JPS62145567A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は磁気記録再生装置に係り、さらに詳細には磁気
ヘッドを磁気記録媒体に摺接させて磁気ヘッドおよび磁
気記録媒体間の相対移動により磁気記録または再生を行
なう磁気記録再生装置に関する。

［従来の技術］ 現在、各種方式の磁気ディスク装置が、コンピュータシ
ステムなどの外部記憶装置として広く用いられている。

近年、オフィス機器の普及などに伴なって磁気ディスク
装置は初期のものに比べて著しく小型化、大容量化され
ているが、また。

さらにそれ以上の小型軽量化、大容量化、あるいはコス
トダウンなどが望まれている。

特に大容量化に伴なう高密度記録のために、下記のよう
な方法が考えられている。

まず、記録の高密度化に対応する手段の一つとしてはト
ラック幅を小さくしてトラック密度を向上させることが
考えられるが、現在のサーボ補償のない装置では、一般
に１インチあたり２００本程度のトラック密度が互換性
を保つ限界といわれている。ところがこの値は使用する
磁気ディスクの径によって左右されるため現在ではトラ
ック幅の減少による高密度化は３インチ以下のディスク
でしか採用されていない。また、トラック幅減少による
方式は磁気ヘッドのトランク幅を減少させる必要がある
が、これによって再生出力の減少、磁気へラドコアの強
度不足など好ましくない問題が生じ、高密度化のために
右動な手段とはいい難い。

また、磁気ヘッドのギャップ幅のみを狭くする方法も、
再生出力減少の問題はあるが、小型化、大容量化には比
較的有効な方法である。しかし狭ギャップのヘッドでは
、磁気ヘッドのギャップとディスクとのスペーシングを
できるだけ小さい値に安定して保つことが必要となる。

これは電気〜磁気ないし磁気〜電気変換効率の小さい狭
ギヤツプヘッドはわずかなスペーシングによっても影響
を受けやすいためである。

したがって、従来よりヘッド−磁気ディスク間のスペー
シングを減少させる技術が各種提案されているが、その
一つは磁気ヘッドを弾性支持し、可撓性のある磁気ディ
スクに対する追従性を向上させる、あるいはその際大き
な押圧力によりヘッドをディスクに密着させる方法であ
る。ところが、ヘッドをディスクに押圧することにより
ディスクを損傷したり、耐久性を劣化させたり、あるい
はディスクの回転駆動力を増大しなければならないなど
の問題があるので、押圧力はできるだけ小さくするのが
好ましい。

特にフロッピーディスクなどの可撓性を有する磁気ディ
スクは回転駆動により振動やうねりを生じており、これ
に対して小さな押圧力で充分な追従性を持って磁気ヘッ
ドをディスクに圧接し、スペーシングロスを安定して小
さな値に保てる装置が望まれている。

［発明が解決しようとする問題点］ ここで、第６図に示した従来の磁気ヘッド装置における
問題を詳細に検討する。

第６図は可撓性を有する磁気ディスク５に対して両面か
ら記録再生を行なう磁気ディスク装置の側面図を示し、
図中符号８．３がそれぞれ磁気ヘッドである。磁気ディ
スク５は矢羽根のマークＲにより示す゛ように紙面のむ
こう側に向って回転駆動される。

第１の磁気へラド３は、そのディスク摺接面が回転する
磁気ディスク５の下面とほぼ同じ高さか、あるいはディ
スク面をわずかに押し上げるような位置に配置される。

このため磁気ヘッド３は図のＢ方向、すなわち磁気ディ
スク５の直径方向に沿って移動できるように構成された
キャリッジ２に金属プレート４を介して固定されている
。

これによって磁気ディスク５の駆動、あるいは不図示の
ディスククランプ手段により生じる磁気ディスクの高さ
誤差が第１の磁気ヘッド３のディスク摺接面を基準にし
た一定範囲内に補償される。

一方、第２の磁気へラド８を取りつけたアーム、６は、
その後端の板バネ６ａにより前記キャリッジの一端にス
プリング支柱１０とともにビス１２により共線めされる
ことにより固定されている。

