JPH0872843A - 折り畳み可能なブロー成形ボトル - Google Patents
折り畳み可能なブロー成形ボトルInfo
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- JPH0872843A JPH0872843A JP20978694A JP20978694A JPH0872843A JP H0872843 A JPH0872843 A JP H0872843A JP 20978694 A JP20978694 A JP 20978694A JP 20978694 A JP20978694 A JP 20978694A JP H0872843 A JPH0872843 A JP H0872843A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0223—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
- B65D1/0292—Foldable bottles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Refuse Receptacles (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ボトルの軸線方向全体にわたって折り畳みが
可能であると共に、折り畳み形状を安定に維持し得る折
り畳み可能なブロー成形ボトルを提供する。 【構成】 距離L6と、肩部40の板部42に仮想平面
(隅部28A、隅部28B、隅部28C、隅部28Dを
含む面)を延出して得られる交線と、側板49Aとの距
離が略同一となっており、距離L8と、底部30の板部
32に仮想平面を延出して得られる交線と、側板31と
の距離が略同一となっている。正面板22の胴部周方向
長さが、背面板の胴部周方向長さよりも長くなってい
る。さらに、正面板22と仮想平面との距離が、背面板
と仮想平面との距離よりも長く形成されている。折り畳
みの際には、正面板22が凸となるようにボトルを湾曲
させて、背面板を正面板22に密着させる。これによ
り、ボトル10が、正面板22及び背面板を底とし、側
板21、23等を周壁とする船形形状に折り畳まれる。
可能であると共に、折り畳み形状を安定に維持し得る折
り畳み可能なブロー成形ボトルを提供する。 【構成】 距離L6と、肩部40の板部42に仮想平面
(隅部28A、隅部28B、隅部28C、隅部28Dを
含む面)を延出して得られる交線と、側板49Aとの距
離が略同一となっており、距離L8と、底部30の板部
32に仮想平面を延出して得られる交線と、側板31と
の距離が略同一となっている。正面板22の胴部周方向
長さが、背面板の胴部周方向長さよりも長くなってい
る。さらに、正面板22と仮想平面との距離が、背面板
と仮想平面との距離よりも長く形成されている。折り畳
みの際には、正面板22が凸となるようにボトルを湾曲
させて、背面板を正面板22に密着させる。これによ
り、ボトル10が、正面板22及び背面板を底とし、側
板21、23等を周壁とする船形形状に折り畳まれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、牛乳等の飲料あるいは
液体洗剤等の液体が充填される折り畳み可能なブロー成
形ボトルに関するものであり、より詳しくは、飲料等の
内容物充填前、又は内容物排出後にボトルを廃棄する際
に、ボトルをその軸線方向全体にわたってコンパクトに
折り畳むことができると共に、完全な折り畳み形状を安
定に維持し得る折り畳み可能なブロー成形ボトルに関す
る。
液体洗剤等の液体が充填される折り畳み可能なブロー成
形ボトルに関するものであり、より詳しくは、飲料等の
内容物充填前、又は内容物排出後にボトルを廃棄する際
に、ボトルをその軸線方向全体にわたってコンパクトに
折り畳むことができると共に、完全な折り畳み形状を安
定に維持し得る折り畳み可能なブロー成形ボトルに関す
る。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】従来、液体洗剤、各種
飲料等の容器としてブロー成形プラスチックボトルが広
く使用されている。この種のプラスチックボトルは、内
容物を排出したのち、廃棄されるものであるが、そのま
まの形状では、容積が大きいため、ごみ収集が効率的に
行われ難いという問題があり、廃棄に際しての容積の縮
小化が課題となっている。廃棄時に容器の縮小化を可能
とする容器については、特開平3−148451号公報
に記載されおり、その構成は、折り畳み線を胴部の両側
および底部にそれぞれ形成すると共に、各々の折り畳み
線が、同一面内に位置するようにするというものであ
る。
飲料等の容器としてブロー成形プラスチックボトルが広
く使用されている。この種のプラスチックボトルは、内
容物を排出したのち、廃棄されるものであるが、そのま
まの形状では、容積が大きいため、ごみ収集が効率的に
行われ難いという問題があり、廃棄に際しての容積の縮
小化が課題となっている。廃棄時に容器の縮小化を可能
とする容器については、特開平3−148451号公報
に記載されおり、その構成は、折り畳み線を胴部の両側
および底部にそれぞれ形成すると共に、各々の折り畳み
線が、同一面内に位置するようにするというものであ
る。
【0003】このプラスチックボトルは、フラットな状
態に折り畳むことが可能であり、内容物充填前のボトル
の保存や使用後のボトルの廃棄時に便利であることが認
められる。しかしながら、上記折り畳み式プラスチック
ボトルは、折り畳み形状がフラットであるために、ボト
ルの弾性復帰力に伴って、エアーがボトル内部に入り易
いという構造上の制限があり、完全な折り畳み形状を安
定に保持することが困難であるという問題がある。
態に折り畳むことが可能であり、内容物充填前のボトル
の保存や使用後のボトルの廃棄時に便利であることが認
められる。しかしながら、上記折り畳み式プラスチック
ボトルは、折り畳み形状がフラットであるために、ボト
ルの弾性復帰力に伴って、エアーがボトル内部に入り易
いという構造上の制限があり、完全な折り畳み形状を安
定に保持することが困難であるという問題がある。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、ボトルの軸線
方向全体にわたってコンパクトに折り畳みが可能である
と共に、完全な折り畳み形状を安定に維持し得る折り畳
み可能なブロー成形ボトルを提供することにある。
方向全体にわたってコンパクトに折り畳みが可能である
と共に、完全な折り畳み形状を安定に維持し得る折り畳
み可能なブロー成形ボトルを提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、前記目的を
達成するために提案されたものであって、下記の構成か
らなることを特徴とするものである。
達成するために提案されたものであって、下記の構成か
らなることを特徴とするものである。
【0006】すなわち、本発明によれば、互いに平行配
置され折り畳み時に互いに重ね合わせられる正面板及び
背面板を含む六角の筒状体に形成された胴部と、前記胴
部の軸線方向から見た形状が略方形状の板部と前記胴部
の軸線方向一端部の第1隅部と前記板部の前記第1隅部
側に位置する一対の頂点の各々を頂点とする三角状部と
前記胴部の一端部において前記第1隅部に対して180
度の中心角度で対向する第2隅部と前記板部の前記第2
隅部側に位置する一対の頂点の各々を頂点とする三角状
部と前記胴部の一端部から延出され前記板部及び一対の
三角状部を前記胴部に連結する複数個の側板からなる側
部とを有する底部と、前記胴部の軸線方向他端部に前記
底部と同様の構成とされて、板部、一対の三角状部、側
部を備えると共に板部に内容物通過用の口部が形成され
た肩部と、を備えた折り畳み可能なブロー成形ボトルで
あって、前記肩部の板部における前記正面板及び背面板
の一方の略延長軌跡上に位置する辺と前記肩部と胴部と
の境界面との間の第1距離と、前記肩部の板部に前記第
1隅部・第2隅部・前記胴部の他端部における前記第1
隅部及び第2隅部に対応する隅部の各々を含む仮想平面
を延出して形成される交線と前記正面板及び背面板の一
方の略延長軌跡上に位置する前記側部の側板との間の第
2距離が略同一であり、かつ、前記底部の板部における
前記正面板及び背面板の一方の略延長軌跡上に位置する
辺と前記底部と胴部との境界面との間の第3距離と、前
