JPH0278276A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0278276A
JPH0278276A JP63228679A JP22867988A JPH0278276A JP H0278276 A JPH0278276 A JP H0278276A JP 63228679 A JP63228679 A JP 63228679A JP 22867988 A JP22867988 A JP 22867988A JP H0278276 A JPH0278276 A JP H0278276A
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JP
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gate electrode
floating gate
region
oxide film
semiconductor device
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JP63228679A
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English (en)
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Hitoshi Kume
久米 均
Tetsuo Adachi
哲生 足立
Yoshiaki Kamigaki
良昭 神垣
Toshihisa Tsukada
俊久 塚田
Kazuhiro Komori
小森 和宏
Toshiaki Nishimoto
敏明 西本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置に係り、特に電気的な情報書換え動
作の制御性、信頼性に、優れ、かつセル面積が小さい浮
遊ゲート型不揮発性メモリセル構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、フローティングゲートを有する半導体装置として
、例えばアイ・イー・イー・イー、ジャーナル オフ 
ソリッド・ステート サーキット。
ニス シー18 (1983年)第532頁から第53
8頁(IEEEp Journal of 5olid
−8tateCircuits、 5C−15(198
3) p p、532−538)において電気的に消去
動作が可能な不揮発性のメモリセルが開示されている。
前記メモリセルは、浮遊ゲート電極と制御ゲート電極を
有する肘5FETから構成され、浮遊ゲート下の薄い酸
化膜を通してd遊ケー1−に基板より電化をトンネル注
入あるいは浮遊ゲートから基板に電子をトンネル放出す
ることにより、書込、消去動作を行う。この時、薄い酸
化膜にはl OMV/cm以上の高電界を印加する必要
があるが、できるだけ低い外部電圧でこの状況を実現す
るには、浮遊ゲート電極と制御ゲート電極の重なり面積
を大きく取ることが必要となる。
以上より、前記メモリセルは、回し浮遊グー1−電極と
制御ゲート電極を有する紫外腺消去型EPROMセルに
比べてセル面積から5倍程度人きくなり、高集積大容量
化を進めるうえで不利であった。
これに対して、電気的畜換え機能を保持しながら、セル
面積をEPROMと同程度に小さくできるメモリセルが
、アイ・イー・イー・イー、ジャーナル オフ ソリッ
ド・ステー(〜 サーキット。
ニス シー22 (1987年)第676頁から683
 頁 (IEEE、  Journal  of  5
olid−5tateC4rcuits、 5C−22
(1987) P P、 676−683)において論
じられている。
このセルは、従来のスプリットゲート型EPROMメモ
リセルと基本的に同一の構造を有しているが。
浮遊ゲート電極下のゲート酸化膜を全面にわたって薄い
トンネル酸化膜にした点に特徴がある。
EFROMでは二冑外線照射によって浮遊ゲートに蓄え
られた電荷を放出することにより消去動作を行っていた
が、このセルでは浮遊ゲート電極と、その下部に入り込
んだドレイン領域の間のトンネル酸化膜に10 M V
 /ca+以上の高電界を印加することにより、電気的
