JPH1111200A - カップホルダー - Google Patents

カップホルダー

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JPH1111200A
JPH1111200A JP9184494A JP18449497A JPH1111200A JP H1111200 A JPH1111200 A JP H1111200A JP 9184494 A JP9184494 A JP 9184494A JP 18449497 A JP18449497 A JP 18449497A JP H1111200 A JPH1111200 A JP H1111200A
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JP
Japan
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lock
state
cup holder
elevating
lifting
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JP9184494A
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English (en)
Inventor
Koji Hiramoto
耕治 平本
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N3/00Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for
    • B60N3/10Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated
    • B60N3/102Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated storable or foldable in a non-use position

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後にスペースがなく上方にしかスペースが
ない場合でも、見栄えを悪くするようなことなく設置す
ることができ設置箇所の自由度が大きく、かつ缶入り飲
料などの被保持物を安定的に保持することができると共
に、非使用時には小スペースに格納することができる上
下方向引き出し式のカップホルダーを提供することを目
的とする。 【解決手段】 昇降体2を格納部1に上下動可能に収容
し、格納部1の上端面から上方へと突出した状態で昇降
体2をロックし、これを支柱としてこの昇降体2から水
平方向に上記サポート体3及びトレー体4を水平方向に
突出させ、格納部1の上側において、被保持物gの底部
を上記トレー体4で支持すると共に、被保持物gの外周
面を上記サポート体3の挿通穴31内周縁で支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のセンター
コンソールボックスやドアなどに組み込むことができる
上下方向に引き出すタイプの引出式カップホルダーに関
し、更に詳述すると、被保持物を安定的に支持すること
ができ、かつ設置条件の制限が少なく設置箇所の自由度
が大きいカップホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車内には缶入り飲料等を
保持しておくカップホルダーが装備されており、このよ
うなカップホルダーとしては水平方向に引き出すタイ
プ、据え置きタイプなどが一般的であるが、近年、自動
車の車内には多数,多種類のアクセサリー類が設置され
るようになってきて、カップホルダーの設置箇所も必然
的に大きな制約を受けるようになってきている。このた
め、従来から汎用されている水平方向に引き出すタイプ
や据置タイプのカップホルダーでは、設置することが困
難な場合があり、限られた設置箇所に対応するために上
下方向(鉛直方向)に引き出すタイプのカップホルダー
が要求されるケースが多々発生するようになってきてい
る。
【0003】実開平5−78631号公報には、このよ
うな上下方向に引き出すタイプのカップホルダーが提案
されており、このカップホルダーによれば、水平方向に
格納することが不可能な自動車のドアやボディーサイド
トリムに格納式のカップホルダーを設置することが可能
である。
【0004】即ち、この実開平5−78631号公報に
提案されているカップホルダーは、図12〜14に示し
たように、自動車のボディーサイドトリムa等に上端部
が解放した箱型の格納部bを上下方向に沿って形成し、
該格納部b内にカップホルダーとなるテーブル本体cが
取り付けられた昇降体dを上下方向移動可能に配設した
ものであり、図13に示されているように、巻取りバネ
eの付勢力によって上記昇降体dを上昇させて上記テー
ブル本体cを格納部bの上端開口部から突出させ、次い
で、図14に示されているように、このテーブル本体c
を回動させて水平状態に保持すると共に、テーブル本体
cに取り付けたカップ支持体fを自重により回動させ
て、このカップ支持体f上にテーブル本体cに設けたカ
ップ挿通穴(図示せず)を通して缶入り飲料等の被保持
物gを載置し、保持するものである。
【0005】この場合、このカップホルダーは、常時
(非使用時)は上記昇降体dの下端に設けられたロック
突起iが上記格納部bの下端に設けられたプッシュロッ
ク・プッシュアンロック式のラッチhに係止されて、昇
降体d及びテーブル本体cが巻取りバネeの付勢力に抗
して格納部b内に収容保持され、このときテーブル本体
cの先端部に取り付けられたリッドjにより格納部bの
上端開口部が閉じられるようになっている。また、使用
時には、上記リッドjを指等でワンプッシュして昇降体
dを一旦下方へと押し下げることにより、上記ロック突
起iとラッチhとの係合状態が解除され、上記巻取りバ
ネeの付勢力により昇降体dとテーブル本体cが自動的
に上昇するようになっている。更に、使用後テーブル本
体cを格納部bに格納する場合には、図14の状態から
テーブル本体cを持ち上げて図13の状態とし、巻取り