クランク型のスプリング支柱と、アーム６の間にはスプ
リング１１が弾装されており、アーム６および磁気へラ
ド８を磁気ディスク５および磁気ヘッド３側に付勢する
ように構成されている。

第２の磁気ヘッド８のディスク摺接面は磁気ディスク５
を第１の磁気へラド３の摺接面に対応した位置で圧接可
能でなければならず、また、磁気ディスク５の揺動に関
しても両磁気ヘッドが充分追随できなければならない。

そのために磁気へラド８はジンバルプレート９を介して
アーム６に取り付けられており、かつ磁気へラド８はそ
の中央部において上方からアーム６に設けられた抑圧ピ
ン７により押圧されている。そしてこの磁気へラド８中
央部の押圧点を中心として第２の磁気ヘッド８の摺接面
が全方向に揺動できるようにしである。

このような配慮にもかかわらず、上記の従来の磁気ヘッ
ド装置はその再生出力に関して見ると、上側のｒｊ１％
へラド８、すなわちジンバルプレート９により支持され
揺動の自由度を与えられたたヘッドの方がその出力１分
解能、モジュレーションなどにおいて劣ることが知られ
ている。特に高密度記録になり、記録波長が短くなると
スペーシングの影響が大きくなり、磁気へラド８と磁気
ディスク５の接触の不安定さがデータの７Ｌ換性などの
信頼性の面で非常に重要な問題となっている。

ここで、上記の従来装置の構成において、第２の（譬気
ヘント８のスペーシングが発生しやすい原因を考えてみ
ると、磁気ディスク５の走行方向（矢尻のマークＲで図
示）に対して磁気へ、、、ド８か直角方向から支持され
ていることがあげられる。

すなわち、磁気ヘッド８はジンバルプレート９により４
．ｆ動の自由度を与えられているものの、磁気へット８
を固定したアーム６は磁気ディスク５の交換などの目的
で板バネ６ａを支点として矢印Ａ方向に移動できるよう
になっており、しかもトランク選択のためキャリング２
がＢ方向に移動ｒＩｆ能に構成されるているので、磁気
ヘット８はジ／／・ルプレート９を介してディスクの走
行方向と直角の方向から支持されることになる。

このような構造では、ディスク駆動中に磁気／Ｘ　ラド
８のディスク摺接面と磁気ディスク５のスティックスリ
ップなどによりスペーシングが発生されると、上記の板
バネ６ａ、スプリング１１、シン／ヘルプレート９によ
る揺動支持機構はその動きにならってヘッドを圧接しよ
うとするが、磁気へ、ト８の位置ズレや押圧ピン７の位
置ズレ、あるいは記録再生出力信号のために磁気へラド
８に取す付けられたフレキシブルプリント基板などがシ
ンバルプレート９の細かな動きを規制することにより追
従性か悪化し、スティックスリップを収束させることが
できない。

［問題点を解決するための手段］ 以上の問題点を解決するために、本発明においては磁気
ヘッドを磁気記録媒体に摺接させて磁気へ、ドおよび記
録媒体間の相対移動により磁気記録または再生を行なう
磁気記録再生装置において、前記磁気ヘッドを磁気記録
媒体進入側を固定端とするりｉ性支持手段により支持す
る構成を採用した。

［作　用］ 以上の構成によれば、磁気ヘッドが弾性部材により磁気
ディスク上を引きずられるように移動するのと同じ力学
条件が形成されるので、ヘッドの端面と磁気ディスクの
原振抵抗により反対側の端面が浮き上ったりすることが
少なくなり、磁気ヘッドの摺接面が良好に磁気ディスク
面に追随することになる。したがって、スペーシングを
安定して小さな値に保持することができる。

［実施例コ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。以下では磁気ディスク装置を実施例として示し、
磁気ヘッド支持のための基本的構造は第６図に示したも
のとほぼ同じものとする。

したがって、以下では第６図と同一または相当する部分
については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する
。

