察すると、図7に示すように、テープが薄くなる(ステ
ィフネスの低下)と共に再生出力比は極端に低下してい
る。尚、ここで云う再生出力比とは、厚手テープの再生
出力の平均値(図7では、100%としている。)と薄
手テープの再生出力波形の出側の最小出力値を再生出力
比と定義している。
【0010】この理由として図10に示すように、磁気
テープ6を走行させたときの磁気ヘッド1a近傍におけ
る磁気テープ6の変形状態は、厚手テープ(同図
(a))に対して薄手テープ(同図(b))ほど変形し
易く、特に走行テンションが高くなる回転シリンダ出側
付近で磁気ヘッド1aの磁気ギャップ部(図示せず)と
磁気テープ6とのスペーシングsが増加し、再生出力波
形10の後半部分が萎んだ再生出力波形10’になるの
が原因と考えられる。
【0011】この解決方法として、薄手テープに対して
は走行テンションを下げるのが有効である。何故なら
ば、走行テンションの低下に伴うテープ浮上量の増加に
より、磁気テープの磁気ヘッドへの巻き付きが緩和され
(即ち、テープの変形が小さくなる)、磁気ヘッドのギ
ャップ付近におけるスペーシングロスが減少するからで
ある。しかし、図9に示すように、走行テンションによ
って記録トラックのリニアリティが得られるテンション
分布は異なり、走行テンションが小さくなるほど所望の
記録トラックのリニアリティを得るためのテンション分
布の領域は狭くなる傾向にある。例えば、テンション値
13grの時にリニアリティ4μmを得るためのテンシ
ョン分布領域は、同図でリニアリティ4μmの点線66
と曲線65で囲まれる斜線部分の面積で表される。即
ち、所望のリニアリティ値(X軸に平行な直線)と各走
行テンション値のグラフが示す曲線63〜65で囲まれ
る面積の大きさにより比較される。尚、各曲線63,6
4,65は、それぞれ走行テンション値が7gr,10
gr,13grに対するものである。従って、走行テン
ションを下げることは、テンション分布と相関のある傾
斜ピンの調整マージンが小さくなってしまい、記録トラ
ックのリニアリティを悪化させることになる。
【0012】従って、テープ厚さの異なるテープにおい
て、再生出力波形と記録トラックリニアリティの安定し
た走行系は、単にテープの走行テンションを下げるだけ
では得られない。そこで、走行テンションを下げること
によって、再生出力波形を得るのではなく、記録トラッ
クリニアリティの得られるテンション分布領域の範囲内
でテンション分布を制御することにより、磁気ヘッドに
対するテープ接触力を下げ、テープの走行テンションを
下げたのと同等の作用効果を与え、安定した再生出力波
形を確保するテープ走行系が必要となる。
【0013】本発明は、先導ガイドブロック7,70の
傾斜ピン5の傾斜角度のバラ付きを抑えること、及び各
走行モードに応じて先導ガイドブロック7,70を最適
な傾き角度に補正することによって、テープ走行の安定
化を図ることを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、カ
セットから磁気テープを引き出し、回転シリンダに磁気
テープを纒周するローディング部材(先導ガイドブロッ
ク)を備える磁気記録再生装置において、ローディング
部材は、基台にガイドローラと、該ガイドローラの側方
に立設された傾斜ピンを備え、該傾斜ピンは基台に一体
に形成された傾き可能の取付部に取着され、該取付部に
傾斜ピンの傾斜角度を可変し得る第1の傾斜角変更手段
を設ける構成とする。
【0015】上記取付部は、ガイドローラを含む面内で
傾き可能に設けられ、第1の傾斜角変更手段は、取付部
に一体に形成された突片と、該突片を貫通して基台まで
延びて、少なくとも突片又は基台の一方に螺合した調整
ネジとによって構成する。
【0016】或るいは、上記取付部は、ガイドローラを
含む面内で傾き可能に設けられ、第1の傾斜角変更手段
は、取付部に一体に形成された突片と、該突片と基台間
に取着された圧電素子と、ローディング完了位置にて該
圧電素子に電圧を供給する電圧供給手段とで構成する。
【0017】更に、他の実施例として、カセットから磁
気テープを引き出し、回転シリンダに磁気テープを纒周