記底部の板部に前記仮想平面を延出して形成される交線
と前記正面板及び背面板の一方の略延長軌跡上に位置す
る前記側部の側板との間の第4距離が略同一であり、か
つ、前記正面板及び背面板の一方の胴部周方向長さが、
他方の胴部周方向長さよりも長く形成されており、か
つ、前記正面板及び前記背面板の一方と前記仮想平面と
の第5距離が、前記正面板及び背面板の他方と、前記仮
想平面との間の第6距離よりも長く形成されていること
を特徴とする折り畳み可能なブロー成形ボトルが提供さ
れる。
置され折り畳み時に互いに重ね合わせられる正面板及び
背面板を含む六角の筒状体に形成された胴部と、前記胴
部の軸線方向から見た形状が略方形状の板部と前記胴部
の軸線方向一端部の第1隅部と前記板部の前記第1隅部
側に位置する一対の頂点の各々を頂点とする三角状部と
前記胴部の一端部において前記第1隅部に対して180
度の中心角度で対向する第2隅部と前記板部の前記第2
隅部側に位置する一対の頂点の各々を頂点とする三角状
部と前記胴部の一端部から延出され前記板部及び一対の
三角状部を前記胴部に連結する複数個の側板からなる側
部とを有する底部と、前記胴部の軸線方向他端部に前記
底部と同様の構成とされて、板部、一対の三角状部、側
部を備えると共に板部に内容物通過用の口部が形成され
た肩部と、を備えた折り畳み可能なブロー成形ボトルで
あって、前記肩部の板部における前記正面板及び背面板
の一方の略延長軌跡上に位置する辺と前記肩部と胴部と
の境界面との間の第1距離と、前記肩部の板部に前記第
1隅部・第2隅部・前記胴部の他端部における前記第1
隅部及び第2隅部に対応する隅部の各々を含む仮想平面
を延出して形成される交線と前記正面板及び背面板の一
方の略延長軌跡上に位置する前記側部の側板との間の第
2距離が略同一であり、かつ、前記底部の板部における
前記正面板及び背面板の一方の略延長軌跡上に位置する
辺と前記底部と胴部との境界面との間の第3距離と、前
記底部の板部に前記仮想平面を延出して形成される交線
と前記正面板及び背面板の一方の略延長軌跡上に位置す
る前記側部の側板との間の第4距離が略同一であり、か
つ、前記正面板及び背面板の一方の胴部周方向長さが、
他方の胴部周方向長さよりも長く形成されており、か
つ、前記正面板及び前記背面板の一方と前記仮想平面と
の第5距離が、前記正面板及び背面板の他方と、前記仮
想平面との間の第6距離よりも長く形成されていること
を特徴とする折り畳み可能なブロー成形ボトルが提供さ
れる。
【0007】また、本発明によれば、前記正面板及び背
面板の一方の胴部周方向長さが、他方の胴部周方向長さ
よりも胴部の肉厚寸法だけ長く形成されている折り畳み
可能なブロー成形ボトルが提供される。
面板の一方の胴部周方向長さが、他方の胴部周方向長さ
よりも胴部の肉厚寸法だけ長く形成されている折り畳み
可能なブロー成形ボトルが提供される。
【0008】また、本発明によれば、前記正面板及び前
記背面板の一方と、前記仮想平面との第5距離が、前記
正面板及び背面板の他方と、前記仮想平面との間の第6
距離よりも胴部の肉厚寸法だけ長く形成されている折り
畳み可能なブロー成形ボトルが提供される。
記背面板の一方と、前記仮想平面との第5距離が、前記
正面板及び背面板の他方と、前記仮想平面との間の第6
距離よりも胴部の肉厚寸法だけ長く形成されている折り
畳み可能なブロー成形ボトルが提供される。
【0009】また、本発明によれば、前記第5距離が、
前記第2距離及び前記第4距離よりも短く形成されてい
る折り畳み可能なブロー成形ボトルが提供される。
前記第2距離及び前記第4距離よりも短く形成されてい
る折り畳み可能なブロー成形ボトルが提供される。
【0010】また、本発明によれば、前記第5距離が、
前記第2距離及び前記第4距離よりも胴部の肉厚寸法だ
け短く形成されている折り畳み可能なブロー成形ボトル
が提供される。
前記第2距離及び前記第4距離よりも胴部の肉厚寸法だ
け短く形成されている折り畳み可能なブロー成形ボトル
が提供される。
【0011】また、本発明によれば、前記第6距離が、
前記肩部の板部に前記仮想平面を延出して形成される交
線と、前記肩部における前記正面板及び背面板の他方の
略延長軌跡上に位置する前記側部の側板との間の第7距
離、及び前記底部の板部に前記仮想平面を延出して形成
される交線と、前記正面板及び背面板の他方の略延長軌
跡上に位置する前記側部の側板との間の第8距離よりも
短く形成されている折り畳み可能なブロー成形ボトルが
提供される。
前記肩部の板部に前記仮想平面を延出して形成される交
線と、前記肩部における前記正面板及び背面板の他方の
略延長軌跡上に位置する前記側部の側板との間の第7距
離、及び前記底部の板部に前記仮想平面を延出して形成
される交線と、前記正面板及び背面板の他方の略延長軌
跡上に位置する前記側部の側板との間の第8距離よりも
短く形成されている折り畳み可能なブロー成形ボトルが
提供される。
【0012】また、本発明によれば、前記第2距離と第
7距離とが略同一であり、かつ、前記第4距離と前記第
8距離とが略同一にされている折り畳み可能なブロー成
形ボトルが提供される。
7距離とが略同一であり、かつ、前記第4距離と前記第
8距離とが略同一にされている折り畳み可能なブロー成
形ボトルが提供される。
【0013】また、本発明によれば、前記肩部の板部に
おける前記正面板及び背面板の他方の略延長軌跡上に位
置する辺と前記肩部と胴部との境界面との間の第9距離
よりも、前記第7距離が短く形成され、かつ、前記底部
の板部における前記正面板及び背面板の他方の略延長軌
跡上に位置する辺と前記底部と胴部との境界面との間の
第10距離よりも、前記第8距離が短く形成されている
折り畳み可能なブロー成形ボトルが提供される。
おける前記正面板及び背面板の他方の略延長軌跡上に位
置する辺と前記肩部と胴部との境界面との間の第9距離
よりも、前記第7距離が短く形成され、かつ、前記底部
の板部における前記正面板及び背面板の他方の略延長軌
跡上に位置する辺と前記底部と胴部との境界面との間の
第10距離よりも、前記第8距離が短く形成されている
折り畳み可能なブロー成形ボトルが提供される。
【0014】また、本発明によれば、前記胴部の正面板
における胴部周方向両端部の各々に胴部周方向一端部が
連結されて胴部の一部を構成する一対の側壁の各々の胴
部周方向他端部と、前記胴部の背面板における胴部周方
向両端部の各々に胴部周方向一端部が連結されて胴部の
一部を構成する一対の側壁の各々の胴部周方向他端部と
の連結部位が胴部の軸線方向略全体に沿って前記正面板
及び背面板の一方側に突出する凸部を形成した状態に湾
曲している折り畳み可能なブロー成形ボトルが提供され
る。
における胴部周方向両端部の各々に胴部周方向一端部が
連結されて胴部の一部を構成する一対の側壁の各々の胴
部周方向他端部と、前記胴部の背面板における胴部周方
向両端部の各々に胴部周方向一端部が連結されて胴部の
一部を構成する一対の側壁の各々の胴部周方向他端部と
の連結部位が胴部の軸線方向略全体に沿って前記正面板
及び背面板の一方側に突出する凸部を形成した状態に湾
曲している折り畳み可能なブロー成形ボトルが提供され
る。
【0015】
【作用】請求項1に係る折り畳み可能なブロー成形ボト
ルは、折り畳み時に互いに重ね合わせられる正面板及び
背面板を含む六角の筒状体に形成された胴部と、方形状
の板部、一対の三角状部、板部及び一対の三角状部を前
記胴部に連結する複数個の側板からなる側部を有する底
部と、胴部の軸線方向他端部に前記底部と同様の構成と
された肩部と、を備えており、肩部の板部における正面
板及び背面板の一方の略延長軌跡上に位置する辺と、肩
部と胴部との境界面との間の第1距離と、仮想平面を延
出して形成される交線と、正面板及び背面板の一方の略
延長軌跡上に位置する側部の側板との間の第2距離が略
同一となっている。
ルは、折り畳み時に互いに重ね合わせられる正面板及び
背面板を含む六角の筒状体に形成された胴部と、方形状
の板部、一対の三角状部、板部及び一対の三角状部を前
記胴部に連結する複数個の側板からなる側部を有する底
部と、胴部の軸線方向他端部に前記底部と同様の構成と
された肩部と、を備えており、肩部の板部における正面
板及び背面板の一方の略延長軌跡上に位置する辺と、肩
部と胴部との境界面との間の第1距離と、仮想平面を延
出して形成される交線と、正面板及び背面板の一方の略
延長軌跡上に位置する側部の側板との間の第2距離が略
同一となっている。
【0016】したがって、肩部を、胴部と肩部との境界
面に沿って、胴部の正面板及び背面板の一方側へ折り畳
