JPH0870054A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0870054A
JPH0870054A JP6204869A JP20486994A JPH0870054A JP H0870054 A JPH0870054 A JP H0870054A JP 6204869 A JP6204869 A JP 6204869A JP 20486994 A JP20486994 A JP 20486994A JP H0870054 A JPH0870054 A JP H0870054A
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gate electrode
floating gate
insulating film
forming
semiconductor substrate
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JP6204869A
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Hajime Arai
肇 新井
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/41Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions
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    • H01L29/42332Gate electrodes for transistors with a floating gate with the floating gate formed by two or more non connected parts, e.g. multi-particles flating gate

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの制御ゲート電極によって2つの浮遊ゲ
ート電極を独立に制御することが可能な半導体装置およ
びその製造方法を提供する。 【構成】 第1のゲート絶縁膜2上に第1の浮遊ゲート
電極3が形成され、その第1の浮遊ゲート電極3上に第
1の層間絶縁膜4を介して制御ゲート電極5が形成され
ている。また、第2の浮遊ゲート電極12が制御ゲート
電極5の上部に位置するとともに第2の不純物拡散層1
4と重なるように第2のゲート絶縁膜10上にまで延び
て形成されている。また、第1の不純物拡散層13は第
1の浮遊ゲート電極3の一端と重なるように形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置およびそ
の製造方法に関し、より特定的には、電気的に情報の書
込および消去が可能な半導体装置およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の1つとして不揮発性
半導体記憶装置が知られている。そしてその不揮発性半
導体記憶装置の1種として、データを自由にプログラム
することができしかも電気的に情報の書込および消去が
可能なEEPROM(Electrically Er
asable and Programmable R
OM)が知られている。このEEPROMは、書込およ
び消去ともに電気的に行なえるという利点はあるが、メ
モリセルに2つのトランジスタを必要とするため、高集
積化が困難であるという不都合があった。そこで、従
来、メモリセルが1つのトランジスタで構成され、書込
まれた情報電荷を電気的に一括消去することが可能なフ
ラッシュEEPROM(以下フラッシュメモリという)
が提案されている。これらは、たとえば、米国特許第
4,868,619号などに開示されている。このフラ
ッシュメモリは、上記のように1つのトランジスタでメ
モリセルを構成するため、高集積化に適している。
【0003】図25は、従来のフラッシュメモリのメモ
リセルアレイ構成の一部を示した等価回路図である。図
25を参照して、M00〜M35はメモリ素子として機
能しているメモリトランジスタを示している。各メモリ
トランジスタのドレイン、ゲート、ソースはそれぞれビ
ットライン(BL0〜BL3)、ワードライン(WL0
〜WL5)、ソースライン(SL0)に接続されてい
る。
【0004】図26は、図25に示したメモリセルアレ
イの実際のパターン構成を示した平面図である。図26
を参照して、BL0〜BL3、WL0〜WL5、SL0
は、図25中の同一記号で示されたビットライン、ワー
ドライン、ソースラインに相当する。また、所定領域に
所定の間隔を隔てて素子分離領域1が形成されている。
ワードライン(WL0〜WL5)下の所定領域には浮遊
ゲート電極3が形成されており、その浮遊ゲート電極3
上にはワードラインと接続される制御ゲート電極5が形
成されている。また、ワードライン(WL0〜WL5)
と直交する方向にビットライン(BL0〜BL3)を構
成するアルミ配線などからなる金属配線8が形成されて
いる。
【0005】図27〜図32は、図26に示した100
−100線に沿った製造プロセス順の断面形状を示した
断面図である。図33〜図37は、図26の200−2
00線に沿った製造プロセス順の断面形状を示した断面
図である。図27〜図37を参照して、次に従来のフラ
ッシュメモリの製造プロセスについて説明する。
【0006】まず、図27に示すように、LOCOS
(LOCal Oxidationof Silico
n)法などを用いて半導体基板101の表面に素子分離
領域1を形成する。次に、図28に示すように、素子分
離領域1の存在しない半導体基板101の表面上に熱酸
化法などを用いて第1のゲート酸化膜2aを形成する。
そして、CVD(Chemical Vapor De
position)法を用いてポリシリコン膜(図示せ
ず)を堆積した後、写真製版技術およびドライエッチン
グ技術を用いてそのポリシリコン膜をワード線の延びる
方向に沿ってパターニングする。これにより、第1ゲー
ト電極3aを形成する。
【0007】次に、図33に示すように、第1ゲート電
極3a上に熱酸化法またはCVD法を用いて層間絶縁層
4aを形成する。層間絶縁層4a上にCVD法を用いて
ポリシリコン膜またはポリサイド膜(ポリシリコン膜と
高融点金属シリサイド膜との多層膜)からなる第2のゲ
ート電極5aを形成する。写真製版技術とドライエッチ
ング技術とを用いて、第2のゲート電極5a、層間絶縁
層4a、第1のゲート電極3aおよび第1のゲート酸化
膜2aをワード線の延びる方向に対して直交する方向に
パターニングする。これにより、図29および図34に
示されるような、第1ゲート酸化膜2、浮遊ゲート電極
3、層間絶縁膜4および制御ゲート電極5が形成され
る。この後、制御ゲート電極5をマスクとして半導体基
板101に不純物をイオン注入することによって、ドレ
イン領域13およびソース領域14を形成する。
【0008】次に、図30および図35に示すように、
CVD法などを用いて層間絶縁膜6を形成した後、写真
製版技術およびドライエッチング技術を用いてコンタク
トホール7を形成する。
【0009】次に、図31および図36に示すように、
スパッタ法などを用いてアルミ合金などからなる金属配
線層(図示せず)を全面に形成した後写真製版技術とド
ライエッチング技術とを用いてその金属配線層をパター
ニングする。これにより、ビットラインおよびソースラ
インを構成する金属配線層8が形成される。
【0010】この後、図32および図37に示すよう
に、CVD法を用いて表面保護膜9を形成する。この表
