JPH0871626A - 連続圧延機の板速度測定装置並びに板厚制御方法及び装置 - Google Patents

連続圧延機の板速度測定装置並びに板厚制御方法及び装置

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JPH0871626A
JPH0871626A JP6216999A JP21699994A JPH0871626A JP H0871626 A JPH0871626 A JP H0871626A JP 6216999 A JP6216999 A JP 6216999A JP 21699994 A JP21699994 A JP 21699994A JP H0871626 A JPH0871626 A JP H0871626A
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賢 岡
Hiroshi Sekine
宏 関根
Naoya Fushimi
直哉 伏見
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルーパを備えた連続圧延機の各スタンドの入
側及び出側の板速度を正確に測定し、その板速度の測定
値を用いて板厚を制御する。 【構成】 ルーパローラ20i の回転速度の測定装置2
i 、ルーパアームの角度及び角速度の測定装置2
i 、23i を有し、これらの測定値より各スタンドの
入側及び出側の板速度をそれぞれ演算する演算装置30
A、30Bを有する測定装置30i とする。板厚制御装
置41、42は本測定装置による入側及び出側の板速
度、入側速度計3による圧延機入側板速度、出側速度計
4による圧延機出側板速度、入側板厚計2による圧延機
入側板厚を用いて当該スタンドの圧下位置修正量を算出
し、圧下位置制御装置5に出力して当該スタンドの圧下
位置を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ルーパを備えた連続圧
延機における板速度の測定装置、並びにその板速度測定
値を用いて板厚を制御する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続圧延機の出側の板厚を制御する方法
としては、該圧延機の最終スタンドの出側に板厚計を設
置し、その板厚の測定値に基づいて、圧下位置及び圧延
速度を制御することが行われている。しかし、この方法
では板厚計を最終スタンドの下流直近に設置することが
できないので、板の搬送のむだ時間による制御の遅れが
生じる。すなわち、板が最終スタンドを通過してから板
厚計に到着するまでに時間がかかる。このため、板厚計
で測定している板の厚さは既に圧延機を通過し終わって
いるものであり、この測定値に基づいて遅れのない制御
を行うことはできない。
【0003】この問題を解決するために、連続圧延機の
第1スタンドの入側に板厚計を設置し、各スタンドの入
側及び出側にそれぞれ速度計を設置し、マスフロー一定
則に基づいて各スタンドの直下の板厚を演算する装置
が、例えば特開平4−158912号公報において提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マスフ
ロー一定則に基づく板厚の制御においても、熱延ライン
のように各スタンド間にルーパの設置されている連続圧
延機に適用した場合には以下の問題点がある。
【0005】圧延中に圧延状態が変化した場合、i−1
番目のスタンドの出側板速度vi-1とi番目のスタンド
の入側板速度Vi との間に偏差を生じることがある。例
えばvi-1 >Vi となった場合、ルーパが上昇してその
スタンド間の速度の変化を吸収する。i−1番目のスタ
ンドとi番目のスタンドとの間に非接触式の速度計を設
置して板の速度を測定しようとした場合、あるいはルー
パローラの回転速度を測定することにより板の速度を測
定する場合、測定された速度Vi * はvi-1 とVi との
間の値をとることになり、必ずしもVi * =Vi とはな
らない。また、i番目のスタンドとi+1番目のスタン
ドとの間に上記の速度計を設置した場合についても、必