バネeの付勢力に抗してテーブル本体cを格納部内に押
し込み、昇降体dを押し下げて上記ロック突起iを上記
ラッチh内に圧入することにより、ロック突起iがラッ
チhに係止され、テーブル本体cが格納部に収容保持さ
れた状態でロックされるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記カ
ップホルダーは、図14に示されているように、上記テ
ーブル本体cの下面が格納部bの上端開口部に当接した
状態で該テーブル本体cが水平状態に保持され、更にこ
の状態でテーブル本体cに取り付けられたカップ支持体
fが下方へと回動して、被保持物gが載置される受け部
が形成されるように構成されているので、テーブル本体
cを引き出して水平状態に保持した際、該テーブル本体
cの下側、即ち格納部bの前面側にカップ支持体fが回
動し得るスペースが必要であり、センターコンソールに
組み込む場合などには適用することができない場合があ
る。
【0007】即ち、図11は、後述する本発明のカップ
ホルダーを自動車のセンターコンソールkの前後方向中
間部に組み込んだ状態を示すものであるが、同様の設置
箇所に上記従来のカップホルダーを設置した場合、上記
格納部bの前後に全くスペースが存在しないので、格納
部bの上端開口部から水平方向に引き出した上記テーブ
ル本体cの下側に上記カップ支持体fを回動させて受け
部を形成するスペースがなく、カップホルダーを使用す
ることができない。この場合、格納部bの上部をセンタ
ーコンソールkの上端面から突出させて設置し、上記カ
ップ支持体fをを回動させるためのスペースを設けるこ
とは可能であるが、この場合にはカップホルダーの非使
用時でもセンターコンソールkの上端面から格納部bが
突出した状態となってしまい、極めて見栄えがよくな
い。従って、従来のカップホルダーは格納部の前後にス
ペースを確保することができない箇所には、設置不可能
であり、自動車室内での設置箇所は、ドアトリムやボデ
ィーサイドトリム等に実質的に制限されてしまうという
欠点がある。
【0008】また、上記従来のカップホルダーは、図1
4に示されているように、カップ支持体f上に被保持物
gを載置すると共に、テーブル本体cに設けられたカッ
プ挿通穴(図示せず)の内周縁部で被保持物gの外周を
支持して、被保持物gを保持するものである。この場
合、テーブル本体cに回動可能に取り付けられたカップ
支持体fを水平状態に保持されたテーブル本体cから下
方へと回動させて被保持物gを載置する受け部を形成す
るようになっているが、格納部bの厚みや深さ、更には
テーブル本体cの水平方向への突出量などの制限により
カップ支持体fの回動ストロークを大きくとることは困
難であり、カップ支持体fは比較的小さいものを用いて
小さい回動ストロークで受け部を形成せざるを得ない。
【0009】このため、被保持物gの下端面を支持する
カップ支持体fの受け部と被保持物gの外周面を支持す
るテーブル本体cのカップ挿通穴(図示せず)との距離
m(図14参照)を大きくとることができず、その結
果、被保持物gの背が高い場合には、被保持物gの下端
部のごく一部しか支持されないこととなり、保持した被
保持物gの安定性及び信頼性が不十分である。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、例えば自動車のセンターコンソールの前後方向中間
部に設置する場合などのように、前後にスペースがなく
上方にしかスペースがない場合でも、見栄えを悪くする
ようなことなく設置することができ設置箇所の自由度が
大きく、かつ缶入り飲料などの被保持物を安定的に保持
することができると共に、非使用時には小スペースに格
納することができる上下方向引き出し式のカップホルダ
ーを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、上端面が解放した箱型の格納部と、該格納
部に、上下方向移動可能で、かつ上方移動限において上
部が格納部の上端面から突出するように収容された昇降
体と、被保持物が挿通する挿通穴を有し、一端部が上記
昇降体に、上下方向移動可能で、かつ回転可能に取り付
けられた略板状のサポート体と、一端部が上記昇降体
に、上下方向移動可能で、かつ回動可能に取り付けられ
ており、上記サポート体よりも下側で上方移動限となる
略板状のトレー体と、上記昇降体の上端部に設けられ、
上記サポート体が上方移動限で前方に回動して当接し、
該サポート体を略水平状態に保持するサポート体当接段
部と、上記昇降体の上下方向中間部に設けられ、上記ト
レー体が上方移動限で前方に回動して当接し、該トレー
体を略水平状態に保持するトレー体当接段部と、上記昇
降体を上方移動限で上記格納部に解除可能にロックする
上方ロック手段とを具備してなることを特徴とするカッ
プホルダーを提供する。
【0012】このカップホルダーは、上記昇降体を上記
サポート体及びトレー体と共に上記格納部の上端開口面
から引き出して、該昇降体の上部を格納部の上端面から
上方へと突出させた状態で上記上方ロック手段によりロ
ックし、この格納部の上端面から上方へと突出した状態
でロックされた昇降体から上記サポート体及びトレー体
をそれぞれの上方移動限で一方向に回動させ、それぞれ
上記サポート体当接段部,トレー体当接段部に当接させ
て水平状態に保持し、この状態で缶入り飲料などの被保
持物を上記サポート体の挿通穴を通して上記トレー体上
に載置し、被保持物の底部を上記トレー体で支持すると
共に、被保持物の外周面を上記サポート体の挿通穴内周
縁で支持することにより、被保持物を保持するものであ
る。
【0013】また、使用後上記サポート体及びトレー体
を上記格納部に格納する場合には、上記サポート体及び
トレー体を上方へと回動させて直立状態とすると共に、
下方移動限へと移動させ、かつ上記上方ロック手段によ
る昇降体のロック状態を解除して該昇降体を上記サポー
ト体及びトレー体と共に上記格納部へと収容するもので
ある。
【0014】即ち、本発明のカップホルダーは、格納部
の上端面から上方へと突出した状態でロックされた昇降
体を支柱として、この昇降体から上記サポート体及びト
レー体を水平方向に突出させ、格納部の上側において、
被保持物の底部を上記トレー体で支持すると共に、被保