するローディング部材と、該ローディング部材をローデ
ィング完了位置にて位置決め保持する保持部材とを備え
る磁気記録再生装置において、ローディング部材には、
基台にガイドローラと、該ガイドローラの側方に立設さ
れた傾斜ピンと係合片とを設け、ローディング完了位置
にローディング部材の傾斜角を変位させる第2の傾斜角
変更手段を設け、ローディング完了位置でローディング
部材が保持部材に係合すると共に、係合片が第2の傾斜
角変更手段に係合してローディング部材の傾斜角を変位
させる構成とする。
【0018】第2の傾斜角変更手段は、ローディング完
了位置で保持部材、又はシャーシに取着された圧電素子
と、一端を固定して他端を圧電素子に取着したバネ部材
と、圧電素子に電圧を供給する電圧供給手段とで構成す
る。
【0019】テープ走行モードに応じて圧電素子に印加
する電圧を可変する。更に、テープ厚みを検出するテー
プ厚み検出手段を設け、圧電素子に印加する電圧を、テ
ープ厚み検出手段の検出出力によって可変する。或るい
は、テープ走行モード及びテープ厚み検出手段の検出出
力によって、圧電素子に印加する電圧を可変する。
【0020】記録モードでは、テープ厚みに応じた所定
の基準電圧を圧電素子に印加する。又、再生出力検出手
段を設け、再生モード時、テープ厚みに応じた所定の基
準電圧と、再生出力検出手段の検出出力に基づく補正電
圧を所定の基準電圧に加減算する構成とする。
【0021】更に、傾斜ピンは基台に取着された傾き可
能の取付部材に固植され、該取付部材に傾斜ピンの傾き
を可変し得る第3の傾斜角変更手段を設ける構成とす
る。取付部材は、基台に弾性板を介して取着された圧入
部材で構成し、該圧入部材と基台間に調整ネジを螺合し
て第3の傾斜角変更手段を構成する。
【0022】或るいは、取付部材は基台に弾性板を介し
て取着された圧入部材で構成し、該圧入部材と基台間に
伸縮可能な弾性部材を介在させると共に、傾斜ピンの下
部を垂下延長して突出柱と成し、一方ローディング部材
の移動経路内に傾斜カム部材を配して、ローディング部
材のローディング完了時、突出柱の下端が傾斜カム部材
に乗り上げ、該傾斜ピンの傾斜角を可変するようにす
る。
【0023】上述の構成により、ローディング部材の傾
斜角変更手段を構成する調整ネジを調整することによ
り、傾斜ピンの傾き角度を変えることが出来る。従っ
て、基台に対して傾斜ピンの取り付け角がバラ付いて
も、調整ネジを調整することによって、バラ付きを抑
え、取り付け角を一定に保つことが可能である。
【0024】又、テープ走行モードに応じて、或るい
は、テープ厚みに応じて、圧電素子に印加する電圧を可
変することにより、ピエゾ効果によって傾斜ピンが単独
で、或るいはローディング部材が適宜傾き、テープ厚み
に応じたテンション分布を付与し、且つ良好な再生出力
波形と記録トラックリニアリティの安定した走行系を確
保し得る各走行モードに応じた最適な傾斜ピンの傾斜角
度を得ることができる。
【0025】或るいは、テープローディング完了時、傾
斜ピン下部の垂下延長された突出柱下端がカム部材に乗
り上げ、傾斜ピンの傾斜角が可変され、該傾斜ピンが最
良の傾斜角に設定される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の具体的な一実施例について説明する。図1は先導ガイ
ドブロックの側断面図、及び他の実施例の側断面図、図
2は先導ガイドブロックとカセットの位置関係を示す平
面図、図3は圧電素子への電圧印加状態を示す平面図、
図4は圧電素子取り付け状態を示す他の実施例の側面
図、図5はテープ厚みに関するテンション分布対記録ト
ラックリニアリティを示す図、図6は回路ブロック図で
ある。
【0027】民生用デジタルVTRにおける本発明の第
1実施例について説明する。図2に示すように従来例と
同様にシャーシ2のカセット60の装着位置内には、カ
セット60から磁気テープ6を引き出す先導ガイドブロ
ック(以下、ローディング部材と云う)7,70が待機
し、該ローディング部材7,70が、回転シリンダ1の
奥部に配設されたキャッチャ(以下、保持部材と云う)
20,21に圧着することにより、該回転シリンダ1に
