JPH0870944A - 引出装置 - Google Patents

引出装置

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JPH0870944A
JPH0870944A JP6210050A JP21005094A JPH0870944A JP H0870944 A JPH0870944 A JP H0870944A JP 6210050 A JP6210050 A JP 6210050A JP 21005094 A JP21005094 A JP 21005094A JP H0870944 A JPH0870944 A JP H0870944A
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Katsuaki Tateishi
勝章 立石
Hisaki Kimura
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Abstract

(57)【要約】 【目的】部品点数を減らす。 【構成】筐体と複数の引出し3との間にラッチ機構10
をそれぞれ設けておき、手動操作によりラッチ爪9をラ
ッチ解除位置まで作動させて所望の引出し3を前方に引
き出すことができるようにした引出装置において、筐体
の内側部5に昇降可能に配設した昇降部材6と、この昇
降部材6が所定上昇位置まで上昇した場合に該昇降部材
6をその位置に保持する保持機構7と、引出し3の前進
動作を利用して昇降部材6を所定上昇位置まで上昇させ
るとともに引出し3の後退動作を利用してその昇降部材
6を保持機構7による保持状態から解放し降下させるセ
フティ機構8と、昇降部材6が上昇した場合に後退位置
に押入されている各引出し3のラッチ爪9に係合してラ
ッチ爪9がラッチ解除位置まで作動するのを禁止する係
止部材20と、施錠・解錠操作に応動して昇降部材7を
昇降させるロック機構11とを具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数段の引出しを有す
る収納家具等に適用される引出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、書類その他を収納しておくための
複数段の引出しを有する収納家具では、家具本体の支持
体に支持された引出しが自走してしまうのを防ぐための
ラッチ機構や、引出しを支持体にロックしておくための
ロック機構が設けてある。また、特に奥行きの浅い収納
家具の引出しにおいては、複数個の引出しを一度に引い
た時に引出しの重みで家具本体が前に傾くおそれがある
ので、一度に二個以上の引出しを引き出すことを規制す
るセフティ機構も設けてある。
【0003】ラッチ機構は、例えば、引出しの側面に枢
着されたラッチ爪と、支持体の各引出しに対応する部位
に設けた係合要素等とを具備したもので構成されてい
る。そして、引出しが最後退位置に接近すると、係合要
素が一時的に一定方向に退避し、引出しが最後退位置に
達した時点でラッチ爪に係合要素が係合して、引出しを
保持するようになっている。
【0004】ロック機構は、例えば、引出しの側面等に
設けた係合孔と、各係合孔に対応する部位で支持体に配
設した係合爪とを備えたもの等で構成されている。そし
て、施錠操作を行うと、各係合爪がリンク機構等の働き
で各係合孔に嵌挿して引出しを支持体にロックしておく
ことができるようになっている。
【0005】セフティ機構は、例えば、引出しの前後方
向へ前方に向かって下降する傾斜面を形成した案内部材
と、引出しを引き出し操作することによって案内部材に
よって案内されて上昇するピンと、ピンを上昇した位置
で保持する保持機構と、ピンが上昇位置に保持されてい
る間だけ他の引出しの引き出しを規制する要素とで構成
されている。そして、一つの引出しを引き出している間
は、他の引出しは動きを規制されるようになっていて、
二個以上の引出しを同時に引き出すことが出来ないよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成のものでは、ラッチ機構とロック機構とセフティ機
構とを別々に設けているので、それぞれの部品の配設に
手間がかかり、組み立てに要する手間や時間がかかって
いた。また、部品点数も多くなっていた。
【0007】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る引出装置は、筐体と複数の