持物の外周面を上記サポート体の挿通穴内周縁で支持す
るように構成されているので、前後にスペースがなく上
方にしかスペースがない箇所でもなんら問題なく設置す
ることができ、しかも非使用時に見栄えが悪くなるよう
なこともない。
【0015】また、上述のように、格納部の上端面から
上方へと突出した状態でロックされた昇降体を支柱にし
て、この昇降体の突出部から上記サポート体とトレー体
とを水平方向に突出させるようになっているので、被保
持体の外周面を支持するサポート体と被保持体の底面を
支持するトレー体との間にある程度の距離をとることが
でき、極めて安定的に被保持物を保持することができ
る。しかも、格納時には板状のサポート体とトレー体と
を重ね合わせた状態で上記昇降体と共に格納部内に収容
することができるので、格納部の厚さや長さなどを大き
くすることなく、上述の安定的な保持性を達成すること
ができるものである。
【0016】また、本発明は、好適な実施態様として、
上記上方ロック手段が、上記昇降体の下端部に上下動可
能に配設され、かつ上方へと付勢されたロック解除ボタ
ンと、上記昇降体の下端部に上記ロック解除ボタンの下
側に存して水平方向移動可能に配設され、かつ一移動可
能方向に付勢されたロック体と、上記ロック解除ボタン
と上記ロック体との間に設けられ、上記ロック解除ボタ
ンの下降運動に連動して上記ロック体を付勢力に抗して
反付勢方向に移動させるカム機構と、上記格納部に設け
られ、上記ロック体の先端部と係合する上方ロック係合
部とを具備してなり、上記ロック体の先端が上記上方ロ
ック係合部と係合して、上記昇降体が上方移動限で上記
格納部にロックされると共に、上記サポート体及びトレ
ー体の少なくとも一方が下方移動限で上記ロック解除ボ
タンに当接し、これを押圧して上記ロック解除ボタンを
付勢力に抗して押し下げることにより、上記カム機構に
よって上記ロック体が反付勢方向に移動して、該ロック
体先端と上記上方ロック係合部との係合状態が解除され
るように構成されたものである上記本発明のカップホル
ダーを提供する。
【0017】このような上方ロック手段を採用すること
により、カップホルダーを使用した後、これを格納部に
格納する場合に、上記サポート体及びトレー体を上方へ
と回動させて直立状態とすると共に、これを下方移動限
へと移動させて、押圧するだけで簡単に上記上方ロック
手段による昇降体のロック状態を解除することができ、
格納時の操作性を良好ならしめることができる。
【0018】また、本発明では、上記昇降体を上方へと
付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して上記
昇降体を上記格納部内に収容した状態で解除可能にロッ
クする下方ロック手段とを設け、使用時に上記下方ロッ
ク手段によるロック状態を解除することにより、上記付
勢手段の付勢力によって昇降体を自動的に上昇させるよ
うにすることができ、これにより使用時の操作性を向上
させることができる。
【0019】この場合、上記下方ロック手段は、上記格
納部及び上記昇降体の一方にプッシュロック・プッシュ
アンロック式のラッチ機構部を設けると共に、他方にこ
のラッチ機構に係合する下方ロック係合部を設けて構成
することが好ましく、これにより、上記昇降体を上記格
納部内に押し込むことにより、上記ラッチ機構部に上記
下方ロック係合部を係合させて、上記昇降体を付勢力に
抗して上記格納部内に収容した状態でロックすることが
でき、またロック状態から上記昇降体を押圧して上記格
納部内に押し込むことにより、上記ラッチ機構部と上記
下方ロック係合部との係合状態を解除させて、上記昇降
体のロック状態を解除することができ、使用時及び格納
時の作業性を更に向上させることができるものである。
【0020】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、実施例を示し、
本発明をより具体的に説明する。図1〜8は、本発明の
一実施例にかかるカップホルダーを示すものであり、こ
のカップホルダーは、上端面が開放した四角箱型の格納
部1と、該格納部1に上下動可能に収容された昇降体2
と、該昇降体2に上下動可能でかつ回動可能に取り付け
られたサポート体3及び支持体4とを具備している。
【0021】上記昇降体2は、両側板21,21と、こ
の両側板21,21を背面側で一体に連結する背板21
1と、両側板21,21の幅方向中間部で両側板21,
21を一体に連結する仕切板212と、両側部前面側に
それぞれ側板21,21と一体的に形成された中空四角
柱状部22,22と、該中空四角柱状部22,22間に
形成された前板213と、両側板21,21の下端より
やや上方で昇降体2の下面を閉塞する底板214とで構
成されている。
【0022】この場合、図5〜8に示されているよう
に、上記背板211は、上記両側板21,21とほぼ同
一の高さを有しており、上記仕切板212は背板21よ
りも若干低く、上記両中空四角柱状部22,22及び上
記前板213は、仕切板212よりも更に低く側板2
1,21の高さ方向中間部までの高さとなっている。そ
して、上記仕切板212の上端が後述するサポート体3
が前方に回動した際に当接するサポート体当接段部23
3(図7参照)となっており、上記中空四角柱状部2
2,22及び上記前板213の上端が後述するトレー体
4が前方に回動した際に当接するトレー体当接段部23
4(図7参照)となっている。
【0023】また、図7,8に示されているように、上
記仕切板212と上記背板211との間にサポート体収
容空間部231が、仕切板212と前板213との間に
トレー体収容空間部232がそれぞれ形成されており、
これらサポート体収容空間部231及びトレー体収容空
間部232に対応して、両側板21,21にサポート体
摺動溝241,トレー体摺動溝242がそれぞれ形成さ
れている。この場合、サポート体摺動溝241は、その
上端が上記仕切板212の上端よりやや上方まで達して
おり、後述するサポート体3が取り付けられている。一
方、トレー体摺動溝242は、その上端が上記前板21
3の上端よりやや上方まで達しており、後述するトレー
体4が取り付けられている。
【0024】上記中空四角柱状部22,22の下端部に