磁気テープ6が纒周される。左右のローディング部材
7,70は、公知のリンク機構(図示せず)によって駆
動され、回転シリンダ1の側方に開設されたガイド溝2
2,22に沿って摺動する。左右のローディング部材
7,70は、傾斜ピン5の傾きの方向が異なるだけで構
造は同様であるので、以下、左側のローディング部材7
について説明する。
【0028】図1(a)に示すように、ローディング部
材7は、ダイカスト等から成形された基台4上に磁気テ
ープ6が巻き付くガイドローラ3と、該ガイドローラ3
の側方で、上端がガイドローラ3に向かって傾いた傾斜
ピン5を一体に具えている。該ガイドローラ3は、下端
部にネジ部33を形成した軸32に回転自在に嵌まり、
ネジ部33は基台4の雌ネジ部43に螺合している。軸
32には、ガイドローラ3の上下端に対向して、フラン
ジ30,31が固定され、上側のフランジ30には、上
面に溝34が設けられていて、該溝34にドライバ(図
示せず)を入れてフランジを回転操作すると、ネジ部3
3が回転し、ガイドローラ3をテープ高さに合わせて調
整できる。
【0029】基台4の上面は、ガイドローラ3の側方で
外側に対して上向きに傾いた斜面40に連続し、基台4
の斜面40の側方には、斜面40から一段盛り上がった
取付部41が形成されていて、該取付部41に、前記傾
斜ピン5が圧入され、取付部41の上面からは、斜面4
0に平行な突片42が軸32の下端部に向かって突出し
ている。該突片42と基台4との間には、隙間90が形
成され、該隙間90は斜面40の上端部から、斜面40
に直交して下方に延びる切り込み91に繋がり、隙間9
0と切り込み91でL字形の空間9を形成する。
【0030】突片42の先端部には調整ネジ8が螺合さ
れ、該ネジ8の先端は、斜面40に当接する。従って、
調整ネジ8を進行方向に回転させると、先端が斜面40
に当接しているので調整ネジ8は進まず、突片42に曲
げ付勢力が加わる。突片42は取付部41に連結されて
いるので、該取付部41にも曲げ付勢力が加わる。取付
部41は切込み91の下端面91aを中心に弾性変形す
る。従って、傾斜ピン5の傾きも補正される。傾斜ピン
5がガイドローラ3側に傾くときには、切込み91の上
端開口が合わさるまで傾くことが許される。尚、従来の
磁気記録再生装置では、ローディング部材7を設計中心
値の状態から僅かに傾けていたが、出願人は、本実施例
に係わるローディング部材7を用いることで、ローディ
ング部材7を保持部材20に圧着時に傾けず、設計中心
値の状態に設定し、傾斜ピン5のみを傾き補正してより
テープ走行の安定を図っている。
【0031】次に、第2実施例について説明する。図1
(b)に示すように、ローディング部材7の隙間90に
は圧電素子80が介装され、該圧電素子80は突片42
と斜面40とに接する。圧電素子80は公知の如く、印
加される電圧値に応じて上下方向に伸長・収縮するピエ
ゾ効果を有するものであり、Si単結晶等を積層して形
成されるものが一般的である。
【0032】図3に示すように圧電素子80は、ローデ
ィング部材7が保持部材20に圧着した状態で、保持部
材20の側方に設けられた接片81に接する。接片81
には外部のシステムコントロール回路82から電線83
を介して走行モードに応じた電圧が印加されている。接
片81を介して圧電素子80に所定電圧が印加される
と、圧電素子80は上下方向に伸長、又は収縮し、突片
42及び取付部41を弾性変形させ、傾斜ピン5の傾き
を可変する。具体的には、圧電素子80の伸長によって
傾斜ピン5は外側(時計方向)に傾くので、テープ下端
部が緩む。即ち、テープ上端部のテンションが強くな
り、所謂、「上張りの状態」となる。圧電素子80が収
縮すると、傾斜ピン5はガイドローラ3側に傾く。即
ち、テープ上端部が緩み、テープ下端部のテンションが
強くなり、所謂、「下張りの状態」となる。
【0033】圧電素子80に印加される電圧は、以下の
ように制御される。FF/REWモードでは、テープの
送り速度が非常に速いので、テープの上端部と下端部で
テンション差があると、テープが上下動し易くなる。従
って、テープ幅方向に均等にテンションがかかるよう
に、傾斜ピン5の傾きを補正する必要があり、圧電素子