引出しとの間にラッチ機構をそれぞれ設けておき、手動
操作によりラッチ爪をラッチ解除位置まで作動させて所
望の引出しを前方に引き出すことができるようにした引
出装置において、筐体の内側部に昇降可能に配設した昇
降部材と、この昇降部材が所定上昇位置まで上昇した場
合に該昇降部材をその位置に保持する保持機構と、引出
しの前進動作を利用して昇降部材を所定上昇位置まで上
昇させるとともに引出しの後退動作を利用してその昇降
部材を保持機構による保持状態から解放し降下させるセ
フティ機構と、前記昇降部材が上昇した場合に後退位置
に押入されている各引出しのラッチ爪に係合して該ラッ
チ爪がラッチ解除位置まで作動するのを禁止する係止部
材と、施錠・解錠操作に応動して前記昇降部材を昇降さ
せるロック機構とを具備してなることを特徴とする。
【0009】ロック機構の望ましい態様としては、施錠
・解錠操作により作動杆が所定方向に突没動作する錠本
体と、この作動杆の突出動作を利用して昇降部材を所定
上昇位置の手前まで持ち上げて係止部材を各ラッチ爪に
係合させるべく作動杆の動作を昇降部材に伝達する動作
伝達要素とを具備してなるものにし、作動杆の没入動作
によりその持ち上げ力が消勢した場合に前記昇降部材が
自重で降下し得るように構成してなるものを挙げること
ができる。
【0010】
【作用】このような構成のものであれば、手動操作によ
りラッチ機構を構成するラッチ爪をラッチ解除位置まで
作動させて所望の引出しを前方に引き出すと、セフティ
機構により昇降部材が所定上昇位置まで上方へ移動す
る。所定上昇位置まで上昇した昇降部材は、保持機構に
よってその位置に保持される。そして、昇降部材が上昇
した場合に後退位置に押入されている各引出しのラッチ
爪に係合してラッチ爪がラッチ解除位置まで作動するの
を禁止する係止部材によって、ラッチ爪がラッチ解除位
置まで作動するのが禁止される。したがって、後退位置
に押入されている各引出しを引き出すことはできなくな
る。
【0011】また、前方に引き出されている引出しを筐
体に押し入れると、所定上昇位置に保持されていた昇降
部材の保持がセフティ機構により解除されて、昇降部材
は降下する。そして、係止部材によってラッチ解除位置
まで作動するのを禁止されていたラッチ爪がその禁止を
解除されることになり、ラッチは解除が可能な状態にな
る。
【0012】さらに、施錠する場合には、ロック機構を
構成する錠本体の作動杆を所定方向に突出させる。昇降
部材は動作伝達要素によって所定上昇位置の手前まで持
ち上げられて、係止部材が各ラッチ爪に係合する。した
がって、引出しは、引き出すことが出来なくなり、施錠
されることになる。また、解錠するには、錠本体の作動
杆を没入させる。すると、所定上昇位置手前に保持され
ていた昇降部材は、動作伝達要素によって保持が解除さ
れて、自重によって下降する。そして、係止部材と各ラ
ッチ爪との係合も解除される。したがって、ラッチは解
除が可能な状態になる。
【0013】このように、セフティ機構とロック機構と
を、昇降部材とラッチ機構とを共通に利用した構成にし
ているので、それぞれの機構を独立して設けた場合に比
べて部品点数がはるかに少なくなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0015】図1〜3に示す収納家具1は、筐体たる家
具本体2と複数の例えば3段の引出し3とを備えてなる
もので、家具本体2の一方の側板、例えば左側板4の内
側部5に昇降可能に配設した昇降部材6と、この昇降部
材6が所定上昇位置まで上昇した場合にその昇降部材6
をその位置に保持する保持機構7と、引出し3の前進動
作を利用して昇降部材6を所定上昇位置まで上昇させる
とともに引出し3の後退動作を利用してその昇降部材6
を保持機構7による保持状態から解放し降下させるセフ
ティ機構8と、昇降部材6が上昇した場合に後退位置に
押入されている各引出し3のラッチ爪9に係合してこの
ラッチ爪9がラッチ解除位置まで作動するのを禁止する
係止部材20と、施錠・解錠操作に応動して前記昇降部
材6を昇降させるロック機構11とを具備している。こ
の収納家具1の外形寸法は、例えば、高さ105cm、
幅90cm、奥行き45cmで、幅の広い引出し3を備
えているのに対して、奥行き寸法が小さい形状をしてい
る。
【0016】詳しくは、家具本体2は、底板12と左右
の側板4、13と背面板14と天板15とを備えてなる
ボックス形で、その側板4、13の内側部5にサスペン
ションレール16を介して各引出し3を前方へ引出し可