は、図1,2に示されているように、昇降体2を上方移
動限でロックする上方ロック手段5,5がそれぞれ設け
られている。即ち、上記両中空四角柱状部22,22の
下端面は、図5〜7の各(B)図に示されているよう
に、下端壁215により閉塞されており、上記上方ロッ
ク手段5,5は、この下端壁215と上記底板214と
の間に水平方向移動可能に収容されたロック体51と、
上記底板214に形成された貫通穴に上下動可能に挿入
されたロック解除ボタン52とから構成されている。
【0025】上記ロック体51は、一端部にロック爪5
11が突設された四角ブロック状のもので、コイルスプ
リング512によって一水平方向(前面側)へと付勢さ
れており、その両側面にはそれぞれカム突起513が突
設されている。また、上記ロック解除ボタン52は、カ
ム傾斜面を有する鈎状突起521が下端部に突設された
四角ブロック状のもので、その鈎状突起521が上記ロ
ック体51のカム突起513と係合した状態になってい
る。そして、上記コイルスプリング512による水平方
向の付勢力が上記カム突起513と鈎状突起521のカ
ム傾斜面とのカム作用によって上方への付勢力に変換さ
れ、これにより上記ロック解除ボタン52は上方へと付
勢されていると共に、逆にロック解除ボタン52を下方
へと押圧すれば、ロック解除ボタン52の下降運動が上
記カム作用によって上記ロック体51の水平方向の運動
に変換され、ロック体51がコイルスプリング512の
付勢力に抗して反付勢方向(背面側)へと移動するよう
になっている。また、図7(B)に示されているよう
に、ロック解除ボタン52はその上方移動限において、
上端部が上記サポート体収容空間部231及びトレー体
収容空間部232に突出し、このとき上記ロック体51
は付勢方向移動限にあり、先端部の上記ロック爪511
が昇降体2の前端面から前方に突出するようになってい
る。
【0026】昇降体2は、上記格納部1内に上下動可能
に収容されているが、この場合図1,2に示されている
ように、昇降体2の下端部に取り付けられたコンストン
バネ(巻取りバネ)6のバネ先端61が格納部1の上端
部に連結されており、このコンストンバネ6により昇降
体2が上方へと付勢されている。また、図5〜8に示さ
れているように、昇降体2の上記前板213下端部には
オイルダンパー62が取り付けられており、このオイル
ダンパー62に取り付けられたピニオンギア621が格
納部1の前面壁内面に形成されたラックギア622に歯
合しており、これにより上記コンストンバネ6の付勢力
によって昇降体2が上昇動する場合に、ダンパー作用に
より昇降体2がゆっくりと上昇するようになっている。
更にこの場合、昇降体2の上記背板211の下端部外面
に突設された係止突起623が格納部1の背面壁に形成
された開口部に挿入されており、図6〜8に示されてい
るように、この係止突起623が格納部1の背面開口の
上端縁624に当接して昇降体2の上方移動限となるよ
うになっている。このとき、上方移動限に達した昇降体
2は、その上側部分が格納部1の上端面から上方へと突
出するようになっており、また図6に示されているよう
に、上記上方ロック機構5,5(図1,2参照)の各ロ
ック体51先端部が格納部1の前端壁上部両側部に形成
されたロック穴(上方ロック係合部)53,53(図
1,2参照)と一致した状態となるようになっている。
【0027】ここで、上記格納部1には、図1〜3に示
されているように、前端壁下端部内面にラッチ7が取り
付けられており、このラッチ7に昇降体2の前板213
下端部外面に突設されたロック突起71が係合して、昇
降体2が上記コンストバネ6の付勢力に抗して格納部1
内に収容された状態でロックされるようになっている。
【0028】このラッチ7は、図9に示したように、基
端部が回動可能に軸着された板状基体72の一面先端側
に上記ロック突起71が係合するロック溝721を形成
したもので、トーションバネ73により図中反時計回り
に付勢されていると共に、先端側が一面側(図9中手前
側)へと付勢されている。
【0029】このラッチ7の上記ロック溝721は、一
端部が板状基体72の一側縁部に開放した略逆V字状の
ロック溝部722と、該ロック溝722部の他端部と連
通し、板状基体72先端に開放する直線状の排出溝部7
23とから構成されており、排出溝部723はロック溝
部722との連通端から板状基体72先端の開放端に向
かって溝の深さが漸次浅くなっているように形成されて
いる。また、この排出溝部723の開放端からロック溝
部722の開放端にかけての板状基体51の縁部は円弧
状のテーパー縁部724となっている。
【0030】このラッチ5のロック機構について、図9
を参照して説明すると、昇降体2が上方に移動している
状態にあってはトーションバネ73により板状基体72
が付勢され、板状基体72基端側の係止突起725がス
トッパ74に当接して反時計方向回動限に回動した状態
となっており((A)図)、この状態で、昇降体2を格
納部1内に押し込み、昇降体2が下がってくると、上記
ロック突起71が板状基体72の先端部に当接し、テー
パー縁部724の作用によって板状基体72がトーショ
ンバネ73の付勢力に抗して図中時計回りに回動し、ロ
ック突起71がこのテーパー縁部724に沿って図中下
側へ移動する((B)図)。
【0031】そして、ロック突起71がロック溝部72
2の開放側端部に達すると、昇降体2の下方移動限界と
なると共に、板状基体72がトーションバネ73の付勢
力により図中反時計回りに回動してロック突起71がロ
ック溝部722内に進入する。この状態で昇降体2の押
し込み力を解除することにより、昇降体2が上記コンス
トンバネ6の付勢力により上方へと移動し、これと共に
ロック突起71も上方へと移動して、ロック突起71が
ロック溝部722の中間部に係止される((C)図)。
これにより、昇降体2が格納部1内にロックされる。
【0032】更に、この状態から昇降体2を再び押し込
むことにより、これと一体的にロック突起71がロック
溝部722を下降し、板状基体72がトーションバネ7
3の付勢力によって図中反時計回りへと回動することと
相俟ってロック突起71がロック溝部722の他端部へ
と移動し、この状態で昇降体2の押し込み力を解除する