面保護膜9はボンディングパッド接続部(図示せず)以
外の部分を覆うように形成する。このようにして従来の
フラッシュメモリは形成されていた。
【0011】次に、従来のフラッシュメモリの動作につ
いて説明する。現在製品化されている1〜8Mbit
(メガビット)のフラッシュメモリは、チャネルホット
エレクトロンの注入による書込(CHE注入書込)とソ
ースからのトンネル引抜きによる消去(トンネル消去)
とによって動作している。この他にフラッシュメモリの
書込/消去方法としては、書込/消去ともトンネル電流
によって行なうトンネル書込/トンネル消去がある。
【0012】図38は、書込/消去によるメモリトラン
ジスタ特性の変化を示す概念図である。図39はCHE
注入によるフラッシュメモリの書込動作を説明するため
の概念図であり、図40はトンネル消去によるフラッシ
ュメモリの消去動作を説明するための概念図である。
【0013】まず、図38および図39を参照して、C
HE注入による書込では、書込を行なうメモリトランジ
スタの半導体基板101およびソース領域14を接地す
る。また、ビットラインを介してドレイン領域13に5
〜8Vの電圧Vdを印加する。ワードラインを介して制
御ゲート電極5に10〜13Vの電圧Vgを印加する。
これにより、ドレイン近傍の高電荷により発生したホッ
トエレクトロンが浮遊ゲート電極3に注入される。この
電子を浮遊ゲート電極3中に保持することによってメモ
リトランジスタのしきい値電圧をシフトさせることによ
り書込動作が完了する。
【0014】書込には、従来のEPROMと同様のタイ
ミングモードと、コマンドおよびデータを与えることに
よりチップ内部で自動的に書込を実行するコマンドモー
ドとがある。どちらのモードでも通常は、書込を行なっ
た位置に書込深さの確認(ベリファイ)を行ない、浅け
れば追加書込を行なう。すなわち、図41に示すよう
に、ステップS1によって書込パルスを印加した後ステ
ップS2によって書込ベリファイを行なう。書込ベリフ
ァイの結果書込が浅ければステップS1に戻って追加書
込を行なう。書込ベリファイの結果書込が浅くなければ
ステップS3に示すように書込が完了する。
【0015】次に、図38および図40を参照して、ト
ンネル消去動作について説明する。トンネル消去では、
ドレイン領域13をフローティング状態にし、制御ゲー
ト電極5および半導体基板101を接地する。そして、
ソース領域14にたとえば8〜12V程度の高い電圧V
sを印加する。この場合、浮遊ゲート電極3の電位は、
浮遊ゲート電極3内の電子によるポテンシャルと、浮遊
ゲート−制御ゲート間/浮遊ゲート−ソース領域間/浮
遊ゲート−基板間の容量結合とによって決定される。
【0016】浮遊ゲート電極3とソース領域14との間
の重なり面積は、チャネル領域全体の面積に比べて小さ
いため、浮遊ゲート−制御ゲート間容量と浮遊ゲート−
基板間容量とに比べて浮遊ゲート電極−ソース領域間容
量は小さくなる。このため、浮遊ゲート電極3の電位
は、制御ゲート電極5および半導体基板101の電位
(接地電位)に近づく。この場合、浮遊ゲート電極3中
に電子が蓄積されている場合には浮遊ゲート電極3の電
位はさらに低くなる。このため、浮遊ゲート電極3とソ
ース領域14との間には強い電界が発生し、この電界に
よって浮遊ゲート電極3中の電子がソース領域14に引
抜かれる。これにより、メモリトランジスタの消去が行
なわれる。
【0017】フラッシュメモリでは、チップ一括または
消去ブロック単位で消去を行なう。この場合、各ビット
によってデータが書込まれていたり書込まれていなかっ
たりというように消去前の状態が各ビットごとでばらば
らであると、元々しきい値電圧の低いビットが過消去さ
れてディプッション状態になってしまうという不良の発
生する確率が高くなる。通常は消去を行なう前に、予
め、図42に示すように、全ビット書込を行なうことに
よってしきい値電圧のばらつきの抑制を図っている。具
体的には、全ビット書込を行なった後、ステップS5に
より消去パルスを印加し、その後ステップS6により実
際に消去されたかどうかの確認を行なう。消去が不十分
である場合にはステップS5に戻り再度消去パルスを印
加する。消去が十分である場合にはステップS7のよう
に消去が完了する。
【0018】次に、トンネル書込の場合について説明す
る。この場合には、半導体基板101から第1のゲート
絶縁膜2を通してトンネル電流により書込を行なう。た
とえば、制御ゲート電極5に10V程度の電圧Vgを印
加し、半導体基板101に−10V程度の電圧Vsを印
加する。
【0019】ソース領域14からのトンネル消去に比べ
てこのトンネル書込では、制御ゲート電極5と半導体基
板101との間の電位差が大きい。しかし、このトンネ
ル書込では、制御ゲート−浮遊ゲート間の容量と浮遊ゲ
ート−基板間の容量とがほぼ同程度であるため、浮遊ゲ
ート電極3の電位が半導体基板101と制御ゲート電極
5との中間近くの電位となり、浮遊ゲート−基板間の電
界はソース消去の場合と同程度になる。
【0020】半導体基板101に書込電圧を印加する代
わりに、制御ゲート電極5に印加する電圧を20V程度
まで上げても書込は可能である。しかし、1μm以下の
デザインルールレベルのデバイスにおいては、不純物拡
散層の接合耐圧自体が10V程度以下になってきている
ので、20Vの高電圧をそのような微細なデバイスで取
扱うことは困難である。
【0021】消去については、前述したソース領域14
から電子を引抜く方法の他に、トンネル書込と逆に浮遊
ゲート電極3から半導体基板101へ第1のゲート絶縁
膜2を介して電子を引抜く方法がある。この場合には、
制御ゲート電極5に−10V程度の負電圧、半導体基板
101に10V程度の正電圧を印加することによって消
去を行なう。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来のフラッシュメモ
リでは、上述したように、1記憶素子が1トランジスタ
によって構成されているため、他の半導体記憶装置に比
べて特に微細化に適したセル構造である。しかし、構造
が単純であるために、フラッシュメモリの集積度は半導
体製造装置の加工限界によって決定される。このため、
従来では、半導体製造装置の加工限界を超えてフラッシ
ュメモリの微細化を図ることは非常に困難であった。
【0023】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、この発明の1つの目的は、従来
と同レベルの微細加工技術を用いながらさらに高集積度
を実現することが可能な半導体装置を提供することであ
る。
【0024】この発明のもう1つの目的は、従来と同レ
ベルの微細加工技術によって従来よりもさらに高集積度
を有する半導体装置を容易に製造することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1〜3における半
導体装置は、半導体基板と、第1および第2の不純物領
域と、第1の浮遊ゲート電極と、制御ゲート電極と、第
2の浮遊ゲート電極とを備えている。半導体基板は主表
面を有しており、第1導電型である。第1および第2の
不純物領域は半導体基板の主表面上にチャネル領域を規
定するように所定の間隔を隔てて形成されており、第2
導電型である。第1の浮遊ゲート電極はチャネル領域上
に第1のゲート絶縁膜を介して第1の不純物領域とその
一端が重なるように形成されている。制御ゲート電極は
第1の浮遊ゲート電極の上部表面上に第1の層間絶縁膜
を介して形成されている。第2の浮遊ゲート電極は制御
ゲート電極の上部表面上および側部表面上に第2の層間
絶縁膜を介して形成されるとともに、チャネル領域上に
