JP2872873B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

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  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に関す
る。さらに詳しくは、ドレイン領域の高耐圧化を図り、
書込みおよび消去をともにFN電流で行うことができる
半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気的にデータの書換えが可能で無電源
状態でもデータ保持ができるEEPROMが幅広く使用
されている。このEEPROMにはフローティングゲー
トにホットエレクトロンを注入するフラッシュメモリ型
と、絶縁膜にFNトンネリングやダイレクトトンネリン
グなどにより、電子を注入する金属−酸化膜−チッ化膜
−酸化膜−半導体構造のMONOS(metal oxide nitr
ide oxide semiconductor)型や金属−チッ化膜−酸化膜
−半導体構造のMNOS(metal nitride oxide semicon
ductor) 型とがある。
【0003】フローティングゲートを有する半導体記憶
装置のメモリセルは、たとえば図6に示されるように、
シリコンからなるp型の半導体基板21にチャネル領域22
を挟んでその両側にリンなどの不純物が導入されたn-
型の低濃度領域23aとヒ素などが導入されたn+ 型の高
濃度領域23bからなるソース領域23およびヒ素などのn
+ 型の不純物が導入されたドレイン領域24が形成され、
前記チャネル領域22の上面には、酸化法などにより酸化
ケイ素などからなるトンネル絶縁膜25が設けられたの
ち、CVD法などによりフローティングゲート26、層間
絶縁膜27およびコントロールゲート28が順次設けられ、
前記ソース領域23およびドレイン領域24はそれぞれソー
ス線29およびビット線30に連結されてメモリセルを構成
している。ソース領域23を二重拡散構造にする理由は、
消去の際高電圧をソースに印加するため、耐圧を向上さ
せる目的で低濃度領域23aを設けている。
【0004】この半導体記憶装置の書込みおよび消去を
行うばあい、以下の手順で行われる。
【0005】書込みを行うばあい、まず、ソース電極29
を接地した状態で、コントロールゲート28に12Vとビッ
ト線30に6〜7V程度の比較的高い電圧を印加する。こ
れにより、ソース領域23とドレイン領域24のあいだに電
流が流れ、ドレイン領域24近傍の高電界の部分に高エネ
ルギーのホットエレクトロンが発生する。このホットエ
レクトロンはトンネル絶縁膜25のエネルギー凖位を上回
るため、トンネル絶縁膜25を通過し、フローティングゲ
ート26に注入される。このようにして、所望のセルのフ
ローティングゲート26にのみホットエレクトロンの注入
を行い、書込みを行う。
【0006】一方、消去を行うばあいには、コントロー
ルゲート28を接地し、かつビット線30側をフロートにし
た状態でソース電極29に12V程度の高電圧を印加するこ
とにより、ホットエレクトロンをフローティングゲート
26から引き抜くことにより行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、叙上の半導体
記憶装置では、書込みを行うばあいにホットエレクトロ
ンを用いている。そのため、高エネルギーを有するホッ
トエレクトロンはソースとドレインのあいだに流れる電
流の1%にもみたなく、大部分の電流は無駄となり、注
入効率が非常にわるく、消費電流が多くなる。しかも、
高エネルギーを有するホットエレクトロンがトンネル絶
縁膜を通過するため、トンネル絶縁膜にストレスが発生
し、書込み回数に制限が生じる。
【0008】本発明者は、この問題を解決するため、フ
ローティングゲートを有するメモリセルの駆動方式とし
てFN電流によりフローティングゲートに電子を注入す
ることにより消去状態とし、電子を引き抜くことにより