ことにより、昇降体2が上記コンストンバネ6の付勢力
により上方に移動し、これと共にロック突起71も上方
(図中上側)へと移動する。この場合、ロック突起71
はロック溝部722の他端部に連通した排出溝部723
内に進入し((D)図)、この排出溝部723を通って
ロック溝721から排出され、(A)図の初期状態へと
戻る。これにより、昇降体2のロック状態が解除され、
昇降体2が上記コンストンバネ6の付勢力により上方へ
と移動する。
【0033】なお、非ロック状態から昇降体2を押し込
んでラッチ7とロック突起71とを係合させる場合、ロ
ック突起71は板状基体72先端の排出溝部723の開
放端部分に当接するが、この排出溝部723は上述した
ように、ロック溝部722との連通端から板状基体72
先端の開放端に向けて溝の深さが漸次浅くなるように形
成され、ロック突起71がロック溝部722からは排出
溝部721に進入できるが板状基体72の外側からは排
出溝部723に進入できないようになっており、ロック
時にロック突起71が排出溝部723に進入してしまう
ことがないようになっている。また、ロック突起71が
この排出溝部723を通って排出される際には、上述し
たように、板状基体72の先端側がトーションバネ73
により一面側(図9中手前側)へと付勢されているの
で、ロック突起71がこの付勢力に抗して板状基体72
を他面側へと押し込みながら排出溝部723内を通過す
るようになっており、ロック突起71が排出された後は
トーションバネ73の付勢力により一面側(図9中手前
側)へと持ち上がり、排出溝部723内にロック突起7
1が進入しないようになっている。
【0034】このように、本実施例では、昇降体2を格
納部1内に押し込んで押圧することにより、昇降体2の
ロック突起71が格納部1に取り付けられたラッチ7に
係合してロックされ、再び昇降体2を押圧することによ
り、ラッチ7とロック突起71との係合状態が解除され
るようになっている。即ち、昇降体2を上記コンストン
バネ6の付勢力に抗して格納部1内に収容した状態でロ
ックする下方ロック手段として、昇降体2のロック突起
71と格納部1に取り付けられたラッチ7とで、所謂プ
ッシュロック・プッシュアンロック式のロック機構が形
成されている。
【0035】次に、上記サポート体3は、図3,4に示
されているように、2つの円形穴を互いに連結させた形
状の挿通穴31を有する略板状のものであり、基端部両
外側面にそれぞれ突設された軸突起32が昇降体2の両
側板21,21に形成された上記サポート体摺動溝24
1に上下動及び回動可能に挿入されており、先端部に
は、上記格納部1に収納された際に該格納部1の上端開
口部を閉塞するリッド33が一体に形成されている。ま
た、このサポート体3の先端部下面側(水平方向に回動
させた際に下側となる面)には、板バネからなる第1ス
トッパ34が取り付けられている。更に、図5,6に示
されているように、このサポート体3は直立姿勢で昇降
体2の上記サポート体収容空間部231内に収容される
ようになっており、このときサポート体3は下方移動限
において昇降体2内の下部に取り付けられた板バネから
なる第2ストッパ35に係合し、下方移動限で保持され
ると共に、このとき図5,6の各(B)図に記載されて
いるように、上記ロック解除ボタン52をコイルスプリ
ング512の付勢力に抗して下方へと押し下げた状態と
なるようになっている。
【0036】また、上記トレー体4は、図2,3に示さ
れているように、上記サポート体3よりも若干短い略板
状のものであり、基端部両外側面にそれぞれ突設された
軸突起41が昇降体2の両側板21,21に形成された
上記トレー体摺動溝242に上下動及び回動可能に挿入
されており、先端部幅方向中間部には、その上面側(水
平方向に回動させた際に上側となる面)に係合突起42
が突設されている。また、このトレー体4の基端両端部
には、サポート体当接凸部43が突設されており、図3
及び図8に示されているように、トレー体4が水平状態
に回動した際、このサポート体当接凸部43が上記仕切
板212に形成された透孔(図示せず)を通してサポー
ト体収容空間部231内に突出するようになっている。
更に、図5,6に示されているように、このトレー体4
は直立姿勢で昇降体2の上記トレー体収容空間部232
内に収容されるようになっており、このとき上記係合突
起42が上記サポート体3の第1ストッパ34の凹部に
係合するようになっている。
【0037】次に、本例カップホルダーの動作について
説明する。このカップホルダは、スペースの関係上、水
平方向に引き出すタイプや据え置きタイプのカップホル
ダーを設置することができず、かつ前後にスペースがな
く、上方にしかホルダーを形成し得ない箇所にも好適に
設置することができるものであり、例えば図10,11
に示したように、自動車のセンターコンソールkの前後
方向中間部に、上記収納部1を埋設することにより設置
することができる。
【0038】この場合常時(非使用時)は、図1及び図
5に示されているように、上記サポート体3及びトレー
体4が共に上記昇降体2内に直立状態で収容され、更に
この昇降体2が上記コンストンバネ6の付勢力に抗して
格納部1内に完全に収容された状態で、昇降体2に設け
られた上記ロック突起71が格納部1に取り付けられた
上記ラッチ7に係合したロック状態(図9の(C)の状
態)となっている。
【0039】このとき、図5(A)に示されているよう
に、上記サポート体3はその基端部が昇降体2に設けら
れた第2ストッパ35に係合して、下方移動限で仮ロッ
クされた状態となっていると共に、このサポート体3の
上記第1ストッパ34に上記トレー体4の係合突起42
が係合した状態となっている。また、図5(B)に示さ
れているように、このサポート体3の下端両端部は上記
ロック解除ボタン52の上端面に当接し、これを下方へ
と押し込んだ状態となっており、これによりロック解除
ボタン52の鈎状突起521に設けられたカム傾斜面と
ロック体51のカム突起513とのカム作用によって、
ロック体51がコイルスプリング512の付勢力に抗し
て反付勢方向移動限(図中、右側移動限)に移動した状
態となっている。更に、上記格納部1の上端開口部は、
上記サポート体3の先端部に設けられたリッド33によ
り閉塞された状態となっている。