第2のゲート絶縁膜を介して第2の不純物領域とその一
端が重なるように形成されている。また、好ましくは、
第2の浮遊ゲート電極をさらに第1の不純物領域上に第
2のゲート絶縁膜を介して延びるように形成してもよ
い。また、好ましくは、第2の浮遊ゲート電極の他端を
制御ゲート電極が形成される領域の上方に位置するよう
に構成してもよい。
【0026】請求項4における半導体装置は、電気的に
情報の書込および消去が可能な半導体装置であって、半
導体基板と、第1および第2の不純物領域と、第1の浮
遊ゲート電極と、第2の浮遊ゲート電極と、制御ゲート
電極とを備えている。第2の浮遊ゲート電極は、第1の
浮遊ゲート電極の上部表面上および側部表面上に第1の
層間絶縁膜を介して形成されるとともに、チャネル領域
上に第2のゲート絶縁膜を介してその一端が第2の不純
物領域と重なるように形成されている。制御ゲート電極
は、第1の浮遊ゲート電極の上部表面上に第1の層間絶
縁膜を介して形成されるとともに第2の浮遊ゲート電極
の側部表面上および上部表面上に第2の層間絶縁膜を介
して形成されている。
【0027】請求項5および6における半導体装置は、
電気的に情報の書込および消去が可能な半導体装置であ
って、半導体基板と、第1および第2の不純物領域と、
第1の浮遊ゲート電極と、第2の浮遊ゲート電極と、制
御ゲート電極とを備えている。第2の浮遊ゲート電極
は、チャネル領域上に第1のゲート絶縁膜を介して第1
の浮遊ゲート電極と所定の間隔を隔ててその一端が第2
の不純物領域と重なるように形成されている。制御ゲー
ト電極は、第1および第2の浮遊ゲート電極の上部表面
上および側部表面上に第1の層間絶縁膜を介して形成さ
れるとともに、チャネル領域上に第1のゲート絶縁膜を
介して形成されている。
【0028】また、好ましくは、上記したチャネル領域
の第1の浮遊ゲート電極と第2の浮遊ゲート電極との間
に位置する領域に第3の不純物領域を形成するようにし
てもよい。
【0029】請求項7における半導体装置の製造方法で
は、第1導電型の半導体基板の主表面上に、第1のゲー
ト絶縁膜を形成する。また第1のゲート絶縁膜上に第1
の浮遊ゲート電極を形成する。第1の浮遊ゲート電極上
に第1の層間絶縁膜を介して制御ゲート電極を形成す
る。第1の浮遊ゲート電極をマスクとして半導体基板に
不純物を導入することによって、第1の浮遊ゲート電極
の一端と重なる領域を有する第2導電型の第1の不純物
領域を形成する。制御ゲート電極の上部表面上および側
部表面上と、第1の浮遊ゲート電極の側部表面上とに第
2の層間絶縁膜を形成する。半導体基板の主表面上に第
2のゲート絶縁膜を形成する。その一部が制御ゲート電
極上に存在するとともに少なくともその一端が第1の浮
遊ゲート電極の他端側の半導体基板上にまで延びるよう
に、第2の層間絶縁膜上および第2のゲート絶縁膜上
に、第2の浮遊ゲート電極を形成する。第2の浮遊ゲー
ト電極をマスクとして半導体基板に不純物を導入するこ
とによって、第2の浮遊ゲート電極の一端と重なる領域
を有する第2導電型の第2の不純物領域を形成する。
【0030】請求項8における半導体装置の製造方法で
は、第1のゲート絶縁膜およびその第1のゲート絶縁膜
上に浮遊ゲート電極を形成する。第1の浮遊ゲート電極
の上部表面上および側部表面上に第1の層間絶縁膜を形
成する。半導体基板の主表面上に、第2のゲート絶縁膜
を形成する。その一部が第1の浮遊ゲート電極上に存在
するとともに少なくともその一端が第1の浮遊ゲート電
極の一端側の半導体基板上にまで延びるように、第1の
層間絶縁膜上および第2のゲート絶縁膜上に、第2の浮
遊ゲート電極を形成する。少なくとも第2の浮遊ゲート
電極の上部表面上に第2の層間絶縁膜を形成する。第1
および第2の浮遊ゲート電極の上部表面上に第1および
第2の層間絶縁膜を介して制御電極を形成する。制御ゲ
ート電極をマスクとして半導体基板に不純物を導入する
ことによって、第1の浮遊ゲート電極の他端と重なる領
域を有する第2導電型の第1の不純物領域と、第2の浮
遊ゲート電極の一端と重なる領域を有する第2導電型の
第2の不純物領域とを形成する。
【0031】請求項9における半導体装置の製造方法で
は、半導体基板の主表面上にゲート絶縁膜を形成する。
そしてそのゲート絶縁膜上に浮遊ゲート電極層を形成し
た後浮遊ゲート電極層をパターニングすることによっ
て、ゲート絶縁膜上に所定の間隔を隔てて第1および第
2の浮遊ゲート電極を形成する。第1および第2の浮遊
ゲート電極の上部表面上および側部表面上に層間絶縁膜
を形成する。第1および第2の浮遊ゲート電極の間に位
置する半導体基板の表面上に第2のゲート絶縁膜を形成
する。層間絶縁膜および第2のゲート絶縁膜の表面上に
制御ゲート電極を形成する。第1の浮遊ゲート電極の一
端をマスクとして半導体基板に不純物を導入することに
よって、第1の浮遊ゲート電極の一端と重なる領域を有
する第2導電型の第1の不純物領域を形成する。第2の
浮遊ゲート電極の一端をマスクとして半導体基板に不純
物を導入することによって、第2の浮遊ゲート電極の一
端と重なる領域を有する第2導電型の第2の不純物領域
を形成する。
【0032】
【作用】請求項1〜3に係る半導体装置では、第1の不
純物領域とその一端が重なるように第1の浮遊ゲート電
極が形成され、第1の浮遊ゲート電極上の制御ゲート電
極の上部表面上に形成される第2の浮遊ゲート電極が第
2の不純物領域とその一端が重なるように形成されてい
るので、1つの制御ゲート電極によって2つの第1およ
び第2の浮遊ゲート電極に対して独立に書込、消去およ
び読出が行なわれる。これにより、従来と同程度のメモ
リセルサイズを維持しながら2倍の記憶容量が得られ
る。
【0033】請求項4に係る半導体装置では、第1の不
純物領域とその一端が重なるように第1の浮遊ゲート電
極が形成され、第1の浮遊ゲート電極上に形成された第
2の浮遊ゲート電極の一端が第2の不純物領域と重なる
ように形成され、その第1および第2の浮遊ゲート電極
を覆うように制御ゲート電極が形成されるので、上記し
た請求項1の半導体装置と同様、1つの制御ゲート電極
によって2つの第1および第2の浮遊ゲート電極に対し
て独立にデータの書込、消去および読出が行なわれる。
これにより、従来とほぼ同程度のメモリセルサイズを維
持しながら2倍の記憶容量が確保される。
【0034】請求項5および6に係る半導体装置では、
第1のゲート絶縁膜上に所定の間隔を隔ててその一端が
それぞれ第1および第2の不純物領域と重なるように第
1および第2の浮遊ゲート電極が形成され、第1および
第2の浮遊ゲート電極の上部表面のみならず側部表面上
にも第1の層間絶縁膜を介して制御ゲート電極が形成さ
れるので、その第2の浮遊ゲート電極の側部表面上に形
成された制御電極の部分に相当する分だけ容量が増加す
る。これにより、容量結合比が増加するので、書込およ
び消去時にフローティングゲートの電位が高くなる。そ
の結果、書込および消去動作がしやすくなる。なお、こ
の半導体装置においても、1つの制御ゲート電極によっ
て2つの第1および第2の浮遊ゲート電極に対して独立
に書込、消去および読出が行なわれる。これにより、従
来に比べてある程度高集積化が図られる。なお、上記し
た第1の浮遊ゲート電極と第2の浮遊ゲート電極との間
に位置する領域に第3の不純物領域を形成すれば、その
領域において寄生トランジスタが形成されるのが防止さ
れる。
【0035】請求項7に係る半導体装置の製造方法で
は、第1の浮遊ゲート電極およびその上に制御ゲート電
極を形成した後第1の浮遊ゲート電極をマスクとし半導
体基板に不純物を導入することによって第1の浮遊ゲー
ト電極の一端と重なる領域を有する第1の不純物領域が
形成され、制御ゲート電極上から半導体基板上にまで延