能に支持させている。前面には一個のシリンダ錠17が
配設されていて、このシリンダ錠17で各引出し3全て
を一度に施錠できるように構成してある。
【0017】この家具本体2の左側板4の前端面近傍の
内側部5には、その長手方向を家具本体2の上下方向に
合わせて配設した板金製のチャネル材からなる昇降部材
6が、図2に示すように、側板4の内側部5と面一にな
るように上下に昇降可能に配設されている。この昇降部
材6の一側面の各引出し3に対応する部位には、引出し
3の側板4に対して垂直に突出したセフティ機構8を構
成する合成樹脂製のピン19と、このピン19の下方に
引出し3の側板4に対して垂直に位置するように立設さ
れた板状の合成樹脂製の係止部材20とを一体に成形し
た複合部材が取り付けてある。また、昇降部材6の上端
には、保持機構7を形成する正面視略Ω字形、すなわち
上端及び下端部分を薄く中央部分を厚くした形状の合成
樹脂製の係合部材21が固設されている。前記ピン19
は、後述する引出し3の案内部材23とでセフティ機構
8を形成し、案内部材23によって昇降動作する。この
ピン19から所定の距離離れた位置に形成される係止部
材20は、図2に示すように、昇降部材6に対向する前
後の側面部分に、ラッチ爪9の厚みに合わせて平面視略
1/4円弧状に切り欠いた切欠き24を有している。前
記係合部材21は、水平板25と、その上面中央部に突
設した係合片26と、水平板25の一側面を上方に延出
しその中央部に長孔27を有する側壁28と、水平板2
5の前端および後端に形成した垂下片29とを一体に形
成した合成樹脂製のもので、垂下片29の外面を昇降部
材6の内壁に密着した状態で昇降部材6の上端に固設さ
れている。
【0018】家具本体2に配設された昇降部材6の上方
には、保持機構7を形成する保持部材30が固設されて
いる。下方に開口を有する合成樹脂製の函体である保持
部材30は、この下面の開口に係合部材21の係合片2
6が所定の長さ以上に挿入された時に、係合部材21を
側壁31によって挾持して、その結果、昇降部材6を所
定上昇位置に保持する。この保持部材30は、その側壁
31にスリット32を設けることによって側壁31中央
部分に弾性力が発生するように形成されており、係合片
26はその弾性力によって保持されるようになってい
る。
【0019】ロック機構11は、施錠・解錠操作により
作動杆33が所定方向に突没動作する錠本体34と、こ
の作動杆33の突出動作を利用して昇降部材6を所定上
昇位置の手前まで持ち上げて係止部材20を各ラッチ爪
9に係合させるべく作動杆33の動作を昇降部材6に伝
達する動作伝達要素35とを具備してなるもので、作動
杆33の没入動作によりその持ち上げ力が消勢した場合
に前記昇降部材6が自重で降下し得るように構成してい
る。詳しくは、図4に示すように、錠本体34は、鍵穴
36を有するシリンダ錠17と、鍵穴36に錠(図示し
ない)を挿入して回動操作することによって上下に突没
動作する作動杆34とからなる。動作伝達要素35は、
クランク部分37を有する棒体38と、この棒体38に
よって下縁の一部を支持され、一端が係合部材21の長
孔27に挿入されて長孔27の上面に上縁を当接させた
アーム39とからなる。棒体38は、一端を前記作動杆
34の上方にまで水平に延出してあり、他端は上方に延
出されてスプリング40により下方に向けて軽く付勢さ
れていて、作動杆34の突出動作によって一端を上方に
付勢されると、クランク部分37を軸として回動して、
アーム39を上方に移動させるものである。
【0020】各引出し3は、図3に示すように、それぞ
れ底板41と左右の側板42と背面板(図示しない)と
鏡板43とを備えてなるもので、家具本体2と引出し3
との間にラッチ機構10がそれぞれ設けられていて、一
方の側板42には手動操作により鏡板43裏面側を支点
として左右方向に揺動するラッチ爪9が取り付けてあ
る。また、各引出し3の側板42の一方の外側部47に
は図3および図5に示すように、後方に向かって上昇し
その後下降する第一の傾斜面44と、その面の上方に対
向して形成され後方に向かって上昇する面を形成する第
二の傾斜面45とを有する案内部材23が固設してあ
る。さらには引出し3が最後退位置にある時に、ラッチ
爪9と係合する位置の家具本体2の部位にラッチ係合部
材46がそれぞれ固着してある。また、鏡板43には下
方から手を掛けることができるような窪み48が形成さ
れており、その内部には図示しないハンドルが設けられ
ている。このハンドルは前後方向に揺動するもので、常