80には該傾きに対応した電圧が印加される。これに対
して、通常の記録再生モードでは、テープの下端部のテ
ンションを強くして、回転シリンダ1のリードに確実に
テープを沿わせねばならない。従って、傾斜ピン5をF
F/REWモードに比してガイドローラ3側に傾けるよ
うに、圧電素子80に電圧を印加する。又CUE/RE
Vモードでは、通常の記録再生モードよりもテープ速度
が速く、FF/REWモードよりも遅いので、記録再生
モードよりも下端部のテンションを弱くしなければなら
ない。従って、FF/REWモードよりもテープ下端部
のテンションが強く記録再生モードよりもテンションが
弱くなるように、傾斜ピン5を傾けるべく、圧電素子8
0に電圧を印加する。尚、本実施例においても第1実施
例と同様に、ローディング部材7を保持部材20に圧着
時に傾けずに、設計中心値の状態に設定して、傾斜ピン
5のみの傾きを補正することによってよりテープ走行の
安定化を図っている。
【0034】第1実施例におけるローディング部材7に
おいては、調整ネジ8を操作すれば傾斜ピン5の角度を
変えられる。従って、傾斜ピン5の基台4に対する取付
け角がバラ付いても、調整ネジ8を操作すればバラ付き
を抑え、取付け角を一定に保つことができる。又、第2
実施例においては、各走行モードに応じて空間9内の圧
電素子80に供給される電圧を変えれば、ピエゾ効果に
より傾斜ピン5の傾きを変えることができる。従って、
各走行モードに応じた適切な傾斜ピン5の傾斜角度を得
ることができる。
【0035】圧電素子80に印加される電圧は、更に、
以下のように制御される。記録時には、カセット60の
MIC(Memory in Cassette)検出
部(図示せず)に対向する検出スイッチ(図示せず)か
ら検出される「テープ厚み情報」に相当する信号を得
て、該信号からテープ厚みに適したテンション分布を磁
気テープに付与するべく、圧電素子80に所定の電圧が
印加される。即ち、図6に示すように、記録時は、スイ
ッチ17a,17bはそれぞれR端子側に接続される。
カセット60から得られるテープ厚み検出信号によりテ
ープ種類(厚み)検出回路16でテープの種類が判別さ
れ、電圧制御回路15に判別信号が入力される。該電圧
制御回路15では判別信号に応じた、即ちテープ厚みに
応じた制御電圧Vc1が出力され、圧電素子80に該電圧
Vc1が印加される。それに伴って、傾斜ピン5の傾き角
度が補正され、テープ種類に対応した最適の傾斜ピン5
の傾斜角に制御される。それと共に、記録信号入力端子
10から記録信号S0が入力され、アンプ11bで増幅
された後、磁気ヘッド1aを介して磁気テープ6に最適
の記録トラックリニアリティ状態で信号が記録される。
【0036】尚、テープ厚みに適したテンション分布
は、図5に示すように、「テンション分布対記録トラッ
クリニアリティ」のグラフを実験によってあらかじめ求
めておく。具体的には、圧電素子80には、磁気ヘッド
に対してテープが「下張りの状態」で接触する方向に電
圧を印加する。該印加電圧は、薄いテープほど下張りの
度合いは小さくなる値となる。即ち、図5の一点鎖線は
厚手テープ61、実線は薄手テープ62に対するテンシ
ョン分布を示している。例えば、記録トラックリニアリ
ティ3μmの精度が要求される場合、そのテンション分
布範囲は、(厚手テープの範囲;R1)>(薄手テープ
の範囲;R2)と小さくなっている。
【0037】再生時には、カセット60のMIC検出部
から判別されるテープ厚みに対応するテンション分布
を、磁気テープ6に付与するべく、圧電素子80に所定
の電圧を印加し、傾斜ピン5の傾きを変更する。図6の
回路ブロック図に従って説明する。スイッチ17a,1
7bがそれぞれP端子側に切り換えられる。磁気ヘッド
1aによって再生される再生信号は、増幅回路11aで
増幅された後、検波回路12で信号処理され、次段のサ
ンプリング回路13でサンプリング信号が抽出され比較
回路14に入力される。該比較回路14で基準電圧Vre
fと比較され、即ち、再生出力値やエンベロープの平坦
度等の判定が実行され、スイッチ17bを介して電圧制
御回路15へ補正信号が入力される。該補正信号に応じ