ずしもvi * =vi とは限らないことも同様に説明でき
る。
【0006】このため各スタンドの入側及び出側の板の
速度が正確に測定できず、マスフロー一定則に基づく板
厚制御において板厚に偏差を生じることとなる。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、連続圧延機の各スタンドの入
側及び出側の板の速度を正確に測定し、それにより板厚
精度を上げることによって製品のオフゲージを減少させ
ることを可能にした連続圧延機の板速度測定装置、並び
にこの板速度測定装置を利用した板厚制御方法及び装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、まず、連続圧
延機の各スタンドの入側及び出側の板速度を正確に測定
するために、下記の構成からなる連続圧延機の板速度測
定装置としたものである。すなわち、本測定装置は、連
続圧延機の各スタンド間に設置されたルーパのローラ回
転速度を測定するルーパローラ回転速度計と、前記ルー
パのルーパアームの角度を測定するルーパ角度計と、前
記ルーパのルーパアームの角速度を測定するルーパ角速
度計と、前記ルーパローラ回転速度計、ルーパ角度計及
びルーパ角速度計によりそれぞれ測定されたルーパロー
ラの回転速度、ルーパアームの角度及びルーパアームの
角速度の測定値から、前記スタンドの出側の板速度及び
次スタンドの入側の板速度をそれぞれ演算する第1及び
第2の演算装置とを有することを特徴とする。
【0009】そして、本測定装置を用いて圧延材の板厚
を制御する。その第1の板厚制御方法は、連続圧延機の
第1スタンドの入側の板速度を測定する工程と、連続圧
延機の第2スタンドから最終スタンドまでの各スタンド
の入側の板速度を本測定装置により測定する工程と、連
続圧延機の第1スタンドから最終の前のスタンドまでの
各スタンドの出側の板速度を本測定装置により測定する
工程と、連続圧延機の最終スタンドの出側の板速度を測
定する工程と、前記入側及び出側の板速度の測定値の比
を演算する工程と、この演算された板速度比と目標値と
の差に基づいて当該スタンドの圧下位置を修正する工程
とを有することを特徴とする。
【0010】第2の板厚制御方法は、連続圧延機の第1
スタンドの入側の板厚を測定する工程と、連続圧延機の
第1スタンドの入側の板速度を測定する工程と、連続圧
延機の第2スタンドから最終スタンドまでの各スタンド
の入側の板速度を本測定装置により測定する工程と、連
続圧延機の第1スタンドから最終の前のスタンドまでの
各スタンドの出側の板速度を本測定装置により測定する
工程と、連続圧延機の最終スタンドの出側の板速度を測
定する工程と、前記入側の板厚、入側の板速度及び出側
の板速度の測定値から、マスフロー式によって、当該ス
タンドの出側の板厚を演算する工程と、この演算された
板厚値と目標値との差に基づいて当該スタンドの圧下位
置を修正する工程とを有することを特徴とする。なお、
第1及び第2の板厚制御方法において、第1スタンドの
入側の板速度及び最終スタンドの出側の板速度は通常の
板速度計により測定する。
【0011】また、第1の板厚制御方法に使用する第1
の板厚制御装置は、連続圧延機のスタンドの入側の板速
度を測定する、上流のルーパに設置された本測定装置
と、連続圧延機のスタンドの出側の板速度を測定する、
下流のルーパに設置された本測定装置と、前記入側及び
出側の板速度の測定値の比を演算する演算装置と、前記
演算装置の演算値と目標値との差に基づいて当該スタン
ドの圧下位置を制御する制御装置とを有することを特徴
とする。
【0012】第2の板厚制御方法に使用する第2の板厚
制御装置は、連続圧延機の第1スタンドの入側の板厚を
測定する圧延機入側板厚計と、連続圧延機の第1スタン
ドの入側の板速度を測定する圧延機入側板速度計と、連
続圧延機の第2スタンドから最終スタンドまでの各スタ
ンドの入側の板速度を測定する、上流のルーパに設置さ
れた本測定装置と、連続圧延機の第1スタンドから最終
の前のスタンドまでの各スタンドの出側の板速度を測定
する、下流のルーパに設置された本測定装置と、連続圧
延機の最終スタンドの出側の板速度を測定する圧延機出