消去を行う。具体的には、少なくとも制御ゲート電極と
半導体基板を接地した状態で、ドレイン領域にのみ正の
高電圧を印加する。この時、ドレイン領域と浮遊ゲート
電極間の容量結合が小さいため、浮遊ゲート電極と制御
ゲート電極の重なり面積を意識的に大きく取らなくても
、トンネル酸化膜に効率的に高電界を印加することかで
きる。すなわち、従来のEPROMと同程度のセル面積
で電気的に消去が可能である。
一方、書込動作は、ドレイン領域がチャネル領域に接す
る半導体基板内領域で高電界を発生させ、浮遊ゲート電
極へホットキャリア注入を行うことにより実現される。
これは、従来のEFROMの場合と全く同じである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術においては、書込動作、消去動作を同じド
レイン領域を用いて行うため、両者の特性を両立させる
ことが極めて困難であった。このことは、ドレイン領域
の接合耐圧、およびトンネル酸化膜の膜厚を最適化する
際のトレードオフとして、端的にあられれていた。
ドレイン領域接合耐圧は、書込速度の観点からは、ホッ
トキャリアが発生しやすいように低めに設定することが
望ましいが、一方、高速かつ高信頼な消去動作を実現す
るには、一定以上の水準に保つことが必要であった。
トンネル酸化膜のy厚は、書込動作時の半選択デイスタ
ーブを低減するためPi、めに設定することが必要とな
るが、このことは低電圧でかつ高速な消去動作の実現を
妨げていた。
本発明の目的は、書込・消去特性をそれぞれに最適化す
ることができ、かつセル面積が小さい、電気的書換え可
能な不揮発性メモリセル構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、1素子/ビツト型でありながら過
消去に対する動作余裕の大きい、電気的書換え可能な不
揮発性メモリセル構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、書込動作と消去動作をそれぞれメモリセル
の別個の領域を用いて行うことにより、達成される。
これを実現するためには、従来トレイン領域側にのみ設
けられていた浮遊ゲート電極を、ソース領域側にも別に
設け、上記2つの浮遊ゲート電極を素子分離領域上で接
続(一体化)するとともに、接合耐圧と浮遊ゲート電極
下のゲート酸化膜厚をトレイン領域側とソース領域側で
それぞれ個別に最適化すれば良い。
トレイン領域側で書込動作、ソース領域側で消去動作を
行うとすれば、接合耐圧としてはソース領域の方を高く
、また浮遊ゲート電極下のゲート酸化膜厚としてはトレ
イン領域の方を厚くすることになる。
より具体的には、接合耐圧は、ドレイン領域側で3〜9
V程度、ソース領域側で15V程度以上、またゲート酸
化膜は、ドレイン領域側で15〜1100n程度、ソー
ス領域側で5〜15nm程度に設定するのが望ましい。
上記他の目的は、上記2つの浮遊ゲート電極にはさまれ
た活性領域の表面上に、グー1−酸化膜を介して制御ゲ
ート電極を設けることにより、達成される。
〔作用〕
浮遊ゲート電極を、ドレイン領域側とソース領域側の2
ケ所に設け、上記2つの浮遊ゲート電極を素子分離領域
上で接続(一体化)することによす、トレイン領域側か
ら浮遊ゲート電極へ書き込んだ電荷を、ソース領域側へ
引き抜く (消去する)ことが可能になり、書込・消去
特性をそれぞれ独立に最適化することができる。
書込特性は、トレイン領域の接合耐圧を低下させること
によってホットキャリアの発生、注入効率が高められ、
書込電圧の低電圧化、書込速度の高速化が実現される。
また、ドレイン領域側のゲート酸化膜を厚めにすること
により、書込半選択時のドレインデイスターブ現象が著
しく低減され。
大規模メモリアレーとしての動作が可能となる。
一方、消去特性は、ソース領域の接合耐圧を高め、かつ
、ソース領域側のゲート酸化膜厚を直接トンネルが問題
にならない範囲で薄くすることにより5ソ一ス接合領域
でのアンバランスという寄生現象を起こさずに、ゲート
酸化膜(以下、この薄いゲート酸化膜をトンネル酸化膜
と呼ぶ)に所望の高電界(10〜13MV/cm)を印
加することが可能となる。この結果、電子のファウラー
ツートノ)イム(Fowler−Nordheim) 
 I−ンネル放出による消去動作を、低電圧で高速に、
