JPH11185327A - テープガイド調整機構 - Google Patents

テープガイド調整機構

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Publication number
JPH11185327A
JPH11185327A JP9349397A JP34939797A JPH11185327A JP H11185327 A JPH11185327 A JP H11185327A JP 9349397 A JP9349397 A JP 9349397A JP 34939797 A JP34939797 A JP 34939797A JP H11185327 A JPH11185327 A JP H11185327A
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JP
Japan
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sub
arm
tape guide
adjustment
tape
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Application number
JP9349397A
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English (en)
Inventor
Keiichi Fushimasa
敬一 節政
Kiichirou Nawa
幾一郎 縄
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、調整ナットを締め角度とサブアー
ムの傾き角度との関係をリニアな関係として、サブアー
ムの傾き角度の調整が簡単となるテープガイド調整機構
を提供することを目的とする。 【解決手段】 サブアーム41に前記調整ねじ機構4
4,45と一点で当接する当接部50を設ける。このた
め、調整ねじ機構をどのように調整しても、サブアーム
と調整ねじ機構とは、常時、当接部で当接し、サブアー
ム支持機構に遊びが存在しても調整ねじ機構の調整によ
ってサブアームの支持位置が変動することがなく、調整
ねじ機構の調整に対してテープガイドポールの傾きがリ
ニアに変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテープガイド調整機
構に係り、特に、磁気テープの走行をガイドするテープ
ガイドポールの傾きの調整を行うテープガイド調整機構
に関する。磁気テープ記録再生装置の一つとしてDAT
(デジタルオーディオテープレコーダ)がある。このD
ATでは、磁気テープが、カセットの供給側リールより
引き出され、磁気ヘッドを有する回転ドラムに添接し、
巻取側リールに到る所定のテープパスに沿って走行す
る。回転ドラムは、周面にリードを有する。回転ドラム
の部分では、磁気テープは、その縁をリードに案内され
つつ走行し、回転している磁気ヘッドが磁気テープを斜
めに走査し、情報の記録再生を行う。よって、磁気テー
プの縁が傷んだ場合には、回転ドラムの周面での磁気テ
ープの走行路が本来の走行路から微妙にずれてしまい、
情報の記録再生が不安定となってしまう。
【0002】一方、カセットについては、記録容量を多
くするべく、カセット内に収容される磁気テープの長さ
が長くなってきており、現在では、120mもの長さの
磁気テープが収容されているものがある。磁気テープの
長さが長くなると、磁気テープの厚さが相対的に薄くな
り、120m磁気テープでは厚さが約7μmと薄くな
り、よって、磁気テープの縁の機械的強度が弱くなり、
磁気テープの縁がカールしたりして傷み易くなる。
【0003】従って、DATでは、カセットを何回も使
用しても磁気テープの縁が傷まないように、磁気テープ
の走行の安定性を現行機種よりも更に高めることが必要
とされる。
【0004】
【従来の技術】図8は従来の一例のDATの構成図を示
す。DATは、大略、記録再生手段としての磁気ヘッド
11を有する回転ドラム12と、供給側リール軸13
と、巻取側リール軸14と、テープローディングポール
15、16と、キャプスタン17と、ピンチローラ18
と、出口側位置規制テープガイドポール19と、入口側