びる第2の浮遊ゲート電極をマスクとして半導体基板に
不純物を導入することによって第2の浮遊ゲート電極の
一端と重なる領域を有する第2の不純物領域が形成され
るので、1つの制御ゲート電極により2つの第1および
第2の浮遊ゲート電極への書込、消去および読出を独立
に行なうことが可能な半導体装置が容易に製造される。
【0036】請求項8に係る半導体装置の製造方法で
は、第1および第2の浮遊ゲート電極上に形成された制
御ゲート電極をマスクとして半導体基板に不純物を導入
することによって、第1の浮遊ゲート電極の他端と重な
る領域を有する第1の不純物領域と第2の浮遊ゲート電
極の一端と重なる領域を有する第2の不純物領域とが同
一工程で形成されるので、第1の不純物領域と第2の不
純物領域とが別々の工程で形成される場合に比べて製造
プロセスが簡略化される。
【0037】請求項9に係る半導体装置の製造方法で
は、ゲート絶縁膜上に浮遊ゲート電極層を形成した後そ
の浮遊ゲート電極層をパターニングすることによってゲ
ート絶縁膜上に所定の間隔を隔てて第1および第2の浮
遊ゲート電極が形成されるので、第1および第2のゲー
ト電極を別々に形成する場合に比べて製造プロセスが簡
略化される。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0039】図1は、本発明の第1実施例によるフラッ
シュメモリのメモリトランジスタ部を示した断面図であ
る。図1を参照して、この第1実施例では、半導体基板
101の主表面上にチャネル領域50を規定するように
所定の間隔を隔てて第1の不純物拡散層13と第2の不
純物拡散層14が形成されている。チャネル領域50上
には、第1のゲート絶縁膜2を介して第1の不純物拡散
層13とその一端が重なるように第1の浮遊ゲート電極
3が形成されている。第1の浮遊ゲート電極3上には第
1の層間絶縁膜4を介して制御ゲート電極5が形成され
ている。制御ゲート電極5の上部表面上および側部表面
上と、第1の浮遊ゲート電極3の側部表面上には第2の
層間絶縁膜11が形成されている。
【0040】また、第1のゲート絶縁膜2と連続するよ
うに半導体基板101の主表面上に第2のゲート絶縁膜
10が形成されている。第2の層間絶縁膜11および第
2のゲート絶縁膜10の表面を覆うように第2の浮遊ゲ
ート電極12が形成されている。第2の浮遊ゲート電極
12の第2の不純物拡散層14側の端部は、第2の不純
物拡散層14と重なるように形成されている。この第1
実施例ではこのように第2の浮遊ゲート電極を設けるこ
とによって、1つの制御ゲート電極5によって第1の浮
遊ゲート電極3および第2の浮遊ゲート電極12に対し
て独立に書込、消去および読出を行なうことができる。
これにより、従来とほぼ同程度のメモリサイズを維持し
ながら2倍の記憶容量を得ることができる。その結果集
積度をほぼ従来の2倍に向上させることができる。
【0041】図2は、図1に示した第1実施例のフラッ
シュメモリの書込/消去によるメモリトランジスタ特性
の変化を示した概念図である。図3は図1に示した第1
実施例のフラッシュメモリの消去動作を説明するための
概念図である。図4は図1に示した第1実施例のフラッ
シュメモリの書込動作を説明するための概念図である。
また、図5および図6は図1に示した第1実施例のフラ
ッシュメモリの読出動作を説明するための概念図であ
る。図2〜図6を参照して、次に第1実施例のフラッシ
ュメモリの動作について説明する。なお、本発明では、
書込/消去状態が従来例で説明した通常のフラッシュメ
モリとは逆である。具体的には、図2に示すように、浮
遊ゲート電極中に電子を保持して制御ゲート電極から見
てメモリトランジスタのしきい値電圧が高くなった状態
を消去状態、浮遊ゲート電極から電子を引抜いてメモリ
トランジスタのしきい値電圧が低くなった状態を書込状
態と呼ぶ。
【0042】まず、図3を参照して、消去動作について
説明する。消去を行なう場合には、たとえば制御ゲート
電極5に10V程度の電圧Vgを印加し、半導体基板1
01またはメモリトランジスタに形成されているウェル
(図示せず)に−10V程度の電圧Vbを印加する。第
1の不純物拡散層13および第2の不純物拡散層14に
は、半導体基板101と同じ電圧Vbを与えるか、接地
またはオープン状態とする。
【0043】このとき、第1の浮遊ゲート電極3は、制
御ゲート電極−第1の浮遊ゲート電極間の容量および第
1の浮遊ゲート電極−半導体基板間の容量の容量結合
と、第1の浮遊ゲート電極3内の電子の量とによってほ
ぼ決定される電位となる。そして、第1の浮遊ゲート電
極−半導体基板間にかかる高電界によって第1の浮遊ゲ
ート電極3中に電子が注入される。
【0044】第2の浮遊ゲート電極12についても同様
に、制御ゲート電極−第2の浮遊ゲート電極間の容量お
よび第2の浮遊ゲート電極−半導体基板間の容量の容量
結合と、第2の浮遊ゲート電極内の電子の量とによって
ほぼ決定される電位となる。そして、第2の浮遊ゲート
電極−半導体基板間にかかる高電界によって第2の浮遊
ゲート電極12に電子が注入される。
【0045】次に、図4を参照して、書込動作について
説明する。第2の浮遊ゲート電極12に書込を行なう場
合(すなわち、第2の浮遊ゲート電極12から電子を引
抜く場合)には、たとえば制御ゲート電極5に−10V
程度の負電位を与え、第2の不純物拡散層14に5〜1
0V程度の電圧Vdを印加する。半導体基板101は接
地し、第1の不純物拡散層13はオープン状態とする。
【0046】このとき、第2の浮遊ゲート電極は、制御
ゲート電極−第2の浮遊ゲート電極間の容量および第2
の浮遊ゲート電極−第2の不純物拡散層間の容量による
容量結合と、第2の浮遊ゲート電極内の電子の量とによ
って概略決定される電位になる。そして、第2の浮遊ゲ
ート電極−第2の不純物拡散層間にかかる高電界によっ
て第2の浮遊ゲート電極12中の電子が第2の拡散層1
4に向かって引抜かれる。このような書込時では、消去
時に比べると、第2の浮遊ゲート電極−第2の不純物拡
散層間の容量が第2の浮遊ゲート電極−半導体基板間の
容量に比べて小さい。このため、メモリトランジスタに
書込を行なうために与える電位差は消去時よりも小さく
て済む。
【0047】第1の浮遊ゲート電極3に書込を行なう場
合には、制御ゲート電極5および第1の不純物拡散層1
3に同様の電圧を印加すればよい。
【0048】以上の書込/消去動作原理を用いて、書込
はビット単位、消去は制御ゲート単位で行なうことがで
きる。これにより、これらを単位として書込/消去ブロ
ックサイズを設定することができる。
【0049】次に、図5および図6を参照して読出動作
について説明する。たとえば、第1の浮遊ゲート電極3
が図5に示すように消去状態であるか図6に示すように
書込状態であるかを読出す場合には、たとえば第2の不
純物拡散層14に1〜5V程度の電圧Vdを印加し、制
御ゲート電極5に5V程度の電圧Vgを印加する。図5
に示すように第1の浮遊ゲート電極3に電子が蓄積され
ている場合(すなわち消去状態)には、第1の浮遊ゲー
ト電極3下のチャネル領域50は第1の浮遊ゲート電極
3の中に蓄積されている電子のポテンシャルによって反
転せず、その結果メモリトランジスタに電流は流れな
い。
【0050】一方、図6に示すように、第1の浮遊ゲー
ト電極3内に電子が蓄積されていない場合(すなわち書
込状態)には、制御ゲート電極5に印加された電圧によ
って第1の浮遊ゲート電極3の電位が上昇し、その結果
第1の浮遊ゲート電極3下のチャネル領域50が反転す
る。ここで、第2の不純物拡散層14と第1の浮遊ゲー
ト電極3下のチャネル領域50との間は、オフセットさ