かつ信頼性良く実現することができる。
また、前記2つの浮、遊ゲート電極にはさまれた活性領
域上に、ゲート酸化膜を介して制御ゲート電極を設ける
ことにより、前記浮遊ゲート電極下のチャネル領域と直
列に制御トランジスタが形成される。この制御トランジ
スタは、消去動作が過多に行なわれ、浮遊ゲート電極部
がデプレッション状態になっても、望ましくないリーク
電流を完全に抑制するため、1素子/ビツト型でありな
がら過消去に強いメモリセルの実現が可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の第1の実施例を、第1図〜第10図を用
いて説明する。
第1図は本実施例のメモリセルの断面図(2ビット分)
、第2図はその平面図(4ビット分)、第3図は上記メ
モリセルを用いてメモリセルアレーの等価回路図、第4
図〜第10図は上記メモリセル製造工程における第1図
と同一部分の断面図である9、 まず、第3図を用いて、メモリセルアレー回路の動作の
概略を説明する。
第3図はおいて、21はメデコーダ、28はYデコーダ
、29はセンスアンプである。Q、はメモリセルであり
、浮遊グー1〜電極と制御ゲート電極を有する絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタから成っている。制御ゲート
電極はワード線W[、に接続されている。また、ドレイ
ン領域はデータ線DLに、ソース領域は消去線E Lに
それぞれ接続されている。Q S 11 Q 52は、
情報の書込むよび読出動作時に、消去線EL、を回路の
接地電位、たとえばOvと接続し、情報の消去動作時に
は、消去電位Vε、たとえば12Vと接続するためのス
イッチ素子である。書込および読出動作時にはQ S 
2が導通状態とされ、Q s iは非導通状態とされる
消去動作時には、これとは反対にQ s Lが導通状態
とされ、Qszは非導通状態とされる。データ線DLは
、書込動作時に書込電位V p 1.たとえば6V、読
出動作時に読出電位、たとえば1vが印加され、消去動
作時には回路の接地電位、たとえば0■、あるいは2■
程度までの低い電圧が印加されるか、フローテインク状
態に置かれる。ワード線WLは、書込動作時に書込電位
V P 2.たとえば12Vが印加され、読出動作時に
電源電位Vcc、たとえば5vが印加される。消去動作
時には、回路の接地電位、たとえばo■、あるいはそれ
に近い一2〜2V程度の電圧が印加される。
次に、第1図、第2図を用いて、本実施例によるメモリ
セルの構造と特徴を明らかにする。
第1図、あるいは第2図に示すように、メモリセルであ
る絶縁ゲート型電界効果トランジスタはP型半導体基板
1の主面側に形成された厚い第1ゲート酸化膜4.薄い
第1ゲート酸化膜(以下、これをトンネル酸化膜と呼ぶ
)S、厚い第1ゲート酸化膜4と同程度の膜厚の第2ゲ
ート酸化膜7゜第1ゲート酸化膜4およびS上の浮遊ゲ
ート電極6、第2ゲート酸化膜7および浮遊ゲート電極
6上の制御ゲート電極92層間酸化膜8.ドレイン領域
を構成するn十型半導体領域11とそれを覆うように設
けられたp生型半導体領域13.ソース領域を構成する
n中型半導体領域12とn−型半導体領域14から構成
されている。
第1ゲート酸化膜4および5、第2ゲート酸化膜7は、
いずれも半導体基板1表面の熱酸化による酸化シリコン
膜からなり、厚い第1ゲート酸化膜4および第2ゲート
酸化膜7で30nm程度、トンネル酸化膜5で10nm
度の膜厚を有している。
層間酸化膜8は、浮遊ゲート電極6である多結晶シリコ
ン膜表面の熱酸化による酸化シリコン膜からなり、30
nm程度の膜厚を有している。制御ゲート電極9は2層
目の多結晶シリコン膜からなり、第2ゲート酸化膜7お
よび層間酸化膜8の表面に被着している。また、ワード
線WLと一体に形成されて、フィールド酸化膜2の上に
延在している。
なお、ワード線WLの配線抵抗を低減するために、制御
ゲート電極9を、高融点金属膜、その金属シリサイド膜
、あるいは多結晶シリコンと金属シリサイド9重ね膜を
用いて形成することもてきる。
ドレイン領域は、n十型半導体M域11からなり、接続
孔17を通してアルミニウムデータ線18に接続されて
いる。n十型半導体領域11は。
接続孔17の直下部分を除いて0.2μm程度の接合深