位置規制テープガイドポール20と、テンション検出ポ
ール21と、テープガイドポール22と、軸24をシャ
ーシに支持されて回動可能とされている回動アーム23
等を有し、カセット30が装着されて使用される。
【0005】カセット30は、ケース31と、ケース3
1内の、供給側リール32と、巻取側リール33と、各
リール32,33に巻かれた磁気テープ34とより成
る。カセット30は、供給側リール32が供給側リール
軸13と嵌合し、巻取側リール33が巻取側リール軸1
4と嵌合して装着される。カセット30が装着される
と、テープローディングが行われ、テープローディング
ポール15、16と、ピンチローラ18と、出口側位置
規制テープガイドポール19と、入口側位置規制テープ
ガイドポール20とが移動して、磁気テープ34がケー
ス31より引き出され、回転ドラム12に90度の範囲
に巻きついた、所定のパスに装填される。磁気テープ3
2は、キャプスタン17とピンチローラ18とによりA
方向に挟持駆動され、供給側リール32の磁気テープ巻
回体35より引き出され、回転ドラム12に添接し、巻
取側リール33に到る上記のテープパスに沿って走行
し、回転ドラム12に添接している間で、情報の記録再
生が行われる。磁気テープ32は、回転ドラム12に添
接している間は、磁気テープの下側縁を回転ドラム12
のリード12aに案内されつつ走行する。
【0006】入口側位置規制テープガイドポール20
は、順方向に走行する磁気テープ32を、キャプスタン
17を通過した直後の位置で案内し、磁気テープ32が
ケース31内に入る位置を定めている。また、磁気テー
プ32がキャプスタン17とピンチローラ18とにより
B方向に挟持駆動されB方向に記録再生時より速い速度
で走行されるリバースサーチモード時には、入口側位置
規制テープガイドポール20は、磁気テープ32をキャ
プスタン17の直前の位置で案内する。よって、複数あ
るテープガイドポールのうちでも、入口側位置規制テー
プガイドポール20は、磁気テープ32の走行に及ぼす
影響が大きい。
【0007】テープガイド調整機構は、図9(A),
(B)に示すように、回動アーム23と、先端に入口側
位置規制テープガイドポール20が圧入されて植設して
ある合成樹脂製のサブアーム41と、サブアーム41の
基部側を回動アーム23に回動可能に支持するためのサ
ブアーム41に固定された回転軸42と、回動アーム2
3に形成してある軸受部23Aと、一端をサブアーム4
1を回動アーム23にかしめられ他端がサブアーム41
に設けられた孔を挿通して突出しているスタッド43
と、スタッド43の他端のネジ部に螺合した調整ナット
44と、サブアーム41を押し上げる力を付与している
圧縮コイルばね45とよりなる。
【0008】ここで、調整ナット44を回転させること
により、サブアーム41を回転軸42を中心として回動
させることができ、入口側位置規制テープガイドポール
20の傾きが調整される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のテープガイド調
整機構では、サブアーム41に固定された回転軸42は
回動アーム23に形成してある軸受部23Aに遊嵌状態
で支持されているため、調整ナット44を最も緩めた状
態では図9(A)に示すように、調整ナット44の右端
点a1がサブアーム41に当接して、圧縮コイルばね4
5が付勢する点は上記点a1よりも回転軸42に近いた
め回転軸42は軸受部23Aの上方の点b1に当接して
いる。しかし、調整ナット44を最も締めた状態では図
9(B)に示すように、調整ナット44の左端点a2が
サブアーム41に当接して、圧縮コイルばね45が付勢
する点は上記点a2よりも回転軸42から離間している
ため回転軸42は軸受部23Aの左方の点b2に当接す
る。
【0010】つまり、調整ナット44を締め角度に応じ
て回転軸42が軸受部23Aに当接する点が点b1から
点b2までの範囲で移動する。このように、サブアーム
41を回動させる際に当接位置が点b1から点b2まで
移動し,回転軸42の支点位置が移動するため、調整ナ
ット44を締め角度と、サブアーム41の傾き角度との
関係がリニアな関係にならず、サブアーム41の傾き角
度の調整が困難であるという問題があった。