【0040】カップホルダーを使用する場合には、まず
上記の状態から格納部1の上端開口部を閉塞している上
記リッド33を下方へと押圧して、サポート体3と共に
昇降体2を下方へと押し込む。これにより、昇降体2に
設けられたロック突起71が下方へと移動して、格納部
1に取り付けられたラッチ7から上述した動作によって
抜け出し(図9の(C)から(D)の状態)、昇降体2
の下方ロック状態が解除される。すると、上記コンスト
ンバネ6の付勢力により昇降体2が上昇し、図6に示さ
れているように、昇降体2の背板211に突設された係
止突起623が格納部1の背面壁に形成された開口部の
上端縁部624に当接して上昇運動が停止し、昇降体2
の上側半分以上が格納部1の上端開口部から上方に突出
した状態となる。
【0041】このとき、昇降体2は、昇降体2に取り付
けられたオイルダンパー62のダンパー作用によってゆ
っくりと上昇する。また、昇降体2が上方移動限まで上
昇すると、図6(B)に示されているように、上記ロッ
ク体51先端のロック爪511が格納部1の前面壁に形
成されたロック穴53と一致した状態となり、この状態
でロック体51がコイルスプリング512の付勢力に抗
して反付勢方向移動限に保持された状態となっている。
【0042】次いで、格納部1の上端開口部から上方へ
と突出した昇降体2から、リッド33を摘んで上記サポ
ート体3を上方へと引き上げる。これにより、図7に示
されているように、第2ストッパ35が一旦撓んでサポ
ート体3の仮ロック状態が解除され、サポート体3が直
立姿勢のまま上方へと移動し、先端部の係合突起42が
サポート体3の第1ストッパ34に係合したトレー体4
もサポート体4と共に上方へと移動する。また、このと
きサポート体3が上方へと移動することにより、図7
(B)に示されているように、サポート体3の下端によ
るロック解除ボタン52の押圧状態が解除され、ロック
体51がコイルスプリング512の付勢力によって付勢
方向(図中左側)へと移動して、先端部のロック爪51
1が格納部1前面壁に形成されたロック穴53内に進入
して係合し、昇降体2が上方移動限でロックされる。
【0043】そして、サポート体3が上方へと引き上げ
られることにより、これと共に上行するトレー体4が先
に上方移動限に達し、更にサポート体3が引き上げられ
ることにより、図8に示されているように、トレー体4
の上記係合突起42とサポート体3の第1ストッパ34
との係合状態が解除されると共に、第1ストッパ34の
反発力によってトレー体4の先端側が前方(図中左側)
へと押し出されてトレー体4が前方へと回動し、該トレ
ー体4の基端側下面がトレー体当接段部234に当接し
てトレー体4が水平状態に保持される。また、サポート
体3は上方移動限まで引き上げた後前方へと回動させる
ことにより、基端部下面を上記サポート体当接段部23
3に当接させ、該サポート体3を水平状態に保持させ
る。
【0044】これにより、図2,3,4及び8に示され
ているように、格納部1の上端開口部から突出した昇降
体2を支柱として該昇降体2の上端部から上記サポート
体3を水平状態で保持すると共に、このサポート体3の
下方に所定間隔離間して上記トレー体4を水平状態に保
持し、例えば図10,11に示したように、自動車のセ
ンターコンソールkの前後方向中間部に設置した場合に
は、図11に示されているように、センターコンソール
kの上方に上記サポート体3と上記トレー体4とからな
るカップホルダーを形成することができる。そして、図
3に示されているように、このトレー体4上に缶入り飲
料等の被保持物gを上記サポート体3の挿通穴31を通
して載置し、被保持物gの底部を上記トレー体4で支持
すると共に、被保持物gの高さ方向中間部外周面を上記
サポート体3の挿通穴31内周縁で支持することによ
り、被保持物gを保持するものである。
【0045】そして、使用後再び上記サポート体3とト
レー体4とを格納部1に格納する場合には、図8に示さ
れているように、まずサポート体3の先端部を上方へと
回動させて、該サポート体3を直立状態とし、この状態
でサポート体3を昇降体2のサポート体収容空間部23
1内を直立状態で下降させる。すると、サポート体2の
下端がサポート体収容空間部231内に突出した上記ト
レー体4のサポート体当接凸部43に当接し、この状態
で更にサポート体3を下方へと押し下げることにより、
図7に示されているように、サポート体当接凸部43が
下方へと押し下げられることによってその反作用により
トレー体4の先端部が上方へと回動して直立状態になる
と共に、トレー体4先端部の係合突起42がサポート体
3の第1ストッパ34に係合する。
【0046】この状態で更にサポート体3を上記トレー
体4と共に押し下げて、サポート体3の下端を上記ロッ
ク解除ボタン52の上端に当接させ、これを押圧して押
し下げることにより、図6に示されたように、サポート
体3を下方移動限に移動させると共に、その下端部に上
記第2ストッパ35を係合させる。これにより、サポー
ト体3が上記トレー体4と係合した状態で昇降体2の下
方移動限で仮ロックされると共に、図6(B)の示され
ているように、下方へと押し下げられた上記ロック解除
ボタン52に設けられた鈎状突起521のカム傾斜面と
ロック体51のカム突起513とのカム作用によって、
ロック体51がコイルスプリング512の付勢力に抗し
て反付勢方向(図中右側)に移動し、先端部のロック爪
511が格納部1の前面壁に設けられたロック穴53か
ら退出して昇降体2のロック状態が解除される。
【0047】次いで、更にサポート体3を下方へと押圧
して該サポート体3及びトレー体4と共に昇降体2を押
し下げて、これらを上記コンストンバネ6の付勢力に抗
して格納部1内に圧入し、昇降体2を下方移動限まで押
し込んで押圧状態を解除する。これにより、昇降体2に
設けられた上記ロック突起71(図1,2参照)が格納
部1に取り付けられた上記ラッチ7に当接し、上述した
図9(A)〜(C)の動作に従って、該ロック突起71
がラッチ7と係合し、昇降体2が格納部1内に完全に収
容された状態でロックされ、図1及び5に示された初期
状態に戻る。このとき、格納部1の上端部はサポート体
3先端のリッド33により閉塞され、例えば図10,1