北±１１３ 第１図は本発明の一実施例による磁気ディスク５上側の
第２の磁気ヘッドユニットを示している。磁気へラド８
はトンネル消去を行なうタイプのもので、記録再生ヘッ
ドとその両側に設けられた消去ヘッドを一体構成したも
のである。すなわち、記録再生用の磁気ギャップ１３ａ
を有する磁気ヘッドコア１３と、それぞれ消去キャップ
を有する２組の消去へラドコアと隣り合わせに配置され
ており、これらをさらにスライダ１５．１６で挟んで積
層することにより磁気ヘッド８が構成されている。各コ
アは高透＆１率磁性材料から、またスライダはセラミッ
クなどの非磁性材料から構成される。また、両消去コア
１４．１４問および磁気コア１３の両側の斜線部分は非
磁性板から成る補強板１４ｃ、１３ｃ、１３ｃである。

この図では磁気ディスクは右手前から左前方に向かって
走行し、両側の消去ギヤー２プ１４．１４は磁気ギャッ
プ１３の円外側に対応する磁気ディスク面上を移動する
。このような構成により、記録時のトンネル消去が可能
となる。記録再生、消去コアが磁気へラド８中央からオ
フセットされた位置に配置されているのは、ディスク上
下の磁気ヘッドの干渉の影響を低減するためである。

上記のように構成された磁気ヘッド８は回転揺動を可能
とするため、金属薄板などから成るジンバルプレート１
７に固定されている。ジンバルプレート１７の反対側の
磁気へラド８にはバックコア１９が設けられ、ここには
記録再生電流を人出力するためのコイル１８が巻装され
ている。このコイル１８は不図示の消去用コイルととも
にフレキシブルプリント板２０上の回路パターンと接続
され、この回路パターンを介して記録再生回路に接続さ
れる。

ここで、ジンバルプレート１７は図示するように矩形の
ヘッド支持部１７ａ、この支持部を支持するコの字型の
固定部１７ｂから成る一体形状となっている。また、プ
リント板２０は図ホのように記録再生コイル用の回路部
分２０ａと、消去コイル用の回路部分２０ｂの２木に分
割され、剛性を小さくするようにし、ジンバルプレート
１７の動きを規制しないようにしである。しかし、ジン
バルプレート１７の自由な揺動を規制しないならば、こ
れらの部分は一体に構成されていてもよい。

第１図のヘッドユニットをキャリッジの上側のアーム６
に固定した状態を第２図に示す。

ヘッドユニー／　トはアーム６の開口部６Ｃ内に主要部
が入るように接着材２３により固定されるが、このとき
ジンバルプレート１７の固定部１７ｂはアーム６に対す
る磁気ディスクの進入側において固定される。ここで磁
気ディスクの進入（走行）方向は符号Ｃで示しである。

ここでディスク下側の磁気へッドユニ、トの構造を第３
図に示す。磁気ヘッド３は従来とまったく同様に金属プ
レート４に固定される。磁気ヘッド３の構造は磁気へ・
ラド８の場合とまったく同様で、記録再生ヘッドと消去
ヘッドを一体に構成したものである。

金属プレート４は中央部に矩形のヘッド支持部を有し、
この支持部を外周の枠体で支持したジンバル構造となっ
ている。

磁気ヘッド３の記録再生コイル、消去コイルに対する信
号の入出力は一体構造のフレキシブルプリント板２０を
介して行なわれる。

以上のような構成においては、特に上側の磁気へラド８
がジンバルプレート１７を介してアーム６のディスク進
入側においてのみ固定されているので、磁気ヘッドと磁
気ディスクの間のスティックスリップによるスペーシン
グ増大、あるいはスペーシング値の不安定性を除去でき
る。これは、磁気ヘッド８が弾性を有するジンバルプレ
ート１７により磁気ディスク上を引きずられるように移
動するのと同じ力学条件が形成されるので、ヘッドの端
面と磁気ディスク５の摩擦抵抗により反対側の端面が浮
き上ったりすることが少なくなり、磁気へラド８のＷＩ
接面が良好に磁気ディスク面に追随するからである。