【0011】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、調整ナットを締め角度とサブアームの傾き角度との
関係をリニアな関係として、サブアームの傾き角度の調
整が簡単となるテープガイド調整機構を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基準となる基準部材と、前記テープガイドポールが
固定してあるサブアームと、前記サブアームを前記テー
プガイドポールの傾きが変わる方向に変位するよう回動
自在に前記基準部材に支持するサブアーム支持機構と、
前記サブアームを前記基準部材から離間する方向に付勢
する付勢部材と、前記サブアームを前記基準部材に対し
て前記サブアーム支持機構を中心に微細に変位させる調
整ねじ機構とを有するテープガイド調整機構において、
前記サブアームに前記調整ねじ機構と一点で当接する当
接部を設ける。
【0013】このため、調整ねじ機構をどのように調整
しても、サブアームと調整ねじ機構とは、常時、当接部
で当接し、サブアーム支持機構に遊びが存在しても調整
ねじ機構の調整によってサブアームの支持位置が変動す
ることがなく、調整ねじ機構の調整に対してテープガイ
ドポールの傾きがリニアに変化する。請求項2に記載の
発明は、基準となる基準部材と、前記テープガイドポー
ルが固定してあるサブアームと、前記サブアームを前記
テープガイドポールの傾きが変わる方向に変位するよう
回動自在に前記基準部材に支持するサブアーム支持機構
と、前記サブアームを前記基準部材から離間する方向に
付勢する付勢部材と、前記サブアームを前記基準部材に
対して前記サブアーム支持機構を中心に微細に変位させ
る調整ねじ機構とを有するテープガイド調整機構におい
て、前記サブアーム支持機構から前記調整ねじ機構まで
の離間距離よりも、前記サブアーム支持機構から前記付
勢部材までの離間距離を大きく設定する。
【0014】このため、調整ねじ機構をどのように調整
しても、サブアーム支持機構から調整ねじ機構までの離
間距離よりも、サブアーム支持機構から付勢部材までの
離間距離が常時大きくなり、サブアーム支持機構に遊び
が存在しても調整ねじ機構の調整によってサブアームの
支持位置が変動することがなく、調整ねじ機構の調整に
対してテープガイドポールの傾きがリニアに変化する。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
テープガイド調整機構において、前記付勢部材は、前記
サブアームを前記基準部材の一方向に押しつける圧縮コ
イルばねの一端を延在して形成する。このため、部品点
数を削減できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適応した一実施例
のDATの構成図を示す。図1中、図8に示す構成部分
と対応する部分には同一符号を付す。図1において、D
ATは、大略、記録再生手段としての磁気ヘッド11を
有する回転ドラム12と、供給側リール軸13と、巻取
側リール軸14と、テープローディングポール15、1
6と、キャプスタン17と、ピンチローラ18と、出口
側位置規制テープガイドポール19と、入口側位置規制
テープガイドポール20と、テンション検出ポール21
と、テープガイドポール22と、回動アーム23等を有
し、カセット30が装着されて使用される。
【0017】カセット30は、ケース31と、ケース3
1内の、供給側リール32と、巻取側リール33と、各
リール32,33に巻かれた磁気テープ34とより成
る。カセット30は、供給側リール32が供給側リール
軸13と嵌合し、巻取側リール33が巻取側リール軸1
4と嵌合して装着される。カセット30が装着される
と、テープローディングが行われ、テープローディング
ポール15、16と、ピンチローラ18と、出口側位置
規制テープガイドポール19と、入口側位置規制テープ
ガイドポール20とが移動して、磁気テープ34がケー
ス31より引き出され、回転ドラム12に90度の範囲
に巻きついた、所定のパスに装填される。磁気テープ3
2は、キャプスタン17とピンチローラ18とによりA
方向に挟持駆動され、供給側リール32の磁気テープ巻
回体35より引き出され、回転ドラム12に添接し、巻
取側リール33に到る上記のテープパスに沿って走行
し、回転ドラム12に添接している間で、情報の記録再