書込み状態とする方式を考え出した。この方法によれ
ば、注入効率を大幅に向上させることができるが、FN
電流を発生させて書込み操作を行うときにドレイン側に
高電圧(約12V程度)が印加されるためドレイン領域24
の耐圧がもたないという問題が生じる。したがって従来
のフローティングゲートを有するメモリセルにFN電流
による書込みをするためには、ドレイン領域の高耐圧化
が不可欠となる。
【0009】一方、MOSICの高密度化につれてゲー
ト長が1μm以下にまで短縮されてくると、ドレイン近
傍の電界強度が大きくなり、電子のゲート絶縁膜へのト
ラップなど、トランジスタの特性、信頼性上好ましくな
いため、ドレイン領域を二重拡散構造とするLDD形M
OSトランジスタが実用化されている。しかし、この構
造はとくに短かいゲート長のMOSトランジスタでホッ
トキャリアの発生を防止することを目的として採用され
るもので、ドレイン領域の低濃度領域の端部がゲート電
極の端部下側に位置するもので、高濃度領域の端部はゲ
ート電極よりはるかに外側に存在するものである。
【0010】本発明ではかかる問題を解決するためにな
されたものであり、フローティングゲートを有する半導
体記憶装置のドレインの高耐圧化を達成し、書込み、消
去の両方共をFN電流を用いる半導体記憶装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、(a)半導体基板に設けられた(イ)ドレイン領
域、(ロ)ソース領域および(ハ)該ドレイン領域とソ
ース領域で挟まれたチャネル領域と、(b)該チャネル
領域上で前記半導体基板表面に順次設けられた(ニ)ト
ンネル絶縁膜、(ホ)フローティングゲート、(ヘ)層
間絶縁膜および(ト)コントロールゲートとからなるメ
モリセルがマトリックス状に配列され、前記半導体基板
の電子をトンネリングにより前記フローティングゲート
に注入することにより消去の状態とし、前記フローティ
ングゲートの電子をトンネリングにより前記ドレイン領
域に引き抜くことにより書込みの状態とする半導体記憶
装置であって、前記各メモリセルのドレイン領域が前記
書込み時の耐圧が向上するように高濃度領域とその外周
に設けられた低濃度領域の二重拡散層からなり、かつ、
前記書込み時のトンネリングによる電子の引抜きが容易
になるように前記ドレイン領域の高濃度領域の端部が前
記各メモリセルのフローティングゲートの下方に位置す
るように形成されてなることを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明の半導体記憶装置によれば、各メモリセ
ルのドレイン領域の周囲にドレイン領域より低濃度の拡
散層が設けられているため、書込み時にコントロールゲ
ートを接地した状態でドレイン電極に高電圧を印加して
も、基板とのあいだに充分な高耐圧化がえられる。しか
もゲート領域の高濃度領域がフローティングゲートの端
部下にかかっているため、書込み時にフローティングゲ
ートからの電子の引抜きも効率的に行える。
【0013】これにより、FN電流によりフローティン
グゲートに電子を注入することにより記憶の消去状態と
し、コントロールゲートに対しドレインを高電位にする
ことにより、フローティングゲートから電子を引き抜き
書込み状態とすることができるため、書込み、消去共に
両電極間に印加された電圧に基づき電子が移動するFN
電流により行われ、電流に相当する電子の注入、引抜き
が行われ、無駄な消費電流が激減する。また、高エネル
ギーを有する電子を注入するというホットエレクトロン
の利用ではないため、半導体基板とフローティングゲー
ト間のトンネル絶縁膜の劣化が少なく、書換え回数を大
幅に増加できる。
【0014】
【実施例】つぎに図面を参照しながら、本発明の半導体
記憶装置の説明を行う。
【0015】図1は、本発明の半導体記憶装置の一実施
例を示す各記憶素子の平面配置を示す平面図、図2は図
1のII−II線断面図、図3は図2の要部拡大断面図、図
4は本発明の半導体記憶装置の消去、書込みの方法を説
明する図で、(a)が消去法の説明図、(b)が書込み