時はラッチ爪9がラッチ係合部材46と係合する方向に
付勢されており、操作された際に鏡板43内に配設され
た図示しない動作変換手段を介してラッチ爪9をラッチ
係合部材46との係合を解除する方向に移動させるよう
に構成される。
【0021】ラッチ機構10は、各引出し3に枢着され
たラッチ爪9と家具本体2の所定部位に設けたラッチ係
合部材46とで構成されている。ラッチ爪9は、中央に
ラッチ係合部材46と係合し得る窓49を有する板体
で、一端を引出し3の鏡板43背面に枢着して引出し3
の側板42から離れるように付勢されている。ラッチ係
合部材46は、後方に向かうにつれて引出し3に漸次近
接する傾斜面50と、傾斜面50の最高位置から家具本
体2の左側板4に向けて垂直に形成した係合面51とを
有する合成樹脂製のもので、図2に示すように、家具本
体2の左側板4の内側部5に配設された昇降部材6の近
傍前寄りに配設されている。そして、引出し3が最後退
位置に接近すると、ラッチ爪9は、ラッチ係合部材46
の傾斜面50に案内されて一時的に引出し3側に退避
し、引出し3が最後退位置に達した時点でラッチ爪9の
窓49とラッチ係合部材46の係合面51とが係合し
て、引出し3を最後退位置に保持するようになってい
る。
【0022】このような構成にあって、引出し3を前方
に引き出すには、手動操作により所望の引出し3のハン
ドルを回動させる。すると、動作伝達手段によって、ラ
ッチ爪9が家具本体2の左側板4から離れる方向に回動
して窓49と係合面51との係合が解除されるので、そ
の状態で所望の引出し3を前方に引き出す。この引出し
の前進動作によって、家具本体2の内側部5に昇降可能
に配設した昇降部材6に設けたピン19が、図5(a)
に示すように、案内部材23の後方向に向かって上昇す
る第一の傾斜面44上を摺動して上方へ移動する。それ
に伴って、昇降部材6が上方へ移動することになる。こ
のときの昇降部材6の移動距離は、案内部材23の第一
の傾斜面44の上端から下端までの高低差と等しく、こ
の距離だけ昇降部材6が上昇すると、昇降部材6の上端
に固設されている係合部材21の係合片26が保持部材
30の側壁31に挾持された状態で保持部材30と係合
して、昇降部材6は所定上昇位置に保持されることにな
る。このときには、図7に示すように、昇降部材6に取
着されている係止部材20も上方へ移動してその係止部
材20が後退位置に押入されている引出し3のラッチ爪
9にそれぞれ係合する。したがって、係止部材20の切
欠き24がラッチ爪9と当接して、ラッチ爪9は家具本
体2の左側板4から離れる方向に回動することを禁止さ
れることになり、家具本体2内にある他の引出し3を引
き出すことが出来なくなる。
【0023】また、引き出されている引出し3は家具本
体2に押し入れられる時、引出し3を押入れようとする
力によって、昇降部材6に設けたピン19が、図5
(b)に示すように、引出し3の外側部47に配設した
案内部材23の第二の傾斜面45を摺動して下方へ移動
し、所定上昇位置に保持されていた昇降部材6の保持が
解除される。したがって昇降部材6は下降し、昇降部材
6に取着されていた係止部材20によってラッチ解除位
置まで作動するのを禁止されていたラッチ爪9がその禁
止を解除されることになり、図6に示すように、ラッチ
は解除が可能な状態になる。
【0024】さらに、施錠する場合には、シリンダー錠
16の鍵穴36を回動して作動杆33を上方向に突出さ
せる。すると、この突出動作により動作伝達要素35の
棒体38がその付勢方向に回転してアーム39を持ち上
げ、アーム39が昇降部材6を所定上昇位置の手前まで
持ち上げる。これによって、図8に示すように、係止部
材20が各ラッチ爪9に係合することになる。したがっ
て、引出し3は、引き出すことが出来なくなり、施錠さ
れることになる。また、解錠するには、シリンダー錠1
6の鍵穴36を回動して作動杆33を没入させる。この
ように作動杆33を没入させると、その持ち上げ力が消
勢して、昇降部材6は自重で降下し、昇降部材6に取着
されていた係止部材20によってラッチ解除位置まで作
動するのを禁止されていたラッチ爪9は、その禁止を解
除されることになり、図6に示すように、ラッチは解除
が可能な状態になり、すなわち、解錠される。
【0025】このような構成のものであれば、引出し3
が引き出された際には、セフティ機構8により昇降部材
6と保持機構7とを作動させてラッチ機構10を機能さ
せて家具本体2内の引出し3の移動を禁止し、同様に施