むと、折り畳みラインが、胴部の一端部における第1隅
部と第2隅部を通った状態で、すなわち、高い折り畳み
性の下で肩部が折り畳まれる。この場合、第1隅部及び
第2隅部を通る折り畳みラインを予めボトルに形成する
ことによって、より折り畳み性を向上させることができ
る。また、請求項1記載の折り畳み可能なブロー成形ボ
トルでは、底部の板部における正面板及び背面板の一方
の略延長軌跡上に位置する辺と、底部と胴部との境界面
との間の第3距離と、底部の板部に前記仮想平面を延出
して形成される交線と、正面板及び背面板の一方の略延
長軌跡上に位置する側部の側板との間の第4距離が略同
一となっている。
面に沿って、胴部の正面板及び背面板の一方側へ折り畳
むと、折り畳みラインが、胴部の一端部における第1隅
部と第2隅部を通った状態で、すなわち、高い折り畳み
性の下で肩部が折り畳まれる。この場合、第1隅部及び
第2隅部を通る折り畳みラインを予めボトルに形成する
ことによって、より折り畳み性を向上させることができ
る。また、請求項1記載の折り畳み可能なブロー成形ボ
トルでは、底部の板部における正面板及び背面板の一方
の略延長軌跡上に位置する辺と、底部と胴部との境界面
との間の第3距離と、底部の板部に前記仮想平面を延出
して形成される交線と、正面板及び背面板の一方の略延
長軌跡上に位置する側部の側板との間の第4距離が略同
一となっている。
【0017】したがって、底部を、胴部と底部との境界
面に沿って、胴部の正面板及び背面板の一方側へ折り畳
むと、折り畳みラインが、胴部の他端部における第1隅
部と第2隅部に対応する隅部を通った状態、すなわち、
高い折り畳み性の下で底部が折り畳まれる。この場合、
胴部の他端部における第1隅部及び第2隅部の各々に対
応する隅部を通る折り畳みラインを予めボトルに形成す
ることによって、より折り畳み性を向上させることがで
きる。また、請求項1の発明に係る折り畳み可能なブロ
ー成形ボトルでは、正面板及び背面板の一方の胴部周方
向長さが、他方の胴部周方向長さよりも長く形成されて
いる。したがって、正面板及び背面板の一方側が凸とな
るようにボトル胴部を湾曲させて、胴部の正面板及び背
面板を重ねあわせる場合に、正面板と背面板とが浮き上
がるのが抑えられ、正面板と背面板とが良好に密着す
る。よって、ボトルの折り畳みがコンパクトになる。さ
らに、上記の如く、正面板及び背面板の一方側が凸とな
るようにボトル胴部を湾曲させて、胴部の正面板及び背
面板を重ねあわせると、ボトルが、正面板及び背面板を
底とし、胴部の上記各々の側壁を周壁とする略船形形状
に折り畳まれる。したがって、ボトルがフラットな形状
に折り畳まれる従来のボトルと異なり、ボトルの弾性復
帰に伴って、ボトル内にエアーが入り込むのが防止され
る。そのため、ボトルの折り畳み形状が安定に維持され
る。
面に沿って、胴部の正面板及び背面板の一方側へ折り畳
むと、折り畳みラインが、胴部の他端部における第1隅
部と第2隅部に対応する隅部を通った状態、すなわち、
高い折り畳み性の下で底部が折り畳まれる。この場合、
胴部の他端部における第1隅部及び第2隅部の各々に対
応する隅部を通る折り畳みラインを予めボトルに形成す
ることによって、より折り畳み性を向上させることがで
きる。また、請求項1の発明に係る折り畳み可能なブロ
ー成形ボトルでは、正面板及び背面板の一方の胴部周方
向長さが、他方の胴部周方向長さよりも長く形成されて
いる。したがって、正面板及び背面板の一方側が凸とな
るようにボトル胴部を湾曲させて、胴部の正面板及び背
面板を重ねあわせる場合に、正面板と背面板とが浮き上
がるのが抑えられ、正面板と背面板とが良好に密着す
る。よって、ボトルの折り畳みがコンパクトになる。さ
らに、上記の如く、正面板及び背面板の一方側が凸とな
るようにボトル胴部を湾曲させて、胴部の正面板及び背
面板を重ねあわせると、ボトルが、正面板及び背面板を
底とし、胴部の上記各々の側壁を周壁とする略船形形状
に折り畳まれる。したがって、ボトルがフラットな形状
に折り畳まれる従来のボトルと異なり、ボトルの弾性復
帰に伴って、ボトル内にエアーが入り込むのが防止され
る。そのため、ボトルの折り畳み形状が安定に維持され
る。
【0018】また、請求項1の発明に係る折り畳み可能
なブロー成形ボトルでは、正面板及び背面板の一方と、
前記仮想平面との第5距離が、正面板及び背面板の他方
と、仮想平面との間の第6距離よりも長く形成されてい
る。したがって、上記の如く、正面板側及び背面板側の
一方へ凸となるようにボトルを湾曲させて、胴部の正面
板及び背面板を重ねあわせる場合に、正面板に胴部周方
向一端部が一体とされ胴部の一部を構成する一対の側壁
と、背面板に胴部周方向一端部が一体とされ胴部の一部
を構成する一対の側壁が密着状態とされる。以上のよう
に請求項1の発明に係る折り畳み可能なブロー成形ボト
ルでは、その胴部、底部、及び肩部に関する寸法を上記
の如く規定したので、ボトルの折り畳みがその軸線方向
全体にわたってコンパクトに行われる。なお、ボトルの
折り畳みを向上させるために、ボトルに胴部、肩部、底
部を区画する折り畳みラインを形成してもよいことは言
うまでもない。
なブロー成形ボトルでは、正面板及び背面板の一方と、
前記仮想平面との第5距離が、正面板及び背面板の他方
と、仮想平面との間の第6距離よりも長く形成されてい
る。したがって、上記の如く、正面板側及び背面板側の
一方へ凸となるようにボトルを湾曲させて、胴部の正面
板及び背面板を重ねあわせる場合に、正面板に胴部周方
向一端部が一体とされ胴部の一部を構成する一対の側壁
と、背面板に胴部周方向一端部が一体とされ胴部の一部
を構成する一対の側壁が密着状態とされる。以上のよう
に請求項1の発明に係る折り畳み可能なブロー成形ボト
ルでは、その胴部、底部、及び肩部に関する寸法を上記
の如く規定したので、ボトルの折り畳みがその軸線方向
全体にわたってコンパクトに行われる。なお、ボトルの
折り畳みを向上させるために、ボトルに胴部、肩部、底
部を区画する折り畳みラインを形成してもよいことは言
うまでもない。
【0019】また、請求項2の発明に係る折り畳み可能
なブロー成形ボトルでは、正面板及び背面板の一方の胴
部周方向長さが、他方の胴部周方向長さよりも胴部の肉
厚寸法だけ長く形成されている。したがって、上記の如
く、正面側及び背面側の一方側へ凸となるようにボトル
を湾曲させてボトルを折り畳んで、胴部の正面板及び背
面板を重ねあわせる場合に、正面板と背面板とが全体に
わたってより密着度の高い状態で密着される。
なブロー成形ボトルでは、正面板及び背面板の一方の胴
部周方向長さが、他方の胴部周方向長さよりも胴部の肉
厚寸法だけ長く形成されている。したがって、上記の如
く、正面側及び背面側の一方側へ凸となるようにボトル
を湾曲させてボトルを折り畳んで、胴部の正面板及び背
面板を重ねあわせる場合に、正面板と背面板とが全体に
わたってより密着度の高い状態で密着される。
【0020】また、請求項3の発明に係る折り畳み可能
なブロー成形ボトルでは、第5距離が、第6距離よりも
胴部の肉厚寸法だけ長く形成されている。したがって、
上記の如く、正面側及び背面の一方側へ凸となるように
ボトルを湾曲させて、胴部の正面板及び背面板を重ねあ
わせる場合に、正面板と背面板との密着性が高まるのは
もちろん、正面板に胴部周方向一端部が連結された前記
一対の側壁と、背面板に胴部周方向一端部が連結された
前記一対の側壁どうしも高い密着度で密着される。
なブロー成形ボトルでは、第5距離が、第6距離よりも
胴部の肉厚寸法だけ長く形成されている。したがって、
上記の如く、正面側及び背面の一方側へ凸となるように
ボトルを湾曲させて、胴部の正面板及び背面板を重ねあ
わせる場合に、正面板と背面板との密着性が高まるのは
もちろん、正面板に胴部周方向一端部が連結された前記
一対の側壁と、背面板に胴部周方向一端部が連結された
前記一対の側壁どうしも高い密着度で密着される。
【0021】また、請求項4の発明に係る折り畳み可能
なブロー成形ボトルでは、第5距離が、第2距離及び第
4距離よりも短く形成されている。したがって、正面板
及び背面板の一方の略延長軌跡上に位置する、肩部及び
底部の側板の各々が、正面板及び背面板の一方の外面に
高い密着度で密着される。
なブロー成形ボトルでは、第5距離が、第2距離及び第
4距離よりも短く形成されている。したがって、正面板
及び背面板の一方の略延長軌跡上に位置する、肩部及び
底部の側板の各々が、正面板及び背面板の一方の外面に
高い密着度で密着される。