法の説明図、図5はフローティングゲートを有するメモ
リトランジスタをマトリックス状に配列したスタック型
半導体記憶装置の等価回路図である。
【0016】図1〜3において、半導体基板1にフィー
ルド絶縁膜2がマトリックス状に形成され、図1におい
て縦方向に並ぶメモリセルを分離している。メモリセル
は図2に示されるように、ソース領域3とドレイン領域
4とのあいだのチャネル領域11上の表面にトンネル絶縁
膜5を介して第1のポリシリコン層からなるフローティ
ングゲート6、層間絶縁膜7および第2のポリシリコン
層からなるコントロールゲート8が積層され、その表面
を覆う層間膜9に設けたコンタクト孔にビットコンタク
ト10が設けられ、横方向に並ぶセルの各ドレイン領域4
を電気的に接続するビット線Bが設けられている。各メ
モリセルのドレイン領域4は高濃度領域4aと低濃度領
域4bとからなる二重拡散層で形成され、高濃度領域4
aの端部もフローティングゲート6の下方に延びてい
る。これはフローティングゲート6からドレイン領域4
に電子を引き抜くためである。
【0017】このような構造にすることにより、ドレイ
ン領域4の濃度勾配がなだらかになり、逆バイアス印加
時に電界が緩和され、高耐圧化が達成される。
【0018】この半導体記憶装置を製造するには、まず
図1の平面図に示すようにフィールド絶縁膜2を酸化法
などにより半導体基板1の表面に設けたのち、図2〜3
の断面図に示すように、活性領域上にたとえば酸化ケイ
素膜からなるトンネル絶縁膜5を80〜120 Åの厚さで設
ける。
【0019】つぎに、フローティングゲート6とするた
とえば第1のポリシリコンをたとえばCVD法により10
00〜2000Åの厚さ堆積し、層間絶縁膜7とする酸化ケイ
素、チッ化ケイ素、酸化ケイ素からなるONOの3層構
造の絶縁膜を全体で200 〜300 Åになるように同じくC
VD法などで堆積する。さらにコントロールゲート8と
する第2のポリシリコン層を同様に3000〜4000Åの厚さ
設けたのちパターニングし、各メモリセルのフローティ
ングゲート6、層間絶縁膜7およびコントロールゲート
8を設ける。そののちドレイン領域の低濃度領域4bを
形成するため、レジスト膜などでマスキングしてたとえ
ばリンイオンをドーズ量1E14〜5E14/cm2 、50〜150
keVのエネルギーで打込み、不純物濃度が1E18〜1E19
/cm3の低濃度領域とする。つぎに、コントロールゲ
ート8などをマスクとしてヒ素イオンなどを5E14〜5E15
/cm2 のドーズ量で50〜100 keVの注入エネルギー
によりイオン打込みすることにより、ソース領域3およ
びドレイン領域の高濃度領域4aがそれぞれ不純物濃度
1E20〜5E20/cm3 で形成される。さらに酸化ケイ素な
どからなる絶縁膜を全体に被膜し横方向に並ぶ各セルの
ドレイン領域を結ぶビット線11や縦方向に並ぶ各メモリ
セルのコントロールゲートを連結するワード線(図示せ
ず)をAl−SiまたはAl−Si−Cuなどにより10
000 Å程度の厚さで設ける。
【0020】前述のフローティングゲート6とコントロ
ールゲート8とのあいだの層間絶縁膜をONOの3層構
造にしたのは、絶縁性を高めるためであるが、いずれか
1層または2層で構成してもよい。また、ドレイン領域
をリンによる低濃度領域とヒ素による高濃度領域の例で
説明したが、リン不純物は周囲に拡散し易くヒ素不純物
は拡散しにくく高濃度を維持するため好ましいが、必ず
しも限定されない。さらに、p型半導体基板にn型のソ
ース、ドレイン領域の例で説明したが、それぞれ逆の導
電型でもよい。
【0021】つぎに、本発明の半導体記憶装置の駆動法
を説明する。
【0022】従来のフローティングゲートを有するフラ
ッシュメモリはフローティングゲートにホットエレクト
ロンを注入することにより書込みを行い、電子を引き抜
くことにより消去をしていたが、本発明では、電子をフ
ローティングゲートに注入することにより消去状態と
し、各セルごとに電子を引き抜くことにより書込み状態
とすることによって、電子の移動を両電極間に印加され