さを有している。
上記ドレイン領域11を覆うようにp生型半導体領域1
3が形成されており、擦込動作時のチャネルホットエレ
クトロン注入効率の向上、および消去動作時のパンチス
ル防止を実現している。
P十型半導体領d13の濃度は、n十型半導体領域11
との接合面において3 X 10 ”cm−”8度であ
り、0゜4〜0.5μmN。度の深さまで拡がっている
ソース領域は、n中型半導体領域12およびn−型半導
体領域14からなっている。ソース領域を構成している
n+/n−半導体領域12.14は、v8接する二つの
接続孔17を通して一本のアルミニウムデータ線18に
接続されている二つのメモtL−セルの間を、ワード線
WLが延在している方向に延在して、消去線E Lを形
成している。
n十型半導体領域12の接合深さは、1−レイン領域の
場合と同様0.2μm程度である。n−型半導体領域1
4は、n十型半導体領域12とp型半導体基板1の間に
介在するように設けられており、ソース接合の破壊耐圧
を高める働らきをしている。
n−型半導体領域14の濃度は、n÷型゛h導体領域1
2との界面において] X 101[1cm−”程度、
その接合深さは0.5μm程度であり、この時の接合破
壊耐圧は20Vを超える(p型半導体基板1の比抵抗が
1Ω・cmの場合)。
16は、たとえば燐硅酸ガラス(p S G)膜からな
る絶縁膜であり、p型半導体基板1の主面上を覆ってい
る。トレイン領域を構成するn十型半゛ 導体領域11
の上の部分の酸化膜15およびPSG膜1膜製6釈的に
除去して、接続孔17を形成している。接続孔17を通
して、アルミニウム膜からなるデータ線18が、トレイ
ン領域を形成するn生型半導体領域11に接続されてい
る。接続孔25の下では、n生型半導体領域11の接合
深さがその他の部分より深くなっており、アルミニウム
とのオーム性接触の信頼Jαを高めている。
なお、第1図には示していないが、アルミニウムデータ
線18を、たとえばCV [:lによるP S G膜と
その上の窒化シリコン膜から成る保護膜が覆っている。
メモリセルのJF込・読出、消去動作は、メモリセルア
レー回路の動作(第3図参照)にて述へた電圧を各領域
に印加することにより行なオ)れるが、上記各動作のメ
カニズ11は以下のとおりである。
ギF込は、トレイン領域を形成するr1+型半導体領域
11のチャネル側端部で発生したホットエレクトロンを
1.f遊ゲート電極8へ注入することにより実現される
。注入された電子は、浮遊ゲートX1!棒6を負に帯電
させろため、制御ゲートペ1z極9から見た閾値電圧は
その電荷量に応して正方向へシフトし、高レベルの閾1
直電圧が実現されろ。
消去は、浮遊ゲートな極6に保持された′電子(負電荷
)を、トンネル酸化H奨5を通して、ソース領域の一部
であるn十型半導体領域121\引き抜くことにより行
なわれる。引き抜きには。
Fowler −Nordheim トンネル放出が用
いられる。活性領域を2ケ所で横切る浮遊ゲート電極6
が、フィールド酸化膜2の上で互いに接続されているた
め、ドレイン領域側から注入した(書込んだ)電子を、
ソース領域側へ引き抜く (消去する)ことができる。
電子の放出にともない、浮遊ケート電極6の電位が上昇
し、制御ゲート電極9から見た閾値電圧は低Fする。消
去が更に進むと、最終的には、第2ゲート酸化膜7と制
御ゲート電149からなるトランジスタ部の閾値電圧が
見えてくるため、この値を適切に調整しておけば、メモ
リセルは決してデプレッション状態にはならない。
読出しは、閾値電圧の高低がメモリセルチャネル電流の
大小に反映されることを利用して行なわれる。
次に、本実施例の効果し二ついて述べる。
第1に、本実施例によれば、書込動作と消去動作をそれ
ぞれ別個の領域(場所)で行うことができるので、各々
の特性を独立にQ適化することが可能になる。すなわち
、 (1)書込に関しては、トレイン領域側の第1ゲート酸
化膜4を30nm程度までノリくすることにより、ドレ
イン半選択デイスターブに対する耐性を高め、動作電圧
裕度を改善することができる。また、ドレイン領域を構
成するn生型半導体領域11がp十型半導体領域13で
覆われているため、書込効率が高められ、上述の動作電
圧裕度が更に改善される。
(2)消去に関しては、トンネル酸化膜(ソース領域側