【0022】また、請求項5の発明に係る折り畳み可能
なブロー成形ボトルでは、第5距離が、前記第2距離及
び前記第4距離よりも胴部の肉厚寸法だけ短く形成され
ている。したがって、正面板及び背面板の一方の略延長
軌跡上に位置する、肩部及び底部の側板の各々が、正面
板及び背面板の一方の外面に、より高い密着度で密着さ
れる。
なブロー成形ボトルでは、第5距離が、前記第2距離及
び前記第4距離よりも胴部の肉厚寸法だけ短く形成され
ている。したがって、正面板及び背面板の一方の略延長
軌跡上に位置する、肩部及び底部の側板の各々が、正面
板及び背面板の一方の外面に、より高い密着度で密着さ
れる。
【0023】また、請求項6の発明に係る折り畳み可能
なブロー成形ボトルでは、第6距離が、肩部の板部に仮
想平面を延出して形成される交線と、正面板及び背面板
の他方の略延長軌跡上に位置する側部の側板との間の第
7距離、及び底部の板部に仮想平面を延出して形成され
る交線と、正面板及び背面板の他方の略延長軌跡上に位
置する側部の側板との間の第8距離よりも短く形成され
ている。したがって、肩部の板部における正面板及び背
面板の他方の略延長軌跡上に位置する辺と、前記肩部と
胴部との境界面との間の第9距離、及び、底部の板部に
おける正面板及び背面板の他方の略延長軌跡上に位置す
る辺と、底部と胴部との境界面との間の第10距離が大
きく確保される。
なブロー成形ボトルでは、第6距離が、肩部の板部に仮
想平面を延出して形成される交線と、正面板及び背面板
の他方の略延長軌跡上に位置する側部の側板との間の第
7距離、及び底部の板部に仮想平面を延出して形成され
る交線と、正面板及び背面板の他方の略延長軌跡上に位
置する側部の側板との間の第8距離よりも短く形成され
ている。したがって、肩部の板部における正面板及び背
面板の他方の略延長軌跡上に位置する辺と、前記肩部と
胴部との境界面との間の第9距離、及び、底部の板部に
おける正面板及び背面板の他方の略延長軌跡上に位置す
る辺と、底部と胴部との境界面との間の第10距離が大
きく確保される。
【0024】また、請求項7の発明に係る折り畳み可能
なブロー成形ボトルでは、第2距離と第7距離とが略同
一であり、かつ、前記第4距離と前記第8距離とが略同
一にされていることによって、折り畳み形状を安定に保
持することができる。
なブロー成形ボトルでは、第2距離と第7距離とが略同
一であり、かつ、前記第4距離と前記第8距離とが略同
一にされていることによって、折り畳み形状を安定に保
持することができる。
【0025】また、請求項8の発明に係る折り畳み可能
なブロー成形ボトルでは、第9距離よりも、第7距離が
短く形成され、かつ、第10距離よりも、第8距離が短
く形成されている。したがって、正面板及び背面板が各
々、胴部軸線方向に沿って互いに反対方向へ引っ張られ
るような力が正面板及び背面板に作用する。これによっ
て、肩部における正面板及び背面板の一方の略延長軌跡
上に位置する側部の側板外面と、正面板及び背面板の一
方の外面とが高い密着度で密着する。さらに、底部にお
ける正面板及び背面板の一方の略延長軌跡上に位置する
側部の側板外面と、正面板及び背面板の一方の外面とが
高い密着度で密着する。
なブロー成形ボトルでは、第9距離よりも、第7距離が
短く形成され、かつ、第10距離よりも、第8距離が短
く形成されている。したがって、正面板及び背面板が各
々、胴部軸線方向に沿って互いに反対方向へ引っ張られ
るような力が正面板及び背面板に作用する。これによっ
て、肩部における正面板及び背面板の一方の略延長軌跡
上に位置する側部の側板外面と、正面板及び背面板の一
方の外面とが高い密着度で密着する。さらに、底部にお
ける正面板及び背面板の一方の略延長軌跡上に位置する
側部の側板外面と、正面板及び背面板の一方の外面とが
高い密着度で密着する。
【0026】また、請求項9の発明に係る折り畳み可能
なブロー成形ボトルでは、胴部の正面板における胴部周
方向両端部の各々に胴部周方向一端部が連結されて胴部
の一部を構成する一対の側壁の各々の胴部周方向他端部
と、胴部の背面板における胴部周方向両端部の各々に胴
部周方向一端部が連結されて胴部の一部を構成する一対
の側壁の各々の胴部周方向他端部との連結部位が胴部の
軸線方向略全体に沿って正面板及び背面板の一方側に凸
部を形成した状態に湾曲している。したがって、上記の
如く、正面側及び背面側の一方側へ凸となるようにボト
ルを湾曲させて、胴部の正面板及び背面板を重ねあわせ
る場合に、正面板及び背面板の一方は他方へ接近する
が、境界部に形成された正面板及び背面板の一方側に突
出する凸部が、上記接近が円滑となるように作用する。
なブロー成形ボトルでは、胴部の正面板における胴部周
方向両端部の各々に胴部周方向一端部が連結されて胴部
の一部を構成する一対の側壁の各々の胴部周方向他端部
と、胴部の背面板における胴部周方向両端部の各々に胴
部周方向一端部が連結されて胴部の一部を構成する一対
の側壁の各々の胴部周方向他端部との連結部位が胴部の
軸線方向略全体に沿って正面板及び背面板の一方側に凸
部を形成した状態に湾曲している。したがって、上記の
如く、正面側及び背面側の一方側へ凸となるようにボト
ルを湾曲させて、胴部の正面板及び背面板を重ねあわせ
る場合に、正面板及び背面板の一方は他方へ接近する
が、境界部に形成された正面板及び背面板の一方側に突
出する凸部が、上記接近が円滑となるように作用する。
【0027】
【実施例】以下に本発明に係る折り畳み可能なブロー成
形ボトルの一実施例を図1ないし図11にしたがって説
明する。図2及び図5に示す如く、本発明の折り畳み可
能なブロー成形ボトル(以下、単に、ボトルと記すこと
がある。)10は、胴部20、底部30、肩部40を備
えている。胴部20は、図1のA−A線における断面を
示す図4からも明らかなように、扁平六角筒状に形成さ
れている。胴部20は、正面板22、背面板24、側壁
21、23、25、26を備えている。正面板22(図
2参照)と背面板24(図5参照)の各々は、ボトルの
軸線方向(図2及び図5の上下方向)に長手方向を向け
た長方形状に形成されており、互いに平行配置されると
共に、ボトル10の折り畳み時に互いに重ね合わせられ
るようになっている。
形ボトルの一実施例を図1ないし図11にしたがって説
明する。図2及び図5に示す如く、本発明の折り畳み可
能なブロー成形ボトル(以下、単に、ボトルと記すこと
がある。)10は、胴部20、底部30、肩部40を備
えている。胴部20は、図1のA−A線における断面を
示す図4からも明らかなように、扁平六角筒状に形成さ
れている。胴部20は、正面板22、背面板24、側壁
21、23、25、26を備えている。正面板22(図
2参照)と背面板24(図5参照)の各々は、ボトルの
軸線方向(図2及び図5の上下方向)に長手方向を向け
た長方形状に形成されており、互いに平行配置されると
共に、ボトル10の折り畳み時に互いに重ね合わせられ
るようになっている。
【0028】また、図2及び図4に示す如く、側壁2
1、23は、各々、その胴部周方向一端部が正面板22
の胴部周方向端部と一体となっており、また、図4及び
図5に示す如く、側壁25、26は、各々、その胴部周
方向一端部が、背面板24の胴部周方向端部と一体とな
っている。そして、図4に示す如く、側壁21の他端部
と側壁25の他端部とが一体となっており、側壁23の
他端部と側壁26の他端部とが一体となっている。これ
により、胴部20は上記の如く、扁平六角筒状に形成さ
れている。
1、23は、各々、その胴部周方向一端部が正面板22
の胴部周方向端部と一体となっており、また、図4及び
図5に示す如く、側壁25、26は、各々、その胴部周
方向一端部が、背面板24の胴部周方向端部と一体とな
っている。そして、図4に示す如く、側壁21の他端部
と側壁25の他端部とが一体となっており、側壁23の
他端部と側壁26の他端部とが一体となっている。これ
により、胴部20は上記の如く、扁平六角筒状に形成さ
れている。
【0029】また、胴部20は、側壁21と側壁25と
の境界部27、及び側壁23と側壁26との境界部29
には、正面板22側へ凸となる凸部27A、29Aが形
成されている。各々の凸部27A、29Aは、図2及び
図3に示す如く、胴部20の軸線方向全体にわたって形
成されている。上記の如く構成される胴部20は、図4
に示す如く、正面板22の胴部周方向長さL1が、後述
するボトル折り畳み時の背面板24と正面板22との密
着性をより高めるために、背面板24の胴部周方向長さ