生が行われる。磁気テープ32は、回転ドラム12に添
接している間は、磁気テープの下側縁を回転ドラム12
のリード12aに案内されつつ走行する。
【0018】入口側位置規制テープガイドポール20
は、順方向に走行する磁気テープ32を、キャプスタン
17を通過した直後の位置で案内し、磁気テープ32が
ケース31内に入る位置を定めている。また、磁気テー
プ32がキャプスタン17とピンチローラ18とにより
B方向に挟持駆動されB方向に記録再生時より速い速度
で走行されるリバースサーチモード時には、入口側位置
規制テープガイドポール20は、磁気テープ32をキャ
プスタン17の直前の位置で案内する。
【0019】図2、図3は本発明のテープガイド調整機
構の第1実施例の側面図、平面図を示す。同図中、テー
プガイド調整機構は、回動アーム23と、先端に入口側
位置規制テープガイドポール20が圧入されて植設して
ある合成樹脂製のサブアーム41と、サブアーム41の
基部側を基準部材としての回動アーム23に回動可能に
支持するためのサブアーム41に固定された回転軸42
と、回動アーム23に形成してある軸受部23Aと、一
端をサブアーム41を回動アーム23にかしめられ他端
がサブアーム41に設けられた孔を挿通して突出してい
るスタッド43と、スタッド43の他端のネジ部に螺合
した調整ナット44と、スタッド43の周囲に嵌合して
サブアーム41を押し上げる力を付与している付勢部材
としての圧縮コイルばね45とよりなる。
【0020】サブアーム41上の調整ナット44近傍に
は調整ナット44に対向して突起部50が形成されてい
る。なお、図4に突起部50が形成されたサブアーム4
1の平面図を示す。この図4において、51はスタッド
43が挿通して突出する孔である。また、図3におい
て、回転軸42の周囲に嵌合している圧縮コイルばね5
3はサブアーム41をピンチローラ18に近い方の軸受
部23Aに押しつけている。上記の回転軸42と軸受部
23Aとがサブアーム支持機構を構成し、スタッド43
と調整ナット44とが調整ねじ機構を構成する。
【0021】ここで、調整ナット44を回転させること
により、サブアーム41を回転軸42を中心として回動
させることができ、入口側位置規制テープガイドポール
20の傾きが調整される。サブアーム41に固定された
回転軸42は回動アーム23に形成してある軸受部23
Aに遊嵌状態で支持されているが、サブアーム41上に
突起部50が形成されているため、調整ナット44を最
も緩めた状態で図2に示すように、調整ナット44はサ
ブアーム41上の突起部50に当接して、回転軸42は
軸受部23Aの左上方の点b3に当接している。また、
調整ナット44を最も締めた状態でも、調整ナット44
はサブアーム41上の突起部50に当接して、回転軸4
2は軸受部23Aの左上方の点b3に当接する。
【0022】つまり、調整ナット44を締め角度に拘わ
らず回転軸42が軸受部23Aに当接する点が点b3で
一定している。このように、サブアーム41を回動させ
る際に当接位置が点b3で一定であり、回転軸42の支
点位置が一定であるため、調整ナット44を締め角度
と、サブアーム41の傾き角度との関係がリニアな関係
となり、サブアーム41の傾き角度の調整が簡単とな
る。
【0023】図5、図6は本発明のテープガイド調整機
構の第2実施例の側面図、平面図を示す。同図中、テー
プガイド調整機構は、回動アーム23と、先端に入口側
位置規制テープガイドポール20が圧入されて植設して
ある合成樹脂製のサブアーム41と、サブアーム41の
基部側を回動アーム23に回動可能に支持するためのサ
ブアーム41に固定された回転軸42と、回動アーム2
3に形成してある軸受部23Aと、一端をサブアーム4
1を回動アーム23にかしめられ他端がサブアーム41
に設けられた孔を挿通して突出しているスタッド43
と、スタッド43の他端のネジ部に螺合した調整ナット
44と、スタッド43の周囲に嵌合してサブアーム41
を押し上げる力を付与しているばね54とよりなる。
【0024】サブアーム41上の調整ナット44近傍に
は調整ナット44に対向して突起部50が形成されてい
る。また、図3に示す回転軸42の周囲に嵌合している
圧縮コイルばね53はサブアーム41をピンチローラ1
8に近い方の軸受部23Aに押しつけている。これと共