しかも本実施例ではジンバルブレー）１７の動きに影響
を与えるフレキシブルプリント基板２０の剛性を小さく
構成してあり、さらにその接続方向もジンバルプレート
１７の固定方向と平行なため、基板の剛性がジンバルプ
レート１７の追従性に与える影響を最小限に留めること
ができる。

以上のようにして磁気ディスク上側の磁気ヘッド８の追
従性を高め、磁気ヘッドと磁気ディスクのスペーシング
を安定して小さな値に留めることにより、記録再生の効
率を向上させ、また安定した記録再生に基づいて高密度
記録を行なうことができる。

第」Ｌ実ｊＬ例 ここで第４図に本発明の異なる実施例を示す。

上記実施例では、下側の磁気ヘッドユニットに従来と同
一の構造を採用したが、第４図の場合には下側のヘッド
ユニットも同様に磁気ディスクの進入方向においてキャ
リッジ２に固定する。第４図は磁気ディスクの上下のヘ
ッドユニットのみを示している。同図において、上側の
ヘッドユニットは第１図と同様に構成されている。また
、下側のｍ　％へラド３はジンバルプレート１７の外径
とほぼ同一の輪郭を持つ金属プレート２４に固定−され
ている。このプレート２４はジンバルプレート１７と異
なり、ジンバル構造とはなっていない。

このような構成においても、ヘッドに対する磁気ディス
クの進入側、すなわち磁気ディスクの走行方向Ｃの上流
側において金属プレート２４を固定部２４ｂを介して固
定しているので、上側のヘッドのみならず、下側の磁気
ヘッド３についても前記と同様の原理でスペーシングを
安定して小さ〜値に保持することかできる。

￥＋５３災亙進 第５図はさらに異なる本発明の実施例を示すもので、第
５図のへッドユニントでは、上側の磁気へ、ド８はジン
バルプレート２５に固定される。

シンバルプレート２５はヘッドの支持部２５ａと、固定
部２５ｂを有し、さらに固定部２５ｂの両端部を支持部
２５ａを囲むように延長して固定部２５ｃ、２５ｄを形
成したものである。

ヘットユニ・ントをアームに固定する場合には上記の固
定部２５ｂ〜２５ｄを第１図の場合と同様に接着すれば
よい。

このような構造によれば、磁気ヘッド８はより強固にア
ームに対して取り付けられ、しかも力学的には第１図の
場合と同一の条件となるので、より安定したスペーシン
グ条件により安定した記録再生が可能となる。

上記各実施例では上側磁気ヘッドと、下側のそれとを異
なる構造により支持したが、これが同一の構造であって
もよいのはもちろんである。

以Ｆでは磁気ディスク装置を実施例として示したが、本
発明は冒頭に述べた種類の種々の装置に適用できる。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば磁気へ
、ドを磁気記録媒体に摺接させて磁気へ、ドおよび記録
媒体間の相対移動により磁気記録または再生を行なう磁
気記録再生装置において、前記磁気ヘッドを磁気記録媒
体進入側を固定端とする弾性支持手段により支持する構
成を採用しているため、スペーシングロスを安定して小
さな値に保持し、これに基づいて信頼性の高い記録再生
が可能で高密度記録再生に最適な優れた磁気記録再生装
置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における上側磁気へラド
ユニ・ントの斜視図、第２因は第１図のユニットとアー
ムの斜視図、第３図は下側磁気へラドユニ・ントの斜視
図、第４図は本発明の第２の実施例における上側および
下側ヘッドユニットの斜視図、第５図は本発明の第３実
施例における上側へッドユニ、トの斜視図、第６図は磁
気ディスク装置の構成を示した側面図である。 ２・・・キャリフジ　　　３．８・・・磁気ヘッド４．
２４・・・金属プレート

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ヘッドを磁気記録媒体に摺接させて磁気ヘッドおよ
   び記録媒体間の相対移動により磁気記録または再生を行
   なう磁気記録再生装置において、前記磁気ヘッドを磁気
   記録媒体進入側を固定端とする弾性支持手段により支持
   することを特徴とする磁気記録再生装置。