れている。この場合、第2の浮遊ゲート電極12中の電
子の有無によって電流が流れるかどうかが決定される。
第2の不純物拡散層14に印加されている電圧Vdによ
ってこの第2の浮遊ゲート電極12下の領域が空乏化さ
れるように電圧印加条件およびオフセット量を設定すれ
ば、第2の浮遊ゲート電極12内の電子の有無にかかわ
らず、第1の浮遊ゲート電極3内に電子が蓄積されてい
ない場合には必ず電流が流れることになる。
【0051】第2の浮遊ゲート電極12の情報を読出み
場合にも上記した第1の浮遊ゲート電極3の情報を読出
す場合と全く同様の方法で読出すことができる。この場
合には、第1の不純物拡散層13に電圧Vdを印加し、
制御ゲート電極5に電圧Vgを印加する。
【0052】このようにして、この第1実施例のフラッ
シュメモリでは、1つの制御ゲート電極5により2つの
第1および第2の浮遊ゲート電極3,12に対して独立
に書込/消去/読出を行なうことができるので、従来に
比べてほぼ2倍の集積度を得ることができる。
【0053】図7〜図13は、図1に示した第1実施例
のフラッシュメモリセルの断面とほぼ垂直方向の断面に
おける製造プロセス順の断面図である。図14〜図20
は図1に示した第1実施例のフラッシュメモリの断面と
同一方向の断面における製造プロセス順の形状を示した
断面図である。図7〜図20を参照して、次に第1実施
例のフラッシュメモリの製造プロセスについて説明す
る。まず、図7〜図9、図14および図15の製造プロ
セスは、従来の製造プロセスと同様である。したがっ
て、制御電極5の形成までの工程は従来例と同様の工程
によって形成することができる。
【0054】次に、図16に示すように、写真製版技術
を用いて各々の第1の浮遊ゲート電極3の片側のみが開
孔するようにレジストパターン15を形成する。レジス
トパターン15および制御ゲート電極5をマスクとして
半導体基板101に不純物をイオン注入することによっ
て、第1の浮遊ゲート電極3に対して自己整合的に半導
体基板101と逆導電型の第1の不純物拡散層13が形
成される。
【0055】続いて、図10および図17に示すよう
に、熱酸化法またはCVD法を用いて第2のゲート絶縁
膜10および第2の層間絶縁膜11を同一工程で形成す
る。そして、CVD法を用いて第2のゲート絶縁膜10
および第2の層間絶縁膜11上に第2の浮遊ゲート電極
層(図示せず)を形成した後、写真製版技術とドライエ
ッチング技術とを用いてその第2の浮遊ゲート電極層を
パターニングする。これにより、第1の浮遊ゲート電極
3および制御ゲート電極5を覆い、かつ半導体基板10
1上にまで延在する第2の浮遊ゲート電極12が形成さ
れる。
【0056】この後、写真製版技術を用いて第1の不純
物拡散層13の形成されていない領域のみが開孔される
ようにレジストパターン16を形成する。レジストパタ
ーン16および第2の浮遊ゲート電極12をマスクとし
て半導体基板101に不純物をイオン注入することによ
って、第2の浮遊ゲート電極12に対して自己整合的に
第2の不純物拡散層14を形成する。この後レジストパ
ターン16を除去する。
【0057】次に、図11および図18に示すように、
従来の製造プロセスと同様にCVD法を用いて層間絶縁
膜6を形成した後、その層間絶縁膜6に写真製版技術と
ドライエッチング技術とを用いてコンタクトホール7を
開孔する。
【0058】次に、図12および図19に示すように、
スパッタ法などを用いて金属配線層(図示せず)を形成
した後、写真製版技術とドライエッチング技術とを用い
てその金属配線層をパターニングする。これにより、ビ
ットラインおよびソースラインを構成する金属配線層8
が形成される。
【0059】最後に、図13および図20に示したよう
に、従来例と同様の製造プロセスを用いて、CVD法を
用いてボンディングパッド接続部(図示せず)以外の部
分を覆うように表面保護膜9を形成する。
【0060】上記のようにして、図1に示した第1実施
例のフラッシュメモリを従来と同様の製造プロセスによ
って容易に製造することができる。
【0061】図21は、本発明の第2実施例によるフラ
ッシュメモリを示した断面図である。図2を参照して、
この第2実施例のフラッシュメモリでは、図1に示した
第1実施例と異なり、第2の浮遊ゲート電極12aの一
端が第1の不純物拡散層13の上まで延在せずに、制御
ゲート電極5が形成される領域の上部に位置している。
なお、第2の浮遊ゲート電極12aの他端は図1に示し
た第1実施例と同様に、第2の不純物拡散層14と第2
のゲート絶縁膜10を介して重なるように形成されてい
る。
【0062】このように構成することによっても、上記
した第1実施例と同様、1つの制御ゲート電極5によっ
て2つの第1および第2の浮遊ゲート電極3、12aに
対して独立に書込/消去/読出を行なうことができ、そ
の結果従来に比べて集積度をほぼ2倍に向上させること
ができる。なお、この第2実施例の場合、第1実施例に
比較して制御ゲート電極−第2の浮遊ゲート電極間のマ
スク合わせ誤差により第2の浮遊ゲート電極−制御ゲー
ト電極間容量と第2の浮遊ゲート電極−半導体基板間容
量が変動するので製造プロセスがやや難しくなる。
【0063】しかし、この第2実施例では、第2の浮遊
ゲート電極12aの形成後に、第2の浮遊ゲート電極1
2a、制御ゲート電極5、および浮遊ゲート電極3をマ
スクとして半導体基板101に不純物をイオン注入する
ことによって、同一工程で第1の不純物拡散層13と第
2の不純物拡散層14とを形成することができる。これ
により、第1実施例に比べて製造プロセスを簡略化する
ことができるという利点がある。
【0064】図22は、本発明の第3実施例によるフラ
ッシュメモリを示した断面図である。図22を参照し
て、この第3実施例では、上記した第1実施例および第
2実施例と異なり、第2の浮遊ゲート電極12bを制御
ゲート電極5bの下に形成している。具体的には第2の
浮遊ゲート電極12bは第1の浮遊ゲート電極3の上部
表面上および側部表面上に第1の層間絶縁膜4bを介し
て形成されている。また、第2の浮遊ゲート電極12b
の一方端は第1の浮遊ゲート電極3が形成される領域上
に位置しており、他方端は第2のゲート絶縁膜10を介
して半導体基板101上に延びて第2の不純物拡散層1
4と重なるように形成されている。
【0065】制御ゲート電極5bは、第1の浮遊ゲート
電極3の上部表面上に第1の層間絶縁膜4bを介して形
成されるとともに、第2の浮遊ゲート電極12bの側部
表面上および上部表面上に第2の層間絶縁膜11bを介
して形成されている。なお、制御ゲート電極5bの一方
の側部表面と第1の浮遊ゲート電極3の一方の側部表面
とはほぼ一直線状になるように形成されており、制御ゲ
ート電極5bの他方の側部表面と第2の浮遊ゲート電極
10bの一方の側部表面とはほぼ一直線状になるように
形成されている。
【0066】上記した第3実施例のフラッシュメモリの
製造プロセスとしては、第1の浮遊ゲート電極3の形成
までは従来例と同様である。この後、第2の層間絶縁層
(図示せず)およびその上に第2の浮遊ゲート電極層
(図示せず)を形成した後、写真製版技術とドライエッ
チング技術とを用いてそれらをパターニングすることに
よって、第2の層間絶縁膜4bおよび第2の浮遊ゲート
電極12bを形成する。
【0067】この後、第2の層間絶縁層(図示せず)お
よび制御ゲート電極層(図示せず)を形成した後、写真
製版技術とドライエッチング技術とを用いてそれらをパ
ターニングすることによって、第2の層間絶縁膜11b
および制御ゲート電極5bを形成する。なお、制御ゲー
ト電極5bのパターニング時に、第1の浮遊ゲート電極
3と第2の浮遊ゲート電極12bとが重なり合わない側