L2よりも胴部20の肉厚寸法L3だけ長くなるように
形成されている。
の境界部27、及び側壁23と側壁26との境界部29
には、正面板22側へ凸となる凸部27A、29Aが形
成されている。各々の凸部27A、29Aは、図2及び
図3に示す如く、胴部20の軸線方向全体にわたって形
成されている。上記の如く構成される胴部20は、図4
に示す如く、正面板22の胴部周方向長さL1が、後述
するボトル折り畳み時の背面板24と正面板22との密
着性をより高めるために、背面板24の胴部周方向長さ
L2よりも胴部20の肉厚寸法L3だけ長くなるように
形成されている。
【0030】さらに、本実施例では、ボトル10の折り
畳み性を高めるために、正面板22と、想像線で示す仮
想平面Fとの距離L4が、背面板24と、仮想平面Fと
の距離L5よりも、胴部20の肉厚寸法L3だけ長く形
成されている。なお、上記において、仮想平面Fは、胴
部20の一端部における図2及び図5に示す第3隅部2
8A、第4隅部28B、胴部20の他端部における第1
隅部28C、第2隅部28Dを含む平面である。
畳み性を高めるために、正面板22と、想像線で示す仮
想平面Fとの距離L4が、背面板24と、仮想平面Fと
の距離L5よりも、胴部20の肉厚寸法L3だけ長く形
成されている。なお、上記において、仮想平面Fは、胴
部20の一端部における図2及び図5に示す第3隅部2
8A、第4隅部28B、胴部20の他端部における第1
隅部28C、第2隅部28Dを含む平面である。
【0031】底部30は、図7に折り畳み状態で示す如
く、方形状の板部32を備えており、また、胴部20の
第1隅部28Cと、板部32における第1隅部28C側
に位置する頂点32A、32Bの各々を頂点とする三角
状部34を備えている。また、底部30は、第2隅部2
8Dと、板部32における第2隅部28D側に位置する
頂点32C、32Dを頂点とする三角状部36を備えて
いる。さらに、底部30は、正面板22の図2の下方に
おいて、正面板22と略同一平面上に位置する長方形状
の側板31を備えており、この側板31の図2左右方向
両端部に三角形状の側板33、35が設けられている。
そして、この側板33、35の各々は、胴部20の側壁
21、23の各々と略同一平面上に形成されていると共
に、側壁21、23の各々と一体に形成されている。
く、方形状の板部32を備えており、また、胴部20の
第1隅部28Cと、板部32における第1隅部28C側
に位置する頂点32A、32Bの各々を頂点とする三角
状部34を備えている。また、底部30は、第2隅部2
8Dと、板部32における第2隅部28D側に位置する
頂点32C、32Dを頂点とする三角状部36を備えて
いる。さらに、底部30は、正面板22の図2の下方に
おいて、正面板22と略同一平面上に位置する長方形状
の側板31を備えており、この側板31の図2左右方向
両端部に三角形状の側板33、35が設けられている。
そして、この側板33、35の各々は、胴部20の側壁
21、23の各々と略同一平面上に形成されていると共
に、側壁21、23の各々と一体に形成されている。
【0032】さらに、底部30は、背面板24の図5の
下方において、背面板24と略同一平面上に位置し、背
面板24と一体とされた側板37を備えており、この側
板37の図5左右方向両端部に三角形状の側板38、3
9が設けられている。そして、この側板38、39の各
々は、胴部20の側壁26、25と略同一平面上に形成
されていると共に、側壁26、25の各々と一体とされ
ている。
下方において、背面板24と略同一平面上に位置し、背
面板24と一体とされた側板37を備えており、この側
板37の図5左右方向両端部に三角形状の側板38、3
9が設けられている。そして、この側板38、39の各
々は、胴部20の側壁26、25と略同一平面上に形成
されていると共に、側壁26、25の各々と一体とされ
ている。
【0033】また、肩部40は、胴部20の軸線方向他
端側に、前記底部30と同様の構成に設けられており、
図1に示す板部42、三角状部44、46、図2に示す
側板41、43、49A、図5に示す側板45、47、
49Bを有している。図1及び図2に示す如く、肩部4
0の板部42に、内容物の通過用の口部42Aが形成さ
れている点が、底部30と異なっている。なお、本実施
例では、図2及び図5に示す如く、図2及び図5の上方
側へ凸となるように若干湾曲して形成されているが、湾
曲させることなく平坦に形成してもよい。
端側に、前記底部30と同様の構成に設けられており、
図1に示す板部42、三角状部44、46、図2に示す
側板41、43、49A、図5に示す側板45、47、
49Bを有している。図1及び図2に示す如く、肩部4
0の板部42に、内容物の通過用の口部42Aが形成さ
れている点が、底部30と異なっている。なお、本実施
例では、図2及び図5に示す如く、図2及び図5の上方
側へ凸となるように若干湾曲して形成されているが、湾
曲させることなく平坦に形成してもよい。
【0034】また、本実施例では、ボトル10の折り畳
み性をより向上させるために、折り畳みラインが形成さ
れている。すなわち、図2に示す如く、一端部を肩部4
0における板部42の頂点41Aとし、他端部を底部3
0の板部32の頂点32Aとして略一直線状に延びるラ
イン50、一端部を板部42の頂点41Bとし、他端部
を板部32の頂点32Cとして略一直線状に延びるライ
ン52が形成されている。また、胴部20の第3隅部2
8Aを始点として、正面板22側を胴部周方向に沿って
延出され、胴部20の第4隅部28Bを終点とするライ
ン54が形成されている。また、胴部20の第1隅部2
8Cを始点として、正面板22側を胴部周方向に沿って
延出され、胴部20の第2隅部28Dを終点とするライ
ン56が形成されている。
み性をより向上させるために、折り畳みラインが形成さ
れている。すなわち、図2に示す如く、一端部を肩部4
0における板部42の頂点41Aとし、他端部を底部3
0の板部32の頂点32Aとして略一直線状に延びるラ
イン50、一端部を板部42の頂点41Bとし、他端部
を板部32の頂点32Cとして略一直線状に延びるライ
ン52が形成されている。また、胴部20の第3隅部2
8Aを始点として、正面板22側を胴部周方向に沿って
延出され、胴部20の第4隅部28Bを終点とするライ
ン54が形成されている。また、胴部20の第1隅部2
8Cを始点として、正面板22側を胴部周方向に沿って
延出され、胴部20の第2隅部28Dを終点とするライ
ン56が形成されている。
【0035】さらに、図5に示す如く、一端部を肩部4
0における板部42の頂点41Dとし、他端部を底部3
0における板部32の頂点32Bとして略一直線状に延
びるライン58が形成されている。また、一端部を肩部
40における板部42の頂点41Cとし、他端部を底部
30における板部32の頂点32Dとして略一直線状に
延びるライン60が形成されている。なお、各々のライ
ン50ないし60は、ボトル10の外方へ突出するリブ
として形成することが好ましいが、折り畳み線としての
機能を発揮でき、かつ、ボトル10の強度を確保できれ
ば、ライン50ないし60の形状、肉厚等は限定される
ものではない。
0における板部42の頂点41Dとし、他端部を底部3
0における板部32の頂点32Bとして略一直線状に延
びるライン58が形成されている。また、一端部を肩部
40における板部42の頂点41Cとし、他端部を底部
30における板部32の頂点32Dとして略一直線状に
延びるライン60が形成されている。なお、各々のライ
ン50ないし60は、ボトル10の外方へ突出するリブ
として形成することが好ましいが、折り畳み線としての
機能を発揮でき、かつ、ボトル10の強度を確保できれ
ば、ライン50ないし60の形状、肉厚等は限定される
ものではない。
【0036】上記の如く構成された折り畳み可能なブロ
ー成形ボトル10では、その軸線方向全体にわたって、
コンパクトに折り畳みできるように以下のように寸法が
設定されている。すなわち、図2に示す如く、肩部40
の板部42における正面板22の略延長軌跡上に位置す
る辺70と、肩部40と胴部20との境界面との間の距
離L6と、肩部40の板部42に仮想平面Fを延出して
形成される交線80と、肩部40における正面板22の
一方の略延長軌跡上に位置する側部の図2に示す側板4
9Aとの間の距離L7(図1参照)が略同一となってい
る。また、底部30の板部32における正面板22の略
延長軌跡上に位置する図2に示す辺72と、底部30と
胴部20との境界面との間の距離L8と、底部30の板