て電圧制御回路15から補正電圧Vc2が出力され、既に
基準電圧が印加されている圧電素子80にに対して補正
電圧Vc2を加算、又は減算して傾斜ピン5の傾き角度を
可変する。具体的には、圧電素子80に対しては、磁気
テープのヘッドタッチが「テープ下張り状態」になる方
向に印加電圧を制御する。補正電圧Vc2は、薄手テープ
ほど下張りの度合いが小さくなる値である。又、記録ト
ラックリニアリティが得られるテンション分布領域も、
薄手テープほど狭くなる。従って、その電圧制御範囲は
薄手テープほど狭い範囲で行うことになり、図5に示す
グラフから得られる値となる。
【0038】次に図4に示す第3の実施例について説明
する。ローディング部材7は、図14に示す従来例のも
と同じ構成である。図4(a)では、保持部材20の構
成を一部分変更している。即ち、保持部材20に圧電素
子80を貼り付け、L字状のバネ部材84の自由端側を
圧電素子80に接触させ、他端を保持部材20にネジ2
0bで固着している。ローディング部材7がローディン
グ完了位置にて保持部材20に当接保持され、ローディ
ング部材7の基台4に一体に設けられた係合片44の高
さ規制突起44aがバネ部材84に当接してローディン
グ部材7の位置決めが成される。
【0039】この時、図6に示す回路構成によって、圧
電素子80に所定の電圧が印加されると、該圧電素子8
0は上方向、又は下方向に伸長、或るいは収縮する。そ
れに伴ってバネ部材84が弾性変形するので、ローディ
ング部材7は傾斜する。即ち、ガイドローラ3と傾斜ピ
ン5が共に同一方向へ傾きを変える。具体的には、圧電
素子80が伸長するとバネ部材84は下方に弾性変形す
るため、バネ部材84に当接している係合片44も下方
に押され、ローディング部材7が時計方向に傾く。その
結果、磁気テープ6の下端部が緩み、テープ上端部のテ
ンションが強くなる。所謂「上張りの状態」となる。逆
に、圧電素子80が収縮すると、ガイドローラ3と傾斜
ピン5は反時計方向に傾き、磁気テープ6の上端部が緩
んでテープ下端部のテンションが強くなる。所謂、「下
張り状態」となる。尚、記録時及び再生時に圧電素子8
0に印加される電圧の制御は、第2実施例と同じであ
る。
【0040】図4(b)は、圧電素子80をシャーシ2
に貼り付けた実施例を示している。その他の構成及びそ
の作用については、図4(a)の構成と全く同じである
ので、その説明は割愛する。
【0041】図11は他の実施例を示す外観斜視図であ
る。図において、55は基台4の凸部4aにネジ57等
で固着された燐青銅板等からなる弾性板で、該弾性板5
5には傾斜ピン5が圧入される圧入部材58が溶接又は
接着等の方法で固着されている。該圧入部材58には、
ネジ孔58aが設けられていて調整ネジ8が螺合されて
いる。この圧入部材58と基台4との間に圧縮バネ(弾
性部材)56が介在され、調整ネジ8は圧縮バネを貫挿
して基台4に螺合している。従って、ローディング部材
7の調整ネジ8を工具(図示せず)で回せば、傾斜ピン
5の傾斜角の調整ができる。尚、凸部4aは、テープが
上張りになる方向に傾斜ピン5が傾く形状に形成されて
いる。
【0042】図12は他の実施例である。図11と異な
る部分は、傾斜ピン51の傾斜角可変手段である。傾斜
ピン51は、圧入部材58に圧入固定され、該傾斜ピン
51の下部を垂下延長して突出柱52を形成している。
又、圧入部材58と基台4との間に圧縮バネ56を介在
させ、該圧縮バネ56に対して圧入部材58と基台4か
らそれぞれネジ59,59を螺合して、該圧縮バネ56
が少許伸縮可能な状態で、傾斜ピン51が保持されるよ
うに構成している。傾斜カム部材101には、位置調整
用の切り欠き101a、長孔101b、傾斜カム面10
1cが形成され、該カム部材101の一側縁をシャーシ
に設けられた位置決め突起102,102に当接させ、
他側縁に側壁103を当接させて、バネ片104にて押
圧固定する。尚、カム部材101の位置調整は、ドライ
バー等の工具(図示せず)を切り欠き101aに当てが
ってこぜることによって可能である。図12のローディ
ング部材7を採用した場合、該ローディング部材7がシ
ャーシのガイド溝22に沿ってテープを引き出しながら