た電圧に基づくFN電流で行うことに特徴がある。
【0023】まず、記憶状態を消去する方法は、図4
(a)のようにコントロールゲートが半導体基板1に対
して高電位になるように電圧を印加し、基板から電子を
フローティングゲートに注入することによって行う。た
とえば、コントロールゲート8に18V、ソース領域3お
よび半導体基板1を接地(0V)にすることにより半導
体基板1からコントロールゲート8にFN電流が流れ、
フローティングゲート6にトンネル絶縁膜5を通り抜け
て電子が注入される。ドレイン領域4はフロート状態と
しておく。この消去はワードラインごとに一括して行わ
れる。そのため、他のワードライン(他の列のメモリト
ランジスタのコントロールゲート)は0Vとする。
【0024】つぎに、書込みは図4(b)のように選択
セルP1 のコントロールゲート1を接地し、ドレイン領
域4が12V程度の高電位になるように電圧VPPを印加し
フローティングゲート6から電子を引き抜くことによっ
て行う。このとき、非選択セルのコントロールゲート8
には6V程度の禁止電位Vi を印加し、書込みを防止す
る。
【0025】書込み時の電位の印加状態はこの例に限ら
ず、たとえばコントロールゲート8を接地するのではな
く、負の電位−7V程度を印加することにより、ドレイ
ン領域4に5V程度の低い電位を印加することもでき
る。その結果、ドレイン領域4と基板1間の電位差は小
さくなりリーク電流も減少し、耐圧的にも向上する。
【0026】このメモリトランジスタのセルが図5のよ
うにマトリックス状に配列され、各列のセルのコントロ
ールゲートを連結してワード線W1 、W2 ……が形成さ
れ、各行のセルのドレインを接続してビット線B1 、B
2 ……が形成され、各メモリトランジスタのソースが連
結されてソース線とされることにより、スタック型半導
体記憶装置が形成される。
【0027】この半導体記憶装置のマトリックス状に形
成された各セルのうち選択セルP1の消去、書込み、読
出しの方法について説明する。
【0028】まず、消去に関しては、選択セルP1 の存
在するワード線W3 に高電位(約18V)を印加し、他の
列のワード線W1 、W2 、W4 、ソース線および基板に
0Vまたはそれに近い低電位を印加し、各ビット線をフ
ロート状態Fにすることにより、FNトンネリングによ
る電子の注入が行われ、ワード線単位で消去される。こ
の電位の印加法としては、ワード線W3 に11Vを印加
し、基板に−7Vを印加し、他のワード線W1 、W2
4 ……を0Vにすると共にビット線B1 、B2……お
よびソース線をフロート状態Fにすることによっても同
様にワード線単位で消去される。
【0029】つぎに、セルP1 のメモリトランジスタに
書き込むばあいは、ワード線W3 を接地し、他の列のワ
ード線W1 、W2 、W4 ……には禁止電位Vi(約6
V)を印加する。また、セルP1 のビット線B1 には高
電位(約12V)を印加し、セルP1 の行以外のビット線
2 ……はフロート状態Fとする。また、各セルのソー
スと基板は0Vにする。そうすると、セルP1 のトラン
ジスタはドレインがコントロールゲートに対して高電位
になり、フローティングゲートからドレイン側に電子が
引き抜かれて書込みがなされる。一方、他のセルは、異
なる列のセルは全てワード線に禁止電位約6Vが印加さ
れており、ドレインとの電圧が低く、書込みは行われ
ず、セルP1 と同じ列にあり、セルP1 以外の下の行の
各セルは、ビット線B2 ……がフロート状態Fになって
おり、電流が流れないため書込みはなされない。したが
って、セルP1 以外のセルには書込みが行われず、セル
1 のみに書込みが行われる。また、コントロールゲー
トに負の電位を印加するときは、ワード線W3 に−7
V、ビット線B1 に5Vを印加し、他のワード線W1
2 、W4 ……および基板を0V、ビット線B2 ……お
よびソース線をフロートとすることにより同様に書込み
をできる。
【0030】さらに、読出しに関しては、たとえばセル
1 の読出しを行うばあい、書込みの際の高電圧より低
い電位(約5V)をワード線W3 に印加し、ビット線B