錠された際にはロック機構11により昇降部材6を作動
させてラッチ機構10を機能させて引出し3をあけるこ
とを禁止するので、それぞれの機構を独立して設けた場
合に比べて部品点数をはるかに少なくすることが可能と
なる。また、部品点数が少ないので、部品の製造や組み
立てに要する手間や時間も削減でき、したがって、製造
コストを下げることができる。
【0026】なお、本発明は以上説明した図示実施例に
限定されるものではなく、例えば、机の袖部分やワゴン
に適用されるものであってもよく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、セフ
ティ機構とロック機構とを、昇降部材とラッチ機構とを
共通に利用した構成にしているので、それぞれの機構を
独立して設けた場合に比べて部品点数をはるかに少なく
することができる。また、部品点数が少ないので、部品
の製造や組み立てに要する手間や時間も削減でき、さら
に、それにともなって製造コストを下げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の家具本体を示す一部を破断した斜視
図。
【図3】同実施例の引出しを引き出した状態を示す斜視
図。
【図4】同実施例におけるロック機構の作用説明図。
【図5】同実施例におけるセフティ機構の作用を説明す
るための模式図。
【図6】同実施例の作用説明図。
【図7】同実施例の作用説明図。
【図8】同実施例の作用説明図。
【符号の説明】
1…収納家具 2…家具本体 3…引出し 4…側板 5…内側部 6…昇降部材 7…保持機構 8…セフティ機構 9…ラッチ爪 10…ラッチ機構 11…ロック機構 33…作動杆 34…錠本体 35…動作伝達要素

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体と複数の引出しとの間にラッチ機構を
    それぞれ設けておき、手動操作によりラッチ爪をラッチ
    解除位置まで作動させて所望の引出しを前方に引き出す
    ことができるようにした引出装置において、筐体の内側
    部に昇降可能に配設した昇降部材と、この昇降部材が所
    定上昇位置まで上昇した場合に該昇降部材をその位置に
    保持する保持機構と、引出しの前進動作を利用して昇降
    部材を所定上昇位置まで上昇させるとともに引出しの後
    退動作を利用してその昇降部材を保持機構による保持状
    態から解放し降下させるセフティ機構と、前記昇降部材
    が上昇した場合に後退位置に押入されている各引出しの
    ラッチ爪に係合して該ラッチ爪がラッチ解除位置まで作
    動するのを禁止する係止部材と、施錠・解錠操作に応動
    して前記昇降部材を昇降させるロック機構とを具備して
    なることを特徴とする引出装置。
  2. 【請求項2】ロック機構を、施錠・解錠操作により作動
    杆が所定方向に突没動作する錠本体と、この作動杆の突
    出動作を利用して昇降部材を所定上昇位置の手前まで持
    ち上げて係止部材を各ラッチ爪に係合させるべく作動杆
    の動作を昇降部材に伝達する動作伝達要素とを具備して
    なるものにし、作動杆の没入動作によりその持ち上げ力
    が消勢した場合に前記昇降部材が自重で降下し得るよう
    に構成していることを特徴とする請求項1記載の引出装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014039707A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Asahi:Kk 安全装置つきキャビネット
JP2019120007A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 株式会社イトーキ キャビネット

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JP2014039707A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Asahi:Kk 安全装置つきキャビネット
JP2019120007A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 株式会社イトーキ キャビネット

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