の第1の浮遊ゲート電極3の端部と第2の浮遊ゲート電
極12の端部を同時にパターニングしてもよい。これに
より、ゲート電極5bの一方の側表面と第1の浮遊ゲー
ト電極3の一方の側表面とがほぼ一直線状に形成される
とともに、制御ゲート電極5bの他方の側表面と第2の
浮遊ゲート電極12bの一方の側表面とがほぼ一直線状
に形成される。この場合には、制御ゲート電極5bの形
成後にその制御ゲート電極5bをマスクとして半導体基
板101に不純物をイオン注入することによって、制御
ゲート電極5b(すなわち第1および第2の浮遊ゲート
電極3、5b)に対して自己整合的に第1の不純物拡散
層13および第2の不純物拡散層14を形成することが
できる。したがって、この場合には、第1実施例に比べ
て製造プロセスを簡略化することができるという利点が
ある。
【0068】この後は、従来例と同様にして層間絶縁膜
6、コンタクトホール7、金属配線層8および表面保護
膜9の形成を行なう。なお、この第3実施例においても
上記した第1実施例と同様の方法を用いて、1つの制御
ゲート電極5bによって2つの第1および第2の浮遊ゲ
ート電極3、5bに対して独立に書込/消去/読出を行
なうことができる。これにより、この第3実施例におい
ても、上記した第1実施例および第2実施例と同様、従
来のほぼ2倍に集積度を向上させることができる。
【0069】図23は、本発明の第4実施例によるフラ
ッシュメモリを示した断面図である。図23を参照し
て、この第4実施例では、半導体基板101の主表面上
に所定の間隔を隔てて第1のゲート絶縁膜2cを介して
第1の浮遊ゲート電極3cと第2の浮遊ゲート電極12
cとが形成されている。制御ゲート電極5cは、第2の
ゲート絶縁膜15cを介して第1および第2の浮遊ゲー
ト電極3c、12c間の半導体基板101上に形成され
るとともに、第1および第2の浮遊ゲート電極3c、1
2cの上部表面上および側部表面上に第1の層間絶縁膜
4cを介して形成されている。このような構造を有する
第4実施例は、上記した第1実施例〜第3実施例に比べ
て多少メモリトランジスタサイズが大きくなる。
【0070】ただし、この第4実施例では、第1および
第2の浮遊ゲート電極3cおよび12cを同一工程で形
成することができるので、上記した第1実施例〜第3実
施例に比べて製造プロセスを簡略化することができると
いう利点がある。また、この第4実施例では、第1およ
び第2の浮遊ゲート電極3cおよび12cの側部表面上
にも第1の層間絶縁膜4cを介して制御ゲート電極5c
が形成されているので、第1および第2の浮遊ゲート電
極3c、12cと制御ゲート電極5cとの間の容量が第
1実施例〜第3実施例に比べて大きくなる。これによ
り、容量結合比(カップリング比)が増加するため、書
込および消去時の第1の浮遊ゲート電極3cの電位が第
1実施例〜第3実施例に比べて大きくなる。これによ
り、書込および消去動作がより容易になるという利点が
ある。
【0071】この第4実施例の場合には、第1および第
2の浮遊ゲート電極3cおよび12cを写真製版工程で
の解像限界以上離して形成する必要があるため集積度は
低下する。その代わり、従来例に比べれば高密度の記憶
素子を従来例の場合とほぼ同じプロセス工程数で製造す
ることができるという利点がある。
【0072】なお、この第4実施例では、第1の浮遊ゲ
ート電極3cと第2の浮遊ゲート電極12cとの間には
第2のゲート絶縁膜10cをゲート絶縁膜とし、制御ゲ
ート電極5cをゲート電極とする寄生トランジスタが形
成される。しかし、その寄生トランジスタのしきい値電
圧はメモリセルトランジスタのしきい値電圧に比べて低
くなる。このため、メモリトランジスタが導通する場合
にはその寄生トランジスタは常に導通するため不都合が
生じない。この第4実施例においても上述した第1実施
例〜第3実施例と同様の書込/消去/読出動作を適用可
能である。
【0073】なお、この第4実施例のフラッシュメモリ
の製造プロセスとしては、まず半導体基板101の主表
面上に第1のゲート絶縁層(図示せず)およびその上に
浮遊ゲート電極層(図示せず)を形成する。その後、写
真製版技術とドライエッチング技術とを用いてその浮遊
ゲート電極層および第1のゲート絶縁層をパターニング
することによって、第1のゲート絶縁膜2c上に所定の
間隔を隔てて第1および第2の浮遊ゲート電極3cおよ
び12cを形成する。その後、全面に絶縁層(図示せ
ず)およびその上に制御ゲート電極層(図示せず)を形
成した後、写真製版技術とドライエッチング技術とを用
いて、それらをパターニングすることによって、第2の
ゲート絶縁膜10c、第1の層間絶縁膜4cおよび制御
ゲート電極5cが形成される。
【0074】ここで、制御ゲート電極5cのパターニン
グ時に、第1および第2の浮遊ゲート電極3c、12c
の第1および第2の不純物拡散層13、14側の端部を
同時にパターニングしてもよい。この場合には、制御ゲ
ート電極5cのパターニング後に、その制御ゲート電極
5cをマスクとして半導体基板101に不純物をイオン
注入する。これにより、第1の浮遊ゲート電極3cおよ
び第2の浮遊ゲート電極12cに対して自己整合的に第
1の不純物拡散層13および第2の不純物拡散層14を
形成することが可能となる。この後、従来と同様のプロ
セスを用いて層間絶縁膜6、コンタクトホール7、金属
配線層8および表面保護膜9を形成する。
【0075】図24は、本発明の第5実施例によるフラ
ッシュメモリを示した断面図である。図24を参照し
て、この第5実施例では、第4実施例の構造において寄
生トランジスタが形成される領域の半導体基板101の
表面上に第3の不純物拡散層30を設けている。このよ
うに第3の不純物拡散層を形成することによって、寄生
トランジスタが形成されなくなるという利点がある。な
お、この第3の不純物拡散層30を形成する場合には、
第1および第2の浮遊ゲート電極3cおよび12cのパ
ターニング後に、その第1および第2の浮遊ゲート電極
3cおよび12cをマスクとして不純物を半導体基板1
01にイオン注入する。これにより、第1の不純物拡散
層13、第2の不純物拡散層14および第3の不純物拡
散層30が同時に形成される。
【0076】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜6に記載の半
導体装置によれば、1つの制御ゲート電極を用いて2つ
の第1および第2の浮遊ゲート電極に対して独立に書
込、消去および読出を行なうことが可能となったため
に、従来に比べて集積度を著しく向上させることができ
る。
【0077】請求項7に記載の半導体装置の製造方法に
よれば、第1の浮遊ゲート電極をマスクとして第1の浮
遊ゲート電極の一端と重なる領域を有する第1の不純物
領域を形成し、第2の浮遊ゲート電極をマスクとして第
2の浮遊ゲート電極の一端と重なる領域を有する第2の
不純物領域を形成することによって、1つの制御ゲート
電極によって2つの第1および第2の浮遊ゲート電極に
対して独立して書込、消去および読出を行なうことが可
能な半導体装置を容易に製造することができる。
【0078】請求項8に記載の半導体装置の製造方法に
よれば、制御ゲート電極をマスクとして半導体基板に不
純物を導入することによって、第1の浮遊ゲート電極の
他端と重なる領域を有する第1の不純物領域と、第2の
浮遊ゲート電極の一端と重なる領域を有する第2の不純
物領域とを形成することによって、1つの制御ゲート電
極によって2つの第1および第2の浮遊ゲート電極への
独立した書込、消去および読出が可能な半導体装置を製
造するためのプロセスを簡略化することができる。
【0079】請求項9に係る半導体装置の製造方法によ
れば、第1のゲート絶縁膜上に浮遊ゲート電極層を形成