部32に仮想平面Fを延出して形成される図7に示す交
線82と、底部30における正面板22の略延長軌跡上
に位置する側部の図2に示す側板31との間の距離L9
(図3及び図7参照)が略同一となっている。さらに、
図3及び図4に示す距離L4が、図3に示す距離L7及
び距離L9よりも胴部20の肉厚寸法L3だけ短く形成
されている。
ー成形ボトル10では、その軸線方向全体にわたって、
コンパクトに折り畳みできるように以下のように寸法が
設定されている。すなわち、図2に示す如く、肩部40
の板部42における正面板22の略延長軌跡上に位置す
る辺70と、肩部40と胴部20との境界面との間の距
離L6と、肩部40の板部42に仮想平面Fを延出して
形成される交線80と、肩部40における正面板22の
一方の略延長軌跡上に位置する側部の図2に示す側板4
9Aとの間の距離L7(図1参照)が略同一となってい
る。また、底部30の板部32における正面板22の略
延長軌跡上に位置する図2に示す辺72と、底部30と
胴部20との境界面との間の距離L8と、底部30の板
部32に仮想平面Fを延出して形成される図7に示す交
線82と、底部30における正面板22の略延長軌跡上
に位置する側部の図2に示す側板31との間の距離L9
(図3及び図7参照)が略同一となっている。さらに、
図3及び図4に示す距離L4が、図3に示す距離L7及
び距離L9よりも胴部20の肉厚寸法L3だけ短く形成
されている。
【0037】また、図3及び図4に示す距離L5が、肩
部40の板部42に仮想平面Fを延出して形成される交
線と、肩部40における正面板22の略延長軌跡上に位
置する側部の図5に示す側板49Bとの間の距離L10
(図1及び図3参照)、及び図7に示す交線82と、底
部30における正面板22及び背面板24の他方の略延
長軌跡上に位置する側部の図3及び図5に示す側板37
との間の距離L11(図3及び図7参照)よりも短く形
成されている。したがって、肩部40の板部42におけ
る背面板24の略延長軌跡上に位置する図5に示す辺7
4と、肩部40と胴部20との境界面との間の距離L1
2、及び、底部30の板部32における背面板24の略
延長軌跡上に位置する図5に示す辺76と、底部30と
胴部20との境界面との間の距離L13が大きく確保さ
れる。
部40の板部42に仮想平面Fを延出して形成される交
線と、肩部40における正面板22の略延長軌跡上に位
置する側部の図5に示す側板49Bとの間の距離L10
(図1及び図3参照)、及び図7に示す交線82と、底
部30における正面板22及び背面板24の他方の略延
長軌跡上に位置する側部の図3及び図5に示す側板37
との間の距離L11(図3及び図7参照)よりも短く形
成されている。したがって、肩部40の板部42におけ
る背面板24の略延長軌跡上に位置する図5に示す辺7
4と、肩部40と胴部20との境界面との間の距離L1
2、及び、底部30の板部32における背面板24の略
延長軌跡上に位置する図5に示す辺76と、底部30と
胴部20との境界面との間の距離L13が大きく確保さ
れる。
【0038】さらに、図3に示す距離L7と、距離L1
0とが略同一であり、かつ、距離L9と距離L11とが
略同一に形成されている。また、距離L12よりも、距
離L10が短く形成され、かつ、距離L13よりも、距
離L11が短く形成されている。
0とが略同一であり、かつ、距離L9と距離L11とが
略同一に形成されている。また、距離L12よりも、距
離L10が短く形成され、かつ、距離L13よりも、距
離L11が短く形成されている。
【0039】上記のようにボトル10が形成されるが、
該ボトル10を構成するプラスチックとしては、例え
ば、低密度−、中密度−あるいは高密度ポリエチレン、
結晶性ポリプロピレン、結晶性プロピレン−エチレン共
重合体、結晶性ポリブテン、結晶性ポリ4−メチルペン
テン−1等のポリオレフィン類およびこれらの積層体;
ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体等の芳香
族ビニル重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン樹脂
等のハロゲン化ビニル重合体;アクリロニトリル−スチ
レン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエ
ン共重合体等のニトリル重合体;ポリエチレンテレフタ
レート、ポリテトラメチレンテレフタレート等のポリエ
ステル類;ナイロン6、ナイロン6,6等のポリアミド
類;各種ポリカーボネート;ポリオキシメチレン等のポ
リアセタール類;等の熱可塑性樹脂を使用することがで
きるが、これらのうちでも軟質のものが好適に使用さ
れ、また、上記樹脂を層構成成分とする積層体として使
用することもできる。
該ボトル10を構成するプラスチックとしては、例え
ば、低密度−、中密度−あるいは高密度ポリエチレン、
結晶性ポリプロピレン、結晶性プロピレン−エチレン共
重合体、結晶性ポリブテン、結晶性ポリ4−メチルペン
テン−1等のポリオレフィン類およびこれらの積層体;
ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体等の芳香
族ビニル重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン樹脂
等のハロゲン化ビニル重合体;アクリロニトリル−スチ
レン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエ
ン共重合体等のニトリル重合体;ポリエチレンテレフタ
レート、ポリテトラメチレンテレフタレート等のポリエ
ステル類;ナイロン6、ナイロン6,6等のポリアミド
類;各種ポリカーボネート;ポリオキシメチレン等のポ
リアセタール類;等の熱可塑性樹脂を使用することがで
きるが、これらのうちでも軟質のものが好適に使用さ
れ、また、上記樹脂を層構成成分とする積層体として使
用することもできる。
【0040】また、上述したボトルは、ダイレクトブロ
ー、インジェクションブロー、2段ブロー、延伸ブロー
等の任意のブロー成形方式によって製造されるが、ダイ
レクトブロー方式によるのが好ましい。すなわち、例え
ば、溶融したプラスチックパリソンを上記ボトルに対応
するキャビティ表面を有するブロー金型内に押し出し、
該パリソン内に加圧流体を吹き込む。膨張したパリソン
は、金型表面で冷却され、折り畳み可能なブロー成形ボ
トルが得られる。
ー、インジェクションブロー、2段ブロー、延伸ブロー
等の任意のブロー成形方式によって製造されるが、ダイ
レクトブロー方式によるのが好ましい。すなわち、例え
ば、溶融したプラスチックパリソンを上記ボトルに対応
するキャビティ表面を有するブロー金型内に押し出し、
該パリソン内に加圧流体を吹き込む。膨張したパリソン
は、金型表面で冷却され、折り畳み可能なブロー成形ボ
トルが得られる。
【0041】上記の如く構成された折り畳み可能なブロ
ー成形ボトル10を折り畳む場合には、正面板22側が
凸となるようにボトル10を湾曲させる。これにより、
背面板24は、正面板22側へ接近するが、境界部2
7、29の凸部27A、29Aが、背面板24を正面板
22側へ円滑に接近するように作用する。したがって、
正面板22を背面板24へ容易に密着させることができ
る(図9参照)。
ー成形ボトル10を折り畳む場合には、正面板22側が
凸となるようにボトル10を湾曲させる。これにより、
背面板24は、正面板22側へ接近するが、境界部2
7、29の凸部27A、29Aが、背面板24を正面板
22側へ円滑に接近するように作用する。したがって、
正面板22を背面板24へ容易に密着させることができ
る(図9参照)。
【0042】また、上記の如く、距離L6と、距離L7
が略同一となっているので、肩部40を、胴部20と肩
部40との境界面に沿って、胴部20の正面板22側へ
折り畳むと、折り畳みライン54に沿った状態で肩部4
0が折り畳まれるので、肩部40の折り畳みが円滑に行
われる。さらに、上記の如く、距離L8と、距離L9が
略同一となっているので、底部30を、胴部20と底部
30との境界面に沿って、胴部20の正面板22側へ折
り畳むと、折り畳みライン56に沿った状態で底部30
が折り畳まれる。したがって、底部3の折り畳みが円滑
に行われる(図8、図9参照)。
が略同一となっているので、肩部40を、胴部20と肩
部40との境界面に沿って、胴部20の正面板22側へ
折り畳むと、折り畳みライン54に沿った状態で肩部4