側板速度計と、前記入側の板速度及び出側の板速度の測
定値から、前記圧延機入側板厚計により測定した板厚を
トラッキングする板厚トラッキング装置と、前記板厚ト
ラッキング装置によりトラッキングされた前記入側の板
厚、入側の板速度及び出側の板速度の測定値からマスフ
ロー式によって、当該スタンドの出側の板厚を演算する
演算装置と、前記演算装置の演算値と目標値との差に基
づいて当該スタンドの圧下位置を制御する制御装置とを
有することを特徴とする。
【0013】
【作用】ルーパを備えた連続圧延機においては、ルーパ
上流側のスタンドの出側板速度とローパ下流側の入側板
速度は、それぞれルーパローラの回転速度に、ルーパア
ームの角度及び角速度を加えた形で表現できる。したが
って、板の圧延中に、圧延条件の変化によって各スタン
ド間の協調が乱れ、スタンド間に設置されたルーパに大
きな上下動が発生した場合にあっても、本測定装置によ
りスタンドの出側板速度と次スタンドの入側板速度を分
離して正確に測定することができる。
【0014】圧延材の板厚制御においては、まず、本測
定装置により得られる各スタンドの入側板速度と出側板
速度から板速度比を演算し、次に、算出された板速度比
と目標値との差に基づいて当該スタンドの圧下位置を修
正することにより、板厚制御を行う。
【0015】また、本測定装置により得られる各スタン
ドの入側板速度と出側板速度と、連続圧延機の入側の板
厚計により得られる入側板厚からマスフロー式によって
各スタンドの出側の板厚を演算し、その出側板厚の演算
値と目標値との差に基づいて当該スタンドの圧下位置を
修正することにより、板厚制御を行う。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。図において、101 ,…,10n は連続圧延機を構
成するn基のスタンド、1は圧延材、201 ,…,20
n-1 は各スタンド間に設置されたルーパ、211 ,…,
21n-1 はルーパローラの回転速度を測定するルーパロ
ーラ回転速度計、221 ,…,22n-1 はルーパアーム
の角度を測定するルーパ角度計、231 ,…,23n-1
はルーパアームの角速度を測定するルーパ角速度計であ
る。また、第1スタンド101 の入側に入側板厚を測定
する圧延機入側板厚計2と入側板速度を測定する圧延機
入側板速度計3を設置し、最終スタンド10n の出側に
出側板速度を測定する圧延機出側板速度計4を設ける。
【0017】本実施例の板速度測定装置301 ,…,3
n-1 は、上記のルーパローラ回転速度計、ルーパ角度
計及びルーパ角速度計によりそれぞれ測定されたルーパ
ローラ回転速度ωr1,…,ωrn-1、ルーパ角度θ1
…,θn-1 、及びルーパ角速度ωL1,…,ωLn-1を入力
することにより、各々のスタンドの出側板速度v1
…,vn-1 と次スタンドの入側板速度V2 ,…,Vn
演算する。すなわち、各板速度測定装置30i (i= 1〜
n-1 、以下同じ。)は、ルーパローラ回転速度計21i
と、ルーパ角度計22i と、ルーパ角速度計23i より
得られる測定値を用いて、No.iスタンド10i の出
側の圧延材1の速度vi を算出する第1の演算装置30
Aと、No.i+1スタンド10i+1 の入側の圧延材1
の速度Vi+1を算出する第2の演算装置30Bより構成
される。なお、第1スタンド101 の入側板速度V1
び最終スタンド10n の出側板速度vn はそれぞれ圧延
機入側板速度計3、圧延機出側板速度計4によって測定
される。
【0018】更に、本実施例は、板速度測定装置30i
の測定値を用いて、マスフロー一定則に基づき圧延材1
の板厚を制御する板厚制御装置41、42を設けてい
る。
【0019】板厚制御装置41は、板速度測定装置30
i より得られるスタンドの出側板速度vi 及び入側板速
度Vi+1 と、圧延機入側板速度計3より得られる第1ス
タンドの入側板速度V1 と、圧延機出側板速度計4より
得られる最終スタンドの出側板速度vn を用いて、各ス
タンドの入側板速度と出側板速度の比Ri (Ri =vi
/Vi 、但しこの項では、i= 1〜n である。)を算出す
る第1の演算装置41Aと、前記板速度比Ri とスタン