の第1ゲート酸化膜)5の膜厚をLOnm程度まで薄膜
化するとともに、ソース領域をn+/n−二重拡散型の
高耐圧構造とすることにより、ソース接合耐圧よりも充
分に低い動作電圧で、10 M V /am以上の高電
界をトンネル酸化膜5に印加することが可能になる。こ
の結果。
高速で、かつ信頼性の品い消去v1作を実現することが
できる。
(3)上述した構造の最適化は、トレイン領域側とソー
ス領域側で各々独立に行うことができるので、高性能、
高信頼な書込・消去特性をトレードオフなく同時に実現
することができる。
本実施例の他の効果は以下のとおりである。
(1)1素子/ビツト型のためセル面積が小さく、高集
積、大容敏化に適している。
(2)第2ゲート酸化膜7と制御ゲート電極9が実効的
に選択トランジスタとして働らくため、消失後閾値電圧
がデプレッション状態になることは無い。この結果、1
素子/ビツト型でありながら過消去に強い消去特性を実
現することができる。
(3)浮遊ゲート電極6と制御ゲート電極9のマスク合
わせがずれても、制御ゲート電極9の端部が浮遊ゲート
電極6の上からはずれない範囲であれば、上記両電極間
の静電容量値は変化しない。この結果、合わせずに強い
メモリセル構造が実現される。
次に、第4図から第10図を用いて、本実施例のメモリ
セルの製造方法について説明する。
第4図に示すように、p型半へ体基板1の主表面上に熱
酸化による酸化シリコン膜31を成長させた後、たとえ
ばCVDによる窒化シリコン膜32を熱酸化マスクとし
て、半導体基板1の所定の表面を酸化し、フィールド酸
化膜2を形成する。
p十型チャネルストッパ3は、フィールド酸化膜2を形
成する以前に、イオン打込みによってn型不純物、たと
えはボロン(B)を導入しておくことにより形成する。
フィールド酸化膜2を形成した後に、窒化シリコン膜3
2および酸化シリコン膜31を除去する。
次に、第5図に示すように、半導体基板1表面の、フィ
ールド酸化膜2から露出している領域を熱酸化して、厚
い第1ゲート酸化膜4と薄い第1ゲート酸化膜(トンネ
ル酸化膜)5をそれぞれ形成する。厚い酸化膜と薄い酸
化膜のつくり分けは、第1回目の熱酸化を行った後、1
−ンネル酸化膜5を形成するべき領域の酸化膜を選択的
に除去し、その後、第2回目の熱酸化を再度行うことに
より実現される。第2回目の酸化条件は、1〜ンネル酸
化膜5の膜厚が10 n mとなるように設定する6一
方、第1回目の酸化条件は、第2回目の酸化と合わせて
、厚い第1ゲート酸化膜4の膜厚が30nmとなるよう
に設定する。
上記第1ゲート酸化膜4,5の上に、後の工程で浮遊ゲ
ート電極として加工される多結晶シリコン膜6′を、た
とえばCVDによって形成する。
膜厚は、200nm程度にする。多結晶シリコン膜6′
には、熱拡散、イオン打込み等によって、n型不純物、
たとえばリン(P)を導入し、膜の比抵抗を低下させる
次に、第6図に示すように、多結晶シリコン膜6′をリ
ソグラフの手法を用いて加工し、浮遊ゲート電極6を形
成する。活性領域を2ケ所で横切る。1ビット分の浮遊
ゲート電極6は、第2図で示したようにフィール酸化膜
2の上で一体化している。続いて、上記浮遊ゲート電極
6をマスクとして、イオン打込みによって、半導体基板
1の表面にn型不純物、たとえばボロン(B)を5×1
011〜lXl0”個/Crn2程度導入し、上記浮遊
ゲート電極6にはさまれた活性領域のしきい電圧をエン
ハンスメント型にコントロールする。
次に、第7図に示すように、上記/1.遊ゲート電極6
で覆われていない部分の第1ゲート酸化膜4゜5を除去
した後、熱酸化によって、第2ゲー1〜酸化膜7.およ
び層間酸化膜8を形成する。膜厚はいずれも30nmと
する。これにひき続いて、制御ゲート電極およびワード
線を形成するために、厚さ350nmの多結晶シリコン
膜9′を、たとえばCVDによって形成する。多結晶シ
リコン膜には、熱拡散、イオン打込みなどによってn型
不純物、たとえばリン(P)を導入し、低抵抗化を行う
次に、第8図に示すように、多結晶シリコン膜9′をリ
ソグラフィの手法を用いて加工し、制御ゲート電極9と
ワード線WLを形成する。この表面を軽く酸化した後、
レジスト膜からなるn−型半導体領域形成用マスク33
を形成する。続いて、これをマスクとしたイオン打込み