0が折り畳まれるので、肩部40の折り畳みが円滑に行
われる。さらに、上記の如く、距離L8と、距離L9が
略同一となっているので、底部30を、胴部20と底部
30との境界面に沿って、胴部20の正面板22側へ折
り畳むと、折り畳みライン56に沿った状態で底部30
が折り畳まれる。したがって、底部3の折り畳みが円滑
に行われる(図8、図9参照)。
【0043】また、上記の如く、距離L4が、距離L7
及び距離L9よりも胴部20の肉厚寸法L3だけ短く形
成されているので、側板49A及び側板31の各々が、
正面板22の外面に高い密着度で密着される。さらに上
記の如く、距離L12よりも、距離L10が短く形成さ
れ、かつ、距離L13よりも、距離L11が短く形成さ
れているので、折り畳みの際に、正面板22及び背面板
24が各々、胴部軸線方向に沿って互いに反対方向へ引
っ張られるような力が作用し(図11矢印X方向)、肩
部40の側板49Aと、正面板22の外面とが高い密着
度で密着し、さらに、底部30の側板31と、正面板2
2の外面とが高い密着度で密着する。
及び距離L9よりも胴部20の肉厚寸法L3だけ短く形
成されているので、側板49A及び側板31の各々が、
正面板22の外面に高い密着度で密着される。さらに上
記の如く、距離L12よりも、距離L10が短く形成さ
れ、かつ、距離L13よりも、距離L11が短く形成さ
れているので、折り畳みの際に、正面板22及び背面板
24が各々、胴部軸線方向に沿って互いに反対方向へ引
っ張られるような力が作用し(図11矢印X方向)、肩
部40の側板49Aと、正面板22の外面とが高い密着
度で密着し、さらに、底部30の側板31と、正面板2
2の外面とが高い密着度で密着する。
【0044】本実施例では、上記の如く、胴部20、底
部30及び肩部40の寸法を設定したので、図7、図8
及び図11に示す如く、ボトル10の折り畳みをその軸
線方向全体にわたってコンパクトに行うことができる。
また、本実施例では、上記の如く、各部の寸法を上記の
如く設定したので、正面板22側が凸となるようにボト
ル胴部20を湾曲させて、胴部20の正面板22及び背
面板24を重ねあわせると、ボトル10が、正面板22
及び背面板24を底とし、胴部20の上記各々の側壁2
1、25、及び側壁23、26を周壁とする略船形形状
に折り畳まれる(図10参照)。したがって、ボトル1
0の弾性復帰に伴って、ボトル10内にエアーが入り込
むのが防止されると共に、ボトル10の折り畳み形状が
安定に維持される。
部30及び肩部40の寸法を設定したので、図7、図8
及び図11に示す如く、ボトル10の折り畳みをその軸
線方向全体にわたってコンパクトに行うことができる。
また、本実施例では、上記の如く、各部の寸法を上記の
如く設定したので、正面板22側が凸となるようにボト
ル胴部20を湾曲させて、胴部20の正面板22及び背
面板24を重ねあわせると、ボトル10が、正面板22
及び背面板24を底とし、胴部20の上記各々の側壁2
1、25、及び側壁23、26を周壁とする略船形形状
に折り畳まれる(図10参照)。したがって、ボトル1
0の弾性復帰に伴って、ボトル10内にエアーが入り込
むのが防止されると共に、ボトル10の折り畳み形状が
安定に維持される。
【0045】さらに本実施例では、肩部40の三角状部
44、46の各々と、板部42とのなす角度Y(図2参
照)、底部30の三角上部34、36の各々と、板部3
2とのなす角度Y(図2参照)は、折り畳み状態では、
図6に示す如く、角度Y´に広げられ、これにより、図
6矢印Z方向に戻ろうとする力(角度Y´を小さくしよ
うとする力)が働く。よって、本実施例では、比較的小
さな力で、ボトル10が図9に示す如く船形に折り畳ま
れるが、折り畳まれた状態では、図9のZ´方向に力が
作用した状態となるので、ボトル10が折り畳み前の状
態に戻りにくくなるという効果がある。
44、46の各々と、板部42とのなす角度Y(図2参
照)、底部30の三角上部34、36の各々と、板部3
2とのなす角度Y(図2参照)は、折り畳み状態では、
図6に示す如く、角度Y´に広げられ、これにより、図
6矢印Z方向に戻ろうとする力(角度Y´を小さくしよ
うとする力)が働く。よって、本実施例では、比較的小
さな力で、ボトル10が図9に示す如く船形に折り畳ま
れるが、折り畳まれた状態では、図9のZ´方向に力が
作用した状態となるので、ボトル10が折り畳み前の状
態に戻りにくくなるという効果がある。
【0046】
【発明の効果】上記の如く構成したので、本発明に係る
折り畳み可能なブロー成形ボトルによれば、ボトルの軸
線方向全体にわたってコンパクトに折り畳みが可能であ
ると共に、完全な折り畳み形状を安定に維持し得る折り
畳み可能なブロー成形ボトルを提供できる。
折り畳み可能なブロー成形ボトルによれば、ボトルの軸
線方向全体にわたってコンパクトに折り畳みが可能であ
ると共に、完全な折り畳み形状を安定に維持し得る折り
畳み可能なブロー成形ボトルを提供できる。
【図1】本発明に係る折り畳み可能なブロー成形ボトル
の平面図である。
の平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】図2のA−A線における断面図である。
【図5】図1の背面図である。
【図6】折り畳み状態の本発明に係る折り畳み可能なブ
ロー成形ボトルを胴部軸線方向の肩部側から見た図であ
る。
ロー成形ボトルを胴部軸線方向の肩部側から見た図であ
る。
【図7】折り畳み状態の本発明に係る折り畳み可能なブ
ロー成形ボトルの正面図である。
ロー成形ボトルの正面図である。
【図8】図7の右側面図である。
【図9】図7のB−B線における断面図である。
【図10】折り畳み状態の本発明に係る折り畳み可能な
ブロー成形ボトルの背面図である。
ブロー成形ボトルの背面図である。
【図11】図7のC−C線における矢視図である。
10 折り畳み可能なブロー成形ボトル 20 胴部 22 正面板 24 背面板 27 境界部 28A 第3隅部 28B 第4隅部 28C 第1隅部 28D 第2隅部 29 境界部 30 底部 31 側板 32 板部 32A 頂点 32B 頂点 32C 頂点 32D 頂点 33 側板 34 三角状部 35 側板 36 三角状部 37 側板 38 側板 39 側板 40 肩部 41 側板 41A 頂点 41B 頂点 41C 頂点 41D 頂点 42 板部 42A 口部 43 側板 44 三角状部 45 側板 46 三角状部 47 側板 49A 側板 49B 側板 F 仮想平面 Ll 正面板の胴部周方向長さ L2 背面板の胴部周方向長さ L4 第5距離 L5 第6距離 L6 第1距離 L7 第2距離 L8 第3距離 L9 第4距離 L10 第7距離 L11 第8距離 L12 第9距離 L13 第10距離
Claims (9)
- 【請求項1】 互いに平行配置され折り畳み時に互いに
重ね合わせられる正面板及び背面板を含む六角の筒状体
に形成された胴部と、 前記胴部の軸線方向から見た形状が略方形状の板部と、
前記胴部の軸線方向一端部の第1隅部と前記板部の前記
第1隅部側に位置する一対の頂点の各々を頂点とする三
角状部と、前記胴部の一端部において前記第1隅部に対
して180度の中心角度で対向する第2隅部と前記板部
の前記第2隅部側に位置する一対の頂点の各々を頂点と
する三角状部と、前記胴部の一端部から延出され前記板
部及び一対の三角状部を前記胴部に連結する複数個の側
板からなる側部と、を有する底部と、 前記胴部の軸線方向他端部に前記底部と同様の構成とさ
れて、板部、一対の三角状部、側部を備えると共に、板
部に内容物通過用の口部が形成された肩部と、 を備えた折り畳み可能なブロー成形ボトルであって、 前記肩部の板部における前記正面板及び背面板の一方の
略延長軌跡上に位置する辺と、前記肩部と胴部との境界
面との間の第1距離と、前記肩部の板部に前記第1隅部
・第2隅部・前記胴部の他端部における前記第1隅部及
び第2隅部に対応する隅部の各々を含む仮想平面を延出
して形成される交線と、前記肩部における前記正面板及
び背面板の一方の略延長軌跡上に位置する前記側部の側
板との間の第2距離が略同一であり、 かつ、 前記底部の板部における前記正面板及び背面板の一方の
略延長軌跡上に位置する辺と、前記底部と胴部との境界
面との間の第3距離と、前記底部の板部に前記仮想平面
を延出して形成される交線と、前記底部における前記正
面板及び背面板の一方の略延長軌跡上に位置する前記側
部の側板との間の第4距離が略同一であり、 かつ、 前記正面板及び背面板の一方の胴部周方向長さが、他方