した後その浮遊ゲート電極層をパターニングすることに
よって第1のゲート絶縁膜上に所定の間隔を隔てて第1
および第2の浮遊ゲート電極を形成するので、第1およ
び第2の浮遊ゲート電極を別々に形成する場合に比べて
製造プロセスを簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例によるフラッシュメモリ
を示した断面図である。
【図2】 本発明の第1実施例によるフラッシュメモリ
の書込/消去によるメモリトランジスタの特性の変化を
示す概念図である。
【図3】 図1に示した第1実施例のフラッシュメモリ
の消去動作を説明するための概念図である。
【図4】 図1に示した第1実施例のフラッシュメモリ
の書込動作を説明するための概念図である。
【図5】 図1に示したフラッシュメモリの消去状態に
おける読出動作を説明するための概念図である。
【図6】 図1に示したフラッシュメモリの書込状態に
おける読出動作を説明するための概念図である。
【図7】 図1に示した第1実施例のフラッシュメモリ
の断面と直交する方向の断面における製造プロセスの第
1工程を説明するための断面図である。
【図8】 図1に示した第1実施例のフラッシュメモリ
の断面と直交する方向の断面における製造プロセスの第
2工程を説明するための断面図である。
【図9】 図1に示した第1実施例のフラッシュメモリ
の断面と直交する方向の断面における製造プロセスの第
3工程を説明するための断面図である。
【図10】 図1に示した第1実施例のフラッシュメモ
リの断面と直交する方向の断面における製造プロセスの
第4工程を説明するための断面図である。
【図11】 図1に示した第1実施例のフラッシュメモ
リの断面と直交する方向の断面における製造プロセスの
第5工程を説明するための断面図である。
【図12】 図1に示した第1実施例のフラッシュメモ
リの断面と直交する方向の断面における製造プロセスの
第6工程を説明するための断面図である。
【図13】 図1に示した第1実施例のフラッシュメモ
リの断面と直交する方向の断面における製造プロセスの
第7工程を説明するための断面図である。
【図14】 図1に示した第1実施例のメモリセルの断
面と同一方向の断面における製造プロセスの第1工程を
説明するための断面図である。
【図15】 図1に示した第1実施例のメモリセルの断
面と同一方向の断面における製造プロセスの第2工程を
説明するための断面図である。
【図16】 図1に示した第1実施例のメモリセルの断
面と同一方向の断面における製造プロセスの第3工程を
説明するための断面図である。
【図17】 図1に示した第1実施例のメモリセルの断
面と同一方向の断面における製造プロセスの第4工程を
説明するための断面図である。
【図18】 図1に示した第1実施例のメモリセルの断
面と同一方向の断面における製造プロセスの第5工程を
説明するための断面図である。
【図19】 図1に示した第1実施例のメモリセルの断
面と同一方向の断面における製造プロセスの第6工程を
説明するための断面図である。
【図20】 図1に示した第1実施例のメモリセルの断
面と同一方向の断面における製造プロセスの第7工程を
説明するための断面図である。
【図21】 本発明の第2実施例によるフラッシュメモ
リを示した断面図である。
【図22】 本発明の第3実施例によるフラッシュメモ
リを示した断面図である。
【図23】 本発明の第4実施例によるフラッシュメモ
リを示した断面図である。
【図24】 本発明の第5実施例によるフラッシュメモ
リを示した断面図である。
【図25】 従来のフラッシュメモリのメモリセルアレ
イ構成を示した等価回路図である。
【図26】 従来のフラッシュメモリのメモリセルアレ
イ構成を示した平面図である。
【図27】 図26に示した従来のメモリセルアレイ構
成の100−100線に沿った断面における製造プロセ
スの第1工程を説明するための断面図である。
【図28】 図26に示した従来のメモリセルアレイ構
成の100−100線に沿った断面における製造プロセ
スの第2工程を説明するための断面図である。
【図29】 図26に示した従来のメモリセルアレイ構
成の100−100線に沿った断面における製造プロセ
スの第3工程を説明するための断面図である。
【図30】 図26に示した従来のメモリセルアレイ構
成の100−100線に沿った断面における製造プロセ
スの第4工程を説明するための断面図である。
【図31】 図26に示した従来のメモリセルアレイ構
成の100−100線に沿った断面における製造プロセ
スの第5工程を説明するための断面図である。
【図32】 図26に示した従来のメモリセルアレイ構
成の100−100線に沿った断面における製造プロセ
スの第6工程を説明するための断面図である。
【図33】 図26に示した従来のメモリセルアレイ構
成の200−200線に沿った断面における製造プロセ
スの第1工程を説明するための断面図である。
【図34】 図26に示した従来のメモリセルアレイ構
成の200−200線に沿った断面における製造プロセ
スの第2工程を説明するための断面図である。
【図35】 図26に示した従来のメモリセルアレイ構
成の200−200線に沿った断面における製造プロセ
スの第3工程を説明するための断面図である。
【図36】 図26に示した従来のメモリセルアレイ構
成の200−200線に沿った断面における製造プロセ
スの第4工程を説明するための断面図である。
【図37】 図26に示した従来のメモリセルアレイ構
成の200−200線に沿った断面における製造プロセ
スの第5工程を説明するための断面図である。
【図38】 従来のフラッシュメモリの書込/消去にお
けるメモリトランジスタの特性の変化を示した概念図で
ある。
【図39】 従来のフラッシュメモリの書込動作を説明
するための概念図である。
【図40】 従来のフラッシュメモリの消去動作を説明
するための概念図である。
【図41】 従来のフラッシュメモリの書込動作を説明
するためのフローチャート図である。
【図42】 従来のフラッシュメモリの消去動作を説明
するためのフローチャート図である。
【符号の説明】
2 第1のゲート絶縁膜、3 第1の浮遊ゲート電極、
4 第1の層間絶縁膜、5 制御ゲート電極、10 第
2のゲート絶縁膜、11 第2の層間絶縁膜、13 第
1の不純物拡散層、14 第2の不純物拡散層、50
チャネル領域、101 半導体基板。なお、各図中、同
一符号は、同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/80

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する第1導電型の半導体基板
    と、 前記半導体基板の主表面上にチャネル領域を規定するよ
    うに所定の間隔を隔てて形成された第2導電型の第1お
    よび第2の不純物領域と、 前記チャネル領域上に第1のゲート絶縁膜を介して前記
    第1の不純物領域とその一端が重なるように形成された
    第1の浮遊ゲート電極と、 前記第1の浮遊ゲート電極の上部表面上に第1の層間絶
    縁膜を介して形成された制御ゲート電極と、 前記制御ゲート電極の上部表面上および側部表面上に第
    2の層間絶縁膜を介して形成されるとともに、前記チャ
    ネル領域上に第2のゲート絶縁膜を介して前記第2の不
    純物領域とその一端が重なるように形成された第2の浮
    遊ゲート電極とを備えた、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の浮遊ゲート電極は、さらに前
    記第1の不純物領域上に前記第2のゲート絶縁膜を介し