1に示したように、自動車のセンターコンソールkの前
後方向中間部に設置した場合には、図10に示されてい
るように、カップホルダーがセンターコンソールkの上
端面から突出するようなことなく、リッド33により格
納部1の上端面が閉じられた状態となる。
【0048】このように、本実施例のカップホルダー
は、格納部1の上端面から上方へと突出した状態でロッ
クされた昇降体2を支柱として、この昇降体2から上記
サポート体3及びトレー体4を水平方向に突出させ、格
納部1の上側において、被保持物gの底部を上記トレー
体4で支持すると共に、被保持物gの外周面を上記サポ
ート体3の挿通穴31内周縁で支持するように構成され
ているので、センターコンソールkの前後方向中間部に
設置する場合のように、前後にスペースがなく上方にし
かスペースがない箇所でもなんら問題なく設置すること
ができ、しかも非使用時に見栄えが悪くなるようなこと
もない。
【0049】また、上述のように、格納部1の上端面か
ら上方へと突出した状態でロックされた昇降体2を支柱
にして、この昇降体2の突出部から上記サポート体3と
トレー体4とを水平方向に突出させるようになっている
ので、被保持物gの外周面を支持するサポート体3と被
保持体gの底面を支持するトレー体4との間の距離m
(図3参照)をある程度大きくとることができ、極めて
安定的に被保持物gを保持することができる。しかも、
図5に示されているように、格納時には板状のサポート
体3とトレー体4とを重ね合わせた状態で上記昇降体2
と共に格納部1内に収容することができるので、格納部
1の厚さや長さなどを大きくすることなく、上述の安定
的な保持性を達成することができるものである。
【0050】また、本実施例では、上記昇降体2を上方
移動限でロックする上方ロック手段が、上記昇降体2の
下端部に上下動可能に配設され、かつ上方へと付勢され
たロック解除ボタン52と、上記昇降体2の下端部に上
記ロック解除ボタン52の下側に存して水平方向移動可
能に配設され、かつ一移動可能方向に付勢されたロック
体51と、上記ロック解除ボタン52の鈎状突起521
に設けられたカム傾斜面と上記ロック体51のカム突起
513とからなるカム機構と、上記格納部1に設けら
れ、上記ロック体51先端部のロック爪511と係合す
るロック穴(上方ロック係合部)とで構成され、上記ロ
ック体51のロック爪511が上記ロック穴53と係合
して、上記昇降体2が上方移動限で上記格納部1にロッ
クされると共に、上記サポート体3が下方移動限で上記
ロック解除ボタン52に当接し、これを押圧して上記ロ
ック解除ボタン52を付勢力に抗して押し下げることに
より、上記カム機構によって上記ロック体51が反付勢
方向に移動して、該ロック体51先端部のロック爪51
1と上記ロック穴53との係合状態が解除されるように
構成されているので、カップホルダーを使用した後、こ
れを格納部1に格納する場合に、上記サポート体3及び
トレー体4を上方へと回動させて直立状態とすると共
に、これを下方移動限へと移動させて、押圧するだけで
簡単に上記上方ロック手段による昇降体1のロック状態
を解除することができ、格納作業を極めて簡単に行うこ
とができる。
【0051】また、本実施例では、上記昇降体2を上方
へと付勢するコンストンバネ6(付勢手段)と、該コン
ストンバネ6の付勢力に抗して上記昇降体2を上記格納
部1内に収容した状態で解除可能にロックする下方ロッ
ク手段としてプッシュロック・プッシュアンロック式の
ラッチ機構部7を設け、使用時に上記ラッチ機構部7に
よるロック状態を解除することにより、上記コンストン
バネ6の付勢力によって昇降体2を自動的に上昇させる
ようになっており、使用時の操作性に優れていると共
に、上記昇降体2を上記格納部1内に押し込むことによ
り、上記ラッチ機構部7によって上記昇降体2を付勢力
に抗して上記格納部1内に収容した状態でロックするこ
とができ、またロック状態から上記昇降体2を押圧して
上記格納部1内に押し込むことにより、上記ラッチ機構
部7による昇降体のロック状態を解除することができ、
使用時及び格納時の作業性に極めて優れるものである。
【0052】更に、本実施例のカップホルダーでは、サ
ポート体3,トレー体4及び昇降体2を格納部1に収容
した非使用時には、上記第1ストッパ34,第2ストッ
パ35,コンストンバネ6,コイルスプリング512な
どの付勢力によってサポート体3,トレー体4及び昇降
体2が押圧された状態となっており、これにより非使用
時に格納部1内に格納された各部材のがたつきにより、
騒音が発生するようなこともない。
【0053】なお、本発明のカップホルダーユニット
は、上記実施例に限定されるものではなく、例えばコン
ストンバネ6やラッチ機構部7を省略して手動により昇
降体2を引き出すように構成してもよい。また、本実施
例では、昇降体2に設けられたロック体51と格納部1
に設けたロック穴53とを係合させることにより昇降体
1を上方移動限でロックし、ロック解除ボタン52をサ
ポート体3で押圧することにより、ロック体51とロッ
ク解除ボタン52との間に設けたカム機構により、その
ロック状態を解除するように構成したが、昇降体1を上
方移動限でロックする上方ロック手段はこれに限定され
るものではなく、その他の公知のロック機構を採用して
もよい。更に、格納部1、昇降体2、サポート体3、ト
レー体4等の形状などは適宜変更することができ、その
他の構成についても本発明の要旨を逸脱しない限り種々
変更しても差し支えない。更にまた、上記実施例では自
動車のセンターコンソールに本発明カップホルダーを設
置したが、本発明のカップホルダーの設置個所はこれに
限定されるものではなく、自動車のドアのインナートリ
ムやボディーのインナートリムなどに設置することもで
き、更に電車などのその他の車両や航空機など、自動車
の室内以外に設置することもできる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカップホ
ルダーは、水平方向に引き出すタイプや据え置き型のカ
ップホルダーが設置できないような場所にも設置するこ
とができる上下方向引き出し型のカップホルダーであ
り、しかも自動車のセンターコンソールの前後方向中間
部に設置する場合などのように、前後にスペースがなく