1 に1V程度を印加し、他の列のワード線W1 、W2
4 ……および他の行のビット線B2 ……ならびにソー
ス線と基板を0Vにすることにより読出しができる。す
なわち、セルP1 のみが、ドレインの電位がソースの電
位より1V程度高くてこのトランジスタに電流が流れう
る状態にあり、コントロールゲートに印加された電圧と
フローティングゲートに注入された電子の状態によるし
きい値電圧に応じてONになったり、OFFになること
により、「1」または「0」の状態を読み出すことがで
きる。
【0031】これらの関係を表にまとめると表1のよう
になる。
【0032】
【表1】
【0033】また、負電圧を用いたばあいの電圧の関係
は表2のようになる。
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、ドレイン領域の高耐圧
化を達成することができるため、フローティングゲート
を有するメモリトランジスタの消去をフローティングゲ
ートに電子を注入することにより行い、書込みをフロー
ティングゲートから電子を引抜くことにより行え、書込
み、消去のいずれもFN電流で行うことができる。その
結果、電子の注入効率がほぼ 100%となり、無駄な電流
がないため、低消費電力化を達成でき、電池駆動のパソ
コンなどにおいても電池の交換または充電を大幅に減少
できる。さらに、FN電流による電子の注入、引抜きを
行い、高いエネルギーを有するホットエレクトロンの注
入がなされないため、トンネル絶縁膜の劣化が少なく、
書換え回数も大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体記憶装置の一実施例を示す平面
説明図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図2の要部拡大断面図である。
【図4】本発明の半導体記憶装置の消去、書込みの方法
を説明する図で、(a)が消去法の説明図、(b)が書
込み法の説明図である。
【図5】フローティングゲートを有するメモリトランジ
スタをマトリックス状に配列したスタック型半導体記憶
装置の等価回路図である。
【図6】従来の半導体記憶装置の断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 3 ソース領域 4 ドレイン領域 4a 高濃度領域 4b 低濃度領域 5 トンネル絶縁膜 6 フローティングゲート 7 層間絶縁膜 8 コントロールゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/8247 G11C 16/04 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)半導体基板に設けられた(イ)ド
    レイン領域、(ロ)ソース領域および(ハ)該ドレイン
    領域とソース領域で挟まれたチャネル領域と、 (b)該チャネル領域上で前記半導体基板表面に順次設
    けられた(ニ)トンネル絶縁膜、(ホ)フローティング
    ゲート、(ヘ)層間絶縁膜および(ト)コントロールゲ
    ートとからなるメモリセルがマトリックス状に配列さ
    、前記半導体基板の電子をトンネリングにより前記フ
    ローティングゲートに注入することにより消去の状態と
    し、前記フローティングゲートの電子をトンネリングに
    より前記ドレイン領域に引き抜くことにより書込みの状
    態とする半導体記憶装置であって、 前記各メモリセルのドレイン領域が前記書込み時の耐圧
    が向上するように高濃度領域とその外周に設けられた低
    濃度領域の二重拡散層からなり、かつ、前記書込み時の
    トンネリングによる電子の引抜きが容易になるように
    記ドレイン領域の高濃度領域の端部が前記各メモリセル
    のフローティングゲートの下方に位置するように形成さ
    れてなる半導体記憶装置。
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