    て形成されている、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の浮遊ゲート電極の他端は、前
    記制御ゲート電極が形成される領域の上方に位置してい
    る、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 電気的に情報の書込および消去が可能な
    半導体装置であって、 主表面を有する第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の主表面上にチャネル領域を規定するよ
    うに所定の間隔を隔てて形成された第2導電型の第1お
    よび第2の不純物領域と、 前記チャネル領域上に第1のゲート絶縁膜を介して前記
    第1の不純物領域とその一端が重なるように形成された
    第1の浮遊ゲート電極と、 前記第1の浮遊ゲート電極の上部表面上および側部表面
    上に第1の層間絶縁膜を介して形成されるとともに、前
    記チャネル領域上に第2のゲート絶縁膜を介してその一
    端が前記第2の不純物領域と重なるように形成された第
    2の浮遊ゲート電極と、 前記第1の浮遊ゲート電極の上部表面上に第1の層間絶
    縁膜を介して形成されるとともに、前記第2の浮遊ゲー
    ト電極の側部表面上および上部表面上に第2の層間絶縁
    膜を介して形成された制御ゲート電極とを備えた、半導
    体装置。
  5. 【請求項5】 電気的に情報の書込および消去が可能な
    半導体装置であって、 主表面を有する第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の主表面上にチャネル領域を規定するよ
    うに所定の間隔を隔てて形成された第2導電型の第1お
    よび第2の不純物領域と、 前記チャネル領域上に第1のゲート絶縁膜を介して前記
    第1の不純物領域とその一端が重なるように形成された
    第1の浮遊ゲート電極と、 前記チャネル領域上に前記第1のゲート絶縁膜を介して
    前記第1の浮遊ゲート電極と所定の間隔を隔ててその一
    端が前記第2の不純物領域と重なるように形成された第
    2の浮遊ゲート電極と、 前記第1および第2の浮遊ゲート電極の上部表面上およ
    び側部表面上に第1の層間絶縁膜を介して形成されると
    ともに、前記チャネル領域上に第2のゲート絶縁膜を介
    して形成された制御ゲート電極とを備えた、半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 前記チャネル領域の前記第1の浮遊ゲー
    ト電極と前記第2の浮遊ゲート電極との間に位置する領
    域には、第3の不純物領域が形成されている、請求項5
    に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 第1導電型の半導体基板の主表面上に、
    第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記第1のゲート絶縁膜上に第1の浮遊ゲート電極を形
    成する工程と、 前記第1の浮遊ゲート電極上に第1の層間絶縁膜を介し
    て制御ゲート電極を形成する工程と、 前記第1の浮遊ゲート電極をマスクとして前記半導体基
    板に不純物を導入することによって、前記第1の浮遊ゲ
    ート電極の一端と重なる領域を有する第2導電型の第1
    の不純物領域を形成する工程と、 前記制御ゲート電極の上部表面上および側部表面上と、
    前記第1の浮遊ゲート電極の側部表面上とに第2の層間
    絶縁膜を形成する工程と、 前記半導体基板の主表面上に第2のゲート絶縁膜を形成
    する工程と、 その一部が前記制御ゲート電極上に存在するとともに少
    なくともその一端が前記第1の浮遊ゲート電極の他端側
    の半導体基板上にまで延びるように、前記第2の層間絶
    縁膜上および前記第2のゲート絶縁膜上に、第2の浮遊
    ゲート電極を形成する工程と、 前記第2の浮遊ゲート電極をマスクとして前記半導体基
    板に不純物を導入することによって、前記第2の浮遊ゲ
    ート電極の一端と重なる領域を有する第2導電型の第2
    の不純物領域を形成する工程とを備えた、半導体装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 第1導電型の半導体基板の主表面上に、
    第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記第1のゲート絶縁膜上に第1の浮遊ゲート電極を形
    成する工程と、 前記第1の浮遊ゲート電極の上部表面上および側部表面
    上に第1の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記半導体基板の主表面上に第2のゲート絶縁膜を形成
    する工程と、 その一部が前記第1の浮遊ゲート電極上に存在するとと
    もに少なくともその一端が前記第1の浮遊ゲート電極の
    一端側の半導体基板上にまで延びるように、前記第1の
    層間絶縁膜上および前記第2のゲート絶縁膜上に、第2
    の浮遊ゲート電極を形成する工程と、 少なくとも前記第2の浮遊ゲート電極の上部表面上に第
    2の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第1および第2の浮遊ゲート電極の上部表面上に前
    記第1および第2の層間絶縁膜を介して制御ゲート電極
    を形成する工程と、 前記制御ゲート電極をマスクとして前記半導体基板に不
    純物を導入することによって、前記第1の浮遊ゲート電
    極の他端と重なる領域を有する第2導電型の第1の不純
    物領域と、前記第2の浮遊ゲート電極の一端と重なる領
    域を有する第2導電型の第2の不純物領域とを形成する
    工程とを備えた、半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1導電型の半導体基板の主表面上に、
    ゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上に浮遊ゲート電極層を形成した後前
    記浮遊ゲート電極層をパターニングすることによって、
    前記ゲート絶縁膜上に所定の間隔を隔てて第1および第
    2の浮遊ゲート電極を形成する工程と、 前記第1および第2の浮遊ゲート電極の上部表面上およ
    び側部表面上に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第1および第2の浮遊ゲート電極の間に位置する前
    記半導体基板の表面上に第2のゲート絶縁膜を形成する
    工程と、 前記層間絶縁膜および前記第2のゲート絶縁膜の表面上
    に制御ゲート電極を形成する工程と、 前記第1の浮遊ゲート電極の一端をマスクとして前記半
    導体基板に不純物を導入することによって、前記第1の
    浮遊ゲート電極の一端と重なる領域を有する第2導電型
    の第1の不純物領域を形成する工程と、 前記第2の浮遊ゲート電極の一端をマスクとして前記半
    導体基板に不純物を導入することによって、前記第2の
    浮遊ゲート電極の一端と重なる領域を有する第2導電型
    の第2の不純物領域を形成する工程とを備えた、半導体
    装置の製造方法。
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