の胴部周方向長さよりも長く形成されており、 かつ、 前記正面板及び前記背面板の一方と、前記仮想平面との
第5距離が、前記正面板及び背面板の他方と、前記仮想
平面との間の第6距離よりも長く形成されている、 ことを特徴とする折り畳み可能なブロー成形ボトル。 - 【請求項2】 前記正面板及び背面板の一方の胴部周方
向長さが、他方の胴部周方向長さよりも胴部の肉厚寸法
だけ長く形成されている請求項1記載の折り畳み可能な
ブロー成形ボトル。 - 【請求項3】 前記正面板及び前記背面板の一方と、前
記仮想平面との第5距離が、前記正面板及び背面板の他
方と、前記仮想平面との間の第6距離よりも胴部の肉厚
寸法だけ長く形成されている請求項1又は2記載の折り
畳み可能なブロー成形ボトル。 - 【請求項4】 前記第5距離が、前記第2距離及び前記
第4距離よりも短く形成されている請求項1ないし4の
いずれか1項記載の折り畳み可能なブロー成形ボトル。 - 【請求項5】 前記第5距離が、前記第2距離及び前記
第4距離よりも胴部の肉厚寸法だけ短く形成されている
請求項1ないし3のいずれか1項記載の折り畳み可能な
ブロー成形ボトル。 - 【請求項6】 前記第6距離が、前記肩部の板部に前記
仮想平面を延出して形成される交線と、前記肩部におけ
る前記正面板及び背面板の他方の略延長軌跡上に位置す
る前記側部の側板との間の第7距離、及び前記底部の板
部に前記仮想平面を延出して形成される交線と、前記底
部における前記正面板及び背面板の他方の略延長軌跡上
に位置する前記側部の側板との間の第8距離よりも短く
形成されている請求項1ないし5のいずれか1項記載の
折り畳み可能なブロー成形ボトル。 - 【請求項7】 前記第2距離と第7距離とが略同一であ
り、かつ、前記第4距離と前記第8距離とが略同一にさ
れている請求項1ないし6のいずれか1項記載の折り畳
み可能なブロー成形ボトル。 - 【請求項8】 前記肩部の板部における前記正面板及び
背面板の他方の略延長軌跡上に位置する辺と、前記肩部
と胴部との境界面との間の第9距離よりも、前記第7距
離が短く形成され、かつ、 前記底部の板部における前記正面板及び背面板の他方の
略延長軌跡上に位置する辺と、前記底部と胴部との境界
面との間の第10距離よりも、前記第8距離が短く形成
されている請求項1ないし7のいずれか1項記載の折り
畳み可能なブロー成形ボトル。 - 【請求項9】 前記胴部の正面板における胴部周方向両
端部の各々に胴部周方向一端部が連結されて胴部の一部
を構成する一対の側壁の各々の胴部周方向他端部と、前
記胴部の背面板における胴部周方向両端部の各々に胴部
周方向一端部が連結されて胴部の一部を構成する一対の
側壁の各々の胴部周方向他端部との連結部位が胴部の軸
線方向略全体に沿って前記正面板及び背面板の一方側に
突出する凸部を形成した状態に湾曲している請求項1な
いし8のいずれか1項記載の折り畳み可能なブロー成形
ボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20978694A JP2988271B2 (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 折り畳み可能なブロー成形ボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20978694A JP2988271B2 (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 折り畳み可能なブロー成形ボトル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0872843A true JPH0872843A (ja) | 1996-03-19 |
JP2988271B2 JP2988271B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=16578580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20978694A Expired - Fee Related JP2988271B2 (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 折り畳み可能なブロー成形ボトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988271B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003040231A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Aicello Chemical Co Ltd | 円筒状の容器の折畳み方法および折畳み容器 |
JP2005343489A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-15 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製折目線付き容器 |
DE102012105778A1 (de) * | 2012-06-29 | 2014-03-20 | Krones Ag | Kunststoffbehältnis mit geradlinigen Mündungsbereichen |
USD740124S1 (en) | 2012-10-17 | 2015-10-06 | Krones Ag | Bottle |
USD751909S1 (en) | 2012-06-29 | 2016-03-22 | Krones Ag | Bottle neck |
WO2017148570A1 (de) * | 2016-02-29 | 2017-09-08 | Kocher-Plastik Maschinenbau Gmbh | Behälter aus kunststoffmaterial sowie verfahren zum herstellen eines solchen behälters |
WO2019003810A1 (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-03 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製容器 |
JP2021160758A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 株式会社吉野工業所 | 薄肉容器 |
-
1994
- 1994-09-02 JP JP20978694A patent/JP2988271B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003040231A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Aicello Chemical Co Ltd | 円筒状の容器の折畳み方法および折畳み容器 |
JP2005343489A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-15 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製折目線付き容器 |
JP4596416B2 (ja) * | 2004-05-31 | 2010-12-08 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製折目線付き容器 |
DE102012105778A1 (de) * | 2012-06-29 | 2014-03-20 | Krones Ag | Kunststoffbehältnis mit geradlinigen Mündungsbereichen |
US9073660B2 (en) | 2012-06-29 | 2015-07-07 | Krones Ag | Plastics material container with straight aperture areas |
USD751909S1 (en) | 2012-06-29 | 2016-03-22 | Krones Ag | Bottle neck |
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