によって、半導体基板1の表面部分にn型不純物、たと
えばリン(P)を2 X I O14〜6 x 101
4個/Cm2−程度導入し、r)−型半導体領域14を
形成する。F−、I紀しジスト膜33を除去した後、上
記「1−型半導体領域14を、高温熱処理により引きの
ばしても良い。
次に、第9図に示すように、レジスト膜からなるp生型
半導体領域形成用マスク34を形成する。
続いて、これをマスクとしたイオン打込みによって、半
導体基板1の表面部分にpJ14+不紳物、たとえばボ
ロン(B)を5 X 10”’−1、Fi  X 1−
 Q14個/cm2程度導入し、p十型半導体領域1;
3を形成する。上記レジストIFJを除去した後、上記
ρ+型半導体領域を、高温熱処理により引き延ばしても
良い。
次に、第10図に示すように、’t’A’Mゲート電(
416、制御ゲート電極9をマスクとして、イオン打込
みによって、゛性導体見板1の表面にn型不タハ物。
たとえば砒素(A s )を5 X I O”’ −L
 X 、101[3個/cm2程度導入し、r1+型半
導体領域11および12を形成する。続いて、高温熱処
理によって上記n十型半導体領域IJおよび」2の結晶
性回復と引きのばし拡散を行い、特にn生型半導体領域
12とt9.Mゲート電極6の安定な重なりを実現させ
る。その後、半導体基板1.浮遊ゲート電極6および制
御ゲート電極9の表面を覆っている酸化膜を一旦除去し
、ひき続いて、上記表面を30〜50nm程度の厚さま
で再酸化する(酸化膜15の形成)。これにより、浮遊
ゲート電極6端部でのゲート酸化膜リークが、著しく低
減される。
次に、第1図に示すように、たとえばCVDによって、
P S G IPJからなる絶縁膜16を形成する。
この後、接続孔17.アルミニウム膜からなるデータ線
上81図示していない保護膜を形成して、メモリセルの
製造工程を終える。
(実施例2) 以下、本発明の第2の実施例を、第11図を用いて説明
する。
第1−1図は本実施例のメモリセルの断面図(2ビット
分)である。
本実施例は、第1の実施例で示したメモリセルにおいて
、浮遊ゲート電極6のソース、トレイン領域側端部を制
御ゲート電極8の端部に合わせて加工したものである。
本実施例により、1ピッ1〜分の占有面積を、第1の実
施例の場合と比へて約10%縮小することができる。
なお、上記第1および第2の実施例ではp型半導体基板
を用いてnチャネルメモリセルの場合について説明した
が、逆の導電性を用いても良いことは勿論である。、ま
た、本発明は、上記第1および第2の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々の変形があり得る
ことは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明は、′4遊ゲート電極に電荷をたくわえることに
よって情報を記憶する、電気的書換可能な不揮発性メモ
リセルに関するものであるが、以上説明したように構成
されているので、以下に記載されるような効果を奏する
まず、書込動作と消去動作が上記メモリセル内の互いに
異なる領域で行なわれるような構成になっているため、
それぞれの動作特性を、トレードオフの関係なく互いに
独立に最適化することができる。
また、1素子/ビツト型のメモリセルでありながら、実
質的に選択トランジスタとして働らく構成要素がセル内
にたくみに集積化されているため、過消去動作に対する
裕度が大きい微細メモリセルの実現が可能となる。
以上により、紫外線消去型EPROMと同程度の高集積
化が可能で、かつ高性能・高信頼で使い易い電気的書換
え型のメモリセル技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のメモリセルの断面図、第2
図は第1図のメモリセルの平面図、第3図は第1図のメ
モリセルを用いてメモリセルアレーの等価回路図、第4
図乃至第10図は第1図のメモリセルの製造工程におけ
る断面図、第11図は本発明の他のメモリセルの断面図
である。 1・・・p型半導体基板、2・・・フィールド酸化膜、
3・・・p中型チャネルストッパ領域、4・・・厚い第
1ゲ−ト酸化膜、5・・・薄い第1ゲート酸化膜(トン
ネル酸化膜)、6・・・4遊ゲート電極、7・・・第2