に、圧縮コイルばね53の一端は延在されて、ばね54
とされており、このばね54によってサブアーム41を
押し上げる力を付与している。
【0025】ここで、調整ナット44を回転させること
により、サブアーム41を回転軸42を中心として回動
させることができ、入口側位置規制テープガイドポール
20の傾きが調整される。サブアーム41に固定された
回転軸42は回動アーム23に形成してある軸受部23
Aに遊嵌状態で支持されているが、サブアーム41上に
突起部50が形成されているため、調整ナット44を最
も緩めた状態で図5に示すように、調整ナット44はサ
ブアーム41上の突起部50に当接して、回転軸42は
軸受部23Aの左上方の点b3に当接している。また、
調整ナット44を最も締めた状態でも、調整ナット44
はサブアーム41上の突起部50に当接して、回転軸4
2は軸受部23Aの左上方の点b3に当接する。
【0026】つまり、調整ナット44を締め角度に拘わ
らず回転軸42が軸受部23Aに当接する点はが点b3
で一定している。このように、サブアーム41を回動さ
せる際に支点位置が点b3で一定であるため、調整ナッ
ト44を締め角度と、サブアーム41の傾き角度との関
係がリニアな関係となり、サブアーム41の傾き角度の
調整が簡単となる。更に、この実施例では、圧縮コイル
ばね53の一端を延在して、ばね54としているため、
部品店数を削減して、コストを下げることができる。
【0027】図7(A),(B)は本発明のテープガイ
ド調整機構の第3実施例の側面図を示す。同図中、テー
プガイド調整機構は、回動アーム23と、先端に入口側
位置規制テープガイドポール20が圧入されて植設して
ある合成樹脂製のサブアーム41と、サブアーム41の
基部側を回動アーム23に回動可能に支持するためのサ
ブアーム41に固定された回転軸42と、回動アーム2
3に形成してある軸受部23Aと、一端をサブアーム4
1を回動アーム23にかしめられ他端がサブアーム41
に設けられた孔を挿通して突出しているスタッド43
と、スタッド43の他端のネジ部に螺合した調整ナット
44と、テープガイドポール20の下部に設けられサブ
アーム41を押し上げる力を付与している圧縮コイルば
ね56とよりなる。
【0028】圧縮コイルばね56はテープガイドポール
20の下部を押し上げており、サブアーム41上には突
起部は形成されていない。ここで、調整ナット44を回
転させることにより、サブアーム41を回転軸42を中
心として回動させることができ、入口側位置規制テープ
ガイドポール20の傾きが調整される。サブアーム41
に固定された回転軸42は回動アーム23に形成してあ
る軸受部23Aに遊嵌状態で支持されているため、調整
ナット44を最も緩めた状態では、図7(A)に示すよ
うに調整ナット44の右端点a1がサブアーム41に当
接するが、圧縮コイルばね56が付勢する点は上記点a
1よりも回転軸42から離れているため回転軸42は軸
受部23Aの左上方の点b4に当接する。また、調整ナ
ット44を最も締めた状態では、図7(B)に示すよう
に調整ナット44の左端点a2がサブアーム41に当接
するが、圧縮コイルばね56が付勢する点は上記点a1
よりも回転軸42から離れているため回転軸42は軸受
部23Aの左上方の点b4に当接する。
【0029】つまり、調整ナット44を締め角度に拘わ
らず回転軸42が軸受部23Aに当接する点が点b4で
一定している。このように、サブアーム41を回動させ
る際に当接位置が点b4で一定であり、回転軸42の支
点位置が一定であるため、調整ナット44を締め角度
と、サブアーム41の傾き角度との関係がリニアな関係
となり、サブアーム41の傾き角度の調整が簡単とな
る。
【0030】なお、テープガイド調整機構は、入口側位
置規制テープガイドポール20以外のテープガイドポー
ルにも適用することができ、上記実施例に限定されな
い。
【0031】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明は、
前記サブアームに前記調整ねじ機構と一点で当接する当
接部を設ける。このため、調整ねじ機構をどのように調
整しても、サブアームと調整ねじ機構とは、常時、当接
部で当接し、サブアーム支持機構に遊びが存在しても調
整ねじ機構の調整によってサブアームの支持位置が変動