ド毎の目標値Ri * との偏差ΔRi を算出する第2の演
算装置41Bと、前記偏差ΔRi より圧下位置修正量Δ
i を演算する第3の演算装置41Cより構成される。
本装置41により算出された圧下位置修正量ΔSi は、
圧下位置制御装置5に送られ、この圧下位置制御装置5
により当該スタンドの圧下位置をΔSi だけ修正する。
【0020】前記板厚制御装置42は、圧延機入側板厚
計2より得られる第1スタンド101 の入側板厚H1
第1スタンドの直下まで、並びに後述する第1の演算装
置42Bより得られる各スタンドの出側板厚hi (i= 1
〜n-1 )を次スタンドの直下までそれぞれトラッキング
するトラッキング装置42Aと、板速度測定装置30i
より得られるスタンドの出側板速度vi 及び入側板速度
i+1 と、圧延機入側板速度計3より得られる第1スタ
ンドの入側板速度V1 と、圧延機出側板速度計4より得
られる最終スタンド10n の出側板速度vn と、前記ト
ラッキング装置42Aより得られる各スタンドの入側板
厚Hi+1 を用いて、マスフロー一定則より各スタンド出
側板厚hi (ここでは、i= 1〜n )を演算する第1の演
算装置42Bと、前記出側板厚hi より圧下位置修正量
ΔSi を演算する第2の演算装置42Cより構成され
る。本装置42により算出された圧下位置修正量ΔSi
は、圧下位置制御装置5に送られ、この圧下位置制御装
置5により当該スタンドの圧下位置をΔSi だけ修正す
る。
【0021】この板厚制御装置42は各スタンドの入側
及び出側の板厚と板速度の測定値に基づいて板厚を制御
するものであり、前記の板厚制御装置41は各スタンド
の入側及び出側の板速度の測定値のみに基づいて板厚を
制御するものである。両装置41、42は図1のスイッ
チ6によって切り換えるようにしてある。
【0022】以下、図2に基づいて本発明の板速度測定
装置について詳述する。iスタンドの出側板速度vi
i+1スタンドの入側板速度Vi+1 が等しいとき、ルー
パ角θは変動しない。このときルーパローラの半径を
r、ルーパアーム軸に対するルーパローラの回転角速度
をωr 、ルーパアーム軸の角速度をωL とすると、式
(1)が成立する。 vi =Vi+1 =r・ωr ’ (dθ/dt=0) (1) ただし、ωr ’=ωr −ωL
【0023】一方、vi ≠Vi+1 のとき、この速度差は
スタンド間の圧延材の長さLの変化となって現れる。す
なわち dL/dt=vi −Vi+1 (2) となる。また、iスタンドからiルーパまでの圧延材の
長さをL1 、iルーパからi+1スタンドまでの圧延材
の長さをL2 とすると、L=L1 +L2 であるから、式
(3)が成立する。 dL1 /dt+dL2 /dt=vi −Vi+1 (3) 移項して Vi+1 +dL2 /dt=vi −dL1 /dt (4)
【0024】式(1)、式(4)より Vi+1 =r・ωr ’−dL2 /dt (5) vi =r・ωr ’+dL1 /dt (6) また、 dL1 /dt=dL1 /dθ・dθ/dt (7) dL2 /dt=dL2 /dθ・dθ/dt (8) dθ/dt =ωL ただし、dL1 /dθ、dL2 /dθは前後のスタンド
とその間に配置されるルーパの幾何学的配置によって決
定される関数f1 (θ)、f2 (θ)により、一義的に
決まる。
【0025】以上により、iスタンドの出側板速度vi
と、i+1スタンドの入側板速度Vi+1 をそれぞれ分離
して検出することができる。したがって、圧延中に圧延
条件が変化しても、スタンド毎に入側板速度と出側板速
度を独立に検出できるので、これらの測定値に基づいて
当該スタンドの圧下位置を補正することにより、制御の
遅れのない板厚制御が可能になり、板厚精度を向上させ
ることができる。
【0026】本実施例の板厚制御装置41、42の動作
を説明すると以下のようである。
【0027】iスタンドの入側板厚をHi とし、iスタ
ンドの出側板厚をhi とし、iスタンド上流のi−1ル
ーパに設けた板速度測定装置により測定したiスタンド
入側の板速度をVi とし、iスタンド下流のiルーパに
設けた板速度測定装置により測定したiスタンド出側の
板速度をvi とする。