ゲート酸化膜、8・・層間酸化膜、9・・制御ゲート電
極(ワード線)、11・・・n中型半導体領域(トレイ
ン領域の一部)、12・・・n中型半導体領域(ソース
領域の一部)、13・・・p十型半導体領域、14・・
・n−型半導体領域(ソース領域の一部)、15・・・
ライト酸化膜、16・・・PSG膜、17・・・接続孔
、18・・・アルミニウム配線(データ線)、21・・
Xデコーダ、22・・Yデコーダ、23・・・センスア
ンプ、31・・・表面酸化膜、32・・・シリコン窒化
膜、33・・・ホトレジスト膜(イオン打込み用マスク
)、34・・・ホトレジスト膜(イオン打込み用マスク
)。 第2 図 /ど(νb)/1tDLノ ネ 3 口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、素子分離領域上で一体となった浮遊ゲート電極が活
    性領域を2箇所で横切り、該浮遊ゲート電極の下のゲー
    ト絶縁膜の膜厚が前記2箇所で互いに異なることを特徴
    とする半導体装置。 2、前記浮遊ゲート電極に電荷を保持することによって
    情報を記憶する不揮発性メモリ素子であって、前記ゲー
    ト酸化膜のうち膜厚の厚い部分を通して、半導体基板か
    ら前記浮遊ゲート電極へ電荷を注入し、前記ゲート酸化
    膜のうち膜厚の薄い部分を通して、前記浮遊ゲート電極
    から半導体基板へ電荷を放出することを特徴とする請求
    項第1項記載の半導体装置。 3、前記浮遊ゲート電極の電位、および前記浮遊ゲート
    電極ではさまれた活性領域の表面であって、かつ少なく
    とも該活性領域を横切るような表面領域の電位を、容量
    結合によって制御する制御ゲート電極を設けたことを特
    徴とする請求項第1または第2項記載の半導体装置。 4、前記浮遊ゲート電極および前記制御ゲート電極によ
    って互いに分離された活性領域に、前記半導体基板とは
    反対導電型の不純物領域からなるソース、ドレイン領域
    を設けたことを特徴とする請求項第3項記載の半導体装
    置。 5、前記ドレイン領域およびソース領域の接合耐圧が互
    いに異なり、前記ゲート酸化膜の膜厚が厚い前記浮遊ゲ
    ート電極側の接合耐圧が、他方の接合耐圧よりも低いこ
    とを特徴とする請求項第4項記載の半導体装置。 6、前記浮遊ゲート電極、前記制御ゲート電極、前記ソ
    ース、ドレイン領域からなる不揮発性メモリ素子であつ
    て、2箇所で活性領域を横切り、素子分離領域上で一体
    となつた前記浮遊ゲート電極のうち、厚いゲート絶縁膜
    上の部分に基板表面領域で発生した高エネルギーの電荷
    (ホットキャリア)を注入することによつて情報の書込
    みを行い、注入された電荷を前記浮遊ゲート電極にたく
    わえることによつて情報の記憶を行い、前記浮遊ゲート
    電極にたくわえられた電荷を薄いゲート絶縁膜上の部分
    から基板表面領域へトンネル遷移でひき抜くことによつ
    て情報の消去を行うことを特徴とする請求項第4項また
    は第5項記載の半導体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6111287A (en) * 1994-08-30 2000-08-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device allowing electrical writing and erasing of information and method of manufacturing the same
KR100309139B1 (ko) * 1994-12-16 2002-02-19 박종섭 비휘발성 메모리 소자 제조방법
JP2015531549A (ja) * 2012-09-28 2015-11-02 シリコン ストーリッジ テクノロージー インコーポレイテッドSilicon Storage Technology, Inc. 単一のポリ層を有する浮遊ゲートメモリセルの半導体メモリアレイを形成する自己整列方法

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