上方にしかスペースがない場合でも、見栄えを悪くする
ようなことなく設置することができ設置箇所の自由度が
大きく、かつ缶入り飲料などの被保持物を安定的に保持
することができると共に、非使用時には小スペースに格
納することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるカップホルダーの非
使用時の状態を示す正面図である。
【図2】同カップホルダーの使用時の状態を示す正面図
である。
【図3】同カップホルダーの使用時の状態を示す側面図
である。
【図4】同カップホルダーの使用時の状態を示す平面図
である。
【図5】同カップホルダーの非使用時の状態を示す断面
図であり、(A)は縦断面図、(B)は同状態における
上方ロック手段部分を示す拡大断面図である。
【図6】同カップホルダーを非使用時の状態から使用時
の状態へと移行させる際の第1段階を示す断面図であ
り、(A)は縦断面図、(B)は同段階における上方ロ
ック手段部分を示す拡大断面図である。
【図7】同カップホルダーを非使用時の状態から使用時
の状態へと移行させる際の第2段階を示す断面図であ
り、(A)は縦断面図、(B)は同段階における上方ロ
ック手段部分を示す拡大断面図である。
【図8】同カップホルダーを非使用時の状態から使用時
の状態へと移行させる際の最終段階を示す部分断面図で
ある。
【図9】同カップホルダーを構成するラッチ(下方ロッ
ク手段)の動作を説明する説明図である。
【図10】同カップホルダーを自動車のセンターコンソ
ールに組み込んだ状態(非使用時)を示す斜視図であ
る。
【図11】同カップホルダーを自動車のコンソールボッ
クスに組み込んで用いた状態(使用時)を示す斜視図で
ある。
【図12】従来のカップホルダーの非使用時の状態を示
す概略断面図である。
【図13】同カップホルダーを非使用時の状態から使用
時の状態に移行させる途中の状態示す概略断面図であ
る。
【図14】同カップホルダーユニットの使用状態を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
1 格納部 2 昇降体 233 サポート体当接段部 234 トレー体当接段部 3 サポート体 31 挿通穴 4 トレー体 5 上方ロック手段 51 ロック体 513 カム突起 52 ロック解除ボタン 521 カム傾斜面を有する鈎状突起 53 ロック穴(上方ロック係合部) 6 コンストンバネ(付勢手段) 7 プッシュロック・プッシュアンロック式のラッチ 71 ロック突起(下方ロック係合部) g 被保持物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端面が解放した箱型の格納部と、該格
    納部に、上下方向移動可能で、かつ上方移動限において
    上部が格納部の上端面から突出するように収容された昇
    降体と、被保持物が挿通する挿通穴を有し、一端部が上
    記昇降体に、上下方向移動可能で、かつ回転可能に取り
    付けられた略板状のサポート体と、一端部が上記昇降体
    に、上下方向移動可能で、かつ回動可能に取り付けられ
    ており、上記サポート体よりも下側で上方移動限となる
    略板状のトレー体と、上記昇降体の上端部に設けられ、
    上記サポート体が上方移動限で前方に回動して当接し、
    該サポート体を略水平状態に保持するサポート体当接段
    部と、上記昇降体の上下方向中間部に設けられ、上記ト
    レー体が上方移動限で前方に回動して当接し、該トレー
    体を略水平状態に保持するトレー体当接段部と、上記昇
    降体を上方移動限で上記格納部に解除可能にロックする
    上方ロック手段とを具備してなることを特徴とするカッ
    プホルダー。
  2. 【請求項2】 上記上方ロック手段が、上記昇降体の下
    端部に上下動可能に配設され、かつ上方へと付勢された
    ロック解除ボタンと、上記昇降体の下端部に上記ロック
    解除ボタンの下側に存して水平方向移動可能に配設さ
    れ、かつ一移動可能方向に付勢されたロック体と、上記
    ロック解除ボタンと上記ロック体との間に設けられ、上
    記ロック解除ボタンの下降運動に連動して上記ロック体
    を付勢力に抗して反付勢方向に移動させるカム機構と、
    上記格納部に設けられ、上記ロック体の先端部と係合す
    る上方ロック係合部とを具備してなり、上記ロック体の
    先端が上記上方ロック係合部と係合して、上記昇降体が
    上方移動限で上記格納部にロックされると共に、上記サ
    ポート体及びトレー体の少なくとも一方が下方移動限で
    上記ロック解除ボタンに当接し、これを押圧して上記ロ
    ック解除ボタンを付勢力に抗して押し下げることによ
    り、上記カム機構によって上記ロック体が反付勢方向に
    移動して、該ロック体先端と上記上方ロック係合部との
    係合状態が解除されるように構成されたものである請求
    項1記載のカップホルダー。
  3. 【請求項3】 上記昇降体を上方へと付勢する付勢手段
    と、該付勢手段の付勢力に抗して上記昇降体を上記格納
    部内に収容した状態で解除可能にロックする下方ロック
    手段とを具備してなる請求項1又は2記載のカップホル
    ダー。
  4. 【請求項4】 上記下方ロック手段が、上記格納部及び
    上記昇降体の一方にプッシュロック・プッシュアンロッ
    ク式のラッチ機構部を設けると共に、他方にこのラッチ
    機構に係合する下方ロック係合部を設けてなり、上記昇
    降体を上記格納部内に押し込むことにより、上記ラッチ
    機構部に上記下方ロック係合部を係合させて、上記昇降
    体を付勢力に抗して上記格納部内に収容した状態でロッ
    クすると共に、この状態で再び上記昇降体を押圧して上
    記格納部内に押し込むことにより、上記ラッチ機構部と
    上記下方ロック係合部との係合状態を解除させて、上記
    昇降体のロック状態を解除するものである請求項3記載
    のカップホルダー。
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