移動し、キャッチャ20に圧着する途中で傾斜ピン51
の突出柱52が傾斜カム部材101の傾斜カム面101
cに接触し始める。テープローディング完了時の傾斜カ
ム面101cのカム高さで圧入部材58の高さが設定さ
れるので、弾性板55が凸部4aを支点に変形し傾斜ピ
ン51の傾きが決定される。従って、傾斜カム部材10
1の傾斜カム面101cの傾斜角及びカム高さを、弾性
板55の弾性変形内に収まるように設計する。上述の図
11及び図12の構成を採用することによって、従来不
可能であった実装状態での傾斜ピン5,51単独の傾き
調整を容易に行うことができる。尚、圧縮バネ56は調
整ネジ8,59のバックラッシュを防止するものであ
る。
【0043】
【発明の効果】上述のようにテープ走行モードに応じ
て、且つテープ厚みに応じて、傾斜ピン、或るいはガイ
ドローラと傾斜ピンを一体で、最適の傾斜角度に可変設
定可能な構成にしたので、使用されるテープの種類に応
じた最適の状態で記録・再生、及び早送り再生・巻戻し
再生、或るいはテープ早送り・巻戻し頭出し再生等のテ
ープ走行モードが成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】先導ガイドブロックの側断面図、及び他の実施
例の側断面図である。
【図2】先導ガイドブロックとカセットの位置関係を示
す平面図である。
【図3】圧電素子への電圧印加状態を示す平面図であ
る。
【図4】圧電素子取り付け状態を示す他の実施例の側面
図である。
【図5】テープ厚みに関するテンション分布対トラック
リニアリティを示す図である。
【図6】回路ブロック図である。
【図7】テープステイフネス対再生出力比を示す図であ
る。
【図8】テープ幅方向のテンション分布を示す模式図で
ある。
【図9】テンション値を変数としたテンション分布対記
録トラックリニアリティを示す図である。
【図10】磁気ヘッドに対するテープ当りを示す図、及
び再生出力波形を示す図である。
【図11】先導ガイドブロックの他の実施例の外観斜視
図である。
【図12】先導ガイドブロックの更なる他の実施例の外
観斜視図である。
【図13】従来例の先導ガイドブロックとカセットの位
置関係を示す平面図である。
【図14】従来例のローディング部材の断面図である。
【符号の説明】
3 ガイドローラ 4 基台 5 傾斜ピン 7 ローディング部材 16 厚み検出手段 20 保持部材(キャッチャ) 52 突出柱 55 弾性板 56 弾性部材 60 カセット 80 圧電素子 101 傾斜カム部材

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットから磁気テープを引き出し、回
    転シリンダに前記磁気テープを纒周するローディング部
    材を備える磁気記録再生装置において、 前記ローディング部材は、基台にガイドローラと、該ガ
    イドローラの側方に立設された傾斜ピンを備え、 該傾斜ピンは前記基台に一体に形成された傾き可能の取
    付部に取着され、該取付部に前記傾斜ピンの傾きを可変
    し得る第1の傾斜角変更手段を設けることを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記取付部は、前記ガイドローラを含む
    面内で傾き可能に設けられ、前記第1の傾斜角変更手段
    は、前記取付部に一体に形成された突片と、該突片を貫
    通して前記基台まで延びて、少なくとも前記突片又は前
    記基台の一方に螺合している調整ネジとによって構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再
    生装置。
  3. 【請求項3】 前記取付部は、ガイドローラを含む面内
    で傾き可能に設けられ、前記第1の傾斜角変更手段は、
    前記取付部に一体に形成された突片と、該突片と前記基
    台間に取着された圧電素子と、ローディング完了位置に
    て該圧電素子に電圧を供給する電圧供給手段からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 カセットから磁気テープを引き出し、回