【0028】マスフロー一定則は、 Hi ・Vi =hi ・vi (9) である。
【0029】式(9)を変形すると式(10)を得る。 Hi /hi =vi /Vi =Ri (10)
【0030】板厚制御装置41は、まず、第1の演算装
置41Aにより、iスタンドの入側板速度をVi と、i
スタンドの出側板速度をvi の比Ri を演算する。次
に、第2の演算装置41Bにより、演算値Ri と目標値
i * との偏差が0になるよう式(11)に基づいて圧
下位置修正量ΔSi を演算する。 ΔSi =f(Ri −Ri * ) (11) このΔSi を圧下位置制御装置5に出力することによっ
て、圧下位置制御装置5がΔSi だけiスタンドの圧下
位置を修正する動作をする。
【0031】また、板厚制御装置42の第1の演算装置
42Bは、式(10)に基づきiスタンドの出側板厚h
i を演算する。次に、第2の演算装置42Cが演算値h
i と目標値hi * との偏差が0になるよう式(12)に
基づいて圧下位置修正量ΔSi を演算する。 ΔSi =f(hi −hi * ) (12)
【0032】以上、本発明の一実施例について説明した
が、もちろん本発明はこれに限定されるものでなく、本
発明の構成を有する他の変形も本発明を逸脱するもので
はない。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の板速度測定装置
によれば、ルーパアームの角度及び角速度でもって、ル
ーパロールの回転速度によって検出される板速度を補正
することができるので、当該ルーパ上流のスタンドの出
側板速度と、当該ルーパ下流のスタンドの入側板速度を
分離して高精度に測定することができる。
【0034】また、本発明の板厚制御方法及び装置によ
れば、前記板速度測定装置によって測定された板速度を
用いて、高精度に板厚を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】出側及び入側の板速度を求めるための説明図で
ある。
【符号の説明】
1 圧延材 2 圧延機入側板厚計 3 圧延機入側板速度計 4 圧延機出側板速度計 5 圧下位置制御装置 101 ,…,10n スタンド 201 ,…,20n-1 ルーパ 211 ,…,21n-1 ルーパローラ回転速度計 221 ,…,22n-1 ルーパ角度計 231 ,…,23n-1 ルーパ角速度計 301 ,…,30n-1 板速度測定装置 30A 第1の演算装置 30B 第2の演算装置 41、42 板厚制御装置 41A 第1の演算装置 41B 第2の演算装置 41C 第3の演算装置 42A トラッキング装置 42B 第1の演算装置 42C 第2の演算装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21B 39/02 B21C 37/00 BBK 51/00 N D 8315−4E B21B 37/12 111 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続圧延機の各スタンド間に設置された
    ルーパのローラ回転速度を測定するルーパローラ回転速
    度計と、 前記ルーパのルーパアームの角度を測定するルーパ角度
    計と、 前記ルーパのルーパアームの角速度を測定するルーパ角
    速度計と、 前記ルーパローラ回転速度計、ルーパ角度計及びルーパ
    角速度計によりそれぞれ測定されたルーパローラの回転
    速度、ルーパアームの角度及びルーパアームの角速度の
    測定値から、前記スタンドの出側の板速度及び次スタン
    ドの入側の板速度をそれぞれ演算する演算装置と、を有
    することを特徴とする連続圧延機の板速度測定装置。
  2. 【請求項2】 連続圧延機の第1スタンドの入側の板速
    度を測定する工程と、 連続圧延機の第2スタンドから
    最終スタンドまでの各スタンドの入側の板速度を請求項
    1に記載の板速度測定装置により測定する工程と、 連続圧延機の第1スタンドから最終の前のスタンドまで
    の各スタンドの出側の板速度を請求項1に記載の板速度
    測定装置により測定する工程と、 連続圧延機の最終スタンドの出側の板速度を測定する工