することがなく、調整ねじ機構の調整に対してテープガ
イドポールの傾きがリニアに変化する。
【0032】請求項2に記載の発明は、前記サブアーム
支持機構から前記調整ねじ機構までの離間距離よりも、
前記サブアーム支持機構から前記付勢部材までの離間距
離を大きく設定する。このため、調整ねじ機構をどのよ
うに調整しても、サブアーム支持機構から調整ねじ機構
までの離間距離よりも、サブアーム支持機構から付勢部
材までの離間距離が常時大きくなり、サブアーム支持機
構に遊びが存在しても調整ねじ機構の調整によってサブ
アームの支持位置が変動することがなく、調整ねじ機構
の調整に対してテープガイドポールの傾きがリニアに変
化する。
【0033】請求項3に記載の発明は、前記付勢部材
は、前記サブアームを前記基準部材の一方向に押しつけ
る圧縮コイルばねの一端を延在して形成する。このた
め、部品点数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適応した一実施例のDATの構成図で
ある。
【図2】本発明のテープガイド調整機構の第1実施例の
側面図である。
【図3】本発明のテープガイド調整機構の第1実施例の
平面図である。
【図4】サブアームの平面図である。
【図5】本発明のテープガイド調整機構の第2実施例の
側面図である。
【図6】本発明のテープガイド調整機構の第2実施例の
平面図である。
【図7】本発明のテープガイド調整機構の第3実施例の
側面図である。
【図8】従来の一例のDATの構成図である。
【図9】従来のテープガイド調整機構の一例の側面図で
ある。
【符号の説明】
11 磁気ヘッド 12 回転ドラム 13 供給側リール軸 14 巻取側リール軸 15,16 テープローディングポール 17 キャプスタン17 18 ピンチローラ 19 出口側位置規制テープガイドポール 20 入口側位置規制テープガイドポール 21 テンション検出ポール 23 回動アーム 23A 軸受部 41 サブアーム 42 回転軸 43 スタッド 44 調整ナット 45,53,56 圧縮コイルばね 50 突起部 51 孔 54 ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準となる基準部材と、 前記テープガイドポールが固定してあるサブアームと、 前記サブアームを前記テープガイドポールの傾きが変わ
    る方向に変位するよう回動自在に前記基準部材に支持す
    るサブアーム支持機構と、 前記サブアームを前記基準部材から離間する方向に付勢
    する付勢部材と、 前記サブアームを前記基準部材に対して前記サブアーム
    支持機構を中心に微細に変位させる調整ねじ機構とを有
    するテープガイド調整機構において、 前記サブアームに前記調整ねじ機構と一点で当接する当
    接部を設けたことを特徴とするテープガイド調整機構。
  2. 【請求項2】 基準となる基準部材と、 前記テープガイドポールが固定してあるサブアームと、 前記サブアームを前記テープガイドポールの傾きが変わ
    る方向に変位するよう回動自在に前記基準部材に支持す
    るサブアーム支持機構と、 前記サブアームを前記基準部材から離間する方向に付勢
    する付勢部材と、 前記サブアームを前記基準部材に対して前記サブアーム
    支持機構を中心に微細に変位させる調整ねじ機構とを有
    するテープガイド調整機構において、 前記サブアーム支持機構から前記調整ねじ機構までの離
    間距離よりも、前記サブアーム支持機構から前記付勢部
    材までの離間距離を大きく設定したことを特徴とするテ
    ープガイド調整機構。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のテープガイド調整機構に
    おいて、 前記付勢部材は、前記サブアームを前記基準部材の一方
    向に押しつける圧縮コイルばねの一端を延在して形成し
    たことを特徴とするテープガイド調整機構。
JP9349397A 1997-12-18 1997-12-18 テープガイド調整機構 Pending JPH11185327A (ja)

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