    転シリンダに前記磁気テープを纒周するローディング部
    材と、該ローディング部材をローディング完了位置にて
    位置決め保持する保持部材とを備える磁気記録再生装置
    において、 前記ローディング部材には、基台にガイドローラと、該
    ガイドローラの側方に立設された傾斜ピンと係合片とを
    設け、 ローディング完了位置には、前記ローディング部材の傾
    斜角を変位させる第2の傾斜角変更手段を設け、 前記ローディング部材は、ローディング完了位置にて前
    記保持部材に係合すると共に、前記係合片が前記第2の
    傾斜角変更手段に係合して前記ローディング部材の傾斜
    角を変位させることを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の傾斜角変更手段は、ローディ
    ング完了位置に取着された圧電素子と、一端を固定して
    他端を前記圧電素子に取着したバネ部材と、前記圧電素
    子に電圧を供給する電圧供給手段とから成ることを特徴
    とする請求項4に記載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の傾斜角変更手段は、前記保持
    部材、又はシャーシに取着されていることを特徴とする
    請求項5に記載の磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記圧電素子に印加する電圧を、テープ
    走行モードに応じて可変することを特徴とする請求項
    3、又は請求項5に記載の磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 テープ厚みを検出するテープ厚み検出手
    段を設け、前記圧電素子に印加する電圧を、前記テープ
    厚み検出手段の検出出力によって可変することを特徴と
    する請求項3、又は請求項5に記載の磁気記録再生装
    置。
  9. 【請求項9】 前記テープ厚み検出手段を設け、前記テ
    ープ走行モード及び前記テープ厚み検出手段の検出出力
    によって、前記圧電素子に印加する電圧を可変すること
    を特徴とする請求項3、又は請求項5に記載の磁気記録
    再生装置。
  10. 【請求項10】 記録モードでは、テープ厚みに応じた
    所定の基準電圧を前記圧電素子に印加することを特徴と
    する請求項3、又は請求項5に記載の磁気記録再生装
    置。
  11. 【請求項11】 再生出力検出手段を設け、再生モード
    時、前記テープ厚みに応じた所定の基準電圧と、前記再
    生出力検出手段の検出出力に基づく補正電圧を前記所定
    の基準電圧に加減算することを特徴とする請求項3、又
    は請求項5に記載の磁気記録再生装置。
  12. 【請求項12】 カセットから磁気テープを引き出し、
    回転シリンダに前記磁気テープを纒周するローディング
    部材を備える磁気記録再生装置において、 前記ローディング部材は、基台にガイドローラと、該ガ
    イドローラの側方に立設された傾斜ピンを備え、 該傾斜ピンは前記基台に取着された傾き可能の取付部材
    に固植され、該取付部材に前記傾斜ピンの傾きを可変し
    得る第3の傾斜角変更手段を設けることを特徴とする磁
    気記録再生装置。
  13. 【請求項13】 前記取付部材は、前記基台に弾性板を
    介して取着された圧入部材からなり、該圧入部材と前記
    基台間に調整ネジを螺合して前記第3の傾斜角変更手段
    を構成することを特徴とする請求項12に記載の磁気記
    録再生装置。
  14. 【請求項14】 前記取付部材は、前記基台に弾性板を
    介して取着された圧入部材からなり、該圧入部材と前記
    基台間に伸縮可能な弾性部材を介在させると共に、前記
    傾斜ピンの下部を垂下延長して突出柱と成し、一方前記
    ローディング部材の移動経路内に傾斜カム部材を配し
    て、前記ローディング部材のローディング完了時、前記
    突出柱の下端が前記傾斜カム部材に乗り上げ、前記傾斜