    程と、 前記入側及び出側の板速度の測定値の比を演算する工程
    と、 この演算された板速度比と目標値との差に基づいて当該
    スタンドの圧下位置を修正する工程と、を有することを
    特徴とする連続圧延機の板厚制御方法。
  3. 【請求項3】 連続圧延機の第1スタンドの入側の板厚
    を測定する工程と、 連続圧延機の第1スタンドの入側の板速度を測定する工
    程と、 連続圧延機の第2スタンドから最終スタンドまでの各ス
    タンドの入側の板速度を請求項1に記載の板速度測定装
    置により測定する工程と、 連続圧延機の第1スタンドから最終の前のスタンドまで
    の各スタンドの出側の板速度を請求項1に記載の板速度
    測定装置により測定する工程と、 連続圧延機の最終スタンドの出側の板速度を測定する工
    程と、 前記入側の板厚、入側の板速度及び出側の板速度の測定
    値から、マスフロー式によって、当該スタンドの出側の
    板厚を演算する工程と、 この演算された板厚値と目標値との差に基づいて当該ス
    タンドの圧下位置を修正する工程と、を有することを特
    徴とする連続圧延機の板厚制御方法。
  4. 【請求項4】 連続圧延機のスタンドの入側の板速度を
    測定する、上流のルーパに設置された請求項1に記載の
    板速度測定装置と、 連続圧延機のスタンドの出側の板速度を測定する、下流
    のルーパに設置された請求項1に記載の板速度測定装置
    と、 前記入側及び出側の板速度の測定値の比を演算する演算
    装置と、 前記演算装置の演算値と目標値との差に基づいて当該ス
    タンドの圧下位置を制御する制御装置と、を有すること
    を特徴とする連続圧延機の板厚制御装置。
  5. 【請求項5】 連続圧延機の第1スタンドの入側の板厚
    を測定する圧延機入側板厚計と、 連続圧延機の第1スタンドの入側の板速度を測定する圧
    延機入側板速度計と、 連続圧延機の第2スタンドから最終スタンドまでの各ス
    タンドの入側の板速度を測定する、上流のルーパに設置
    された請求項1に記載の板速度測定装置と、 連続圧延機の第1スタンドから最終の前のスタンドまで
    の各スタンドの出側の板速度を測定する、下流のルーパ
    に設置された請求項1に記載の板速度測定装置と、 連続圧延機の最終スタンドの出側の板速度を測定する圧
    延機出側板速度計と、 前記入側の板速度及び出側の板速度の測定値から、前記
    圧延機入側板厚計により測定した板厚をトラッキングす
    る板厚トラッキング装置と、 前記板厚トラッキング装置によりトラッキングされた前
    記入側の板厚、入側の板速度及び出側の板速度の測定値
    からマスフロー式によって、当該スタンドの出側の板厚
    を演算する演算装置と、 前記演算装置の演算値と目標値との差に基づいて当該ス
    タンドの圧下位置を制御する制御装置と、を有すること
    を特徴とする連続圧延機の板厚制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010240720A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Nippon Steel Corp 連続圧延機における板厚制御方法
KR101140864B1 (ko) * 2009-03-26 2012-05-03 현대제철 주식회사 루퍼 각도 입력 장치

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KR101140864B1 (ko) * 2009-03-26 2012-05-03 현대제철 주식회사 루퍼 각도 입력 장치
JP2010240720A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Nippon Steel Corp 連続圧延機における板厚制御方法

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