    ピンの傾斜角を可変することを特徴とする請求項12に
    記載の磁気記録再生装置。
JP7279291A 1994-11-25 1995-10-26 磁気記録再生装置 Pending JPH0963159A (ja)

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JP7279291A JPH0963159A (ja) 1994-11-25 1995-10-26 磁気記録再生装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29128594 1994-11-25
JP6-291285 1995-06-15
JP14888395 1995-06-15
JP7-148883 1995-06-15
JP7279291A JPH0963159A (ja) 1994-11-25 1995-10-26 磁気記録再生装置

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0944061A2 (en) * 1998-03-19 1999-09-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic recording/reproduction apparatus
US6137649A (en) * 1998-03-19 2000-10-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic recording/reproduction apparatus in which one of a reel base pair is rotated to wind a magnetic tape by a predetermined amount when an abnormality is detected
US6198592B1 (en) 1998-03-19 2001-03-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic recording/reproduction apparatus including a first chassis onto which a tape cassette is received and a second chassis having a rotary head cylinder thereon
US6286775B1 (en) 1998-03-19 2001-09-11 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. Magnetic recording apparatus
US6671122B2 (en) 1998-03-19 2003-12-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic recording/reproduction apparatus
EP1394790A2 (en) * 2002-09-02 2004-03-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Pole base assembly

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EP1394790A3 (en) * 2002-09-02 2006-07-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Pole base assembly
US7215505B2 (en) 2002-09-02 2007-05-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Pole base assembly for magnetic recording/reproducing apparatus

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